藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 38 2024/3/10~2024/4/16

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02g6koJouujPLCyFJFwtqT9Us3A8cLLuZNddLLefzF4a3KoreT5WtbzxNAjLEQyv1Nl

 

>>βヒドロキシ酪酸

 

βヒドロキシ酪酸とアセト酢酸、アセトンを総称してケトン体と表現しますが、前者ふたつがグルタミン酸濃度に関係している為、絶食や低糖質の食事の意義へと繋がっていくのですが、絶食や低糖質でグルタミン酸濃度が低下する説と、上昇する説の、全く正反対の説が存在している事も知る必要があります。

 

※1)※類似の参考b)の文章と絵を見て、未だよく理解出来ていないのですが、グルタミン酸濃度を低下させるケトン体の内訳的に、βヒドロキシ酪酸とアセト酢酸が濃厚に関与している説は幾つか存在するものの、GABAの前駆物質がグルタミン酸の為、グルタミン酸濃度が低下すると、GABA濃度も比例的に低下すると考えられるのですが、※1)を見る限り、反比例の関係性を持っています。グルタミン酸が抑制され、GABA濃度上昇という関係性です。もちろん比例関係を持つ説も存在し、こちらが個人的に腑に落ちます※2)※3)。

 

ここまでをまとめると、グルタミン酸が低下する為に発作(痙攣や癲癇etc…)が減少、グルタミン酸の上昇に連れ、それを前駆物質に持つGABAの濃度も上昇する為に発作(痙攣や癲癇etc…)が減少となりますが、共に当該部位を切り抜いた帰結的な臨床像は、同じ事には変わりません。

 

帰結が同じだから良いという話ではなく、重要な部分はここからで、ベンゾ然り外因物質でGABAを増強した手前、ネガティブフィードバック諸々を背景に抱えた際、今の具合いの悪さを何とかしようと、絶食や低糖質の食事を取り入れるものの、余計に増悪する事例が散見されるのは今に始まった事ではありませんが、ここから見えてくる部分も多いと思います。

 

この仕組みが仮に※2)※3)であれば、当該病態の基礎は、抑制性神経伝達物質のGABAが生合成し難い身体環境の為、興奮性神経伝達物質のグルタミン酸濃度が上昇したとしても、GABAに変換出来ず(し難く)興奮を抑制出来ない、がイメージし易いかもしれません。

 

ヒポクラテスの時代から、絶食が癲癇に効果的と見られたものの、それでは負担が大きい(長続きしない)からと、1920年代よりケトン食が体系化してきましたが、その頃は今と違い、薬物そのものが存在していない等、薬物でもダメならケトン食という流れではなかったと思います。

 

現代のように第一選択として薬物を入れられる場合、薬物が原因でケトン食が有効に機能しない身体環境下に置かれる側面も見え隠れしますし、服薬契機となる病態問わず、服薬によって当該神経伝達物質の生合成が乏しくなると、良かれと絶食や低糖質を試みても、病態の増悪進行に拍車が掛かるのは当然かもしれません。

 

>>ケトン体により脳の神経興奮性伝達物質グルタミン酸からグルタミンへの変換が、グルタミンが神経細胞内で神経抑制性伝達物質GABAに変わることがてんかん発作の改善につながっているのではないかと※1)

 

>>脳において,ケトン体はアセチルCoAへ変換後,TCAサイクルでATPを産生する.この過程で,2-オキソグルタル酸からグルタミン酸の生合成が上昇し,γ-アミノ酪酸(GABA)の産生増大を誘導し抗癲癇効果を有するのではないかと考えられている※2)

 

 

 

※1)

https://nara.hosp.go.jp/html/tenkan/Foodtherapy.html

 

※2)https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=650

 

※3)https://www.sciencedirect.com/.../pii/S0197018605000999...

 

※類似の参考a)https://first.lifesciencedb.jp/archives/1197

 

※類似の参考b)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://epilepsy.hospital.okayama-u.ac.jp/.../info0701.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0Un5NY9x932gb4eu8iE4XTLpvCX8UCKGjRoVdz99Lu76Jsc9z7CmpAgukZq3T3cgEl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../e12016b8604dce6c1d549f7d2a6f...

