藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 53 2025/1/6~2025/1/14

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既視感が強い日本の世界一ですが、後進国と呼ばれるようになった原因に、薬物とワクチンが負の影響をヒトに与え続けていると強く捉えています。近年の戦後最悪の死亡超過数とも話題は関連しますが、生き長らえても力を失わせ、混乱を引き起こしていては直結します。

 

2024年は、大麻の話題や市販薬を中心としたオーバードーズの話題が多かった印象がありましたが、承認用量でも何れ重大な問題を来しかねない、処方薬の精神作用物質の問題のスケープゴートになっているのではと思うほどでした。

 

いつか文字起こししようと思っていますが、第二次世界大戦時にアメリカ軍が日本軍を分析した文書が存在して、その内容が今もそのままの日本人の性格であり性質である事に驚きます。その為、これら一億玉砕的なグラフも当然の姿なのかもしれません。

 

※1)https://www3.nhk.or.jp/.../corona.../vaccine/world_progress/

 

 

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https://news.yahoo.co.jp/.../82a93d36c790311d1c445d766552...

 

>>母親の秀美さんも27年前にALSを発症。現在は車椅子で闘病生活を送っている。竹永先生はALS患者のなかでも僅か1割しかいない「家族性ALS」と診断されている。遺伝する確率は約2分の1。亡くなった曽祖父と祖父、そして母親と4世代にわたりALSと闘っている

 

私が初めて治療をした特発性のALSと診断された患者さんもよく唄う方だったようで、「唄い過ぎが良くなかったのかな」と言っていました。それが発症の原因かどうかは分かりませんが、先日も触れた通り、家族性、俗に言う遺伝性は遺伝子そのものを変えて進行に抑制を掛ける技術が今はあります。

 

米バイオジェンが開発した筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬で、2024年12月27日に厚生労働省の製造販売承認を取得しています。商品名は「クワルソディ®髄注100 mg」(一般名:トフェルセン)で、薬価収載等の手続きを経て2025年3月頃には使い易くなるようです。今後も引き続き経過を注視したい薬物でもあります。

 

SOD1関連)

 

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今は創傷等で外部との交通が生まれた場合、細菌の繁殖を防ぐ為にもキレイに水で流し終えた後、外部との交通を完全にシャットアウトする素材で蓋をする湿潤療法がメジャーなのか、逆に過去の傷は乾かして治す理由が知りたくなり「傷 乾かす」で検索を掛けたところ、大雑把に見た感じでは湿潤療法の情報しか流れていない現状で分からず終いですが、

 

細菌は酸素に滅法弱い為、傷は乾かして治すと謳われていた時代は(ガーゼ等のスカスカの素材も同じ)、敢えて外部との交通を許し、殺菌を目的としていたのかもしれません。その為、湿潤療法で経過を追う際も、感染の兆候が見られた場合、一旦は数日に渡って外部との交通を敢えて許して殺菌し、落ち着いたら再度湿潤療法を行うのでしょう。

 

聞きかじった話では、早期に乾かす行為は戦時中の兵士が創傷を負った際に、傷の治りが早いか遅いか、キレイかキレイじゃないかよりも、感染症の予防を優先していた事が今の今まで引っ張られてきたとも伺います。

 

そうなると、普段から外部との交通がある口の中で繁殖する歯周病(以下 細菌)に濃度の高い酸素をぶつけると早期に腫れや痛みが引くのではと調べたら、既にそのような治療法はあるみたいですが、意図的に口呼吸をして酸素を行き渡らせる方法は逆効果の場合もあるようです。

 

因みに虫歯菌は酸素を好むようなので、虫歯と歯周病のどちらも抱えている場合はどうしたら良いんだろう、或いはどっちかを犠牲にしてもらおう的な展開かもしれませんが、何れにしても歯磨きでキレイに保つのは大切のようです。補足ながら鼻腔や肛門も外部との交通がある部位なので、感染が疑われる何らかの症状がある際には、同様に酸素をぶつける手段がありました。

 

もう一度湿潤療法の話題に戻りますが、湿潤療法の根底にある考え方は何度も見習う必要があると考えています。どこか傷を作ってしまったら、消毒薬は一切使わず汚れ等は水で洗い流し、直ぐに蓋をして自然の環境に戻す、元の環境に戻す。ヒトの皮膚は外部との交通を許し続ける環境は不自然で、皮膚で蓋がされていて外部との交通は許さないのが自然な環境です。

 

勿論、傷め方次第ではこの限りでないかもしれませんが、大前提としての考え方で、受傷時に疑似的にも自然な環境を構築する事で結果的に治りも早く傷もキレイ、この考え方はどのような疾患でも重要な要素になるのではないかと常々考えています。

 

関連)

 

https://www.facebook.com/share/15euRBMXFF/?mibextid=wwXIfr

 

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https://news.yahoo.co.jp/.../e529cb58701e1d3c144de2ec6ede...

 

「思ったことを言ってはいけないのはなぜ?」の問いには、「言ったらメチャクチャになるから」が、人生経験豊富な有識者による返し方になると思います。

 

見方を変えれば有識者も気付いている通り、既にメチャクチャの世界で生きている為で、メチャクチャにならないよう偽って生きている、或いは抑制して生きているのが多くの現状と読み取れますが、忘れてはいけない事として、誰かが、或いは何処かが、誰かを、或いは何処かをメチャクチャにしている前提がなければ、このような問い自体は生まれていないという事です。

 

しかしながらこのようにヒトは建前で偽って、或いは抑制して生きている為、匿名の掲示板やSNSが活きているのかもしれませんが、では、匿名の掲示板やSNSに価値がないかと言えば、そのような事もないのかもしれません。嘘や作話、妄想、誤認、曲解でない限りは、冒頭のような思った事、本音を言える場で拾い上げた情報から、色々と考えたり考え直したりする事も出来る価値はあると思います。

 

匿名の掲示板やSNSは、嘘や作話、妄想、誤認、曲解ばかりと表現するヒトもいますが、それ以外の場面でも嘘や作話、妄想、誤認、曲解、盛られた話、尾ひれはひれが付いていく話は山程あります。その為、どっちもどっちと思うのが健全です。ただ、それが偽りで固めて満足感を高めるだけのサービス業の類なら未だしも、建前ではない事実性の高い症状と対峙する場合、事実性の高い情報を知りたいというのは本音だと思います。

 

薬物も年月を経て初めて分かる副作用があり、添付文書も度々更新されるように、就労するヒトも年月を経て副作用が分かったり増えたりする可能性は勿論ある為、初めて接するヒトの為にも、「このヒトは薬を飲ませたフリして捨てる」「このヒトは会話に嘘、作話、妄想、誤認、曲解、話を盛る」等と提示するのが親切に感じます。

 

画像の左下の投稿、

 

>>患者に痛み止め欲しいって言われたけど、面倒だったから痛み止めいれたフリしたら効いたみたい

 

偽薬の効果は侮れないので、これなら初めから、或いは早期の段階から偽薬で良いですよね(この方に関しては偽薬も何も入れず、単に声を掛けただけだと思いますが)。

 

何故初めから偽薬で良いかと言えば、本当の薬の場合、本人の自覚的に効いたか効いてないかは別として、体内に回って反応を起こしている事には変わらないので、例えば以下に引用した状態になってから偽薬を使って断薬を試みるとしても、慎重にならざるを得ないと思います。反面、初めから偽薬なら副作用も離脱症状も何もないので、突然の断薬も問題ない訳です。

 

>>父の眠剤調整の為に購入しました。デパスを服用しており、お酒も飲むため本当は眠剤はやめてもらいたいが、ないと不安感が増すようで、お酒もやめられず、、困っていました。主治医に一度相談したが、相談の仕方が悪かったのか、薬は家族が管理するもの!じゃー薬出すのやめるか?!と言われて、、ないと不安になるので、出してもらっていますが、、。それ以降相談できにくく、どーしようかと思ってました。眠剤は徐々に減らさないと離脱症状がでると聞いたので、そこでこの偽薬をみつけ試してみることにしました。薬は袋から自分で出して飲むので、少し一緒に入れて様子見です。まだ、数日ですが、本物と比べて、大きめで、気付かれてる感じもありますが、様子をみます※1)

 

切実な情景が浮かんできます。大変だと思います。過去の思い出で8年前の今日、サインバルタのグラフを取り上げていたので※2)※画像添付)折角ですから触れると、冒頭の通り偽薬の効果の高さは侮れないものです。勿論、痛み方によっては本当の薬も効かず副作用ばかり優位に曝露する話題もあるなど様々ですし※3)、個人差もあるとは思いますが、

 

諸々の身体的な負担を考えた上では、初めに偽薬を使ってそれで患者が求む効果が得られたら、それで良いのではと思っていますが、本人に前以て知らせると全く効果がないので、限定的な環境のみのヒトしか恩恵を受け難いのは残念なものです。

 

※1)https://store.shopping.yahoo.co.jp/.../placebo-plaseplus...

 

※2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02ZLdMnHKf9rB7Y1y9tmDe2R4bCzVNsaM5sSq7y6skNsgtCe9wAvtKnaTsxWQQLmztl?locale=ja_JP

 

※3)https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1614292

 

※3)の日本語

 

背景:

 

坐骨神経痛は障害をもたらしうる症候であり、薬物治療のエビデンスは限られている。プレガバリンは、一部の神経障害性疼痛に有効とされている。本研究では、プレガバリンによって坐骨神経痛の強さが減少するかどうか調べた。

 

方法:

 

坐骨神経痛がある患者を対象に、プレガバリンのランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。患者を、最長8週間プレガバリンを投与する群と、プラセボを投与する群にランダムに割り付けた。プレガバリンの開始用量は150mg/日で、その後最大600mg/日まで漸増調整した。プライマリアウトカムは、8週時点の10ポイントスケール下肢痛強度スコア(痛みなしが0点、最大の痛みが10点)とした。この強度スコアは52 週の時点でも評価した。セカンダリアウトカムは試験期間中(1年間)の障害の程度、腰痛の強さ、QOLなどとした。

 

結果:

 

209人をランダム化し、108人がプレガバリン群、101人がプラセボ群に割り付けられた。ランダム化後、プレガバリン群の2例が解析から除外された。8週時点で、非補正下肢痛強度スコアの平均は、プレガバリン群3.7、プラセボ群3.1だった(補正差平均0.5、95%信頼区間-0.2~1.2、P=0.19)。52週時点でも、プレガバリン群3.4、プラセボ群3.0と有意差はなかった(補正差平均0.3、95%信頼区間-0.5~1.0、P=0.46)。セカンダリアウトカムについても群間差は観察されなかった。有害事象はプレガバリン群で227件、プラセボ群で124件報告された(プレガバリンによるめまいが多かった)。

 

結論:

 

プラセボと比較して、8週間のプレガバリン投与は坐骨神経痛に関連する下肢痛を軽減させず、その他の評価項目にも有意な改善は観察されなかった。有害事象はプレガバリン群のほうがプラセボ群より有意に多かった

 

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健康情報は健康なヒトにしか耐えられない皮肉と危険が存在する事は何度も書いていますが、シェア内の事例も例外なく当て嵌まります。

 

動脈に血栓が出来るか、静脈に血栓が出来るかで、呼び名が変わったり、血管から剥離した場合も飛んで詰まる部位も異なりますが(例外もあります)、両者に共通する禁忌に近しい、或いは禁忌と断言されている行為は、マッサージや積極的な運動、フットポンプ、弾性ストッキング等々で圧力を掛ける行為が挙げられます。スキューバダイビングや飛行機による圧力変化が危ない理由と同じです。

 

ただ問題は、そのヒトに血栓が存在するかどうかは見ないと分からないので、分からない内は手を付けないのが無難ですが、好発部位の足は自分の手が届く部位でもある為、自分で揉む事も出来てしまいますし、知らないヒトが善意で揉んでしまう場合もありますし、それは運動を促す行為も然りです。

 

先日の能登半島地震が発生した際、避難所では間も無く弾性ストッキングが配られた事はシェア内でも触れていますが、これはあくまで予防としての対策で、既に血栓が発生しているヒトにとっては文中の通り禁忌に近しい、或いは禁忌です。有事の際は、個体差は無視してバンバン配っていく可能性もあるので、面倒でもひとりひとりが前以て知っておく必要性があるのかもしれません。善意で揉まれて血栓を飛ばされても身体的な負担は変わりませんし、後味も悪い事には変わりありません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0AkmPNb3kSACKVmMK2xzDwrMmwZZk7a7Zi61vNf8e12g3wSQobwQqHG7VcCztYe45l?locale=ja_JP

 

新型コロナが出始めて間も無く、消毒用アルコールがないと騒がれていた時期に、それを代替する酒類の原料を用いて手指消毒用アルコールとした、今では聞くと懐かしい「高濃度エタノール製品」の特例制度が2024年中頃に終えたようです※1)。

 

インフルエンザが騒がれている今、新型コロナの時のように「消毒薬がない」と騒がれないのは、供給が十分にあるのか、コロナの時に買った消毒薬が余っているのか、別にどうでも良いのかは知らないものの、2024年12月中頃より、兼一薬品工業のエタノール製品が製造設備の不具合で出荷停止が現在も続いており、在庫限りの状態です。私も幾つか見て回りましたが、公式のオンラインショップは勿論、既に受注停止の札を出しているお店も幾つかあります。

 

その事で他メーカーのエタノール製品へ移る可能性もあれば、それぞれの在庫も急速に減ると思いますし、ネット購入で家庭用の量で割と高濃度で怪しくなく、香料など不必要なものが入っていない製品となれば、兼一か健栄が価格的にも買い易く使い勝手も良いと思っています。

 

それこそ高濃度エタノール製品は特例制度が終わって製造を止めたメーカーもある為、大丈夫かとは思いますが万が一の全く手に入らない当時の絶望感や、売っていたとしても高過ぎる問題を回避する為にも、必要なヒトは今の内に購入するのも方法かもしれません。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nta.go.jp/.../kansensho/pdf/0023012-210_01.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0jhWJvTtdBxZX5vkZsyL3jp7qnweVLFsEC9rNE2j3sL9b17GCAL2txNZRLeFMpho5l?locale=ja_JP

 

>>戦争もなく神経毒にも曝露し難い現代の日本で、冒頭の通り線維筋痛症や併発する慢性疲労症候群と称される類は何によって惹起されるか

 

アゴニストでもアンタゴニストでも構いませんが、物質が中枢神経のレセプタを標的として変性を加える、ネガティブフィードバック等を起こす、前駆物質なり当該物質が神経細胞を破壊する→受傷した細胞は機能が異常となる→大雑把に表現すれば中枢神経症状を惹起する、日本で多層となる原因は市中に氾濫する薬物くらいしか思い浮かびません。

 

100歩譲って先日のニュースで北朝鮮が薬不足を起こしており、農薬を薄めたものを患者に利用しているとありましたが、日本で出回る殺虫剤や農薬の機能を見ても、標的はGABAやドパミン等の増減で対応するものも多く、それ以前にヒトへ使う向精神薬は農薬からヒトへの応用でもある為、然もありなんと思います。

 

その為、俗に言う医薬品、向精神薬や当該性格も持つ鎮痛薬に限らず、殺虫剤や農薬に曝露し続けても似た現象は起きると思いますが、それは限定的かと思います。冒頭の通り全てまとめて神経毒と表現しても良いのかもしれませんが、少し乱暴なので多少は小分けにしましたが、

 

それ以上に乱暴さを感じるのは、原因を同定しにいかず、何なら薬物由来(副作用、常用量離脱症状離脱症状等)は端から無きものとして扱い、線維筋痛症慢性疲労症候群含め、○○病、○○障害、○○症候群と傷病名ばかりを宛がい、薬物をとっかえひっかえしている現状です。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0reARtTxaFG7wRAJhk9WcbjhMm3SEQNCLGF7Cwd6t986AqProspe82o7cnvXCmyXcl?locale=ja_JP

 

腰が痛い場合、頭の先でも手の指先でも足の指先でも、何なら何処にでも深さ問わず針を刺せば何らかの結果が出る可能性を知る事が大切で、ではその結果とはどのような経緯を踏まえての結果なのかを考える必要があり、そしてそれは不必要な結果と知る必要があります。

 

それは針でなくても、もちろん痛い場所は腰でなくても構いません。ここまでの話はプラセボ(或いはそれに類似した)と呼ばれる動体変化と同等に過ぎないからです。普段から述べている、「ヒトの身体はどこを叩いても何らかの反応はするが、その反応は罹患細胞の改善による症状の変化自覚とは別問題」と同じ意味です。

 

「先生の顔を見ただけで良くなったわ」、これはプラセボです。「先生の顔を見ただけで具合いが悪くなるわ」、これはノセボです。これら生理現象の仕組み、根幹を考える事は治療を行う上で、併発する可能性の短期収束が約束されたプラセボ/ノセボか、それとも実質的な治療行為の変化、評価に耐えられる経過を示すかの線引きは行う必要があります。

 

前項のシェア内で戸田医師のブログ等を引用していた為、改めてここ最近のブログに挙げている内容を見たところ、興味深い内容がありましたので転載します。

 

>>鍼治療では意図的にツボでない部位に鍼を打った場合、有意差は出ません。つまりツボに鍼を打つことには治療効果はなく、体のどの部位に鍼を打っても鎮痛効果かがあることを意味します。だから鍼は有効なのだという考えと、鍼は無効なのだという考えの両方が出てきます。

 

こちらでも変化が見られるのは鎮痛効果、いわゆる痛みという症状程度でプラセボを示唆しています。冒頭の通り、プラセボは罹患細胞の改善による症状の変化自覚とは異なるところで推移している為、頑張っても痛み程度までしか対応は難しく、結果的に鎮痛効果を謳う事しか出来なくなります。

 

また、それは相互を濁らせると知り、当該現象が見られても、その現象、結果は排除して考えなければ、針治療はいつまでもエンタメ感を強め、間も無く耐性の付くプラセボ的な動態変化を発揮する事ばかりに頭を悩ます無駄な努力から抜けられないと考えています。

 

以下転載

 

筋筋膜性疼痛症候群に対するトリガーポイント注射に対する米国での一般的な意見

 

筋筋膜性疼痛症候群を引き起こすトリガーポイントは、プライマリケアにおいて一般的である。トリガーポイントは、骨格筋内に位置し、張った帯状の結節であり、痛みや障害を引き起こす可能性がある。臨床試験から得られたいくつかのエビデンスは、マッサージ、理学療法オステオパシーの手技療法を、侵襲性の低い第一の治療戦略として支持している。トリガーポイントは、しばしば注射で治療される。

 

無作為化試験では、トリガーポイント注射で統計的に有意な結果が得られているが、研究参加者の数が少ない、盲検化が困難、プラセボ効果の可能性がある、治療後のフォローアップがないなどの理由で結論は限定的である。トリガーポイント注射に使用される薬理学的薬剤は、他の薬剤より優れているとは証明されておらず、また、プラセボより優れていると証明された薬剤も1つもない。

 

したがって、トリガーポイント注射は、筋筋膜性疼痛が他の手段に抵抗性を示す患者にのみ行われるべきであり、家庭医はまず、より侵襲性の低い治療戦略を採用するべきである。トリガーポイント治療は、筋筋膜性疼痛患者に対する包括的、複合的、かつチームベースのアプローチの一部に過ぎない。

 

Am Fam Physician. 2023 Feb;107(2):159-164.

 

Trigger Point Management

 

Benjamin Shipton 1, Sunkesula Sagar 1, Jennifer K Mall 1

 

Abstract

 

Trigger points producing myofascial pain syndromes are common inprimary care. Located within skeletal muscle, trigger points are taut,band-like nodules capable of producing pain and disability. Some evidence fromclinical trials supports massage, physical therapy, and osteopathic manualmedicine as first-line less invasive treatment strategies. Trigger points areoften treated with injections; although randomized trials have foundstatistically significant results with trigger point injections, conclusionsare limited by low numbers of study participants, difficulty in blinding, thepotential for a placebo effect, and lack of posttreatment follow-up. No singlepharmacologic agent used in trigger point injections has been proven superiorto another, nor has any single agent been proven superior to placebo. Trigger pointinjections, therefore, should be reserved for patients whose myofascial painhas been refractory to other measures, and family physicians should firstemploy less invasive treatment strategies. Trigger point management is only onepart of a comprehensive, multimodal, and team-based approach to patients withmyofascial pain.

