藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

昔の遺体は枯れ木のように軽かった

※過去記事に各論的要素は書かれています。
現在は総論及び考え方という要素が強い為に、具体的に知りたい方は遡って読んで頂く事を勧めます。

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鍼灸治療が絶大な威力を誇る純粋な筋骨格系疾患を持つ
来院患者というのは一体どれ位いるのだろうかと常に思います。
当院に関しては恐らく片手で納まる程度かもしれません。
 
片手で納まる理由も純粋な筋骨格疾患の場合、平均受療回数が極端に少ない為なのかもしれませんし、
鍼灸治療が何に対して効果を出すかのPR不足でもある事は反省し切りではありますが、
ファーストチョイスが鍼灸にならない以上、一般的には整形外科に足を運ばれる事になるかもしれません。
 
画像診断、投薬、注射、場合によっては手術、その後、改善を実感出来ぬため、
様々な医療機関を回る、代替医療機関を回る、揉み屋を回る、強揉みされ、
筋線維の崩壊により常時短縮傾向が続く、その間、投薬も平行している。
 
時間の経過により症状が悪化し、再度整形に行ったら、「心因性です」だなんて、
流行病の如く突きつけられ、精神科の受診を促されるのは、昨今取りざたされている
HPVワクチンの副反応問題に悩む患者以外でも当たり前のように起きている事であり、
このような話は1~2年前から始まった話しではありません。
但し、整形外科的疾患とワクチンの副反応では心因性で片付けても
意味合いは大きく異なってくるのですよ。
 
23歳 女性 2年前にガーダシル接種 その後、
麻痺、歩行障害、感覚異常、音に触覚に過敏、全身が震える、振戦、関節が硬く痛む、
手足が青紫になる、副腎機能不全、内分泌障害、体重減少、吐き気、嘔吐、過呼吸
笑うこと、泣くことが制御不能低血糖、匂いと化学薬品に過敏、暑さ寒さに不耐性、食欲不振、
骨盤の痛み、過活動膀胱、胸の痛み、胸の動悸、息切れ、腫れ腺、記憶喪失とメモリのギャップ、
混乱、脱毛、立ちくらみ、失神、簡単な日課を実行するのが困難な極度の疲労
 
この彼女も心因性迷走神経反射ですか?
2年間も迷走神経反射が起き続ける訳がありません。
医師ってのは自分等の都合の良いように言葉を法ごと捻じ曲げられる便利な免許ですわ。
                         
イメージ 1
 
その逆を突いてPRされていたのが、
先日、抗議の対象となった「サインバルタ」なのかもしれませんが、
別に、サインバルタでなくとも他のSNRIでも、
リリカでもトラムセットでもSSRIでも、ベンゾジアゼピンだとしても、
その時の症状というものは軽減されるかもしれません。
 
前提として、その後、原因部位を除去するのが約束されていればの話しですが、
薬でマスキングを掛ける行為に関しては私は反対派ですが、術前や術前前夜、
術後直後、勝たなければならない大会等で鎮痛せざるを得ない状況に関して、
極々短期間のみの服用であれば、然程心身に対しての影響は無いものと思われます。
 
しかしながら、原因部位を残存させたまま、
数ヶ月~数年間もの期間を投薬にてマスキングし続けた場合、
その後の患者の心身というのは驚異的に変化していく事は
患者自身が実感しているのではないかと思います。
 
薬物の副作用であれば奇異反応にて第三者が異変を感じるかもしれませんし、
(奇異反応⇒不安の増加、脱抑制、攻撃性、動揺、精神錯乱、多弁等)
突発的に筋骨格系の症状を呈したり、各種自律神経症状を呈するかもしれません。
本来であれば、自然治癒していた可能性もあった純粋な筋骨格系疾患に関しても、
治癒とは逆方向の治癒能力を奪う行為を行えば、治癒遅延を招く事にもなりますし、
更なる症状が発症してもおかしくはありません。
 
