藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2017-01-01から1年間の記事一覧

持続的高濃度コルチゾルが示唆される誘発症状群と治療反応性と臨床的応用

如何に優秀な物質も乱用の歴史が在る場合、レッテルを貼られるのはステロイド薬に限らず同様かもしれないが、ステロイド乱用の歴史が存在しなければNSAIDsも乱用されず、向精神薬の乱用も起きていないと思う。ステロイドを悪とすると、生理的に分泌されるホ…

常用量離脱症状からの回復に向けて

前項のベンゾ離脱によるω2受容体の機能異常と患者感情の関連内容です。 向精神薬が濃厚に絡んだ場合の失敗/脱落/追跡不能/評価不能の症例は数多く存在し、約7~8割に上ります。厳しい症状を惹起した背景の責任所在はさて置き、現症を理解出来た事は回復の可…

ベンゾ離脱によるω2受容体の機能異常と患者感情

...................................................... ω2受容体の機能低下に伴う頸腕腰神経叢(胸部含む)より派生する非日常性の持続的筋硬直(持続的筋緊張)及び椎間関節のROM減少に伴うDRG損傷と思しき頸腕腰神経叢の知覚・運動・自律神経系の2次症…

向精神薬由来症例の周辺事情と熱産生の重要性

急性憎悪期とは、世間で言う14日以内が急性期、14日以降が慢性期等とする安易な区分けが出来るものではなく、常に進行を伴う憎悪期と称するのが適切に感じる。後述するが、向精神薬由来症例には慢性期は存在せず、常に進行性を孕む急性憎悪期が、理由の有る…

交感神経症状と伝達不全含む受容体損傷示唆症状の治療反応性の差異2

【広島往診】は定期的に行っています。単独往診とは異なり、広域に渡り治療場所を点在しながら移動する費用分散型往診になる為、ご希望通りの日時に行えない場合もありますが、ご連絡頂ければ大まかなスケジュールはお伝え出来ると思います。ご治療希望の方…

向精神薬による常用量離脱症状/減薬期及び断薬後の離脱症状への患者の心構え

【広島往診】は定期的に行っています。単独往診とは異なり、広域に渡り治療場所を点在しながら移動する費用分散型往診になる為、ご希望通りの日時に行えない場合もありますが、ご連絡頂ければ大まかなスケジュールはお伝え出来ると思います。ご治療希望の方…

【参考症例】PMDAによるベンゾ危険性周知による弊害

【広島往診】は定期的に行われています。単独往診とは異なり、広域に渡り治療場所を点在しながら移動する費用分散型往診になる為、ご希望通りの日時に行えない場合もありますが、ご連絡頂ければ大まかなスケジュールはお伝え出来ると思います。ご治療希望の…

「痩せ」「筋減少」「ALS様症状」に至る過程と随伴的合併症の考察2

【広島往診】は定期的に行われています。単独往診とは異なり、広域に渡り治療場所を点在しながら移動する費用分散型往診になる為、ご希望通りの日時に行えない場合もありますが、ご連絡頂ければ大まかなスケジュールはお伝え出来ると思います。ご治療希望の…

交感神経症状と伝達不全含む受容体損傷示唆症状の治療反応性の差異

【広島往診4】の日取りは決定しています。ご治療を希望される新規の方はメールでご連絡下さい。関東以西からのご依頼、ご依頼者さま宅内でのご治療希望、広島県周辺でのご治療希望等々に関し、全ての患者さまが公平に経済的コストでメリットが生まれた場合、…

感情論介入の功罪

【広島往診4】の日取りは決定しています。ご治療を希望される新規の方はメールでご連絡下さい。関東以西からのご依頼、ご依頼者さま宅内でのご治療希望、広島県周辺でのご治療希望等々に関し、全ての患者さまが公平に経済的コストでメリットが生まれた場合、…

「痩せ」「筋減少」「ALS様症状」に至る過程と随伴的合併症の考察

ベンゾジアゼピン離脱症状群(Benzodiazepine withdrawal syndrome)(以下 BZD離脱)で易惹起性の高い症状に「痩せ」「筋減少」「ALS様症状」を標榜とした症状を訴える患者は少なくない。患者個々での表現方法は異なれど、結果的に現場でヒアリングすると類…

【山口県東部で術者募集】

「山口県東部で術者募集」 広島往診関連で、頻回治療を要する可能性が高い症例を扱う事となり、この度、術者を募集致します。今件の患者さまに関しては私も携わる事になる為、レポート等をお渡しする事も出来ると思います。 先日も大阪府にお住まいの患者さ…

【広島県にお住まいの方から往診のご依頼が入りました】

H29.5.2追記 今件の広島往診のスケジュールをお伝えします 【治療場所】 ご依頼者さま宅(50代 女性) ※詳細な住所は下記当該日時に治療を受けられる確定者さまのみにお伝えします。 お車で直接お越しいただいても問題のない駐車スペースがあります。電車を…

向精神薬症例の治療反応性と不幸

当ブログは文字制限の関係より、治療反応性から推測される臨床論を含めた内容は右記URLに記載していますhttps://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1505395926218335 末梢神経系由来症状は、運動・知覚・自律と選択的脊椎高位の処置による栄養から派生…

PMDAによるベンゾ常用量依存の周知/昨今の動きと所感

当ブログは文字制限の関係より、治療反応性から推測される臨床論を含めた内容は右記URLに記載しています⇒https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1505395926218335 「副作用はないですよ」「依存性はないですよ」「皆飲んでますよ」「5~10年飲み続…

