藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 35 2024/1/4~2023/1/24

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>>ワクチンに目を取られ、向精神薬の性格迄は頭が回らなかったのかもしれない

 

10年以上前から起きていた反省が、近年の新型コロナとコロナワクチンに活かされたかと言えば、感染者も接種者も母数が多い為か逆行しているように見えますが、

 

10年前、若年層の女性を中心に子宮頸がんワクチンを接種して「具合いが悪い」となった際、検査上で異常がないからと、「精神病」「気のせい」「心因性」「思春期」等とあしらった人間が、

 

10年後、コロナワクチンを接種して「具合いが悪い」となった際、検査上で異常がないからと、「精神病」「気のせい」「心因性」「歳のせい」等とあしらわれている現状は、因果応報と言われればそうかもしれませんし、悪い意味で何も変わっていない証拠なのかもしれません。

 

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環境変化で起こり得る症状、例えば不眠、不安、焦燥、パニック、抑うつ等の症状で処方される薬物は、環境変化が起こり易い時期の服薬でもあり、得てして症状そのものの変動も大きい為、服薬にはリスクが高い矛盾を抱えます。特に有事の際は薬物の供給が安定しない可能性もある等、既存で服薬している方にとっても、新規で服薬する方にとっても、とにかく相性が悪くなります。

 

肺塞栓症と関係性の高い睡眠薬とは、脳と脊髄のGABA受容体を標的とするベンゾジアゼピンバルビツール酸を指していると思います。他、アルコールやバクロフェン等もある為、睡眠薬という表面的な表現ではなく、標的となる受容体で知り、考える必要があります。改めて説明するのも何なのでコピペに頼りますが、

 

>>筋弛緩等のGABAA受容体関連の副作用を避けるため、ω1受容体選択性の高い非ベンゾジアゼピン睡眠薬メラトニン受容体作動薬が推奨※1)

 

こちらの資料※1)は、2011年から間もない時期に作成されたと思われます。現在はその他、2014年以降の販売となる、オレキシン受容体拮抗薬も選択に入ると思います。補足ながら当該資料には

 

>>超・短時間作用型を変更する際には反跳性不眠を避けるため半量ずつ1~2週間ずつかけて漸減するか

 

とありますが、1週間で半分、2週間で更にその半分、長くても4~6週程度で断薬まで進める行為は一気断薬と変わらず、危な過ぎます。話しを戻しますと、ゾルピデムやゾピクロン等のZ薬、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬、抗ヒスタミン薬、アルコール等の是非はさて置き、環境変化の激しい時期に薬物で強制的に入眠すると、何か起きた時の行動に遅れが出るリスクもあります。

 

今はまだ発生から時期も浅く、ハネムーン期と呼ばれる興奮状態が継続し、心身ともに落ち着きは見られ難いかもしれません。しかしそれは、ヒトとして正常な反応であり、その結果論としての諸症状と理解する事も大切です。

 

幾つか睡眠薬と呼ばれる物を挙げましたが、激しい環境変化で強い不眠に陥ると、現実的にはベンゾが一般的且つよく効くのは確かで、恐らくエチゾラム(商品名 デパス等)、トリアゾラム(商品名 ハルシオン等)等が処方され、ズルズルと服薬(及び変薬)し続けざるを得ない身体状態に持ち込まれる可能性が高いと思います。

 

おさらいになりますが、ベンゾの5大作用は、抗不眠、抗不安、抗痙攣、筋弛緩、健忘です。では、そのベンゾで常用量離脱症状離脱症状)が引き起こされた全身状態は、不眠、不安、痙攣、筋硬直です。これら反跳的な精神状態や身体状態は、薬物が契機となっている可能性が高いにも関わらず、多くは目の前の出来事と関連付けられ、例えば「地震と長引く避難生活で○○病、○○障害、○○症候群を発症した」となります。そうなると更に泥沼です。

 

今も車中泊や避難所での生活を余儀なくされている方も多いと伺います。そして今後、肺塞栓症の話題も目に入り易い時期に入るかもしれませんし、長期的な観察では、脳や心臓にも血栓が飛ぶ事も示唆されています。それを見越し、注意喚起や弾性ストッキングの配布も始まっていますが、時に死に至る肺塞栓症のリスクは勿論、その他も諸々考えれば、特に新規の服薬は、再考の必要があると考えています。

