藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 34 2023/12/5~2023/12/22

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0SpSCtin4ki77AdvFExFMgEJXYcwvaHXoRVquS2XEbWf4qvEPzc3o6fNSRqyVkErtl

 

>>「学校教育で覚醒剤大麻と同様、よく分からない化合物に手を出すのは危険だと指導することが必要だ」※1)

 

市中の合成化合物も後述の天然物も含め、「では、手を出す人は分かっているから?」と問われれば、必ずしもそうではないと思いますし、仮に分かっておらずとも手を出す理由と担保は

 

1)具合いが悪いから

 

2)誰々に出してもらったから

 

3)効くって聞いたから(書いているから)

 

が想定され、「分かっている」「分かっていない」の観点は、使用有無の評価軸に組み込まれる可能性は元々低いと思います。その為、「分かってもらう」努力は徒労に終わる可能性が高いと捉えています。

 

ただ、「分かっていない」から「使ってはいけない」となると、日常に関わる大半は「分かっていない」状態で使っているもので、手元のPCもスマホも「分かっていない」に等しい状態で私は使用し続けています。それでも何となく使えるのは、PCやスマホを作ってくれた側が、私がよく分かっていなくても、また、分かろうともせず説明書を読まなくても使えるよう作ってくれた配慮があっての事かもしれませんし、例を変えれば、

 

「ワシは運転が上手いんやで」と言っていたとしても、周囲が恐がって避けている配慮があるからこそ、横暴な運転でも事故が起きていないだけかもしれませんし、「ワシは偉いんやで」と言っていたとしても、周りがヨイショして持ち上げている配慮があるからこそ、横暴な態度でも事故が起きていないだけかもしれません。

 

このように多くは、使用者本人が「分かっていなくても」、誰かの遠慮や配慮で吸収され、成り立っている側面は多く存在し、その結果、多くの勘違いが生まれる(生まれかねない)世の中でもあると考えられますし、見方を変えれば知らず知らずの内に、誰かに迷惑を掛けている可能性もある為、積極的な「分かろう」という姿勢は、相手に迷惑を掛けない事にも繋がるのかもしれません。

 

また、このような緩衝材が存在するからこそ、無傷の錯覚で過ごしている現象も、ヒトそのものが何らかの理由で忖度のない症状を抱えると、「上手いんやで」「偉いんやで」は通用しない現状を痛感すると思います。しかしながら化学合成物による傷害は、違法合法問わず、予防し易い側面があります。その予防法とは簡単で、初めから使わなければ、それ以上の事を考える必要がありません。そこに「分かっている」「分かっていない」等の難しい判断も必要がない訳です。

 

近年は、様々な傷病に精神作用物質が承認されて久しいですが、適応の拡大が必ずしも良い結果に繋がっているとは到底思えず、長期的な視点で見れば、その個に対する弊害、その個の周囲に対する弊害が大きく上回る事例が目立つようになります。

 

その上で、合法も違法も同一の神経伝達物質の動態変化を求めていたとしても、合法薬物であれば、それが薬物による弊害でも傷病名が先に立つ為、薬物そのものが問題視され難くなります。見方を変えれば違法薬物であれば、直ぐに薬物が原因と見做される傾向があります。以下例、

 

>>大麻をやめようとすると不眠や食欲不振、不安などの離脱症状がひどくなり、また使ってしまう生活に※1)

 

天然物だから安全という訳でもありませんが※2)※3)、合法薬物ならではの問題も数多くあり、合法薬物による傷害のほうが、後々まで様々な面で尾を引きずるタチの悪さもあり、母数は違法薬物よりも合法薬物の弊害に曝露している人口が圧倒的に多いと思います。ただ単にそれが見えてこないのは、上記の通り傷病名が先に立つ為です。

 

違法合法問わず、薬物の服薬契機には何らかの理由が存在すると思いますが、大麻覚醒剤その他、多くの精神作用物質は、神経細胞の変性(傷害)リスクと、当該神経伝達物質の増強や減弱を外部から頼っていた手前、自力で生合成する能力が低下するリスク等々で、その結果論が全身状態に反映され、そのリスクを覚悟の上でも、服薬契機となる傷病を治す能力は存在しない事を知るのも大切と思われます。

 

それでも尚、これらのリスクを分かっていても、冒頭の1)~3)の状態に陥ると、多くは使用すると思います。多くが使用しているからこそ、多くの情報が集まる側面もありますが、それくらい、症状とは遠慮や配慮をしてくれませんし、

