藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

新型コロナウイルス COVID-19 によるアレコレ 2

 

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「片手から両手のグローブにする理由」
昨日 8:59  

今後は素手で身体を触る事に対し、嫌悪感を示す人も出てくると思います。普段から私は、左手のみにニトリルの医療用グローブをはめているのですが、これは衛生面に主眼を置いた意味ではなく、グローブをする事で患者の皮膚へ接触した際のグリップ力が上がる為、針を刺す部位の皮膚の張力を高めることができ、針先が皮膚を破る瞬間の痛みを僅かでも軽減させようとした意味を持っています。

 

また、グローブをしておくことで、術者側の手指から出る汗が患者の皮膚に着かなくなる為、術者側が治療中に幾ら汗をかいたとしても、汗のせいでズルっと滑ることも予防出来ます。他、幾ら気を付けても出血する時はありますので、グローブをはめていれば、何だかんだで衛生面の対策にもなっていると思います。

上記の理由で、今まで左手に何年も前からグローブをはめていたのですが、冒頭の通りここ最近の流れで、今後は素手で皮膚を触れなくなるかもしれません。これは保健所がどうこうではなく、相手方が抱える心情的にですね。因みに保健所的には、グローブは必要ない旨で古くから現在に至っていると思います。私が勝手にグローブをはめていただけで、仮に両手とも素手で治療にあたっても、一応OKになっているはずです。

 

余談ですが聞きかじった話では、関東の何処かの術者がマスクをしないで治療をしたら、患者が保健所に通報をした、という話もあるそうです。マスク装着の有無は保健所的には問題点にはならないはずなので、保健所も対応のしようがない事例だと思いますが、患者の心情的にはマスクも必要になってくるのかなと思います。

 

只、術者の防護レベル次第では、逆に不安や警戒心を与えるケースもあると思います。防護レベルは上げようと思えば幾らでも上げられますが、見た目も比例してゴツくなる為です。とは言え余談は続きますが、大切なことはグローブにしてもマスクにしても、それそのものの衛生管理が不適切ですと、不潔を余計に拡大する可能性もあるので、装着したら装着したなりで、衛生面の対策は必要になると思います。

 

後は極力不必要な接触は避けさせたほうが良いのかもしれません。例えば問診票を書いてもらう動作も度々あると思うのですが、全てヒアリングで術者側が代筆する事も出来ると思います。自分でペンを持ってきて、とも言えないと思いますし、1から代筆したほうが時間が早い場合もあります。

本題ですが今後の流れを考えると、私の場合は右手にもグローブをしたほうが良いとなります。今まで右手にグローブをしなかった理由に、針を片手で針管に挿管し難い点が挙げられます。針管は使い捨ての樹脂製なので、グローブをするとツルツル滑り、片手での挿管が困難になります。

 

他、グローブをした手で片手挿管を行い、針管を何度もクルクル回すと、グローブには負担が掛かり続け、親指と人差し指の間が破けやすいデメリットもあります。そうなると、両手にグローブをはめた場合は、両手で挿管作業をするのが安全になると思います。只その場合、針を挿管する度に、一旦患者の皮膚から手を放すタイミングが生まれます。普段は治療が始まると、仮にAに刺したら次はBと、左手は次の部位に刺針する為の動作が常に続く為、左手は滅多に患者の皮膚から離れなくなります。それが出来なくなると、時間が普段より掛かります。

慣れてくればもう少し良くなるかもしれませんが、右手にもグローブをはめると、片手挿管がどれくらいモタモタしてしまうか動画に撮りました。自分で視ていても分かるのですが、凄くやり辛そうですね。両手にグローブをはめたら、片手挿管は危なっかしくて出来ないかもしれません。只、両手(私の場合は右手に追加)にグローブをはめるメリットを挙げるなら、針管とグローブの相性は悪く、滑りが見られるのは先述した通りですが、針とグローブの相性は良く、素手よりも数段高いグリップ力を保持出来ます。

 

刺したり抜いたりは基本的に右手になる為、刺針後の微細な操作は素手よりも良いかもしれません。皆が皆、スムーズに刺さることはない為、時に右手も強弱を加える必要があるのですが、時に刺しているつもりでも、実際は右手が滑っていただけ、というケースもある為、それらの対策には良いかもしれません。

 

