藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

誤診率が高い三叉神経の走行範囲


三叉神経の守備範囲(攻撃範囲)は相当広く、且つ医療機関での誤診率も高い。
凡ゆる歯痛及び類似症状、凡ゆる眼痛及び類似症状、凡ゆる頭痛及び類似症状、凡ゆる耳痛及び類似症状等々の多岐に渡り、凡ゆる機関を巡っても症状が改善されず途方に暮れる患者は少なくありません。
とは言え、そのような基礎的な概念は扠措き、どの部位に対して処置を求める事で優位な治療が出来るかと言うのが術者としてのステータスかもしれません。これは三叉神経(痛)に限らず、全ての諸症状に対して言える事かもしれませんが、世の中には〇〇神経痛と枝葉にも名称が付くものは多いですよね。
今思い浮かぶとしたら、小後頭神経痛、大後頭神経痛、坐骨神経痛、大腿神経痛、外側大腿皮神経痛…位しか思い浮かびませんでしたが、これらは全て枝葉である事、そして疼痛発症部位に処置(それが圧痛点・末梢感作部位・ポリモーダル感作・トリガーポイントと名称が付いてようが何だろうが、それは関係のない事)をしても、実際に、どれだけの段階的収束が得られている事でしょう。
そして話は戻して三叉神経痛。この中枢は何処でしょうか、と考えると自ずと治療部位は見えてくるものです。オデコやホッペやアゴに刺しても、仮にも一時的には鎮痛作用は生まれたとしても良くなる事はないですよね。唯一罹患部に直接的な処置を求める事で結果が残せるのは、外傷性の由来が高い下歯槽神経麻痺位になるのでしょうか。そのように考えれば治療と言うのは凄く興味深いものになりますね。
と、ウチのアクセスワードで下歯槽神経麻痺ネタが何年も上位にあるので結構悩んでいる人が多いのかなとも思います。どうしても治療には合併症はあるものです。幾らリスク軽減に励んでも、時として起きる時は起きます。僕は良く知りませんが、歯医者さんにある道具を使っても治せそうな気がします(勿論、私も含め、全ての麻痺が治る約束は出来る事ではありませんが)。って事は、仮に麻痺っても即座に治せる術があるって事ですよね。それは患者にとっても良い事かもしれませんね。

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  ~針治療から病態定義の見直しを~