 

いざ症状を自覚すると、無自覚(無症候)の時とは見える世界がガラッと変わり、リスクを軽視、無視、または正常性バイアスが機能し、「私なら飲んでも他のヒト達と違って大丈夫」となる生き物です。この問題は初めから飲まなければ何も始まらず、何も考えなくても良い問題にも関わらず、なぜ数千年にも渡って解決されないかと考えれば、それくらい症状とは不快なもので、不快な症状からは1秒でも早く、どのような形でも良いから開放されたいと思うニーズの表れなのかもしれません。

 

※1)https://www.sankei.com/.../20231202.../

 

※2)https://www.olympus-ims.com/.../potential-toxins-medical.../

 

※3)https://forbesjapan.com/articles/detail/65661

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0256FwogMP2U5QDEBdZCSYiS22dQHPTvET7CBRSMVWFNGJG2eqnexQhDLZfRxLeA9Pl

 

https://www.facebook.com/groups/445953252774442 で度々取り上げているmuse細胞の最近です※1)。

 

※1)はDeepLで翻訳したもので、詳細は※2)を参考にします。他の治験例※3)も踏まえた上で、且つ他の類似治療も踏まえた全体的な印象として、優位に働く病態と病期には一定の傾向が見られます。

 

受傷契機、発症契機にInflammatory mediatorが存在し、且つ当該mediatorが目立つ時期、俗に言う亜急性期までに介入した場合は有効性を示し、受傷契機、発症契機にInflammatory mediatorが存在しない場合、或いは左記当該mediatorが惹起する受傷契機、発症契機でも、当該mediatorが目立たなくなる時期、俗に言う慢性期以降の介入では依然厳しい傾向が見られます。罹患細胞は経時的に変化する性質を持つ為、当該治療に関しては以下の疑問が当時生まれたのですが

 

>>傷んだ細胞の周辺の血管は元々透過性が高い状態が維持され続けているのか、又は、培養した細胞を静脈から入れる際、何らかも添加して傷んだ細胞の周辺の血管の透過性を高めることが出来るのか、いわゆる低酸素性というか虚血性の傷害は、細胞が傷害を負ってるにも関わらず、周辺の栄養血管の透過性が高い状態が維持され続けているのであれば、そもそも症状として長引くことは考え難い

 

罹患細胞も時間経過に従い、そのなりで強固、強硬な態度を示す為(理由は上記)、当該時期に何かを体内に入れたとしても(多くは静注になると思います)、不変例が目立つのかもしれません。その逆に、受傷から時期が浅いほど、罹患細胞は良くも悪くも脆弱な側面がある為(理由は上記)、何かを体内に入れた際には顕著に反応を示すのかもしれません。見方を変えれば、いわゆる慢性期と称される罹患細胞の状態の硬い扉を開ける鍵は、冒頭の通りInflammatory mediatorが担う事になると繋げられます。

 

もちろん、この状況を薬物で惹起する事も可能で、粗雑に調べた限りですが、現在はがん治療程度にしか用いられていない印象を持ちます。その理由は簡単で、薬物は身体に入れたら全身を回ってしまう為、コントロールが難しくリスクが大きい事が挙げられ、用いる疾患も対象を大きく絞っているのが現状のようです。

 

では、生体に於ける針刺し行為で惹起する生理的反応は、上記薬物治療のように全身を回りコントロール不能に陥るリスクも低く、刺針部位の選定はもちろん必要で、既存病態定義から見直す必要がありますが、選択的にInflammatory mediatorを惹起するツールだと分かります。

 

慢性期と呼ばれる状態の罹患細胞を、一旦急性期と呼ばれる状態に人工的に戻す、と書けば想像も付き易いかもしれません。傷んだ細胞がどのように回復していくかは、簡便に且つリアルタイムで見えるものではなく、推測の域を出るものではありませんし、今後も様々な見解が生まれると思いますが、様々な行為と情報から読み解く事で、どのような行為が足枷となり、どのような行為が背中を押しているかは見えてきます。

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※1)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38014622/

 

筋萎縮性側索硬化症患者におけるミューズ細胞由来製品の安全性と臨床効果: 第2相臨床試験の結果

 

