藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

大人の都合4

前項でも記述した通り、
整形領域に於ける筋骨格系の各種症状に関しては、
医療機関が行う治療法及び治療手段が自身の原発箇所とのリンク、
且つ、処方内容と自身の症状の理解等々の予備知識があれば回避出来たり、
仮に痛みが出たとしても的確な処置が施されていれば早期段階で復帰は可能となります。
 
しかし、精神科領域(整形領域で処方される中枢神経へ反応を起こす薬物も含む)の薬物に関しては、
患者がその時に知識を備えておかなければ、要らぬ症状と闘わなければならない可能性も出てきます。
「気持ちを安定させるお薬です」なんて、劇薬を超厚い言葉というフィルターに掛けて飲ませようとしますから。
 
この手の話は非常に奥深く、書き始めればキリがない為に、
今一度、子供の件を取り上げていこうと思います。
神領域にて障害だと認定された子供の親は被害者意識が高い。
 
「私の子はADHDだから!!」
発達障害を持つ我が子はこんなに頑張ってます!!」etc…
薬の作用で子供に何かが起きたら
「そんな副作用があるなんて聞いてませんでした!!」
「何で国が認めている薬で、子供がこうならなきゃならないの」でしょ。
 
あくまで被害者は子供であり、親は加害者である事を認識せぬ限り、子供の幸せはありません。
 
被害者になるのはいつも子供です。
 
薬を嫌がる子供、自分は病気じゃないと反発する子供に対しての精神科医の親への殺し文句は
「本人に障害としての自覚がないのがこの病気であり特徴です
 
リタリンADHDの適応から外され、ADHDに対して再承認させようとしている一般市民団体もあります。
他、何らかしらの手段で何とかリタリンを入手しようと躍起になっている個人もいます。
話を聞いてみれば直ぐに分かりますが、それは単なるリタリン中毒です。
入手困難となり、SSRIやSNRIに置換している人もいるようですが、それもどうかと。
 
大人が自分自身の為にリタリン個人輸入しようが病気を偽ろうが知ったこっちゃありません。
快楽を味わったり具合悪くなったり勝手にしてればいい。世間に迷惑を掛けない牢屋でね。

精神科系の薬物を摂取後…
 
・大阪池田、国立池田小学校に乱入し児童を殺傷した事件
・寝屋川、母校の小学校に乱入し教諭を刺殺した事件
・宇治、塾講師による小6女児殺害事件
会津若松、母親の首をのこぎりで切断し殺害した事件
・横浜、2歳の女児をいきなり襲った事件
・池袋、東急ハンズ前での通り魔事件
アメリカ、大学構内での銃乱射事件(複数件発生)
西鉄バス、バスジャック・乗客刺殺事件
全日空機内、ハイジャック・機長殺害事件
・川崎、マンション15階から子供を投げ落とす事件
・奈良、幼女誘拐殺人事件
・秋田、自分及び友だちの子供を殺人した事件
・長崎、少年による駐車場から幼児を投げ落とす事件
長久手、自宅に篭城し警察官を射殺した事件
豊中、中学生らがカマを持った自転車の男に襲われた通り魔事件
・渋谷、、少年による金属バット通り魔事件
・下関、駅で8人に包丁で切り付け、5人を殺害した事件
・御代田、妻による一家殺人事件
・吹田、千里郵便局員によるタクシー運転手殺害事件
・延岡、男に高校生5人組に刃物で襲われ死亡した事件
習志野、息子が逃げる両親を追いかけて路上で殺害した事件
佐世保、スポーツクラブ内での銃乱射殺人事件
・品川区、商店街で男子生徒が両手に包丁を持ち通行人5人に襲いかかた事件。
・八戸、長男が母親・次男・長女を刃物で殺害し、アパートに放火したした事件。
・徳島、長女が母親と弟・妹などを包丁で首などを刺して殺傷した事件。
・相模原、57歳の女性が、自宅で子供を殺害した事件。
・文京区、42歳の女が、2人と遊んでいた小1女児に突然包丁で切りつけた事件。
・坂戸、12階建てマンションから、26歳の双子姉妹が飛び降り死亡した事件。
・藤沢、33歳の主婦が我が子を投げ落とした後、自らも飛び降りた事件。 
等など。

何も知らぬ子供に対してリタリンコンサータ含む所謂メチルフェニデート及びストラテラ)を
飲ませ続けるのは許せません。改めてメチルフェニデートの反応を見てみましょう。
全て、子供の口から発せられた言葉です。