 

※1)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/inform.../0311/04_01.html

 

添付画像※1)https://mhlw-grants.niph.go.jp/.../200.../200840035A0007.pdf

 

添付画像※2)https://gazoo.com/ilovecars/useful/bousai/21/01/28/

 

参考資料1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/.../46/5/46_569/_pdf/-char/ja

 

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0pedhfPUvB48QCRRKgXS5VPivqK8qcGn5CACPwScf1ZvLBFmrLFoKGMPdL8X2JB1sl

 

https://www3.nhk.or.jp/.../20240111/k10014317681000.html

 

個人的に幾つかの記事から気になった部分を以下に挙げました。医療行為と見せ掛けて殺害するには医療過誤を装うしかなく、どちらに転がっても何らかの責任は負う事になると思います。持続可能性のない鉄砲玉のような手段です。まして今件は、ヘルパーが居るなか知人を装い入室し、ヘルパーに席を外してもらっている最中に、胃ろうのチューブからバルビツール酸を入れ、呼吸抑制を引き起こして殺しています。

 

この人物は高齢者や障害者の殺害に関心を寄せ、医療行為に紛れさせた殺害マニュアルを執筆しているそうですが、仮に今件の手段がメインだとしたら、お粗末な内容のマニュアルかもしれません。その為、

 

>>大久保被告について「(証拠を残さず)殺人するためのノウハウを蓄積していたと思う」と述べた

 

が個人の推測か、或いは本人がそのように言っていたのかは知りませんが、薬物を用いて直ぐに死ねば、薬物は排泄される事なく体内に残ったままですから、そもそもが無理な話です。余談ながら睡眠薬自殺の代名詞がバルビツール酸です。たまにベンゾジアゼピンで真似をするヒトがいますが、迷惑を掛けるので止めたほうが良いです。それはそうと本題ですが、

 

>>「屈辱的で惨めな毎日がずっと続く。ひとときも耐えられない。安楽死させてください」

 

>>「死なせてほしい」

 

この手の発言はALSに限らずよく耳にします。私も1回や2回ではありません。何なら頼まれた事すらあります。私の場合は死ぬとか生きるとか考えた事がないので知らんがなですが、仮に日本でも安楽死が合法化したら、先ずは疾患(傷病)は限定されると思います。

 

「この病気なら安楽死はしても良いです」「この病気なら安楽死はダメです」etc…。或いは同じ疾患でもステージ別で線引きされるかもしれません。「このステージなら安楽死はしても良いです」「このステージだから安楽死はまだダメです」etc…。そうしたら今度は、安楽死出来るように、偽りの診断書を書く事例も出てくると思いますし、相応のニーズはあるでしょう。その診断書を持参して、安楽死センターみたいなところに足を運ぶと思います。

 

疾患(傷病)は数多くありますが、相対的なものではないと思います。ALSで死にたいと思うヒトもいれば、思わないヒトもいますし、足の小指を突き指して死にたいと思うヒトもいれば、思わないヒトもいます。その為、疾患(傷病)を限定すること自体が、その後の混乱を生む要因になりますし、疾患を限定しなかったとしたら、その時の勢いで死を選択する事例も多くあると思います。

 

それでなくても日本は自殺者数が多い国で、統計的に自殺者の7割が精神科の受診履歴があります。多くは手ぶらで帰宅していない=向精神薬が処方されていると考えるのが自然です。さて、どのような疾患(傷病)だとしても、自殺行動(自殺既遂、自殺企図、希死念慮等)や、安楽死を望む声が見られた際には、服薬歴を見たほうが良いかもしれません。

 

先述のバルビツール酸や、同一神経伝達物質をエンハンスするベンゾジアゼピン、その他の向精神薬を代表とした薬物の服薬による自殺行動は、添付文書を見ても記載があると思います。ポイントは、自力他力問わずの死にたい願望は、服薬中は勿論、離脱症状でも起きる可能性がある事です。その上で、他の言動も含めて反芻し続けているとしたら、先ずは薬物を疑う、或いは離脱症状を疑ったほうが良い印象があります。

 