医原病が渦巻く治療現場は恐ろしい程、
現代医療に対しての恨み、辛み、そして自己の反省、
後悔の念が漂っているのは言うまでもありません。
患者家族の為に椅子を並べ、患者に説明をし、患者家族に説明をし、
今後の見通しを説明し、治療計画を練り、次へ繋ぐの繰り返し。
医原病患者と対峙する日々はどんな稼業やねんとフト思う時もあり。
 
もっと、これらの患者は訴えてほしいと思うのです。
私に訴えるだけでなく、世の中に訴えていくことで、
世の中は大きく変わる事が出来ると思うのです。

健康寿命という言葉は皆様ご存知かと思います。
介護を受けたり寝たきりになったりせずに、
制限なく健康な日常生活をおくることができる期間のことです。
 

多くの医療行為が対処療法に走った結果かと思います。
それが、痛みがあれば痛みを止める治療、痺れがあれば痺れを止める治療等、
現代医療の主軸が薬物療法である以上、且つ、患者ニーズが即時的な鎮痛を
求めている以上、どちらが招いた結果かは、今にして思えば分かりませんが、
そのような考え方は間違えているのではないかと言うのは、
日々提言していかなければならないと考えております。
 
「痛みが無くなれば治癒」
このような短絡的な考えは非常に危険です。
痛みを無くそうと思えば幾らでも手段はあります。大切なのは、
「痛みが起きない身体となって初めて治癒」だと思うのです。
 
この手段を取り違えると、
麻酔でも麻薬でも違法合法脱法なんでもアリの世界に陥ります。
自分の身体は自分の力で治すものです。
そこに、鍼灸治療という自己治癒力を引き上げる治療行為こそ、
自然療法の最もたるものではと感じます。
 
葬儀屋談
「今の遺体は、点滴などで昔の水死体のように重い。昔の遺体は枯れ木のように軽かった」
 
どうせいつか死ぬのなら、良い死に方をしたいものです。
生きるだけならPEGでもIVHでもしてれば長生きは出来るでしょう。
但し、せっかく生きるなら良い生き方をして、良い死に方をしたいものです。
 
前項で医原病というワードを用いました。
昨今の死因は何でしょうか。脳梗塞?がん?心疾患でしょうか。
もしかしたら担ぎ込まれた(足を運んだ)医療機関で施された薬物治療等々が
症状を悪化させた原因かもしれません。それが、死を招く事態に陥らなくとも、
後遺症を残したり、長期間に渡り症状が抜けきらなかったり、
薬を飲んだ⇒抜くに抜けない⇒抜けば離脱が出る⇒離脱症状と闘う等など、
社会生活を営めなくなる、社会生活を送る上で要らぬ足枷となるかもしれません。
 
下記の本は田舎でも都会でも並んでいる本なので手にした方も多いと思います。
この手の本は非常に多いです。暴露本というセンセーショナルな内容でもなく、
製薬会社や医師会を陥れる為の陰謀論でも何でもなく、事実の羅列です。
この事実から目を背けるか、再度ソースを調べ、納得して前に進むかは患者に委ねられるのです。

 
                      
                         
 ・・・<『人殺し医療』、p14~p17から抜粋開始>・・・

 アメリカで最も多い死因は?

医原病をご存じだろうか?おそらく知っている人は、皆無だろう。当然である。
そもそも日本の医療関係者が「医原病」について語ることは、まずありえない。
報道は、完全無視。毎週、どこかのチャンネルで必ず放送している医療ドラマが「医原病」を
題材で取り上げたことは一度だってない。知りようがないというのが実情だろう。

では、こう質問を変えよう。
全米第1位の死因は何か?
そう問われたら、たいていの人は、すぐさま「がん」を挙げるだろう。
あとは心臓疾患、脳梗塞のいずれか。
アメリカに限らず先進国では、疫病死や自然死が減って、がん、心臓疾患、脳梗塞が三大死因となる。
それが一般的な「常識」であろう。そうして、私たちは騙されてきた。