要旨

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動ニューロンの進行性喪失を特徴とする。多系統分化ストレス耐久性(Muse)細胞は、ALSマウスモデルにおいて運動機能に対する治療効果を示すユニークな内因性幹細胞である。われわれは、ALS患者を対象に、Muse細胞を用いた同種細胞製剤CL2020の反復静脈内注射の安全性と臨床効果を評価するため、単一施設オープン第II相臨床試験を実施した。

 

ALS患者5人にCL2020を月1回、計6回静脈内投与した。主要評価項目は安全性と忍容性で、副次的評価項目は改訂筋萎縮性側索硬化症機能評価尺度(ALSFRS-R)スコアの変化率であった。さらに、血清腫瘍壊死因子α(TNF-α)、インターロイキン-6(IL-6)、スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)、脳脊髄液キトトリオシダーゼ-1(CHIT-1)、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)レベルを評価した。

 

CL2020治療は、重篤な副作用なく高い忍容性を示した。CL2020 投与後 12 ヵ月の ALSFRS-R スコア変化率は、投与前 3 ヵ月のスコア変化率と比較して上昇傾向にあったが、その差は統計学的に有意ではなかった。ALSと診断された5人の患者のうち、3人はALSFRS-Rスコアの変化率が減少し、1人は増加し、もう1人は変化がなかった。

 

さらに、患者の血清IL-6、TNF-α値、脳脊髄液CHIT-1、NfL値は治療後6ヵ月間上昇したが、血清S1P値は12ヵ月間持続的に低下した。これらの所見は、CL2020療法の良好な安全性プロファイルを示している。

 

近い将来、CL2020によるALS治療の有効性を確認するために、より多くのALS患者を対象とした二重盲検試験を実施する必要がある。

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※2)https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/09636897231214370

 

※3)https://univ-journal.jp/235533/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid09YegzQxJyim7rrgUPE658E9ugn5XVD1HTtzk3ZsZ2RGzWT2whdkLwasufLmCSAqrl

 

>>「シナプスの刈り込み」とは幼児期に急激に発達するシナプスを取り捨て選択し組み替えるシステム

 

>>生後間もない動物の脳には過剰な神経結合(シナプス)が存在するが、生後の発達過程において、必要な結合だけが強められ、不要な結合は除去されて、成熟した機能的な神経回路が完成する。この過程は「シナプス刈り込み」と呼ばれており、生後発達期の神経回路に見られる普遍的な現象である※2)

 

細胞間に神経伝達物質が放たれ、受容体(レセプタ)と結合する部位をシナプスと表現しますが、生後間も無くは過剰に存在するも、成長に伴い自然的に不必要なシナプスは刈られ、必要なシナプスは残る、或いは増強しながら神経回路は構築されていきますが、外因からの影響も受ける脆弱な側面も持ちます。

 

最近トレンドの、大麻摂取によるシナプスの刈り込みを例に挙げます※1)。画像はコメント欄に添付しますので、そちらを参考にします。要約すると、摂取によって必要なシナプス(自然に刈り取られた不必要なシナプスではないものまで)も刈り取られる状況を示唆します。

 

必要なシナプスまで刈り取られる事で、どのような影響(症状)を齎すかは多種多彩な為に割愛しますが、少々実用的な観点から考えると、より身近な薬物、ベンゾ等のGABAをエンハンスする外因物質の摂取と、その手放しかた次第によるリスクも併せて考える為に、以下を見ます。

 

>>遺伝子改変をしていない野生型マウスに生後10日からGAD(注4)の働きを阻害する3-MPという薬物を小脳に与えてGABAの合成を抑えた場合も、ヘテロ欠損マウスと同様にシナプス刈り込みの異常が起こった。一方、GAD67ヘテロ欠損マウスの小脳に、GABAの働きを増強するジアゼパムという薬を生後10日から与えると、シナプス刈り込みは正常に起こった※2)

 

GABAのレセプタは大脳や小脳、脊髄の広範囲高密度に存在しますが、GADとはGABAを合成する為の触媒であり、GABAの前駆物質はグルタミン酸と復習的に一旦覚えておきます。こちらのグルタミン酸からGABAを合成する為の酵素グルタミン酸デカルボキシラーゼの働きを阻害したマウスは、異常な刈り込みが起きたものの、ベンゾジアゼピンジアゼパムを投与してGABAを強めたところ、刈り込みは正常に戻ったようです。

 

