藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 13 2021/11/5~2021/12/30

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4698444150246814

 

全く知らないヒトでも読み易く手に入れ易いのは柳谷素霊選集かと思います。(上)(下)(別巻)とありますが、(下)が読み易く、(上)は時代によるものか、とにかく文章が難しく慣れるまで読み進め難いかもしれません。(別巻)は素霊と共に生きた先生方や正子の話を沢山聞くことが出来ます。20代半ばの素霊がスマートで本当に格好良いですね。

 

その後は徐々に恰幅が良くなり、その後はスマートという表現よりも、るい痩を呈して52歳で胃癌で亡くなったのですが、素霊は「コーヒーで胃がやられたよ」と言うものの、酒の飲み過ぎだと思います。素霊がせめてあと30年長く生きていたら、もっと変わっていた事も多かったと思うのですが、こればかりは仕方ありません。せめてもと私が代わりに酒を止めて5~6年経つものの、素霊が死んだ歳が52と考えると結構早く訪れそうで、身の引き締まる思いです。

 

参考)https://www.jstage.jst.go.jp/.../27/1/27_1_291/_pdf/-char/ja

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4714734205284475

 

ひとたび寛解した症状の経過を更に追跡するなかで、別理由でステロイドを投与することになり、結果として既存症状が再燃したケースは、当該初期病態の急性期以降の罹患細胞がどのような状態で持続し、結果論となる症状として表現されていたかを読み解く重要な契機になります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4721719834585912

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4681946848563211

 

age 25 sex f

 

入眠障害中途覚醒を訴え近医受診。低力価短時間型のベンゾを処方されるも10日程度で中途覚醒が目立つ。高力価中時間型のベンゾに切り替えられるも、10日程度で中途覚醒が目立ち始める。その後、3倍の量を服薬するように指示されるが、10日程度で中途覚醒が毎日訪れる。受診時に経過を伝えたところ、どのような経緯かは不明だが断薬が提案される。手段や方法が提示されなかった為、ネットで調べ漸減法や隔日法を数日に渡り試みるも、よく分からなくなり結果的に一気断薬となる。

 

その数日後、不眠以外に 両手指の振戦 頸部硬直 頸部後面と胸背部に熱感 両上肢と両下肢に脱力感 両手関節と両足関節より遠位に硬直感と疼痛 頭痛 心窩部痛 動悸 突然心臓が止まった感覚 頻尿 皮膚の乾燥 脱毛 毛髪/爪が伸びない 生理が止まる 体重減少 喪失感 焦燥感 不安感 が惹起され部屋に籠るようになる。患者家族曰くゾンビのような歩き方。これらの症状を抱え再受診するも異常なしと言われる。改めて症状を並べます。訴えた症状は以下の通りです。

 

1)不眠

2)両手指の振戦 

3)頸部硬直

4)項部及び胸背部の熱感

5)両上肢及び両下肢の脱力

6)両手関節と両足関節の遠位に硬直感疼痛

7)頭痛

8)心窩部痛

9)動悸

10)突然心臓が止まる感覚となる

11)頻尿

12)皮膚の乾燥

13)脱毛

14)髪の毛が伸びない

15)爪が伸びない

16)生理が止まる

17)体重減少

18)喪失感

19)焦燥感

20)不安感

 

眺めてみると分かる通り、脳幹や脳神経、大脳や小脳、内分泌由来の症状群である事が分かります。また、こちらの症例は、末梢神経系の体性神経系由来の症状が存在しない為に、イメージし易いと思います。文字で症状を並べただけでは、どの症状が細胞レベルで重症度が高いかは分かりません。生命に関わる症状は10)かもしれませんが、脳神経の1本、迷走神経の機能異常によるものと思われ、取り立てて急ぐものでもありません。患者自身が訴える主となる症状と、罹患細胞レベルと比例するかも分かりません。多くは生活に支障のある症状を最も辛いと訴える傾向があります。こちらの患者は12)~14)の第三者の視覚的に入る症状群です。

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の通り、訴える主となる症状は個々が決めるものなので、諸々の症状を自覚していたとしても、こちらの20代半ばの女性にとっては、皮膚の乾燥、脱毛、髪の毛が伸びないが主訴となるのですが、仮に60代男性が同一症状を自覚した場合は、主訴も変わるかもしれませんし、傷害度合いは経過を追い続けた先で初めて軽重が分かる側面もあります。

