藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

過形成細胞に於ける発症起因の逆説的解釈と考察


浸潤性を認めない肥大化した細胞を一般的に良性腫瘍と呼びますが、良性の場合、肥大化した腫瘍が周囲の神経や血管等を圧迫し、それに伴う症状が日常生活を脅かさない程度であれば、多くは様子見と言う形を取られ、個々の患者の心情云々は扠措き、個人的には決して悪いものではないと思います。見た目がどうであれ症状が無ければ処置対象ではありませんし、仮に症状があったとしても、患者が治療を望まなければ、それも又治療対象ではありません。
それは以下の内容だけでなく、凡ゆる構造的な変性疾患も同様で、腰や膝が幾ら変形しても痛みと言う症状が無ければ処置対象にはなりませんし、望まなければ処置対象でもありません。立場的にどうしても痛そうにしている人を見掛けると患者の対象として見てしまいがちですが、その感情は最近無くしたいなと思っていますし、そのほうがよりフラットに症状と対応出来る感覚が研ぎ澄まされるような気もするからです。勿論、患者判断なのか医療側のお節介なのかは知りませんが、「将来を見越して」と言う名目にて、痛くないのに腰椎をプレートで固定したり、痛くないのにヘルニアを切除したり、人工関節にする方も一部います。
見た目や気分的な問題等も踏まえての事かもしれません。お互い様々な事情があっての事だと思いますので、このような事は個々の判断に委ねるしかありませんが、一般的には不便さを感じる物事に対して対応する機関や学問であり、患者自身が不自由さを自覚しない限り、それは誰もが邪魔する範疇でもない、邪魔出来る範疇でもないのかもしれないと個人的には思っています。
では話を戻していきますが、良性腫瘍と書くと幾ら良性でも腫瘍と言う言葉に驚くかもしれませんが、書き方を変えれば「腺腫」です。それを「腺細胞の過形成」「腺細胞の異形成」と称する方も多くいますし、個人的には過形成と言う言葉がシックリくると思っているので、以下は過形成と称して述べていきたいと思いますが、
このような腺細胞の過形成はある程度の年齢になると抱えている場合が大変多いもので、男性であれば前立腺肥大が有名で、半数以上の人が抱えると言われています。これも腺細胞の過形成によるものです。女性であれば子宮筋腫や子宮腺筋症が罹患層として厚いかと思われます。
針治療と言うのは患者の見方によっては若干特殊な治療手段になるようですが、実は全然そんな事はないと思います。参考関連の中にも書いている通り、私自身は当該患部に対して如何に血流増進を望み、望み続け、異常形成された事により発症した症状と対応していると言う感覚でしかありませんので、現行医療で掲げられている星の数ほどの疾患名と言うのは然程気に留めていないのも事実です。
確かに中には訳わからない治療行為をしている人もいますが、それは私の理解が及ばないだけなのでしょう。針治療で治るなら、それは極めて身体的にも負担の少ないものなので、どのような思考や見立てであれ、安全に治ればそれに越した事はないと思います。あくまで私が標榜しているものは早期回復と確実性と再現性を求めているだけで、手段は色々あると思います。その為、様々な指向性や思考性の中、あくまで私は私の知る範囲での話しか出来ませんが、
前立腺肥大を治療してほしい、と言う人はいませんが、随伴的症状である排尿障害は治るのだろうか、子宮筋腫であれば、子宮筋腫を治してほしい、と言う人はいませんが、随伴的症状である生理痛を治して欲しいと訴える事もありますが、大元である腫瘍の話に関して触れる事はありません。腫瘍が収縮~退縮すると患者の先行イメージとしての針治療の受療動機に存在しないからです。
そればかりか、現実的に排尿障害や生理痛と言う存在をメインで要望する人も殆どおらず、副主訴的に抱えている、けど言わない、と言う例もあり、後述する事になりますが、事後報告的に教えてもらう事、針治療と言う先行イメージが齎す非伝達事項が副産物的に改善していくと言うケースは案外少なくありません。類似思考のケースでは、風邪を頻回に引く、花粉症だ、と言う感覚に近いものもあるかもしれません。