 

薬好きはヒトの話を聞かない傾向が見られますが、薬物で快楽を得ると、ヒトの話を聞くメリットを感じない為に聞かなくなるのか、或いは元々ヒトの話を聞かないヒトが薬好きになるのか、どちらかは分かりませんが、薬物でダメになった身体は、話を聞いたところで良くなる事はないものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02aebL65xN6oAFWArGaQFvQzweamcCN2L4xJLjGHcLE7doMWYKyPPuTvA4tWvybBdUl

 

>>水原氏は選手たちに「自分はギャンブル依存症だ」と話した※1)

 

「依存」という曖昧な概念と表現が、後に精神論で溢れた我慢大会を生み、余計に被害を拡大している実情はありますが、どこか背徳感を自覚していた印象を受けると同時に、「星の王子さま 酒飲みの星」を思い出したので紹介します※2)。

 

生きていく上で、少しでも少ないほうが良いのはストレスだと思います。多くは生まれた時から重力ひとつ取り上げても、選択出来ない外部ストレスに否が応でも曝露し、抵抗し続けていくのが生物かもしれません。その外部ストレスと対峙しようと、或いは解放されようと、身近なものではギャンブル、アルコール、薬物を取り入れる行為が代表的ですが、何れこれらを取り込む行為そのものが、ストレスの種を巻き続けていたと知る時も訪れます。

 

これらのストレスが外部からのストレスと決定的に異なる点は、自己で発生し続ける内部からのストレスとなる為、例えば環境を変える、人間関係を変える等の手段が通用し難い、回避し難い事、また、外部ストレスの種類や軽重にもよりますが、否が応でも暴露し続ける外部ストレスに対し、鋭敏に増悪傾向を示す特徴もあります。それを感じ取った周囲の人間は、腫れ物に触れるような対応しか出来なくなります。そうなると一層の悪循環に陥る可能性もあり、余計に死期を早める契機となります。

 

以下転載

 

今回の訪問はとても短かったのですけれど、王子を憂鬱の底まで沈めたのでした。

 

   王子は、酒飲みに、尋ねます。

 

 -ここで何をしているの?

 

   酒飲みは空の酒瓶のコレクションの前で静かに座っている所でした。

 

 ーわしは飲んでいる所だよ。

 

   酒飲みは悲痛な様子で答えました。

 

 ーどうして、お酒を飲んでいるの? 王子は尋ねました。

 

 ー忘れるためだよ。酒飲みは答えました。

 

 ー何を忘れるためなの? 

 

   王子は酒飲みに同情して尋ねました。

 

 ー恥ずかしかったことを忘れたからだよ。

 

   酒飲みはうつむきながら告白したのでした。

 

 ー何が恥ずかしいのですか?

 

   助けたいと思った王子は尋ねました。

 

 ー酒を飲むことが、恥ずかしいのだよ!

 

   そう言って酒飲みは最終的には、沈黙の中に閉じこもってしまいました。

 

   王子は、真っ赤になって、途方に暮れてしまいました。

 

   大人ってもうゼッタイ変だわ、旅の間中王子は独り言を言っていました。

 

転載終了

 

※1)https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1067235

 

※2)https://note.com/aiai74/n/n9de8c1b158a8

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02NDb1NqZBAVkrHLiR1feDyqXpXQPXLJygXbMaQecZqXJ1JFkMLw1Hkv22nLXwRycml

 

https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1199620

 

2024年3月19日、アメリカでラストホープ最後の切り札と呼ばれた日本人、福島孝徳先生がお亡くなりになられました。日本は足の引っ張り合いでダメだからと海外に行き、その海外で及ぼしていた影響を、日本が逆輸入する形で認知度が高まった印象がありますが、「(道具は)無ければ作る」「(道具は)無ければ作れば良い」の姿勢が、既成に囚われた、或いは既成の範疇で立ち回る様々なデメリットの大きさを教えてくれました。ご冥福をお祈り申し上げます。有難う御座いました。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid03iGgeEvJagQYFFDfKKN7d3BgNNpvfETgA1giv8BaN7eaFqfGMxrBQqG4pVyJHjyel

