藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 33 2023/11/7~2023/11/22

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02wz5my849ho2cED1emYCynXjFcR54DumV7rY2xjH8oxdBzovMpBaYcm7KfeZJDqp1l

 

チラシのイラストに記載される半棘筋の位置が異なる気がしますが、細かい事はさて置き、ヒトの血液は有限で、白黒の図の通り、安静時と運動時では、それぞれの器官に対する血液の配分量は大きく変化を見せます。

 

どこかに血液を持っていこうとすれば、どこかの血液が持っていかれるトレードオフの関係性を持ちますが、如何に運動時は筋細胞に血液を持っていかれ、内臓への循環量が減少している事が分かりますし、書き方を変えれば、運動時の脳や心臓等の内臓に掛かる負担は大きなものです。

 

それでも何か動けたり、心地良かったり、怪我をするまで気が付けなかったり、怪我をした事にも気が付けなかったりするのは、神経伝達物質がフィルターを掛けているからだと思います。

 

さて、チラシの言葉を借りれば、ガチガチ、コリ、こわばった云々と、低酸素性が示唆及び維持された細胞群は、生理的に酸素分配維持が機能し、自律的に血液量を上げる為、筋細胞のように血管数が豊富な組織であれば、概ね2~3日の放置でVAS低下を自覚する経験は誰しも持っていると思います。

 

もしかしたら、当該病態の増悪と遷延化にNSAIDsの類が絡んでいるかもしれませんが、見方を変えれば、この類の機器に興味を示す背景は、中長期的に当該部位に異常を自覚している可能性もあり、また、手の届く範囲(家に転がっている棒やボール等の使用も含む)であれば、何らかの形でアプローチが済んでいる可能性もあります。

 

それでもパッとしないから機器を使う、或いは針かな?となるのかもしれませんが、その部位に針を刺しても、上記と同等程度の経過と結果しか出ないのは、私自身も十二分に経験している為、半棘筋も肩甲挙筋も僧帽筋もアプローチする事はないものです。

 

自動他動問わず、動かした部位の血液量は上がる為、病期次第では一時的に筋細胞の柔軟性は上がり、その時期は緩和自覚もあると思います。只、骨格筋は随意筋の為、自力で動かし続ける事は難しく、動きを止めて一定時間が経過すれば、改めて症状自覚に繋がる経過も様々な状況で存分に経験があると思います。

 

ここまでの経過からも、罹患部位の血液量を上げる行為が(罹患部位の血液量を上げても)、直接的に罹患細胞の回復に寄与していないと考えられますし、そもそも論として、症状自覚の原因が筋細胞に存在しないと考えられます。

 

ヒトの発生的にも後発な筋細胞に、中長期的に何らかの症状がある場合、また、自他問わずアプローチが済んでいる背景と結果を摘まんでも、当該組織に原因があると考えるのは、流石に厳しいと考えたほうが健全ですし、相手方の安全も確保出来ると思います。

 

https://www.lab2.toho-u.ac.jp/med/physi1/cardio/cardio13/cardio13.html

 

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid07DYQoFKUMxp9aUe9ynDwXiCtkL8vuXqzcNRpCzhG484msSqPprJn4ywjWfhFHugPl

 

掛け放題的なプランが一般化し、電話代を気にせず話しまくる背景も考えられますから、クマの問い合わせ窓口は、プランの適用外となるナビダイヤルを作って振り分ければ、電話の数も減り、掛かってきても短時間で済むかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0rAjXxJaVQHxBLAd9do7YJdQozp3jian1baWLshF9od6VGcf7mmzWtY45SRdGP5qXl

 

>>快は青天井で耐性が付き、且つ上記の通り病状に沿わず感情に沿うと病状の増悪リスクが

 

昔々読んだ記憶で「東京大学物語 江川達也」に似た話があったのですが、手元に資料(単行本)がないので別な話題にしようと思うものの、先日、施設で高齢者が介護者に暴力を振う動画が拡散し、その背景に沿わせた話題が取り上げられた※1)のですが、動画を見れたら注視したい部位が入所者の目で、「風光る 川三番地」を彷彿とする、煌々としたガン決まりの目付きで暴力を振っています。