 

その為、主訴を以てその段階で軽重を決めることは難しいですし、症状自覚は閾値を超えて初めて自覚するとは思うのですが、当該症状へ繋いだ機能を持つ細胞の傷害理由は多岐に渡ると思うものの、細胞の終末的な状態は、傷害理由問わず殆ど同じになると考えられます。その契機は一旦は無症候で推移し始めた陳旧例に、理由は別にあったにせよ火消しを試みたら、無症候で推移していた症状群がほじくり返されるように再燃したケースの存在※1)ですが、本人が知らずとも燃えてないのに水をぶっかけ続けていたから風邪をひいたよ的な類似例は少なくないと思います。

 

※1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4714734205284475

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4730641560360406

 

離脱症状の軽重は当該薬物の標的レセプタの傷め具合いで左右される印象があるので、一般認識の短時間作用型、高力価、長期服薬は関係ない印象が引き続きあります。日本は他国と比較すると処方期限が存在しない為、それをデメリットとして挙げてきた側面はありましたが(古くは私もそうでした)、見方を変えれば10年20年30年に渡り服薬し続けていても、全く問題なく過ごしている方々を見ているのも現実です。

 

ヒトは具合いが悪くなると、何らかの情報を頼りにするとは思うのですが、その情報にはほぼ必ず正反対の情報も存在します。また、それを以て推称派と反対派が存在するのですが、臨床に近い情報ほど推奨派も反対派もビジネスになりますし、なるべく自分に都合の良い情報をかき集めるのがヒトです。その為、薬を飲ませたいヒトは、薬を飲ませたい情報をかき集めて提示していますし、薬をさっさと止めさせたいヒト、さっさと止めたいヒトは、さっさと止めたほうが良い情報をかき集めて提示しています。ただ、大切なことは、ビジネスは現実のヒトの身体と剥離しているケースも多数存在し、左記は何れも該当しないのが現実ですし、診療報酬の改定があればさっさと薬を減らしていくのも現実です。

 

先ずは、ヒトの身体は法や制度で出来上がっていない為、合法だから良い、非合法だからダメ、とする観点も持たないほうが良いと考えています。ほか、短期増減や飲み忘れ含む休薬と服薬の頻回的な服薬背景によるレセプタのレギュレーション変化は、日内日差や動作ひとつで元症状の変動が大きい整形外科や脳神経外科が目立つ為(調子が悪ければ飲む、調子が良ければ飲まないetc…が頻発する)、どうしても離脱症状の惹起リスクは、心療内科や精神科で漫然と服薬し続けている群と比較すれば高い印象があります。今はどこでも中枢神経に作用する薬物が当たり前となり、それに伴う副作用や離脱症状も複雑だと思います。

 

シェア内のデュロキセチンを例に挙げれば、>>自殺念慮、自殺企図、敵意、攻撃性等の精神神経系の重篤な副作用が発現するリスク で車の運転をしていると考えれば、おかしな事故は起きても不思議ではありませんし、ニュースになるほどの煽り運転には大概薬物が絡んでいますが、仮にいまこの手の薬物を服薬していたとしても、離脱症状の懸念がある為、元症状の良し悪し問わず即座に止められないのも現実ですし、デュロキセチン等のSNRIや三環系四環系、SNRI作用を持つトラムセット問わず、標的レセプタがGABAやセロトニンノルアドレナリンドパミンを介する薬物に対し、車含む機械操縦を禁止とすれば、社会は確実にマヒします。

 

ただ、薬物と交通事故、薬物と交通マヒの関係性はかなり直接的な関連性があり、深刻だと思います。その深刻さがあまり取り上げられない要因に、薬物と交通事故の間には何らかの傷病名が挟まっている為、見えなくなっているのだと思います。ヒトは具合いが悪くなると、先ずは自分に与えられた傷病名と、同一傷病名を持つヒト、類似傷病名のヒトを参考に様々な情報を集めていくと思いますが、上記の通り整形外科も脳神経外科も、心療内科も精神科もその他も、商品名や成分名は異なるかもしれませんが、その標的レセプタは殆ど同じなのが現実です。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4737433273014568

 