なぜなら全米1位の死因は「医原病」だからである。
最新のデータ(2004年アメリカ)によれば医原病による死者数は、年間78万3、936人。
第2位の心臓疾患が69万9、697人、がん(悪性新生物)が55万3、251人で第3位となっている。
この調査結果は決していい加減なものではなく、
アメリカで30年以上のキャリアを持つニューヨーク州NP0法人「アメリカ栄養研究所」の創立者である
ゲーリー・ヌル博士の調査によるものなのだ。
2000年にも権威あるアメリカ医師会ジャーナルで同様の内容が発表されている。
こちらはジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins School of Hygiene and Public Health)の
バーバラ・スターフィールド医師が医原病による年間死者数を25万人相当と推計。
この数値の場合でも全米第3位にランクインする。
ジョンズ・ホプキンス大学は、アメリカ医学会の名門中の名門、
いわば西洋医学の総本山が「医原病」をアメリカの三大死因と公式に認めているのだ。
 
アメリカで第1位、少なくとも第3位の死因ということは、日本を含めた先進諸国でも同様の結果となるはずだ。
にも拘らず、その「医原病」を、私たちは、意味はおろか、言葉すら聞いたことがなかった。
驚くべき事実というか、恐るべき現実、そう嘆きたくなる。
医原病とは何か。ウィキペディアには、こう記してある。
「医療行為が原因で生ずる疾患のこと。医源病、医原性疾患も同義」
病院で治療を受けた結果、それが原因となって病状を悪化させて死亡したという意味となる。
院内感染や投薬ミスなどの医療過誤、診断や処置を間違えるなどの医療ミス、
医療関係者の技術的落ち度からくる医療事故、他にも薬害、医薬品の副作用、
医療器具の不具合なども含まれる。
まどろっこしい言い方はやめよう。
アメリカ最大の死因は「医者」なのである。
全米3位と見積もったスターフィールド医師は、
その調査報告の中で「少ない数値が出やすい状況での調査結果だ。
別の調査方法を採用していれば数値はもっと高くなっただろう」と認めており、
医原病の死者数を78万人と見積もったゲーリー・ヌル博士の数値は、かなり信びょう性が高いのである。
全米で78万人。凄まじい数字である。
ちょっとした大都市が、毎年、一つ、医者によって消滅している計算となる。
言い換えれば、500人乗りのジャンボジェット機が毎日、アメリカの何処かで4機、
墜落事故を起こしているのと一緒で、「病院」に行くというのは、毎日、
墜落するジャンボジェットに乗り込むのと同じリスクという計算になる。
ある特定のジャンボジェット機が毎日4機、必ず墜落していたら、
果たして人々は、そのジャンボジェットに乗るだろうか? 
まともな人なら別の移動手段を考えるはずだ。
ところが最初に述べたように、私たちは「医原病」という言葉すら知らなかった。
ましてや、それが死因第1位という事実すら知らされていなかった。
ここに医療問題の抱えている深い「闇」があるのだ。


 ・・・<『人殺し医療』、p17~p19から抜粋開始>・・・

 *死因にカウントされない医原病

全米で毎年78万人が医療行為によって亡くなっている。
先のスターフィールド医師の調査報告では、医療行為によって死亡するケースだけでなく、
それによって不具になったり、障害を被ったりする人数をアメリカで年間200万人以上と推計している。
毎年200万人が医原病による重い疾患になっているとすれば、
当然、それが原因で寿命を縮めて、別な病気を併発して亡くなるケースも出てこよう。
その場合、直接の死因は、別の病気になるために医原病としてはカウントされない。
実は、ヌル博士の78万人ですら、かなり甘い見積もりの可能性だってあるのだ。
ところが、医原病の恐ろしさをいくら説明しても、
大半の人は、「まさか?」「さすがに大げさだろう」と、なかなか真剣には聞いてもらえない。
実際、本書の企画段階でも担当編集氏を納得させるまで、相当、苦労した。
本書の担当編集氏は、何冊もの医学関係の本を担当し、さらに「医療ドラマを観るのが趣味」と、
かなりの医学知識を持っている。その彼ですら「医原病」については、「聞いたことはない」といい、
全米1位の死因と説明した際、はっきりと「嘘でしょう」と返答してきた。
担当編集氏とのやりとりを一部、紹介したい。
「確かに医療過誤、医療ミス、薬害などで、ある程度の人が障害を被り、
病状を悪化させた結果、なかには亡くなる人もいることでしょう。
ですが、現代医療で、それ以上の人が病気を治してもらい、科学的な医療の恩恵を受けている。
医学は、トライ&エラーの繰り返しで、医原病的な失敗を反省し、
改善していくなかで新しい治療方法が生まれ、画期的な新薬ができるんじゃないでしょうか」
この担当編集氏の弁こそ一般的な常識人の反応だろう。
誰もが「まさか医療行為が死に直結している」と考えたくないし、
「病院に行くと死期を早めるか、もしくは病状が悪化する」など信じたくもない、
そう思うのは理解できなくもない。
では、こう反論しよう。
本当に現代医療が健全ならば、医原病について堂々と死因の一つに挙げ、
そのリスクも含めて、世の中に理解を求めていけばいいのだ。
現実に医療ミス、医療過誤、医療事故は、頻繁に起こっている。
薬害エイズ、薬害肝炎といった社会問題となった薬害事件だけでなくとも、
薬の副作用で苦しんでいる人など、今や珍しくはない。
 
