藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

「平成26年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関するご意見の募集の結果について


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「平成26年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関するご意見の募集の結果について

こんな意見が354件も届いたようです。
薬理学を無視して投薬している精神科医が「医学的な根拠がない」「非科学的」と非難するのです。
                                         Citizens Commission on Human Rightsより 
 
向精神薬を多剤処方した場合の通院在宅精神療法の適正化について、多剤処方となるケースは、
 治療に難渋する場合が多く、精神療法にも通常以上の働きかけを要するため、減算には反対。

・単剤化を勧めてもどうしても応じない患者が多剤使用となっている。
 多剤処方をしている患者の診察時間は普通よりも長くかかっており、
 通院在宅精神療法の点数を減算するのは逆である。

・難治性の患者は多剤処方で何とか安定している実態があり、
 向精神薬の多剤処方による通院在宅精神療法の減算は、現実の医療現場を無視しており、断固反対。

精神科医が患者の病状に合わせて薬剤を処方しているが、
 向精神薬の多剤処方の通院在宅精神療法の...減算は医学的な根拠がない。

・各薬剤の薬効、相互作用、患者特性、用量等を考慮せず、
 薬剤数のみで規制する本案には医学的根拠はなく、適切な向精神薬の投薬の推進にならない。

精神科医の裁量を根拠乏しく制限すれば、
 患者が治療を受けられ医療機関が限定され、患者が集中する医療機関は対応困難となる

・精神科専門療法を請求できない精神科以外の科で処方させる場合は減算にならないことは制度上矛盾する。

・精神療法と薬剤の処方は本来別々の医療行為で、向精神薬が多剤処方されているからといって、
 精神療法の質・量に影響することはない。同じ時間・内容の精神療法を行っているのに、
 薬の数で精神療法の値段が変わるのは不合理。

・多剤処方の適正化は、処方せん料、処方料、調剤料等、処方に関する点数で調整できないか。
 または、薬代の自己負担率を上げる、一定額を自己負担額に上乗せするなど。

向精神薬の減量には、症状の増悪や退薬症状に留意した厳重な医学的管理と
 長期間にわたる減薬プログラムに基づいた治療計画が必要で、少なくとも2年間の経過措置を設けるべき。
 
・多剤併用を一元的に減点する対応は非科学的・非現実的である。
 多剤併用が弊害をもたらすこともあるが、一元的に減額すると、
 本当に必要かつ適切で多剤併用となった患者や医療機関が追い込まれるだけ。

以下、再掲ともなりますが、
致死量を飲ませて死んでも患者は裁判で勝てません。
 
多剤・単剤問わず、一度手を伸ばす事で将来に幕が閉じる可能性のある精神薬、
今一度考えてください。精神症状の起伏は誰にでも起こりうるものです。
喜ぶ理由、落ち込む理由、その理由となる原因は患者本人が一番自覚されていると思います。
 
それらの原因は薬で治りません。
統合失調症患者に複数の抗精神病薬を大量に処方し、
強い副作用をもたらす「多剤大量処方」を改めるため、
厚生労働省研究班は10月、抗精神病薬の減薬指針を公開した。
薬漬け精神医療からの早急な脱却を図る必要がある。
 
統合失調症は幻聴や妄想に苦しむ病気で、患者数は約70万人。
多くは10代後半から20代で発症する。治療は、抗精神病薬による症状の緩和が中心になる。
抗精神病薬は、適切に使えば幻聴や妄想を軽減できる。
だが、量と種類が増えると手足の震えや意欲低下、高血糖など様々な副作用が表れ、
致死的な不整脈で突然死することもある。
 
PET(陽電子放射断層撮影)を使った研究では、
抗精神病薬の効果は比較的少量で発揮されることが分かった。
定量を超えると体への副作用だけでなく、興奮や妄想など精神的な症状までもが強まることも知られてきた。
このため、抗精神病薬は薬の切り替え時を除いて1種類(単剤)のみを使うのが原則で、
欧米やアジアの主要国では70~90%前後の患者が単剤による治療だ。
 
ところが日本では、薬の力で患者の行動を鎮めることが優先され、
深刻な副作用が軽視された結果、多剤大量処方が横行した。
国立精神・神経医療研究センターの調査では、
統合失調症の入院患者の42%が精神科医療機関で3種類以上の抗精神病薬を処方されており、
単剤で治療する患者の割合は30~40%前後にとどまると見られている。
 
今回の減薬指針は、日本で販売される41種類の抗精神病薬を一覧表にし、
週あたりにどの量まで減らせるかなどを示した。処方されている複数の抗精神病薬の1種類を段階的に減らし、飲まなくても大丈夫なら次の薬を減らす。最終的には単剤だけの使用を目指す。
 
