藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

変形性膝関節症

イメージ 1疼痛の発症の原因、疼痛部位、腫脹の有無、靭帯の損傷の有無による挙動確認、変形の有無、年齢等、ある程度は刺鍼ポイントは絞られてくるのではないでしょうか。
 
肩や股関節のような、多様に動く関節とは異なり、膝のような、ある意味動きが制限されている関節の類はそれ程難しく考える必要性は無いと私は思っております。
 
軟骨の磨り減りが痛みの原因ではないと思いますし、それに伴って水が溜まる事も痛みの要因ではないと思います。
 
街を見かけると、主にご高齢の方がO脚に変形した足で歩いている姿を見かけますが、痛みをこらえて歩いているように見える人は多くないと思います。スタコラと歩いています。
 
結果、器質的な変化は痛みとは関係ないという答えが容易に浮かびます。となると、何故痛みが起きている人と起きていない人が存在するかと言うと、筋肉の痙攣及び、短縮の有無だけの問題と捉えられます。
 
筋肉に原因があるとなると、鍼灸の独壇場です。
大腿骨から脛骨、腸骨から脛骨に走行している筋肉に対し、アプローチをかける事により、膝関節の狭小化が緩和され痛みも和らいでいきます。
 
膝OAの場合、大抵は内側に圧痛を感じる患者様が多いでしょうから、内側の圧痛を探しながら、それに関連する筋肉に刺鍼する事で、ある程度の除痛は見込めるでしょう。
 
それと関節内刺鍼ですが、様々な言われはありますが、私自身の経験上、有用性は非常に高いと思います。
鍼の太さなんてたかがしれてはいるのですが、関節を物理的に離されているという感想を述べられる方が多く、喜ばれております。
 
只、足首や膝というのは、どうしても体重が掛かる場所ですので、一進一退の攻防が続くケースが多いです。
可能であれば、初診から三診目位までは、3日に一度位のペースで治療していき、その後、週1位のペースに持っていくのが、後々良い結果が出るようですね。勿論、1回の治療で生活に支障が無い位まで回復してもらえるのが一番良いのですけどね。
 
¥¤¥᡼¥¸ 2☆人気ブログランキングに投票☆