人間と言うのは過去から現在に至るまで見聞きしてきた情報に信頼を寄せ、異なる理屈を提言された場合、改善するしないに関わらず、既往の情報に信頼を寄せる傾向と言うのは多いものです。新しいものは恐い。只単にそのような理由もあるかもしれません。
例えば椎間板ヘルニアを例に挙げますと、髄核が側方や後方に脱出し、神経を圧迫する事で腰下肢へ症状が出ると私達は学び、試験では其の通りに回答しなければマルは貰えません。
しかし、臨床現場と言うのは診断名と症状がマッチングしている例は実に少なく、その診断名を下され、診断名から浮かび上がる一般的な臨床像と言うのを患者は情報として得る事になります。これに限らず、画像所見や血液検査含め、そのような状態であればそのような診断が下されます。改めて書きますが、その診断名は間違いではないかもしれません。
髄核がはみ出ていれば椎間板ヘルニアですし、前立腺が肥大していれば前立腺肥大症です。子宮筋腫も同様です。しかし、そのものの肥大化した細胞が本当に由来となり症状を呈しているのか、と言うラインまで外部及び身体内部の情報の信頼性を持ち上げるには患者個々に対して治療をしてみなければ分からないと言う大前提もあり、そしてネックでもあるのかもしれません。
ここが常々書いている基礎医学臨床医学の立ち位置の違いであり、試験管や顕微鏡、ネズミや犬を相手にするのとは異なる人間相手の臨床医学脆弱性なのですが、支障を及ぼす程の症状でなければ手術とはならず、取り敢えず膀胱に尿が沢山溜まるようにする薬物治療が始まるかもしれませんし、生理時の炎症を抑える薬物治療が始まるかもしれませんが、それが治療としてのスタンスか否か、要は対処療法としての役割は十二分に発揮する場合もあるかもしれませんが、この場合、何時まで経ってもこのまま、と言う可能性も十二分にあると考えるのも又自然な流れです。
これらの治療で症状が改善されなければ異なる病気を探してみたりするかもしれませんし、薬を増やしてみるかもしれませんし、訴えによっては手術に踏み切るかもしれません。しかし、その結果が芳しくない場合も少なくなく、症状ではなく診断名に盲目となった場合、このような悲劇がある為、先ずは徹底的に保存的に治療を試行錯誤するのも1つの方法なのかもしれません。
例えば誰かが何も知らない状態で針治療で前立腺肥大が縮小したり、筋腫が縮小したり、と言う話を聞くと疑うと思います。そして何故疑う姿勢になるかと考えれば、既知としない情報であるが故に恐怖心が先走るからであり、単なるオカルト情報であるとしか受け取らないものでしょう。
しかし案外、この手の業界では珍しくない症例話で、このような過形成に至った細胞も、メインとしての治療だったか否かは問わず、当該患部の血流増進に努め続けた結果、肥大化した細胞が結果的に縮小~退縮したと言う症例は幾つもあり、この手の症例は私以外にも持っている方は沢山いると思います。
以前、手づかみ(?)で筋腫を縮小させると言う術者が医師法違反か何かで逮捕された事がありましたが、恐らくこの方も同様な症例を持っている為に、それをウリにしていたのかもしれませんが、その表現方法に問題があったので逮捕されたのかと思います。確か逮捕された時、そこに掛かっていた患者は「私は今後どこ行けば良いの?」と困った手紙が多く寄せられたとニュースで報じられていました。
このように、現在の医学的根拠に認められていない事をすると法律に怒られます。但し、その医学的根拠を作っているのも同じ人間で、その根拠を作れる人間が薬物治療や手術治療に抵抗性を示した場合、精神病と称して薬漬けを許してしまう社会を作ってしまったのも又事実ですし、薬漬けと言うのも1つの医学的根拠に則った治療です。そして日本は残念ながら致死量を飲ませて患者が死んでも裁判で負けます。それも1つの医学的根拠が由来となっての治療手段であるが故の結果なのかもしれません。
