藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

HPVV(子宮頸がんワクチン)周辺事情


hpvv関連で色々な人間が接触してきたのは事実です。某議員に連絡を取ってとか、某会長に連絡を取ってと誘導されたり、又はその逆に某人から連絡が入ったりと色々ありましたが、大小問わず政治的活動には興味なく、
「具合の悪くない政治的団体の人間と接触してどうするの?」「それで患者が治るの?」と全部お断りして最近一息付いたので改めて私個人のスタンスを書いておきます。末尾にも書いてはいますが、私は何かしかの症状を抱えた患者の改善を見越す為に対策を講じていく、治療をするだけの人間でしかありません。
ジャーナリストでもありませんし、推進派や反対派に加担する、もしくは大小問わず医療・反医療政治的団体に加担するつもりも全くありません。症状は個の所有物であり、他者と共有出来るものではなく、その個の自由意志を奪うような複数又は団体による誘導行為は許されるべきではないと考えています。

1)hpvvの接種推奨、接種否定自体を私は考えた事がない
海外では日本での接種開始前からhpvvの副反応現象は数多く取り上げられており、その情報は既に入っていました。個人的に警鐘を鳴らしていたつもりでしたが、推進派・否定派としてのスタンスではなく、事実として起きている情報を挙げてきました。どんな予防手段や治療手段にもベネフィットとリスクはあり、それを用いるのは個人の環境や状態、将来性を加味し、天秤に掛け、ベネフィットが上回ると判断出来た時に用いるべきでありますが、薬液価値ではない部分で下駄を履かせ価値付けされたhpvvの初期導入時には幾つも問題があったと思います。
当該ワクチンは子宮頸がんの予防率の怪訝(ハイリスクパピローマ16,18への有効率)及び接種時リスク(副反応惹起率)が高めな印象、子宮頸がんを仮に発症しても観血的治療で対処出来る等々のトータル面からも接種行為にリスキーな印象があり、ネガティブ面が濃厚な話題が多かったと思います。
製薬企業から公人への多額の献金、著名人を用いた接種キャンペーンのCMが流されていた時期が丁度ゴタゴタしていた東日本大震災の年。何故これほど迄に乏しい治験データの中で無理やり急いで接種開始がされたのか、そこに関わる人間と金の動きが当時から話題になっていました。副反応の惹起率が高いのはグラクソ、MSD共に新型アジュバンドが使用されている事が話題となり、副反応惹起率が高率を示すのは、この新型アジュバンドではないかと言われていました。
hpvvは治験接種除外時の段階で、既往疾患等の基礎的身体状態によって除外群が極々初期から分別されていたものの、日本では年齢により無料キャンペーンを実施したのも後押ししてか、接種除外群がドレだけ振り分けされていたかも疑問が残ります。恐らく厳密に振り分ける事なく不分別に接種されていたと思います。このような度重なる(ヒューマン)エラーも副反応者推定者の増大に至った要因と思われます。
私は表題通り医療選択は個人の自由である、と言う意思を常に持っています。hpvvも向精神薬オピオイド鎮痛剤も用いるのは自由です。自己責任論とすると冷酷に聞こえるかもしれませんが、接種するしない、服薬するしないは個人の自由意志に委ねられています。問題となるのはリスク面の公示が甘い為に後々悲惨な状況が生まれてしまうケースもある為、
リスク面の広報の責任も機関側にあるのかもしれませんが、製作者サイドではなく販売者サイドが患者に添付文書等で丸々公示するとアドヒアランスの悪化が懸念されての事から一般的にはされません。その為、患者自身に自由意思は存在するものの、面倒臭いかもしれませんが、患者自身が出されたものを自己で調査し、納得してからと言うのが現状での患者サイドの対策、又はリスク回避手段になるのが現実です。
私は数年前から向精神薬の危険性に対して取り上げてきましたが、それで世の中が変わったかと言えば其れ程変化している気もしません。あくまでスポット的な変化はあっても、圧倒的多数の意見は圧倒的広報による権威により変動するものです。その為、多くは今でも向精神薬被害を生じてからの患者群がその証拠です。度々書いている事ですが、中枢神経系に至る薬物は其れ程カジュアルなものではありません。しかし、カジュアルに見せなければ飲んでもらえない実情もあるのかもしれません。