また、両手にグローブをすれば、片手よりも衛生面は上がると思いますし、例えば術者の爪が伸びていたり、ささくれがあったり、手荒れが酷くてガサガサだったりしても、グローブをすれば常に一定レベルで皮膚に接触した際の患者の感覚を維持出来ると思いますし、グローブにより熱がこもるので、手は直ぐに熱いくらいに温まります。私の場合は爪切りとヤスリは常備しており、爪だけではなく、指先が何らかの理由で硬くなった部位も全て切り落とし(削り落とし)ていましたが、両手にグローブをはめることで、それらをある程度は省略出来るかもしれません。

 

グローブをし続けるのは、慣れない内はストレスに感じるものの(私の場合は片手だけですが何年も着けているので、両手にグローブをしても違和感はないものの、初めは違和感が凄かった記憶があります)、今後のアレコレを考えたら、素手よりも両手グローブのメリットが上回るかもしれません。右手にグローブを装着したことで片手挿管は困難になりますが、それ以上に諸々のメリットが上回るなら、両手での挿管に切り替えるのも良いと考えるようになりました。

 

動画 https://www.youtube.com/watch?v=HZMHbnGhz20&t=114s

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「ゼロリスクハウスを考える」

 

昨日 17:26  

 

どこでもドアがあれば清潔を保ったまま動線も引けると思ったのですが、あったらあったで困ることもありそうなので一旦保留にし、清潔を保ちたいならこんな家があれば良いですね。ドアを開けたら先ず脱いで、入浴してからでなければ部屋に入れない家がこれから人気になるかもしれません。

 

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「感染は新型コロナに限らず日常のリスク」

 

4分前

 

1) 最近はこの格好が多いです。N95のマスクは密閉率が高く、普段通りに呼吸をすると窒息する感覚になる為、いつの間にか虫の息で生活出来る生体へ進化しました。常時の右手グローブも慣れました。新型コロナに限らず感染症のリスクは日常の出来事ですので、今迄も右手に装着する機会やマスクの着用もありましたが、個別使用が全体的となった、という感じです。

 

片手挿管は知らない人にとってはマジックのような技術力の見せ所ですが、両手挿管でも良いと思えるようになりました。実は片手挿管は散々練習してきたので、片手挿管をしないスタイルに大きな抵抗がありましたが、治療効果には関係ないので良しとします。不思議な事に両手での挿管作業は、1本1本の針を凄く大切に扱う気がします。恐らく今後のスタンダード。

 

2)チリ紙は1か月と11日程度で半分なくなりました。只、クセで目の前のトイレットペーパーを使った事も度々ありました。トイレットペーパーとのコスパを計算しようと思いましたが、面倒臭くなり諦めました。残りの半分は買った日に別の人にあげたのですが、掃除その他の幅広い使用に便利だと高い評価を得ました。今思えばあのトイレットペーパー騒ぎは何だったのかと思います。

 

「ちり紙で衛生対策が出来ないかを考える」

 

ひょんなことから使ったちり紙。折角なので他に使い道はないかを考えました。聞くところ外出時は、ドアノブや買い物かご等の間接的な不特定多数との接触を避ける為、衛生対策の為に手袋やハンカチを使う話も伺います。

 

只、使用後のポケットやバッグへの出し入れ等を考えると、都度の使用後に捨てられる使い捨てに軍配は上がる気がしています。

 

ちり紙は1枚1枚バラバラでティッシュのような面積を持ち、水洗トイレにも使えます。例えば外出先でトイレを借りる時もあるでしょう。外で用を足すには幾つかの接触は避けられません。

 

そこでちり紙を手袋やハンカチ代わりにし、複数枚のドアやカギの開閉、便座の上げ下げ、水洗レバーやボタンの操作をした後は、そのまま流せば清潔を保つ事ができ、その後の手洗いで蛇口から水を流す時も同様、ちり紙を使えば清潔かもしれません。

 

3)新型コロナと湿度の関係を調べました。以下は要所の転載です。大雑把に書くと、保菌者が居ない室内であれば、鼻や口、喉や気道の保湿は有効の為、湿度は高いほうが良いのかもしれませんが、保菌者が居る室内の場合は、乾燥をさせておくことで感染リスクを下げる事が出来る、です。

 

保菌者か否かはあくまで検査をし、陽性が出て初めてカウントされていく為、誰が保菌者か分からないと捉えていたほうが精神衛生は健全に保たれます。そして誰しもが保菌者である前提で動く事で、安全性は高まると考えています。