薬剤絡みの中枢神経障害(この場合は離脱症状を指す)は、暴露レセプタの引き続きの重症化の回避と保護を優先する必要があり、現在当該レセプタを標的とする薬剤を服薬しているのであれば、薬剤とは異なる時間軸で動く自律的な同一レセプタのレギュレーションの変化を回避する為、離脱症状と気が付いた時点で、又は離脱症状が惹起されるリスクが服薬背景や嗜好品歴に存在すると気が付いた時点で、現行の服薬内容と服薬時間(勿論多くの例外はありますが)を一定にすること、当該レセプタをその他の外因物質で増強を促したり結合阻害物質を可能な限り摂らないこと、薬剤の効力を失わせる物質を摂らずに薬剤の効力を最大限譲受することが挙げられます。

 

その為、既に離脱症状を惹起している、又は惹起リスクの背景を持つ状態で減薬や断薬をすれば、離脱症状の増悪や惹起、増悪進行が始まります。離脱症状の惹起リスクと軽重や長短は現症の状態に依存しない為、元気だから離脱症状は出ない→だから止めよう、でもありませんし、飲んでいても効かないから離脱症状は出ない→だから止めよう、でもありませんし、長期処方は減算処置されて経営の圧迫材料になるから止めましょうね、の都合に首を縦に振っても危ないのです。

 

また、https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4697270273697535 でも触れていますが、多くはベンゾ等のGABAをエンハンスする物質から始まり、抗うつ薬抗精神病薬に進むのはシェア内の方も例外ではありません。GABAの自己分泌能不全や当該レセプタの異常は、傍から見たらそのような薬剤を出したくなる症状群が惹起される傾向になります。ただそれが世間一般ではうつ病双極性障害統合失調症、身体表現性障害等々の呼び名(年代別でまた違うのもあるとは思います)が存在しているだけです。また、仕事の忙しさで不眠を服薬契機とする、とてもありがちなもので、誰しも起きうるリスクを備えていることも意味します。初めから飲まなければ一切考える必要はありませんが、飲んだら飲んだなりでのリスク回避の対策を敷き続ける必要があります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4742498179174744

 

>>血管の破裂や詰まり、過剰な糖によるダメージ、下記でも触れるビタミンの欠乏や、脊柱の摩耗や圧壊で潰されたり、感染や自己免疫を異常とした炎症、神経伝達物質の過剰分泌や蛋白の蓄積、腫瘍の圧迫や浸潤、外傷等、様々な理由

 

例えば血管の破裂や詰まりでその先や栄養を受ける部位が傷んだ場合、血管の破裂や詰まりを直しても、傷んだ部位が治るかどうかは別問題で、それはその先に記載している傷害理由もその他も同様です。このように症状自覚の原因を作る契機を解決しても、原因で受傷した部位は残存し、引き続き症状自覚へ繋げるケースはありふれていると思いますが、その組織は如何なる受傷理由でも終末的な状態は類似してくる可能性は十分にあります。

 

それがどの機能を持つ組織が受傷したかで症状の内容は異なってくると思うので、それに見合った呼称が存在したり、その呼称で収まらなければ付け足したり、包括性の高い呼称をしたり、新たに創ったりとなるのですが、傷めてから組織がどのように変化して症状自覚に繋げたかまでは、その個が生んだ自然な産物なものの、それをどのように呼称するかは何処かの誰かが創り上げた不自然なものなので、そのような不自然なものに振り回されないことが大切と考えています。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4747556225335606

 

揉んで湿布貼るを同じ屋根の下で肯定するマッチポンプが堂々と行われている国は、日本以外で他にどれくらいあるか知りませんが、外因物質でGABAを半ば強制的にエンハンスした弊害は幾つもあれど、当該病態での不安は呼吸抑制と代謝要求の増進で、進行性が示唆される神経変性疾患には致命的なダメージを与えるリスクが考えられます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4781057521985476

 

人工の情報やモノを取り入れたことで壊れ、人工の情報やモノで何とかしようと取り入れたことでまた壊れが、ケースとしては概ねと感じます。これら人工物はヒトの創造から始まる為、無限に概念を生み出すことが可能なのと、人工物は何処かの誰かが、又は自分が施す為、それで発生したネガティブは無限の概念で覆すことも出来てしまいます。また、情報やモノの取り入れる背景には、大概「良かれと思って」の感情が邪魔をします。添付画像を見てみます。上体反らしのイラストですが、腰が悪いヒトが取り入れる体操にも似たようなものがあると思います。体操や運動を取り入れて増悪した場合は「良かれと思って」です。