特殊症例の相互事情3

ではどうすればと言う対案が問われるのは当たり前かもしれませんが、酒やタバコ等の嗜好品すらも依存性がある故に嗜好品として名目上存在しているのですし、早い話が報酬系に訴える摂取物全般の類に言えるかもしれません。酒飲んで酔っ払っている人に、酒飲…

特殊症例の相互事情2

「特殊症例の相互事情」の補足的所感です。 整形領域患者に対して向精神薬投与からの向精神薬由来の症状(例えば反跳性の筋硬直等)が発症(上乗せ)していた場合だとしても、針治療でベースの元症状であればVAS値減少は求められるものですが、明らかに服薬…

【転載】弟のこと。~その陽はまだ沈まない~

向精神薬で実害を被った場合、精神医療や向精神薬への恨み節を延々とする方もいますが、私の所はそういう窓口ではないです。恨み節は精神医療に繋げた、又は向精神薬の服薬を誘導した(された)個人や機関、団体にして下さい。ここは治療院。病名を貰いに来…

岩手県大槌町に行ってきました2

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1489148461176415?pnref=storyでも書きましたが、4年ぶりに大槌町に往診に行ってきました。4年前の写真は「岩手県大槌町に行ってきました」http://blogs.yahoo.co.jp/anti_white_supremacy/9801829.htmlをご…

特殊症例の相互事情

表題的には「特殊」としましたが、症例が特殊化する要因として「どのような背景、考えを持つ人間が、どれだけ絡んだか」、又は「どのような病態解釈を患者が情報として取得し、信頼を置き、その解釈に沿った治療を受けたか」により変動します。椎間板ヘルニ…

H25の症例を振り返っての反省点2

症状 腰下肢痛 診断名 腰椎椎間板ヘルニア フェイスブックではタグ付けされた時にお知らせが入ります。今回、タグ付けされた投稿はフェイスブックフレンド同士しか見れないようになっていますが、内容を簡単に書けば「手術しなくても治ったよー」と言うもの…

HPVV(子宮頸がんワクチン)周辺事情

hpvv関連で色々な人間が接触してきたのは事実です。某議員に連絡を取ってとか、某会長に連絡を取ってと誘導されたり、又はその逆に某人から連絡が入ったりと色々ありましたが、大小問わず政治的活動には興味なく、 「具合の悪くない政治的団体の人間と接触し…

臨床的疼痛学問が発展し難い理由3

如何なる症状も一度は中枢神経系を介して末梢領域に対しての症状自覚の為、各々の受容器で誇張されたり修飾されたりするのも自然な事かと思われ、特に罹患層としては厚い純粋な整形領域的症状に対しても誤解が生じかねない、一概に言えない内容かもしれませ…

向精神薬と線維筋痛症とベトナム戦争

皮肉にも戦争がある度に医学は発展すると言われます。あれこれは扠措き、線維筋痛症(以下 FMS)や慢性疲労症候群(以下 CFS)と言われる症状はベトナム戦争の兵士及び、その時代から散見されると言われますが、恐らく、より前の時代から類似症状を抱えてい…

臨床的疼痛学問が発展し難い理由2

脳外や整形の多くは圧迫圧挫に興味を示し、薬の多くは止めたり出したりする事に興味を示し、神経生理は何処を切断する事で何処が悪いかを検証する事に興味を示しと、それぞれの居場所や立ち位置で考え方や遣り方は全て異なり、発言内容も見立ても異なります…

臨床的疼痛学問が発展し難い理由

病態定義が不十分故に脊椎変性疾患の無効手術、それに伴う脊椎不安定性の惹起から一層の構造的異常が経時経年で生じ、異なる脊椎高位の神経損傷に至るケース、向精神薬やオピオイド系の適応症拡大によるリスク増、これらのネガティブを僅かでも減少させるに…

【参考症例】ベンゾ系単剤の離脱症状惹起の経緯

低力価短期服薬群に関しては、傾向と言う観点から捉えた場合、回復迄の期間は早期かもしれません。反面、高力価長期服薬群の印象の例として挙げられるのが症状固定や遷延性、後遺障害的な、重症化を示唆するような表現も又見受けられるものですが、それが全…

経口薬と選択的脊椎高位の治療による症状解釈の差異

例とし1~2指に疼痛を伴わず痺れと脱力、皮膚知覚鈍麻等が生じ、起床時憎悪、日中に軽快と言う症状を呈している場合、整形外科的思考で考察すれば、手根管症候群、前骨間神経麻痺、胸郭出口症候群、頚椎症性神経根症の類が頭に思い浮かぶと思うのですが、各々…

不登校を解決する為の手段を考える2

その解決には至っていない部分もあり記録がてら少し書いていきたいと思います。尚、最後までご覧になられても明確な解決策は得られませんが、類似症例を抱えている方が僅かでもヒントとなる部分を見つけられれば異なる視野での発展も出来たりするかもしれま…

不登校を解決する為の手段を考える

身体内部で生じる症状発症の多くは原因が存在すると思います。例えば坐骨神経痛であれば、L4~S3程度迄の何れか又は複合的に、その多くは椎間孔部での骨性インピンジに伴う神経実質の炎症や過剰牽引に伴う知覚神経異常による痛み自覚や、細胞実質の損傷も著し…