薬物反応による自殺行動は、安楽死を望む感情ともオーバーラップしていると思います。自分の力で死ぬか、他人の力を借りて死ぬかに過ぎないので、「死にたい」気持ちは同じ状態です。例えばALSで自力で死ぬのが難しければ、他力に頼らざるを得ません。

 

一旦まとめますが、何らかの疾患(傷病)を抱えると、何らかの薬物が入っている可能性は高いのですが、時系列的に自殺行動が見られ始めたのが、何らかの薬物が入った後だとしたら、それは薬物が原因である可能性が高いと思います。薬物の反応、或いは薬物の離脱症状で自殺行動に移す、或いは安楽死の合法化を望んでいる状態だとしたら、薬物が契機となって生まれ続ける死に過ぎず、それは本人にとっても望まざる死となります。

 

今の死にたい気持ちは、病気によるものではなく、薬物によるものかもしれません。その薬物による問題が解決しないうち、安楽死を合法化させたら、死体が積み上がるだけだと思います。

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>>女性が服用していないはずのバルビツール酸系の薬物が検出※1)

 

>>医療に見せかけて高齢者や障害者を殺害することに多大な関心を有し、そのためのマニュアルなどを執筆していた※2)

 

>>医療行為に紛れさせて殺害する「マニュアル」※3)

 

>>山本直樹被告(46)=医師免許取り消し、控訴中=が出廷し、大久保被告について「(証拠を残さず)殺人するためのノウハウを蓄積していたと思う」と述べた。

 

>>娘は生前、東北までALSの治験に行ったり、さまざまな健康食品を試したりしていて、生きたいという気持ちが確かにあった。SNS上の『死にたい』という書き込みだけが本心だったかのように決めつけないでほしい※4)

 

>>自身のブログやSNSで病気のつらさや孤独な思いを訴え「屈辱的で惨めな毎日がずっと続く。ひとときも耐えられない。安楽死させてください」とか「死なせてほしい」などと繰り返し投稿したあと、5年前、京都市の自宅で容体が急変し、搬送先の病院で亡くなりました※4)

 

>>筋萎縮性側索硬化症(通称アミトロ)の患者で、意識は澄明で知的判断力は保たれながら、日常生活はすべて他の人に頼らざるを得ず、自己の尊厳が損なわれ続けていることを苦にした四三歳の婦人が、自殺幇助を医師に要請する許しを求めて、カナダ最高裁判所にまで上告して法廷闘争を続けた判例は有名である。このように不治の難病による自己の尊厳の侵害に耐えられないで、医師による自発的安楽死を求めた人もいる※5)

 

※1)https://diamond.jp/articles/-/271495?page=3

 

※2)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF27A4J0X21C23A2000000/

 

※3)https://www.asahi.com/articles/ASS1D73Q2S1DPTIL003.html

 

※4)https://www3.nhk.or.jp/.../20240111/k10014317681000.html

 

※5)https://cellbank.nibiohn.go.jp/.../refhos.../hoshino0037.htm

 

参考)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.neurology-jp.org/Jou.../public_pdf/048110973.pdf

 

ブログ)https://ameblo.jp/tango522/

 

ツイッターhttps://twitter.com/tangoleo2018

 

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2024年※1)では、トラマドール塩酸塩が禁止薬物として追加されているのが大きな特徴です。当該物質が含まれている、恐らく最も身近であろう商品名を挙げれば、トラムセット(後発品 トアラセット)になると思います。

 

トラマドール塩酸塩とは、コデインに類似した合成化合物で、μオピオイドレセプタの部分的作動と、セロトニン及びノルアドレナリンの再取り込み阻害作用を持つとされ、ざっくり書けばオピオイドSNRIの作用です。

 

現在承認を得ている疾患は、慢性腰痛、変形性関節症、関節リウマチ、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害性疼痛、線維筋痛症、抜歯後疼痛など幅広く、2010年代の初めから、リリカ(プレガバリン)と共に整形外科的な疾患でも幅広く処方されています。

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.playtruejapan.org/.../2024_prohibited_List...