 

では、仮に後ろの方がチョークスリーパーかまして同じ姿勢になった場合は「良かれと思って」とはならないと思います。脊椎を中心とした構造変化を生む負担は同じにも関わらず(後者は多少抗うとは思いますが)、また仮に同一の当該姿勢で同一部位を傷めたとしても、感情の起源が異なります。ただ、当該体操もチョークスリーパーも人工物であることには変わりませんし、恐らくこの状態を以て訴えても似たような人工物で対応されると思います。例えば自殺という行為があります。前も触れましたが、ヒトが自殺をするのは自殺という知識を持っているからで、自殺という知識が無ければ自殺はないと思います。

 

このように多くの既成概念によって、ヒトは今を過ごしているとは思うのですが、冒頭の通り人工の情報やモノを取り入れたことで壊れ、人工の情報やモノで何とかしよう取り入れたことでまた壊れた場合は、感情の整理にも時間が掛かり、身体的(症状/経過)にも異質性が高い印象を受けます。ここまで人工物が蔓延したのは、早く何とかしたいというニーズもあるとは思いますが、ヒトは変化に曝露した際も自律性を持つ生き物であることを知らせず、またはヒトそのものが持つ自律性に信頼を寄せるより、人工物に信頼を寄せたほうが良いという情報を知らせた結果なのかもしれません。具合いの悪い時に限って生理に反する動きを求むのも、傷めた時に限って調べた人工の情報群です。

 

人工物のなかには取り入れたことでネガティブフィードバックが掛かり、自律性が奪われるリスクはあまり知られていませんし、ヒトは腰痛や鬱病では死にませんが、腰痛治療や鬱病治療と称するモノで死亡リスクが急上昇することもあまり知られていないのも、先述の通り >>それで発生したネガティブは無限の概念で覆す が存在する為です。

 

ヒトは自律性を持つ生き物だと改めて知る必要があるのかもしれません。それをカテゴリ分けすれば神経伝達物質や内分泌など、小難しい話に展開していきますが、それ自体や、何らかの受傷含む環境変化に曝露した際のメカニズムなども知る必要はないものの、ヒトは適宜適応し、収束に向かおうと不随意的に機能し続ける生き物と信頼を寄せれば、人工物の不自然さと、それは何をしているのかも見えてくると思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4784465644977997

 

既に時間が経ったので過去系になるかもしれませんが、近所に燃料が投下されたみたいで、辺りには石油系の「におい」が漂っているようです。目に見えないだけで「におい」も粒なので、「におう」と感じたらその時点で「吸っている(体内に取り込んでいる)」となります。風で飛ばされ続けていると思いますが、風下で留まっている場所に居続けたり、近くでクンクンし続けたり、ベタベタ触り続けてそのあと洗わない等がない限りは、元気なヒトなら問題ないかもしれませんが、車で通過したヒトからは「気持ち悪くなった」「体が痺れて(た)んだけど」的な話もあった為、その因果は不明なものの投下された燃料を調べてみました。

 

軍用機に積むジェット燃料(JP)は、恐らくJP-8と呼ばれるもので、標的は(エアロゾル含む)皮膚、目、肺、免疫系、中枢神経の抑制が主で、1時間以内に血中濃度は定常維持に入るそうです。脂溶性物質は血液脳関門等を通過し易く、中枢神経へもアプローチが掛かり易いのですが、如何せんこの類の物質はそれ以上の情報が皆無なのも現状で、中枢神経への抑制が掛かる契機となる標的レセプタ等々もほぼほぼ不明です。石油系は大概そうなんですけどね。

 

先日も、いわゆる消毒液として使用頻度の高いエチルアルコールは標的レセプタがある程度明確なのに、酒税回避で含有される、又は単独で使用されるイソプロピルアルコールは、共に中枢神経への抑制も示唆されるものの、後者は標的レセプタが不明(検証されていない)です。恐らく同一レセプタが標的とは推測出来るのですが、製造メーカー2社へ尋ねても(正確には4社に尋ねて2社から回答)「抑制は掛かるが標的レセプタは分からない(エンハンスされる物質が不明)」と回答をもらっているのも現状です。

 