 

 トリガーポイント注射は鍼治療と同じで偽鍼(あるいは意図的にトリガーポイントでない部位に注射する)という対照群であることは稀です。

 

 鍼治療では意図的にツボでない部位に鍼を打った場合、有意差は出ません。つまりツボに鍼を打つことには治療効果はなく、体のどの部位に鍼を打っても鎮痛効果かがあることを意味します。だから鍼は有効なのだという考えと、鍼は無効なのだという考えの両方が出てきます。

 

 トリガーポイント注射も同様です。私が知る限り意図的にトリガーポイントではない部位に注射を打った場合と、トリガーポイントに注射を打った場合で鎮痛効果があるのかどうかを比べた研究はありません。あくまで私が知る限りですが。

 

 Am Fam Physicianという雑誌は米国における一般的な考えを記載した医学誌です。

 

転載終了

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02ah3W7gLeSEd8fvFKLk8MmAseikzRKgspufTKU8KXEBihV4qsjXctEaVbi8vyFTVAl?locale=ja_JP

 

https://biyouhifuko.com/news/column/10825/

 

直美という言葉が話題で、こっちも割とよという話をしたいところですが、一旦それは今度にして、顔を含め生体に針を刺すとどうなるかを知れば、なぜ顔に針を刺すとリフトアップしたように見えるのか、シワが伸びたように見えるのかの理屈は簡単で、「抜針まもなくから2~3日以内は浮腫みと筋緊張が起きる可能性があるから」、それ以上の答えはないと思います。

 

勿論、術者都合で良いように幾らでも表現は出来るかもしれませんし、少し調べると上記と正反対の表現をしているところもあると思います。針を刺すと浮腫みが取れて筋肉が柔らかくなると。私としては左記の現象の発生が逆に謎ですが、この理由は顔ではなく腕でイメージすると分かり易いと思います。

 

上腕二頭筋の短頭と長頭の筋腹辺りに針を刺して、その後に肘を曲げるような動作をすると、普段より軽く感じる可能性があります。それは柔らかくなったから軽いのではなく、一定の緊張が針刺し行為で起きているから、更に肘を曲げる動作→上腕二頭筋に緊張を掛ける動作が軽く楽に感じるだけの事です。

 

類似した状態で再現性を確認したい場合は、きつめのサポーターやタオルで筋肉を縛った状態で肘を曲げると軽い気がするのと同じです。それは腕に限らず首や腰、膝の上等、どこでも同じです。それ以上に並んでいる文字面を読むだけでも分かりますが、筋肉の弛緩とリフトアップは現象的に矛盾していないでしょうか。

 

また、ビフォーとアフターで写真の撮り方、照明の位置、椅子の背もたれの角度を工夫すれば、どのようにでも変化させられる怖い世界だなと思っていますが、このような話以外にも古くから問題視されている部分も多く、2018年には医療法の広告規制が改正※1)を加えている程です。

 

それはさて置き本題ですが、仮に安定的に形を変えたいのであれば、それはそれで色々とあるかもしれませんが、手術や何かを入れたり抜いたりの手段が良いとは考えています。顔に針を刺して浮腫みと筋緊張を惹起させ、「シワが伸びましたね」とは流石に言えません。「針刺し行為で短期間ですが浮腫みと筋緊張が発生しており、そのように見えるだけです。間も無く戻ります」と私は伝えるでしょう。先日、コラーゲンの話題を取り上げました※2)。

 

>>皮膚美容に効果があるとされるコラーゲンが、がん転移タンパク質の悪性化や転移を促進するという研究結果が発表された

 

>>ディスアドヘリンは、がんに特有のタンパク質で、浸潤性や転移性が高いがんほどその発現が顕著

 

>>ヒト免疫システムを移植したマウスを用いた実験で、ディスアドヘリンによるコラーゲンの分解・再配置が免疫抑制や血管新生を促し、がん細胞に適した腫瘍微小環境を形成することが確認された

 

>>PRP療法やFGF療法、或いはPRPにFGFを加えたものを打ち込んでシコりを残す事例も散見されますが

 

このような問題に触れた際、FGFのシコりもコラーゲンが凝集したものと取り上げましたが、FGF(Fibroblast Growth Factor)、或いはbFGF(basic fibroblast growth factor)の古くからの使い道は、

 

火傷や褥瘡等でお肉が窪んだ部位に対して肉芽形成を促す→早くお肉が盛り上がる事を目的とする→それを顔のシワ等、気になる部位に使って盛り上げ、気にならなくする事が出来るそうですが、シコり以前にコントロールが難しい側面もあり(思った以上に肉芽形成が激しい…等)、使い勝手の悪さが目立つ話題も多く見掛けると思います。

 

>>「PRP+bFGF」の施術を受けた女性に対して、施術前にしこりができるリスクなどについて説明しなかった※3)

 

と、その説明がなかった事が焦点に絞られた話題で、逆になぜ有名なリスクについて触れなかったのか、リスクを伝えると当該患者は受けないと思ったから触れなかったのか、それともこちらの患者に限らず、他の患者にも同じようにリスクの説明がなかったのか、今後が気になるところです。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20180524_1.pdf

 

※2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02Njf357ycsY2Z8m9E6vpjNKyBpdrKiFgP8NtXiUZX1iGqajRarP22JfVa8HdUv7Mbl?locale=ja_JP

 

※3)https://biyouhifuko.com/news/column/10825/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0R8hFuPquJc9c5pqM4amSifBVUXBXsGkuw7ZDsiikc6SMzDfGzVmNUqkg2xBLpEwwl?locale=ja_JP

 

戸田医師がブログで取り上げたNSAIDsとアセトアミノフェンに関する論文を、新しい順から60本見出し部分のみですがコピペしました。現在は189本ありますが、見出しで気になるものがあれば深堀りするのも良いかもしれません。

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https://fibro.exblog.jp/i29/

 

1)変形性膝関節症へのNSAID長期使用により、痛みは悪化しやすく人工膝関節置換術を受ける確率が増加

2)発達初期におけるアセトアミノフェン自閉症スペクトラム障害のおそらく90%以上の原

3)前向き研究によると、妊娠中(特に後期)のアセトアミノフェン暴露は幼児期の神経発達障害と関連する

4)46万人の前向き研究によりアセトアミノフェンは肝癌の危険性を増加させる

5)前向き研究:妊婦へのアセトアミノフェン投与は胎児の言語発達に悪影響

6)初期の急性痛にNSAIDsを使用すると、痛みや炎症が長引き、その解消が遅れる

7)前向き研究:妊婦へのアセトアミノフェン使用は3歳時の睡眠問題と注意問題が有意に悪い

8)前向き研究。アセトアミノフェンの常用は2型糖尿病発生の危険性を高くする

9)湿布の短期投与でも急性腎障害の危険性を増加させる

10)湿布や塗り薬の短期投与でも急性腎障害の危険性を増加させる

11)急性腰痛症にNSAIDを使用すると、急性痛には有効であるが、慢性腰痛症に移行しやすい。

12)経口抗凝固薬(OAC)にNSAIDを併用すると、出血性有害事象のリスクが上昇し,同時にOACによる脳卒中予防効果も減少する。

13)系統的総説:カロナールの乳幼児や小児への安全性を指摘する52の実験的研究が見つかったが、追跡期間の中央値はわずか48時間で、神経発達は評価されていない。

14)ヒト胎児卵巣の培養研究によるとアセトアミノフェンは胎児卵巣の発達、特に感受性が高まる10-12週でヒト胎児卵巣のステロイド生成を阻害

15)四肢骨折後、体重負荷の遅れやNSAID使用が偽関節の独立した危険因子

16)月経困難症でNSAIDを使用すると脳卒中の危険性が増える

17)妊婦がアセトアミノフェンアスパルテームを摂取すると早産を引き起こす

18)変形性膝関節症患者の機能改善において、NSAID外用薬はアセトアミノフェンよりも有効であるが、NSAID内服薬よりは有効ではない。

19)NSAID(鎮痛薬)により変形膝関節症の関節破壊が加速する

20)アセトアミノフェンは血液悪性腫瘍を増やす(系統的総説とメタ解析)

21)湿布は経口NSAIDと同程度の胃腸障害を引き起こす

22)妊婦へのアセトアミノフェン使用により子供のアトピー性皮膚炎が増加する

23)湿布は経口NSAIDと同程度の急性心筋梗塞の危険性

24)湿布は経口NSAIDと同程度の腎障害の危険性

25)非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と抗うつ薬を併用すると頭蓋内出血の危険性が増加する

26)外用NSAIDは内服NSAIDよりは安全だが、内服しないよりは危険

27)カロナール漢方薬併用で肝障害が悪化するかも

28)2歳までの小児へのアセトアミノフェン使用は自閉症の危険因子

29)セレコックスは軟部組織の修復に悪影響

30)アセトアミノフェンにより出生時体重が減り、在胎期間が短くなる。

31)NSAIDアセトアミノフェンの併用は上部消化管出血の危険性を増加させる

32)臍帯血内のアセトアミノフェン濃度とADHD自閉症との関連(前向き研究)

33)妊婦へのカロナール投与は胎児のADHDの危険性を増加させる

34)出生前の母親のアセトアミノフェン使用と子供のADHDの関連のメタ解析

35)妊娠中のカロナール投与は女性の陰毛、腋毛およびニキビ発生の年齢を約1.5-3 か月早める

36)ボルタレン脳卒中心筋梗塞、胃腸出血の危険性を増加させる

37)高血圧患者においてCOX-2 非選択的NSAIDとセレコックスには心血管イベントの頻度に差がない

38)出生前と出生後の両方でのアセトアミノフェン暴露は喘息の危険性を高める

39)出生前のアセトアミノフェン暴露と子供の神経発達(障害)の総説

40)妊娠中のアセトアミノフェン使用は子供が30か月時点での言語の遅延の危険性を高める

41)子供と成人におけるアセトアミノフェン使用と喘息の危険性の系統的総説とメタ解析

42)妊婦に対するアセトアミノフェン投与は子供の肛門性器間距離を短くする(不妊の危険性が増加)

43)NSAIDによる心筋梗塞

44)透析患者ではNSAID脳卒中を引き起こしやすい

45)妊娠中のアセトアミノフェン使用は子供の脳性麻痺の危険因子

46)妊娠中の母親の29日以上の、妊娠前の父親の29日以上のアセトアミノフェン使用によりADHDの危険性は2倍

47)NSAIDによる急性腎障害

48)高用量のアセトアミノフェンは精液の質を悪化させる

49)NSAIDは小腸粘膜障害を引き起こしやすい

50)NSAIDsは曖昧な胃腸出血の危険因子

51)NSAID潰瘍は無症状のことが多い

52)NSAIDsによる急性心筋梗塞の危険性の系統的総説とメタ解析

53)急性骨格筋損傷からの回復に対するNSAIDsの効果の系統的総説とメタ解析

54)妊娠中の鎮痛薬による停留睾丸の危険性の系統的総説とメタ解析

55)妊娠中のアセトアミノフェンは子供の喘息の危険因子:系統的総説とメタ解析

56)妊娠中のカロナール摂取は5歳時の注意機能と遂行機能障害を引き起こしやすい

57)消化性潰瘍の危険因子

58)アセトアミノフェンNSAIDの長期使用は難聴を引き起こしやすい

59)NSAIDによる胃腸障害の予防方法

60)妊娠中のNSAIDやアセトアミノフェン摂取は子供の肛門性器間距離を短くする

 

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https://news.yahoo.co.jp/.../217fb4e2686bc0cd0527d5621d74...

 

>>鉛はどんな量であっても人体に有害とされる。労働省労働安全衛生局によれば、カドミウムには発がん性があり、心臓、腎臓、腸、脳、呼吸器、生殖器に対して毒性をもつ

 

>>植物は地殻から重金属を吸収しているが、鉱業や産業廃棄物、一部の農薬や肥料によってさらに汚染された土壌で栽培された場合は高濃度の重金属を含む可能性がある

 

>>大豆やコメ、マメ類などを原料とする植物性パウダーの場合、ホエイパウダーと比べて鉛の含有量は3倍に上った。植物は地殻から重金属を吸収しているが、鉱業や産業廃棄物、一部の農薬や肥料によってさらに汚染された土壌で栽培された場合は高濃度の重金属を含む可能性がある

 

因みに薬物関係では今流行りの大麻も、土壌の鉛やカドミウム等の重金属を吸い上げやすいので、自生しているもの、自分で適当に植えたものは、重金属への高い曝露リスクもあります。日本国内でも地域差があるので、参考にするのも良いと思います。それ以前に消化や吸収速度が異常となるプロテイン商品は、ヒトにとっては不自然な現象と解釈され、特に腎臓に障害を与える因子、異常へ発展し易く、負担である事には変わりません。タンパク質に限らず全ての栄養は、普段の食事から摂りたいものです。

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https://news.goo.ne.jp/.../bizskills/president_82017.html

 

>>慢性腎臓病の患者数は増加傾向にあります。11年に国内で1330万人と報告されていた患者数が、20年には2100万人に。わずか10年足らずで700万人以上も増えて

 

増加原因の全てがプロテインではないと思いますが、コメント欄に添付した他資料を見ても、2020年に近づくに連れ、気持ち鈍化気味ですが増加傾向にありますし、個人的に2021年以降はより興味深いので、以後も引き続き注視したいところです。

 

>>人工的につくられたプロテイン食品・飲料は胃から小腸に進んで素早く吸収されるため、腎臓に急激な負荷をかけます。同じタンパク質の含有量でも、肉や魚ではなくプロテインで摂取すると腎臓によくない

 

人工的に精製された物質は砂糖等でも同様、短時間で吸収される為、身体に与える負担が大きい事から、特に常用しがちな製品は、添加物の摂取量も含めたリスクは見る必要がありますが、近年プロパガンダされるタイムパフォーマンス(タイパ)を求めた背景も後押ししていると思うものの、ヒトの身体にタイパを求めるのは、プロテインや砂糖、普段から考察を入れている薬物然り、非常に相性が悪いと考えていて、タイパを求めた結果が早死にではバランスが悪いものです。

 

より広義的な視点で見ると、1つの曝露量と曝露時間も然る事ながら、1つの負担より2つの負担、2つの負担より3つの負担と、負担の数が多くなる程、受傷(発症)リスクは上昇すると思いますし、それに伴い重症度も増すと思います。また、プロテイン摂取者は、運動や筋力トレーニングも併行している傾向もありますが、更にそれと併行して解熱鎮痛剤であるNSAIDsの使用も散見されます(例 NSAIDsを運動前に飲むと身体が痛くならないから長く運動出来るし、筋肉痛にも効くから運動後にも飲んでるの)。

 

実際、運動やトレーニングと呼ばれる行為に限らず、その先のスポーツ全般でも似た話を聞く機会はありますし、スポーツを普段からしない方でも、健康に良いと普段からプロテインを摂取し、別件でNSAIDsの類を服薬している事例もありますが、NSAIDsは薬剤性腎障害の割合で見るとトップ(次いで抗がん剤抗生物質、造影剤と続きます)で、腎動脈の収縮による血流量の減少や、重くなれば虚血的な組織変性が始まる等、深刻なものです。その為、元々腎臓に障害を抱えている場合、当該薬物は危険視されています。

 

このように、プロテインで負担を掛け、更にNSAIDsで負担を掛け、何ならコレステロールも高いからと、紅麹サプリで更に負担を掛けた等、ヒトが何かを取り込む際には、何らかの背景と理由(この場合は「健康?」)があるかもしれませんが、商品のパッケージにデカデカと書かれている良い話ばかりでもなく、ここまでの流れを見ても分かる通り、「そもそもこれ全部要るの?」の観点で見直すのも良いかもしれませんし、評価基準として「良い」「悪い」の2択で判断すると迷うのかもしれません。

 

一旦全て「悪い」として、その上で何かを取り込むとしたら、「少しでも悪くないモノ」「少しでも負担の少ないモノ」で選択するのも良く、そうすれば自ずと表面のパッケージに惑わされる事無く、「調べてから」という感覚が得られるかもしれません。先程のタイパの話題に戻りますが、ヒトは直ちに影響を自覚出来るものを好む傾向にあり、それは先程の吸収速度が異常に速いプロテインや砂糖然りですが、即時的に影響が及ぶものは大概負担が大きく、中長期的には勿論、他方面含めたリスクが上回る印象は拭い切れないものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0tXNch8hCctSbs9CKEN2f54yyEHjgf4a2JLqXTt6nttbjh5cKpenwBQauWJy3q96Rl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../78ba28c029deab1410cc84ad618b...

 

>>当時はいくつかの診療科に通っていたのですが、一番長く休む原因となったのはPTSDでした。PTSDの治療のために飲んでいた薬の影響で、一時期髪の毛が抜けてしまい、どうせ抜けるならと思い切って短くしたんです。現在は毛が抜けたりはないんですけどね※1)

 

当該記事を見た際、この渦中での雰囲気や勢いに違和感を覚えて調べたところ、上記※1)のように何らかの薬物は入っている可能性が示唆されていますが、もし現在がPTSDと診断された時に専ら投与されるSSRISNRI等の抗うつ薬による躁的な状態でなければ良いなと思いました。

 

また、中居正広氏も薬物疑惑はありますが、世の中は薬物使用者によって誰かが壊され、壊された誰かも薬物使用者になる極めて悪い循環は、学校や勤務先、老若男女問わず古くから何処でも見受けられます。このような悪い循環を断ち切るには、ひとりひとりが薬物の性格と、薬物を取り巻く状況を知る事でしか解決出来ないのかもしれません。

 

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../d683671e651498ac23c95f8d810d...

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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再考をする 52 2024/12/25~2025/1/5

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https://news.yahoo.co.jp/pickup/6523855

 

献体の前で写真を撮った投稿が炎上していますが、それに対する意見は他の方に任せて、それ以前に何らかの形で解剖体を集める必要があります。先ずは解剖医のジョンハンターが思い浮かびます。現代では考えられない手段で新鮮な死体(fresh cadaver)集めに注力し続けた事は有名です。

 

>>解剖体を確保することは、解剖教室の運営や彼自身の研究に欠かせなかったため、さまざまな形の調達方法を開発した。死刑因が死刑執行された後の遺体を奪い、一般市民に死者が出ると葬儀屋を買収して棺の中身を確保し、墓荒らしに依頼して新鮮な遺体を盗んだ。彼の調達法は教え子によりアメリカにも「輸出」され、ニューヨークでは1788年に解剖医に対する抗議の暴動がおこるほどのインパクトを与えた※1)

 

今回の本題は冒頭の通りそれではなく、当該美容外科医は瀉血とカッピング(正確には身体をメス等で少し切ってカッピングで負圧を掛け、血液を外に吸い上げる手段だと思います)を好むようですが、ジョンハンターは四体液説学を否定する為、当時流行していた梅毒に自ら感染(正確には淋病と梅毒)し、瀉血を行い治らなかった事を理由に当該学説を否定した事でも知られています。

 

現在では極めて限定的な病状でのみ、且つ対処療法的なカテゴリで有効性が認められる瀉血ですが、それ以外の場面で用いるのは四体液説を肯定しての事かどうなのかは分かりませんが、ここから学ぶ事は歴史のある行為が現在も続いているからと、歴史があるから良い、或いはその逆の新しいから良いという考え自体が既に危うい思考である事を学びますし、他人の考えに任せず自分で考える力を持つ必要性を感じます。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.dent.nihon-u.ac.jp/.../%E7%9B%AE%E9%8C%B2.pdf

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02Q9gEUSYGdfUEThLYQepLoknUkPjnMuPKk1ty7aV5Ugo9VoivLYreLY45C3zyc4gal?locale=ja_JP

 

>>我が家の娘は統合失調症の診断をうけ、抗精神病薬の服薬が始まりました。

 

>>不登校から始まった強めの反抗期のような状態はなくなったものの、その顔からは表情が消え、小刻み歩行に緩慢な動作、娘は半開きの口からぼんやりとつぶやく

 

>>「好奇心がなくなった。人の話がわからなくなった・・・」

 

>>何が起こっているか、まるで理解できない私。そんな娘の変化に主治医は満足そうに微笑む「やっと、薬が効いてきたようですね。そう思いませんか?お母さん」

 

>>・・・鳥肌が立った。これが治療の成果なのだろうか。私には悪化しているようにしか見えなかったのです。それについても主治医は言葉を付け加えました。

 

>>「今は良いお薬が出ていますが、病気の進行の早さについていけなかった。娘さんは薬の効きにくいタイプ。もう少し量が必要」

 

傍から見ていれば相変わらず迷惑な薬物ですが、この問題は行っている側に悪気がない点です。その為、こちらのお母さんのように疑問に思うと間柄が剥離する構図が生まれます。

 

また、このようにパーキンソニズムが惹起された状態だとしても、こちらのお母さんとは正反対の感想を持つお母さんもいると思います。「子どもが暴れなくなり、学校にも毎日通い、大人しく机に座っています。私の言う事もよく聞くようになりました」等など。この時点から解釈の違いは見られますし、そこから先のアレコレはより枝分かれした解釈になりますが、看板に「治療」とあると、ヒトはおかしなバイアスが掛かってしまうのかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02ynpofJdkt91RXTnB51HkZBCzkrnqpAxGz6tCxwxWUWDERXvvZpiQ959axu4gK2m5l?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../a5be6c95a2476576c27d11703ab4...

 

>>調べに対し「確かにその行為をしました」と容疑を認める一方、動機については明確に語っていない

 

「確かにその行為をしました」の表現内容、そのような答え方となった背景を考える必要があります。平原政徳容疑者にとっての殺害行為は、朝になったら起きて、トイレに行って、ご飯を食べて、シャワーを浴びて、人間を刺して、帰りに買い物をして、ご飯を食べて、寝る、これら諸々の行為と価値基準は変わらないと考えています。

 

その為、「朝になったら起きたか?」と問われれば「確かにその行為をしました」と答えると思いますし、「シャワーを浴びたか?」と問われれば「確かにその行為をしました」と答えると思います。結果、殺害行為も「確かにその行為をしました」という答え方にしかならないはずです。

 

ひとつひとつの物事の基準がとんでもなく平坦、或いは良い悪いの境界が存在しない為、ひとつひとつの行為そのものが良いとも悪いとも分からない感覚に近いのかもしれません。このような状態がいつからか、また、何がキッカケかを読む必要があります。多くの方は朝になったら起きて、トイレに行って、ご飯を食べて、シャワーを浴びて、買い物をして、ご飯を食べて、寝る、これらの行為に特筆すべき動機は存在するでしょうか。恐らく多くは動機が存在しないと思います。

 

多くは「トイレに行ったか?」と問われれば、「確かにその行為をしました」と答えると思います。むしろ「何を聞いてるの?」「何でそんな事を聞くの?」と思うかもしれません。このように平原政徳容疑者にとっての人間を殺す行為とは、動機も反省も存在しないトイレに行くのと同じレベルと考えています。

 

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/9088477981243387?locale=ja_JP

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0jysy5PwuVeB5W3ohSXQB696NcCBEyy3hCvZi6BNivh5gBRhZcK2TyoQA6txpW6oYl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/63bfe94665cc2577e8193a1d6c5c9a08db0b08a8

 

>>電話ではいつもどおり穏やかな感じなのですが途中激昂することもあり

 

>>極度の被害妄想、強迫性障害にある

 

「ストレス発散の為に~」で取り込む行為の諸々は、現状のストレスより更に強いストレスを心身に加える事で発散された感覚を錯覚させているに過ぎないと考えられます。その為、「ストレス発散の為に~」の「発散」という解釈がそもそも間違いです。勿論、この「発散」は「解消」「軽減」「改善」等々、どのような表現に置換しても同じです。

 

市中に氾濫するサービスの大概は、快か不快かで言えば快に感情が偏るよう設計されています。アルコールも薬物も単糖類も接客態度も一般的にはヒトを不快にさせず、急速な快へ導きます。また、急速であるほど喜ばれる印象を持ちます。では、快という感情は脳にとってストレスではないかと言えばストレスと捉えます。快も不快もヒトにとっては異常反応と表現するのも分かり易いかもしれません。

 

別例を挙げます。イスに座っているヒトが「これはイスでありイスに座っている」と教育を受けた人間は、「イスに座っている」と解釈しますが、ヒトの脳は臀部を攻撃されている、圧迫されていると解釈するようです。イスをイスと教育を受けていないヒトが座っても、脳は同様の反応を持ちます。

 

注目は「イスである」と教育を受けた人間が今の状況をどのように解釈するかではなく、ヒトの脳がどのように解釈するかです。そうなるとストレスを軽減する手段は、より負担の少ないイスに座って臀部への攻撃を減らすか、一層の分散を図る為、イスに座らず横になる手段が望ましいと解釈出来ます。何なら横になる手段すら重力や自重その他で一定量の負担は掛かる為、無重力の空間が望ましいと解釈出来ます。

 