そのような状況を踏まえて考えれば、未だ筋腫のオッチャンのほうが害はないような気がするのですが、そのオッチャン話は扠措き、何故これらの細胞が肥大化したか迄は諸説ありますが、当該部位の血流が改善される事で細胞の縮小化が見込める(見込めた)と言う事は、逆説的に見ると細胞の過形成に至った理由と言うのも当初は当該部位にて血流不全と言うのが根底に発生していたと推測しても強ち間違いではないかもしれません。
針治療をしていたらイボがポロっと落ちたと言う例も4~5例ですが持っています。比較的大きなイボが何もせずに勝手に落ちるなんて話を日常で聞くことはないので、恐らく針治療由来による可能性と言うのもゼロではないかもしれません。きっとそのイボも当初血流不全に伴う異物だったのでしょう。それが当該部位の血流を改善させ続ける行為を続けた結果、そのイボと言う異物が落ちたと。簡単に針治療の作用をイメージすれば、ターンオーバーが促進され続ける事になるので、その結果と言えばその結果なのかもしれませんが、あまり私自身がイボに興味ないのでこれ以上の事は知りませんが、ニキビやアトピー等の症状軽快経緯を1つの類似例として捉えた場合、似たようなものなのかもしれません。
椎間板ヘルニアの話は有名ですね。経時経年でマクロファージが食べてくれ、後日MRIに入ったら勝手に消えていたと言う話は珍しくありません。
話が少し散らかってきたので本題に入りますが、このように多くの末梢部の異物や良性腫瘍が治療由来で取れたり縮小したりする事例と言うのは多いものです。それが医学的根拠として世間で認められていようがいまいが現実に起きている事は事実なのですが、医学は基本的に自然治癒を嫌う習性があります。分泌される物質の合成を防ぎ、痛みを止める。出ているものは切り、折れたものはくっつける、それが医学です。必要な場面も沢山あるかもしれませんが、仮に当該患部の血流量をを上げる(上げ続ける)だけで治るのなら、それは自然治癒の範疇に入ってしまいます。切った張ったとは異なる因果関係が不明瞭な世界に入る為、治る治すとする人たちに対して嫌悪な眼差しを向ける気持ちと言うのも分からなくもありません。温泉や布団と言うのも似たようなものでしょう。
改めて本題に入りますが、仮にも当該患部の血流量の増進を見越した治療をし続けて、末梢部の腺腫や筋腫、イボが取れるのであれば、中枢部の腺腫の類はどうなるのか、と言うのも非常に興味深いものです。中枢…簡単に言うと脳ですね。脳の中で割合として比較的多い良性腫瘍と言うのは下垂体腺腫です。http://plaza.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/pituitary/から一部抜粋致しますと、
>>下垂体腫瘍といわれるとほとんどが下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)です
>>最近,無症状の下垂体腺腫が脳ドックなどで偶然見つかることも多いのです
>>良性腫瘍でおとなしいものです
>>その多くは治療する必要がありません
>>ですから安易に手術を受けてはいけません
>>下垂体腺腫は,とても多い病気でほっておいても何でもないものや大きくならないものも多いです
時に腫瘍や大きさが原因で内分泌異常や視野狭窄等もあるので任意か定期かは扠措き疑われている場合は検査は必須かと考えているのですが、最近2例程、医療機関では様子見とされた程度の下垂体腺腫を抱える患者に対して治療を行っていたら検査上で縮小が認められた事例がありました。内1例は担当医が変わった事で、前の検査の段階でホントに大きかったのかと言う疑問も生まれそうな1例も混ざっていますが、中枢部の良性腫瘍も末梢部と同様、血流の改善で縮小される可能性と言うのもあるのかもしれません。
とは言え、元々腫瘍があったからと言って、その腫瘍が由来となって症状が出ていた訳でもない症例ですので、縮小したから症状に変化があった(改善があった)、と言う話題でもありませんが、大きくなったものが小さくなったと言うのは悪い話ではないかもしれません。この辺りの副産物的症例と言うのは事後報告が大半である事、そして私自身もそれを縮小や退縮を狙って治療している訳ではありませんので勉強不足である事は認めざるを得ません。
