藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

向精神薬由来症状と推定される方からのメール


許可を得て掲載しております。向精神薬由来と推定される方から、服薬の経緯から減薬に掛け、時系列に沿った詳細なメールを頂きました。こちらの方は、服薬中及び減薬初期は所謂一般的な副作用(やや過鎮静と思わしき時期)や常用量離脱及び離脱症状群を呈しているかのように見受けられますが、その後、「眉間のみ」に集中的に痛みが残存しており、この痛みが強すぎる為、日常生活に支障を来たしています。
離脱に伴う反跳作用による筋硬直と思わしき症例は珍しくもありませんし、これが仮にも眉間(顔面部)であれ上肢や下肢、体幹であれ、治療上の応用は幾らでも利くものかもしれませんが、「眉間のみ」と言う単独症状が残存していると言う部分が珍しくもあり、類似症例で悩む方々との情報共有にも活かせるのではないかと思います。
今件に限らずですが、多くの筋硬直は仮にも局部的であれ、全身性であれ、日内変動が伴い、活動量に比例し、一見、純粋な整形外科領域疾患に思われがちであるかもしれません。故に、仮にも現在の「肩凝り」や「腰痛」、そこから派生する上肢や下肢の痺れ等々の諸症状に関しても、相互理解が伴わなければ、無効な手術や投薬⇒結果的に治らず向精神薬投与と言う悪循環が生まれます。
今現在も減薬中である事から、今後の断薬、そして離脱症状から脱出するに至るまでも、少しばかりの期間を要するかもしれませんが、治療を通し、日々のQOLの向上が獲得出来る事を切に願います。
※個人の特定に繋がらぬよう、氏名や住所、及び受療された医療機関等は全て伏せて修正を掛けています

