藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

患者保持の診断名と病態定義の誤りの差を手っ取り早く埋める方法

散々、踏んだり蹴ったりされなければ分からない事もあるのかもしれないが、治療は早期に介入させたほうが早期に改善に向かう事実もある。それが薬物治療や手術と言う余地がある場合、やはり、どうしてもそちらに目が向いてしまう生き物である事には変わりな…

明日も明後日もルーチンを繰り返す人間に必要な医療とは

この世界は事実ベースと商業ベースで成り立っている。先に書いておくと、事実と商業は立ち位置もスタイルも全く異なる為、議論の壇上に上がる事はない。上がろうにも平行線である為に上がる事すら出来ないのだ。しかしながら、この世界は事実と商業が水と油…

クソ野郎から身を守る方法/針治療を機械化したい

「クソ野郎から身を守る方法」 前項でも書いた依存や不安ビジネスに続く話題でもあるのですが…先ずは前項分↓ 依存と不安はビジネスの対象に繋がります。意外と患者が気づけない点として受療間隔が挙げられます。昨今は、交通事故専門と言う患者負担の無い群…

「鍼灸師 加藤資」から立派で新しいリーフレットが届きましたので宣伝

※東京は中野区、西武新宿線の野方駅から歩いて3分程度の「鍼灸師 加藤資(しんきゅうし かとうたすく)」から立派で新しいリーフレットが届きましたので宣伝します。知らない人の為にも念のため書きますが、「鍼灸師 加藤資」が治療院名です。彼は18歳の時…

極めて曖昧で漠然な傷病に対して承認を受けた事による弊害

今後、人口減少と共に高齢社会は益々進み、高齢である事に責任を逃れていた「高齢であるが故の疾患」の数々に対しても、私達は逃げ場の無い状況に立たされます。針治療の最適応となる整形外科領域に関しては、主に経年変化に伴う椎体の自重圧壊から派生する…

ベンゾジアゼピン系の中長期服薬による反跳性筋硬直の考察

普段は向精神薬の有害性について述べているが、以前も記載した通り、私は患者自身から薬物関連の意見を求められない限り、明らかな薬剤性由来は除き、一切対応していないというスタンスである。仮にもベンゾジアゼピン系(以下 ベンゾ系)を服薬していようが…

診断名の押し売りは価値も意義もない

患者は診断名を押し売りされているという事に気付いていない。医学は絶対でもなく、何でも治せる訳もない。それが感染症や救急救命、産科であれば別かもしれないが、日常的に発症し易い症状に関しては無力感が漂う。それは傍から見ている私以上に、外来でジ…

椎間板ヘルニアの術後後遺症を訴え精神病者扱い

痛みとは患者自身から発せられる無慈悲で暴力的な正論を突き付ける。暴力的に痛みという指令を出し続けるには理由がある。動く事が危険である事のサインである。しかし、自身から発せられる正論という現実に背いた結果、寝たきりまで追い込まれる事になる。…

向精神薬被害の実情

以前も類似事例として【向精神薬被害の実情】 常用量離脱症状の危険 常用量離脱症状の不可逆的症状を掲載致しましたが、向精神薬由来だと気付いていない潜在的な方々のほうが割合いとしては多いと思います。仮に向精神薬由来だとしても更なる増量をすれば症…

『「線維筋痛症」「慢性疲労症候群」他、似たような傷病名ともども』

これらの傷病名を知り7年ほど経過し、発症初期から遷延性が濃厚となり発症部位が広範化していく患者群を追跡していくと、違和感しか感じない線維筋痛症や慢性疲労症候群については色々と言いたい事がありますが、先ずは概要+爆弾を落としたほうが早いと思い…

神経根ブロック及び神経根近位ブロック(コンパートメントブロック)の注入圧に伴う神経損傷及び症状惹起時間の考察

神経根ブロック及び神経根近位ブロック(コンパートメントブロック)の注入圧に伴う神経損傷及び症状惹起時間の考察をします。治療由来のリバウンドと同様にタイムラグが生じるものですが、神経機能の賦活化に伴う一過性の痺れや疼痛感、筋弛緩時の容積変化…

生きてれば心身の疲弊は付き物 本人が一番原因が分かっている心身の疲弊に対し 見知らぬ他人が作った薬は解決してくれただろうか

ブラインドにブラインドをぶつける世界である為、スタートとエンドもまたブラインドになる世界である。出てきたものを削ったり、凹んだものを埋めたり、折れたものをくっつけて「はいオシマイ」でもなく、多方が日常的に負担を掛けた事で発症し、治療期間中…

臨床的視点から鑑みる薬剤性反跳性筋硬直との対峙と考察

>>極めて厳しい身体症状や精神症状を呈する副作用や離脱症状が引き起こされていた場合だとしても(横紋筋融解症や、死に関わる程の呼吸抑制、心筋梗塞的な生死に関わる危険なのは除き)、治療中~治療後は著しい改善自覚が出来るケースが圧倒的に多いかも…

「がん」と「健康」と「ストレス」と「ベンゾジアゼピン」

向精神薬の長期服薬に伴う有害作用については各々述べていれば膨大な量になる為にキリがありませんが、たまたま「がん 健康 ストレス」をキーワードに患者と会話していた事でフト気がついた事があったので推論の上ですが少しだけ書こうと思います。 会話内容…

他者に対し脳へ影響を及ぼす薬物治療や医療介入を勧めた場合ってのは、その人に対しての人生ごと全責任を負う位の覚悟が無ければいけない

世界15都市でうつ病と診断された患者の12か月の追跡調査(WHO調査)4グループに分類 ・抗うつ薬による治療を受けた群 回復 32% うつ病持続 52% ・ベンゾによる治療を受けた群 回復 25% うつ病持続 52% ・薬物療法以外の治療を受けた群 回復…

整形領域に於ける以下の目的、概念、A)~K)を網羅した上で見えてくる向精神薬由来症状との基礎的病態把握と治療概念と意義

目的 整形外科領域患者の多くは、自己の症状を比較的把握しながらも、医療・代替医療機関の受療に対して消極的な現状がある。幾つかの理由として、既に一般的な医療機関が標榜する治療内容を患者が把握している事、及び、治療効果が芳しくない旨を把握してい…

傷病名と治療がイコールで結ばれない原因/ミオラブの使い方

「傷病名と治療がイコールで結ばれない原因」 ワード 「当該患部の栄養支配領域の確保」 「症状発症部位の神経支配領域の確保」 「発症患部に於ける疼痛等より発生したと推測される交感神経系の亢進による血管収縮箇所の開放」 「kinetic chainを基礎とする…

マヨネーズの如く混在する事実と商業

ファンクショナルな動的疼痛を極めた著しい症状が惹起されている症例の場合、日常生活にも支障を来し続ける為、少々リスキーな治療手段とて患者は我慢して受ける事だろう。その反面、非疼痛性疾患であったり、月に数度程度の症状を抱えている場合であれば、…

藤原航太針灸院レポート 11~14

「うつ病」と診断されたからSSRI、SNRI、NaSSA、BZDの類を飲んでいる人と、 「不眠症」と診断されたからSSRI、SNRI、NaSSA、BZDの類を飲んでいる人と、 「椎間板ヘルニア」と診断されたからSSRI、SNRI、NaSSA、BZDの類…