藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

Q,受療のタイミングを知りたい


お尻の左側が痛い・・・・
かれこれ4ヶ月くらいからお尻の左側に痛みがあります。
とくに車に乗る瞬間や、しゃがんで物を取ろうとしたとき、からだをねじった時なんかに激痛がはしります。
(普通に立っているときはとくに痛みなし)
そして、「ここが痛い」と指を刺して痛みの場所を指すことができないんです。
(左側お尻が全体的に痛む感じ)
最近はくしゃみをしても痛みが走るようになって、
整形外科にも行ったんですが「腰の骨の軟骨が少し減ってるから原因これじゃないか?」

と言われシップと痛み止め、あと筋肉のこわばりを緩める薬をもらったんですが一向に治らないです。


痛みは2年近く続いています。
右足の付け根(外腿)とお尻に激痛が走ります。
病院で右足の付け根(外腿)とお尻が痛いのでMRIの検査を受けましたが異状なしでした。
医者も痛みの原因がわからず経過をみるということになりました。
注射も打ち痛みが和らぐとのことだったのですが全然痛みが和らぎません。
原因はなんでしょうか??


右のお尻辺りに激痛が走ります。
部位の名称は分からないのですが、腰とお尻のトップの中間辺りがたまらなく痛いです。
常時ではないのですが、立ってたり座ってたり寝てる間でもジワジワと痛みがきてから
ズキズキとした痛みに代わり、我慢できずに目が覚めてしまうほどです。
立ってる時に痛みだすと歩けなくなる程痛み、
足をつけて歩こうとすると痛みで膝がガクッとなってしまいます。
ここ最近、1才ちょっとの重たい我が子を抱き上げる回数も増えてきたせいか、痛くなる頻度も比例中で…(^^;
臨月に坐骨神経痛は経験していますが、痛む場所も痛み方も違うので気になります。
ちなみに9年前に人身事故に遭っており、右側からはねられ右側を下にして倒れ、
全身むち打ちの全治3ヶ月でした。以後頭痛と腰痛はつきものでしたが、
腰痛だと思っていたこの痛みは腰痛ではないのかもと思い始めた次第であります…。


妊婦9週目の妊婦です。
現在、介護職(正社員)で働いています。
妊婦が分かった時点で職場に報告し、夜勤は外して貰いました。
しかし、入浴介助や重い方の移乗など、なるべくやらないようにということだったのですが……
職員の数が足りず、やるなと言われてもやらざるをえない状況です。
しかも、私が入浴介助を外れると他の誰かに負担がいくため、
代わってくれると言ってくれる職員もおらず、きつくても自分から頼めません…。
また、移乗せずにすむ利用者へ水補の声かけをしてまわっていたところ、
寝たきりの方の居室のほうを離床してきてと言われましたm(_ _)m
夜勤がない代わりに、遅番と早番の繰り返し5日間の勤務、
入浴介助と移乗(二人で抱えるものも含め)でクタクタです。
また、産休を知りたくて職場に聞いたところ、未だに規定も見せてくれず…。
しまいには家に帰って横になったり、帰宅で車の座席にゆっくり座ったり、
一度ゆっくり休むと、お尻の激痛で毎日歩くどころか、立てない&寝返りもうてなくなってしまいました。


A,
今回は過去にも書いた内容と大半が重複します。
他、自身の治効理論を踏まえた上での解釈となる為、
他の治療院様とは見解が異なると思います。
その為に何処かの治療機関で継続治療されているのであれば、
通われている先生のご意見を重視されて下さい。
 
※過去から時折掲載しているQ&Aの内容に関しては、
 他の方々がご覧になっても参考になるであろう場合に限り、
 ご本人様の許可を頂き、掲載させて頂いております。
 
外傷性も少々含む、非外傷性の各種運動器疾患全般に言える事なのですが、
「寝れば治るかな」「湿布を貼っておけば治るかな」「病院で痛み止めを貰ったから治るかな」と、
そんな思いを馳せながら時間の経過に身を委ね、
自然治癒or薬物療法にて回復を期待するものの、
甘い幻想で終わった患者群は沢山います。
 