※上記補足)>>グルタミン酸神経細胞の活動を上昇させる「興奮性神経伝達物質」であるが、グルタミン酸を受け取る蛋白質グルタミン酸受容体)のうちのある種のものが欠落すると、シナプスの刈り込みがうまく起こらない※2)

 

ここまでを前提知識として、GABAのネガティブフィードバックが惹起された類似状況を上記からもう一度引用すると、

 

>>GABAの合成を抑えた場合も、ヘテロ欠損マウスと同様にシナプス刈り込みの異常が起こった

 

が該当します。この点からも、何らかの理由でGABAを増強する物質を摂取していたとしても、当該物質により当該神経伝達物質の自己分泌能が低下した後の(或いは当該状況が想定される状況下での)急激な断薬等は、シナプスの刈り込みにも異常性を示し、当該人物に与える影響も多大な事が示唆されます。

 

物質摂取による神経伝達物質の増強や減弱に曝露した非自然な環境に置かれたシナプスは、服薬したとしても、服薬の仕方から減らし方の後始末に至る迄、慎重に取り組む必要性を再認識しますし、上記諸々の離脱症状と表現する中枢神経障害の重要因子となる低リスク化は、初期からの服薬背景に大きく依存する印象はある為、服薬初期から断薬後を見越して服薬の仕方を整える必要がありますし、それは中途からでもリスクを低減する取り組みの大切さはあります。

 

 

左:正常な大脳皮質への視床投射。視床線維だけが蛍光を発するマウスからの写真。中間層に視床からの投射の密集が観察できる(1~5の下)。 右:マリファナの有効成分であるΔ 9 THC(Δ9テトラハイドロカンナビノール。カンナビノイドの1つ)を投与されたマウスからの写真。視床からの投射が劇的に退縮していることが観察できる(1~5の下)※1)

 

※1)https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160630_1

 

※2)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400008524.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02H2yiNSGwWn3jkXzGEwF1Hpf5Vo697Hy9L7d2ybC1kRWz7WwUQaGJxLkDWkhtZHRwl

 

2021年の12月17日と18日は、危険な向精神薬の服薬や減薬の仕方が影響したであろう事例が続きました。

 

アルコールと一緒に服薬する※1)、

 

衝動的に服薬する※2)、

 

律儀に計画表を作って減薬に励む※3)、

 

いずれもリスクの高い行為で、上記と背景が表面的には異なっていても、形式的に類似する状況も含みます。

 

>>クスリと酒を飲んで切れてしまって手が付けられず、えらいことになったとぼやいていました。谷本容疑者がうちの店でも酒を飲んで暴れ、悪態をつくことが※1)

 

>>ここ1、2年くらいは昼から飲んでいた。放火した心療内科に通い、『クスリを飲んでも治らない』と精神科医の文句を言っていた。こんなとんでもない犯行に及んだのは、クスリを酒で流し込んでブチ切れてしまったのではないか※1)

 

>>気に入らないことがあると、クスリを取り出して、ビールや焼酎と一緒に飲む。当然、その後はとんでもないことになる。酒を飲まなければ、気のいいおっちゃんで、放火殺人なんて大それたことなどできるように見えない※1)

 

>>クスリと酒を飲むと、人格が変わってしまう※1)

 

>>心療内科に通院しており、処方薬を服用していた。関係者は「衝動的に服用してしまうこともあったようで、そのことを周囲に明かしていた」という※2)

 

>>彼女は最近も精神安定剤を服用するなど、感情の浮き沈みが激しかった。それでも、前山は『頑張って薬を減らしていこう』と提案し、そのための計画表を作っていました※3)

 

※1)https://dot.asahi.com/articles/-/61192?page=2

 

※2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4860533440704550

 

※3)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4869369523154275

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid035Qc2eWFMZVbu2vrwaGG8LqQbaqWzpk3cxCwhZJmvfNpM3ZwinwgqeCxXqUrquGrel

 

どのような病状にも軽重は存在するものの、ヒトは軽であるほど抗い、重であるほど抗えなくなります。では、抗う諸々の行為に価値があるかと言えばどうでしょうか。抗うほどに重に移行しているのが実際な印象を持ちます。犬猫が首や腰を傷めたからと、顔をしかめて辛そうに筋トレやストレッチをしないと思います。これに限らずヒトは、他の動物と異なり、どこか傷めると特異的な行動を始める生き物です。

 

