藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2016-01-01から1年間の記事一覧

「後がない」とは、どのような事なのかを考える

クリック→【H28.6.26~より、兵庫県尼崎市に数日滞在致します】【治療ご希望者の募集】 治療の医学とは確証性が取れない分、幾らRCTやダブルブラインドを用いても、特に外的刺激で結果を求む事が中心となる代替医療に関しては、これ程迄に様々な見解が飛び交…

【H28.6.26~より、兵庫県尼崎市に数日滞在致します】【治療ご希望者の募集】

H28.6.18 追記 阪神線尼崎駅から数分のホテルに滞在する事になりました。 治療名目で、宿泊者以外の入退室のOKが出ました。 一先ず、26日~28日までは尼崎市にいます。 その後はどうなるか現段階では分かりません。 H28.6.25 追記 他患者の兼ね合いもあ…

向精神薬による筋減少(ALS様症状)(遷延性筋肉量減少)に伴う有害性への気づき

クリック→【H28.6.26~より、兵庫県尼崎市に数日滞在致します】【治療ご希望者の募集】 向精神薬は脳へ影響を及ぼす。その為、凡ゆる反応が生じる。薬物にはリスクとベネフィットがある。作用があれば、必ず反作用が生じる。薬物に関しては作用や反作用と言…

「慢性腰椎神経根症に対する仙骨硬膜外ブロックは無効」と言う論文から見えてくること

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、はたまた非特異的腰痛症などに対して、整形外科診療所でしばしば施行される仙骨硬膜外ブロックに関する論文が、2011年にBMJというイギリスの医学雑誌に発表されました。12週以上神経根症状の持続した患…

筋肉だとか筋膜だとか

筋肉だ筋膜だと言っている内は治療適応範囲、症状適応範囲が限りなく限定されると言う事を知っている人間は少ないかもしれないが、そもそも、針師は全国に沢山いても、針治療のみで突っ込んだ治療をしている割合と言うのは全国でドレだけいるのかと言う観点…

「画像所見上は誤診ではないのだが、画像所見上と症状が直接的な因子を持つと捉える解釈は誤認であり、症状惹起の機序は不成立である」との理解が得られるまで 2

「画像所見上は誤診ではないのだが、画像所見上と症状が直接的な因子を持つと捉える解釈は誤認であり、症状惹起の機序は不成立である」との理解が得られるまで の続きです。前項は上をクリックすればご覧になれます。 基礎と臨床の隔たりは、基礎の発展は治…

「画像所見上は誤診ではないのだが、画像所見上と症状が直接的な因子を持つと捉える解釈は誤認であり、症状惹起の機序は不成立である」との理解が得られるまで

一般的な症状因性として、侵害受容器の配置に伴い随伴する受傷起因によりA)侵害受容性疼痛、B)神経障害性疼痛、C)心因性疼痛等と、大まかに3グループに疼痛由来は分類されるものの、如何せん幾つかの根底的思考を除外しなければ、臨床上では治癒遅延を招き…

戸田克広医師の名言集2016上半期/ベンゾ系の不可逆的あるいは永続的障害及び由来理由

個人的にはベンゾの危険性の提示、向精神薬服薬に伴う添付文書通りの運転禁止の訴え、リリカを積極的に使用するスタンス、線維筋痛症に対して等々の概念は、全て賛同でき否定出来るものではないのですが、考え方と言う根底的な部分では学ぶ事も多い、何とな…

異痛症と基礎医学と臨床医学の隔たり

「何でこうなった(痛く)んですか?」と聞くも「分かりません」と言う答えは相応にしてあるのだが、「分かりません」と言う返答を責める事は出来ない。それほど、痛みの発生起因と言うのは複雑であり、知ろうと思えば思うほど、分からなくなるような謎めい…

「ダイエットと筋トレと糖尿病を治すぞ」の巻。

「ダイエットと筋トレと糖尿病を治すぞ」の巻。 2014/8/28 文責 藤原 航太 筋肉には自分の意識で動かせる「随意筋」と、自分の意識では動かせない「不随意筋」があります。随意筋とは所謂「骨格筋」です。歩いたり持ち上げたり物を目で追う際等々に使われる…