「飲んでない時(効き目が切れている時)は、心の色は白だとしたら
飲んでいるときの気持ちは、ほとんど黒の灰色になるよ」

「何も楽しいと思えなくなるの、全部に興味がなくなるの」

「友達と遊びたくなくなるし、遊ぼうとしても出来ない。気持ちがなくなるの」

「とにかく何も興味が無くなって僕が空っぽになる」

「母ちゃんのご飯でも食べたい気持ちになれない」

「何も感じなくなる」(喜怒哀楽を失う)

「ロボットになったような感じ」

「おなかが痛くなってくる、気持ち悪い」

「全然好きじゃないことに勝手に集中してしまうから疲れる」

「空や花がきれいだと思わなくなるの」

「気持ちが「ズーン」ってなる」

「考えたくないことで頭がいっぱいになるの」


多動且つ注意を払う事無く無邪気に遊ぶのが子供なのではないでしょうか。
そして多動且つ注意を払わない子供が他害を及ぼさないよう、
他者に迷惑を掛けぬように注意を払うのが親としての責任なのではないでしょうか。
 
「静かになったわ」「勉強に集中しているようね」等など、
薬物の反応で大人にとっては都合の良い子供になったとしても、
その幸せは誰の為のものなのでしょうか。
 
あ、何だか書いてて思い出した。
大学3年の頃だったか、精神医療の講義を受けていた時、
自閉症を持つ子供と親の再現ドラマを見て感想を述べよなんて課題があったんですね。
 
ドラマのタイトルも内容も余り覚えていませんが、
「周囲でごちゃごちゃやっているようだが、子供本人は幸せそうに時間を過ごしているのではないか」
という感想を私は述べた記憶があります。
 
全てが大人目線で作られた内容(当たり前)なのですが、
親が自閉症だと騒ぐ、学校が自閉症だと騒ぐ、医者が診断する(投薬の有無は不明)、
親が悩む、周囲が悩む、周囲に噂される、子供を隠す、子供の障害を自慢(?)する。
障害である事を武器に親が世間と付き合う。障害である事を盾に親が世間から逃げる。
まぁ何もかにも大人の都合で成立しています。
 
幸せそうに生きている子供の幸せを略奪するのはいつも大人です。
 
子供がリタリンでもコンサータでもストラテラでも何でも良いですが、
薬の反応により攻撃性を増した場合の暴力の矛先は、「親」という事が多い。
親への憎しみを内に秘め、生活を強いられていた裏返しなのです。
 
メチルフェニデートは国が承認している覚醒剤です。
成分を知れば知る程、色々な使い道はあるようですね。
下記の記事は米国ですが、日本でも似たような使用をしている方々は沢山いるでしょう。


成績アップは中枢神経刺激薬-米国の小学生を襲う薬社会の実態
 
米国に住んでいると、この国は究極の「薬社会」だと思うことが多々ある。
メディアには医薬品の広告が溢れ、薬局やスーパーの店頭には様々な薬が何列もの棚にズラリと並んでいる。
容易に手に入る医薬品が氾濫しているだけでなく、ビタミンやプロテインなどのサプリメントや、
エネルギードリンクを摂取している人も非常に多い。さらに、合法の医薬品もさることながら、
違法薬物の使用でさえも小学生の頃から「手を出してはいけない」と
教育されなければならないほど問題が浸透している。
 
しかし最近、米国の「薬依存度」の高さをもってしても、驚愕してしまう話を聞いた。
それは、子供の成績を上げる目的で、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使われる
「アデロール」や「リタリン」といった中枢神経刺激薬を、
ADHDをもたない子供にまで投与する親や医師が増えているというのだ。
 
これらの薬は集中力を高め、注意力を持続させる効果がある。学習に集中でき、
テストの成績は上がるかもしれないが、食欲減退、高血圧、心臓発作、脳卒中などの
重篤な副作用があるだけでなく、依存・中毒性も極めて高い。
 
日本では、アデロール、リタリンともにADHDの治療薬として承認されておらず、
アデロールについては覚せい剤に相当すると厚生労働省が明示している
(ただし、リタリンと同成分を含む「コンサータ」はADHD治療薬として承認されている)。
 
この問題を特集したニューヨーク・タイムズの記事によると、
神経刺激薬の使用は低所得層の子供を中心に広がっている傾向が見られるという。
記事では、ジョージア州の小児科医、マイケル・アンダーソン氏が、
偽りの診断をして向精神薬を処方する理由について、
「子供を取り巻く環境を直すには費用がかかりすぎるため、
子供自身を適応させなければいけない状況を社会が作り出している」と説明する。
 