重に従い動けなくなり、大概は布団に入り1㎜動くのも厳しく微動だに出来ませんが、この動物的本能的な行動を良からぬ行為と見做す風潮があるのも事実で、また、布団から出られない状況を自嘲する風潮もあります。これでは、軽い時から、まだまだ動けるうちから、動けなくなる前に、さっさと布団に入って寝ておこう、という予防的な思考にはなりにくいもので、リアルタイムで変動する病状に従い行動を任せていると、上述の通り重症化し易いものです。

 

さて、マッケンジー氏によるマッケンジー体操が拡まる前は、ウィリアムス氏によるウィリアムス体操が力を持っていました。ヒトは数十年も前から、どこか傷めた時は、前に曲げたり後ろに曲げたりと忙しく、何もしないという選択は選択肢と考えない生き物ですが、

 

大前提として踏まえたいのは、マッケンジー氏やウィリアムス氏と、これらに限らず抗う行為の諸々は、ヒトが創り上げた、作り上げたものと知る必要がありますが、どこか傷めたヒト、不安なヒト、ファンのヒトは、何でも良かれと選択しがちで、仮にその行動で何ともなかったとしても、それはもしかしたら、ただ単に、その行為、その負荷に耐えられる病状に過ぎないと、頭の片隅に持つ事も必要かもしれません。何故なら、それすらも出来ない状況に追い込まれる場合も珍しくないからです。

 

>>精神医学は中枢側の人間にとっては非常に使い勝手が良く、主観ひとつでどうにでもなる、どうにでもできるぱっと見は崇高な医学によって、中枢が殺されない為に抹消を殺し続けた歴史

 

>>中枢側の社会、経済、権利を殺されない為に、抹消側の社会、経済、権利、そして才能を殺して生き続けた結果、日本の精神病床数は世界一になった

 

火消しが上手くいかなければ人格に問題があるという今の社会ですが、否、消炎鎮痛薬で著効しなければ向精神薬を処方する現状では、上記の状態に簡単に陥る可能性があり、抗うほどに泥沼化する現象が著明に見えるものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid05TZCMf4hKwb14HNCRUhJrpyXJtGZ7SZ7VDs6FLb2pVRCN4FqUU62dUGf4P8v8gB1l

 

常用と断片的な大量摂取が継続すれば、本人は常用量のつもりでも、(常用量)離脱症状は間も無く惹起されると思います。この行為は、例えば頓服的な服薬や、今日は普段の量を飲んでも眠れないから普段の倍を飲もう、今日は調子が良いから飲まない、或いは飲み忘れた等も含まれ、後々の経過に不安を残します。

 

話しは戻して今件の睡眠薬とは、ベンゾジアゼピンバルビツール酸と想定しますが、常々GABAのネガティブフィードバックから、抑うつ(或いは躁鬱)→統合失調症へ展開するメカニズムと事例、処方例に触れているものの、それらは曖昧な概念下の傷病名に覆い尽くされ話題が進む事に懸念を抱きます。前項のシェア通り、

 

>>この手の薬物はヒトの自律を奪うので、死ぬのも殺すのも怖くなくなる

 

の結果、規模が大きく無差別的となります。また、これらを攻撃行動と大カテゴリとした場合、表面沙汰になるのは少数で、暴力や殺人の多くは家庭内で起きている事、また、被害側も表面沙汰にし難い背景も併せて知る必要があります。

 

>>20人以上殺害の『余罪』

 

>>睡眠薬を大量摂取するなど、抑うつ状態が続き

 

>>統合失調症の影響があった

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid06hxp2VjUWs3SVqFuHusEqEVTfftXYczy2LHERpTFkr4i7D3TbgkqZiTJs1hT16Bel

 

腰椎椎間関節の支配神経及び、2重神経支配の走行と位置関係を画像で確認したく調べていたところ、生理学者、Goldthwaiteの名が目に入りました。Goldthwaiteは椎間板ヘルニア→神経に接触→痛い痺れの病態を初めて提唱した人物として有名ですが、当該関節の話題にも関係していたのは知りませんでした。

 

復習がてら画像を見ながら構造と走行を見ていきます。腰椎の上位下関節突起と下位上関節突起から成る椎間関節の支配神経は、脊髄神経後枝内側枝となり、腰椎椎間関節は2重神経支配で、L2はL2/3とL3/4、L3はL3/4とL4/5、L4はL4/5、L5/Sと2又に分かれています※1)(mbと記載のある神経走行を参考)。本題に入ると、支配神経の画像を探している途中、※2)を見つけて目を通したところ、