 

https://www.idononippon.com/topics/9708/

 

>>令和6年3月26日(火)に厚生労働省より第32回あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師の国家試験の合格者発表がありました。今回は、あマ指師合格者932名(84.0%)、はり師合格者2,892名(69.3%)、きゅう師合格者2,887名(70.2%)、柔道整復師は3,337 名(66.4%)でした。

 

70%を切る数字を見ると、途端に合格出来ていない印象を持ちますが、年々難しくなっていると思いますし、大変かと思います。世の中に絶対はありませんが、今いきなり私が受けたら絶対落ちるでしょう。

 

国家試験になり間も無く、極々初期の試験(1988年を境に、都道府県知事認可資格から厚生労働大臣認可資格に変更されています)では、「酒を飲みながら治療しても良いかダメか」みたいな問題もあり、「ダメかな」と思いつつ、同一神経伝達物質を増強するベンゾの類を飲みながら治療にあたるヒトもいるでしょうし、それが許されているのだとすれば、答えは酒を飲みながら治療しても○、何なら酒を飲みながら車の運転をしても○、という事でしょうか。不思議なものですね。生理学的な事情を問うものではなく、倫理観を問う問題だったのでしょうか。

 

それはさて置き、揉んで良くなるものは放って置いても良くなりますし、揉んだり引っ張ったりしないほうが早く良くなる事例も多いでしょう。灸で惹起する反応を利用したいのであれば、針で代用出来ますので私は「針師」としか肩に書いてませんが、一般的に「鍼灸師」と呼ばれるものの、上記の内訳の通り、「鍼師」と「灸師」は別々の資格で、試験は同一時間に行われますが、厚労省への登録は勿論、合格証書も別々に発行されます。

 

年に1回の試験ですから、いちど落ちたら1年後の試験までモチベーションが続かず、再試験、再々試験は合格率が相当落ち、10%前後の合格率まで落ちます。何なら諦めて試験を受けない例も少なくないでしょう。その為、1回で合格するしかないのが現状ですが、ひたすら過去問を解き続ければ、授業はサボっていても何とかなると思います。少なくとも私は過去問をやりまくった為か、問題を見るだけで「第○回の試験」まで当てられるようになりました。

 

専門科目は10問10点×2、共通科目160問160点を満点とし、共通科目は6割以上となる96点以上で合格となる計算ですが、実質過去問しかやっていない私で共通科目145点程度と記憶しています(後に届くハガキに点数が載っています)。専門科目は共通科目と別に6割以上を取らなければ、共通科目は突破しても専門科目が芳しくない場合、不合格になるはずです。今考えると160問の6割と、10問の6割はだいぶハードルが違う印象があります。少々細かい部分の記憶は曖昧ですが、過去問だけでもそれくらい取れると思います。

 

それはそうとここからが重要で、何だかんだここまでは努力していれば何とかなる路線ではあるものの、ここまでの努力の経験と努力で得た結果が示す、その先の危うさも知る必要があると思います。結論から書けば試験と現場は全く違うという事になるのですが、今までの努力さえ出来れば進んでこれた路線も、現場では全く通用しない事を先ず実感します。ヒトの身体は文字で語れるほど簡単なものではありません。

 

その時にどう思うかが大切で、「今まで必死になって勉強してきた」「今までの努力は正しいんだ」「その努力を国(この場合は厚労省ね)は認めてくれたんだ」「ワイは正しいんや」と考えてしまうと、ダメになると思います。平たく書けば、「ワイの治療が正しいんや、それで良くならないのは患者がオカシイんや」です。そうなるとどうなるでしょう。それはこの界隈に限らず全てで言える事で、それが人口割合で精神病床数世界一の日本を表現していると思います。

 