しかしながら簡単に宇宙に行く事は出来ない為、妥協線を何本も引きながら生活を送る訳ですが、話しは戻し根本的な前提として人間がどう思うかではなくヒトの脳がどのように解釈するかを考える事が大切で、如何なる環境も快や不快の情動、或いは教育で培った快や不快、周囲に合わせた偽りの快や不快の演技は勿論、それらは関係なくストレスとして脳は受け取る前提で何れのベクトルも異常反応と捉えたヒトの脳は自律的に戻そうと機能します。その機能を壊すのが冒頭の 

 

>>「ストレス発散の為に~」で取り込む行為の諸々

 

となります。それには物質、非物質と様々存在し、直接的に影響を与える前者が強い負荷を掛けると推測しますが、現状のストレスを誤魔化す為に更に強いストレスへの曝露が将来的な自律性を壊す契機になるのであれば、現状のストレスよりも更に弱いストレス下に自身を置く事が安全と考えられます。

 

また、ストレスの曝露で壊れた自律性は閾値が急降下する為、突発的に激高する地雷ポイントが分からなくなり、且つ地雷は増え、簡単に爆発するでしょう。言葉を借りれば被害妄想、強迫的な観念にも囚われ、目立った猟奇的な事件や事故以外にも、カスハラやパワハラなどの混乱も当然のように招きます。

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/9082087518549100?locale=ja_JP

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02r4r81NYqkME1pfDD9keXJncj82yGg2tgZMJHtczz4W2gvcjUu3D4G76beSSpuUhfl?locale=ja_JP

 

GABAAレセプタを例に挙げても、当該神経伝達物質はアルコールやベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系、左記の性格を側面に持つ鎮痛剤等々が増強する役割を持ちますが、仮にベンゾの摂取量が減少しても、反比例してアルコールの摂取量が増加していれば本意ではないと思いますし、アルコールの減量と併行してベンゾが増量する関係性でも同じです。

 

また、アルコールとベンゾジアゼピン系の摂取が過去から併行しているような、複数の精神作用物質で同一レセプタを標的としている状況では、それぞれ単体のみでの摂取歴と比較すれば、何れの減量時も離脱症状の惹起確率の高低や重症度の軽重に色濃く反映される印象は変わらず、慎重度を高める必要があります。

 

シェア内にもリスク因子と回避策は幾つか挙げていますが、前項を踏まえると物質/非物質問わず、全体のストレス量を落とす必要性が見えてきます。具体例を幾つか挙げると、ベンゾを減らす代わりにアルコールを新たに入れる、或いは以前より増やす、SSRISNRIを入れる(もちろん他の向精神薬も)、コーヒーや飴、ガムを入れる、甘い飲食物を入れる等々は、物質に頼った圧倒的なストレスに曝露し続ける印象があります。

 

離脱症状と呼称される中枢神経の障害との対峙は勿論、異なる物質に置換を求めたあまり、糖質過多の継続か、精神ストレスの継続かが契機で糖尿病になる等、2次的な病気も誘発するリスクもありますし、免疫の抑制により細菌やウイルス感染時の重篤化リスクも当然あります。

 

それでなくとも非物質のストレスとは不可抗力的に対峙し続けている為、それ以上に物質でストレスを掛ける必要性もないと感じていますし、ストレスを掛けるほど更に物質を欲する状態に陥り易いと思うので、その波は日内日差問わず自ら作らないほうが良いと感じます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid04YusWGbqs6VEdEvUYFU3JZ67q7tBgPS7mpWws18D9cgXXwfDUnNtDQmr2zeNiTWKl?locale=ja_JP

 

>>箱根駅伝を往復ボーっと観る人は危ない※1)

 

>>約1万人の高齢者を3年半追跡し、肺炎球菌ワクチンを接種していた高齢者では認知症が23%少なかったことを明らかにしました。 その一方で、インフルエンザワクチン接種では、接種した人と接種していなかった人の間で認知症発症に差は認められませんでした※2)

 

シェアをした標題を見た時、真っ先に思い出したのが上記のワクチン接種と認知症との関係性の話題です。確かにテレビの垂れ流しも危ないかもしれませんが、自分に都合の良い情報ばかりを集められるネットもまた危ないもので、ネットのおかげで動きを速められた事例もあれば、逆に動きを悪くした事例も多く存在していると思います。

 

話しは戻し、この共通点が何処にあるかと言えば、箱根駅伝を往復ボーっと観る人は危ないとありますが、既に危ない人がボーっと観ているに過ぎず、肺炎球菌ワクチンという割とアンテナを立てて自発性を要するワクチンを接種する人は、日々意識が清明である、と読んでいます。

 

既に危ない人、または意識が清明な人は、テレビの見方以外の場面や、アンテナの立て方を観察する事で見えてきますが、結局はその差に過ぎず、認知に問題を来たす強大な原因はそれ以前に存在すると考えています。

 

※1)https://trilltrill.jp/articles/3951854

 

※2)https://www.jages.net/library/pressrelease/...

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02sJpKqhHDho3o3LBZt6k5UYhvKgxH6VkHmRb8qJgxJCCyxbG9bi83yTnHLW9BCkMSl?locale=ja_JP

 

「私たちの人生は、私たちの思考が作りあげるものでしかない。空中に投げられた石にとって、落ちるのが悪いことではないし、昇っていくのが良いことでもない。 それは不運ではない。むしろ、それに気高く耐えることが幸運である。」

 

マルクス・アウレリウスの自省録から「空中に投げられた石」です。こちらを前置きしてシェア内の冒頭を引用しながら以下に続けていきます。

 

>>精神症状の惹起を無益と捉えず、有益なものと捉える事が出来ないかと常日頃考えています。人は重篤な症状を抱えた場合、事態から逃避する為、精神症状を併発する傾向があります。主に不安や焦燥、恐怖、強迫、解離辺りでしょう。時に患者本人のみならず、患者を想うあまり、最も近しい家族も発症し、悪循環は生まれ続け

 

中枢神経機能は自力制御が困難で、仮に自力制御が出来たらヒトは直ぐに死にます。不随意的に機能しているからこそ、心臓を止めたいと思っても止まらず、寒ければ身を震わせ熱を生み、暑ければ汗をかいて熱を逃がします。勿論、その他の自律的な機能も全て同じです。それを制御出来るかのように治療者側となる第三者が「調整する」「整える」と表現するのは完全な誤りで、少なくとも私は私からこのような表現をした事は一切ないと思います。

 

このようにヒトは生きているのではなく生まれ以た時から自身の機能によって生かされています。それらを踏まえた上で、先程、中枢神経機能は自力制御が困難と書きました。この状況はまるで空中に投げられた石と同じで、既にどっちに向かおうがどうしようもない状態です。その為、その後の石が落ちても昇ってもどうしようもありません。どうしようもないと書くと後ろ向きな所感を持たれがちですが、どうしようもないとは前向きでも後ろ向きでもありません。

 

さて、昇るとは中枢神経機能であればどのような状態か、或いは落ちるとは中枢神経機能であればどのような状態かと問われれば、恐らく昇る事が良い方向、落ちる事は悪い方向と想像するかもしれません。これも人間の思考が勝手に作りあげた解釈です。では、良い方向とは何か、悪い方向とは何かを考えるにあたって、それは自分自身にとっての軸を持つ必要があり、他人の軸を基準にしては危ない事を歴史が教えてくれます。

 

他人の評価軸を基準にする為、その他人は自分や子供や犬猫を薬物で眠らせ、何ならその他人も薬物で眠る。実際にこれらの行為はアヘンかアルコール程度しか存在しない時代から見られますが、延長線上である今日もその時の反省があったかと言えば全くなく、人間は同じ事を繰り返しています。その発生の契機が家族か学校か職場かは問わずです。

 

この現象は何処に問題があるかと言えば、空中を飛び回るどうしようもない中枢神経機能を他人が疎ましい、鬱陶しいと考えた側、薬物を投じた側に問題が存在しています。薬物はポンと置かれている限りは何も起きませんが、その薬物を投げた人間も制御不能な中枢神経機能を持ち、それで感じた疎ましい、鬱陶しいという感情も中枢神経機能に依るものです。

 

これらも踏まえ冒頭に戻りますが、そもそも症状と呼称する現象を不思議と思うのであれば、不思議の反対の現象に対しての定義が必要になります。さて、反対の定義は出るでしょうか。嚙み砕くと、痛いを不思議と思った場合、痛くないを不思議ではないと仮定します。

 

では、どちらがヒトの生存に不必要で必要かと考えれば、痛いが必要で、不思議と思ってはいけない現象になります。必要な現象を不必要とし、不思議ではないものを不思議としたのは、人間の思考が作りあげたものでしかないと知ります。近年であれば人間の思考が作りあげた疾患喧伝と表現しても良いかもしれません。

 

必要な事象を不必要と掲げ、不必要な事柄を必要と掲げ、不思議ではない現象を不思議とした不自然な諸々全ては、人間の思考で作りあげた脆弱さでヒトを壊し、また、不必要なものや不自然なものは、どれだけこねくり回しても不必要であり不自然さは残るものと知ります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid029xTHW9Bjd1wYtT5zwtRNYLdDGBUBpPsbYYRG66pw36gp7Y4YftDDdDo1actXGwsrl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/25ae7aaed5de58d32785f8c661cf85621e3c57e8

>>79歳の患者の女性は、腰痛があったものの、十分に歩くことができた2020年1月、 赤穂市民病院で松井被告に、腰骨の変形で神経が圧迫され、脚が動きにくくなる「脊柱管狭窄症」と診断された※1)

術前の患者が自動車に乗り込む迄の動作を見る限り、杖は突いているものの動きは悪くない印象を持ちましたが、どこか痛くて写真を撮ったら「そうだった」だけで、その「そうだった」が腰痛を自覚するタイミングで惹起されたと到底考え難いのは、骨性の変性の多くは交通事故等による突発的なものを除けば経年による緩徐な変性の為です。

大雑把に書けば、腰に痛みを感じた日が脊柱管狭窄症の誕生日ではない訳です。その為、椎間孔や脊柱管の狭窄、滑りや分離、椎間板ヘルニア、椎間板や椎体の摩耗や圧壊、骨棘形成、後縦靭帯の骨化や黄色靱帯の肥厚その他諸々が写真で認められても無症候事例は有触れていますし、写真で異常が認められなくても上記の診断名と同様の症状が惹起する事例も有触れています。

見方を変えれば当該骨性変性が現症と直接的な因果関係を結ぶ事自体が端から難しく、そこに手術という選択肢があれば、消去法的に、或いは治療診断的に行われる場合もあると思います。その上で無効例も当然あり、逆に増悪したり、或いは痛みは取れても痺れや知覚鈍麻は残存したり、固定術から数年後の隣接椎間障害やボルトやプレートの脱落に至る迄、理由や原因を考える必要があるものの、これらは腰部に限らず頸部でも起こり得ます。

話は戻し、こちらの患者は極端に日常生活に困っていない状態にも関わらず、写真を撮ったところ腰部の脊柱管に狭窄があり、現症は狭窄が原因と告げられ、手術をしたら楽になりますよ、何なら追々固定術もしますよと話をされていたようで※2)、結果的に医療事故に遭遇したようです。

流れは逆になりましたが、個人的に知りたかった部分がどのような術式で事故が起きたかです。「片側性の椎間孔拡大術では両下肢に麻痺を残す事故なんて起き難いよね、いきなり固定術をするとは思い難いし、でも事故とは想定外の事が起きるから事故なんだけど…」と思ったのが始まりで、調べたところ上述の諸々が分かってきた部分もありましたが、

>>〇〇医師(過失医)より『腰部脊柱管狭窄症であること』『早急に腰椎後方除圧術を受けた方が良い』『腰椎後方除圧術の後、投薬(フォルテオ)で骨を強くしてから数ヶ月後に固定術を受けた方が良い』等の説明を受けました※3)

このように後方除圧術で、椎弓や関節突起等の骨や靱帯を開いて除圧を試みる術式になるのですが、その時に露出した硬膜をドリルで破り、奥の馬尾性に展開する足に伸びる神経達を巻き込んで損傷した結果、両下肢の異常や膀胱直腸障害へ発展したようです※動画)。

ソースを失念しましたが(見つかり次第挙げます)、術後、両下肢の麻痺や膀胱直腸障害の他、強い痛みも※動画)あるようで、その痛みに対し「がん患者にも使う強い鎮痛剤を使っても効かない」ともあり、恐らくオピオイド、現症も加味すればトラマドール塩酸塩、先発品の商品名ではトラムセットの類かと思いますが、現症の負担は勿論、薬物による負担等、輪を掛けて問題が大きくなっている事が分かります。

※追記)2021年10月 >>ひとつはリボトリール。投与量増やしたからといって必ず良くなるか全くわからないです。試してみてどうだってことで。ベースにトラムセットを4錠、それと、ミロガバリンというリリカの後発のやつで、リリカよりも更に良いというやつでタリージェ。何とかガバリン系というやつですね。ミロガバリンとかそういうやつ。それがベースです。それでも痛い。そこでそういう時にはアセリオ1000mg、あるいはソセゴンの1アンプルを筋肉注射※4)

※補足)「脳外科医 竹田くん」の元になる人物と示唆されていますが、今回の事故と類似したお話が以下のURL、「【第40話】74歳女性」から「【第45話】歩けなくなった福永さん」迄です。 

https://dr-takeda.hatenablog.com/entry/2023/02/23/%E3%80%90%E7%AC%AC%EF%BC%94%EF%BC%90%E8%A9%B1%E3%80%91%EF%BC%97%EF%BC%94%E6%AD%B3%E5%A5%B3%E6%80%A7

※1)https://www.fnn.jp/articles/-/808310?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink

※2)https://ameblo.jp/iryoukago/entry-12778807874.html

※3)https://ameblo.jp/iryoukago/entry-12776322311.html

※4)https://ameblo.jp/iryoukago/entry-12847945043.html

※動画)https://www.youtube.com/watch?v=cdMyzeMYlns 3:00前後

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02iLsKBGGRR3gkrsqn6bh2cKa7wTBt9bxai4xVyjboah5vQFMRC9mhYPqwSCqzP1g8l?locale=ja_JP

 

コロナワクチンの接種開始以降、帯状疱疹や溶連菌を代表とする常在菌の感染症による重篤例、インフルエンザ、ただの風邪(ただの風邪って何?)等、免疫抑制時に目立つ病状も頻繁に取り上げられ、当該ワクチンとの関連性の議論は今も対立しています。過去の事例を踏まえても、個人的には延々対立すると推測しますが、接種後に具合いが悪くなった事には変わらないので、認める認めないは別にして、何とかする必要があります。

シェア内のHPVV接種後の >>口唇ヘルペス >>顔面部や肩頚部に異常な量のニキビ 他、接種後に帯状疱疹を疑う等、類似する症例は当時から見られますが、HPVVはコロナワクチンと比較すると圧倒的に違うのは接種者の母数、偏った年代と性別です。その為、報告数も数値のみで比較すれば少ないですが、少ないから軽視するものではありませんし、少ないから関連性はないとするものでもありません。

両ワクチンに共通する現象は、体内に異物が入ったと認識した生理反応で炎症が惹起され続ける事が契機でリソースが持っていかれ、免疫の抑制が始まり生体の防御反応が乏しくなり、普段なら問題にならないウイルスや細菌による感染症重篤化や、普段は後根神経節に潜むだけの過去に罹患したヘルペスウイルスが暴走して帯状疱疹と呼ばれる状態に陥ります。

ただ、この問題はワクチン特有の事象ではなく免疫能低下で惹起される為、例えば近年の報道の仕方としては、コロナ禍で家に篭りがちだった為、体力が落ちて云々と流れていたのは目にした事があると思います。このようにこれらの問題はワクチンによる特異的な反応ではなく、何かのイベントが前以て存在しての2次的な誘発の為、冒頭の通り認める認めないの問題が延々続きます。

HPVVが積極的に接種されていた時代は少し前なので記憶に乏しければ、コロナワクチンの接種が始まって間も無くから、サイトカインストームと呼ばれる現象が起きているとメディアが発表していたと思います。これはHPVVでも起きていました。当該現象は派手なものですが、そこまで酷い状態に陥らずとも、地味に地味に脳細胞、中枢神経に非日常的な炎症の継続で細胞にダメージが入っていく事象、或いは鎮火してもその時に傷んだ細胞は傷んだままの為、症状が継続し続ける事例はあるものです。

その為、当該病期に入るとNSAIDsやステロイド薬、TNFα阻害薬等々の火消し薬も無効で、結果的に向精神薬や中枢神経に反応を及ぼす鎮痛薬の類が列挙して弊害は大きくなり、更に

>>ワクチン由来と示唆される患者群が過去の受療機関か現受療機関かは扠措き、「ワクチン接種背景有り+(接種後の期間関係無く症状を発した)身体疼痛や自律神経症状」を抱える患者群及び、ワクチン由来との関係問わず向精神薬を服薬している患者群に対し、「これは○○病(精神病や自律神経失調症等が入る)ではなくワクチン由来だから」で、向精神薬の一気断薬を行っている傾向がある

副反応を診る病院が幾つか出来上がったものの、皮切りとなった大学で上述の対応を喰らう等、このやりとりは今のコロナワクチン接種後でも同様な印象を持ちます。これらの薬物達はワクチン接種後の具合いの悪さの時にだけ登場するものではなく、前項の術後後遺症のような状態でも投与されたり、日常的に惹起される症状群にも投与される等、2010年頃から特に目立ちます。それまでの性格とは全く異なる薬物が現在は蔓延しており、過去の薬物達と同じ流れで飲んだり止めたり貼ったり剥がしたりの繰り返しが、中枢神経に脅威となるリスクがあります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02P2hccyEGoudfRsegrvKczeHazJ8EQmVTCe9JCxg3Dk14bJgHW1KMQbB4ze8P6Bksl?locale=ja_JP

 

シェア内の出来事は2014年か2015年頃です。当時の針刺し行為で惹起される生体反応と対病態(=当該病態に陥る罹患細胞の状態と針刺し行為で惹起される生体反応と回復の関係性)は、2015年に勉強会をしようと類似したものがあるので以下に転載します。見直してみると現在と異なる点として、神経細胞に栄養を与える因子の観点、当該栄養因子が生合成される部位へのアプローチの観点が抜け落ちています。それらも踏まえて、

 

1)不必要な部位への刺針を当時は示唆している

 

2)針刺し行為で惹起される生体反応を活かしきれていない

 

3)神経細胞の栄養因子が生合成される部位に対する観点がない

 

隅々まで反省点を挙げると膨大になりますが、大きな反省として上記3つが挙げられます。パッと誰かに聞かれた時に便宜的に説明するには分かり易いかもしれませんが、点数を付けるとしたら以下の内容はゼロ点です。

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2015年

 

主題 

 

整形外科領域に於ける腰下肢痛患者と針治療

 

目的 

 

整形外科領域患者の多くは、自己の症状を比較的把握しながらも、医療・代替医療機関の受療に対して消極的な現状がある。幾つかの理由として、既に一般的な医療機関が標榜する治療内容を患者が把握している事、及び、治療効果が芳しくない旨を把握している事が理由として挙げられる。

 

一般的な保存的治療として外用薬、内服薬、各種ブロック他、牽引や電気療法、マッサージ等の他、一部医療機関では針治療を取り入れている箇所も存在するが、リスクや治療時間を重視している為、患部に直接的に侵襲出来る程のアプローチが乏しいと判断されると共に、患者1人辺りに対して使用出来る時間が少なく、患部及び当該患部の栄養支配領域に至るまでの処置が難しい側面がある。

 

開業鍼灸師のメリットは、上記短所を全て網羅出来る点が挙げられ、日常生活を脅かす腰下肢領域の諸症状に関しては、早期にでも症状を改善したい患者ニーズの柱になる事が可能である。他の治療手段よりも圧倒的な効果の差を叩き出し続ける事が受療動機に繋がり、鍼灸業界の発展に寄与出来るものと思われる。積極的治療姿勢を見せる患者の期待に応えられる針師を目指す勉強会。

 

概要

 

明白な外傷性要素や内臓疾患を伴わない筋骨格系様疾患に関しても、症状の寛解増悪因子より損傷筋群の推定は可能であり、且つ、損傷筋群名を当該患者に対して告げる事は治療内容の明確性が生じる為に重要な事項であり治療指針にはなるが、更に治療内容に発展性を求めていくのが今件の課題である。先行的に、筋肉は筋肉に栄養供給をしていない事を念頭に置く。

 

とかく私達は筋肉に対して目を向けがちではあるが、それは所見及び患者伝達時に於ける価値しかない事を知る。無論、発症形成に至った当該患部への処置により、血流量の増加は求められ、一時的な症状改善を患者は自覚する事になるかもしれないが、損傷部位の発症に至る理由は当該患部には存在しないという事も知らなければならない。

 

器質的異常が直接的な症状を惹起するか否かの因果関係に関してはここでは触れないが、各種腰椎変性疾患としての所見に至るまでの理由も同様であり、椎間板が突出(脱出)や摩耗、椎間関節や棘突起の摩耗、種々靭帯の肥厚や場合によっては骨棘の形成に至るまでも、更に神経根、馬尾、椎間孔由来等々の諸症状に発展するまでも、同様に即時形成によるものではなく累積結果にしか過ぎない。

 

故に、発痛部位はともかく、発痛由来を解除しなければ長期効果は求められず、症状の段階的収束にも至りにくいと思われる。当該患部に対して脆弱性を生じる(生じ続ける)部位が把握出来れば、患者に対して日常的に回避姿勢を促す事ができ、治癒速度の向上に寄与出来る。

 

刺針行為で生じる理屈は刺傷を起点とする動脈血の強制流入にて、患者保持の恒常性による刺傷再生時の経時変化の利用であると推定され、この事で、各種損傷部位の低酸素解除、炎症拡散による疼痛除去、柔軟性保持、柔軟性確保、柔軟性惹起、柔軟性維持、神経損傷の回復(部位問わず、観血的治療が必要でないと判断された程度のneurapraxia)、椎体付近(神経根・馬尾・椎間孔・後根神経節)の炎症拡散、及び低酸素解除による神経症状の改善が見込まれる。

 

針の作用は広く、簡便に行える手段である故、患部近接部位及び当該患部栄養支配領域の処置に至るまでも比較的短時間で可能である。尚、発症中の一般患者を募る理由は、発症初期及び特定刺針箇所に於ける特異的に賦活化された部位反応を共有する為である。

 

※「経絡経穴」「MPS」「TrP」「アナトミートレイン」「運動連鎖」「交差症候群」等の理論解釈は含まれません。患部近接部位及び当該患部栄養支配領域の血流動態異常により派生し惹起された諸症状と捉えての理論展開の為、あくまで脈管理論で進行する解剖学が基礎理論になります。目新しい単語は飛び交いませんので予習の必要はありません。

 

勉強会内容

 