 

>>部屋の加湿は気道には優しいが,呼気や咳・くしゃみにより生じたエアロゾル中のウイルスの乾燥を妨げ,感染性を保持しやすいことになるため,湿度を上げすぎないことに留意するべき

 

>>したがって,コロナウイルスはインフルエンザ同様,エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。しかし,湿気のある密室では空中に浮遊するエアロゾル中のウイルスは乾燥を免れるため,驚くことに,秒単位から1分ではなく,数分から30分程度,感染性を保持する

 

>>部屋の加湿は気道には優しいが,呼気や咳・くしゃみにより生じたエアロゾル中のウイルスの乾燥を妨げ,感染性を保持しやすいことになるため,湿度を上げすぎないことに留意するべき

 

>>したがって,コロナウイルスはインフルエンザ同様,エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。しかし,湿気のある密室では空中に浮遊するエアロゾル中のウイルスは乾燥を免れるため,驚くことに,秒単位から1分ではなく,数分から30分程度,感染性を保持する

 

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278

 

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「布マスク」

 

1分前

 

マスク2枚が届いたら欲しい方に差し上げようと思っていたのですが、リスクの押し売りになると思ったので、チラと伺った「布マスクは洗えば直ぐにくたびれていく」の経過を届き次第観察していきたいと思います。それはそうと、装備にも適材適所があると思うのですが、それ以前に使用法を誤ると、自爆や交差感染の温床になるマスク。度々取り上げられている話題なので基本的な誤使用は省略しますが、ここ最近で見掛けた具体的な例を挙げてみます。

 

1)着脱をする度に、表と裏が違う
2)地面に落としたものを拾い上げ、そのまま使う
3)「そのマスク可愛いー」と、他人のマスクを借りる

 

これなら寧ろ装着しない、持ち歩かないほうが安全かもしれません。今は空気感で装着している話もよく聞きます。「マスクをしていなければ非国民だ」的な扱いをされたくないと。

 

只、実際にマスクをしている方々の装着方法や取扱いを注視すると、逆にリスクに突っ込んでいる例が多くないでしょうか。マスクに限った話ではありませんが、騒いでいる人ほどリスクに晒されている印象があります。視点を変えれば、騒いでいる人の話はリスクまみれとなります。

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「布マスクを改造すれば良いのかもしれない 2」

9分前 

 

折角届く布マスク。元々外側からの侵入を防ぐ装備として期待してはいけないのが前提の布マスクですが、少しの工夫で性能が上がるなら、何かしたいところ。前回は布マスクの弱点となる捕集率の悪さに目を向け、それなら捕集率を上げる工夫として、油を塗れば良いと考えたのですが、使用後の処理の不便さに見落としがありました。

 

日夜、油まみれのマスクを洗うのも面倒ですし、どれくらい塗れば良いかも分からない、何となく鼻元や口元が油まみれで気持ち悪い、重くなる等の不便さが目立つ他、口元に捕集され続ける感覚が何となく嫌。では逆に、全く捕集させない工夫はどうでしょうか。道具は写真の通り、クリアファイルとカッターやハサミ、定規と位置決めのマジックです。クリアファイルは薄くて柔らかいペラペラのものが良いと思います。

 

場合によっては長時間に渡り装着し続ける装備は、極力軽く、柔軟性に富んでいるほうがストレスも少ないと思います。これなら見た目もそれほど変わらない上、マスクで捕集せずクリアファイルに付着するだけなので、油マスクと比べれば、装着中も洗う時もストレスは少ないかもしれません。

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作り方

 

1)クリアファイルをカッターやハサミで2枚に分ける

 

2)クリアファイルの上にマスクをあてがい、マスクに合わせたサイズでクリアファイルをカットする(※注)横幅は後でゴム紐を通すスペースも確保したいので多少広めに)

 

3)ゴム紐が通るところを別途カットし、通す

 

分かり辛いですが完成。

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現物にワイヤー等は入っていないと思うので、大概は縦横に隙間が生まれ、呼吸に余裕はあります。布マスクのサイズ感を意識して小さめのマスクで今回は作りましたが、自分でカットする為、サイズ問わず自由度は高いと思います。目まで隠れる大きさでカットすれば、目も保護出来ると思ったのですが、適当にメガネでもかければ良いよね、と思いました。