2)多種多彩な中枢神経系症状に現行医療の対応能力は元々低い
hpvv接種・非接種問わず、中枢神経系症状を抱えている、類似症状を抱えている方は年代性別問わず多くいます。勿論、hpvv副反応の存在を否定しているつもりもありません。急性・遅発性問わず恐らくあるのでしょう。「あるのでしょう」と慎重になっているのは、今事例も多くの方々が検査上では陰性となったように、副反応であると断言出来るべき材料が1つもなく、限りなく感情論を入れずにフラットに見ていきたい部分もあるからです。
しかし、接種直後から急性的に中枢神経系症状を呈した方は沢山います。そのようなエピソードを持つ方は沢山いるものの、副反応と診断するかしないかは明確な所見、線引きもない為、診断権を持つ個の裁量である事、そして診断されたから回復に直結するかと言えば又異なる為、個人的には診断の有無は問いませんし、診断の有無で治療内容が変わる事も対応が変わる事もありません。hpvv接種後の症状以外でも同様な事態は起きているかもしれませんが、その多くの症状起因由来は相当混乱してから始まるケースが殆どであり、慎重に成らざるを得ないのは全てがhpvv単独由来ではない可能性も濃厚であるからです。
これらの理由により、hpvv単独での因果関係が極めて不明瞭な状態であるにも関わらず、「hpvv副反応治療」とデカデカと掲げる人間もいます。私はその方々を嘘付きの誇大広告人間だと思っています。分かり易い表現かもしれませんが、慎重性が希薄に感じられますし、
「hpvv副反応治療」を標榜する人間がhpvv推進派とくっついて動く姿は違和感を通り越して気持ち悪いものです。素知らぬ顔で掘った穴に患者を埋め、掘った人間の仲間が患者を引っ張り出す行為には流石に同意出来ません。初めから穴を掘らなければ済む話です。
調べれば調べるほど現症状惹起に至る迄、その個の患者から考えられる症状起因は幾つも考えられますし、各々の術者によって考え方は異なるのかもしれませんが、患者にとっては如何なる理由であれ症状の解決を求めている事には変わらず、個人的には由来はどうあれ、と言う思考を持っています。
非接種群が異なる精神病名や自律神経症状由来の傷病名を抱えていても、個人的には何でも構わない事は書いてきました。病名が存在しなくとも、それらを「心因性」や「気のせい」、「思春期」、「精神異常」ともしません。そもそもの精神病名の診断基準や自律神経症状の傷病名を充てがう際の診断基準とて極めて曖昧なのですから、治療サイドとしては特に診断名に価値を置くつもりはありません。
何処かに原因があるから症状を呈し、その症状に対して改善を目的とするアプローチをし、結果的に症状が改善していくのであれば、「心因性」や「気のせい」、「思春期」や「精神異常」ではなく、当該部位の損傷からの機能回復へと繋がった器質的異常であったと裏付けられます。単に現在の検査機器能力では異常を見つけられなかっただけ、と言う考え方です。
hpvv接種後症状では、延髄、橋、中脳、視床視床下部、下垂体前葉、下垂体後葉、大脳基底核、大脳皮質、小脳等の様々な部位を由来とする症状が見受けられますが、今事例の中心となる症状は自律神経の中枢となる視床下部が1つのメインになると思われます。そして、各々の当該部位に僅かでもダメージを受けると、幾ら微細な損傷であったとしても星の数程の症状を呈します。それは不思議な事ではなく自然な事です。
現行医療ではこれらの症状が出たとしても、そして脳炎脳症や糖代謝、萎縮等々を画像所見で得ても、それに対応する策が元々非常に限定的であり、元も子もない話をすれば、これらの画像所見異常が今の症状を出している根拠もありません。接種前から元々有していた可能性も否定出来ません。
1)の通り、治験接種除外時の既往疾患に、自己免疫疾患を現症又は既往として持つ場合や、付随する薬物治療者は除外される条件となっていましたが、日本(他国も)では関係なく接種されたと推測される背景があり、今事例の火種となっている症状の土台は、通常では抑えきれる炎症が抑えきれない基礎的身体状態を有していた為、極めて甚大な視床下部の損傷、機能破綻由来と見受けられる状態が惹起された結果、下垂体前葉~副腎によるHPA系をメインとした諸症状を呈している印象を受けます。
只、これが事実だとしても現行医療はこれらの症状と対応する能力を有していません。ACTHが漫然と低下していればステロイドを出し、検査で異常が見られなければ向精神薬を出し、身体が痛ければ鎮痛薬を出す。これでは前に進まないどころか何れリスクが上回ります。
hpvv接種後に謎めいた症状を沢山出している事をメディア等を通じて目にしたかもしれませんが、症状の節々を紐解ければ、薬剤耐性で強化された中枢神経系症状と極めて類似性の高い、恒常性の効かない自律神経症状と極めて類似性の高い、向精神薬の常用量離脱症状や減~断薬時に生じる離脱症状と極めて類似性の高い症状群である事が分かります。その為、全ての患者が治るか否かは現時点では言えませんが、症状の内容自体は珍しいものではありません。