A)症状発症初期の神経症状惹起患部箇所の特定手段の検討

B)症状発症後期の神経症状惹起患部箇所の特定手段の検討

C)腰椎及び仙椎の神経由来症状惹起箇所の栄養供給箇所の検討

D)腰椎及び仙椎の神経由来症状惹起箇所の栄養供給箇所の維持及び確保の検討

E)神経根及び後根神経節周囲の状態を、刺針を通して把握すると共に、症状消滅理由の検討

F)腰下肢痛発症患者に対しての日常生活時に於ける注意事項と禁止事項をC)及びDを踏まえ検討

G)各種腰椎変性疾患に於ける摩擦・張力・牽引力による症状寛解と増悪理由の検討

H)画像所見が乏しいにも関わらず、腰椎変性疾患と同様の症状を発症する理由を検討

I)A)~H)を包括出来る治療内容と治療展開の検討

J)筋細胞、神経細胞及び脈管を自動及び他動する事による不確定要素の検討

K)累積治療によるVAS変化の検討

 

「勉強会にあたって」

 

痛みや痺れ、感覚鈍麻、脱力等々の発症理由は諸先生方で見立ては異なるかもしれませんが、今回の勉強会に関しては、身体観を統一して頂きたく思います。私は、下肢症状(痛み、痺れなど)の発症理由は神経根や後根神経節、及び、デルマトームに則していない広範な下肢症状に関しては多根(一般的なL4/L5、L5/Sだけでなく、L2/L3、L3/L4とか)の神経根や後根神経節症状と捉えており、比較的現代医学的考察に準じているものの、一般的な種々腰椎変性疾患が直接的に症状を引き起こしているとは考えておりません。しかし、器質的異常が引き起こす腰椎の不安定性は考慮した上で治療を進めています。

 

臨床上での私見では、腰下肢症状に限らず、針治療を行う事によっての患者の改善自覚を追跡する限り、筋肉症状⇒自律神経症状⇒神経症状の順にタイムラグが生じているように見受けられる。神経症状を発症している場合、神経機能の回復の改善自覚が得られるまでは、推定上の話しではあるものの、筋細胞が弛緩し、周囲の血流量の増加が伴ってから神経機能の回復が得られる事になる為、

 

1)針治療はあくまで筋肉細胞への処置となり、神経実質や血管実質に刺針した事によって効果を示す事はない。筋肉実質への刺入で弛緩した事により、内部走行、及び直下を走行している神経及び血管の疎通が改善され、当該刺針箇所の血流量増加、及び走行下抹消、中枢部の機能改善が見込まれる。

 

2)整形領域の症状発生要因、及び追随する自律神経症状群は、患者個々の身体適応能力を超過し続けた事による、筋肉の低酸素状態持続による筋萎縮に伴い、内部走行の血管や神経が絞扼される事より始まると推定される。故に症状が重度である場合、絞扼及び圧迫度合が高度であれば、刺針の感覚も鈍麻となるが、治療継続により弛緩傾向となるに従い、刺針感覚も敏感になり、場合によっては当初と同様の針を使用していたとしても、患者自覚は無痛となる場合がある。

 

3)針治療の作用は当該患部の低酸素状態が萎縮された筋肉へ刺入する事で、意図的に組織損傷を発生させる。組織損傷を生じると、血管拡張・血流増加・血管透過性亢進による血管反応が生じ、それに伴い炎症兆候(発赤・疼痛・熱感・腫脹)が生じる。血管透過亢進状態を視認的に認められる皮膚の白い患者は、刺針箇所から直径2~3cmに生じる為(フレア反応)、(※一部伏せ)余談であるが、針治療は骨間を抜けられるメリットを保持している為、例えば大腰筋刺針という手段に於いても、(※一部伏せ)。

 

4)これらの種々血管反応(3)の部分より)により動脈血流が強制流入されて、栄養源を補充された筋肉は弛緩する。

 

5) ※伏せます

 

6)この事で、腰部筋群に広範な低酸素状態が生じ、筋細胞が萎縮した結果、内部走行及び近接を走行している神経や血管も絞扼及び圧迫傾向(自由度が低下すると表現しても良いかもしれない)となり、常に脆弱状態に曝されている事になる。このような状態の時に突発的に強い力が生じると、突発的な腰痛へと発展すると思われる。そして、場合によっては突発的に強い脊髄近接部での損傷(炎症)が生じ、下肢症状へと発展すると推測される。器質的異常(椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症等はその結果である)の有無関わらず、下肢症状が発生するのは、患者自覚の有無に関わらず、持続的に委縮した筋細胞内で自由度の失した神経根、後根神経節、馬尾神経、椎間孔の種々異常で生じると思われる。

 

7)発症初期含め、比較的強い症状を生じている場合、棘突起外側から数センチ(主に神経根部)を押圧する事により、下肢への放散痛及び、押圧箇所の特異的症状を自覚する場合も多く、これらの場合は恐らく神経根、後根神経節が炎症状態が生じている為、押圧のような外的刺激に対しても過敏になっているケースが多く散見される。そのために、当該部位への刺針に関しても、患者は刺針による強い痛みを自覚すると共に、無症状の患者には見られない、下肢への電撃様疼痛が引き起こされやすい。

 

~不確定要素の検証~

 

冒頭で器質的異常(新鮮期以外)が直接的な症状を引き起こす事はないと述べたが、画像所見上、異常が認められている患者群に於いては、治療時に注意を要するように見受けられる。結果的に器質的異常が生じた場合、椎間板ヘルニアによる椎体間の不安定性、分離すべり症による不安定性、狭窄による不安定性等は生じているものと思われ、仮にこのような患者群に対して針治療を行った場合、筋弛緩が原因と思われる異なる症状を呈するケースが数件見られる。

 

検証した結果、リスクが高度となる条件が幾つかあり、1)大なり小なり画像所見上、器質的異常が認められる患者 2)症状発症箇所が両下肢、単下肢問わず、治療を両腰臀部にした患者が先行条件に挙げられ、更に患者側が1)行動制限が出来ない環境下に置かれている患者2)行動制限が出来る環境下にいるにも関わらず、症状を無視した仕事や運動を行い続けた

 

が挙げられる。これらのリスク回避には、初診時の段階で、患者に対して器質的異常の有無の確認と、行動制限が可能な否かの確認が必要となる。リスク高度な場合は、仮に症状が両下肢に出ていたとしても、単下肢のみの治療で段階的に症状の収束は可能であるし、単下肢の場合であれば、リスクは元々低い。

 

~行動制限時に於ける注意点~

 

別紙にも禁止事項として書いているが、腰椎神経の由来と思われる諸症状に関しては、歩く事で腰椎への負担が高度になり、下肢へ走行する神経や血管の損傷が高まる。運動は抹消筋群の血流量増加に伴い、一時的にも症状の軽快を患者は自覚出来る事になるかもしれないが、あくまで一時的なものである事を知る。その為、神経由来症状を呈している患者に対しては、動かない事に努めてもらう事が肝要である。

 

【Steal Syndromeの疾患概念を逆視点から考察する針治療】

 

※血液をAに持ってこようとするとBにある血液は持っていかれるという基礎概念下で考察

※Aに100を持ってきて回復を強化させたい場合、Bにも処置すると、血液流入量は分配され、極論ではあるものの、A:50、B:50となり、治療効果が薄れるという基礎概念下で考察

 

1)筋由来、脊椎神経由来、自律神経由来の症状発症要因の理由として、日常生活の負荷の累積結果により生じた当該患部の低酸素及び鬱血に伴う状態により痛覚閾値を超えた時点で症状自覚、且つ、筋細胞萎縮に伴う内部走行及び直下走行の神経や脈管を絞扼及び圧迫する事により、神経機能異常や自律神経系異常が生じるものであると同時に器質的異常の有無問わぬ腰下肢に派生する神経症状に関しては、腰部エリアの常時萎縮に伴い、神経根部の摩擦や伸張位が高度となり下肢症状へ発展するものであり、仮に椎間板ヘルニア等の異常が生じている場合は、間接的ながらも症状への発展はし易いものであると考察は可能である。しかしながら神経根部及び周囲組織の損傷さえ回復すれば、器質的異常の有無問わず無症候になるものである

 

2)針が体内に刺入され生じる現象は(鎮痛作用となるGate control theoryは除外した上で)刺傷を起点とする動脈血の強制流入にて、患者が保持する恒常性による刺傷再生時の経時変化を利用する。この事で損傷部位の低酸素解除、炎症拡散による疼痛除去、柔軟性保持、柔軟性確保、柔軟性惹起、柔軟性維持、神経損傷の回復(部位問わず、観血的治療が必要でないと判断された程度のneurapraxia)、椎体付近(神経根・馬尾・椎間孔・後根神経節)の炎症拡散、及び低酸素解除による神経症状の改善、各種自律神経症状の安定化、脳内血流量増大による、脳血管障害後後遺症や、各種中枢神経疾患由来の諸症状、高齢に伴う脳血流量減少から派生する脳神経系由来の症状に対して回復を求む事になる

 

3)これらの現象を再考察するに辺り、刺入箇所に動脈血が強制流入されるという事は、他箇所から血液が移動してくるという現象が生じるという推測が可能となり、信頼度が高い現実的な問題となる。この理屈が現実であれば、発症箇所が仮に広範囲であれど、原因患部が比較的明瞭且つ、損傷箇所のエリアが微小な神経由来症状に関しては、当該患部に対して分散させない血液流入を求め、既存の治療指針である「1)当該患部の栄養支配領域の確保」「2)症状発症部位の神経支配領域の確保」「3)発症患部に於ける疼痛等より発生したと推測される交感神経系の亢進による血管収縮箇所の開放」「4)kinetic chainを基礎とする維持・確保を望む広域な刺針箇所の選定」を求める4つの理論を併せて一度の治療で落とし込む治療手段は適当とは言えなくなり、1)及び2)のみに刺入箇所を絞り、刺針部の血流量増加を求める事で様々なメリットが生まれると推察される。以下にメリットとデメリットを術者及び患者を含め記述。

 

術者メリット

・刺針部位が減少する事により術者疲労が軽減される

・時短化に伴い治療可能患者を増やせる

・刺針部位を敢えて絞る事により、1回毎の治療に於いて効果の判定が容易になる

 

患者メリット 

・刺入箇所の減少、治療時間の時短化に伴い、治療時の疲労やストレスが軽減される

 

患者デメリット

・痛い部位に刺入する事を「治療」だと誤った認識をしている場合、治療行為と見なされない可能性がある(勿論、事前に解剖的な説明を踏まえて且つ治療効果が伴っていても)が挙げられる。しかしながら、適応疾患はあくまで神経由来症状が適当であり、例えば外傷性要因の高い疾患、及び外傷性要因の高い疾患に付随した疾患に関しては、患部血流量の増加(血管新生も含む)を求めなければならない為に、必要な箇所には処置しなければならない事には変わらないのと同時に、患者の訴える疾患が神経由来か筋由来かの見立ての正確性は必要となる為、見立て誤りは効果を落とす結果に直結する。

 

主に針治療を受ける患者群というのは、総じて大関節疾患及び脊椎疾患由来の症状や自律神経系含む中枢神経疾患が占めてくるものの、これらの諸症状は勿論、上記疾患を抱える患者が全員針治療を受療するかと言えば別であるが、これらの諸症状とは十二分に対峙出来る事も意味する。

 

しかしながら、症状も重篤化及び、世間一般では「針灸適応外では?」という疑念を患者が抱えている場合や、既成疾患概念に洗脳されている場合(「○○病だから治らないのよ」「○○は手術なのよ」「○○は薬を飲んで治すものなのよ」等々)の基礎的思考を持つ患者の場合は簡単に脱落するものなので、結果的に治癒まで治療継続可能なケースというのは整形領域や自律神経系領域以外の疾患では少ないのではないかとも思われる。得てして、その既成疾患概念に準じた治療が施されて治らない患者が来るところが針屋であり、幾らでも情報は集まる場所というのを一般患者は知らないのだから仕方ないのだが。

 

結果的に手術を勧められた、若しくは手術を行う、他、如何なる治療手段に於いても効果を示さなかった難聴や視力低下、三叉神経痛等の脳神経経由来症状や何十年も続いた耳漏やEDや頻尿が良くなったというのは副産物的要素(勝手に偶然と捉えられる)でしか受け止めないだけで、これらを主訴として来院するケースというのは、○○専門と謳っている場合以外は少ないのではないかと推測される。○○専門と謳っているから治せるかと言えば、また別なのがこの業界であるが。

 

改めて治療時の4本柱を記述すると「1)当該患部の栄養支配領域の確保」「2)症状発症部位の神経支配領域の確保」「3)発症患部に於ける疼痛等より発生したと推測される交感神経系の亢進による血管収縮箇所の開放」「4)kinetic chainを基礎とする維持・確保を望む広域な刺針箇所の選定」が基礎的な治療内容になり、これらを包括しうる理屈を構築していた訳だが、SSの概念から考察し、限り無く減らし治療効果を引き上げる要素として1)~4)の柱のどれかを削り、患部に対しての栄養供給を強化させる必要性もあるだろう。このように考察すると3)と4)は必要なく、1)と2)に対して精力を注ぎ込む事が肝要である事が分かる。

 

この概念を取り込む事により、凡ゆる治療手段や日常生活動作時に於いて「してはいけない事」と「しても良い事」、「したほうが有用である」「したほうが確実性が高まる」というのも見えてくるものである。尚、これらの概念下に於いての治療手段を用いれば、脊椎由来疾患の諸症状のみでなく、小関節等々のアロディニア的要素が高い諸症状の判定も簡便になるというメリットも生じる。そして、3)と4)の理論「のみ」では、アロディニア的要素は勿論、陳旧例の筋及び神経由来症状に対しての効果は限り無く薄くなる。

 

改めて記述するが、治療効果というのは針治療の作用時間を過ぎてからのVAS値の推移が低下して初めて有効治療と判定する為、直後に症状が無症候になったとしても、それは判定材料にならない。即時効果を患者が得たいのであれば別として、経時変化での原因患部の収束による段階的症状の改善手段として臨床的意義はないと感じる。

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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再考をする 51 2024/12/15~2024/12/23

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椎間孔の腹側側(椎体や椎間板側)を針先で触知して把握する事が大切です。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0hqNitmWiv4ayNPPZfd4BLG3nZB5d6GyTU81BfccZuGtZkJCRLheyDH4wM1xDmPMfl?locale=ja_JP

 

本日は阿部プロの誕生日です。2018年3月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された後、2020年7月9日に亡くなられています。症状を自覚してから診断までは多少のタイムラグはあったかもしれませんが、あまりにも早い死に驚きを隠せません。「神経変性疾患の勉強をしているので動画をください」とお願いし、ご快諾頂いた時からのもしかしたら短いお付き合いではありましたが、コメント欄に当時の良い写真を承諾なしで勝手に挙げたいと思います。

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0vdEsij4sAkVrEregMj9GSoMA7mGzrQ87uVCjkJ9Hohmjoy5Zq7uetag1BiVKoxutl?locale=ja_JP

 

>>ここ1、2年くらいは昼から飲んでいた。放火した心療内科に通い、『クスリを飲んでも治らない』と精神科医の文句を言っていた。こんなとんでもない犯行に及んだのは、クスリを酒で流し込んでブチ切れてしまったのではないか

 

当該薬物達は上記の「治る」「治らない」の表現を壇上に上げて議論する物質ではありませんが、もしその表現を薬物を投与した側から得たのであれば、勘違いを誘導しているに過ぎません。100歩譲って「治る=効く」「治らない=効かない」とした場合、当人は「治らない=効かない」と言っていたかもしれませんが、傍から見れば十分に薬物と酒は効いていたと思います。

 

薬物やアルコールは時折その性格とは真逆、或いは度を越えた反応を示す場合もあり、それを奇異反応やアクティベーションシンドロームとも表現します。薬物でイメージが付かなくてもお酒であればイメージが付き易いと思います。お酒が入ると暴言や暴力が止まらなくなるヒトを見掛けると思いますが、薬物でも同様に起こります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02sgKpAL1Qqh4nmRFzWBKeVSvAzTVKD3CVZmVHyWrrpnmFLFAmFFtbgaPmpF9QdmjGl?locale=ja_JP

 

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/24/10/28/12533/

 

>>COVID-19・インフルエンザ治療薬は患者数減少により売上高が大幅減※1)

 

上記も理由にあるかもしれませんが、2022年11月に緊急承認という形で販売されたゾコーバが

 

>>10月9日(水)の中央社会保険医療協議会中医協)で、ゾコーバを最低ランクである「費用増加」と評価※2)

 

>>ゾコーバには、一般的なかぜの治療で使われるせき止め薬などと比較したときに、重症化予防や症状緩和および罹患後症状(いわゆるコロナ後遺症)の予防などの効果が高いことが示されていない※2)

 

>>臨床5症状(※)が全て回復するまでの期間がおよそ1日短くなる※2)

 

>>「追加的有用性なし(一般的なせき止め薬や鼻づまりの薬と比べて有用である証拠がない)」※2)

 

等々と厳しい評価の流れを踏まえての、標題のクービビックとズラノロンに力を注ぐのだとしたら、やはり市場も求めていると読んでいるのでしょうか。眠りたい、不安だわ、うつっぽいわetc…。

 

因みにクービビックはオレキシン受容体拮抗薬で、2024年12月19日から販売が開始される予定です。ズラノロンの販売はもう少し先になるかもしれませんが、このあたり※コメント欄の赤丸部位参照)に結合して、GABAを増強させて抗うつ作用を狙っているようです。

 

GABAの増強は、アルコールやバルビツール酸系ベンゾジアゼピン系、プレガバリン等を筆頭に、追々散々な状態になるリスクがあるのでもういいよと思うところですが、グイグイ来るところが塩野義らしいと言えばらしいものです。

 

※1)https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/24/10/28/12533/

 

※2)https://news.yahoo.co.jp/.../5cf7aeef574b8e81b2c6fad87894...

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0oFFB5Ed13pcQRBicBU6P5kyNZm6q8dMAjWokc8DTprYe5Ykn3scgYCHVBbuMbxZrl?locale=ja_JP

 

>>この手の薬物はヒトの自律を奪うので、死ぬのも殺すのも怖くなくなるケースもあります

 

>>このような問題は今後も起きると思います。今後は更に増えるかもしれません

 

人間は快も不快も異常と捉える為、自律的に個々人が本来持つ正常なラインまで自力でバランスを取ろうとする生き物ですが、快も不快も惹起イベント毎で度合いは異なる、或いは感じ方はヒトそれぞれ異なると推測されるものの、快も不快もその感じ方が大きいほどバランスが取れるまで時間は掛かると思いますし、小さいほど時間は掛からないと思います。そしてこれは当然の事だと思います。

 

目で見える傷、目で見えない傷問わず、傷は深く数が多いほど時間は掛かるものですし、時薬(ときぐすり)、日にち薬(ひにちぐすり)という表現はこのような現象にも当て嵌まると思います。それは恐らく誰しも経験していると思いますが、この類の薬物はここを変えてきます。

 

自律も自力も関係なく薬物で強制的に動態変化が促される為、タガが外れた状態に陥り易くなりますし、薬物が契機で上記のような自律的に自力でバランスを取ろうとする機能が将来的に失われる恐れがあります。そうなるとどうなるかをちゃんと考える必要があります。薬物は容易に自殺に導き、社会を壊してヒトを殺すようになります。それは今後も減る事はないと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02upc7nxtwKjUM1EUCBwWLvHXcdeyFwSp7XkLqes7CEHWbmH6mbAd4uSxqDyACTRv5l?locale=ja_JP

 

>>昨今の“発達障害ブーム”ともいえるこの現象※1)

 

2005年に発達障害者支援法と呼ばれるものが施行されて以降、当該患者数は順当に増やされていますが、患者数の増加は勿論、傷病名をより散見する機会が増えたのは、2016年に発達障害者支援法が改正されて以降と思われます。この背景には当該制度を利用した箱物の制度ビジネスが雨後の筍の如く出現したのも一因と考えられますし、著名人はじめ疾患喧伝とも取れるADHDASD、SLD等の表現を頻繁に聞くようになったのも一因と考えられます。

 

それに伴い中枢神経刺激薬と呼ばれる、標的レセプタや動態変化を求める神経伝達物質覚醒剤そのもの、使用原材料がそのもの、或いは脳内でそのものに変換される薬物が市場規模を現在進行形で拡大しています。補足ながら抗精神病薬を加える事例もあり(動作緩慢を促す為と推測されますが)、上げたいのか下げたいのかよく分からない例も目立ちます。このあたりはベンゾと抗うつ薬が一緒に出されている等、似た話も多いですが、話は戻し対象は20代以下も多いと思います。早ければ3歳位からです。

 

若いほど血液脳関門、血液脳脊髄液関門等の組織も未成熟な為にどのような反応を示すかも未知で、また別項でも触れていますが、本来であれば催眠や鎮静を促すGABAも興奮作用を惹起する可能性がある等、全身麻酔等の使用時は留意する話題も取り上げました。大脳の成熟は20歳後半とも言われているなか、未成熟の中枢神経を持つ時期から覚醒剤を使用し続けるリスク、もちろん中枢神経が成熟してからでもどうかと考えれば、現行では違法と呼ばれる覚醒剤を使用した方々の臨床像を確認すると参考になる部分も多いと思います。

 

冒頭で支援法の改正は2016年と書きました。ここ日本で2016年から2017年に掛けては、上記以外の薬物と周辺事情に大きく変化が訪れた時期でもあります。この点を忘れてはいけないと考えています。主にベンゾジアゼピン系の類に規制その他のメスが入り始めたのがこの時期で、ベンゾの市場規模の縮小を予測してか、抗うつ薬の対象疾患の拡大や規制緩和等、動きの多い時期でした。そのひとつに発達障害の喧伝と当該薬物が流れに乗ったと考えています。

 

当該傷病名に限らず多くは先ず手元に薬物が既に存在して、それをどう使おうかと先ずは既存の傷病名を喧伝し、何なら制度を作って拡大を図る、この流れは今も昔も変わらないものの、キリがないので以下は割愛して本題に入りますが、

 

『自称「歳だから」学』を考察している私としては、その人間が世間一般の目で見ても「まぁ見た目も年齢も歳だからと言われれば。。。」と思われる全体像の説得力によって、相互で暗雲の理解や真意はさて置き表面上の納得が得られる場面もあるかと思いますが、もう一歩踏み込んで考える必要があります。

 

その「歳だから」と目の前で言っている人間は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前は、その時々の年齢に応じて、或いはその時々の状況に於いて、「~だから」を巧みに使いこなしていなかったか、という事です。「~だから」はどのような場面で用いられ易いかと言えば、「でも~」「~だって」「どうせ~」と共に、本人の立ち位置が弱くなった時、不利になった時、自分だけ楽したい時、自分だけ遊びに行きたい時等が多いと思います。いわゆるDワードと呼ばれるものです。

 

今回は傷病名をまとったものですが、このようにヒトは自分自身の不利を避ける為にDワードを言葉に出さずとも何らかの姿勢や態度で表す、或いは傷病名や制度を巧みに使い自身を正当化し、保身を図る生き物が存在します。その大概が年上となる診断側だとしたら、或いは診断権がない立場のヒトでも診断権のある所に促す事が出来る立場だとしたら、それは結果的に薬物に繋がるリスクは上昇し、その先で発生したネガティブも知らぬ存ぜぬ責任はないと逃げます。

 

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../1652034f2ce163ba045aa7cfe1d9...