 

目付きで服薬の有無を判断してはいけないのは承知の上ですが、この状況を >>認知症の高齢者で※1) と、ありきたりで適当な概念で片付けてはいけない理由に、薬物投与の背景も含めれば、簡単に合点が付く事例は多数存在すると思います。

 

この問題は当初から発生する要因があり、入所や入院の条件に服薬があったり、またはその後、業務に差し障る、或いは他者に差し障る言動があれば、服薬を求められる現状があります。半ば強制的に筋注や点滴、経口薬であればこっそり食事に混ぜられたり等もあるでしょう。

 

そして施設入所問わず、多くは家庭内(自宅内)ですが、当該人物が薬物の反応で攻撃性を持ち、暴力や暴言を振う相手は、その個の親に牙が向けられる傾向が高いのは以前より変わりません。

 

薬物は自身の意思で病院に出向き、出された薬を飲む事例だけではなく、親が直接的/間接的にも病院に連れて行き、子に薬を飲ませる事例も有触れています。また、服薬契機が端から向精神作用性物質に繋がる事例だけでなく、※2)や※3)の通り、全くの別病態から向精神薬に繋がる事例もあるでしょう。

 

比較的身近な薬物を※3)から用いれば、各種降圧剤、高脂血症治療薬、消炎鎮痛薬等と思われますが、これらの薬物で精神状態に異変を来しても、服薬契機の症状に精神状態の異変の原因を求めたり、周辺環境に原因を転嫁したり、否定する確率も高い理由が、病状惹起の部位がヒトそのものとなる中枢神経が理由と推測されます。

 

この親と子の関係は度々例を挙げているので割愛しますが、あくまで血縁関係としての親だけではなく、環境毎の立ち位置として親的立場に居る存在が対象で、それは個人のみならず、組織や団体等も対象となりますが、対象が組織や団体の場合、同じ看板を背負っているだけで、全く無関係の人間まで親と見られ、被害に遭う可能性もあります。

 

このように薬物で抑えつけた親は、いずれ攻撃性を持った子に反撃される可能性とその実際は、閉鎖的な環境の家庭や施設では、顕著に薬物の問題点が見えてきますが、当該反応が薬物だとしても、一旦入れた薬物を抜く事も、離脱症状の兼ね合いからリスクを背負いますし、もう一度冒頭に戻りますが、

 

>>病状に沿わず感情に沿うと病状の増悪リスク

 

仮に当該人物が薬物を止めたいニーズに熱が入っていたり、周囲の情報に煽られていても、服薬背景を読み解けば、ある程度の先々のリスクも読めるようになりますし、現症の背景に(常用量)離脱症状が惹起しているが故のニーズでもあれば、病状を増悪させる契機にしかならない為、尚の事「どうぞどうぞ」とする訳にもいかないと思います。

 

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../f186e945f2113fdd7a0322a6c2a8...

 

※2)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.pmda.go.jp/files/000144134.pdf

 

※3)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.takanohara-ch.or.jp/.../2018/03/di201802.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0a92c8zX6BzsehWnCi1WaWZkTqNyA6XVzXVpLUnSyWe2TqkjLurK7MC6fLW5gwVMwl

 

>>どのような名目でも身体に運動を掛ける事は、それに伴うリスクも見る必要があるものの、そこに個体差を加える必要がある為、杓子定規な話は難しいのですが

 

ヒトは仰向けもうつ伏せも横向きにも適した骨格は元々持っておらず、それでも平気で寝られるのは、その環境に順応出来る身体状況にしか過ぎないものです。

 

このように、寝る姿勢ひとつ取っても負荷が掛かっているのであれば、それ以外の姿勢や動きも全て負荷の対象であり、ヒトは常に大なり小なり何らかに抵抗している生き物です。

 

もちろん、負荷に抵抗しているお陰で成り立っている、維持されている部分もありますし、負荷のひとつである重力が少ない環境で長らく過ごしたヒトを想像すれば、負荷の大切さも何となく理解出来ます。

 