指針をまとめた同センターの山之内芳雄室長は「服薬量を急に減らすと反動で症状が悪化する恐れがある。
ゆっくり安全に減らせる速度を示した」と語る。
 
だが、この指針は多剤大量処方に苦しむ全患者に対応しているわけではない。
指針の元となった研究は、「大量処方」と定義される処方量(抗精神病薬クロルプロマジンに換算して
1000ミリ・グラム相当)を少し上回る患者が主な対象で、
2000ミリ・グラム超の大量処方患者にも指針のような減らし方でいいのかどうかは、はっきりしない。
抗精神病薬は、量が増えたり、服薬期間が長引いたりするほど減薬が難しくなる。
薬漬け状態で何年、何十年と入院する人は多く、こうした患者を対象とした指針作りが求められる。
 
2007年に北海道の総合病院に入院し、9日後に心肺停止した38歳の男性患者は、
1日最大7種類の抗精神病薬を投与された。クロルプロマジン換算で計6000ミリ・グラムに上り、
「呼吸中枢まで抑制されたのでは」との指摘もある。
 
男性は意識が戻らぬまま翌年死亡し、現在も民事訴訟が続く。
地裁は「心肺停止は抗精神病薬の作用によって生じたものと認めることができる」としながらも、
「日本では他の医療機関でも行われてきた処方内容だ」などとして請求を棄却、
高裁での棄却を経て、家族は最高裁に上告した。
 
多剤大量処方の弊害は、日本でも10年以上前から指摘されていた。
しかし、精神科関連学会は明確な指針を示さず、司法や行政が被害者を救うことはなかった。
今回の減薬指針は、単なるマニュアルにとどまらない。減薬が必要な患者が多く存在し、早急な対応が必要であることを厚労省研究班が明確に示したことに大きな意味がある。学会も国も司法も、もう見て見ぬふりは許されない。減薬の推進と被害状況の調査に全力を傾けるべきだ。(医療部 佐藤光展)

上記記事内には記載がありませんが、
亡くなられた患者への投薬内容等の貴重な資料が手元にあります。
 
北見赤十字病院 精神科に入院後、下記の投薬がされ9日後に死亡。
 
トロペロン(点滴) (抗精神病薬) 8~24mg
トロペロン(内服) (抗精神病薬) 25mg
セレネース     (抗精神病薬) 30mg
リスパダール    (抗精神病薬) 6~9mg
ジプレキサ     (抗精神病薬) 20mg
セロクエル     (抗精神病薬) 100mg
レボトミン      (抗精神病薬) 30mg
テグレトール    (抗てんかん薬) 800mg
ベンザリン      (睡眠薬)    10mg
ヒベルナ       (抗ヒスタミン薬) 30mg
マイスリー      (睡眠薬)    10mg
 
上記記事内にも書かれている通り、CP値換算で6000mg。どれ位の量なのかと例えれば、
クロルプロマジン塩酸塩(コントミン)12.5mgの睡眠薬を500錠を飲まされている計算となる。
1日500錠の睡眠薬を飲んでいたらどうなるかと。
 
弁護側の主張
・そもそも、この投薬は多剤にあたらない
・その治療は教科書に載っている
・その教科書には危険性はないと書いている(※今の教科書には危険性があると書いている)
・このケースの死因は不明で、呼吸抑制や不整脈の可能性はゼロ(※看護師のカルテには書いている)
・我々の病院では、私1人(研修医)で何十人にもこの量を投与している
・トロペリンとセレネースをセットで数アンプル投与する等は当たり前
・精神薬はどれだけ投与しても呼吸抑制は起きない(※添付文書には呼吸抑制、不整脈と書いている)
・入院中に無呼吸などが多数認められたが、呼吸抑制ではない
・被告医師のカルテは1日1行(※9日間で5行)
・被告医師は研修医
・原告側が主張(死因は不整脈か呼吸抑制ではないかとの主張)は可能性でしかなく、証拠がない
・もし呼吸抑制をきたすというのなら、その確率を%で示さなければ意味がない
 
その後、
>>地裁は「心肺停止は抗精神病薬の作用によって生じたものと認めることができる」としながらも、
「日本では他の医療機関でも行われてきた処方内容だ」などとして請求を棄却
 
致死量を飲まされ続けて死んだと認めていながらも、
他の医療機関でも行われてきた処方内容である事で棄却。
 
ここまで馬鹿げた話はない。
 
精神科に於ける入院患者の死亡率は驚異的に高い。
精神医学はでっちあげの捏造医学であると捉えている私にとっては
精神科領域の話は一切する必要ないのだが、
現実問題として起きている惨事は昨日今日から始まった事ではない。
そして、そもそも論として仮に精神病というものが存在したとしても、
 
精神病は死ぬ病気なのか?
 