 

添付画像1)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00572/

 

添付画像2)https://toyokeizai.net/articles/-/535848?page=2

 

 

※前提として自殺の定義が不明瞭で、自殺として扱われない変死や不審死、事故死も含めると膨大な可能性もある事、及び人口割合では日本が世界1位の精神病床数に於いて、年間で万を越える死亡退院者数の死因も踏まえると、見え方もまた異なってくるかもしれませんが、ここはあくまで自殺として扱われた中高生で見ていきます。1988年からの自殺数の推移と、発達障害者支援法が施行された後の診断者数のグラフを添付します。この2つのグラフを照らし合わせても分かる通り、2006年から共に上昇傾向が見られます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02Njf357ycsY2Z8m9E6vpjNKyBpdrKiFgP8NtXiUZX1iGqajRarP22JfVa8HdUv7Mbl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../840ba990400470131b738244a58f...

 

>>皮膚美容に効果があるとされるコラーゲンが、がん転移タンパク質の悪性化や転移を促進するという研究結果が発表された

 

>>ディスアドヘリンは、がんに特有のタンパク質で、浸潤性や転移性が高いがんほどその発現が顕著

 

>>ヒト免疫システムを移植したマウスを用いた実験で、ディスアドヘリンによるコラーゲンの分解・再配置が免疫抑制や血管新生を促し、がん細胞に適した腫瘍微小環境を形成することが確認された

 

上記引用の通りディスアドヘリンはがんのみで発現するタンパクのようです。また、がん細胞の増殖過程では周囲のコラーゲンを溶かして移動する(増殖していく)現象は古くから知られています。標題に寄せた皮膚美容関連でとなると、手術痕等の創傷部位で見られる瘢痕組織と呼ばれる硬い組織もコラーゲンが凝集したもので、瘢痕組織のがん化も割とあるようです。また、PRP療法やFGF療法、或いはPRPにFGFを加えたものを打ち込んでシコりを残す事例も散見されますが、このシコりもコラーゲンが凝集したものです。

 

今回の研究に信頼を寄せた上でまとめると、ディスアドヘリンは増殖過程で溶かしていくコラーゲンに対し、がん細胞にも栄養を与え続ける好環境を生む機能を持つ為、密度の高いコラーゲンは出来る限り作らない事が安全と捉えられます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02tH45tn1k4bjuqmjkJYxTjDuSPB4Y5529f4HhP9qfVSxv8U97ihenCYsV451HqTnGl?locale=ja_JP

 

神経原生の症状自覚部位は末梢に見られ易く、首骨の下半分のどこかを傷めれば指先、腰骨の下半分のどこかを傷めれば足先などに症状が出ます。その上で知覚神経を傷めれば痛みや痺れが指先や足先に目立ち、運動神経を傷めれば動かし辛さが指先や足先に目立ちます。このような教科書的な書き方をすると見逃してしまう部位が、同じ首骨の下半分、腰骨の下半分から伸びていく椎間関節側に走行する短い神経達です。短くても長くても中枢があり、末梢がある事には変わりありません。

 

そしてそれが椎間関節で起きている関節由来の問題と誤認が始まる契機になりますし、この点は肩部の痛み、臀部の痛み等でも共通認識で問題ない印象があります。そもそもそこは悪くない→手出しをしても無駄と知り、その無駄な行為をどんどん排除する事が結果的に相互の負担を減らす事に繋がります。

 

それでなくても指先や足先、肩や腰であれば、自分自身(この場合は患者自身)で手が届く部位でもある為、何らかのアプローチは既に入っていての今でもある事は当然と考えていますし、その当然が入っての今に対して、他者が同一部位にアプローチしても何も変わらない事は容易に想像が付きます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid034xVbAJsRmm1gqcZSSVYxPLfUg3HCEjDKhg6XFoPnULHadwThbQTbPm1whJ7GqfqCl?locale=ja_JP

 

目次のいちばん始めの通り、離脱症状を惹起する誘因、重篤化を牽引する要因に、「知ること」という表面上は前向きな姿勢から始まる皮肉が存在する為、先ずはそれを防止する必要があります。

https://drive.google.com/file/d/1G9_Hk0CmtNzlqHCCdXDZbzBqmB7xowYv/view

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0CmHFD1oMf2NMhvjds79FWaFNRG2kwQoUQhEwrbfEKBFscesBRqpRwmM1AC2CVFofl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../3bb28b7c0b05680062c3d935532d...

 

安楽死 アンケート」等で調べると分かりますが、この日本でも安楽死の合法化を肯定している方は割と多いものです。ただ、飲んでも止めても死にたくなるアルコールや薬物が合法化されているうちは、物質に左右されただけの不要な死を招くリスクが生まれる為、安楽死の合法化は止めたほうが良いと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0PcL8j9S7ECc38VVQkEaNMTuZujyTgm8bTMiios4fBy9vnyX2pqGhN63MqmKN4LV5l?locale=ja_JP

 

今年の流行語大賞は「ふてほど」らしいのですが、初耳の為に調べたところテレビドラマのようです。

 

>>昭和から令和の時代にタイムスリップした主人公が価値観の違いに戸惑いながらも奮闘する姿をコミカルに描いた民放のテレビドラマ「不適切にもほどがある!」を略した「ふてほど」※1)

 

確かにシェア内の通り時代の流れで

 

薬物乱用頭痛 → 薬剤の使用過多による頭痛

 

糖尿病患者 → 糖尿病のある人

 

早発性痴呆 → 精神分裂病 → 統合失調症

 

中身は同じでも外身だけを変えていく事例は数多く、その契機は何処かしらへの配慮、或いは誰かしらへの配慮によるものと思います。その背景には変えてくれるように何処かしらの、或いは誰かしらの依頼がなければわざわざ変える動機も生まれないと思いますが、昔の論文等を読んでいても、ひとつひとつの言葉の選び方が現代とは合わなさそうな粗暴さは実感しています。このように、時代の流れで中身は同じでも外身だけが柔らかくなる現象の是非についての答えは出し難いのですが、参考までに以下を見ていきます。

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40歳代 男性 

 

二浪し都会の大学に入学。1年留年し卒業した。卒後2年間で3回の転職をした後、広告代理店に勤める。当時は仕事柄接待が多く、飲み歩き2~3時間睡眠で仕事に行くような生活状況。地方転勤となり、一人部長として働き過労状態となる。

 

気分が塞ぎこむ為クリニックを受診したところ、リタリン(神経刺激薬:覚せい剤に近い作用機序を持つ)が処方された。うつ状態は改善せず、仕事が出来ないため退職して29歳時帰省した。以後はアルバイトを一時した程度で無職。帰省地のクリニックを複数受診し、リタリンを継続服用していた。またアルコールにも依存し、衰弱状態となり、33歳時総合病院精神科に4ヶ月入院したが、同院で幻覚妄想状態を呈して統合失調症と診断された。

 

総合病院精神科の処方(一日量):ロドピン125mg(抗精神病薬)、リーマス400mg(気分安定薬)、アキネトン3mg(抗パーキンソン薬)、以下抗不安薬睡眠導入剤 セパゾン3mg、ロヒプノール1mg、レンドルミン0.25mg、頓服としてマイスリー(5mg)1T、デパス(1mg)1T(特にデパスは1日に4~5錠服用していた)

 

幻覚があるかとの問いには、リタリンを服用していた時は「殺される」とか感じていた。幻聴もあった。今は幻聴だけはある由。人格面の問題(叔父によれば、昔から思い通りにならないとすぐカッとなっていたが、次第にひどくなった)はあるとしても、リタリンにより精神障害が惹起された可能性が大で、診断は薬物依存及び人格障害とした。

 

入院時処方

 

1) リボトリール(1mg)2錠/1日2回 朝・夕 食後

2) ベンザリン (10mg)1錠 クエチアピン(100mg)1錠/1日1回 就床前

 

頓服は依存を形成しがちであるのでは一切処方しないと宣言しておいた。

 

入院2日目(担当ナースとの問答)「急に薬が減ったのでソワソワする」と訴える。

 

入院6日目主治医診察場面 情動の不安定なのが人間であるので、その状態を受け入れられるようにアドバイスした。同日、「おまえら家族を皆殺しにして自分も死ぬ・・・」との内容の手紙が母親に届いた。また「本人が電話してきて怒鳴られた」と母親より連絡があった。当時の自己内面の精神状態を主治医に語ってくれたところによると、周囲が全て敵に見え、何かあったら『やっつけてやる』と思っていたそうである。※2)

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全体を眺める限り、リタリンとアルコールが物質・医薬品誘発性精神症、薬剤性統合失調症のトリガーに指を掛け、入院先での突然の断薬で増悪したものと思われます。セオリー通りメジャー系を突っ込んでいますが、無理だったようです。引用通り >>リタリン(神経刺激薬:覚せい剤に近い作用機序を持つ) 薬剤性統合失調症は覚醒作用を惹起する薬物で目立ちます。それは合法違法問わず標的レセプタや動態変化を求める神経伝達物質が同じであれば同じ反応、経過を辿ります。

 

この方にとっての最適解は、そもそも初めのクリニックに足を運ばず、可能な限りアルコールは控え、栄養があるものを食べて寝てれば良かったと考えられますが、過ぎた話は仕方ないとして安易にリタリンが投与されていたのは少し前の時代です。その辺りの時期は以前も触れましたが

 

>>メチルフェニデートリタリンを製造販売するノバルティスファーマが、リタリンを理由とする事件や事故、自殺等が目立ち、2007年の10月31日に、適応疾患の狭小化と流通管理を強化したのですが、当該成分の徐放剤、コンサータの製造販売の承認をヤンセンファーマが得たのも同年10月です。徐放剤とは言え見事にスライドさせています※3)

 

この通り、リタリンは時代と共に適応疾患を狭められた結果(歌舞伎町のクリニックのように何らかの手段を用いてリタリンをばら撒いていた所もあるので、必ずしもその通りとは知りませんが…)、今度は投与対象の層を変えています。徐放剤とは言え投与対象の層が広がった今のほうが将来的に危険と私は感じていますが、

 

先程、時代の流れで中身は同じでも外身だけ柔らかく感じる表現に変化していると書きました。「○○精神科」と看板を掲げているより「○○ココロとからだのニコニコクリニック」のほうがハードルは低く感じると思います。ただ、薬物が同じであれば反応は同じです。うつっぽくて投与されるSNRIも、腰が痛くて投与されるSNRIも同じです。

 

改めてとはなりますが、ここでの中身とはヒトの身体を指します。そのヒトが何らかの契機で具合いが悪くなった時に、第三者が名付けた傷病名を外身とします。その外身とは、時代の流れで柔らかい表現に変化する場合もあれば、流行り廃りもあり、また、診断する側の好みの傷病名も存在しますし、薬物を保険適用で投与する為に、診断名がそもそも適当な場合もあります。故にカルテ開示をしたら本人には初耳の「うつ病」となっている事例も珍しくないのです。

 

ローゼンハン実験然りそもそもの問題もありますが、これらをどのように捉えるかも大切で、ヒトは生きていればどこか傷める時もあると知り(時代で変わらない中身)、傷めた先で誰かに対応を求める場合、どのような対応が待っているか(時代で変わる外身)、その対応の内容は罹患した細胞が治るものなのか、それとも単なる誤魔化しに過ぎないのかを知っておく事で、時代時代で変化する外身の物事にも右往左往せず過ごす事が出来るのかもしれません。

 

※1)https://www3.nhk.or.jp/.../20241202/k10014655831000.html

 

※2)https://seiwakai-shimane.com/blog/?page_id=1013

 

※3)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid028331F1tsq6Jz2RpuUxCXoMQtaGSY4xv9NiGgSzcRm5nJd7GuuvjSxKYRvdqapUXBl

 

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02dYp5bWUcMX9ZqR9VFDLhQVBxM3NvjaDeH6fsvMr9MqjmH8aTWNHoiXc9tcTajouxl

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02mgVRvqBDz36hUEC9mpBwisiKWWAKDd1f952xEAV8kY1HDbZaXphVjwatSXSs1YsAl?locale=ja_JP 

 

フェイスブックには引用元の配信日時とURLは記載しておりますが、当ブログでは文字数制限の関係で省略しています。

 

>>近くの住民「男は普段から奇声」事件が起きた現場近くの住民によると、逮捕された平原政徳容疑者は普段から奇声をあげるなどして、警察がかけつけることもあった

 

普段からの奇声云々が薬物絡みだとした場合、度々警察が介入しているのであれば違法薬物の可能性は薄いと思いますし、違法薬物だとしたら、この時点で「違法薬物で~」と報道され易いものです。また、合法薬物を摂取していた上での奇声や犯行の場合、薬物投与の契機となる傷病名が先行し、薬品名は報道されない事例が多いものの、重要なのはどのような薬物を服薬してきたかと捉えています。

 

>>平原容疑者の自宅近くに住む70代の夫婦は「夜中に大きな声を聞いたことがある。拡声機のようなもので反対側の家に向かって叫んで警察が何度も来ていて恐ろしかったです」と話していました。

 

>>平原容疑者の自宅近くに住む20代の女性は「ことしに入り奇声を発していたので怖くなって警察に相談していました。自宅前でたばこを吸う様子が見られました。以前は家族がいたようですが、最近は姿が見えませんでした」と話していました。

 

ことしに入り、はポイントかもしれません。何年も前からではなく突然始まった契機に何らかの薬物が介入したタイミングから、或いは当該症状は離脱症状でも惹起される可能性は高いものです。

 

>>「怒鳴り声がすごかった」「軍隊のような音楽を流していた」「夜中にカラオケや怒鳴る音や爆竹の音がしていた」

 

>>身長180センチ近い大柄の平原容疑者はリビングでいすに座り平然とした様子だったといい、突入した捜査員を見ても抵抗する様子はなく

 

>>近所の人「夜になると家が青く光っていて不気味だった」

 

>>近所の人「拡声器使って怒声がしていた。爆竹の音が半年前から聞こえた」

 

>>地域住民「奇声を発していたが3か月くらい前から聞こえなくなってい。軍歌の様な歌を流していた」

 

>>警察にも騒音に関する苦情が今年5月と10月に寄せられていたということです。

 

>>朝や夜に拡声器のような物を使って声を出したり、花火を打ち上げたりすることがあった。奇声はここ1、2年ほどのことで、警察もパトロールに来ていた

 

>>自宅からはマイクを使ったような大音量で「うおー」と叫ぶ声や、歌っているような声が聞こえて来ることもあり、「すごくうるさかった」と証言。今年の夏前ごろには「家の中から外に向けて爆竹を投げ、煙が上がった」とし、警察が駆け付ける騒動にもなった。ただ、その後も叫び声などは繰り返し響いていたという。

 

>>近所に住む人「怒鳴り声が聞こえるのも台所の方からで、それが3か月ぐらい前からぴたっとなくなった。奇声。軍歌というか、最近の若い人好みの歌ではなく、そういうのを大きい音で聞いていたり、寒いのに窓をあけて、音楽をぶわーって流していた」

 

>>夜中に奇声

 

>>近隣住民:日頃から大声で叫んで、爆竹鳴らしたり。ロケット弾というのか、花火を上げたり。いつも大声出す。毎日毎日スピーカー通して「わーわー」言う。

 

(Q.何を叫んでた?)

 

「おー」みたいな感じですね。何かに対して怒ってる。誰かに怒鳴りつけてる。私が(午前)5時ごろ、散歩行く時、夏場そこに座ってる。たばこ吸ってる。

 

近隣住民:なんかちょっと本当に怖くて、見た目も声もちょっと大きかったので。声も結構ずっと怒ってるっていうか、怒号みたいな。結構大声は出してました。

 

高校の同期生「優しい雰囲気、笑顔があって」

 

一方で、高校の同期生だという男性は当時の平原容疑者について、こう話す。

 

平原容疑者の高校の同期生:クラスが全然違うんで、体育祭かなんかのときに喋った記憶しかない。まあ優しい、ニコニコしてた感じです。たしかバスケ部にいたかな。背が高い。

 

(Q.今回の事件起こすような人?)

 

とは全く思わないですね。高校の時のイメージで言うと。

 

(Q.当時から暴力的とか?)

 

いやいや全然、全然。優しい雰囲気です、笑顔があって。

 

(Q.事件のことを聞いた時は?)

 

びっくりしますよね。記憶をさかのぼったら、あいつがあんなことするんだって、驚きしかない。

 

>>ゴミの収集車が持っていった後にゴミを出していたので、気になってゴミの中身を見たら大量の麦焼酎のワンカップが捨てられていました。

 

>>ここ1年くらいが特にひどかったですが、家の中から大音量でカラオケをしたりしていました。

 

>>また別の時にはそのカラオケのマイクを使って『おいコラッ』などと誰かを叱っているような怒声が響いていることもありました。夏頃には突然一階の窓から火のついた爆竹を投げて窓を閉めていなくなったり、駐車場でロケット花火をしたりしていました

 

>>普段よく出前を取られるんで家に伺っていましたが、普通ではないというかおかしな雰囲気はありましたよ。なんて言えばいいんですかね。ビール片手に出前を受け取りに現れたり、とにかく雰囲気はおかしかった

 

>>事件後、現場で履いていたとみられる黄色っぽいサンダル姿で近所にある別の店舗を訪れていた

 

>>犯行時に使ったとされる容疑者の車から複数の刃物が押収されたことが新たに分かりました。

 

>>独り言なのかなんなのか、いつもブツブツと呟いていて……。

 

>>動機について、はっきりとした供述をせず、同じ質問を繰り返すと激高することもある

 

>>捜査関係者によりますと動機については、はっきりとした供述をしていないということです。また、取り調べの中で、警察官に激高するなど感情の変化が激しく、ある捜査幹部は「難しい取り調べになりそうだ」と話していました

 

>>そば店の店長「開けた時、ゴミが積み上がっていた。汚い家やな、もったいないなと思った。ゴミが両脇に積み上がっていて、自分が歩くところしかない。」

 

>>「優しい男、という印象なんです。部活はバスケ部にいて、穏やかな性格っていう感じでした。目立たない印象というような報道があったけど、そこまでではない。やんちゃするタイプではないけど、明るいし、よく笑うんです。挨拶もしっかりできる。ほかの学校の学園祭に一緒に行ったこともありました。僕が揉めたり取っ組み合いの喧嘩をした時には、止めてくれるような性格だったんです。『まあまあまあ』となだめる役というか。自分から喧嘩するようなタイプではない」

 

>>事件を聞いた時は、最初は人違いだと思ったんです。まさかあいつが、みたいな。顔つきもテレビで見たのとは全然違うから、別人かなと思ったくらいで。

 

>>「今から6年くらい前かな、このアパートに住んでたんです。私は建物の所有者で、管理は不動産会社に頼んでたんですけど、全く問題は起こってなかったんですよ。今回の事件で報道されている近隣トラブルとか迷惑行為みたいなのは、まったく私には伝わってこなかった。だから、ニュースを聞いて、びっくりしたんです。うちを退去して以降に、いろいろと変わってしまったのかなと思うんです」

 

>>防犯カメラの捜査で、平原容疑者が襲撃当日、事件を起こす前に車を運転して1時間ほど現場付近を周回し、ファストフード店のそばを複数回行き来していたことが分かった。また、同容疑者が事件時、駐車場内で店内の様子が見渡せるような位置に自分の車を止め、直前まで車内にいたことも判明

 

>>“30年来”の理髪店「雰囲気変わった」(平原容疑者が利用していた理髪店の店主)「(平原容疑者が)去年の1月に来ていたんですよ。その時に雰囲気が変わっていたから。学生の時と比べて。ちょっと落ち着きがないというか。」

 

>>最後に姿をみせたのは、去年の1月でした。(平原容疑者が利用していた理髪店の店主)「会話のキャッチボールができにくかったですね。目がすわっている感じ。雰囲気的に怖い感じやね。近寄りがたい感じに。」

 

>>目がいつも血走っていて

 

>>ガソリンスタンド店員「灯油を買いに来て、『後にあるから』と言って『トランクを開けたらポリ缶が積んである』と言ったのに、(開けたら)ないから『後ろに積んでないですよ』って言ったら『あるやろが』みたいな感じで、いきなり激怒した」

 

 

頬がこけているようにも見えますが、若い頃の写真と比較する限り骨格的な要素でそのように見えるだけとして、年齢の割に眼窩脂肪のヘルニアと肝斑が目立っている印象はないでしょうか。左記2つがどのような原因で惹起され易いかも含めて考える事も大切かもしれません。

 

 

>>子どもが心理的に大きなショックを受けた場合にあらわれる症状や反応をまとめたリストとSNSの相談窓口や24時間対応可能な電話相談窓口の一覧を20日、学校を通じて子どもたちや保護者に配付※1)

 

>>周囲の大人が物理的にも精神的にも具体的な安心感を与えてあげてほしい※1)

 

地震津波の災害時等、大規模な有事が発生した際にも類似した対応が行われる事は多く、それを契機に精神医療、向精神薬の介入が始まるのは珍しくありませんが、この事件が契機で子ども達が向精神薬へ繋がらない事を願います。

 

薬物が入る事で一旦は落ち着いたように見えたとしても、治るものも治らなくなるどころか、服薬前には見られなかった症状群が引き起こされる可能性、休薬後もその症状は継続する可能性、更に目新しい症状群が引き起こされる可能性もあります。

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参考)違法合法の垣根が存在しない作用を持つ薬物使用者が生む社会的混乱と弊害 

 

https://ameblo.jp/fujiwaranohari/entry-12545060039.html

 