ただ、一線を越えると支障を来す傷め方をするものです。この状況は環境に不耐となる為で、急速か緩慢かで自覚症状も異なるかもしれませんが、引き続き同一環境に曝露し続ければ、個体側の耐性的な閾値は急降下している為、傷害部位の機能に応じた症状を自覚し易くなると思います。

 

それでも尚、個体側は良い意味で自律的に制限が入る為、同一環境に置かれても、逃避的な行動を取ると思います。視覚的にも目立つ逃避性跛行をイメージすると分かり易いですが、誰に教わる事なく痛みを逃がした歩き方を取るはずです。

 

それが当人には、現症に対するリアルタイムで導き出された正解の動きで、また、現症そのものも、日内日差で大きく変化を見せる場合もあるかもしれません。

 

目まぐるしく変化する可能性を持ち、且つ誰とも分かち合えない症状に対し、逃避的な行動を他人が無理に矯正したり、薬物で抑え付けると、罹患部位が原因で逃避行動を取っていた様相が、罹患部位を残存させたまま逃避行動を取らない様相に変化する為、結果的に患部への負荷は高くなる弊害を考える必要があります。

 

改めてとはなりますが、ヒトはどこか傷めても、無意識の内に自力で何とかしようと思う動作が逃避的な行動でもある為、それは決して後ろ向きな行動ではないと思います。その為、第三者がその状況を無理に変える必要性が有るのかは、常に考える必要があります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02xBmXvop338d1oXqn38wcS3C6LsKi1gtgpsyJaQ59GDpSoetMQcfypjdJt1p7T5aNl

 

https://www3.nhk.or.jp/.../20231115/k10014258301000.html

 

>>脱輪した車はタイヤが車体の外にせり出すように改造されていたとみられ、警察は車の整備状況やタイヤの外れた原因を

 

冬や春のタイヤ交換の時期から間も無くは、パンクや脱輪で停車している車、ホイールキャップが落ちている状況を見掛けます。幾つか理由はあるのかもしれませんが、ヒトは度々忘れたりミスをする生き物なので、手元に空気入れとトルクレンチはあったほうが良いと考えています。

 

それはそうとこちらの脱輪した車、スペーサーを噛ませていると思うのですが、全てのネジが中心に向かって、付け根から歪んでいるようにも見えます。脱輪時の衝撃か、それとも叩いて歪めて無理にタイヤを履かせているのだとしたら、簡単に外れるかもしれません。

 

元々のスペーサーも品質はピンキリらしく、また、はみ出させる程に足への負担が圧し掛かって寿命も縮めるようなので、関連部位も併せて強化する必要があるようですが、ひとついじったら、それ以外も考えないといけないのは流石に面倒臭いと考える私には無縁な部品なものの、

 

もう一度冒頭に戻ると、この時期はそれと関係なくても脱輪が目立つ時期で、走行中に外れたタイヤはヒトを殺す可能性もあるので、引き続き気を付けていきたいと思うところです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02AinGjBytdC2Tz5pxb52LsXS35fHiYC7L6QUWB5EcEvcVyphG2mnhcDDGj5oeEt6tl

 

パーキンソン病モデルを生む薬物に、1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropytidine(MPTP)※1)が在るのですが、発見は1970年代、学生が自分で使用する為にオピオイドを合成した際、温度を多少違えたのか偶然に産生された物質で、これを契機にパーキンソン病の研究が大きく前進したと言われています。

 

当該薬物の現在は、疾患を誘発する神経毒と確立された扱いの為、倫理的にもヒトに使用する実験的な事は無いと思われるのですが、似た物質で現在は各国で禁止されているパラコート等※2)※3)に曝露した場合の発症率と経過等も踏まえると、自然発症と比較した経過が気になるところです。

 

パーキンソニズムを発症する疾患や物質は数多く※4)、日本での最多はドパミンをリデュースするメジャー系(抗精神病薬)と想定されますが、当該症状群が惹起されたからと言って、パーキンソン病と呼ぶ事は勿論なく、その辺りは確実に分け隔てて見ていると思います。

 

勿論、MPTPを例に挙げても、メジャー系と同様、物質由来は進行速度が急速な点が自然発症との鑑別要因となりますが、マイケル・J・フォックスを例に挙げます※5)。

-----

From a chemist's perspective, perhaps the most intriguing part of Fox's recent interview with Jane Pauley of CBS News was his admission that he may have inadvertently done something that contributed to his development of Parkinson's. Pauley, alluding to a prior comment that Fox made in 2022 during an award ceremony, asked "Is it possible you did some damage?"