鍼灸院に来られる患者層というのは、数ヶ月~数年単位で痛みや痺れを我慢し、
アレコレと他の医療機関にて手を尽くしても症状は「悪化」しながら時間を過ごした方々が大半の為、
ギックリ腰のように、突如激痛を覚えた場合の患者は除き、
過去に上げてきた腰下肢痛患者予備軍(所謂、発症初期の患者群)とお会いする事は滅多にありません。
大体の方が既に腰下肢に激痛や強い痺れを伴ってから来院されるのが現状です。
 
当院で治療を重ね、
無事に主症状の軽減~消失まで引き上げた患者方に対して略治を告げた時には、
「痛みが3日経っても引く傾向が無ければ即座に治療に来て下さい」
と付け加えております。元来鍼灸治療で改善を得られる疾患というものは
筋肉が派生させた症状である以上、日常生活動作に於ける過負荷の蓄積が発症要因である為に、
再発の可能性はゼロとは言い切れません。
 
私が治療中に何度も口うるさくお伝えしている生活時のアドバイスも、
痛みが無くなった患者は何れ忘れるものでしょうし、
仕事や家庭が続く以上、守り切る事も難しい事は端から分かっています。
全て守ろうとすると生活動作に制限が付きすぎて息苦しいでしょう。
その為に、致し方ないケースも往々にして発生するものです。
 
そのような中、時として過去の主症状の再燃を匂わす痛みが発症する場合もあります。
そのような場合、発症から3日程度経っても引かなかった時に再受療頂く事で、一気に引き戻す事が可能です。
本来であればもう少し猶予はあるのですが、3日と言っても1週間経ってから来たり、
1週間と言っても2週間後に来るもんでしょ。まぁ人間なんてそんなものです。人間だもの
そんな訳で略治を告げた患者群に関しては、
治療中に再三お伝えしている内容に関してご理解頂いているでしょうから安心しているのですが、
 
ご質問頂いた方も含め、このブログをご覧になられている中には未受療の方もいらっしゃると思います。
違和感や痛みを感じて3日程度経っても引かなかった場合、
自然治癒の可能性もありますが、慢性~悪化していく可能性は充分に秘めています。
 
ここで症状悪化の天秤に錘を乗せ始める患者群というのは、
何処かで得た間違えたセルフケアを行う事により引き金を引く事になるかもしれませんし、
医療機関で間違えた治療法をされ、無駄に時間を過ごした事で治癒遅延を招いた結果、
悪化し始める可能性もあります。
 
鍼灸治療を選択頂く患者群というのは、既に鍼灸治療の効果を知っている、
自身の現在の症状が鍼灸治療にて回復する事を知っている、
若しくは隣近所や知人友人より、鍼灸で効果がある事を聞いた事で
初めて鍼灸という治療が選択肢として頭に浮かびます。
 
そこで、何方かに勧められたは良いものの「痛そう」「怖そう」と
ネガティブなイメージを持たれた方は、鍼灸治療から一旦遠のきます。
正直なところ、いつまで痛み続けるか分からない状況を24時間心配し、
不安に思い続ける事のほうがよほど心身共に良くないとは思いますが、
鍼灸治療を受けるか受けないかは患者の判断なので、私は無理強いはしておりません。
 
何処からどのように当院のブログまで辿り付いてご覧になっているかは分かりませんが、
当ブログをご覧になられている鍼灸治療未経験の方、且つ、
当院未受療の患者方は3日なんて期間はとっくの昔に過ぎているかもしれません。
それでも、1日でも早く受療される事を望んでいます。
特に上記赤字患者群に当て嵌まる方々は、まだまだ早い段階で完治まで引き上げられます。
 