 

>>腰椎椎間関節にその原因を求めた最初の報告は,1911年のGoldthwaite1)である

 

とあり、Goldthwaiteという名前に見覚えがあると思い返したら、

 

>>腰椎椎間板ヘルニアの歴史を振り返ると,最初に腰椎椎間板の突出が坐骨神経痛を引き起こし得ると考えたのは,1911年のGoldthwaitにさかのぼる※3)

 

Goldthwaiteは椎間板ヘルニアの話題で幾度も見る名前ですが、椎間関節の話題も同年の1911年とあるので、大雑把に説明すると、椎間板の摩耗や脱出等で椎間関節の関節面が崩れ落ち、当該関節に痛みが惹起される病態説明等々も、同時期に行われたのかもしれません。

 

また、今日までそれぞれの当該病態説明は存在しますが、答えが出ていない事も併せて知る必要があります。このように目に見える変性でさえ、症状の原因とは結び付けられないのが現状で、それくらいヒトの身体とは分かっていないものの、それは希望と捉えられるものです。

 

 

※1)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jmedj.co.jp/files/item/books%20PDF/978-4-7849-4620-4.pdf

※2)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/article/yotsu/13/1/13_1_31/_pdf

※3)https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0017/G0000309/0008

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0239fVsfn9EdtgjEWGZWBxzhzazcBh8azSXGoLUp7zYp25154PqPk3jaiiHBZBcnj3l

 

受傷内容で但し書きは多数生まれますが、受傷時のエネルギーが受傷後も日常的に引き続いても尚、多少の症状変動はあれど、経時的に自然と回復していく感覚を得た経験は幾度とあると思います。前項と多少関連はしますが、生きているヒトが複雑さを見せる理由を3つほど挙げると、

 

1)自然治癒力が備わっている事、

 

2)その環境に順応する事、

 

3)多くは複合的な受傷部位を持つ事

 

と考えています。仮に自然治癒力もなく、環境に順応もせず、誰が見ても分かる単一的な受傷で、更に壊れたものは壊れっぱなしの状態であれば、他者が介入の際も分かり易いと思いますが、身体はそうではなく、常に複雑な理由を持って機能し続けています。

 

ヒトは痛いと感じるアクシデントにクエスチョンを持つ傾向にありますが、それと同時に、それまでの間は痛みがなく過ごしていた状態に対しても、クエスチョンを持つ必要性があります。痛いも不思議かもしれませんが、痛くないも不思議と思う事が大切かもしれません。

 

冒頭と同じ内容に戻りますが、ヒトは何かのキッカケで傷めても、その後も傷めるキッカケと同等のエネルギーに曝露し続けても回復した経験があるはずです。それは誰に教えてもらわずとも、痛みを逃がした動き方を自然に会得した結果かもしれません。

 

ただその一方で、類似した受傷背景にも関わらず、そうではない群も存在します。では、そうではない群が何をしてきたかを探ると見えてくるものもあります。「傷めた後も普段通り何も変わらず過ごしてきた」とは言え、病期問わず長方形の痕とサリチル酸メチルの臭いが漂ったりするもので、それは「普段」ではない状態です。

 

受傷部位毎で結果論となる症状は異なるかもしれませんが、受傷部位問わず、経時的な罹患細胞の改善過程の動態変化に足止めを掛ける行為は除外する必要があるものの、反生理的な行為ほど身体に訴えかけられた感も大きくなる為、ヒトはそれを好んで取り入れる生き物なのかもしれません。

 

そしてまた、特に慢性期と呼称される時期ほどその意味は如実になりますが、罹患細胞が自身を罹患細胞と認識するのは、脳脊髄を介した信号の送受信による結果論的な自覚症状の有無でもない為、当該経路に何らかのアクションを仕掛け、自覚を曖昧にする行為も異なる事を前提とした選択が必要と感じます。

 

関連 

 

1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0DiLNK6P4f8DbJt9ybpmvzYswgBEASDNDKzN68rSEYkW2aonPX3nvh4rULNGYynigl

 

2)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid01NTkbNTHMhkhgeGgPDWfsa6H8PPW5NBuncKvnWcozALnLVew8iHK7NLh3nV1UWqxl

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