 

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添付画像※1)は、2011年3月11日の東日本大震災の後、同年4月中旬から7月末に、一部の被災地域の被災者を対象に、概ね新規(既存患者は既に別が受け持っていた)で処方された向精神薬の一覧です。念の為ですが、地域によって団体も異なり、持参した薬物も異なる為、参考程度となりますが、(分かり易さを重視する為、先発品の商品名に書き換えます)多い順からデパスパキシルと続きます。

 

補足としてデパスはベンゾと同等の作用が見込まれるものの、化学構造式が少し異なる事を理由に、2016年9月以前※2)までは、向精神薬としての扱いではなかった為、幅広く大量に処方されており、それが2011年時も反映された形かもしれません。(※添付画像2枚目参照。

 

次いでパキシルです。グラクソのパキシルSSRI)は、東日本大震災以降、PTSDを適応疾患として承認を受けていますが、時系列を間違えないよう注意する点は、グラクソが厚労省に対し、パキシルPTSDに適応追加するよう申請して承認を得たのは2013年です。※1)を見てもPTSDについては触れていますが、一応は2011年当時、PTSDには適応を受けていない為、抑うつ状態の患者に対して多く処方されたと思われます。

 

そして2点の薬物は、性格そのものは異なりますが、どちらも力価的には高い薬物と知る必要があります。擁護的な書き方をすれば、持参する量も限界はあると思うので、大は小を兼ねる的に、力価の高い薬物から持参しようと考えるものかもしれません。それが服薬する側にとって良い事かは別です。

 

特に強い不安状態に陥っている際、強い力価のSSRISNRIは、躁転し易い可能性、或いはアクティベーションシンドローム、ベンゾであれば奇異反応を惹起する可能性もある等、後述する自殺と関連付けられてくるかもしれません。

 

先日、避難所とベンゾについて触れました※3)。新聞記事のメインは、ベンゾ服薬による全身の筋弛緩作用によって、ふくらはぎの筋ポンプ作用も機能し難くなり、エコノミークラス症候群のリスクが高くなり、浮腫みや血栓の形成、その血栓が時として肺に飛んで梗塞する旨ですが、

 

上記のSSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬や、前項でも触れたSNRIセロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬は、2006年以降、全てのSSRISNRIの添付文書に、自殺企図のリスク増加に関する注意が追加されています(時代的に後になりますがNaSSAもです)。

 

参考に毎日新聞も添付します(※添付画像3枚目参照。1999年以降、デプロメールルボックスパキシル、少し時を経てジェイゾロフトと、相次いでSSRIが販売されていますが、「うつは心の風邪」をコピーとした、グラクソによる疾患喧伝キャンペーンも追い風になったと思われます。

 

次いでマイスリーです。ここで少しおさらいすれば、ベンゾがなぜベンゾと言われるかと言えば、ベンゾジアゼピン骨格(化学構造式)を持つ為で、上記デパスベンゾジアゼピン受容体に作用するものの、厳密にはベンゾではない理由について触れました。正しくはチエノジアゼピン系となります。

 

マイスリーも同様、ベンゾ骨格を持たない為、非ベンゾと表現されますが、ベンゾジアゼピン受容体に作用する事には変わらず、GABAのエンハンスが見込まれます。デパス含む一般的なベンゾと異なる点は、筋弛緩の作用が弱い為(ω2受容体に作用しない、或いは弱くしか作用しない)、筋弛緩による転倒リスクを勘案し、年齢的に筋力低下が示唆される高齢者に処方され易い印象があります。

 

ただ、マイスリーアモバン、ルネスタ等は睡眠時随伴症状(夢遊症状等)が目立ちます。その理由に短時間作用型が問題かと示唆され、2007年にはハルシオン等と共に注意が追加され、後にはオレキシン受容体拮抗薬のベルソムラやデエビゴも含まれます。服薬後、気が付いたら車を運転していた、調理をしていた、誰かに電話を掛けていた、暴れる、大声を出す、歩き回る等の行動も、本人は分からない(記憶がない)問題が一般事例かもしれません。

 

そしてまた、この「非ベンゾ」という表現が厄介を生むタイミングがあり、「ベンゾは危ないから非ベンゾにしよう」という文字面での解釈も実際に多いのですが、先程の通り、作用する受容体とエンハンスする神経伝達物質はベンゾと同じGABAで、異なる点は筋弛緩が見込まれるω2受容体には作用しない「かも」、です。

 