抗がん剤などの副作用の激しい投薬が原因で体力を奪われて亡くなる人もたくさんいる。
医療行為が、それこそ患者の命に関わるのは、ちょっとした手術や医療処置、
投薬で患者さんから免責を含めた同意書を取っていることからも、
医療関係者が一番、理解しているはずなのだ。
ならば薬の副作用や手術が原因で亡くなった人に対して、
免責に同意して医者や病院に責任を問わない代わりに、
死因をきちんと「医原病」としてカウントするのが、医療関係者としての誠意ではないだろうか。
ところが、やっていることは「医原病」を隠蔽することばかりだ。
実際、日本では心臓疾患が死因の第2位で年間約18万人(厚生労働省調査2010年)となっている。
高齢者が心筋梗塞などの病気で亡くなるケースは確かに少なくない。
しかし心臓疾患が多い理由は、「原因不明」、もっといえば、医者や病院が原因不明にしておきたいとき、
心不全で処理するためなのだ。心不全とは、要するに「心臓が止まりました」。
なぜ、心臓が止まったのかには言及しないための「魔法の言葉」なのだ。

 ・・・<『人殺し医療』、p20~p21から抜粋開始>・・・

 *年間3万人の自殺者の何割かは医原病の可能性

もう少し隠蔽されてきた「医原病」について言及していこう。
日本の死因第7位は自殺である。だいたい年間3万人前後が自殺で亡くなっている。
自殺大国ニッポンと、テレビや新聞で報じるとき、
たいてい「リストラにあった」「仕事がなく金銭苦が原因」など、
あたかも不況による自殺、社会不安が原因という扱いで自殺者数を取り上げている。
「豊かなはずの日本で、なぜ、自殺者が3万人もいるのでしょう」と眉をひそめるわけだ。

もちろん、経済的な理由で自殺する人もいるが、実は、
自殺者の半数は「健康上の理由」なのである(『警察白書』平成20年度版)。
ここからが肝心だ。その健康上の理由で自殺する人の多くは、
末期がんなどの抗がん剤治療の苦しさから逃げ出すために自殺に走る人がかなりいる。
医療ドラマなどでお馴染みだろうが、抗がん剤の治療は、非常に副作用が強く、
患者の負担が大きい。それで完治するなら、まだ副作用に耐える価値もある。
 
ところが抗がん剤は、がんの進行を遅くする効果しかない。
つまり、効果のある(副作用の強い)抗がん剤治療は、地獄の苦しみが、
より長引くという意味になっていくのだ。どうせ治らない、助からないのなら、
いっそ苦しまずに死にたい、体力が残っているうちに自殺に走ってしまうのだ。
抗がん剤については別の章でも取り上げるが、
抗がん剤とは「人を生きたまま部分的に殺す」薬である。
簡単にいえば、がんの進行を止めるために患者の生命力を奪うのだ。
通常、認可を受けて標準的に使用されている抗がん剤の多くは「効果は2割」といわれている。
この2割とは「2割殺し」の意味で、患者の体力、いわば生命力を2割分奪うことでがん自体を2割殺すわけだ。
 