中枢神経へアプローチが掛かる場合の標的レセプタがある程度検証、同定されているのは、知る範囲では向精神薬や鎮痛薬、一部抗生剤、農薬、有名どこの神経毒や上記エチルアルコール(お酒等も含む)程度の身近な物質ですが、知っているから吸っても良いかと言えばまた別な話で、JP-8は添加剤も含まれる場合もあり、それも踏まえるとより未知なので、吸わない姿勢でいるのが吉かもしれないですね。

 

参考)

https://www.nihs.go.jp/.../ag_Jet%20propellant%20fuels(JP...

https://www.emalliance.org/education/case/kaisetsu56

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4795172383907323

 

神経適応を可能性に持つ物質はベンゾに限らず離脱症状の惹起リスクはあるものの、ベンゾを中心に考えているのは、幅広い使用と幅広いレセプタを標的に持つ為、性差年代や傷病名問わず、また惹起時は複雑性が最も高い事が理由に挙げられます。副作用と異なる点は、離脱症状は薬剤の成分とは関係ないところで時に併行的に惹起される自己由来の中枢神経への傷害と推測される為、断薬すれば治る等の簡単なイメージでは済まない悪質な性格を持ちます。

 

先ずは可能な限り重症化は避けたい為、今までも離脱症状の惹起確率の高低や軽重に繋げる服薬背景、標的レセプタが反跳した際の多種多彩な症状は挙げてきたものの、その病態解釈(解説)も単純ではないかもしれませんが、要約すれば実にシンプルです。只、個々で様々な考え方や背景、情報の取り込み方やその解釈の仕方があって、増悪進行させる例もあるのも事実です。勿論その中には診療報酬の改訂による突然の減断薬など、制度ビジネス依存の保険診療の問題も数多くあるかもしれませんし、2017年以降は厚生労働省所管の独立行政法人、PMDA側の医療機関に向けた多少の圧力もあるかもしれません。

 

様々な物事や感情が積み重なって継続的な負担を強いるのはいつも具合いが悪いヒト側というケースが多いのですが、それすらも既存の傷病名で覆いつくすことが出来ます。おちおち具合いも悪くなれない今日、健康で居ようと様々な媒体から情報を取るとは思いますが、

 

>>「薬が効かない」「薬が効いてない」で一気断薬(又はそれに近しい)、「ベンゾ以外は離脱症状はない」で、ベンゾ以外を一気断薬(又はそれに近しい)するケースかもしれません。

 

>>他、「精神薬を飲んでいる子供(又は親)と会話しているのが…」「精神薬で脳を作り替えられた子供(又は親)と遊ぶのが…」等の理由で親又は子が一気断薬(又はそれに近しい)し、余計残酷な結果を残す例

 

もあるでしょう。イメージを拡げる為に具体例も挙げます。

 

>>age 50 sex f(経過不明)人間関係から 不眠 うつ症状 を発症。ベンゾ、SNRI、NaSSA、オレキシン受容体拮抗薬を順次処方され、継続的な服薬で約4か月後に改善自覚。その後ベンゾの有害性を知り、他薬剤を残し2週間の漸減を以て断薬。以後、両前腕と両下腿に熱感(CK値異常なし) 頭部、顔面部、胸部、背部に皮膚感覚鈍麻 両手指、両足趾に激痛 頻脈 踵部の角質の菲薄化 split hand syndrome 全身の痩せ 脱力 客観的評価不能の身体全体の揺れ ファシクレーション が惹起(神経内科的に運動ニューロン障害は否定)。身体に力が入らないこと、全身が痩せ始めたことから運動不足が原因と考え、階段昇降を繰り返したところ、膝関節/股関節の関連筋群の痩せが更に目立ち、ベンゾ離脱の可能性を感じ再服薬。筋量減少の速度は緩慢となる他、熱感は軽減するも他症状は残存。その後、ベンゾ断薬後の新規症状の原因を他剤の副作用/離脱症状と考え2~4週間で断薬。断薬理由と離脱症状の回避理由の患者表現は「うつ病は治ったから」「飲んでも効いていない」「ベンゾ以外は離脱症状はない(と聞いた)」「今の症状は薬が原因だから止めれば治る」「一気断薬ではない。2~4週間掛けてゼロにした」。その後、他症状の進行増悪が認められた他、服薬初期とは比較にならない程の睡眠障害とうつ症状を再燃 手指の運動障害 が惹起。