 

His answer:

 

"Yeah, very possible. ... I mean, there's so many ways that you can, that I could've hurt myself. I could've hit my head. I could've drank too much at a certain developmental period. Most likely I think is, that I was exposed to some kind of chemical. What we say is that genetics loads the gun and environment pulls the trigger."

 

化学者の観点からすると、フォックスが最近CBSニュースのジェーン・ポーリーとのインタビューで最も興味をそそられたのは、パーキンソン病の発症につながるようなことをうっかりしてしまったかもしれないと認めたことだろう。ポーリー氏は、フォックスが2022年に授賞式で発した過去の発言を引き合いに出し、"ダメージを与えた可能性はありますか?"と質問した。

 

彼の答えは

 

「ええ、可能性はあります。...つまり、いろんな可能性があるんだ。頭を打ったかもしれない。ある発達の時期に飲み過ぎたのかもしれない。最も可能性が高いのは、何らかの化学物質にさらされたことだと思う。遺伝が銃に弾を込め、環境が引き金を引くということだ」。

-----

自然発症の神経変性疾患の認識は、経年で当該神経が脱落し続けた結果論が、全身状態に表現されるものと考えているのですが、物質由来でも同様な経過を辿ってしまうのか、或いは物質の摂取が過去に存在したとしても、偶発的に当該疾患を抱えたのか、その点の因果的な答えを出すのは難しいと思われるものの、

 

物質投与(物質由来)でも片鱗的な「パーキンソニズム」とは表現されず、「パーキンソン病」と表現されている点で、短期曝露でも経年で脱落し続ける状態が成立するのであれば、個人的には不可解な現象にも見えますが、知っているヒトにしたら、それは不可解な現象ではないのかもしれません。

 

神経変性疾患のモデル作成は、パーキンソン病に限らず幾つも存在しますが、それらも含め、一般的に出回っている薬物、及び当該薬物の離脱症状含め、各々の病態をより慎重に考える必要があると思われますし、特に離脱症状に関しては、薬物の鏡面的な現象が体内で惹起していると推測されるものの、それはあくまで薬物が原因ではなく、薬物を契機とした自己の体内の異常が原因となる厄介な側面がある為、尚の事、慎重性を高める必要があります。

 

最後に、この度はMPTPを人間が服薬した場合、自然発症性のパーキンソン病と同様の経過を辿る事になるのかの疑問に関し、メディカルクリニック柿の木坂 岩田 誠 先生にもご教示頂きました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

-----

以下参考 

 

a)https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-02670361/

 

投与直後にはakinesiaを呈するが次第に回復し、1ヵ月後にはakinesiaは消失しcheckingbehaviour止まり木間の移動動作床での動作巧緻運動動作は正常となり振戦もみられなくなった。

 

投与3ヵ月後には4頭についてHPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いて脳内アミンを測定した。残り4頭は観察を続け2年8ヶ月後に脳内アミンを測定した。なお動物の行動の観察にはビデオ装置による記録と赤外線装置を用いた運動量記録装置を用いた。

 

運動量はMPTP投与後一時的に減少するが、投与3ヵ月後には回復した。しかし投与前に比較すると低下していた。その後の運動量は個体差はあるものの観察し得た期間内での時間的な経過では有意な変化はみられなかった。

 

b)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/96_767.pdf

 

MPTP投与によりERGの各波の振幅は減弱し、その程度は律動様小波において最も顕著でありb波においてはそれに次ぎ、a波においては軽度であった(投与後10日)。

 

これらのERGの変化は、投与後50日目には投与前のレベル近くに回復する傾向が見られた。

 