転載開始

10年ほど前リボトリール断薬をきっかけに種々の痛みが発症。眉間に強い痛みが残り毎日厳しい痛みが続いています。離脱症状は体力は有りますので運動とサプリで何とか治まりつつありますが、激しい眉間痛だけはどうしても取れない状況です。
薬害を理解しつつ投薬以外の治療を探す中、幸い本HPにたどり着くことが出来ました。治るかもしれないと期待感が始めて沸いてきました。下記にいきさつの概要記します。現在の症状は下記です。
早朝から眉間・眼の廻りにズキン・ジリジリした激しい痛み。眉間の筋肉はガチガチに固まっており熱を持っています。右首・右肩も痛みますが眉間痛に誘発されていると思います。
痛みはほぼ一日中痛みは取れず耐え切れなくなった時点でゾーミックとトラムセットを飲んでいますが切れると痛みが復活する為きりが無いと思っています。
いきさつは下記です
1回目、会社の健康診断で多剤向精神薬中毒(2004年)
2回目、休職して心療内科でベンゾ中毒と激しい離脱症状(2008年)
3回目、頭痛外来で再び多剤向精神薬中毒(2009年)
減薬開始(2015年)残るはレボトミン5mgのみ(2016年)
服用開始:2004年ごろ
健康診断で神経衰弱と診断。産業医よりリーマスを投薬されるがそれ以降悪化をたどりピーク時はリーマステグレトールパキシルトレドミンデパス・他不明の処方。2週間でレジ袋満杯の処方だったので非常に多かったと思います。
パキシルトレドミンを飲み始めてから躁鬱状態とOD・自殺未遂(好奇心から死にたいような異様な気分)を繰り返し2007年休職処分。その頃は産業医を信じており、また思考能力を極端に落とされてしまったため言われるがままに飲んでいました。診断は神経衰弱といわれ続けていました。
休職中、心療内科の通院を指示され投薬量が多すぎる。軽い薬に変えますと説明を受けてリボトリールセロクエルMAX処方に置き換わりました。
昼ごろまで眠り続けましたが休職中で今までの疲れが出ただけという説明を信じてしまいました。ただ一日の充実感を得るため運動だけは激しくやり続けました。約2年後の2008年中盤、復職の為リボトリール断薬。
薬を飲んでいる間は復職許可証を出さないといわれた為です。何のために飲んでいたのか理解できなかったためMAX処方から一気に抜きました。
2日後強烈な不眠となり意識が朦朧となり続けました。医師から離脱症状と診断されましたが2週間で治まると言われ信じてしまいました。
2週間後も全く眠れなくなった為ハルシオンマイスリーリスミーレンドルミンデパスが処方されました。その頃私はリボトリールハルシオン他は同系列と全く理解していませんでした。
その後「あなたにはもう処方する薬は有りません」と言われ復職許可証が発行され不眠の中復職となりました。
数カ月後ようやく2・3時間は眠れるようになりましたが、ある日突然眼の奥がズキンと痛み出し、日毎に痛みの時間は長くなっていきました。
これが今も悩まされている眉間痛?頭痛?の始まりです。
復職は出来ましたが2009年、突然眉間から頭全体に痛みが広まりたまらず頭痛外来に通院しました。当初、ロキソニン・ミグシスの処方だったのですがさらに痛みは酷くなり、その後投薬は雪だるま式に増え、
ピーク時はロキソニン・ミグシス・アセトアミノフェンテグレトール・デパゲン・デパスリボトリール・マイスタン・リーマスデジレルレボトミンアモバンを服用。痛みどころか?意識朦朧状態が続き倒れてしまい2009年再度休職。
その頃短期間で激太りとなり右膝に激痛が走りました。元々辛党ですがなぜか甘いモノが止まらなくなっていました。
整形外科に行くと脊椎管狭さく症と診断されボルタレンとブロック注射を受けましたが全く効かずトラムセット1日/6個の処方となりました。
最初は効きましたがそのうち殆ど効かなくなりました。下垂体に腫瘍が見つかり手術もしたが効果は有りませんでした。首に交感神経ブロック注射も実施しましたが全く効果は有りませんでした。
休職中ネットで調べている内にようやく薬害と解り減薬開始しました。自分の置かれた立場を理解するのに長い期間がかかりました。
2015年までリボトリール1日2mg・レボトミン5mgのみを残していたが2015年秋にリボトリール断薬成功。2016年現在、レボトミン5mgのみ。
これも少量ずつ減薬中です。脊椎管狭窄症は体重を落とすことで自然に治りました。現在は体の変調がものすごいですが根性と体力で耐えていますが痛みだけは耐え切れず頓服でゾーミック・トラムセットを服用しています。
治療として星状神経節ブロックで喉仏の横の辺りの注射でした。〇〇クリニックです。交感神経ブロック注射後、グランダキシン・ノバミンが処方されましたので医師は注射にあまり自身が無かったかもしれません。薬も効果は無しでした。
注射後は右腕がパンパンに腫れたような感覚で30分ほど体全体が麻痺しました。痛みについては無効でした。他、後頭部にも注射した経験が有り瞬間眼の廻りの痛みは消失しましたが数時間後に痛みは復活しました。再度の注射は全く効果無しでした。
リボトリール断薬後期間を経て突然顔面の痛みと後頭部のズキンとする痛みが出ました。その頃リボトリールは完全に切ったのですが不眠が続きハルシオンは大量に飲んでいました。
一日で1シート程度です。足らなければレンドルミンデパスマイスリー他を付け足していました。この処方はその後数ヶ月は続きました。すみません記憶をたどりつつ思い出してきました。離脱が原因?高容量で飲んだハルシオン他ベンゾが原因?すみません。不明なところです。
現在は、早朝、覚醒に伴い急激に痛み、眉間はハの字のシワが深く筋肉は硬くなっています。眉間に力が入り無意識ににらめつけているような状態になります。眉間に釘が刺さった様な痛み?眉間が極度に緊張している?表現は難しいです。
痛みのピークを過ぎてくると、眉間・額の部位は赤く熱っぽくなり鋭い痛みから鈍痛に変わりつつあります。夜になるにつれ徐々に弱まり傾向です。
アルコールで弱まります。鎮痛剤はまず効かないですがトラムセットは効く場合が有ります。これは疼痛閾値を上げるからでしょうか?不明です。
下記直接関係は有りませんが中毒時・減薬時の状況記します。減薬について痛みに関しては大きなメリットが有りました。
後頭部を中心とする頭全体のバットで殴られたような激しい激痛は減薬と共に消失しました。これでようやく眉間がトリガーポイントになっているのが解ってきました。
5分ぐらい歩くと右膝に激痛が走り杖が必要になってしまった脊椎管狭さく症も減薬と共に消失しました。脊椎管狭さく症は急に太らされたのが原因かもしれません。
向精神薬が多い時の状態は、何を考えるのも面倒くさくボーとしている。痛みは強いがどうでもいい考え。常にうとうとしてどこでも居眠りできる。どこでもハワイアンという気分で快楽という言葉がぴったり合います。
眠気覚ましに無水カフェインを大量に購入した記憶が有りますが原因となっている向精神薬の減量は全く思い浮かびません。まるで二日酔いを起こさない強い酒を一日中飲んでる感覚です。
これが麻薬中毒の感覚と思います。あっと言う間の出来事でした。心療内科のみではなく内科・整形外科でもこの様にされるとは想定外でした。
【眉間痛以外の症状について】
去年の1月、1.5mgを2週間おきにカッターナイフを角を削りつつ、去年の春ごろリボトリール0.5mgになったタイミングからでしょうか?離脱症状と思われる症状が突然出てきました。
・極端な嗅覚過敏。タバコの吸殻の中で生活しているような感覚
・極端なイライラ感と思いきや極端な落ち込み感
・体中の不規則な鋭い痛み
・右首と肩のえぐられるような鋭い痛み
・光過敏までは行きませんが太陽を見てその後ヒリヒリ痛むような感覚
・極端な頻尿と極端な閉尿
・極端な顔面蒼白と思いきや極端な顔面紅葉の繰り返し
・針金のように曲がりくねる髪と地肌が見えるほどの逆立つ髪
・精力全く無し
・温度変化で突然の嘔吐
・30分〜1時間おきの中途覚醒
・何ヶ月も止まらない咳
服用中は重々しい痛み・重々しい体調・重々しい感情がだらだら続きましたが減薬後は鋭い痛み・極端で不安定な体調・感情に変わった感じがします。ダラダラ続かず不規則に発生して不規則に静まりを繰り返しています。眉間痛もリボトリールを減量して2日目ぐらいで急に鋭い痛みが出ますが我慢するとその後は不安定な状態となります。
一番きつい症状は、甲状腺機能低下症?の様な症状です。現在は回復傾向です。朝は倦怠感・無気力感が強い。指一本動かすにも気合が入れないといけない状態。(もしかしたら、減薬・断薬で寝たきりになる人はこの症状?私自身体力はアスリート級(と思っている)ですので普通の人では寝たきりになるのでは?想定ですが。。)
食欲不振にもかかわらず運動もしているが極端な肥満体系になる。腹部CTスキャンでは脂肪肝・内臓脂肪・皮下脂肪過多。突然脂肪が付いたせいか?腹に大蛇が巻きついているような違和感が取れない。歩くと足が地面にめり込むような重量感。日中、本能的に体が休息を求め続けます。他、主に内ももと顔のむくみ。1日内で4kgの体重差が有ることも。
転載終了

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