 

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「GABAの自己分泌能が低迷した身体状態による新型コロナへの解釈と見方」

 

14時間前

 

日常的に継続的、又は断続的にGABAを増強する物質は、ベンゾとアルコールに絞られてくると思います。中長期的にGABAを外因物質で増強すると、自己の分泌能力が低下したり、GABAの受け皿が変形したり数が減ったりする事が示唆されています。GABA増強による主作用は、睡眠、抗不安、筋弛緩、抗けいれん、健忘となり、分泌能力等が低迷することで、不眠、不安、筋硬直、けいれん等が起き易い身体/精神状態に陥ります。

 

これらは内外因子問わず様々な要因で悪化し易く、例えば今の新型コロナによる世界的な暗めなニュースがメディアを通じて発信されるなか、自制が効き難い不安や恐怖等の精神症状を表現する個別のケースに、上記理由が素因にある印象をどことなく感じます。それを契機に抗うつ薬の類を服薬し始める方もおられると思います。ましてここ最近は「コロナうつ」なる表現も出始めていますが、このような「〇〇うつ」は事あるごとに生まれる言葉です。

 

皆がそうだから私もそうしよう、そのような多数派に乗った結果がいつも良いとは限らないものです。不安や焦りが大きい時ほど、今が冷静であるかを見直したいものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/1210974975660433

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「相手への協力度合いは自己の脆弱度で左右する」

 

数秒前

 

新型コロナのウイルスとしての収束(終息)時期は分からないものの、世界的な大きな傷には変わらない為、これから5年10年もしかしたらもっと先も、感染症への不安や恐怖は心理面に残存する可能性が考えられます。その為、針治療のような濃厚接触が確定する環境下(※1)では、私も装備を固めて常時治療をするよう前述の通り決めたのですが、1つの理由として患者の室内での動線を変えたくない、協力という名のストレスを与えたくないがあります。

 

現時点で様々な業種の取り組みをザっと見渡すところ、患者や客への協力を多く見掛けます。来る方へのマスク着用の義務付けや主に非接触型検温器を用いての検温、手指消毒etc…、只、先述の通り、仮に相手がマスクを装着していても、装着方法や取り扱いの問題、検温器自体の精度や検温タイミングによる変化、手指消毒も内容物が不明、又はウイルスを殺す濃度が含有されていない等、1人1人が装備や消毒操作を済ませている訳ではありません。これらを前提とした上で考えれば、全体に対する1つの見方が出来るようになります。

 

「こちら側が脆弱であるほど相手に協力を求めざるを得ない」、「こちら側が強固になれば、相手に協力を求めなくても良くなる」です。どちらを取るかと問われたら、私の場合は相手が無防備でも問題のない後者を取ります。そのほうが「この人は大丈夫かな…、ちゃんとキレイにしてるかな…、感染していないかな…」等などを1人1人に対していちいち考えるストレスも生まれないからです。

参考までに現段階での濃厚接触の定義を挙げます。以下の通り、私が濃厚接触者に含まれるかは分かりませんが、見落としは何処にあるか分かりません。用意しているハンガーすらも接触感染の温床になります(その為、今は無いです)。物を置くにしても術者しか接触しない物だけにし、必要最小限で常に掃除が行き届き易い環境下が安全な事には変わらないと思います。衛生対策や衛生操作、消毒作業は、慣れない内は時間も掛かりますし、それに伴うコストも掛かると思いますが、今迄がダメダメだったと思えば積極的に前向きになれるものです。

 

※1)https://www.niid.go.jp/…/…/epi/corona/2019nCoV-02-200206.pdf

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「便器の内側や窓枠は、掃除の後にシリコーンを塗ると後々が楽」

 

2時間前

 

付着した汚れは水分を失うと頑固になるので、掃除の際は水分を含ませて浮かせたり、薬剤を使用したり、同じ部位を何度も往来して拭かなければなりませんが、凄く面倒臭いので、数か月前から便器の内側にシリコーンを定期的に塗布して経過を観察しているところ、汚れの残り方が全く違いました。素材の表面に油の膜が張られる為、普段の水圧でも汚れは流れ落ちやすくなりますし、擦るにしても、以前とは比較にならない軽い労働で擦り落とせます。

