藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

#鍼灸

経口薬と選択的脊椎高位の治療による症状解釈の差異

例とし1~2指に疼痛を伴わず痺れと脱力、皮膚知覚鈍麻等が生じ、起床時憎悪、日中に軽快と言う症状を呈している場合、整形外科的思考で考察すれば、手根管症候群、前骨間神経麻痺、胸郭出口症候群、頚椎症性神経根症の類が頭に思い浮かぶと思うのですが、各々…

不登校を解決する為の手段を考える2

その解決には至っていない部分もあり記録がてら少し書いていきたいと思います。尚、最後までご覧になられても明確な解決策は得られませんが、類似症例を抱えている方が僅かでもヒントとなる部分を見つけられれば異なる視野での発展も出来たりするかもしれま…

不登校を解決する為の手段を考える

身体内部で生じる症状発症の多くは原因が存在すると思います。例えば坐骨神経痛であれば、L4~S3程度迄の何れか又は複合的に、その多くは椎間孔部での骨性インピンジに伴う神経実質の炎症や過剰牽引に伴う知覚神経異常による痛み自覚や、細胞実質の損傷も著し…

【参考症例】急性離脱症状惹起の経緯

多くの患者は自然発症性の自律神経系症状に自律神経を弄る薬物を服薬する事になる事、仮説とされる病態定義が薬物により本説に切り替えられてしまう事、更に処方期限の存在しない日本では、元々減~断薬と言う概念が医学的にも薄いこと。常用量離脱や副作用…

【参考症例】遅発性離脱症状の疑い【SNRI】

SNRI単剤の遅発性離脱症状と推定される諸症状を2例(※プライバシー保護の為に改変しています) sex f age 40 遅発性離脱症状(SNRI)の疑い 主訴 左上肢の痛み 既往 特筆事項なし 3~4年程前に左上肢全般に激痛が発症し、MRIで頚椎椎間板ヘルニア(c5~6)と…

既存病態定義と選択的脊椎高位の治療

軽重問わず自然治癒に至らぬ難治例の多くは脊椎脊髄に帰結する事を治療反応上知り、横軸損傷であれば上肢や体幹、下肢等の体性神経関与の諸症状や内臓器の自律神経関与の諸症状へ。縦軸損傷であれば脊髄近隣に存在する延髄や橋、中脳、視床、視床下部等をメ…

過形成細胞に於ける発症起因の逆説的解釈と考察

浸潤性を認めない肥大化した細胞を一般的に良性腫瘍と呼びますが、良性の場合、肥大化した腫瘍が周囲の神経や血管等を圧迫し、それに伴う症状が日常生活を脅かさない程度であれば、多くは様子見と言う形を取られ、個々の患者の心情云々は扠措き、個人的には…

(参考)臨床試験時の除外基準(HPVV)

添付は子宮頸がんワクチン、サーバリックスの「臨床試験における除外基準」の表です。他のワクチンの除外基準を詳しく知りませんので一概には言えませんが、この段階で既に打つと危険な人と言うのは振り分けられていたのでは。 (あくまで推定ですが)この中…

刺針時に関する個人的見解2

「刺針時に関する個人的見解」の続きです。前項は腰部でしたが、今回は頚部です。 理屈上は腰部と同じ事をしているとイメージすれば早いのかもしれません。頚部は肋骨突起間を探る必要がないので技術的な面で言えば腰部>頚部ですが、リスク面を含めた説明で…

向精神薬長期服薬による薬剤性ALS様症状

「人生の変転 下山日記 http://blog.goo.ne.jp/lifeischangeable」 (H28春)ブログ管理者と親交のあった方からお話を伺った限りでは、最新記事を最後に自死されている模様です。ご覧頂ければ分かる通り、長期的にデパスを服薬し続け、常用量離脱症状(又は…

縦軸の過剰伸張に伴う脊髄リスクと椎間孔部の骨性易インピンジ2

遺伝子異常等の先天性疾患や、極端な内分泌異常等も含めた場合、以下に挙げる構造的な成長過程の基軸は大きく外れ、幾つも例外や但し書きを含ませなければならなくなるが、一般的にはある程度の年齢迄の脊椎は縦軸に伸び、それに伴い脊髄の伸張も追随し、そ…

タイムラグ症例と不誠実な対応3

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1385663331524929?pnref=story https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1404870722937523?pnref=story 上述後者リンクにも記載している通りですが、改めて情報を時系列に沿ってまとめます。尚、以…

タイムラグ症例と不誠実な対応2

こちら(http://ameblo.jp/mother-teresa/entry-11954599503.html)がH26.11.20発表のもので、これが(H26.11.19)ホルモンズマター+(H28.11.8)ヨミドクター+(H28.12.17)医療ガバナンス学会の元の話になっていると推測されます。この話が1番時系列に沿っ…

タイムラグ症例と不誠実な対応

接種後のタイムラグの有無関わらず検証機関の判定は以下をご覧になっても分かる通り、「因果関係は不明」と言う、患者にとっては不遇な結果を多く経験する事になるものですが、死亡した場合、残念ながら為す術はありません。 そのような中、幸いにも生存出来…

【術者募集】【大阪市区内在住の方より治療依頼】【FMS・CFS】

大阪市区内に住む女性の方より治療依頼が入りました。現在はご家族に押されての車椅子歩行の為、移動距離が制限されている事から、当該患者さまは大阪市区内での治療をご希望されています。その為、患者さまの許可を得て今回治療可能者を募る事になりました…

