藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

誤診率が高い三叉神経の走行範囲

三叉神経の守備範囲(攻撃範囲)は相当広く、且つ医療機関での誤診率も高い。 凡ゆる歯痛及び類似症状、凡ゆる眼痛及び類似症状、凡ゆる頭痛及び類似症状、凡ゆる耳痛及び類似症状等々の多岐に渡り、凡ゆる機関を巡っても症状が改善されず途方に暮れる患者は…

自律神経とは何ぞや

物事の何かを達成する為には目的や目標が有り、その目的や目標に準じた(沿った)手段が用いられる事で、初めて成し遂げられるものです。それは、治療と言う分野でも同様です。しかし、相手(患者)も又、私たちと同様の人間です。患者側にも患者自身が持つ…

基礎から臨床への昇華

このような書き方をすると「患者の気持ちを分からんのだろう」と思われるかもしれないが、私自身、日常的に薬を飲むと言う思考が幼少の頃から全くないのである。それは、薬に対しての有害性や危険性、ベネフィットやリスク等々を天秤に掛けるような面倒臭い…

相模原市障害者施設での殺人事件

相模原市の19人殺人、20人重症の事件。多くの方が精神科通院歴(入院歴)及び向精神薬投与の件を懸念、予想していましたが見事に的中していました。ただ個人的には、その前後の患者背景も考えていきたいところです。一方的な決め付けも良くないですしね…

保存療法の問題点と課題点

保存療法の中でも、対処療法と根治療法に枝分かれする事にもなるが、「保存療法とは?」と一言で言えば、手術をしないで治る手段の事を示す。その症状が手術適応なのか不適応なのかグレーなのか、そして、保存療法の適応なのか不適応なのかグレーなのか、そ…

基礎と臨床と思想のマッチング2

症状の改善プロセスから筋細胞の弛緩を直接的に標榜した処置を除外して考察し、暫く経つ。安全性を確保出来る番手であれば太い針は要らない事に気付く。今じゃ2番と3番程度がメイン。昔は10番だったか。幾ら凝った筋細胞を弛緩させようと太い針を使おう…

精神症状と言う捉え方

精神症状が身体的処置で症状が改善するのだとしたら、それは精神症状と呼称する事は行ってはならない事だが、その逆も然り、昨今の凡ゆる身体的な機能性疼痛の処置の1つにベンゾ系や抗うつ薬が処方されるようになり久しい。 勿論、精神症状に対しても同様。…

基礎と臨床と思想のマッチング

やりたい事をやっているとコンプレックスは生まれない。やりたい事とは何だろうか。やりたい事をやって充実している人と言うのは、やりたくない事をやっていない人の事を言うのかもしれない。では、やりたくない事とは何だろうか。案外、ここが難しい。人間…

互いの損失を無くする事は出来るのだろうか

患者の気持ちも分からなくもない事を前置きとして書くが、激烈な疼痛や痺れや脱力や自律神経症状や他の症状も全て引っ括め、数日~数ヶ月~数年と継続する事は患者自身のQOLを著しく低下させ続ける結果となり、患者自身、及び患者周囲を巻き込み疲弊させ続け…

医療化の弊害

医療化の弊害が叫ばれて久しく、それでも尚、健康被害が生じるリスクを冒してまでも薬を齧り続ける必要性があるのかを問いたい面もある。100歩譲って、同量で生涯の幸せを獲得出来るのであれば反対する事はない。但し、薬物とて抵抗性を獲得するタイミングが…