窓枠にも塗布して様子を見ています。換気などで窓を開ける機会も増えれば汚れも目立ちます。汚れるのは仕方ないにせよ、汚れに比例した掃除の手間を増やしたくないのが観点となるのですが、トイレと違い都度水を流す訳ではない為、汚れ方は同じですが、掃除の時が楽、そんな感じかもしれません。

シリコーンはスプレータイプなら吹き付けるだけで良い為、手軽かもしれませんが、コスパや濃度を考えれば原液で買うのが圧倒的に良いので、私は1㎏缶を使っています。洗面台にも良いですし、革靴や木工品の艶出し等にも凄く相性も良く、気に入らなければ洗剤で落とせるので簡単です。

 

 

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感染症リスクが常にある今の世でどう生きるかを考える」

 

1分前

 

掃除の話は置いといて、今とこれからの為に何をするかですよね。私の所では、過去に明らかな嘘を付いた人の足をやんわりと遠のかせています。治療の上で症状は尋ねる必要になるのですが、少なからず「あれは嘘でした」とされることがあります。「思い出した」「間違えた」「誤りだ」ではなく「嘘でした」です。

様々な話題があるので1例だけ挙げますが、今回は発症日が半年も1年も違っていたりする話です。例えば10年前のものが実は11年前だとか、9年前だとか、それだけ長ければ記憶も曖昧になるので、そのような誤りはどうでも良いのですが、問題は、半年前や1年前に傷めて痛み続けたものを、昨日今日に生まれて初めて傷めたような口ぶりで来る人のことを指します。半年前や1年前に傷めたものと、昨日今日傷めたものでは、経過から何から全く異なってきます。

 

後述する事にもなりますが、人間は機械と違って見た目で「こりゃ昨日今日のものじゃないでしょ」が分からない場合が非常に多いものです。過去の類似症例から記憶を引っ張り出し、受傷からこれくらい経過したものは、治るにしてもこのような経過を辿り、時にこのように症状が変化をする可能性もあり、今くらいの時期であれば、治療を介入させることで発生するリスクなど、全て説明が変わってきます。

どのような意図で、記憶が新鮮と思しき時期の発症日を極端に変えて話をしてくるのかが全く分からないのですが、このような方々が、今後はとんでもなく危ない存在になる可能性が出てくると踏んでいます。人間は具合いが悪くても、見た目では分からないことが殆どです。その為、伺った話を信じた上で私の説明も変化していきます。昨日今日と半年前や1年前では、経過は全く変わるものの、実際は1年前に傷めたものを今日傷めた体で話をされると、私側の説明と実際の経過に恐ろしいギャップが生まれます。

恐らくこのような人物が、視方を変えれば弱毒性でタチが悪く、無症候から死亡まで幅広い新型コロナに罹り、仮に検査で分かった上でも、アチコチでリスクを振り撒く可能性があります。今回の新型コロナで様々な物事や取り組み方が変わりましたが、見直すべき点は多岐に及ぶかもしれません。

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「次亜塩素酸水の寿命を踏まえた上での管理方法を考える」

 

11分前

 

先日、テレビで何処かの市区町村が次亜塩素酸水を無料配布している映像を見ました。「大瓶を準備したので、各自でボトルを持ってきて下さい」的な印象でしたが、次亜塩素酸水は紫外線(熱もそうなのですが)に滅法弱いので、紫外線を通す透明な瓶などに入れ、紫外線のあたる所に置いておくと、圧倒言う間に効果がなくなります。

 

商品ラベルには保存方法の記載はあると思いますが、「配られた場合」は、そのような注意が個別に促される事はないかもしれませんし、個人で購入後、遮光性の低い小瓶(例えば透明なスプレーボトルなど)に移す時もあると思います。醤油やソースなどの調味料の類も、冷暗所で保管と記載されていると思いますが、皆が皆、そういうことはないと思います。

 

陽射しのあたるテーブルに、長らく置かれていることもあるでしょう。でも、案外醤油は醤油、ソースはソースで食べる事が出来ます。ただ、醤油やソースと同じ感覚で次亜塩素酸水を保管しておくと、見た目は同じでも、冒頭の通り短期間で効果がなくなります。場合によっては陽射しのあたる玄関に置いている場合もあるかもしれません。検証された動画がありましたので、添付画像とも参考まで。

 

【【容器別】次亜塩素酸水の寿命テスト 10日間で有効塩素濃度はどうなる? https://www.youtube.com/watch?v=mCRkXmbjTK4 https://www.youtube.com/watch?v=JKd7Yy0yf3M