H25の症例を振り返っての反省点

症状 腰下肢痛 診断名 腰椎椎間板ヘルニア 患者さまよりお写真を頂戴致しました(写真撮影はH28.12.14)。手前から下記症例の患者さまと奥さま、私です。今だからこそ笑って写真撮影したり、当時を振り返る事が出来ますが、当初は半寝たきり状態と言う深刻な…

睡眠キャンペーンのポスターを久し振りに見て/シナプスの過剰刈り込みが統合失調症の原因か/安保徹教授訃報

睡眠キャンペーンのポスターを久し振りに見て こないだ某箇所で睡眠キャンペーンのポスターを見掛けたので「未だやっているのか」と言う印象を受けたものですが、この睡眠キャンペーンに限らず、様々な試行錯誤をしながらメンタル面の改善を目的とする策とい…

昨今の周辺内外への所感

自身の持つ過去事例や現在の治療反応性から様々な考察や擦り合せができ、昇華出来る作業と言うのは私自身にとって極めて気持ちの良い時間でもある。その為、私の考え方は現場を経て、現場を通じて幾らでも変動する。1つの病状を挙げても数年前と今では異な…

薬害問題の不利な側面

公民問わず雇われとしての立場の場合に関しては分からない観点かと思うが、非雇われの立場で「法律」と言う下で全国を飛び回る事になれば、如何に「法律」と言うものが市区町村や都道府県単位で幾らでも変動すると言う事を体験する事になると思う。恐らく、…

向精神薬由来と推定される諸症状と周辺環境2

>>色んな人に言っても信用されず逆に私が精神異常者と思われてしまいました。それから周囲には避けられ続ける生活を送っています。真実なのに。。その中には私の苦しい過去を今から進もうとしている人も大勢います。 >>私の事例は特異ではなく今の社会だ…

向精神薬由来と推定される諸症状と周辺環境1

私が大学に在籍した1999年時はGSKによる「うつは心の風邪」キャンペーン真っ盛りの時期で、精神疾患(敢えて此処では疾患と呼ぶ)は薬物治療が当たり前だと私自身も認識していたのを思い出します。 精神疾患(他の凡ゆる疾患も含めですが)に関しての治療は薬…

「心因性」「思春期」「成長期」「更年期」「精神異常」と言う通説から見る医療3

もう一篇の掲載許可が下り次第、より臨床像としての整合性は高まるものと思われるが(もう一篇は「記憶を整理する大脳シナプスの運動を発見 抑制伝達物質 GABAが関与」東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター構造生理学部門、「記憶シナプ…

「心因性」「思春期」「成長期」「更年期」「精神異常」と言う通説から見る医療2

メディア的にもセンセーショナルな症例を取り扱うようになれば様々な横槍や足の引っ張りと言うのは珍しくないものです。恐らく、これはウチのような業界に限らず、何処でも起きていると思います。新商品の開発であれマスコミであれ。 誰かが何かで回復すると…

「心因性」「思春期」「成長期」「更年期」「精神異常」と言う通説から見る医療

医療・代替医療、保険・保険外治療問わず、症状に悩む患者自身の最終目標と言うのは現症状からの脱却である事には変わりない。幸いにも人間と言うのは自然治癒出来る能力を有しているものでもあるから、わざわざこのような区分けや線引きや表や裏やと言う話…

HPVV接種後に起きた有害反応に対しての症例 2

先日とは異なるHPVV接種後に起きた症状に対しての症例及び考察と今後の推移を幾つかまとめました。治療は常に不確定要素が伴う絶対論はなく、確率論で推移するものですが、悪化因子の限りない排除と、当該原因部位に対しての栄養を目的とし続けた加療を行い…

「〇〇病」でいなければならない理由はどこにあるのか

サインバルタのコピーに「うつ(鬱)は痛む」と言うのがありました。違和感を覚えた方も多いと思いますが、私は納得していました。パキシルのコピーは「うつ(鬱)は心の風邪」でしたね。これらも視点を変えれば正確な表現だと個人的には思っています。しか…

HPVV接種後に起きた有害反応に対しての症例

少しでも参考になればと思い、私が2014年2月から携わった症例を1件挙げます。 ※掲載及び内容に関しては、事前許可を得た上で掲載しています。 Sex f age14 全身の痛み 体全体がガクガクする 右上肢・右下腿のチクチク感 左鎖骨部痛 殴られるような頭痛…

刺針時に関する個人的見解

上段写真は患側となる刺針部位が床側となっていますが、これは撮影タイミングによるもので、実際の刺針時の姿勢(治療時姿位)と異なります。実際には下段の写真のような状態で刺針したものです。普段私は左手にニトリルのグローブを用いてますが、万一の出…

疾患名依存と薬物依存の弊害

全く関係ない職種の方は勿論知らない世界だと思うが、非日常性の高いアクシデントに苛まれた時の対策と言うのは知っていても損はない。但し、非日常故、誘導先で起きるリスク面が軽視されがちになるのは事実。何度も書いている事だが、何かの作用を求めれば…

精神保健指定医資格の不正取得問題

厚労省により精神保健指定医資格の不正取得問題で本日も新たに大量処分者が出るようで(※これを書いたのはH28,10,26)、それに伴い界隈は賑やかです。措置入院等の権限を持つ事にもなるため、本人の許諾なく入院させられ、薬漬けにされ、電気ショック食らわ…