 

ヒトの身体は複雑で、知るほど分からないに近づく側面はありますが、個から発せられる惹起までのエピソードや症状群、増悪進行例は事実性の高い情報で、その共通性を探すことで先ずは今以上の重症化は回避出来ると思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4812259455531949

 

自助具は眺めているだけでも魅力溢れる数々に見入ります。そのカテゴリに含まれるかは分からないものの、一般的にイメージされる形の1本杖等は、1本の木に熱を加えて手曲げする職人も居て、記憶を辿れば17~8年ほど前に話しを伺ったことがあります。使い方、使い道はそれぞれかもしれませんが、どうしようもなく道具に頼るタイミングはあると思うものの、この類の道具は、時に世間の目を気にして使いたがらない話も併せて伺う機会も珍しくありません。

 

ただ、地面を裸足で歩くと痛くて困るから靴を履いたり、寒くて困るから服を着たり、雨が降って濡れると困るから傘を差すのと同じで、困りごとの解決に靴や服や傘が存在するのと同じく、杖も存在していると思います。ヒトだからといって必ずしも2本足で歩く必要もない訳ですし、困っている時とは、その時の自分の状態では周辺の環境に抵抗出来ない状況を意味すると思う為、そのような時こそ積極的に負担を減らしていく事は凄く大切だと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4819034731521088

 

当該病態が示す現象は併発する症状群も併せ見ることで、逆説的に単一症状の全体像が見えてきます。単一の筋エネルギー消費量の観点で経過を追跡すれば、抗重力筋が最も高度と推測されるものの、個々で生活環境は異なるので、(正確には脂肪消費を先行する筋消費)筋減少は抗重力筋が土台になり、その上に個々の生活環境に応じた部位別の使用頻度及び同一姿位が関係する印象があります。

 

当該病態が継続する時期では、グルコース消費が主体の無酸素運動が病態の増悪に拍車を掛けるので、シェア内に記載があるかは後で見直しますけど、「筋トレしたところから痩せていく」「筋トレしたら痩せる」等の一般概念とは正反対の現象に困惑する事例も散見されます。また、脂肪消費優位の有酸素運動であれば良いかと一定時間に渡り行った場合も、時間経過で無酸素運動にスイッチする無酸素性作業閾値(Anaerobics Threshold)の現象も踏まえると、許容範囲は個々でしか知る由がない側面もあります。

 

GABAの自己分泌能異常や当該レセプタの変性と推測される病態は、上記の栄養経路に変換され易いと推測されるものの、世間一般で「痩せた」「食べても痩せる」となれば、糖代謝異常を逆手に取ったメジャー系の処方で急速な肥満化は期待出来ますが、糖代謝に影響を及ぼす薬剤による肥満化は薬剤性肥満/中枢性肥満(と書くには適切か定かでないものの)と呼ばれる独特な肥満となります。

 

ステロイド剤の継続投与による肥満化が有名かもしれませんが、要約すればコルチゾルに影響があればどれも似た肥満化が見られます。その上で左記の通りメジャーやステロイドの服薬もなく、純粋にGABAの自己分泌能異常や当該レセプタの変性の病態を抱えたまま経過を追跡した場合も、短期的には類似した太り方が見られます。

 

内分泌の機能を鑑みれば脂肪は寝てても付きますが、痩せた筋肉は一定の継続的な負荷を掛け続けなければ肥大化しない特性がある為、当該病態が惹起されたケースでの順序は、「増悪期は脂肪(減)→筋(減)」→「回復期は脂肪(増)→筋(増)」になるのでしょう。より細かく見れば、増悪自覚部位も改善自覚部位もその順序は部位別で多少異なりますが、幾つかの例を見る限り、概ね下腿や大腿、臀部から改善自覚を得ている印象もあります。

 

当該病態は全身性の問題と私自身は考えているのですが、何故下腿や大腿及び臀部からの改善自覚例が多いのかも考えれば、自身の手で周囲径を見れる(例えば自身の両手で輪っかを作り計ることができる/これが前腕や上腕では片手が塞がる為に出来ない)、ズボンの履き心地が変わる、椅子に座った臀部の具合いが変わるのが理由かもしれませんし、またはそれとは関係なく異なる生理的なメカニズムで下腿等から筋肥大するメカニズムが存在する、或いは下腿等は増悪期や回復期問わず、立位で否が応でも重力に抗う為に肥大化が目立ち易い等も考えられるかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4831894060235155