自分のダメさを他人に押し付ければ、それ以上に楽な生き方はありません。その自分のダメさを他人に押し付けて抑え込める程の傷病名と薬物は揃っています。努力努力で勉学に励み続けて生まれた人間の弊害を感じます。常に「自分が悪い」「ワイは間違えてるかもしれない」「もっと最適な解はないか」と考えるだけで、初めて見えてくる世界もありますし、人間の身体の可能性の広さも実感出来る場面に遭遇出来る機会も増えるかもしれません。

 

免許を取って現場に立って、何の結果が出なかったとしても当たり前です。そもそも通用しません。それでも尚、今までの努力は全て無駄と思い、その上で模索し続ければ良い事もありますし、良かったと思える時も訪れます。そしてそれが本当の力となって次に続きます。試験お疲れさまでした。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0umjMtNJYDRdpQczLvx1t9Bem253tUWTUb927sKMijZVHfXce5NnfQXVZWphswktQl

 

活きの悪い魚を食べて惹起されたヒスタミン中毒と、サプリでナイアシン(ビタミンB3)を摂取し、フラッシュを起こして喜んでいる方々とどう違うん?と思った事がありますが、スタートの心持ち次第で、体内の反応は同じでも、食中毒と捉えて苦しいと思うか、治療と捉えて喜ぶかの異なる感情の動態変化に興味を持ちます。

 

それはそうとプベルル酸は青カビから生まれる天然化合物らしく、サプリとしての取り扱いであれば、食中毒の括りになると思われるものの、ウリのモナコリンkはスタチンの類のようで、先ず思い浮かんだのがスタチンと自殺の関係性です。

 

>>医者に行くと、二二〇以上で異常だといってコレステロール降下薬を飲まされる。すると、まずいことに鬱になるんですね。非常に多弁だった人が無口になったりする。そういう人が電車に飛び込むんだという話をしていたら、実際に帝京大学の精神科の先生とJR東日本が協力して、JR中央線で自殺した人を調べたんです。その結果、九割が五十五〜六十歳で、ほとんどが男だった。それが見事に全員、コレステロール降下薬を飲んでいたという※1)

 

精神状態に異常を来す薬物はスタチン製剤に限りませんが、スタチンを摂ってうつ症状が惹起され、ベンゾや抗うつ薬を服薬していく経緯はどこか世話しなさを感じるものの、次点では全身痛で、横紋筋融解症の類なら、筋肉が融けて尿から筋細胞の成分が流れ出る為、色で分かったり、全身状態に異変を自覚出来ると思いますし、個々で神経筋疾患、アルコール多飲者、甲状腺機能低下症、高脂血症薬、Ca拮抗薬、免疫抑制剤等を服薬している方々が確率的に高いものの、

 

検査上も問題なく、且つ上記リスクを持たない方でも全身に筋肉痛様症状、筋力低下、動作困難等が惹起される事例も目立ち、色々と現場を掻き回す要因になりがちですが、検査上で異常を示しても、無症候事例も存在する為、軽重の幅(個々の閾値の問題含め)はあるのでしょう。

 

プベルル酸が原因としても、意図せぬ発生である以上、一粒一粒混入量もバラ付きはあると思いますし、強いて当該商品単独で紐づければ、モナコリンK(=ロバスタチン※5)とプベルル酸との相互作用で、腎障害が惹起され易い環境が出来たと推測出来ますし、この類のサプリを摂取する背景には、何らかの症状があり、何らかの薬物を服薬している可能性も十分に考えられますが、それらの相互作用等の情報もなく、

 

また、機能性表示食品と表示出来る迄の経緯も斜め読みしましたが(トクホは取り敢えず難消化性デキストリンでも入れとけば良いんでしょ?みたいな雰囲気ですけど)、申請から表示に至る迄の経緯諸々が緩い(ほぼない?)為、何か起きた時は薬物以上に難しいのかもしれません。

-----

以下参考

 

>>プベルル酸の論文が少ないらしく※2)

 

>>元々、厚生労働省がプベルル酸が毒性が強いと言った根拠っていうのは、北里大学が出した論文を引用してる※3)

 

>>プベルル酸は、毒性が強いとは言い切れない、フグの1万分の1の毒性※3)

 

>>別の何かと組み合わせたときの反応はまだわかっていない、そのため原因物質の特定は非常に難しい※3)

 

>>紅麹原料の一部のロットで検出された不明の「成分X」について、分子量150~250の環状構造を有する化合物であり、これまでに、プべルル酸などいくつかの既知の化合物に絞り込んでいる※4)

 

※1)http://aienka.jp/articles/003/

 

※2)https://news.goo.ne.jp/.../life/tvasahinews-000343011.html

 

※3)https://news.yahoo.co.jp/.../07945f39a3fbe633c7506797e51c...