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人間は感情を持つ生き物です。
怒りや悲しみ、苦しみ、落ち込み、そして痛み等々による悩みがピークに達した時、
衝動的に自殺をする人間もいるでしょう。しかし、上のグラフはそうではない。
あくまで、精神病棟に入院している最中に死亡している人数だけカウントしたものである。

>>知人がその病棟に勤務していた期間は1年半。
その間に退院した患者さんは片手未満(5人未満)。
つまりは社会復帰病棟とは名ばかりの慢性期開放病棟である。
 
>>知人は病棟の様子も驚いたが、病棟内の患者さんの姿にまず驚いた。
表情はなかった。そして、姿勢は悪かった。歩き方、動作もちょこまかゆっくりしていた。
歩行が異様にゆっくりの患者さんがいた。
言葉は聞き取りにくく、慣れるまでは殆ど聞き取れない患者さんもいた、と言う。
洗顔、歯磨き、髭剃り、更衣、入浴が促されないとできない患者さんも何人もいた。
お金の管理も全くできない人もいた。物の整理整頓、管理が全くできない人もいた。
 
>>何故、看護師が監視(観察と言った方がよいか?)するのか?
精神科患者さんは食事をがっついて喉につまらせる人がいるそうな。
被毒妄想(食事に毒が盛られている)で食事を食べない人がいるそうな。
人様の食事を盗む人・・また人様に食事を差し上げる方もいるそうな。
そういう方々がいらっしゃらないか、食事の度に看護師が監視しているそうな。

>>精神病院から、特別養護老人ホームに移った人は、職員の受けがとてもいいと聞いた。
それは、いいことなのか?

>>だけど、殆どの患者さんから、妄想の訴えは聞かなかったと知人は言う。
性格に難あり、の人は数人いたが、世間にも十分いそうなタイプ。

>>今思うと彼ら(彼女ら)は本当に病気だったのだろうか?
 
>>精神科の治療というと、「心理療法」や「カウンセリング」が主だと思っている人が多い。
医師がじっくり話しを聞いてくれると思っている人が多い。
実際は「薬物療法」が主。中にはそれなりに話しを聞いてくれる医師もいるが、
病気を前提として話しを聞いている。話しを聞きながら、「あ~、相変わらず病識がないなぁ。」とか
「被害的だなぁ。」「妄想治まらないなぁ。」と心で呟きながら、
「薬どうしようか?」と考えているのが関の山。

>>入院患者の病名は9割5分以上「統合失調症
 
>>精神薬の副作用の一つに便秘がある。
精神薬による便秘はかなり強力で、命まで奪ってしまう。

精神科医の数(心療内科神経内科を含む)   約1万2千人
精神科病院の病床数                 約34万床
精神科病院に入院している患者数         約32万人
精神科病院を「死亡」して退院する患者数     約2万2千人(1年換算)
在院日数が20年を超える患者数          約3万7千人
精神科病院の平均在院日数              約300日
精神科病院で縛り付けされている人        約8千人(1日)
精神科病院で閉鎖状態に置かれている患者数  約18万人
抗うつ剤が投与されている患者数          約263万人
抗うつ剤の自殺企図発現率              0.32%(1,000人中32人)
向精神薬による中毒死した人             約1万2千人(1年換算、東京都の数値より推計)
向精神薬の年間売り上げ(出荷ベース)      約6千億円
科学的に認められた治癒               0
科学的に認められた精神疾患の診断方法     0

増大する精神医療関連社会コスト
増える医療費、健康保険への税金負担11兆円
精神疾患の医療費1兆9046億円(平成21年度)
精神疾患の社会コストは8.2兆円
生活保護予算4兆6250億円(平成22年度)約25%が精神疾患
自立支援費3兆4000億円(平成22年度)
増える精神疾患患者数200万(平成8年)から400万人(平成22年)
 
失われる労働力
精神疾患による教職者の休職数 1995年の1240人から2009年5458人と5.16倍に増加

膨大な死者
14年連続の自死3万人越え(年間自死者数) 隠された中毒・不審死死者1000人~5000人?(年間推定数)
 
精神病院の治癒退院患者数:約200人
(1ヶ月、治療したと言われる人)
一ヶ月に病気が治って退院したとされる精神病患者の割合は、
わずか0.06%。小数点を切り捨てると、「0」になる。
治って退院した患者の9倍が、死亡して退院している。 
 
入院しても一ヶ月の退院は200人、1800人以上の死亡退院。これを医療と言えるのか。

【電話】 0173-74-9045 又は 050-1088-2488
                             (携帯 090-3983-1921 Cメール可)
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  ~針治療から病態定義の見直しを~