【転載】「患者にとっては困る」医師の発言

中枢抹消問わず、仮にも如何なる症状とて、症状自覚してから大概が検査する事になる為、予測罹患部位の検査の陰陽性次第では、当該部位に対して責任を宛行う傾向にある事は誰しも起こりうる事であり、仮にもそれが萎縮や炎症、糖代謝異常が脳内で生じていた…

患者保持の診断名と病態定義の誤りの差を手っ取り早く埋める方法2

患者保持の診断名と病態定義の誤りの差を手っ取り早く埋める方法の続きです。 一応は整形領域がメインとなる院である事には変わらない。向精神薬の害を取り上げるようになったのは、整形領域患者がいつの間にか精神科や心療内科に行き、その度に謎めいた病態…

患者保持の診断名と病態定義の誤りの差を手っ取り早く埋める方法

散々、踏んだり蹴ったりされなければ分からない事もあるのかもしれないが、治療は早期に介入させたほうが早期に改善に向かう事実もある。それが薬物治療や手術と言う余地がある場合、やはり、どうしてもそちらに目が向いてしまう生き物である事には変わりな…

明日も明後日もルーチンを繰り返す人間に必要な医療とは

この世界は事実ベースと商業ベースで成り立っている。先に書いておくと、事実と商業は立ち位置もスタイルも全く異なる為、議論の壇上に上がる事はない。上がろうにも平行線である為に上がる事すら出来ないのだ。しかしながら、この世界は事実と商業が水と油…

クソ野郎から身を守る方法/針治療を機械化したい

「クソ野郎から身を守る方法」 前項でも書いた依存や不安ビジネスに続く話題でもあるのですが…先ずは前項分↓ 依存と不安はビジネスの対象に繋がります。意外と患者が気づけない点として受療間隔が挙げられます。昨今は、交通事故専門と言う患者負担の無い群…

「鍼灸師 加藤資」から立派で新しいリーフレットが届きましたので宣伝

※東京は中野区、西武新宿線の野方駅から歩いて3分程度の「鍼灸師 加藤資(しんきゅうし かとうたすく)」から立派で新しいリーフレットが届きましたので宣伝します。知らない人の為にも念のため書きますが、「鍼灸師 加藤資」が治療院名です。彼は18歳の時…

極めて曖昧で漠然な傷病に対して承認を受けた事による弊害

今後、人口減少と共に高齢社会は益々進み、高齢である事に責任を逃れていた「高齢であるが故の疾患」の数々に対しても、私達は逃げ場の無い状況に立たされます。針治療の最適応となる整形外科領域に関しては、主に経年変化に伴う椎体の自重圧壊から派生する…

ベンゾジアゼピン系の中長期服薬による反跳性筋硬直の考察

普段は向精神薬の有害性について述べているが、以前も記載した通り、私は患者自身から薬物関連の意見を求められない限り、明らかな薬剤性由来は除き、一切対応していないというスタンスである。仮にもベンゾジアゼピン系(以下 ベンゾ系)を服薬していようが…

診断名の押し売りは価値も意義もない

患者は診断名を押し売りされているという事に気付いていない。医学は絶対でもなく、何でも治せる訳もない。それが感染症や救急救命、産科であれば別かもしれないが、日常的に発症し易い症状に関しては無力感が漂う。それは傍から見ている私以上に、外来でジ…

椎間板ヘルニアの術後後遺症を訴え精神病者扱い

痛みとは患者自身から発せられる無慈悲で暴力的な正論を突き付ける。暴力的に痛みという指令を出し続けるには理由がある。動く事が危険である事のサインである。しかし、自身から発せられる正論という現実に背いた結果、寝たきりまで追い込まれる事になる。…