3)hpvvだけでなく、他薬物治療の有害反応すら認めない風潮がある
他薬物の有害反応を認めない風潮が基礎としてある為、更なる混乱を引き起こしているのも事実かと思います。飲んでダメなら止めれば良いやで済まないような、極めて悪質な性格を持つ中枢神経系に至る薬物治療は止め方1つで大変な事にもなるのですが、恐らく其処までのフォローアップがされているか(されていたか)も疑問です。
hpvv接種後の症状問わず、2)の通り、難治例疾患や未知の症状では苦肉か否かは扠措き、ステロイド(最近はtnf-α阻害薬も)、向精神薬オピオイド鎮痛薬を積極的に用いられる節が近年ではあります。2010年頃より、リリカを筆頭に加速している傾向があります。
ステロイドの漫然投与は、そのものがネガティブフィードバックによる下垂体前葉機能の低下の懸念を引き起こす可能性もあるでしょう。向精神薬の漫然投与は薬剤耐性に伴う常用量離脱症状や副作用、神経変性の懸念、オピオイド鎮痛薬も同様です。長期使用出来るものではないと思います。度々書いていますが、日本ではベンゾジアゼピン系の処方期限が定められておらず、日本特有のガラパゴス的問題がhpvv接種群でも同様に起きているものと推測されます。
中枢神経系症状が出ているからと、中枢神経系に反応を及ぼす薬物で抑えようとしても、中長期的将来の患者の身体状態を鑑みれば限りなくリスキーであり、症状が混乱していくのは確実視される事に対して、現行医療では見て見ぬフリをしています。
向精神薬を増量する、向精神薬のカクテル処方をする、向精神薬を突然切り替える、突然減らす、「この症状はhpvv由来であるから」と、服薬していた向精神薬を一気断薬させる等で生じる危険性も無視された診療が続いているのも事実であり、既にどの症状がhpvv由来なのか向精神薬由来(離脱症状含む)なのか分かるものではありません。元々向精神薬の常用量離脱や離脱症状の概念自体が希薄な為、仕方ない事なのかもしれません。
しかし、状況を認めないと進まない事は多くあると思うのですが、治療としての薬物療法に対してのネガティブを無きものとして扱われる事から、一層の混乱が招かれているのも事実です。向精神薬の常用量離脱や離脱症状群に関しても幾多も症状はあるかもしれませんが、イメージが付き難い場合は自然発症性(世間一般で謂われる自律神経失調症の類)の自律神経症状が強化された、又は固定化されているような状態と表現するとイメージが付き易いのかもしれません。