 

頸部と異なり腰部は脊柱管内で馬尾性に展開された後、頸部と比較すれば遊び場の大きい椎間孔から顔を出す構造上、トラクションは緩いと推測され、各々の椎間孔から一旦叢を成し抹消へ分枝する段階で、罹患高位の同定は困難と判断、ダブル及びトリプルクラッシュの想定、当該部位は多少の靭帯で補強されているも下椎切痕との硬度差による神経頭側(下椎切痕側)の受傷、高いトラクションによる受傷は自然と罹患予定となる神経が脊柱管内に入り込む(取り込まれる)と想定、刺針時の一定の重力を抜いた姿位ではトラクションが抜ける為に受傷時とは異なる位置に罹患部位が存在、これらの理由で刺針部位は幅広めとなりますが、

 

上下横突起(肋骨突起)、または横突起(肋骨突起)と仙骨翼上端の位置関係を針尖で同定する必要、主要神経は椎間孔から出た後は腹側に走行する神経網を追うためには、椎間孔と針尖の噛み具合いも確認しつつ、>>inflammatoryがカスケード的に伝播しても遠く の通り、伝播は推測されるも、罹患部位には出来るだけ近づけたほうが良い印象もあります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4846776492080245

 

言動の悪い攻撃的な教師に児童が病んだ為、経緯を含め学校に伝えたところ、「○○(児童の名前)のカウンセリングが必要ですね」と言われたそうですが、学校側は原因となる教師を排除せず、傷んだ児童を手前で用意したカウンセリングの手段を取ろうとした話を聞いたことがありました。このように原因を残したまま、原因で起きた問題を刈り取ろうにも、原因が残っている以上は幾らカウンセリングしようとも、その個含む他の個へも問題は起きる可能性と、継続的に問題が起き続ける可能性は十分にあると思います。原因は除かれないまま、傷められた側が傷まないように考え方を変える、回避する仕方を習得する、我慢する方法を覚える、その取り組みは単なる抑えつけでしかありません。

 

精神医学は中枢側の人間にとっては非常に使い勝手が良く、主観ひとつでどうにでもなる、どうにでもできるぱっと見は崇高な医学によって、中枢が殺されない為に抹消を殺し続けた歴史があります。中枢側の社会、経済、権利を殺されない為に、抹消側の社会、経済、権利、そして才能を殺して生き続けた結果、日本の精神病床数は世界一になったのだと思います。ただ、それも規模の大小はあれど限界は存在するので、どこかで牙を向かれるタイミングもあります。近年はそれを示唆する事例も少なくありません。

 

今回のビル放火もその類と推測されます。この手のクリニックは、通っていることを伏せている可能性もありますし、一人暮らしで足を運ぶ方もいると思いますので、心当たりがあれば安否連絡を取るのも良いのかもしれませんし、掛かり付けがなくなれば、薬剤の供給が途絶して離脱症状が惹起される可能性もあるので、その対策も必要と考えられます。このような問題は今後も起きると思います。今後は更に増えるかもしれません。この手の薬物はヒトの自律を奪うので、死ぬのも殺すのも怖くなくなるケースもあります。

 

そういえば聞いた話では、言動の悪い攻撃的な教師も薬物を飲んでいるみたいで、薬物で出来上がった脳みそで児童をいじめ、その児童が病んで似たような薬物を飲む、少なくともそのサイクルは防ぎたいところです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4860533440704550

 

>>心療内科に通院しており、処方薬を服用していた。関係者は「衝動的に服用してしまうこともあったようで、そのことを周囲に明かしていた」という。

 

https://news.yahoo.co.jp/.../77222f45a374fae20d184840aaf8...