向精神薬被害の実情

以前も類似事例として【向精神薬被害の実情】 常用量離脱症状の危険 常用量離脱症状の不可逆的症状を掲載致しましたが、向精神薬由来だと気付いていない潜在的な方々のほうが割合いとしては多いと思います。仮に向精神薬由来だとしても更なる増量をすれば症…

『「線維筋痛症」「慢性疲労症候群」他、似たような傷病名ともども』

これらの傷病名を知り7年ほど経過し、発症初期から遷延性が濃厚となり発症部位が広範化していく患者群を追跡していくと、違和感しか感じない線維筋痛症や慢性疲労症候群については色々と言いたい事がありますが、先ずは概要+爆弾を落としたほうが早いと思い…

神経根ブロック及び神経根近位ブロック(コンパートメントブロック)の注入圧に伴う神経損傷及び症状惹起時間の考察

神経根ブロック及び神経根近位ブロック(コンパートメントブロック)の注入圧に伴う神経損傷及び症状惹起時間の考察をします。治療由来のリバウンドと同様にタイムラグが生じるものですが、神経機能の賦活化に伴う一過性の痺れや疼痛感、筋弛緩時の容積変化…

生きてれば心身の疲弊は付き物 本人が一番原因が分かっている心身の疲弊に対し 見知らぬ他人が作った薬は解決してくれただろうか

ブラインドにブラインドをぶつける世界である為、スタートとエンドもまたブラインドになる世界である。出てきたものを削ったり、凹んだものを埋めたり、折れたものをくっつけて「はいオシマイ」でもなく、多方が日常的に負担を掛けた事で発症し、治療期間中…

臨床的視点から鑑みる薬剤性反跳性筋硬直との対峙と考察

>>極めて厳しい身体症状や精神症状を呈する副作用や離脱症状が引き起こされていた場合だとしても(横紋筋融解症や、死に関わる程の呼吸抑制、心筋梗塞的な生死に関わる危険なのは除き)、治療中~治療後は著しい改善自覚が出来るケースが圧倒的に多いかも…

「がん」と「健康」と「ストレス」と「ベンゾジアゼピン」

向精神薬の長期服薬に伴う有害作用については各々述べていれば膨大な量になる為にキリがありませんが、たまたま「がん 健康 ストレス」をキーワードに患者と会話していた事でフト気がついた事があったので推論の上ですが少しだけ書こうと思います。 会話内容…

他者に対し脳へ影響を及ぼす薬物治療や医療介入を勧めた場合ってのは、その人に対しての人生ごと全責任を負う位の覚悟が無ければいけない

世界15都市でうつ病と診断された患者の12か月の追跡調査(WHO調査)4グループに分類 ・抗うつ薬による治療を受けた群 回復 32% うつ病持続 52% ・ベンゾによる治療を受けた群 回復 25% うつ病持続 52% ・薬物療法以外の治療を受けた群 回復…

整形領域に於ける以下の目的、概念、A)~K)を網羅した上で見えてくる向精神薬由来症状との基礎的病態把握と治療概念と意義

目的 整形外科領域患者の多くは、自己の症状を比較的把握しながらも、医療・代替医療機関の受療に対して消極的な現状がある。幾つかの理由として、既に一般的な医療機関が標榜する治療内容を患者が把握している事、及び、治療効果が芳しくない旨を把握してい…

傷病名と治療がイコールで結ばれない原因/ミオラブの使い方

「傷病名と治療がイコールで結ばれない原因」 ワード 「当該患部の栄養支配領域の確保」 「症状発症部位の神経支配領域の確保」 「発症患部に於ける疼痛等より発生したと推測される交感神経系の亢進による血管収縮箇所の開放」 「kinetic chainを基礎とする…

マヨネーズの如く混在する事実と商業

ファンクショナルな動的疼痛を極めた著しい症状が惹起されている症例の場合、日常生活にも支障を来し続ける為、少々リスキーな治療手段とて患者は我慢して受ける事だろう。その反面、非疼痛性疾患であったり、月に数度程度の症状を抱えている場合であれば、…