4)リハビリに纏わるジレンマ
どんな理由であれ、仮に運動神経を損傷した場合でも、挙上し難い腕や足を動かそうともマトモに動かせるものではありません。マトモに動ないものを動かせと言われても、動かないのだからストレスは溜まる一方です。鎮痛薬を飲みながら痛い足腰を引きずって歩数を稼ぐ事もストレスです。筋力維持には良いかも知れませんが、神経機能の回復に至るかどうかはギャンブル的要素が出てきます。その為、それがリハビリになっているのかは私は知りません。
このように、動かないものを動かす心身の労力、痛いものに更に負荷を掛け続ける心身の労力は多大な負荷が日々蓄積されていくもので、今事例のような虚脱感、虚無感、倦怠感、全身の強張り、全身の疼痛、頭痛、肩関節亜脱臼様症状、消化管症状etc…、そのような身体状態で頑張れと言われて頑張れる状態ではありません。
後遺症に成りうるとは考えたくもないし、後遺障害を受容するとしても相応の山場は幾度となく乗り越えなくてはならないかもしれませんが、僅かでも将来の懸念材料を払拭していく為には、知覚・運動・自律神経各々の回復を以てしなければ、又は日々各種神経系の回復の実感が無ければリハビリに励むにも励めない心理状態でしょう。
hpvv接種群の多くは10代半ばの未だ世間を知らない年齢かもしれません。注射を打ったら具合が悪くなり、気付いたら日々病院と薬と言う現実すら把握出来ていないかもしれません。その中で機能回復に努めようにも出来ない身体状態、心境は厳しい状態であると思います。

5)何を以て副反応か、何を以て副反応ではない、と言うのは分からない
時系列を追えば、接種直後から急性的に惹起されたから副反応だとか、遅発的に惹起されたから副反応ではない、と言うのは私自身の治療上、特に関係ありません。勿論、そこに付随してくる診断の有無や診断名も関係なく、現症に対して対策を講じていくのみで、それが大前提ではないかと思います。
診断の有無に拘る、検査の意味に拘る、確固たる治療手段が完成するまで待つ、と言うのもアリでしょう。アリかもしれませんが他症状を見渡すとどうでしょうか。「肩こり」すら確固たる治療はありません。
このように、現時点では因果関係が不明瞭な事も多く、過去薬害事例を鑑みても因果関係を不明瞭にされてしまう事もあり、hpvv問わず、リスクは過小評価されベネフィットは過大評価される時代は続くと思います。製薬企業も民間企業ですから「自分とこのワクチンは危ないですよ」と言う訳がありません。
先日、グラクソの社員はhpvvを接種していない、厚労省職員の家族はhpvvを接種していないなんて話題も取り上げられましたが、そのような情報から安全か危険かを考えるのもアリなのかもしれません。他人には勧めて自分は打たないとは、どのような状況を示唆しているのでしょうか。