では、ベンゾの話題に戻りますが、災害等の有事問わず、ベンゾの常用量離脱症状や、形はどうであれ何らかの契機で断薬した後の離脱症状が惹起された場合、PTSD的な状態が惹起及び継続している印象はないでしょうか。

 

ベンゾは抗不安作用もある為、離脱期はコントロール不能の不安状態に陥り、朝起きてから寝るまでのあらゆるイベント全てがトラウマ化する=内外因子問わず閾値が急降下する、と書けば極端ですが、特に有事等の非日常的な環境の継続により、その状態は増幅すると考えられますし、日常的にも当該問題はあらゆる場面であらゆる障害を生みます。

 

有事関係なくベンゾを服薬している群が、後にSSRISNRI等が追加されていく事例を見ても思いますが、服薬者側が離脱症状を既知としていなくても、何らかの契機でベンゾの常用量含む離脱症状が惹起された場合、SSRISNRIを処方したくなる身体状態に陥り易いのかもしれません。

 

勿論ベンゾが皮切りでなく、SSRISNRIから服薬し始めたとしても、薬物で当該神経伝達物質をエンハンスしていた手前、ネガティブフィードバックによる深い不安や抑うつ状態が惹起される事例も珍しくないと思います。簡単に表現すれば、「服薬前の抑うつ状態が、服薬で元気になったと思って薬を止めたら、服薬前よりもっと深刻な抑うつ状態に陥った」となります。そうすると、より力価の高い薬物が処方されていくのは目に見えています。

 

災害関連死という言葉がありますが、先日のベンゾ服薬者の7割に浮腫みや血栓が生じ、それが契機で肺塞栓症を惹起して死亡した事例もそのひとつに含まれますが、自殺も災害関連死のひとつです。災害から間も無く始まる関連死の死因と、災害から時間が経過した後に起きる関連死の死因は異なるかもしれませんが、どちらの背景にも、向精神薬が濃厚に絡んでいる可能性がある事も知る必要があります。

 

※1)https://www.pref.kyoto.jp/health/health/health11_b.html

 

※2)https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000136558.html

 

※3)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02xAi3jREqits5E5JRXazzqSjh5tFojMmC6cYF3UuCishNnj8RVFe6CWmNsNyqch49l

 

 

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid08c4cRip8DdsXbaZGxhGBmkX5zGhJLuVV9yKA4QgRCRaKvK6hLZNV2JShXPERmrHql

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3596b32988fc74940e92710eb964e4867862be2a?page=1

 

>>どうもおかしい。女性たちの中にはベンゾジアゼピン系の薬を服用している人が多くいる。薬の影響で衝動性が増しただけではないのか

 

>>ちょうどベンゾ系やデパスなどの薬を、名の知られた精神科医までもが『安全だ』と言い切って勧めていた時期

 

>>躁になりやすい人たちにベンゾを処方すると脱抑制(酒に酔ったように抑制が効かなくなる状態)が起こる。それで興奮したり、我慢が効かなくなったりして、おかしな人に見えてしまう。ボーダーラインは医原性なんだよ

 

>>うつ状態と軽い躁を繰り返す双極Ⅱ型障害の過剰診断も、近年問題になっています。仕事や勉強を頑張り過ぎてうつ状態になり、精神科や心療内科を受診した人が、抗うつ薬を飲んで躁転する(元気になり過ぎる)と、「もともと軽い躁があったから抗うつ薬に反応し過ぎたのだ」と解釈されて、双極Ⅱ型にされてしまう。こんなご都合主義診断が相次いで

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「運転禁止薬物の服薬による交通事故、煽り運転、煽られる運転の問題を考える会」会長の私としては、ヒトは自分の身体が壊れる事は気にしない割に、自分が使っている物が壊れると気にするよね、という傾向に気が付きました。しかしながら、養命酒を朝から駆けつけ3杯飲んで運転して、「養命酒だから良いだろ」と本気で思い込んでいるヒトもいる世の中、細々とした事例を挙げればキリがありませんし、こちらも柔軟性が必要な事に気が付きます。

 

本題に入りますが、自分が使っている物が壊れる話です。恐らくだいぶ前から問題視されていたと思うものの、特に去年は、対策済み品は別にして、最近の車にテレビキャンセラーを付けると不具合が起きる問題が話題になっていました。詳しい説明は別から取ってもらえればと思いますが、一般的に、停車中や徐行程度でテレビが見れるのも、また、ある程度の速度になるとテレビが見れなくなるのも、車のコンピューター側が車速を感知してテレビのオンオフをしているようです。