今件は服薬の有無は未だ情報としてありませんが、参考までに2015年3月に私がまとめた一部を抜粋します。薬物使用者が社会的な混乱を生む共通点や特徴の人物像として、

 

a) 薬を飲む前後で別人のようになった。言葉使いが悪くなった、攻撃的で乱暴になった

 

b) 子どもじみた抑制の効かない行為、幼い子供のような仕草、行動、言動が見られる

 

c) 犯行の一部始終を直後には明確に記憶している

 

d) 善悪の知識は持っているが悪いことをしたという認識はない

 

e) 動機があやふや、短絡的である

 

f) 冷徹で感情の無いような行動や言動が見られる

 

g) 犯行を隠そうとしたり逃げようとする意思が見られない。あるいは子どもじみた嘘で騙そうとする

 

h) 取り調べに対しては淡々として子どもっぽい受け答えに終始する

 

i) つじつまの合わない話、理解できない話、空想のような妄想のような話をする

 

j) 反省の気持ちや自責の念は長い間現れることはない

 

k) 精神鑑定の結果は広汎性発達障害アスペルガーと診断される

 

l) 犯行を反省している様子が無いのに死刑を望む

 

私は中枢神経に至る薬物で、障害を来す例には理解をしようとしているつもりです。「攻撃性」「暴力性」「衝動性」「他害危害」「自殺念慮」「自殺企図」等の、最果ての問題もです。しかしそれは、中枢神経で織り成す諸々の生理的な害反応を検討する事であって、「〇〇病だから」「〇〇障害だから」「副作用だから」「離脱症状だから」「誰々が飲ませたから」「誰も責任を取ってくれないから」と言って、迷惑を掛けても良い、無敵の人になっても良いかと言えば別です。他人への迷惑は、疾患の内容や服薬の有無と関係なく対応しなければ、このような事件で被害に遭った方々や殺された方々、遺族は浮かばれないと思います。

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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再考をする 50 2024/11/26~2024/12/11

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid029i2LBPp4XgNLDKnWghLZFckcxFueReC6ubJQtd9Lxjqx5Zy6vV5EaLsc4nuq8e5vl?locale=ja_JP

 

外野のイメージによる「高齢だから」云々よりも、また、自動車の運転に限らず何を行うにも、本人が「(今は)大丈夫じゃない」「(今は)出来ない」と言えない人間性の問題に帰結します。その為、当該人物も下記の病態と薬物の関係性の事情や問題に限らず、事故後も隅々まで狡猾さを見せ、逐一メディアで取り上げられていました。

 

ただ、類似した人間は珍しくありません。例えれば「今はお酒を飲んでいるから運転出来ない」とは皆が出来ない為、酔っ払い運転と事故も絶えないのです。このように書くと何処にでも似た人間は存在する事が分かりますし、そのような人間性の問題は、別に酒飲み運転の時に限らず、上記と同様に四六時中に渡って隅々まで狡猾さを発揮しています。

 

では本題に寄せていきますが、亡くなった飯塚氏は以前からレボドパ投与の話題は挙がっていましたが、以下※1)の通りレボドパが無効の病態、(薬剤性含む)二次性パーキンソン症候群の可能性だった事も併せて知っておく必要があります。要はレボドパを飲んでも効かない病態だった、です。

 

アクセルやブレーキペダルを主体的に操作するであろう右下肢に目立って筋強剛(筋固縮)、鉛管様固縮が存在すれば、流石に操作は難しいのではと思うのですが、それも結局は人間性の問題に帰結します。この問題は、本人が車を運転していなければ、そもそも起きていないのです。或いは左足でペダル操作をしていたのでしょうか。

 

プレガバリン(リリカ)その他を服薬していた話題もありますが、現時点ではソースを出せないので一般論とするものの、パーキンソン病や~症候群共に、疼痛等でも当該薬物は処方され、年齢的にも層が厚い整形領域的な腰下肢痛でも安易に投与され、プレガバリンの売り上げと交通事故数が比例しているデータも存在します。

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以下参考※1)

 

1)2016年ころから下肢筋力が低下していた。

 

2)2017年10月、転倒。同年11月、歩行時のふらつきにより、エレベーターのドアの前で転倒。

 

3)2018年、数回階段を踏み外し、3回転倒。転倒を繰り返したため神経内科を受診した。

 

4)遅くとも2018年12月には、パーキンソン病の疑いないしパーキンソン症候群の可能性もあるとの診断を受け、具体的な症状として、静止時振戦(じっとしているときに手足が震え、動き出すと止まる症状)はないが、やや表情は乏しく、両膝固縮(筋肉が固くなる)の疑いがあった。

 

5)2019年1月にも、パーキンソン病の疑いが指摘され、静止時振戦はないが、やや表情は乏しく、右膝に鉛管様固縮(鉛の管のように筋肉が固くなる)ありとの診断を受けていた。さらに、歩行障害が進行しているとの指摘もある。

 

6)2019年2月にも、パーキンソン病の疑いが指摘され、静止時振戦はなく、また、方向転換は可能であるが、他方で、やや表情が乏しく、右膝に鉛管様固縮ありとの診断を受けていた。

 

7)2019年3月にも、前月と同様の診断を受けていた。さらに、自動車の運転については必要最小限にし、体調が悪いときは控えるようにと医師から注意されていた。下旬ころには、小刻み歩行やすくみがあり、右下肢優位の鉛管様固縮ありとの診断を受けており、単独歩行は可能だが歩行障害があった。

 

8)2019年4月に入ると、(パーキンソン症候群のうち)大脳皮質基底核変質症の疑いとの診断を受け、単独歩行は可能であるが、右下肢優位の筋強剛、歩行障害が認められていた。また、パーキンソン病の治療薬であるレボドパを投与しても歩行の改善がないとの診断を受けていた。

 

※1)https://www.news-postseven.com/.../20220316_1734983.html...

 

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/8460387057385819

 

関連)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/7704860106271855

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0fenypsuDfRTEunTWAMYatj1xJttd8JAhjQjY9zZXEHMxJUpg3mpXEtGTBUP93nzWl?locale=ja_JP

 

スプリットハンドは脊髄性筋萎縮症やシャルコーマリートゥース病、ポリオの類でも見られる可能性がある為、ALSに限った話ではなく、2枚の写真の通り短母子外転筋と小指外転筋の萎縮が見られる(髄節依存の障害→ALSとのダブルクラッシュ?、或いはどちらも誤診?)事例も存在しても当然かもしれません。

 

勿論、手を見るだけでどうこう言えませんし、「~があるから」と、それだけで決めつけるのも問題で様々な形は存在しますし、乱暴に聞こえますが「今のタイミングではこう見える」だけで、ALSですら頸椎症や五十肩の診断から始まる事例も珍しくありません。当該病態は是非はさて置き近年診断基準も緩くなっている事から、誤診の存在も当然と捉えています。

 

左手に髄節レベルc8~t1の脊髄前角細胞等に病変が存在した事で惹起される筋萎縮です。左短母指外転筋、小指外転筋の付近を、右手と同じ筋群の膨隆と比較する事で把握出来ると思います。診断上はALSです。

 

左短母指外転筋は萎縮していますが、左小指外転筋の萎縮が認められません。末梢神経/髄節レベルの病変では説明出来ない筋萎縮を呈するsplit hand(解離性小手筋萎縮)は、ALSや一部の下位運動ニューロン障害、感染症で惹起され、基礎的な病態を探る重要因子と捉えています。診断上はALSです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0Du1xPYzmaqDG1Mde1Zysp4NMnxMQi2W6rgHqdtwmnYwcH59Gt2vDH6tPGRKMhVUyl?locale=ja_JP

 

病期や重症度次第で一過性含む増悪対象の行為になるか、或いは逐一の環境下に耐えられるか否かは常に変動し続ける印象があり、例えばどのような環境下にも耐えられたヒトが、どこか傷めてどのような環境下にも耐えられなくなった場合でも、寛解傾向を示す際も増悪傾向を示す際も、都度何らかの変化、過程は自覚すると思います。

 

どのような動作でも疼痛を自覚したり、特定の動作で疼痛を自覚したり、安静にしていても疼痛を自覚したり、安静からの動き始めで目立って疼痛を自覚したり、就寝時(夜間帯)であればどのような姿勢でも疼痛を自覚したり、仰臥位で疼痛を自覚したり、横臥位で疼痛を自覚していたものが、

 

寛解傾向を示し始めると、気になっていたポイントが気にならなくなり、増悪傾向を示し始めたら(或いは傷めたては)気にならなかったポイントが気になり始めたり、それが日内や日差でも起きたりと、目まぐるしくとはいかないまでも、緩慢にも変化し続けていく事が自覚出来ると思います。

 

ヒトは意識せずとも常に重力に抵抗し、自身の諸々の部位の体重に抵抗していた事を、どこか傷めた時に気が付くと思います。その為、肩を傷めたら三角巾で支持をすれば楽になり、腰を傷めたら杖を突いて支持をすれば楽になりとするものです。

 

その中でも軽めな状態と仮定して、運動や入浴等で当該行為の最中、或いは当該行為を終えて間もなくの時間は、疼痛その他の諸症状が緩和された経験を持つ場合はあると思いますし、多少の時間の経過で改めて増悪自覚の経験を持つ場合もあると思いますし、その再現性の高さを実経験している話は有触れていますが、

 

かと言ってそれを断続的に反復したところで、基礎的な病態が寛解傾向を示し始めるかと言えば、それもまた微妙な話題が挙がります。だからこそ針を刺されに来ていると言われればそれまでなのですが、それがシェア内の標題に繋がります。仮に運動や温熱作用で派生する生理的な動態変化で良くなるのだとしたら、傷める理由も存在し難い事を知る必要があります。

 

便宜的に「血流が~」とは用いますし、一般的にも用いられているとは思いますが、その血液の中身に栄養因子が豊富に含まれていなければ、そして罹患細胞に送り届けられていなければ、罹患細胞の改善は厳しい事を知ります。

 

その肝は急性期の罹患部位の生理的な動態変化に鍵がある為、急性期に何をするかが大切で、出来れば慢性化させない取り組みが必要となり、しかしながら答えを薬物で探せば慢性化し易い(=慢性化と呼ばれる病理に陥り易い)のかもしれませんが、

 

早期的な日常生活や社会復帰を目指すとなれば、罹患細胞や他の細胞は犠牲になるものの、薬物に軍配が上がると思います。結局はどちらを取るかという話になり、また、どちらも同時に取る事は難しいのですが、例えば

 

>>向精神薬が多い時の状態は、何を考えるのも面倒くさくボーとしている。痛みは強いがどうでもいい考え。常にうとうとしてどこでも居眠りできる。どこでもハワイアンという気分で快楽という言葉がぴったり合います。~中略~ まるで二日酔いを起こさない強い酒を一日中飲んでる感覚です。これが麻薬中毒の感覚と思います。あっと言う間の出来事でした。心療内科のみではなく内科・整形外科でもこの様にされるとは想定外でした※1)

 

このような状況に対し、「確かに薬で痛みは感じ難くなったようだけど、意味合いが違うのでは?」と、本人が考える事が出来れば展開は異なるのですが、薬物で中枢神経を持っていかれると、もしかしたらそのような事にも考えが及ばなくなるのでは?と感じる場面の珍しくない事に恐さを感じます。

 

※1)https://ameblo.jp/fujiwaranohari/entry-12402542536.html

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02ybthCTFUYBg53JXaUfZ1ciWaZxiuNVKMJoktzxqMSCgGtue1ZFLgv9hZrgbz23p7l?locale=ja_JP

 

お肌の研究家の私としては、長年に渡って鼻の両脇のプツプツ(角栓)を両指でグイーっと絞り取って間も無くは見た目的にサッパリするも、数日すればまた元通りの現状と、なんなら悪化していない?の状況に、やり方が悪いのかなと思っていたのですが、1ヶ月程度に渡って敢えて角栓を押し出さず、手付かずの状態で過ごしたところ、角栓そのものが存在しなくなり、絞り取る行為自体が必要なくなりました。

 

さて、一般社会的なイメージでホームレスのお肌が清潔か不潔かと言えば、不潔側に偏るとは思うのですが、何らかの理由で救急搬送された際、表面の汚れを落とす為にシャワーで洗い流すと、大変キレイな皮膚の状態である事が多いようです。その逆に一般社会的な清潔さを、市中に出回る情報と商品で追い求め、アレコレと手を出したヒトほど荒れるのは、家の鏡で日々確認出来ている話を伺います。

 

このように手を加えるという行為は、何らかの反応や変化をもたらす可能性はあるも、「a)短期的に発現した良い感じは、b)イコールとして長期的に良いが発現し続ける」とは必ずしもならない事を、角栓を通して再認識した訳で、類似した例は薬物を中心に過去から散々書いてはいますが、市場に出回る商品や情報の多くは常にa)を追求したもので、b)は知らん、後がどうなるかは知らん、後はどうなっても知らん、という印象があります。

 

どのようなものでも、始めたらちゃんとキレイに後片付けまで出来るかを前以て考えておく必要はあると思いますし、人間の身体は放っておいても今の異常を何とかしようと機能する生き物なので、先ずはそれを邪魔しない事も大切かと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02BTv9mictYHW6RX2wjCfaUB1eoZBsY81kCzJ6JiFx28urKE1gthtSAGPbFfs8YWFPl?locale=ja_JP

 

>>この問題は初めから飲まなければ何も始まらず、何も考えなくても良い問題にも関わらず、なぜ数千年にも渡って解決されないかと考えれば、それくらい症状とは不快なもので、不快な症状からは1秒でも早く、どのような形でも良いから開放されたいと思うニーズの表れなのかも

 

乾燥の季節らしいです。保湿をしてねとテレビで見ました。水でも油でも構いませんが、外部から保湿目的で皮膚への蓋を試みると、それが契機で気温や湿度等、常に変化し続ける外部の環境変化に追従出来ない皮脂や汗の分泌機能に減退する為、引き続き外部から保湿をしなければ、皮膚はバサバサボロボロな状態に陥りがちです。

 

例えを変えれば最近流行りの「肌断食やるわ」と、今まで使ってきた保湿剤や下地、上塗りの一切を突然断つと、手や顔、首等の過去の塗布部位をメインに急激に皮膚の状態が増悪するリスクが跳ね上がります。場合によっては今まで以上に強力な保湿剤が必要になるかもしれません。

 

一気断薬ならぬ一気断保湿剤とその後みたいなもので、今まで外部物質で蓋をしてきた手前、自力で保湿しなくても良いと身体が変化した為です。保湿剤依存症という言葉もあるようです。初めて聞いたので検索を掛けたところ、AI的には

 

>>保湿剤依存症とは、保湿剤を長期間使用することで皮脂腺や汗腺の機能が低下し、皮膚が自ら潤う働きが弱まってしまう状態を指します。保湿剤が手放せない状態になり、皮膚が乾燥してかゆみや亀裂が繰り返し起こることで、保湿をしたくなる悪循環に陥ります。

 

と、冒頭で触れた自律的な機能が阻害された状態を指すようです。似た話であれば、ステロイド薬の使用によるアドレノコルチコトロピックホルモンの抑制で副腎が萎縮し、適宜適切なステロイドホルモンの分泌が不能となり、ステロイド薬を手放すと急激に増悪していく為、結果的にステロイド薬を手放せなくなる身体状態に陥る話題も有名だと思います。

 

それを手放そうという試みが、保湿剤等の類であれば「肌断食」、ステロイドであれば「脱ステ」と言っているのかどうかは知りませんが、このようにヒトは取り込むモノ次第では自律性を奪われた結果、手放せなくなるモノは割とあると思われ、その規模が大きく社会問題化しているのが薬物、アルコール、ギャンブルだと思います。

 

以前も書きましたが、猟奇的な事件や事故の大概には、これら自律性を奪う物質や行為が背景に絡んでいる確率が高い印象を受けます。自律性が別な何かに奪われるという事は、本人は勿論、周りへのネガティブな影響も発生し易くなります。それは冒頭の通り保湿剤ひとつ取っても同じ事かもしれませんし、それが契機で更に別な自律性を奪う何かを取り込む可能性もあります。

 

普段から挙げている薬物やその離脱症状で途端に皮膚の状態が悪くなる事例は勿論ありますが、契機が薬物でなくても「お肌の状態が嫌で嫌でうつっぽくなった」も有触れている訳です。かと言って「じゃあ抗うつ薬でも飲む?」では悪い方向にしか向かいません。その前に、そのお肌の状態を嫌にさせた契機、物質、環境が何であるかを知る事で、その先のリスクを防げます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02CbYyQHaLeYsQFEKufaRTQCaky2LYeUJ1ECPSE88FEn47GVmFQ7urYej9eGJM3kqCl?locale=ja_JP

 

2024年は放射線腸管障害への報道が幾つか確認出来ます※1)。念の為ですが、当該傷病名は放射線腸炎とも呼ばれ、放射線曝露で被爆部位に早発遅発問わず浮腫や肥厚に関連した血流障害、組織壊死等々が惹起されます。自覚症状は別途参照してもらえればと思います。

 

起因の基盤に炎症が示唆されるのは、傷病名がそれを表現していますが、先日(2021年3月が始まりの為、だいぶ前ですが…)から推測している通り、炎症が基礎に存在する病態で亜急性期迄であれば、傷害部位が中枢神経でも末梢神経でも、受傷時の容態と比較すれば、様々な再生治療を介入させなくても、一定の回復が得られる事例も古くから多いと思います。

 

そして問題はその先である事も多くは理解していると思います。俗に言う残存症状、後遺症、障害、遷延性、慢性化云々と呼ばれる病理、数々の症状に対してどうしようかが課題でもあるのですが、一旦文中に戻れば、

 

”炎症が基盤に存在する亜急性期迄であれば、一定の回復が得られる生理的な反応"を、意図的(人為的)に惹起し、直接的、或いは間接的、誘導的に当該生理反応で生合成される分泌物諸々の発動に針治療の存在価値を考え取り組んでいるつもりで、

 

当該行為で結果的に一時的な鎮痛的含む神経伝達物質の動体変化が来しても、その反応は度外視した上で、あくまで経時的な罹患細胞の回復を目的としている過程で当該話題を知った際、その方法は点滴や注射です。

 

それでは、上記のクォーテーションマーク内で発生する、主に細胞間移動の契機となる透過を亢進するメディエータの存在がないままに、また、病期次第、経時次第で罹患部位の組織変容が見込まれる為、どうやってどうなるんだろう(語彙力に問題…)という疑問が浮かび以下のような質問を当時投げたところ、

 

>>傷んだ細胞の周辺の血管は元々透過性が高い状態が維持され続けているのか、又は、培養した細胞を静脈から入れる際、何らかも添加して傷んだ細胞の周辺の血管の透過性を高めることが出来るのか、いわゆる低酸素性というか虚血性の傷害は、細胞が傷害を負ってるにも関わらず、周辺の栄養血管の透過性が高い状態が維持され続けているのであれば、そもそも症状として長引くことは考え難い

 

その資料は存在しないと返事がきたのですが、他の治験を見ても、推測通り先ずは病態の基礎に炎症が存在するもの、且つ亜急性期迄という期間限定色が強く、それは他と類似性が高い印象が否めず、また、それぞれを否定しているものでもなく、それはそれで価値のある資料には変わりませんし、効き処の要所を掴む為の材料にもなってきます。

 

※1)https://www.qst.go.jp/site/press/20240904.html

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02uactxnmyP7dcmJrpR7SjioYedFASFN4dj5552dHzd7MtKgNmWZCbJVkLFx3jy5ypl?locale=ja_JP

 

>>「今日は調子が良いから飲まない」「今日は調子が悪いから2倍飲もう」「平日だけ飲もう」「具合いが悪い時に飲んでね」の指示、コロコロ薬を変える、飲み忘れ

 

他にも幾つか挙げられますが、予後を悪くしがちな飲み方です。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0QUEQqXqJNzXLqLFK7RCByRUzPRic6wnAXyerPPecMtGRmNuHuQ89ds7trGTkMfHUl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../4af9e63c4a8fa88eb01caf7b12cf...

 

>>皇后陛下には、ご快復(かいふく)の途上にあり、依然としてご体調には波がおありです

 

>>皇后陛下におかれましては、これまでも医師団が説明いたしております基本的な考え方を踏まえながら、引き続きご治療を継続していただいております

 

現在も主治医は大野裕医師だと思います。標題にもある >>「引き続き治療を」 とはどのような治療を指しているのかは分かりませんが、過去の報道等を見る限りも、薬物が介入している事実は高い印象を受けます。また、今現在よりも向精神薬の情報量や社会的認知度が少なく低いと思しき2004年、

 

>>発表によると、少量の薬も使うそうです。適応障害自体を直す特効薬はありませんが、様々な症状の一つひとつに対処するお薬を使うことはできます。その上で、心理療法、いわゆるカウンセリングなどが行われます。周囲からの理解と支援も、大きな力となります。※1)

 

心理療法もカウンセリングも、大野医師の認知行動療法も薬物が足枷となっている可能性は高く、分かり易いように例えれば、不安や不眠を抱える人間にお酒を飲ませながら、「あなたの不安の原因は~」とか、「あなたの不眠の原因は~」と講釈垂れて、どうなるものでもないと思います。

 

中枢神経をアルコールで支配された酔っ払いがうんうんと頷いたとしても、実質的に話は入っていないもので、また、それ以上に深刻なのが頷いた事を良い事に、心理療法、カウンセリング、認知行動療法、酒を飲ませた者は、その酔っ払いの事は棚に上げて自分自身に良い点数を付けるでしょう。

 

話は戻し、数年前の記事を読み返しても「体調には波がある」という文言が使われています。その為、ここ最近だけ波がある訳ではないようです。

 

問題はその波の理由ですが、恐らく今までも様々な性格の薬物がとっかえひっかえ介入してきたと思います。そのような状況では過敏性を示したり、逆に抵抗性を示したり、離脱症状が惹起されるリスクが急激に上がってきます。何度も書いていますが、とっかえひっかえが最も予後を混沌とさせます。

 

その上で、今現在の体調の波とやらが薬物による投与間離脱の類であれば厄介ですし、仮に投与間離脱を○○病、○○障害、○○症候群等と既存の傷病名を用いて言い続けているのであれば、今後も経過は厳しいと考えるのが一般的です。

 

※1)https://www.n-seiryo.ac.jp/.../2004/imperial_masako.html

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02eQiLGfEhfpWtPDciLbtBwtVzFizEfZhv37TXtCsJ1FFPNF9yAzrZRHjMDeGBTmxil?locale=ja_JP

 

>>睡眠薬などの市販薬が大量に見つかったといったこともなかった※1)

 

大量でなければ少量ならあったのかと考えてしまいますが、時系列を見ると、睡眠時間がほぼ取れない状況です。その対策として時間的な合理性を上げる為にと、入浴前に睡眠薬を飲んでいなかったかなと考えてしまいます。

 

お酒好きである事、飲酒と入浴の危険性についても触れられていますが、もし飲酒後の入浴が日常的であれば、お酒単体の場合は慣れている手前、可能性は逆に低いと考えています。

 

そこにタイトなスケジュール下に置かれたタイミングで、頓服的に医療用量的な服薬量だとしても、睡眠薬と呼ばれるものがプラスされると、鼻や口が水で塞がれても気が付けない状態に陥るリスクが上がると思います。

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 ▼中山さん発見までの6日の経過

 

 ・午前2時30分ごろ 中山さんから事務所スタッフに連絡、スタッフは気付かず。

 

 ・午前3時ごろから5時ごろ 捜査関係者による、死亡推定時刻とされる。

 

 ・午前7時ごろ スタッフが中山さんに連絡を入れるもLINEが既読にならず。

 

 ・午前9時ごろ 中山さんが待ち合わせ場所に姿を見せず。大阪市内で夕方、夜とコンサートが予定されていたため、新幹線に乗る予定だった。

 

 ・正午ごろ 自宅を訪れた事務所関係者らが中山さんを発見し、110番通報。死亡を確認。

-----※2)

 

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../df010f2a701eb31f7a72c3551fc8...