6)逆説的に考察する臨床像
幾ら表面上は良い言葉を並べる事が出来ても、どんな治療も「やってみなければ分からない」が本音だと思います。それは私もです。絶対論は存在せず、確率論で推移している事だけは知らなければならない事かもしれません。その為、如何に定型例を呈している純粋な整形領域疾患とて、常に不安を抱えながら治療をしており、その自己の不安を払拭する為、再現性と確実性を保ちつつ、そしてリスクを下げながら効果を上げ続ける事を模索しているものです。
確固たる確証を以て「治る」と言える手段は存在しないと思います。それは如何なる症状に対しても同様で、如何なる薬物治療や手術も同様でしょう。どの薬物治療や手術もプラセボ群との比較や有効率、再発率は提示されているとは思いますが、100%は存在しません。まして、その症状群との対応に慣れていないと、無理な治療が施され続け、治療により尾を引く状況に成りかねないものです。
現行医療でのhpvv接種後の諸症状に対しての治療手段は2~3年程前に出揃った印象を受けます。薬物によっては既に批判を受けているものもあります。薬物治療以外の手段も含めてザッと手元にあるデータから挙げてみますと、アセトアミノフェン、NSAIDs、ステロイドステロイドパルス、tnf-α阻害薬、抗リウマチ薬、オピオイド鎮痛薬、各種向精神薬、気管支拡張剤、抗認知症薬、免疫グロブリン療法、免疫吸着療法、血漿交換、Bスポット、高濃度Vc、脊髄刺激療法、認知行動療法、各種ブロック治療、漢方薬、各種理学療法作業療法等になります。
恐らく他にもあるかもしれません。症状は極めて多種多彩に及ぶ為、この場では省略しますが、薬物に関しての用いられ方としては心因性から自己免疫疾患、抗NMDA受容体脳炎様症状に至る迄、様々かもしれません。
代替療法の分野は更に細々している印象を受けますが、上述の現行医療の薬物治療等の手段とは異なり、同じ標榜だとしても、全く異なる見立てで治療部位を決めていると思われる為に割愛しますが、あくまで私個人が見た印象、治療反応上を通しての現段階での印象を述べますと、
先ずは多くの方が指摘しているように中枢神経系の神経障害である事、末梢神経単独でこのような症状が出る事は限りなく考え難い症状群です。勿論、混合的に純粋な整形領域疾患や現症を起因とした2次的な自律神経症状もゼロではないかもしれませんが、接種直後から生じた各種中枢神経系障害に関しては、明らかに脳全般へのダメージを与えてしまったものと推測されます。
私の持つ症例は接種直後から急性的に惹起された症例が多い為、こちらから選出すると、接種後から急激に高いサイトカインの数値を出している事、このような状態であれば救急救命時での適宜対処はされての事で、問題となるのは救急救命時を過ぎてから残存している神経障害で推測していきますと、メインは視床下部の機能異常、機能破綻を由来とした下垂体前葉~副腎由来をメインとする症状群である事が分かり、これらの機能回復を見込んだ治療を定期不定期問わず行い続けて症状が段階的に収束していく事が1つの仮説ではありますが裏付けにもなります。
当該治療に至る迄は、上述した薬物治療が施されてからの今、と言う事も踏まえて考察すれば、延髄~橋~中脳等全般を走行する脳神経系異常、視床を由来とするかのような中枢感作性疼痛の惹起(一般的にはアロディニアやCRPS様状態と表現するのでしょうか)、視床下部や下垂体機能異常を由来としての内分泌異常、又は内分泌様異常症状、大脳基底核の機能異常と思しき各種不随意運動、大脳皮質や小脳等を由来とする運動異常、他もろもろの精神症状等がhpvv単独なのか、それともその後の薬物治療による弊害なのかは分かりません。
分かりませんが、「分かりません」で終わらせたら術者も患者も終わるのが臨床です。改善保証のない1つの挑戦である事には変わりません。その挑戦を受けてくれた患者さんがいる、そして幸いにも段階的収束に至っている、至りつつあるから、今このようにして出来る話もあります。
恐らく今後も未だまだ言える事も増えてくるかもしれません。但し、それが正解かどうかは分かりませんが、診断名がどうとか、検査手段の確立がどうとか待っていても、診断名も検査も其れ程あてにならない事は数十年に渡る向精神薬被害含む薬害事例や各種整形領域疾患、自然発症性の自律神経症状でも十二分に経験している事は過去の先人患者が十分に教えてくれます。診断名も検査も症状改善へと寄与する可能性が極めて低い事を考えれば、現症由来が何であれ、症状改善に1番の意義を置き、進むしかないのが現段階での最良な手段ではないかと思います。

7)治療はあくまで個が主導であり、個の意志に委ねられる
団体ではバイアスが掛かります。これは大小問わず、どの団体でも同様な事が必ず起きます。集団意識と言われるものです。トップの情報が全てに成りかねず、異なる情報と手段は排除される傾向はhpvv問題問わず何処でもあります。医療と言う分野だけの問題ではないでしょう。
しかし、冒頭の通りとはなりますが、症状は個の身体から発せられる個の所有物であり、団体のものではありません。団体と個が抱える症状も全く同じものではないでしょう。その為、団体所属・非所属問わず、個が意志を持たない限りは恐らく前には進み難いものです。
患者がどんな理由や事情や背景を持っていたとしても、私は「治療をする人間」でしかありません。その為、誰かに扇動されるつもりも全くなく、団体寄り派とか、団体否定派と言う意識も全くありません。そもそも其処には興味がありません。そんな事をしていても、具合の悪い患者が良くなる事はありません。

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