10歳前後の4人の子供全員に向精神薬を飲ませているとして記事で紹介された父親は、
「子供達が前向きで、幸せで、社会生活をうまく送れており、薬がその手助けをしているのなら、
なぜ服用させないのか」というスタンスだ。しかも、そのうち11歳の子は、
5年前からアデロールを飲み始めたところ、1年ほど前から幻覚症状が出始め、
学校で問題を起こしたり、自暴自棄になったりしたにもかかわらず、投薬を中止するのではなく、
薬の種類を変えて服用を続けさせているという。
 
小児精神科医ハーバード大学医学大学院助教のナンシー・ラパポート博士は、
本コラムの取材に対して、医師や親の立場からすると「すぐに結果が出るものが目の前にあるというのは魅力的に感じられるかもしれない」としながらも、例えば何らかのトラウマのために集中力が欠如している
子供に薬を飲ませても、「根本的な問題を治すことにはならない」と話す。
 
マサチューセッツ州ケンブリッジの公立学校顧問も務めるラパポート氏は、
薬の投与が問題の解決に至らないことが 「その場しのぎの対策として薬が使われる悲劇で、
実際にはその子の問題を悪化させることもある」と警鐘を鳴らす。
 
もちろん、この問題を「良くない傾向」として片付けるのは簡単だ。
しかし、この背景には米国の社会経済的問題が複雑に絡んでおり、
容易に解決できるものではないように思われる。
 
特に事態を難しくしているのは、拡大を続ける所得格差だろう。
米国の公立学校は固定資産税が主な運営財源で、学区内住民の所得水準によって
学校の「質」に大きな差がある。米国立教育統計センター(NCES)が先月発表した2010年度のデータでは、
生徒1人当たりの教育費が最も高い州と低い州では、3倍近い違いがあることが示された。
 
さらに、裕福な家庭の子供は、通っている学校の教育水準が高い傾向があるだけでなく、
家庭教師を雇って成績を上げたり、精神科医にかかって心の問題を取り除いたりすることもできるが、
低所得層の子供は薬以外の「選択肢が少ない」と前出のアンダーソン医師はニューヨーク・タイムズ
記事で語っている。
 
ミズーリ州セントルイスワシントン大学で小児精神衛生を研究するラメシュ・ラガヴァン博士は、
授業についていけない、学習上の困難を有するなどの問題が見られる場合、安易に薬に頼るのではなく、
様々な分析を通して子供が抱える本質的な問題を突き止めて解決すべきと主張する。
 
ただ、それを実現するには「学校に十分な投資がされていない」状態で、
特に低所得世帯が多い地域の学校は、
「教科書やホワイトボード、モニターなどを確保するにも苦労しているのに、まして生徒が実際に罹患しているのが学習障害なのかADHDなのか、また、小児精神科医にかからせるべきか教室内での
指導法を変えればいいのかなどを見極めるためのリソースはない」という。
 
米国では今、年明けに減税失効と歳出の強制削減開始が重なる「財政の崖」が懸念されているが、
与野党が年末までに妥協案に合意できなければ、歳出削減の一環として
教育予算も約8%カットされることになる。公立学校の財源に占める連邦教育予算の割合は
比較的小さいものの、こうした資金はクラスの小規模化、課外補習、
障害児童向けプログラムなどを支援するために支給されており、
金融危機の煽りですでに様々な経費削減を余儀なくされている学校にとって厳しい痛手となることは確かだ。
 
これまでも、米国の大学生の間で成績アップのために中枢神経刺激薬を使う動きがあるとは
聞いたことがあった。しかし、病気を発症していないにもかかわらず、生活態度が悪いから、
成績が芳しくないからという理由だけで、身体・精神ともに発達過程にある子供を薬で
どうにかしようという考えはあまりにも短絡的ではないだろうか。
 
実際に発達障害をもつ子供にとって、向精神薬は有効性が高いと言われる。(注:認識不足の一文)
しかしそれ以外の場合は、社会経済的に不利な立場にあったとしても、
子供と向き合う時間を少しでも多く持ち、話を聞いたり勉強を手伝ったりする方が、
子供の心の平穏、ひいては学習力の改善につながる対処法として優れている気がしてならない。


リタリンだけではないですけどね。
過去に取り上げてきた薬、そしてこれから取り上げる薬、全てにいえます。 
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 どっかの製薬会社やどっかの医師会から見たら蚊に刺された位のデモも、いつかは実を結ぶ日が訪れます。
この叫びと突き上げる拳が真実を如実に表しているのではないか。
 

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