極端な話、がんを5割消滅させる抗がん剤は、
その服用者の生命力を5割奪って「半分生きて、半分死んでいる」という
シュレーディンガーの猫のような状態にする。がん細胞は、患者のエネルギーで成長している。
肉体が「半分死んでいる」人のがんは、結果的に通常の半分まで縮小して半分の速度で進行することになる。
半分死んでいる状態で、普通、人は生きていけない。
結果、がんではなく衰弱して亡くなる(そして抗がん剤は効果があったというデータとなる)。
「病気は治った、でも患者は死んだ」という典型的なドクタージョークが、抗がん剤治療なのである。

 ・・・<『人殺し医療』、p22~p24から抜粋開始>・・・

それだけではない。「健康上の理由」で自殺するのは末期がん患者だけでなく、
うつ病患者も相当数、存在する。うつ病の治療には、その病状に応じて、強い向精神薬を投与する。
向精神薬とは、ドラッグ用語で言う「アッパー系」で、精神が高揚してハイテンションになる。
うつ病で落ち込んでいる人をクスリで元気にしてやるわけだ。
重度のうつ状態のとき、自殺する人はほとんどいない。
自殺する「元気」すらなくなっている状態が「うつ」なのだ。
つまり向精神薬の投与量を見誤って増やしてしまうと患者に「自殺する元気」を与えてしまう。
実際、年間7、000人のうつ病患者が自殺しているが、
その多くは投薬量(服用量)のミスマッチと考えられている。
今の最新医薬は飲めばすぐに効く。
それだけに、うつに苦しんでいる人は、ついつい薬に頼って飲み過ぎてしまう。
それが暴走すると自殺へとつながってしまうわけだ。
効き過ぎる医薬品は諸刃の剣となりゃすい。
 
自殺させてしまうぐらいならハーブティーなどで精神安定させたほうが、まだマシだろう。
とくにコカインの原料となる南米原産の「コカ茶」は、
下手な向精神薬より「うつ症状の軽減効果」があると言われている。
南米では当たり前のように売られて飲まれている、
この素晴らしい代用品は、日本に持ち込めば税関で即逮捕、
麻薬取締法で何年も刑務所にぶち込まれてしまう。
 
まったくひどい話だ。
現状、コカ茶が無理としても、その代用品としてお薦めなのはラフマ茶だ。
以前、書籍編集を手伝ってもらったフリーライターのA氏がうつ病のとき愛飲して
非常に効果があったという。彼は病院で処方された安定剤を飲むと体調を崩すために却って病状が悪化、
それで薬をすべて止めてラフマ茶を飲んでいたら、すっかり治ったらしい。
ラフマ茶は北海道にも自生する薬草の一種で、薬効成分はうつ治療の医薬品にも認可されている。

いずれにせよ、年間3万人の自殺者のうち、相当数が「医原病」由来と見て、ほぼ間違いないだろう。

 ・・・<『人殺し医療』、p24~p27から抜粋開始>・・・

 *たかが「肺炎」で年間12万人が死亡するその訳は

医原病と目される死因は、まだ他にもある。
第4位にランクインする「肺炎」である。肺炎は、年間、だいたい10万人から12万人の間で推移する。
厚生労働省がまとめる死因では「肺炎」と一括りにしているが、これじたい、
かなり意図的で、医原病隠しと考えていい。
肺炎に死亡者数が多いのは、肺が炎症を起こして息ができなくなり、
呼吸器不全で最後は窒息してしまうからだ。普通、肺炎と聞いて、私たちがイメージするのは、
インフルエンザや風邪による肺炎だろう。これは「市中肺炎」といって、
まず、この市中肺炎で亡くなることはない。もちろん、老人や乳幼児、
他の病気や怪我などで極端に体力がないときには、病状をこじらせて亡くなるケースもある。
 
しかし基本的には稀な話で、病院に行って抗生物質や栄養剤を投与してもらえば、たいていは確実に治る。
では、どうして肺炎が死因の第4位なのか。
実は、肺炎死因につながっているのが、いわゆる「院内肺炎」だからである。
よく院内肺炎では「院内感染」が問題となる。
院内感染とは医学用語で使う場合、抗生物質耐性菌、多剤耐性菌に感染する狭い意味となる。