一概には言えませんが、
このような赤字患者群が、いずれ酷い腰痛や下肢痛に苛まれ、
整形外科で写真を撮って、僅かでも画像所見で異常が見られた場合、
分離症・すべり症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症等々と要らぬ診断名を下されたり、
異常が無くても同様に、3日どころか数ヶ月~数年単位の治らぬ治療と付き合わされ、
一向に良くならならず、且つ患者の言動次第で精神病院に丸投げされる場合もあります。
 
過去にも散々同様の事を書いているので、前々からご覧になっている方々には
食傷気味かもしれませんが、ここ最近新規の患者方より問い合わせが多い為に改めて書きますが、
分離症・すべり症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症等の器質的異常と痛み痺れの相関関係は
ありませんし、現行発症している腰下肢痛及び臀部痛に対して幾ら腰に原因を絞った治療を行い
一時的に良化を実感されても、あくまで症状改善程度で完治はありません。
 
その為、上記赤字患者群のような状態であれば
極々少ない治療回数で完治まで引き上げる事が可能です。
レッドフラッグを除外する為に各種画像検査や血液検査は済まされても良いでしょう。
そのほうが双方共に安心して治療に望めます。
そこで、分離症・すべり症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症等、及び「原因不明」と言われた場合は
さっさと病院を去りましょう。継続治療するだけ時間の無駄です。
 
それでも引き止め、ブロック注射やリハ科で牽引や電気を強要されるようだったら、
それは単なる暇な病院か、事務局長に利益を上げるようにケツを叩かれているか、
本当に治ると思い込んでいるかです。医者だって、治らぬ患者を抱えて頭を悩ませているでしょう。
それでも彼等は痛み痺れの原因を神経障害だと考えている以上、
残念ながら患者の笑顔を見る事は出来ません。
若しくはもっと要らぬ事を考えているかもしれませんし。
 
そんなこんなで、「病院行っても治らない」と考えているのは、
私以上に患者自身が思っているはずですし、
患者が患者として病院に出入りしているでしょうから、
私以上に他の患者の動向の実情も見て分かっているかもしれません。
 
一つの基準として、
病院で行う各種治療でも鍼灸治療でも何でも言えますが
3回程度通っても少しの改善も見られない場合は
「間違えている」とスッパリ諦める勇気も必要だと思います。
病院を信じて通い続ける、治療家を信じて通い続けるという思考も
ある意味でポジティブな思想が齎す治癒現象へ事が進むかもしれませんしが、
結果的に時間を引き延ばされた事による自然治癒に過ぎない可能性も否定出来ません。
そして「歳だから」「ストレス」だのと言い訳を述べる医療者とはそれ以前にオサラバしたほうが得です。
こんな言葉を口にする人間は「知らない」だけなのですから。
保険治療で安いから?皆が通っているから?
治せない医療機関に10回も20回も改善せぬまま果てしなく通い続ける事に価値はありませんね。
 
自身の症状に関してはドライに考えて
医療機関を選択するのも早期改善に向かう道程かと私は思っています。
そんなこんなで治療を受けようかどうかと悩み続ける時間も勿体無いですが、
治らぬ医療機関に通い続けるのはもっと勿体無いものです。
通い続けて他の患者から要らぬ風邪を貰ってきたりしても嫌でしょう。
 
数ある治療院の中で、何処に行こうか迷う患者はご質問頂いた方も含め多いと思います。
もしも当院が遠くて現実的に来院が出来ない場合は、私が信頼を置いている治療機関を紹介します。
さっさと良くしてしまいましょうね。
因みに青森県では知りませんのであしからず。
 
揉んで炎症~湿布で消炎を繰り返す鍼灸整骨院なら知ってますが(苦笑)
 
関東以西に御住まいであれば紹介します。
では、完治される事を心よりお祈りしております。
 
 青森から鍼灸治療の意識改革を~
 
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