 

※4)https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00626/040200001/...

 

※5)https://hfnet.nibiohn.go.jp/alert-info/detail4720/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02An2Zm8hquo3A44DSJwKfQAK3bqKj79x5Rv9oFZHv86VEanKproSXSbfhZ1vXrJXFl

 

飲ませたい打たせたい買わせたい側からすれば、アドヒアランス不良を防止する為にも、ベネフィットを全面に押し出し、リスクは記載しても読めないレベルの文字の小ささ、或いは能動的に調べないと分からなくするのが定番ですが、中枢神経を標的とする向精神薬や鎮痛薬に限らず、神経適応を来す物質全般は、追々ベネフィットはほぼ自覚出来る事なく、仮に当該物質を手放しても、継続的に確率はリスクに偏向と収束し続ける特徴を持ちます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02gMidd3bEbRt7CGNtM3hDTHUzwHJXfkqamX6QxHemwtXBcB8wdaAGYYad36kCwjWMl

 

厚労省薬害エイズの反省から、1999年8月24日、正面玄関前に「誓いの碑」を建てました※1)。そこには

 

>>命の尊さを心に刻みサリドマイド、スモン、HIV感染のような医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないよう医薬品の安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていくことをここに銘記する※1)

 

>>千数百名もの感染者を出した「薬害エイズ」事件 このような事件の発生を反省しこの碑を建立した※1)

 

とありますが、その後も諸々の新規の薬物やワクチンによるネガティブな事象に曝露した方々が、現在進行形で裁判を進めていたり、被害を訴え続けてますが、それに輪を掛けて2023年12月27日までの段階で、

 

>>新型コロナワクチンの接種が始まった2021年2月から23年12月27日公表分までで、国の予防接種健康被害救済制度に基づく、被害認定件数は5735件。うち死亡認定は420件に上る。※2)

 

>>つまり、接種後2年10カ月の間に認定されたコロナワクチンの被害件数は、過去45年間のすべてのワクチンのそれより1.6倍も多い。※2)

 

と、「誓いの碑」で >>医薬品の安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていく と言いつつも、より酷い状況である今、よく「誓いの碑」が破壊されたりペンキを掛けられたりしないなと思っていますが、似た経緯を持つ歴史は日本だけではない事も確かです。

 

「認める」「認めない」は、人間が人間に判断しているに過ぎない事も頭に入れておく必要があります。人間は自分が直接的/間接的に行った、或いは誘導した行為に対して、後にネガティブな事象が発生した場合、「認めない」「認めたくない」方向にベクトルは向きがちです。何故なら「認める」と、その責任の矛先が一気に向いてくるからです。その為、潜在的な数は膨大になると容易に推測が出来ます。

 

また、認定の有無問わず、具合いが悪くなった後に対応する薬物は両者とも似たようなもので(異なる点は前者の場合、金銭的負担が患者に発生しないからと、薬物もモリモリになる可能性があります。医療費無料の層が全般的に該当する話でもありますが、昔からタダほど怖いものはないって言うでしょ)、その薬物に曝露した延長線上の臨床象は、当然ですが類似します。

 

話は戻しますが、どこでどのような人間的感情の力学が働き、ネガティブな事象を否定する傾向を持つようになったのかなと、今迄もアヘン(=オピオイド)が発見された時代から振り返っていますが、その過程で似た力学は、薬物やワクチンに限った話でもない事に気が付きます。

 