一方、免疫組織化学的検索によると、チロシン水酸化酵素様免疫反応陽性細胞の数が投与後10日目には投与前の約50%まで減少したが、50日目になっても回復しなかった。

 

c)chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/.../98_5-6_439/_pdf/-char/ja

 

投与後60日目の動物においては、いずれのEnk陽性構造の分布様式においても、無処置動物におけるそれとほぼ同等の所見が認められた。以上のようにMPTP処置マウスにおいては、

 

Enk免疫染色の結果は一過性に増強しその後漸次減退していく傾向が認められた。しかし、このような経過は決してすべての動物において一様という訳ではなくかなりの個体差が認められた。

 

d)file:///C:/Users/fujiw/Desktop/B17842.pdf

 

3日間連続でMPTPを妊娠マウスに投与すると、最終投与5日後の胎子マウスの脳のDOPACおよびHVA濃度は、溶媒対照群と比較して有意に低いままであった。

 

これらの研究成果と本章の結果より、胎子マウスのドパミン神経は、数回までのMPTP投与による傷害からは回復し得るが、投与回数が多くなると回復不能な傷害を受けると考えられた。

 

また、MPTPに対する感受性は老齢マウスより若齢マウスの方が低いと考えられている (73、 74)。

 

※1)https://www.medchemexpress.com/MPTP-hydrochloride.html...

 

※2)https://news.yahoo.co.jp/.../14288d0b374063c8e81070a53644...

 

※3)https://www.jstage.jst.go.jp/.../44.1.../_article/-char/ja/

 

※4)https://www.msdmanuals.com/.../%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82...

 

※5)https://www.acsh.org/.../could-chemicals-have-caused...

 

メディカルクリニック柿の木坂 https://mckakinoki.jp/

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02H1S7uu3NTB2ZnVdyVDBzC4GbanD3KnPCHu9XQZLbGN3QaAZA6PUXX1CkZbBUR7r5l

 

https://news.yahoo.co.jp/.../fd75d93a1fb721d6d9183b851112...

 

社長の会見をテレビで見て思った事としては、当該人物に限らず、精神作用物質の製造や販売側の象徴的な姿勢や態度であると同時に、服薬側の象徴的な姿勢や態度も同様な傾向である点です。それは今件のグミに限らず、市販薬や処方薬、他の食品も全て、類似した姿勢や態度を示します。

 

恐らくヒトとしての防衛反応で、現状の防衛材料を言葉で並べるのですが、そのひとつに度々触れている「違法ではない」という表現があり、今件でも用いられています。例えを変えれば、先日、タイヤが外れた事故が起きた際、その車両を違法と表現している話題もありますが、公認を取れば合法となります。

 

もしその状態で全く同じ事故が起きたとしたら、恐らく異なる標題、表現でニュースは流れ、見方や見え方も変わる可能性もありますが、その本質的な部分は変わりません。ワイトレ(スペーサー)が原因かは分かりませんが、購入者がレビュー欄で阿鼻叫喚の様相を呈す粗悪な品質でも、車検上は通す事が出来ます。

 

このように合法や違法とは表面的な要素に過ぎず、その実は違いがない事は、標的レセプタ、或いはエンハンス、リデュースする神経伝達物質が同一であるにも関わらず、合法違法と隔てられている薬物の問題を取り上げてきましたが、その指標に安全性が挙げられるものの、合法なら安全かと問われれば、実際はどうでしょうか。

 

多くの人間が合法の向精神薬を服薬して亡くなったとしても、或いは服薬を契機に豹変して誰かを殺したとしても、又はそこまで極端でなくても、猟奇的な事件や事故の背景には高確率で向精神薬が絡んでいたとしても、安全性が確保されたデータを担保に、今件のHHCHのように早急な規制が入る気配もありません。

 

記憶は遠いですが、時系列的にHHC、THCH、HHCHと規制が入っているなか、HHCを含有した商品を販売していた社長が「規制が早過ぎる」と嘆いていた記憶があります。

 