病院で抗生剤を使っていると、抗生剤に耐性を持つ変異体ウイルスが出てくる。
病院内でしか存在しない病原体に感染したから「院内感染」というわけだ。
院内感染で問題となる耐性菌は、抗生物質が効かない。
いったん、病状が悪化すると、回復が難しく亡くなるケースが多い。それで何かと話題となるわけだ。
だが、耐性菌による院内感染など、実際にはめったに起こらない。だからメディアが大騒ぎするのだ。
 
そんなレアケースで、当然、何万人も死者が出るわけはない。
肺炎の問題は、あくまでも「院内肺炎」が大半の死因となっている。
そもそも「院内肺炎」とは、手術後の「術後性肺炎」、副作用の強い薬剤投与の「薬剤性肺炎」を示す。
医療行為によって体力が落ちているとき、何らかのウイルスや菌類に感染、肺まで炎症を起こすと、
さっきも言ったように窒息(呼吸器不全)で死亡する。
院内肺炎がやっかいなのは、健康体なら熱すら出ない無害のウイルスに感染して病状が悪化することにある。
 
実際、院内感染で問題となる耐性菌にせよ、健康な人なら、まず、感染することはないし、
感染しても本人が気づかないうちに体内の免疫システムで処理される。
基本的には感染力の弱い無害な菌なのである。
ところが手術後や薬剤投与でめっきり体力が落ちていると、そんな無害な菌に感染してしまう。
この無害な菌が困りもので、インフルエンザといったわかりやすいウイルスなら、
すぐにウイルスを特定して、効果的な抗生剤で対処できる。
しかし何の菌に感染したのか分からないケースでは、
どうしても対応が遅れてしまう。
結果、最後の手段として「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で、
あらゆる種類の抗生物質を大量投与する。
 
手術で体力が落ち、肺炎でダメージを受けたところに、
強い副作用を持った大量の抗生物質や薬剤を何種類も投与されるのだ。
アレルギー性のショックだけでなく、異常のなかった臓器までダメージを受けて
多臓器不全などでショック死することになる。
現実問題として、耐性菌による院内感染より、
空気中に当たり前に漂っている普通のウイルスや菌、
カビなどに感染して亡くなるケースが圧倒的に多い。
だからこそ、たかが「肺炎」で11万人などという死者数になるのだ。
もうお分かりだろう。この院内肺炎は、典型的な医原病なのである。
確かに薬剤性肺炎、術後性肺炎は、治療が目的である以上、
一概に「悪い」と決めつけるわけにはいくまい。
もちろん無菌室や殺菌で感染を防ぐ努力をしていることも理解している。
もともと他の病気で体力が落ちている老人も多いだろう。
それでも院内肺炎になるリスクがある以上、
院内肺炎で死亡した場合は「医原病院内肺炎」、
そうカウントするのが医療従事者の「誠意」ではないか。
 
肺炎は結果であって、原因ではない。原因は「医療行為で体力を著しく落とす状態」にあるのだから。

 ・・・<『人殺し医療』、p27~p28から抜粋開始>・・・

繰り返すが、日本の公式の統計資料に「医原病」は、一切、出てこない。
しかし、死因をざっと精査するだけで、相当数の死因を医原病と認定できるケースは山ほどあるのだ。
全米78万人と見積もったゲーリー・ヌル博士の基準で精査すれば日本も40万人から30万人前後が
「医原病」となるはずである。
ところが、日本の医学会、政府は、公式統計の死因を結果でしか出さない。
自殺にせよ、肺炎にせよ、心不全にせよ、死因自体は結果にすぎない。
結果しか出さないのは原因を知られたくないから、そう穿(うが)った見方をしたくなる。
なぜ、医者たちは、この事実を隠すのか。
医原病など存在していないかのように誤魔化そうとするのか。
むしろ、堂々と現代医療の多くは非常に「ハイリスク」と宣言して、
そのリスクを低減できる療法へと切り替えていけばいいではないか。
そこに現代医療の抱える「闇」、人を殺す医療システムの実態が浮かび上がってくる。

 ・・・<抜粋終了>・・・

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