そのひとつにラジウムガールズを例に挙げました。彼女達は当時としては高給だった、時計に夜間でも発光する放射性物質を塗る作業をしていたのですが、筆先をまとめる為に、口で舐めるよう指導されていました。当然ながらその都度、被爆します。

 

その結果、被爆部位に近い顎の壊死を中心に、様々な異常を惹起したり死亡し続ける事態になったのですが、当初は放射性物質と認めず(認められず)、高給で夜な夜な遊びまわっていた為に、「梅毒だ」としていた話です。幸いにも彼女達の訴えは後に認められたのですが、仮に認められたとしても、亡くなった人が戻ってくる訳ではありません。

 

ポイントはここだと思います。今件のmRNAワクチンも、当初から果敢に「ワイが責任を取る」と言っていたヒトがいましたが、亡くなった人が戻ってくる事はありませんし、その「責任」と呼ばれるものが、治療と呼ばれるものへの金銭的な支給だとしても、鎮痛薬や向精神薬を盛るだけであれば、罹患細胞の回復に寄与しないばかりか、これらの薬物の害反応が上乗せ的に曝露されていくだけです。この経過は今回に限らず過去から同じです。

 

このように責任は取れるものではありませんし、場合によっては余計面倒臭い事態に陥ります。「誓いの碑」も「ワイが責任を取る」も、それは詭弁に過ぎないと知った上で、服薬や接種の検討をするのが健全と考えられます。

 

※1)https://www.mhlw.go.jp/.../kenkou_iryou/iyakuhin/chikainohi/

 

※2)https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00269/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0DnYgPTJxiY3YgYZZArUh1ZwNyyUhes86ftyXoiM7H9UM3jHrxRBEbjMrT4imPmzhl

 

https://www.sponichi.co.jp/.../20240411s00041000264000c.html

 

>>のんちゃんがミオナールと痛み止め持ち歩いてて良かった

 

細かい話ですが、日本国内でのんちゃん氏自身に処方されていたミオナール(エペリゾン塩酸塩)その他の薬物を、アレクサンダー氏に渡して服薬したのであれば、それを堂々と記事にするのはちょいとマズいです。それはそうと

 

>>「顔浮腫んだ、、、 薬でね 顔むくみます」

 

とあり、nsaidsによる血管浮腫か、ステロイドによる脂肪代謝の異常による満月様顔貌(ムーンフェイス)の類が、顔貌に変化を示す有名どころで、また、近代の薬物乱用の歴史でステロイド薬は外せないと思います。ステロイド薬は多幸感やそう状態等(「ステロイドうつ」等もあります)、精神面にも影響を及ぼす場合もあるので、ひょんな拍子で飲み始めると、その気持ち良さが忘れられず、必要がなくても服薬し続けたり、ゲートウェイドラッグとしての恐れもあります。

 

中枢神経を標的とする向精神薬や鎮痛薬同様、こちらも離脱症状は有名で、服薬が続けば自力で自前のステロイドホルモンを生合成し難い身体環境に陥る為、止めるに止められなくなります。当該ホルモンは様々な効果が示唆されていますが、自力で抗炎症し難い環境下に置かれるリスクを抱えます。

 

また、これらステロイド薬への嫌悪が高まった背景が理由にあるかどうかは知りませんが、例えばロキソプロフェンやイブプロフェン等、この周辺の解熱鎮痛剤を一括りでnsaids(エヌセイズ/エヌセイド)と呼称しますが、これはNon Steroidal Anti Inflammatory Drugs(非ステロイド性抗炎症薬)の頭文字を並べてnsaidsと呼んでいるもので、「ステロイドじゃないよ」をわざわざ全面に出しています。「無農薬ですよ」「無着色無添加ですよ」的なものでしょうか。雑なまとめですが、それくらいステロイドは色々あったのでしょうけど、

 

>>「筋肉を緩める薬 腰痛いんだよねー まあいいか」

 

ぎっくり腰をした時に、折角周囲の筋肉が、その時々の病状、動作、姿勢に応じて患部を守ろうとコルセット代わりに緊張して保持しようと自律的に努めていると思うのですが、その筋肉を薬物や手技含む、無理やり緩めても良いものでしょうか。問題はここからですよね。