勿論、何れも個人的には肯定しておらず全否定ですが、仮に何れの合成物も安全性を担保出来るデータを提示しても、恐らく規制は変わらず高いハードルが存在する理由のひとつに、THCに類似する幻覚作用や記憶障害が挙げられていますが、現行の向精神薬も同様、幻覚作用と記憶障害を有した問題が存在します。

 

>>厚生労働省は20日、違法な大麻成分と似た合成化合物「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」を規制薬物に指定することを決めた。22日にも指定し、来月2日から所持や使用を禁止する方針だ。規制強化のたびに新たな類似化合物が登場する「いたちごっこ」が続いており、対応の難しさが浮き彫りと

 

化学合成技術は日進月歩で幾らでも法をかわせ、今後も「いたちごっこ」は変わらず続きますし、既存の合法薬物であれば尚更ですが、冒頭に戻ると、当該物質や類似物質に於いて、外部者が何か言ってきた時の姿勢や態度が、販売者側も服薬者側も類似しているのは、そこにニーズが存在するからです。

 

平たく書けば「びっくりするほど外部の人間の話に聞く耳を持たない」のですが、精神作用物質絡みは、ここに大きな問題と特有の共通点があり、他の症例では見られない現象を垣間見ますが、現状は数多くの症状の延長線上に向精神薬が承認され、当人も知らずに服薬している事例も珍しくありません。

 

ただ、仮に今、服薬していたとしても、個々が何処かで気が付く事もあると思いますし、そして気が付いたからと言って突発的に手放すリスクは、服薬中のリスクを大きく上回る可能性もある為、その情報提供と実際の場面では、安全に持ち上げられる力は持っておきたいものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0Dvsovzb7qeAYK2y47E7aFPTss5hfoLzWWV1Gnvmc9CkF73HycPVKGSNhqJVdy63Ql

 

「刺激性が高い伸張位よりも、短縮位が患部に対してポジティブな影響を与える理由を考える」

 

病期問わず、伸張位と短縮位に於ける罹患部位を内部走行する血管の状態と血管径の差異、それに伴う血流動態と受傷後の自律的に機能する患部の生理的反応と経時的変化、罹患者の日常を踏まえて考えます。

 

腕神経由来でも腰神経由来でも構いませんが、症状を抱えている時期に、症状を誘発(或いは増悪)する姿勢を見つけた場合、更に痛みを増悪させる姿勢を取る(探す)事で、「良くなる」「良くなりそう」「気持ち良い」と教えてくれる時があるものの、

 

それら増悪姿位の大概は、症状を誘発(或いは増悪)して傷病部位を特定する神経学的検査と類似し、それは患部に負荷を掛けているだけで、それを持続させる事は所感とは正反対の状態に患部は陥る可能性が高く、

 

最も予後に不安を覚えるのが、上記の諸々を中枢神経に反応する鎮痛剤の類を服薬した状態で行う事ですが、薬物の話は一旦さて置き、神経障害に限らず全ての傷病で同様な事が言えます。

 

大概の傷病は重症度が高くなる程、床に臥せ、動きも最小限に留まる生物的、本能的な状況に追い込まれますが、左記の重症度に移行しない限り、或いは移行する迄は、知識的な背景から傷病に抗う動作を好む特徴をヒトは持ち、他の動物には見られない現象があります。

 

今回はより身近な関節痛?筋炎?不全断裂?的な状況で見たいと思います。多くを占める固定(装具)なしROM制限なしの環境では、個人的に短縮位一択で回復を期待する理由に、日常生活上の止む無し的な動作(=トイレ、入浴、家事全般、仕事etc…)も想定する事で、

 

オーバーストレッチや付随的なハイパーモバイル(靱帯や腱損傷(※ここでの損傷とは不全断裂を指す)による動揺性の惹起)も予防出来ると思います。

 

ヒトは受傷度合いに比例して罹患部位の閾値は落ち、脆弱性を持つと想定されるも、傷めた時に限って急に反生理的な体操をしたり、筋力トレーニングを行う不思議な生き物ですが、その何故を考えると、刺激性を効果と錯覚(=充足感、やった感)しているからと仮定します。

 