腺上皮細胞の過形成のメカニズムをよく知らない、と言うのが正直なとこなので言えない部分、間違えている部分もあるかもしれませんが、現時点での私個人、周囲周辺症例から考えられる事を幾つかまとめてみると、その多くは血流不全からくる代謝障害によって生じた過形成と言う認識も、治療から考察と言う逆説的視点で見れば見えてくるものもあります。以下に参考資料として頚部交感神経節機能を回復させると、どのような疾患が改善されるかと掲げている大家がいるので見てみますと、
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【全身】風邪とその予防、自律神経失調症、本能性高・低血圧症、甲状腺機能低亢進・低下症、拒食症、過食症起立性調節障害、乗り物酔い、立ちくらみ、パニック障害不眠症、過眠症、脳卒中後痛、脳卒中片麻痺、関節リウマチ、術後合併症、多発性硬化症ベーチェット病、シェーグレン症候群、重症筋無力症、痛風伝染性単核球症慢性疲労症候群、反射性交感神経性萎縮症、カウザルギー、幻肢痛、断端痛、癌、糖尿病、冷え性、肥満症、低体温症、再生不良性貧血骨粗鬆症、吃逆、化学物質過敏症
【皮膚科】全身多汗症、掌蹠多汗症、乏汗症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、全身性白癬症、足白癬、爪白癬、皮膚掻痒症、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿胞症、帯状疱疹、単純疱疹、天疱疹、ケロイド、脱毛症、凍傷、爪甲剥離症、爪甲軟化症、爪甲縦裂症、爪囲炎、腋臭症、進行性指掌角化症、あかぎれ
【頭部】片頭痛、緊張型頭痛、頚性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎、脳血管攣縮、脳血栓脳梗塞
【眼科】網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、中心性網膜症、ぶどう膜炎、類嚢胞黄班浮腫、角膜ヘルペス角膜潰瘍緑内障、アレルギー性結膜炎、瞳孔緊張症、飛蚊症、眼精疲労、ドライアイ、VDT症候群、屈折異常
【耳鼻科】 アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、鼻茸症、慢性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎、術後性上顎嚢胞、突発性難聴、浸出性中耳炎、メニエール病、良性発作性頭位眩暈、鼻閉、扁桃炎、耳鳴、咽喉頭異常感症、嗅覚障害、いびき、睡眠時無呼吸症候群
【口腔】抜糸後痛、舌痛症、口内炎、舌炎、歯肉炎、口唇炎、歯ぎしり、口内乾燥症
【頚肩上肢】上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー病)、肩手症候群、頚肩腕症候群椎間板ヘルニア、外傷性頚部症候群、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、乳房切断後症候群、テニス肘、腱鞘炎、頚椎炎、ガングリオン、腕神経ニューロパチー(外傷性、術後)、関節炎、肩こり、ヘベルデン結節痛
【循環器】心筋梗塞狭心症、洞性頻脈、神経循環無力症
【呼吸器】慢性気管支炎、肺栓塞、肺水腫、肺気腫過換気症候群気管支喘息自然気胸
【消化器】過敏性腸症候群潰瘍性大腸炎、胃炎、肝炎、クローン病、消化性潰瘍、逆流性食道炎、胆道ジスキネジー、便秘、下痢、腹部緊満症、ダンピング症候群、痔核、裂肛
産婦人科】月経異常、月経前緊張症、月経困難症、子宮内膜症更年期障害、子宮摘出後自律神経失調症、尿失禁、膀胱炎、女性不妊、妊娠悪阻、膣痙
泌尿器科】神経性頻尿、インポテンス、尿失禁、夜尿症、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、IgA腎症、嚢胞腎、遊走腎、前立腺肥大症、前立腺症、男性不妊