 

※2)https://news.yahoo.co.jp/.../da56b8c24584220a560aae64a84c...

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0WFBPLMFBXcuv67NXJ7ErKShfb7FFVwbSNbmUx6eegJBaCyCx5bhEVvw6R6NZMbrGl?locale=ja_JP

 

https://news.yahoo.co.jp/.../e90a24ac7b7aa8ec49a432361edd...

 

未だにフロントガラスの曇りが内側なのか外側なのか判別が付かず、不要にアレコレ触って動かしてしまう私ですが、そのなかでひとつ気が付いた事がありまして、曇る原因には先ず自分自身の単純な自律機能の存在が濃厚に絡んでいる事に気が付きます。

仮に一切の曇りがなく走行している最中、突然曇り始めた経験はないでしょうか。私自身その曇り始めの大概は、俗に言うヒヤリハットが起きて間も無くです。ただ、この現象の再現性を確認する為の追試や検討を行う事が難しい理由に、前以てヒヤリハットが起きると分かっていれば、ヒヤリハットにならないからです。

突然動物が飛び出してきたり、目の前に居座っていたり、対向車が寝ているのかスマホをいじっているのか、下を向いた状態でセンターを割って突っ込んできたり、酒か薬か具合いが悪いのかフラフラしていたりと、道路上での共同生活は色々あり、それもひとつの学び場ですが、そのような節もあって前以てヒヤリハットを作り出す事は難しいのですが、何らかの契機でこれらの現象が起きた時、窓が曇り始める印象があります。

危険を回避する為にと緊張が走るのでしょう。すまして回避したつもりでも、実際には心拍数は上がり、体温は上がり、自覚はなくても全身の汗腺(エクリン腺 アポクリン腺問わず)からは汗が出て、それが原因で窓を曇らせていると考えていますが、

 

上記の推測が正しいとしたら、ひとりの人間(この場合は私)がちょろっと焦っただけで、今まで何ともなかった窓を突然曇らせ始める程の温度や湿度まで上昇させる現象に関して、ヒトは常に環境に適応しようと働く自律機能の凄さに気が付きますし、

度々書いていますが、中枢神経に反応を及ぼす鎮痛薬や向精神薬、アルコールは当該自律機能を左記物質に預けてしまう(委ねてしまう)為、その多くが運転の禁止物質と指定されており、仮に摂取した状態では何か起きた時の回避も難しかったり、危険を危険と思えない操作になる事で、結果的に事故に繋がり易くなるのかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02N5eLtq6SN7gai1hVYVCMbNn9wVYjzRscFyzJ1bib1MQTs7zBBAfaH9Q9bzWS5Tzql?locale=ja_JP

 

ヒトは毎日のように同じ部位に負担を掛け続けると、幾ら自律的に回復しようとも、回復が追い付かずに傷める可能性があります。それを治療行為で起こさない為にも、治療間隔や刺針部位等は常に検討し続ける必要はありますが、使う道具にそもそもの問題が存在する事も考える必要があります。

 

そのひとつが、一般的に出回っている針に塗られたシリコーンオイルの問題です。切れや滑りを良くし、治療由来の痛みを軽減する為を目的としたシリコーンオイルが塗られた針を私が使わない理由は過去にも挙げていますが※参考1~10)、改めてまとめると、

 

a)当該オイルは無害に等しくても、b)体内で針からオイルが剥離した場合、c)オイルの性質的に代謝されない為に当該部位に留まり、d)ヒトが持つ生理的な反応で異物と見做され、e)炎症を引き起こし続ける懸念と、f)並行してオイルを包み込む反応が始まる(封入体の形成)

 

c)くらいから問題は始まりますが、シリコーンオイルは薬物の添加剤や揚げ油等に幅広く用いられているものの、摂り過ぎれば腹痛や下痢は見られてもそれほど影響がないのは、上記の通り吸収や代謝がされずに口からお尻の出口まで素通りするからで、

 

針で体内に侵入し、剥離して留まると、ヒトは異物と認識して炎症が起き続ける(慢性的な炎症の惹起)タイミングで、人体にとっての有害性を持ちます。

 

書き直すと、シリコーンそのものは無害に等しいですが、それを異物と認識して発生した炎症反応が慢性的に継続する事で、当該部位の細胞にとっても悪影響を及ぼしますし、消炎作業を行い続ける必要が生じる為、全身状態にも悪影響が波及します。

 

当該反応で惹起されるメディエータ群は、罹患細胞の回復に恩恵を齎す要素ではあるものの、毎日続けば組織を壊す要因と全身への悪影響にもなる為、

 

上記諸々の道具の選択は勿論、文中にも記載した通り、針刺し行為で惹起される生理的な反応と状況を読み、間隔その他を考える事で負担を減らせますし、物質由来(今件ではシリコーンオイル)による慢性炎症のリスクも避けられます。URLは載せませんが、2021年7月に注射針を作っているとあるメーカーのQ&Aに以下の記載がありますので参考に見ます。

 

>>ご使用に際してシリンジの内部や、シリンジの外部や包装内に液体が確認され、使用に際して、糸を引く、ベタベタするといったご連絡をいただいております。 シリンジには潤滑目的でシリコーン油を塗布しておりますが、このオイルは医療機器への使用が認められ、一般的広く使用されているものです。量につきましても、厚生労働省殿が定めたISO規格を満足していることを確認しております。

 

シリンジ内外がベタベタで糸を引く程とは、製造過程でオイルに潜らせているのかと思いますが、これが厚労省が許した量かどうかは定かでないものの、医療器具には幅広く当該オイルは用いられています。

 

先程まで私は留まるという表現を用いていますが、注射針では血管の中等、流れのあるところに薬液等を打ち込む場面もあると思います。そうすると、血液の流量(血圧)や当該オイルとの比重の関係で動きは異なると思いますが、迷走する可能性も生まれます。入り口は異なりますが、コメント欄に参考画像※参考)を載せます。

 

諸々含めて考えると、自ら状況を読めなくする行為は行わないのも大切ですし、負担を考えればシリコーンオイルはゼロ、シリコンフリーを使うのが適切と考えています。長くなりましたが、慢性的な炎症が継続する懸念はシェア内の冒頭に繋がります。

 

>>日々何らかの身体/精神/環境ストレスに曝露しているヒトは、あらゆる神経伝達物質の(基礎)分泌が日常的に執り行われていると推測されますが、取り分けGABAの生合成が強まる契機の一般事例として、炎症(stressor→非Inflammation含む)と空腹(飢餓状態)が示唆されています。

 

本来であれば必要のない部分でリソースが割かれると、既にGABAの自律的な分泌能に異常が惹起されている病態下では余計なリスクを負わせますし、それは勿論、当該病態を抱えていなくても負担である事には変わりありません。

 

 

※参考)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.saiseikai-shiga.jp/.../2018/journal2018_5.pdf

 

※1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/8312316528859540

※2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/7857383977686133

※3)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/7338744799550056

※4)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/6595091443915399

※5)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/5931190403638843

※6)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/5560421367382417

※7)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/5289337571157466

※8)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4598429523581611

※9)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4449527011805197

※10)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4326863324071567

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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再考をする 49 2024/11/8~2024/11/25

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https://news.yahoo.co.jp/.../d6e3a7a4eaaf1b376b295dee14e3...

 

>>一方、日本では、入院中心ですから、副作用を無視した安易な大量処方をしたがる精神科医がすごく多い。しかし、一度、抗精神病薬を多量に服用させられると、脳に不可逆的変化が起きてしまうケースが多々

 

現実問題として多量に限らず外来レベルで言われた通り、出された通り、弱いから、短い期間だからでも起こり得るリスクはありますが、細かい話しは別にして、薬物で起きた結果を薬物で抑える悪循環は数百年前から見られますが、1952年、精神医療の幕開けとされた薬物の走りは記事内にも単語として見られる抗精神病薬クロルプロマジンです。

 

それまでは回転椅子やロボトミー、電気ショックや拘束等、今も存在するかもしれませんが、第三者の視覚に分かる行為は、当時からそれはそれで非難の対象でした。力でねじ伏せているのが傍目にも分かる行為は非難の対象になり易いものです。

 

では、抗精神病薬や他の向精神薬全般にほぼ共通の、脳や脊髄の受容体を標的として、それが契機で受容体が変性する、数や形を変える、自力で分泌出来る能力が乏しくなる、前駆物質の影響を受け細胞が壊される、増強した神経伝達物質で細胞が壊される、内分泌や外分泌の問題が起きる諸々、全身状態に波及する異常は傍目には分かり辛いですが、こちらも同様に力技で弊害は大きなものです。

 

例えば1957年に発売が開始され、2016年に販売を終えた白玉や赤玉とも言われたベゲタミンは、「飲む拘束衣」と呼ばれる等、当該薬物に限らず上記諸々の行為を代替する存在が、向精神薬の扱われ方でもあります。他国も薬物が関わる問題は大きいと思いますが、ここ日本に関しては当該記事通り現在も精神病床数が世界一を誇り、大半は薬物が投与されていると思います。ではここまでの話の内容全てを、治療と称した力でねじ伏せる暴力と仮定します。

 

精神医療に限らず、日本は暴力を繰り返して大きくなった国と考えています。暴力とは殴る蹴るだけではなく、大声で怒鳴る等も含みます。ここには暴力に走る側の器や物差しの問題が無視されています。何故ならその多くが上司、年上、そのような社会的(?)立ち位置が入り込んでくる為か、直接の指摘が難しい場合もあり、何ならその事で暴力を受けた側が自ら暴力を服薬する悪循環に陥る可能性もあります。

 

行為に及んだ側、及ぶ側に反省も改善もなく、次々と暴力で大きくなった場合、恐らくそこには何も残らず、また次々と強大な暴力を準備していくしかありませんが、暴力は誰でも考えなくても出来ます。そこに教育水準云々は関係なく、もしかしたら水準が高いほど自分だけは痛手を負わない、負いたくないズル賢さが生まれたり、暴力をコントロールするようになるだけと考えていますが、それはさて置きこのように精神病床数が世界一なのは、日本人は暴力でしか解決出来ないと考えている生き物だからなのかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0YhubepyJbeDWvToAhkuayEitTSRWciGFtdJgjtvruhHE2cfqA8bpT2eC3hK1nwdyl

 

健康と経済は両立出来ないと言われています。その割に健康を謳う界隈では、その発端となるヒトを動かし経済を動かそうと取り組んでいる様子が見られます。寝てれば良いのにといつも思いますが、そうなると健康界隈の経済が回らないという界隈側の都合が悪くなります。

 

特に炎症性疾患や炎症期を病期とするヒトの罹患細胞は極めて脆弱で、それは部位問わず皮膚、筋肉、神経、血管、骨等全てに及びますが、鎮痛剤を飲ませて痛みを誤魔化し脆弱な罹患細胞の破壊行為を勧めるのは、界隈側の都合は良くなっても、患者側は取り返しの付かない事態になる場合もあります。

 

前項の治療と称した薬物と中枢神経の破壊と類似した話題にもなりますが、先ず「これってヒトを壊していないか」「罹患細胞の回復に寄与出来ているのか」を、何度も何度も繰り返し考え続ける必要はあると思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02GU5WsoEkuTgq7gb7WU1LNyqTGP3oGroXuiUAqd8TNgJeq1HXX4Kv9YUofgJpSwRtl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../ee3c2f2f922a539ea171fdb8744d...

 

>>「向精神薬禁止法」が成立する見通しだ

 

情報自体の事実性は高くないようですが、不随意で機能し常に平衡を保とうとする神経に対し、物質で制御しようとする行為自体が危険で、その弊害は服薬した本人に限らず、その個の周囲と社会に与える影響は莫大なので、禁止法の成立が事実であれば良かったと思いましたし、法的に禁止と言わない限り多くは使いたいものなの?と思うものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid025piMt7inqMcCJW7zw6jMY8EXf1dE4vi7wxnyaEekTk25VipPU8nrGsQPGq8ufEZ6l

 

去年初めて「脱脂綿(だっしめん)」と表現される意味を知ったのですが、それ以外にも意味を知らずに使っている言葉は多そうです。「電話(でんわ)」もそうです。電気を使って会話をするから電話なのでしょうか。それでは「糸電話(いとでんわ)」とは?等と考えると尽きないものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid06eYo27CEtkdmqwfPuJChv2edZ4KgEvg8SY86BeStAy8q1XgCaJnke7qW16iiQRhJl

 

>>病態そのものがステロイドを使用する理由がない可能性が極めて高い

 

悪い意味での古くからの慣例というか、席に座ったら嫌でも出されるお通し的な薬物は当該病態に限らず多いかもしれませんが、ヒトの身体は何処か傷めた時、薬物を使った場合と使わなかった場合での、同一人物に対しての両者の経過を同時に追跡する事は不可能です。

 

それを踏まえた上での話題になりますが、突発的に難聴を患った場合、以前より早急なステロイド投与が有効と言われ、使用した場合は完治約3割、有効約3割、不変約3割とされていますが、ステロイドを使用しなかった143例のデータを見ても※1)それほど変わりません。

 

>>治癒39.2%、著明回復7.7%、回復21.0%、不変32.2%

 

それよりも、両者の類似した数字をどのように解釈するかが大切で、それが中長期的な身体の負担減にも繋げられます。関連※2)も含めて考えると、結論は使っても使わなくても変わらん、及び使う事で罹患細胞の治癒遅延を助長するとはなるものの、目で見てよく分からない脳神経の異常が惹起されたからと言って、

 

慣例的にステロイドを流すのはシェア内の症例を踏まえても、難聴が良くならなかったのは勿論、使用後に一旦は良くなってくれた他の諸症状が再燃する等の悪影響が目立ち、また、使用状況によってはステロイド離脱の不安も抱える等、必要ないどころか有害性が高いと判断せざるを得ない事例も少なくありません。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/.../jibii.../116/4/116_477/_pdf

 

※2)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19821308/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0KBtUVsjFqNPKcdBZ1EASQ49wRiqhPp8dcekquNYxdrJg9iu33XEjavyeSX1yid4Jl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../49dafd5a3622f44231949590288e...

 

>>「薬はけっして悪、ではありません。かつてはベンゾジアゼピン系といって、のみつづけると耐性や依存性が生じてしまう薬が処方されることもありましたが、最近はそうではないものを選ぼうという動きが主流なので安心を。今の医療現場で選ばれているものであれば心配ないので、まずは短期のイメージで始めてみてよいのではないでしょうか」とのこと※1)

 

「かつては~」と、最早いにしえの存在として取り上げられるベンゾですが、ベンゾが出始めの時からつい最近までは(もしかして今も?)バルビツール酸と比較されてか、「ベンゾは安心安全副作用なし耐性なし依存性なし云々」と神話を築き上げてきましたし、

 

「最近はそうではないものを」が指す、抗ヒスタミン薬やオレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体作動薬を試せばと言っているのだと思いますが、これらの薬物では不十分で(或いは耐性が付いて)結局ベンゾに移行する事例は多いと思います。肌感覚としてどうでしょうか。

 

薬物を飲んでいる方で、それがバルビツール酸か、ベンゾジアゼピンか、抗ヒスタミン薬か、オレキシン受容体拮抗薬か、メラトニン受容体作動薬か、分かってて飲んでいる方はどれくらいいるのでしょう。お薬手帳にはこれらの文言は書かれていませんし、能動的に調べない限り分からない情報ばかりで、

 

「出されたから飲んでいる」「効かないと言ったら違うの出された」「効かなくなってきたと言ったら違うの出された」「効かなくなってきたと言ったら増やされた」「クスリの名前?知らん」が大半です。それを踏まえた上で左記のような患者心理のニーズに沿った満足を与えると言ったら、ガンギマリする薬物に移行し続けていくしかないのかもしれません。

 

常々思う事として薬物を服薬する契機に、僅かでも心の隙間、服薬する妥協線を作ると、ヒトはどんな理由を付けてでも薬物に走り、初めは軽い気持ちで服薬したつもりが、ズルズルといってしまう事態に陥ると思います。

 

「薬を飲んで眠れるようになったら止めよう」もあると思います。古くはベンゾもそのように投与されていました。それで1回目は問題なく休薬出来たものの、月日を経て何らかの契機で眠れなくなったとして「また眠れなくなったから薬を飲もう」、そして「また薬を飲んで眠れるようになったから止めよう」の繰り返しも割と多いと思いますが、

 

このように上記引用部分とも関連した「のみつづけると」を、断片的な服薬なら問題ないと解釈した場合も含む、服薬と休薬を繰り返す行為そのものが、離脱症状を惹起し、重篤化していく大きな要因のひとつでもあり、そのうち「薬がないと眠れない」「薬を飲んでも眠れない」状態になりがちです。

 

これは対不眠に限らず、向精神薬や中枢神経に反応を及ぼす鎮痛剤を投与される症状全般でも同様で、「首や腰が痛いうちは飲もう」「痛くなくなったから止めよう」、この繰り返しで首や腰の痛み云々とは関係のないところで本人にとっては謎めいた症状群(要は離脱症状)が溢れ、薬物を手放せなくなる事態に陥ります。

 

以前も取り上げたものの、初めは純粋な腰痛患者がいつの間にか気が付いたら精神病棟に居た、「ワイの手術は完璧や、良くならないのは精神病だからや」等の症例も挙げましたが、多くが「まさか」と思うものが、薬物ではたちまち簡単に起こります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0rFJuJ7iq8KwnnGSCdh8NXmzxgcTYC8MLdVBu5nSPRXrxnWR9WGAijLG4hsbeYxtUl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../f13c331f85577b8c4250e2598054...

 

レプリコン以前のコロナワクチンの接種率を見ても、2~3回目以降は急激に接種率が落ちています。恐らく付き合いや半ば強制か興味本位かでは、そもそも継続しないのはワクチンに限った話でもありません。

 

私は付き合いも強制も興味もないので1回も打っていませんが、それはさて置き、ワクチンは打ったからといって何処か気持ち良くなる訳でもなく、何処か良くなったような自覚を得る訳でもなく、場合によっては具合いが悪くなるだけで、

 

接種者が罹患したのであれば、これくらいで済んで良かったねと言ったり、非接種者が罹患したのであれば、接種しないからだと言われたり云々と、過去最大規模の薬害事案と言われる現状では、既存の接種者が何で初めに教えてくれなかったんだと←今ここ、ですが、

 

小難しい話は抜きにして、打っても打たなくてもよく分からない、それほどメリットを感じられないのも確かかもしれません。

普段諸々と考察を入れている向精神薬や中枢神経に反応する鎮痛剤の類は、何にも分からない、効かない、という話も当然ありますが、ワクチンと比較すれば何らかの変化自覚をもたらす場合も多いと思います。

 

このように、ここまでの内容を踏まえてコスタイベを含んだ接種が少ないのは、作用や副作用関係なく「飽きた」と読みます。その為、幾らコマーシャルを流したり、有名人芸能人を起用したり、ワクチン女子等と銘打っても伸びは悪いはずです。

 

安全か危険か、科学か非科学か以前に、感情的に飽きたら何をやってもダメなものです。恐らく人間とはそのようなものだと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0rZ11siMDgbboZqRmd3T8JfCXMFAXgzRi73txcVHyD8Q9iJdQWnbZ73g6bugnA64dl

 

>>顔のたるみなど、見るからに何かの中毒の人です。実際、食欲も落ちて居ますが、嘔吐等はありません。身体症状は手の痺れが痛痒く、油汗のようなものをかき続けており、とにかくすぐ痩せます。初めての無月経です。血液検査で筋肉に異常値が出て居ました(正常値の約100倍)

 

離脱症状で度々異常を示す数値に、上か下かは問わずクレアチニンキナーゼ(CK)がありますが(念の為ですが横紋筋融解症ではなく)、当該病態の背景を既知として個々の状況に沿った安全を確保しておけば、時間の経過で自然に戻ると思います。

 

周辺症状も加味した上で、甲状腺の異常を考えるのが一般的かとは思いますが、離脱症状の起因を知らずにアレコレ手出しすると危険な方向に進みがちですし、離脱症状の惹起背景を踏まえれば、CK値に異常を示す以外の中枢神経の新規傷害と既存症状の増悪も併せて曝露するリスクも意味します。

 

離脱症状は多くが検査をしても異常なしとされがちですが、病期次第では異常を示す検査項目も時折存在します。異常の有無問わず焦らない事が大切かと思います。傷病名ばかり並べてくる一因には、薬物の弊害を完全に無視しているか未知の為と考えられますが、時系列を読めば分かります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02qWiV6cqTnybAq3XPF2witJKfwgnU3r1RixF6j27JkHSMqPUAW2WFhe2iS8DrvKDWl

 

>>ここ最近は進行性の神経変性疾患にVB12の大量投与の治験もされていましたが、追々の結果を待ちたい

 

上記は筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するビタミンB12の高用量投与の話題に触れたもので、5年後の今年、2024年9月24日に製造販売の承認を得ています※1)。今後どうなるか、引き続き注視していきたいところです。

 

※1)https://www.eisai.co.jp/news/2024/news202469.html

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02F9jvJ8gHyiU3yKztaNq3eFM7AWFYzVQsXBS5DcaSoeu6x7RrtedzDRFkALcSmh7sl

 

>>サッカーのセリエAに所属する選手にALSの発症率が高い等※1)職業柄や環境の傾向も考えられてます。更に古くからは、3大多発地域とされる紀伊半島南部、グアム島、西ニューギニア等の話も有名です。>>危険因子として推測されている、加齢,男性,外傷,金属への曝露(地下水の金属イオン濃度),喫煙,重労働,植物種子の摂取などの他、

 

シェア内にも記載の通り、脊髄性筋萎縮症(SMA)への治療薬、ゾルゲンスマやスピンラザ、エブリスディのように、当該病態が遺伝子疾患で且つ原因遺伝子が特定されれば、遺伝子の機能そのものを変える薬物は拵えられる一方、上記引用の通り遺伝子疾患ではない場合の薬物治療で出来る範囲と言えば、諸々の薬物を調べてもらえれば分かる通り、なかなか厳しいのが現状です。