折角なので、「次亜塩素酸水( ・∀・)イイ!!」の感覚で、グーグルで「次亜塩素酸水」で検索し、1~3ページまでの全て(合計33ページ)のページに対し、「ctrl+F」「紫外線」で調べたところ、33ページの内、3ページが紫外線への注意喚起をしていました(数え間違いがあったらすみません)。ページは主に「商品の宣伝」や「市区町村(又は個人)からの配布案内」「次亜塩素酸水は良いよ!」他です。

 

勿論、元々が保存方法を喚起する目的のページではない場合もあるものの、案外書かれていない事に気が付きました。次亜塩素酸水の寿命は元々短いものですが、移し替える際は、少しでも効果を持続させたいと思いました。

 

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「衛生用品の値動きアレコレ」

 

2分前

 

マスク転売の禁止や布マスク2枚の発表から、市場に不織布のマスクが吐き出されつつあり、以前と比較すると手に入り易い模様です。

 

しかし、外皮消毒を目的とする消毒用エタノール(以下 エタノール)は、引き続き転売その他の規制対象にはなっていない模様で、今現在も高いものは500mlあたり5,000円前後で取り引きされる高級酒です。そんな折、ヤフオク等を眺めていて気が付いた事があります。エタノールの含有量を70~80%台の商品に絞り見た場合、特定メーカーだけが何故か入札が目立ち(結果的に高くなる)、他メーカーの同一エタノール濃度の消毒液は入札が目立たないのが現状です(結果的に安い)。

 

更に、同一メーカーで製造された同じ内容物のものを、プライベートブランドとして異なるラベルで販売されているものは、更に入札が目立ちません(結果的に安い)。500mlあたり3,000円前後で取引きされており、2,000円前後も開きがあります。他、新品未開封の扱いとはなりませんが、ボトルに移し替えて販売しているものは更に安く、1,000円台から入手可能で、その辺りに不安を覚えない方は、相手方の手数料や送料を除けば良心的な価格とも言えます。

 

この値動きは後述しますが、厚労省が酒造メーカーが作る高濃度エタノール製品に対し、手指消毒として使用しても問題ないよとの通達が販売価格に影響していると思われ、それよりも少々安く設定されている印象があり、高濃度エタノール製品を購入した際の、送料その他を含めて考えれば、寧ろ安く購入出来ます。これはマスクの転売が禁止される以前にも言えたことなのですが、探せば凄く良心的な価格で購入出来る商品は存在しており、転売禁止で全ての出品者が出品出来なくなった状況は、購入者側の視点としても、逆に困る人もいたのではないかと思います。

 

それはさて置き、特定メーカーのエタノールだけが目立つ入札件数になる理由は分からないのですが、同じ成分内容でも「よく目に入るものほど欲しい」「よく目に入るものほど売れているから私も欲しい」「入札件数多い = 売れている = 良い」、そのような心理が入札側にはあるのかもしれません。しかし個人的には、そのような中でも全体的に取り引き価格は落ちてきている印象があります。その理由に酒造メーカーが60~70%台の商品を製造し始め、

 

厚労省※1)から >>1.手指消毒用エタノールの供給が不足していることから、医療機関等において、やむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替品として用いることは差し支えないこと。

 

が通達されて以降、値動きが大きい印象があります。以前はもっと高かった記憶もありますから。もう少し先の話になると思いますが、今後は手指消毒用エタノールが高濃度エタノール製品より安価に手に入ると思います。今はこのような状況の為、手指消毒用エタノールが高く見えますが、多くは500mlあたり500~1,000円前後で元々販売されているものです。

 

前者の大概は、酒税回避の目的でイソプロパノールをある程度含有して販売されていますが、酒造メーカーはイソプロパノールを含有したものを製造/販売出来ないと思いますので、今以上に簡単に安く出来るかが不明です。何となくな話ですが、上記の通りエタノールの含有量は同じでも、特定メーカーだけ入札が目立ち、内容が同じプライベートブランドとして販売されている商品との価格差が大き過ぎる印象を持つ今、購入している人の多くは、

 