【腰下肢】腰下肢痛、膝関節痛、肢端紅痛症、肢端紫藍症、鶏眼、下肢静脈瘤、こむら返り、バージャー病、閉塞性動脈硬化
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と、無知識の状態でいきなり見た人にとっては、先ほどの筋腫のオッチャンと同じ位に信頼性の低い、ホントに治るの?と言う疾患の数々まで適応症として掲げられています。このような疑問と言う姿勢を私が持ってしまうのも、又、頚部交感神経節の機能回復で(だけで)治るの?と言う印象を他者に与えてしまう程の疾患が適応症として並んでいるのも又、私個人が抱える既成概念を遥かに突き抜けている感がある為に「信じられない」と言うのが先行してしまうからでしょう。
しかし、先述した腺腫や筋腫、イボが針治療で改善したと言う話をしても「信じられない」と思う方も多数いると思われる為、どっちもどっちと言えるかもしれません。その為、別に私はどうでも良いのです。知らない人に知らせようとする努力は大体が徒労に終わる事は知っていますし、無理に受療しても続くものでもありません。そのような漠然とした答えしか出来ませんが、私は上の適応症が何故適応症として上げられているかも今では何となく分かります。
上記適応症の表は麻酔薬を用いc7~8周辺に存在する頚部交感神経節に対しての処置であり、当該部位への処置による派生を鑑みれば、交感神経由来の血管攣縮性疼痛や、脳幹機能の回復、視床下部や下垂体の機能回復に伴う内分泌異常の是正、その事で自律神経症状の回復や免疫機能の向上、整形領域であれば、麻酔薬の浸潤性、浸潤度合いによっては処置部位は腕神経叢領域である事も踏まえて考えれば、適応症例と直接的に対峙した事のない症状も含まれますが、あるのだろうな、と言う解釈は出来るものです。但し、あるのだろうな、と言う解釈が出来る迄は解剖生理や既存病態定義に対して散々現場ベースで疑問に思い続けた上での実績及び羅列だと思いますので、先ほどの通り無知識な状態では、首根っこに針を刺される事が何に繋がるのかと言うリスクとベネフィットそのものが天秤に掛け難い状況であるかもしれません。
但し、又何となくですが、これらの治療に固執すると又何処かで無理が発生する場合もありますので、常に柔軟性を持った手段を患者側は選定してもらいたいと思いますし、これ1本と言う事も避けてもらいたく考えてもいるのですが、残念ながら針治療に来る方々と言うのは既に凡ゆる治療手段を経ての事、既に後がない状態なので、気持ちは分からなくありません。
ただ、その凡ゆる治療を経て、その最後は単なる当該患部の血流改善しか出来ない針治療で治ってしまうのだとしたら、それは現行医療の凡ゆる治療に対しての愚弄である事にも変わりありません。だから医学的根拠として認められない、認めてしまうと全て引っ繰り返して書き直さなければならなくなる、と言う事態は誰だって避けたいですし、犬の神経根に輪を掛け電流を流し続けた数十年にも渡る研究が針治療で治られたら困ると言うのも当たり前かもしれません。しかしながら先述した通り、世を見渡せば酷く腰は曲がり膝は曲がりMRIに入ったら全脊椎高位に狭窄がありヘルニアがあり椎間孔もゲシャゲシャに潰れたかのように見える方々も元気に歩いているものです。其れくらい人間と言うのは自分の身体が変化しようと経時経年で順応~適応出来る可能性も事実です。
このような対立は内科vs外科に近いものがあり、何処でも起きている事なので別に其処に突っ込んでいくだけ無駄ごとも多いのですが、可能性として考えられる事は腺上皮細胞の過形成、先ほども挙げたように私が経験した前立腺肥大や子宮筋腫、下垂体腺腫の症例も、治療から発症起因を逆説的に考察すれば、初期的には当該患部の血流不全を端に形成されたと言う見方も出来なくもない症例は幾つも存在するのかもしれません。

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