 

その時々の自律的/生理的な身体/精神的変化に対して、〇〇病、〇〇障害、〇〇症候群と名付けて薬物で抑え込む弊害は、上記ステロイドのネガティブフィードバックの問題含め、罹患細胞の治癒遅延、慢性化の要因等、度々挙げていますが、見方を変えればそれらが一般化している=生のデータが山程ある現状を鑑みると、逆にどうすれば良いかも見えてきます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0iGMNUyshWAuxE63baKduLJsnpExmYcNCaRf3EAAMBR9asjiUK2HctsJnDGFJKVDdl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../63444a83550d72be028fed968777...

 

>>金沢競馬場で3日に行われたレースの1着馬から、禁止薬物の向精神薬エチゾラム」が検出された

 

馬も大変ですよ。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0JeK2dkN6wsh3pcQUtbkxzHPMMpJ5R4SnDVLrQhEGDSWFG8jFiQ43obaHh7geipPml

 

「ここね、人が人を殺すとこなんです…」※1)の、死亡退院率100%を叩き出した滝山病院※2)に知り合いは居ませんが、男性看護師は精神科に配属される場合が多いと聞く機会があるものの、性差の割合が数字で出ているかなと「男性看護師 精神科」で検索したところ、割合は分かりませんでしたが、力と体力を要する現場に男性が宛がわれる理由は何となく分かりました。

 

それが理由かニュースでは、男性看護師が患者に暴力を振るっている状況ばかりを見ます。先ずは被害に遭わない事が大切ですが、物理的な暴力ばかりが被害ではなく、服薬が既に被害の始まりで、今は販売中止とされていますが、飲む拘束衣と呼ばれたベゲタミンを例に挙げても、薬物が患者の為ではない事も示唆した表現に感じます。紐で縛るのも今の時代は難しく、数年前には精神科に入院した外国人が拘束により死亡し、それが海外にも伝播した為、より世間の目は厳しいでしょう※3)。

 

>>当時27歳だった。ケリーさんは亡くなる前に精神科病院で両手足首と腰をベッドに約240時間拘束された後、心肺停止状態になり、別の病院に緊急搬送されたが搬送先の病院で亡くなった※3)

 

>>深部静脈血栓症(エコノミー症候群として知られる)で彼の心臓が止まったのは拘束したことに原因があるかもしれない※3)

 

>>長期にわたる拘束による死亡の危険性はよく知られている※3)

 

>>病院側は因果関係はないと主張した。この問題はニュージーランドのメディアでも大きく取り上げられ、日本の身体拘束について議論が提起された※3)

 

改めてですが、先ずは被害に遭わない事が大切です。傍から見てれば自分達の薬物投与が契機で火が付いて、自分達で火を消そうと更に油を注いで「大変だ」としているように見えますが、自分達で火を起こさなければ何も始まっていない事は、第三者でなければ分からないのかもしれません。

 

当該現象の契機は、薬物さえ無ければ考える必要のない事ばかりです。また、精神科、或いは心療内科からのみ始まる問題ではなく、火付けとなる向精神作用を持つ薬物は、様々な症状、或いは傷病名の延長線上に存在している為、誰がいつ始まっても不思議ではない事も知る必要があります。

 

※1)https://bunshun.jp/articles/-/61167

※2)https://www.asahi.com/articles/ASR2T5W46R2QUTIL01F.html

※3)https://forbesjapan.com/articles/detail/27909

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0356DThjd7X3J3b2365KDVxJDr2uqK1eYtDX38NFQ92pUDYYuvPNrjJ29ab9mNRjc8l

 

>>自殺企図を副作用に含む薬物が整形外科で処方される事に対し、厚労省の審議ですら異例の多数決判定で承認を受け、「慢性腰痛」患者にも堂々と処方される事が認められたサインバルタ(デュロキセチン)(シェア内冒頭)

>>部会了承も副作用懸念で異例の多数決※1)

>>一部委員から適応拡大について疑問の声が上がった※1)

