藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2020-01-01から1年間の記事一覧

向精神薬由来症状/離脱症状の安全な取り組み方の検討と治療

drive.google.com 2018年4月から2019年4月に渡って書いた、「向精神薬由来症状/離脱症状の安全な取り組み方の検討と治療」と、関連性のある部分を追加してまとめたものです。既に1~2年以上経過した内容の為、私自身の見方も様々変化していますが、概ね変わら…

新型コロナウイルス COVID-19 によるアレコレ 2

----- 「片手から両手のグローブにする理由」 昨日 8:59 今後は素手で身体を触る事に対し、嫌悪感を示す人も出てくると思います。普段から私は、左手のみにニトリルの医療用グローブをはめているのですが、これは衛生面に主眼を置いた意味ではなく、グローブ…

新型コロナウイルス COVID-19 によるアレコレ

---------- 「トイレットペーパーがない」 3月1日 1:01 お尻が拭けないのは困ると、スーパーその他を何件か回りました。以前より口々に「マスクないよね」と言われたり聞かれたりするのですが、今更ながら何処の店頭にも「マスクはないですよ」の貼り紙がさ…

脊髄損傷と治療反応性から、中枢神経傷害と神経変性疾患の将来を考える

外側から強いエネルギーが加わり頚髄を損傷をされ、30年強経過した後に、治療をさせて頂いた方からご報告がありました。脊髄は※1)画像の通り、輪切りにして上から覗くと、担当部位ごとに層を形成しています。外側から仙髄、腰髄、胸髄、頚髄~で、各々の部…

各々の症状の成立理由と脆弱性、傷病名依存の弊害 3

「ベンゾ離脱によるTCAサイクル異常の可能性を、モノフルオロ酢酸の暴露例を交え、改めて考える」ベンゾは主に大脳皮質や小脳、脊髄に散在するレセプタを標的とし、離脱時は当該レセプタのダウンレギュレーションや、自己分泌能の低下による、抑制性機能が自…

各々の症状の成立理由と脆弱性、傷病名依存の弊害 2

「コハク酸を生成する酵素欠損から、ベンゾ離脱の病態概念を考える」コハク酸を生成する酵素、コハク酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼが、先天的に代謝異常を惹起している臨床像を見ます。以前もGABAを生成する酵素、グルタミン酸デカルボキシラーゼの障害…