藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2017-01-01から1年間の記事一覧

【参考症例】急性離脱症状惹起の経緯

多くの患者は自然発症性の自律神経系症状に自律神経を弄る薬物を服薬する事になる事、仮説とされる病態定義が薬物により本説に切り替えられてしまう事、更に処方期限の存在しない日本では、元々減~断薬と言う概念が医学的にも薄いこと。常用量離脱や副作用…

【参考症例】遅発性離脱症状の疑い【SNRI】

SNRI単剤の遅発性離脱症状と推定される諸症状を2例(※プライバシー保護の為に改変しています) sex f age 40 遅発性離脱症状(SNRI)の疑い 主訴 左上肢の痛み 既往 特筆事項なし 3~4年程前に左上肢全般に激痛が発症し、MRIで頚椎椎間板ヘルニア(c5~6)と…

既存病態定義と選択的脊椎高位の治療

軽重問わず自然治癒に至らぬ難治例の多くは脊椎脊髄に帰結する事を治療反応上知り、横軸損傷であれば上肢や体幹、下肢等の体性神経関与の諸症状や内臓器の自律神経関与の諸症状へ。縦軸損傷であれば脊髄近隣に存在する延髄や橋、中脳、視床、視床下部等をメ…

過形成細胞に於ける発症起因の逆説的解釈と考察

浸潤性を認めない肥大化した細胞を一般的に良性腫瘍と呼びますが、良性の場合、肥大化した腫瘍が周囲の神経や血管等を圧迫し、それに伴う症状が日常生活を脅かさない程度であれば、多くは様子見と言う形を取られ、個々の患者の心情云々は扠措き、個人的には…

(参考)臨床試験時の除外基準(HPVV)

添付は子宮頸がんワクチン、サーバリックスの「臨床試験における除外基準」の表です。他のワクチンの除外基準を詳しく知りませんので一概には言えませんが、この段階で既に打つと危険な人と言うのは振り分けられていたのでは。 (あくまで推定ですが)この中…

刺針時に関する個人的見解2

「刺針時に関する個人的見解」の続きです。前項は腰部でしたが、今回は頚部です。 理屈上は腰部と同じ事をしているとイメージすれば早いのかもしれません。頚部は肋骨突起間を探る必要がないので技術的な面で言えば腰部>頚部ですが、リスク面を含めた説明で…

向精神薬長期服薬による薬剤性ALS様症状

「人生の変転 下山日記 http://blog.goo.ne.jp/lifeischangeable」 (H28春)ブログ管理者と親交のあった方からお話を伺った限りでは、最新記事を最後に自死されている模様です。ご覧頂ければ分かる通り、長期的にデパスを服薬し続け、常用量離脱症状(又は…