藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む

腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む http://www.asahi.com/tech_science/update/0323/TKY201303230226.html http://www.asahicom.jp/tech_science/update/0323/images/t_TKY201303230285.jpg 主な腰痛治療法のお勧め度 腰痛の人は全国に推定で…

腰痛は怒りではなく、腰痛は治せない人間に対しての怒りである

世の中には「それを言っちゃおしまいよ」という言葉があります。 「心因性疼痛」 という表現が浸透して久しいですが、 本来あるべき表現方法ではないと思います。 術者の逃げ口上にしか聞こえません。 こんな言葉はこの世から消してなくしたいですわ。 そり…

科学的根拠に基づいた腰痛診療のガイドラインの策定に関する研究

科学的根拠(Evidence Based Medicine;EBM)に基づいた 腰痛診療のガイドラインの策定に関する研究 http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php# 腰痛に対する鍼治療の箇所を抜粋しました。 研究期間 1966-1997 研究デザイン 2-1 非ランダム化比較試験 …

椎間板ヘルニアに対しての疑問8

腰痛持病手術回避の硬膜外内視鏡治療で長期効果は60%程度 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130315-00000010-pseven-life NEWS ポストセブン 3月15日(金)7時6分配信 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など腰痛の持病を抱えるサラリーマンは多い…

Q&A 慢性的な腰痛患者ですが、NSAIDsって効くの?

A,ご質問頂き有難う御座います。 私なりの仮説を立て、せっかくなので鍼灸治療と関連付けて考えてみます。 事前知識としてNSAIDsと筋肉痛と筋膜痛の概要を知る必要性があるので記載します。 (分かり辛いと思いますので、いつか噛み砕いて書きます。…

椎間板ヘルニアに対しての疑問7

ほんの一ヶ月前にいきなり腰椎椎間板ヘルニアになってしまいました。 つまりは腰の骨と骨の間にある椎間板という組織が飛び出して、 神経を圧迫することによりさまざまな症状が出るらしいのだが、 私の場合、腰は発症時も今も特に痛くなく、片足に強烈な痛み…

続・コーヒーブレイク2

今春も多くの希望に満ち溢れた鍼灸師が世に飛び立ちます。 私が当時、臨床実習中に先生から聞かされた話です。 「貴方達は、既に目の前に患者が準備されている状態である事を知るべきだ」と。 そうです。既に患者がおり、鍼を打てる環境が用意されている臨床…

コーヒーブレイク2

椎間板ヘルニアに対しての疑問シリーズはいつまで続くのかとの質問が来ました。 過去100年の誤った医学で患者が流した涙は、私が100倍にして返します。 100×100=10000シリーズまで続けます でも、たまには違う話題もサラッとしようと思います。 目の前の野菜…

Q&A 「椎間板ヘルニアに対しての疑問4」のコメントより

いつも参考にさせて頂いています。 ・長時間に渡る座位での静的姿勢で悪化。 →座位による股関節屈曲による腸腰筋の短縮で宜しいでしょうか? ・歩けば痛みが軽くなる。 →間欠性跛行のように、歩けば痛みが出るならわかりますが、ちょっとわかりません。 藤原…

椎間板ヘルニアに対しての疑問6

通常のヘルニア摘出術が49%(38~60%) 顕微鏡下ヘルニア摘出術が64%(48~78%) 経皮的髄核摘出術が83%(76~88%) 椎間板ヘルニアに対しての疑問3で取り上げた、 驚異の再手術率と共に、未だに圧倒的多数の「ヘルニア=痛み」を ベースに理論を持つ…

椎間板ヘルニアに対しての疑問5

前回は、介達牽引について考えてみました。 前項で前述した通り、椎間板ヘルニアの患者に対して牽引を行う目的は、 椎間から脱出(突出)しているヘルニアが神経根に触れて痛みを出しているという 理論が下地となっている方々が、牽引によって椎間を広げ、 …

椎間板ヘルニアに対しての疑問4

「昨年の12月12日に腰椎椎間板ヘルニアの手術をしました。 11月中旬に腰痛と右足の坐骨神経痛が発症し、街の整形外科でMRI診断でL5とS1間の ヘルニアと診断され保存療法をしていましたが牽引によって右足の痛みが著しく悪化し、 激痛と歩行困難で近く…

椎間板ヘルニアに対しての疑問3

先月から今月頭に掛けて、往診の他に県外の中規模総合病院に断続的に出入りさせて頂いていたのですが、 多数のスタッフを抱えた中でのチームワークには本当に感心させられると共に、 私には合わないな(苦笑)と再認識させられた時間を過ごさせて頂きました…