上記の通り、どこか傷めた際も更に痛みを増悪させる行為を自ら取り込む傾向と、その増悪事例は度々挙げてきましたが、その代表に当人が知ってか知らずかは別として、形問わずの持続的な伸張位や等尺性運動があります。

 

日常生活上のエネルギーで受傷した事例は、引き続き同一エネルギーが掛かり続ける可能性が高く、多くは是正も困難な環境下の場合も多い為、突発的に曝露した非日常生活上の受傷事例よりも、回復は遅延傾向が見られる場合があります。

 

その為、前者の受傷事例の場合、不可避なタイミングは目を瞑る必要がありますが、四六時中に渡り同一エネルギーに曝露している可能性もまた低い為、他のタイミングでどれだけ負荷を減らした時間を送るかも、回復要素になると思います。

 

全部位で一定の共通性を持つ話題と考えられるものの、抽象的過ぎてもイメージが難しい為、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)を例にします。

 

この手の傷病を抱えると、長橈側手根伸筋や短橈側手根伸筋の起始及び停止部を主とした痛みを自覚し易く、軽重のうち重になる程、安静時疼痛や、肘部から手背全般まで伸張性疼痛(牽引痛と解釈しても可)も自覚し易く、コンパートメント症候群的な内圧高めな感覚をetc…と、内容は多岐に渡るかもしれませんが、当該筋に関しては

 

肘関節を伸展させ、手関節は掌屈、肘関節の内旋で、起始部や筋腹、或いは停止部の中手骨底部に伸張痛が得られると思い、これを以て度々呼ばれるストレッチと表現されますが、これを伸張位とすれば、短縮位はその逆で、肘関節を屈曲させ、手関節は背屈、肘関節の外旋です。

 

特に問題がない状態であれば、この伸張位も短縮位も普段の何気ない動作で起きていると思いますし、特段その動作で何かを感じる事もないと思いますが、当該傷病に罹患したら、前者で疼痛が増悪し、後者では不変を自覚するかもしれません。雑巾を絞る動きとイメージしても良いと思います。

 

先程、ヒトは刺激性を効果と錯覚し易い生き物と表現しましたが、刺激性の高さは前者が優位で、後者は良く分からん、やってる感なしだと思います。ただ、この前者の刺激性を患部にとって良と見るか悪と見るかは、日常生活上の動作で受傷したエピソードを拾い上げれば、

 

意図的な前者の取り込みは、止む無し動作と同等、或いはそれ以上の負荷を掛けている事に気が付けるかもしれませんし、それを止む無し的なタイミング以外の時間でも更に取り込む事で、罹患部位へのネガティブな影響もまた見えてくるかもしれません。

 

病期が仮に傷病名通りの「○○炎」でも、亜急性期移行で「炎」は見られずとも「○○炎なの」だとしても、そもそも当初から「炎」は見られないのに「○○炎」と言われていても(個人的に「○○炎」に関しては言いたい事が山ほどありますがこの度は割愛)、

 

冒頭の通り伸張位と短縮位に於ける罹患部位を内部走行する血管の状態と血管径の差異、それに伴う血流動態と受傷後の自律的に機能する生理的反応と経時的変化、罹患者の日常を踏まえれば、

 

何の刺激性も得られない短縮位が安全で確実性が高いと分かりますし、何処か傷めて閾値の下がった状況で、受傷契機が日常生活にある以上、短縮位の反対となる伸張位含む様々な角度からの様々な種類の負担は引き続き避けられない為、尚の事、それ以外の時間帯では刺激性の少ない姿位、或いは動作で過ごす事が肝要な印象があります。

----------

クリックまたはタップでご覧頂けます ⇒【治療費/所在地/自己紹介】 ⇒【フェイスブック】

【電話】 0173-74-9045  (携帯電話 090-3983-1921)

【診療時間】 7:00 ~ 21:00 ※時間外対応可 

【休診日】 なし 土曜/日曜/祝祭日も診療しています

【メール】 fujiwaranohari@tbz.t-com.ne.jp

ご予約/適応症状/非適応症状/病態解釈/経過予測/リスク/費用/治療内容などのご相談やご案内はメールでも承っています。お気軽にご連絡下さい。

f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

----------