 

そのなかでも、遺伝性の筋萎縮性側索硬化症では原因遺伝子が特定されつつ(SOD1)、恐らくALSに於ける薬物治療の突破口も、SMAと薬物治療の通り、このあたりから大きく開けるのではないかと思っています。こちらも前項の話題と関連しますが、今年2024年5月21日に、バイオジェンがSOD1遺伝子変異によるALS患者に向け、クアルソディ(トフェルセン)を厚労省に製造販売の承認申請をしており注目されます。

 

関連)https://nk.jiho.jp/article/194560

 

関連)https://nk.jiho.jp/article/194624

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid028331F1tsq6Jz2RpuUxCXoMQtaGSY4xv9NiGgSzcRm5nJd7GuuvjSxKYRvdqapUXBl

 

メチルフェニデートリタリンを製造販売するノバルティスファーマが、リタリンを理由とする事件や事故、自殺等が目立ち、2007年の10月31日に、適応疾患の狭小化と流通管理を強化したのですが、当該成分の徐放剤、コンサータの製造販売の承認をヤンセンファーマが得たのも同年10月です。徐放剤とは言え見事にスライドさせています。

 

要はこれらの薬物は覚醒剤で、ミニにタコが出来るほど話していますが、幾ら相互が気を付けても、或いはそれが医療用量だから云々とキレイごとを並べても、問題が起きるのは当然と思っていたほうが無難で、コンサータに限らず同様に覚醒作用を持つ中枢神経刺激薬を10代等の若年層に集中的に投与し、挙句の果てに大人の○○とキャンペンを打ち、更に拡大している状況は軽視出来ないものです。直ぐに引っ張り出せた資料で、2013年に当該薬物を服薬した声を幾つか拾い上げたものがあるので以下に参考として挙げますが、

 

「飲んでない時(効き目が切れている時)は、心の色は白だとしたら飲んでいるときの気持ちは、ほとんど黒の灰色になるよ」「何も楽しいと思えなくなるの、全部に興味がなくなるの」「友達と遊びたくなくなるし、遊ぼうとしても出来ない。気持ちがなくなるの」「とにかく何も興味が無くなって僕が空っぽになる」「母ちゃんのご飯でも食べたい気持ちになれない」

 

「何も感じなくなる」(喜怒哀楽を失う)「ロボットになったような感じ」「おなかが痛くなってくる、気持ち悪い」「全然好きじゃないことに勝手に集中してしまうから疲れる」「空や花がきれいだと思わなくなるの」「気持ちが「ズーン」ってなる」「考えたくないことで頭がいっぱいになるの」

 

この状態が続くと考えると、服薬者にとっては不幸でしかありませんし、机に静かに座り続けられる事で得するのは服薬者でもない訳です。この類の薬物は誰が得をする為に存在するか、何度も考えたほうが良いと思います。勿論、副作用、耐性、離脱症状が付き物で、近年特にアメリカでは原材料が不足し、カフェインを摂取させてドパミンの分泌を促す等、服薬したばかりに面倒臭い事ばかりが続き、それは雪だるま式に大きくなります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid09FoeCoW6gdozEtsSJm2mzYeKekNEbdqgTVboCQAdHSwadJnyeG6G2RhktTCxASvEl

 

各々の部位の受傷時に於ける最重症度に近しい動態を観察すれば、大概は当該部位の運動は不可能に近しく、安静を保つ方向に向かいます。その逆に軽症では、罹患部位に反生理的なエネルギーを加える傾向が見られます。それがシェア内の表現であれば伸張位を指すストレッチと呼ばれるものや、上述の通り運動が挙げられます。

 

ここまでを一度まとめると、ヒトは軽症であるほど動き(動け)、重症であるほど動かない(動けない)となります。一般的に考えるとヒトはどこか傷めた際、動きを入れないほど(=負担を掛けないほど)回復は早いと思われますし、動きを入れるほど(=負担を掛けるほど)、回復は遅れると思います。

 

この不可思議な現象は他の動物と度々比較され、犬や猫は具合いが悪くなれば動きを止めて回復を待ちますが、ヒトは具合いが悪い時ほど動きたがるおかしな生き物です。これがヒトの本能的な動態か、後付けの知識の弊害かはさて置き、主に筋骨格系疾患や神経疾患で散見されます。左記以外の受傷部位の場合はどうでしょうか。歯肉に炎症が起きた時、或いは何処かをヤケドした時、患部をグリグリしないと思います。

 

先ず痛いですし(何れも傷めた深さ次第で神経そのものも受傷して逆に痛くない場合もありますが、取り敢えずは一般論として)炎症が起きている細胞は脆弱でもある為に傷を深くし、結果的に治るまでの時間も延長するでしょう。そしてそれは多くが知っています。その反面、頸部や腰部の何処かを傷めて炎症が起きた時、何故グリグリしたり伸ばしたりするのか、です。

 

前者と後者の違いは何処にあるかと言えば、歯肉炎や熱傷は患部が自分の目で見える、頸部や腰部は内部の環境が自分の目で見えない、この違いもあるかもしれません。目で見てヤバいから手を出さないのは分かりますが、目で見えないヤバさなら手を出しても良いのかと言えば、また違うと思います。

 

話は戻し文字にすれば当たり前ですが、では、軽症であるほど重症度に応じた範囲内で運動量に差異は見られますが、「なぜヒトは傷めた時に限って非生理的な負担を罹患部位に掛けたがるのか」「なぜヒトは傷めた時に限って普段は行わない運動やストレッチを急に始めるのか」「動いて傷めた部位がなぜ動いて治ると思っているのか」です。

 

歯肉炎や熱傷時の対応とは異なる動態も踏まえると、文中で推測を挙げた通り、本能ではなく後付けの知識が大きく影響している可能性もあるのかもしれません。恐らく答えは、最重症度の動態を軽症時にも積極的に取り込む事で、より早い回復が見込めると捉えています。

 

カジュアルに惹起するリスクを持つ筋骨格系疾患や神経疾患を、慢性化と呼ばれる細胞の状態にさせない取り組みとして、無駄にNSAIDsを初めとした解熱鎮痛剤や中枢神経に反応する鎮痛剤を使わない、傷口を深くするような行動は取らない等々を以前も挙げてきましたが、現実は必要以上に鎮痛剤を取り、なまじそれで痛み自覚が薄れたのか、突然見た事のない運動やストレッチを開始して患部に非生理的なエネルギーを加えて重症度を高めていないでしょうか。

 

これらも諸々後付けの知識が影響していると思います。逆に知識がなければ「仕方ないから寝てようか」となるかもしれませんが、それが冒頭でも触れた最重症度の動態です。

 

参考)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2016/04/5004_ken3.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0356LgkjGGsZrLUg57hYQfY445dhSzqVx3q2bgtSYWbcdfWYzKYEwPtcodktcNc4Sgl

 

ロシアとウクライナの戦争で、最近ロシアに加勢している北朝鮮兵が深刻なアルコール依存に陥っている、アルコールが理由で既に死亡者が出ているのは他の報道でも見られますが、どの程度なのかが興味深いものです。

 

戦争に薬物とアルコールは付き物で、以前も第二次世界大戦時、日本人が初めて見つけた覚醒剤をドイツが使用し、飲まず食わず寝ずの電撃戦で一気に拡大し、各国も揃って覚醒剤を使用した話題にも触れました。今のロシアとウクライナの戦争でも、各々の兵士の覚醒剤使用が示唆された報道もありましたが、その後、北朝鮮兵がロシアに加勢すると報道があった際、

 

北朝鮮は麻薬の原料となる良質なケシを栽培して外貨の獲得に成功している背景からも、ロシアに出向く北朝鮮兵にも相当量の麻薬を配るのかなと考えましたが、現在のところアルコールで問題が起きているようです。それが冒頭の通りどの程度の問題かが、ロシア兵が自身の上官に宛てた報告書に記載されているようで、こちらを参考にします※1)

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北朝鮮兵は工業用アルコール、消毒用アルコール、ウェットティッシュアルコールを貪る」

 

北朝鮮兵はアルコールに飢えており、ロシア兵さえ見向きもせず身体不全を起こす物を好んで摂取している」

 

「結果的に麻痺になって、死んでいるのか生きているのか分からない状態になった」

 

「傷や寒さに鈍感な、猛烈な戦闘の生体メカニズムを保有した戦士、特殊部隊として強固に訓練された死と炎の中で戦う準備ができ、人々はおろか動物を含めて無差別に残酷に殺害する事を待ち望んでいたが、臆病で礼儀正しい酔っ払いたちがやって来た」

 

「彼らのアルコール依存症はブリャンスク、チタ、マガダン地域を遥かに超える我々が未経験レベルの酷い物だった」

 

「アルコールが少しでも入っている物なら、なんでも口にし、体に塗り込む」

 

「彼らは礼儀正しくアルコールベースのナプキンを盗み、数十枚を貪り食い、その後、酔っ払いとても幸せそうに胃潰瘍になり死にそうになっている」

 

「彼らはアルコールが少しでも入っているローション、溶剤、ガラスクリーナーや不凍液、研磨剤、ブレーキ液さえも食用として躊躇なく摂取し続けている」

 

「韓国の英雄たちは、「エチルを飲むかどうか(藤原※注 エチル=エチルアルコール)」という些細なことで時間を無駄にしません。ギ酸、加水分解、硫酸塩を含むあらゆるアルコールを摂取します」

 

「「最も経験豊富なロシア兵さえも死ぬ物を、彼らは口笛を吹きながら幸福そうに飲み込む。彼らの祖国では、ロシア兵にとっては毒となる物すら珍味となる教育を受けている」と、この内容を流出した記者が書き加えている」

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ぱっと見、これでは戦い難いというかロシアに出向いてアルコールで自爆しているように見えますが、これは文中にも記載した第二次世界大戦時のドイツ兵と覚醒剤の関係でも同じ現象が確認出来ます。

要はその中身がアルコール、覚醒剤、麻薬その他、或いは混合的な使用も勿論あるかもしれませんが、各々の精神作用物質でいずれ中毒症状や離脱症状で苦しんでいる姿と関連死があり、また、視点を絞れば時代時代の戦争で、多少呼び名は異なっても戦争後遺症(例 湾岸戦争症候群等)と呼ばれる諸症状を並べると、アルコールや薬物、主に向精神薬による中枢神経への傷害が相当濃厚に絡んでいる状態と分かります。

 

※1)https://www.youtube.com/watch?v=uhAD8mfU2lQ

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0wky952kTz8BdUYsxVSRkfBhMAmiHPB4sdPwZVE1woBHHb17BBv7Mp6Drpz1F2sq8l

 

 

添付写真※1)は日本発のメタンフェタミンと呼ばれる覚醒剤を使用した方で、左が22歳の時、右が23歳の時です。年月で言えば12か月未満の短期間の為か、顔貌そのものに大きく変化は見られませんが、本題は皮膚の状態です。

 

添付写真元を参考にすると、薬物が契機で皮膚むしり病となり、痒くもなく何らかの皮膚疾患がないにも関わらず、むしりたくて仕方のない状態に陥った結果、写真の通り表皮を越えて真皮以上まで傷を付けたのか、痂疲(=かさぶた)や感染症、色素沈着、肥厚性瘢痕が見られます。

 

写真は軽めなものを取り上げましたが、痂疲は浸出液や出血に蓋をしてくれると言われているものの、空気や水、細菌は通す程度の目の粗さを持つ為、完全に外部との交通が遮断された安全な状態ではなく、感染の懸念は勿論、治りも悪く、後の見た目にも影響が出る可能性もある為、なるべく痂疲は作らず上皮化を目指す取り組みが理想なのですが、

 

上記は今件のむしり病に限った話題でもないので、理想的な治し方、治り方の話はさて置き、この手の顔貌、及び皮膚の状態に陥った服薬者を見ていると、ひとつの特徴に気が付きます。

 

傍目には自傷行為とも言える、髪を抜き続ける抜毛症や、手首を刃物で傷付け続ける行為等と根本的な精神状態は近しいのかもしれませんが、どのタイミングで当該状態に陥っているのかを観察すると、メタンフェタミンに限らず、服薬中ではなく断薬後の離脱症状、或いは服薬中でも常用量離脱症状の際に目立っている印象はないでしょうか。

 

書き方を変えればメタンフェタミンに限らず、勿論ここ日本で合法や違法と隔てている薬物は関係なく、向精神薬全般に対して薬効自覚を得ている最中であれば、諸々の行為は目立たず、常用量離脱症状、或いは離脱症状の際に散見されるようになります。

 

勿論、諸々の行為は薬物が介してなくとも惹起される可能性もゼロではありませんが、多くは薬物が介入した後に発生しているようにも見受けられます。前項に続けば飲まず食わず寝ず(飲めない食えない眠れないも含む)が出来る為、栄養面の問題やニキビ等も契機になり得ると思います。

 

その継続性の高さ、イコールとして傷の多さや傷の深さにも繋がりますが、自律性を奪取する(この場合の自律性の奪取とは、薬物が標的としたレセプタの変性や当該神経伝達物質のネガティブフィードバック云々により)向精神薬全般の弊害で、自身の意識では抑えが効かない状態が原因と考えられます。

 

※1)https://ailovei.com/?p=94538

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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再考をする 48 2024/10/14~2024/10/30

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「良い」「悪い」という判断基準が間違いと気が付くのに割と時間は掛かりました。全て「悪い(※以下、負担と表現)」と置いた上で、「どのくらいの負担か」の程度問題で考えると分かり易くなります。

 

一般的な硬さで炊かれたご飯とお粥では、胃に掛かる負担はご飯>お粥で認識されていると思いますが、お腹の調子が悪いからとお粥が丁度良いヒトも居れば、お粥も負担が掛かるからと何も食べないヒトも居ると思います。また、同一人物でも初めはお粥なら食べる事が出来ていた場合も、お腹の調子が更に悪くなれば、さっきまで食べていたお粥も食べれなくなる場合もあると思います。

 

このように、お腹の調子次第で目の前にある食べ物の負担度合いは変化してくる為、この状況を以てお粥に対する判断基準は「良い」「悪い」で判定する事は難しくなります。これは食べ物に限った話ではなく、隅々まで同じ事が言えるかもしれませんが、少なくとも何かの行為を取り込む場合、それは一旦全て負担と考えると分かり易くなりますし、

 

その上で、何らかの理由で何処か傷めた場合(傷めている場合)、それは何らかの負担が掛かり過ぎて傷めた場合が大半だと思います。それに対して更に負担を掛ける事が「良い」か「悪い」かで考えると「悪い」となります。ヒトの身体は意識せずとも良くなろうと機能している為、何処か傷めている場合は負担の掛かる行為を減らす事で早く良くなる確率は上がりますし、何処を傷めてなくても負担の掛かる行為を減らす事で傷める確率は下がります。

 

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NSAIDsの一般使用は解熱鎮痛剤的な役割で用いられる事例が多く、以下で触れている腰~仙骨神経由来の疼痛でも処方対象ではあるものの、それ以外にも夜尿症や頻尿、或いは一時的に尿を我慢したいイベント(会議や講演、コンサート等)で頓服的に用いられる場合もあります。

 

何故NSAIDsが尿を止める影響があるかは、他の資料を参考にしてもらえればと思いますが、以下のように腰が痛いプラス排尿に問題を来すと伺えば、膀胱直腸障害の類も併行して考える、或いは他の既往の有無を考える必要がありますが、悪い意味で病期問わずカジュアルに使用されてしまっているNSAIDsの影響も多分に受けている可能性もある為、その辺りは丁寧に聴く必要があると思います。

 

NSAIDs以外で排尿障害を反応に持つ薬物の一覧、一例を参考に挙げます※1)が、腰の痛みも大変だと思うものの、排尿に異常を来すのも大変だと思いますし、仮にNSAIDsで尿閉になったとして、それを知らずに更に薬物を追加するのは一層大変な経過を辿ると思います。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.aichi.med.or.jp/.../71_1_p051_Special1-Hotta.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02kSAJ1ZHfkjcZfMNqRZ7S3fmawVfRj7KwzXA8eYQhHNSJ1NpwEM75DDw7LtX19oWWl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../3f34daad16cc492523d03174a71e...

 

身近な事例ではブロック注射でも散見され、以前も針や注入圧で神経障害を惹起した症例を幾つか参考に挙げましたが、注射針は血管や神経に刺して何かを放ったり何かを抜く必要がある為、針先は鋭利で安定的に組織を貫ける作りになっています。反面、針治療で使われる針はその必要がない為、顕微鏡で覗くと丸くなっています。針先をどのように仕上げるかは各々のメーカーのウリでもあるので多少は違うのですが、図太い針で粗暴に操作しない限り、障害リスクは注射針と比較すると段違いに低いと思います。

 

どうやらシェア内の事故は多少低い位置に打った事で橈骨神経を切った話題ですが、少し高い位置に打ってしまうとどうなるかも復習しながら、事故が起きた時の人間的な感情にも触れていきたいと思います。コメント欄に位置関係を添付した通り、本来は三角筋中部に打つ予定のワクチンが、肩関節にある袋(肩峰下の滑液包)に誤って注入され、それを異物と認識し滑液包内で炎症が惹起され、炎症が起因で細胞の脆弱性が高まり腱板を傷めた事例もあります※1)。表沙汰になるかは別として、下過ぎて神経を傷めるより、上過ぎて滑液包内に入る事例のほうが多いのではないかと考えています。

 

話は戻し、大雑把に書くとワクチンを打ったら五十肩みたいに肩が痛くなり、腕が上がらなくなった状態を、病院側は「肩が上がらないのは、接種とは無関係で純粋な五十肩だ」と争います※2)。もう泥沼です。事故自体も深刻ですが、それ以上に今件問わず何か起きた時に問題視する必要がある部分が、担当した法律事務所のブログに記載があります。

 

>>病院は一貫して原告を「クレーマー」「モンスターペイシェント」として扱い※2)

 

このように、この事例も先ず「自分は悪くない」から入っている点です。幸い当該事例は、接種から時系列的にも滑液包内で炎症が惹起されている状態を写真で判断出来た為、話は進めていけたのかもしれませんが、人間は自分が不利な立場に追い込まれる事を嫌い、先ずこのような姿勢で対応してくる可能性が高く、また、体内で起きた問題は客観的な評価が難しく幾らでもどのようにでも言えてしまう側面があります。

 

その関連的要素の高い好発事例が、「歳だから」「思春期だから」「心理的なもの」「気のせい」「精神病だから」等々の話です。薬物の副作用や離脱症状も勿論含まれます。そして、行う側も起きたリスクを起きるリスクと知らない場合もあるかもしれません。勿論、そのリスクを知っていて、いざ発生しても文中の通り白を切るかもしれません。防衛反応的、脊髄反射的な対応かもしれませんが、被害に遭った側はたまったものではありません。

 

その上で既存のリスクは勿論、未知のリスクも含めて考える事で、防止出来る事も多いと思いますし、「書かれていない」「そのような情報は存在しない」「そのような経験がない」だとしても、そのリスクが「ない」訳ではない為、ベネフィットばかりに目を向けず、リスクにも目を向け続ける大切さを感じます。

 

※1)https://www.medsafe.net/precedent/hanketsu_0_360.html

 

※2)http://blog.livedoor.jp/kyushugodolo/archives/42319881.html

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0qKEb9L6mN1ogj1tJNBjE1X1E4AJQiukL1PfHNapSaokR8PWr6ZGrjmGfqnyTuqTTl

 

※写真は全てコメント欄に添付しています。写真は斧や電動ノコギリで誤って指を切断したものの、生えてきた事例です。見慣れない場合は不快に感じる可能性もあります。

 

1枚目の写真は、斧で左の親指を切断してしまったものの、2枚目の通り従来の形と殆ど変わらず再生(要は生えてきた)した状態です。3枚目は、電動ノコギリで右の人差し指を切断してしまった直後と経過ですが、多少長さは短く、爪の形も元とは異なるかもしれませんが、支障のないレベルで整った形で再生しています。主に第一関節より末梢側で切断された場合、写真の通り元の形と殆ど変わらず再生する可能性があるようですが、その理由に

 

>>爪の根元部分に、爪を作り続ける幹細胞があることを発見。指先を切断すると、この幹細胞の働きによって、指の残った部分で「Wnt」というたんぱく質が活発に働き、爪が成長するのにつれて指の骨や肉が再生した。同時に神経も指先まで回復した。一方、爪の根元から指を切断すると、爪や指は再生しなかった※1)

 

第一関節より末梢側だとしても、爪の根元諸共なくなると難しいようです。今回添付した写真以外にも、指が生えてきた写真は多く存在しますが、どれも爪は残っている位置での切断が多い印象を持ちます。指を切り落とす事故は台所でも発生する為、斧や電ノコを使う特別な環境以外でも度々聞く話題で、それと併行して切断位置によっては生えてきた話題も聞くものの、何故同じ(同じような)形で生えてくるのかです。

 

それが上記で引用した話題が正しいとした場合、幹細胞の能力と言えばそれまでかもしれませんし、別の理由かもしれませんが、より凄い再生能力を持つ生物も存在するものの、ヒトでも形を整え再生している状況は興味が生まれるものです。このように誤って先端を切断しても生えてくるヒトもいれば、切断云々関係なく先端から腐っていくヒトもいます。左記諸々の確率も速度も基礎的な全身状態の問題が大きく左右している事には変わらないので、何か起きた場合も最小限で済むよう常日頃から留意して損はないと再認識する事例です。

 

※1)https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1203B_V10C13A6CR0000/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid05seZ2LyF7ASNwqzq4U6wTMC4D3FMvgQQS7nnwDDTSzchNYAiutNWivfbsGmLNGqyl

 

1906年11月6日は柳谷素霊の誕生日です。誕生日を前に今年はどのような話題を取り上げようかと考えていますが(予定としては「秋川渓谷に家族と弟子を連れて遠足に行った際、妻の正子が作った味噌汁の話」「素霊が疎開先で着ていた服のセンスが無さ過ぎて、正子と思い出しては笑い転げた話」「独自企画 素霊が伝えた「古典に還れ」は弟子が曲解した可能性」等々)、

 

本日は1881年10月25日、パブロ・ピカソの誕生日です。私たち人間もその他の動物と同様、寝る食べる、及びそれに関連する、及びその環境を整える共通的な活動は見られますが、他の動物にはなく人間にだけ見られる特徴は、芸術活動を行う事らしいです。残念ながら私は芸術と呼ばれるものには疎いので、ピカソの絵を観ても全く分からないのですが、

 

ピカソは座骨神経