 

窓から落ちてしまった理由は様々な憶測が飛んでいるのは承知の上ですし、上記の文章だけでは向精神薬かは分かりません。心療内科でビタミン剤や漢方薬等のみを処方されていた可能性も考えられます。ただ、もしも向精神薬であれば、この手の薬物は血中濃度が高低するタイミングで精神症状も惹起される可能性がある為、飲み始めや服薬中、衝動的な服薬に限らず、意図的問わぬ減薬や断薬、又はそれと同等の状況でも、類似性の高い精神症状が惹起されると思います。その為、このような問題は

 

>>胃の内容物の確認を進めている

 

だけでは分からず、仮に胃が空っぽだったとしても、それで何かを決め付けるのは良くないと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4869369523154275

 

>>彼女は最近も精神安定剤を服用するなど、感情の浮き沈みが激しかった。それでも、前山は『頑張って薬を減らしていこう』と提案し、そのための計画表を作っていました

 

https://news.yahoo.co.jp/.../0200fd6f0b1d4d3016ef8ea7442b...

 

減薬は頑張るものではありませんし、計画性を持たせるのはリスクです。律儀であるほど都度の減薬による離脱症状が忍容出来ずとも、カレンダーに記した減薬予定日がきたからと更に減薬を進めれば、増悪は免れません。いきなりゼロとする一気断薬や、2~6週でゼロとする殆ど一気断薬でもなく、隔日法か漸減法かは定かでないものの、より細やかな段階で減らす行為を選択したとしても、計画性を持たせる意味は、恐らく離脱症状を既知とした上で、都度の減薬による血中濃度の安定を見越しつつ次々ととは考えられますが、薬物動態と離脱症状が連動的に推移を示すかと言えば別です。

 

また、>>感情の浮き沈みが激しかった が、過去からの薬物による常用量含む離脱症状だとした場合、その状況から更に減薬を始めると、恐らく如何なる減らし方でさえほぼ無理と推測します(勿論、形的な減薬/断薬であれば即日から出来ますが、身が持たないという意味です)。そのうえで衝動的に服薬する癖が存在した場合、レセプタのレギュレーションが経時的/自律的に大きく変化しているうえで突っ込まれる為、キンドリングやアクティベーションシンドローム等、想定する効果自覚とは正反対の予期せぬ状態が惹起され、精神動態にも異常を来す可能性があります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/4898021766955717

 

傷病名からの観点を除外し、処方される薬物の性格に視点を絞れば、向精神作用を持つ薬物の処方率は、精神科と心療内科を併せても35%で、残りは他科の統計が出ています。他科が寧ろ多いということです。例を挙げたほうが分かり易いと思うので、多少具体性を上げて書き進めていきますが、

 

age 50 sex m

座位から立位の際に右腰部から右下肢に激痛。次第に痺れも自覚する。整形外科を受診しMRI撮影をしたところ、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、以下が処方される。

 

リリカ トラムセット リボトリール ロキソニン 

 

上記薬物で、向精神作用を持つ薬物は前者3つです。ロキソニンNSAIDs)もGABAの結合阻害が示唆されている為、向精神作用の性格を持っていると捉えることも出来ます。そうなると全てが向精神作用を持っているとなります。勿論、単剤ずつ処方して経過を追う場合もあれば、一度に上述の薬物をセットで処方するなど、その点は処方する側の好みや臨床背景、患者の訴え方で左右されてくるとは思いますが、概ね10年ほど前から殆ど同じようなものです。

 

どこか具合いが悪くなった方は、自身の症状から「ここかな?」とある程度の目星を付けて医療機関を選択し、検査をしたりなんだりで診断されるとは思うのですが、その先で処方される薬物の性格は殆ど同じです。それでなくても整形に関しては、デパスが肩こり腰痛等の症状にて筋弛緩名目で処方されていたので、より古い時代まで遡って話は出来ますが、積極的に向精神作用を持つ薬物が処方されるようになったのは、2010年以降で、リリカやトラムセット、サインバルタが代表的かなと思います。

 

その為、今件のトラブルに限った話ではありませんが、心療内科や精神科でトラブルが起きたからと、そこに通う患者に偏見の目を向けたりするのも先ずはお門違いだと思います。今件のトラブルが薬物で惹起されたものであれば、あらゆる医科で惹起される可能性がある、ということです。入り口が違うだけで中では似た薬物を出していること、神経伝達物質や内分泌の動態を外の力で変え続けると、ネガティブフィードバックの懸念や付随する諸々の弊害がある為、離脱症状のリスクは広範囲のヒトに存在していること、そして大切なのは、離脱症状を既存の傷病名にあてはめないことかなと思います。

 

参考)https://news.yahoo.co.jp/articles/213f53ded66af9b9f5915b4eba0f7223afccd015?page=1

 

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