上記副作用とは

>>自殺念慮、自殺企図、敵意、攻撃性等の精神症状の発現リスク※2)

が該当し、「整形領域疾患に自殺リスクの薬物を処方しても良いのか」が、多数決という異例の事態に発展したのですが、当該年の2016年、適応疾患の拡大後は、同年中に運転禁止薬物から注意薬物へ緩和されたり等、動きの多い年でした。

只、整形領域疾患を対象に、自殺リスクを持つ薬物が処方されるのは2016年以前からも勿論あり、近い年から追えばリリカが2010年に末梢性神経障害疼痛として、トラムセットが2011年に非がん性慢性疼痛として、視点を変えれば何にでも幅広く言ったもん勝ちで処方出来る状態で、何れも上記の自殺念慮、自殺企図、敵意、攻撃性等の発現リスク、普段から考察を入れている離脱症状は、当初から不安視されていました。以下一例を記載します。

>>海外で実施された本剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く※3)

何故サインバルタに限って異例となったのか、その理由は分かりませんが、今件では慢性腰痛という多少絞った疾患(?)に拡大する際の出来事であって、それまで承認を得てきたうつ病うつ状態、糖尿病性神経障害、線維筋痛症までは見られない厚労省の姿勢でした。確かに2016年の厚労省は、精神保健指定医資格の不正取得医師をいきなり100人ほど締め上げる等、熱い時期でもありましたが、視点を変えればそれまでの適応疾患に処方される対象は、自殺念慮や自殺企図等、先々の自殺は許容出来る副作用として見ていたのでしょうか。

勿論、リリカやトラムセットが承認される約2010年以前も、類似症状にはガバペンやデパスリボトリールジェイゾロフト等が目立って処方されていますし、何なら疾患名を書き換えれば(例 腰が痛いんだけど→身体表現性障害)、幾らでも処方出来ます。只、ここは個人的な裁量かもしれません。慢性腰痛という対象を絞った整形領域疾患に拡大しようとした事が、異例の事態へ発展したのか、若しくは

>>日本国内の主要な医薬品メーカー(2008年度の国内売上げ上位30位)の協力を得て、医薬品メーカーに在籍する者のうち、4月1日現在で、厚労省または国立病院機構に在職歴のあった職員の実態を調べた

>>厚生労働省は、同省や国立病院機構に在職歴のあるOB29人が、国内の主要製薬会社15社に再就職していたとの調査結果をまとめ、公表した。OBの数が最も多かったのは、ファイザーグラクソ・スミスクラインの4人※4)

のように、塩野義と厚労省とのくっつき方の問題かは知りませんが、サインバルタに限らず、勿論どのような症状を抱えていた上で服薬しても、向精神作用物質は、文字通り精神状態へ影響を与えますし、副作用一覧を見れば分かりますが、深刻なのは自殺リスクだけでもなく、個人的に更に深刻なのは離脱症状の問題です。

薬物は、例えばここ最近の大麻解禁の流れのように、時世や情勢で表現の仕方や立ち位置が変化したり、或いは目の前の人間の評価や判断次第で、大きく見え方が変化する可能性はありますが、各々の物質を摂取した後の反応は、人間的感情に左右される事なく体内で惹起されます。

※1)https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201602/545724.html

※2)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc1679&dataType=1&pageNo=1

※3)https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1190017F1029_3_04/

※4)https://www.yakuji.co.jp/entry20454.html

参考)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsotp/38/3/38_20.02/_pdf/-char/ja

----------

クリックまたはタップでご覧頂けます ⇒【治療費/所在地/自己紹介】 ⇒【フェイスブック】

【電話】 0173-74-9045  (携帯電話 090-3983-1921)

【診療時間】 7:00 ~ 21:00 ※時間外対応可 

【休診日】 なし 土曜/日曜/祝祭日も診療しています

【メール】 fujiwaranohari@tbz.t-com.ne.jp

ご予約/適応症状/非適応症状/病態解釈/経過予測/リスク/費用/治療内容などのご相談やご案内はメールでも承っています。お気軽にご連絡下さい。

f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

----------