「取り敢えず知られている(見慣れている)商品を買い溜めしとこうスタイル」で、そのような方に付き合うとどこまでも値段が吊り上がると思いますので、もしヤフオク等で70~80%台のエタノールを探している人は、「何かこのデザイン見慣れないんだけど」的な商品も、面倒でも成分を調べれば同じだったり、製造元が同じ事に気が付けますので、お得に買えるかもしれません。

 

※1)https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000611836.pdf

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「ヒトの気持ちを考えてウイルス君は動いていない」

 

44分前 

 

是非を問いかける気持ちはありませんが、先ずは前提として感染した方も好んで感染した訳ではないと思います。その為、感染した方を寄ってたかって叩くのは、逆に叩く側の人間性を疑いたくなります。恐らく2種類の叩かれ方が存在します。飛沫や接触次第で感染リスクは上昇しますので、高リスクの環境や地域である事を分かった上で足を運び、感染した人は叩かれ易い傾向にありますが、皆が皆、好きで高リスクの環境や地域に足を運んでいる訳ではないと思います。

 

確率論ですが、遊びに行く方は遊びに行く場所が、高リスクの地域と人間が寄り集まった集団と化する可能性もありますので、感染リスクも高まると思います。遊びに行って感染する方もいれば、仕事に行って感染する方もおり、叩かれる対象は前者が多いと思いますが、仕事で感染リスクの高い環境に足を運んでおられる方も沢山おり、そのような方々を叩く方も存在します。更に異なる見方も出来ます。遊びに行って感染した方は、遊びで感染したとは限らないですし、仕事に行って感染した方が、仕事で感染したとは限らないという事です。どちらかと言えば、後者で感染した体でいたほうが、社会的な目は温かいと思います。

 

時折メディアを通じて罹患者から聞く言葉に、「私はマスクも消毒も手洗いもうがいもしていたのに」とありますが、マスクの仕方も消毒の仕方も手洗いやうがいの仕方も、していたとしても、おざなりになっていた可能性もあります。まして機能差を問わず社会的に括られた「マスク」と「消毒」。社会的な偏見を買わない為の、ソーシャルな意味合いの「マスク」と「消毒」の可能性もある訳です。それらも含めれば、実際のところは分かりません。

 

PCR検査も精度は6~7割です。陰性だからと陰性の保証もありません。その為、それで陰性だからと自分も周りも喜ぶのは逆にリスクを高めます。どこかの国では絶対に陰性になる検査キットが販売され、絶対に37℃以上表示されない体温計も販売されています(いました)。具合いが悪く、それっぽい症状が出たとしても、皆が皆、検査をしに足を運ぶ訳ではありませんし、どこかで検査を止められ、検査をしたくてもさせてもらえないケースも多くありますし、無症候も沢山存在しますので、そのような方々はそもそも検査の動機すら生まれません。

 

このような諸々はありますが、上記は全てヒトの感情や、社会の目を気にしての行為や行動や発言、経済など、ヒトがヒトとヒトとの間を気にした話でしかなく、ウイルス君には関係のない話です。

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感染症が、その都度世界を大きく変える」

 

数秒前 

 

ますますテレワークとペーパーレスは進むと思うのですが、視点を変えれば、声と映像だけでは絶対に無理な事もあると再認識します。程度の差こそあれ、声と映像だけでは壊れたものは直りませんし、傷めたものは治りません。声と映像だけで全てのアクシデントを満足に解決するのは流石に難しいはずです。

 

その為、声と映像だけでは解決に至らないケースを扱う人が今後は重宝される気もしますし、もう少し先になると、声と映像だけを扱う人の絶対数は絞られ、ロボットが代わると思います。良くも悪くも感染症はその都度、世界を大きく変えるそうです。今回は世界規模で未知である為、その変化は今後も続くと思いますが、逐一新しいモノの見方や考え方が出来る良い機会とも捉えています。

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「「前例が無い」に慣れ、「関連の無い概念」に早期に気付く大切さを知る」

 

8時間前

 

新型コロナに限らず、そもそも人の傷めかたに前例はありませんし、保険制度に組み込まれるには別な理由があっての事ですし、ガイドラインの存在は術者側の免責事項みたいなものです。これらの有る無しは治る治らないの期待値にも繋がりませんし、関連の無い概念にも関わらず、前例が有り、保険制度が有り、ガイドラインが有る事に異様な期待感を持つ人の多さに驚きます。

 

但し今後は一層、前例の有無等を前提とした、安心という名の精神論のやり取りだけでは、前に進めない世界になると思います。

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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