 

そこにテレビキャンセラーを取り付けると、実際は60kmで走行しても、コンピューター側には0km→1km→0km→1km→0km程度で走行していると誤った認識をさせ、テレビが見れるようになるらしいのですが、コンピューターが車速を感知して介入しているのはテレビだけではなく、ナビや運転支援、エンジンの吹け等、多岐に渡っている為、アチコチに不具合を起こす可能性があるらしく(メカメカしくない古い車は関係ない理由がここ)、それが厄介な事に

 

1)壊れる場合もあれば壊れない場合もある

 

2)壊れたとしても気が付かないレベルで壊れたり、気が付くレベルで壊れるなど幅がある

 

3)壊れるとしてもどこがどのように壊れるか分からない

 

4)キャンセラーを取り付けて直ぐに壊れる場合もあれば、時間を掛けて徐々に壊れ、故障範囲を広げていく場合もある

 

5)それに気付いてキャンセラーを取り外しても、直る場合もあれば壊れっぱなしの場合もある

 

等、まるで向精神薬のような状況で、既に国交省に話は入っているようですが、厚労省向精神薬の問題を振ってもガン無視されるように、いつその重い腰が上がるか分からず、どこも同じと言えばそうですが、

 

>>当時は若造だったので、先輩方の誤診を指摘するのはリスクが高過ぎたのです。あの頃に俺が論文を出していたら、この業界から干されていた。20年、30年経ってから名誉回復しても、その間は冷や飯を食うことになる。どこの世界でもそうですが、正しいことを言うのは一番難しい

 

ヒトの身体は医療的な政治や流行とは無縁にも関わらず、古くからヒトの身体に政治や流行を浸透させたいヒト達が居るのも確かなものの、いつの時代も犠牲になるのはエンドユーザー側でしかないものです。ヒトは幾ら気を付けていても、傷める時はあると思います。その傷めた時にどうするかで予後は変わるものですが、その予後をおかしな解釈でおかしな方向に捻じ曲げていくのは、向精神薬や政治、流行である事に気が付く必要があります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02ppuH6LHUZmL6GnihFX4a6WLsCYt5J6jdUD96koMowoG552hwKC6L2qiBpVskAE9El

 

目新しいウイルスが現れたり、新たな災害が起きた時、ウイルスや災害はそっちのけで、人間は人間と人間で争いを起こす生き物ですが、その背景のひとつに、ヒトが持つ特有の感情が存在するからと考えています。

 

その理由に人間は、「事実を知りたい」という感覚を持ち合わせているからと思われます。個人的に事実とは中々世の中に存在する事はなく、強いて言うなら確率論で推移する程度としか捉えていませんが、比例的に強く知りたいと思う感情が発動する背景に、不安が挙げられます。

 

それを知るには、全く自分に関係のない物事であれば、事実でも事実でなくてもどうでも良く、直ぐに目の前の日常に戻っていると思います。このように、自分にとってネガティブな要素が強くなる程、人間は事実を知りたいと思うのかもしれませんが、例えば「事実を知りたい」という人間が居たとして、その人間に事実を知らせると、「不安にさせないで」という感情を持たれたとします。

 

そしてその不安を増強させた人間は、また別の人間に「事実を知りたい」と問うて、事実ではない話を知らされた結果、「安心した」とします。さて、「事実を知りたい人間」は、結局のところ何を知りたかったかと言えば、事実を知りたい訳ではなく、安心したいだけに過ぎない事が分かります。勿論、その不安を抱える物事の解決に向けた、何かが動き始めてもいません。

 

もうひとつ例を挙げると、上記を経験した知らせた側の人間は、「事実を知りたい」という人間がまた現れたとしても、事実を知らせると「不安にさせないで」という感情を持たれるのを嫌い、事実ではない話しを知らせて「安心した」とさせます。

 

この繰り返しで「事実<事実ではない」に数量も内容も傾き続けます。このように、この段階で起きる人間と人間とは、「安心したい」という欲求を満たす行動、或いは互いの逃避的な行動でしかなく、実の存在がないと知る必要があります。

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