藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

【都内】整形外科領域に於ける腰下肢痛【勉強会】


「足腰が痛い人いませんか?」
 
10月中旬の平日、都内(西武新宿駅から電車で僅か) で有志針師による小さな勉強会を開くにあたり、ご協力頂ける一般患者を数名募っています。拘束時間は約1時間程度になり、年齢や性別は問いません。
 
1)画像所見に乏しく、原因不明と言われたものの足腰に痛みのある方
2)診断名問わず「腰骨の神経に触っているから足腰が痛いんだよ」と言われた方
  
ご協力頂ける方はfujiwaranohari@tbz.t-com.ne.jpの藤原航太鍼灸院までご連絡ください。詳細をご案内します。

 
 

主題 
整形外科領域に於ける腰下肢痛患者と針治療
 
目的 
整形外科領域患者の多くは、自己の症状を比較的把握しながらも、医療・代替医療機関の受療に対して消極的な現状がある。幾つかの理由として、既に一般的な医療機関が標榜する治療内容を患者が把握している事、及び、治療効果が芳しくない旨を把握している事が理由として挙げられる。一般的な保存的治療として外用薬、内服薬、各種ブロック他、牽引や電気療法、マッサージ等の他、一部医療機関では針治療を取り入れている箇所も存在するが、リスクや治療時間を重視している為、患部に直接的に侵襲出来る程のアプローチが乏しいと判断されると共に、患者1人辺りに対して使用出来る時間が少なく、患部及び当該患部の栄養支配領域に至るまでの処置が難しい側面がある。開業鍼灸師のメリットは、上記短所を全て網羅出来る点が挙げられ、日常生活を脅かす腰下肢領域の諸症状に関しては、早期にでも症状を改善したい患者ニーズの柱になる事が可能である。他の治療手段よりも圧倒的な効果の差を叩き出し続ける事が受療動機に繋がり、鍼灸業界の発展に寄与出来るものと思われる。積極的治療姿勢を見せる患者の期待に応えられる針師を目指す勉強会。
 
概要
明白な外傷性要素や内臓疾患を伴わない筋骨格系様疾患に関しても、症状の寛解憎悪因子より損傷筋群の推定は可能であり、且つ、損傷筋群名を当該患者に対して告げる事は治療内容の明確性が生じる為に重要な事項であり治療指針にはなるが、更に治療内容に発展性を求めていくのが今件の課題である。先行的に、筋肉は筋肉に栄養供給をしていない事を念頭に置く。とかく私達は筋肉に対して目を向けがちではあるが、それは所見及び患者伝達時に於ける価値しかない事を知る。無論、発症形成に至った当該患部への処置により、血流量の増加は求められ、一時的な症状改善を患者は自覚する事になるかもしれないが、損傷部位の発症に至る理由は当該患部には存在しないという事も知らなければならない。器質的異常が直接的な症状を惹起するか否かの因果関係に関してはここでは触れないが、各種腰椎変性疾患としての所見に至るまでの理由も同様であり、椎間板が突出(脱出)や摩耗、椎間関節や棘突起の摩耗、種々靭帯の肥厚や場合によっては骨棘の形成に至るまでも、更に神経根、馬尾、椎間孔由来等々の諸症状に発展するまでも、同様に即時形成によるものではなく累積結果にしか過ぎない。故に、発痛部位はともかく、発痛由来を解除しなければ長期効果は求められず、症状の段階的収束にも至りにくいと思われる。当該患部に対して脆弱性を生じる(生じ続ける)部位が把握出来れば、患者に対して日常的に回避姿勢を促す事ができ、治癒速度の向上に寄与出来る。刺針行為で生じる理屈は刺傷を起点とする動脈血の強制流入にて、患者保持の恒常性による刺傷再生時の経時変化の利用であると推定され、この事で、各種損傷部位の低酸素解除、炎症拡散による疼痛除去、柔軟性保持、柔軟性確保、柔軟性惹起、柔軟性維持、神経損傷の回復(部位問わず、観血的治療が必要でないと判断された程度のneurapraxia)、椎体付近(神経根・馬尾・椎間孔・後根神経節)の炎症拡散、及び低酸素解除による神経症状の改善が見込まれる。針の作用は広く、簡便に行える手段である故、患部近接部位及び当該患部栄養支配領域の処置に至るまでも比較的短時間で可能である。尚、発症中の一般患者を募る理由は、発症初期及び特定刺針箇所に於ける特異的に賦活化された部位反応を共有する為である。
 
※「経絡経穴」「MPS」「TrP」「アナトミートレイン」「運動連鎖」「交差症候群」等の理論解釈は含まれません。患部近接部位及び当該患部栄養支配領域の血流動態異常により派生し惹起された諸症状と捉えての理論展開の為、あくまで脈管理論で進行する解剖学が基礎理論になります。目新しい単語は飛び交いませんので予習の必要はありません。
 
勉強会内容
A)症状発症初期の神経症状惹起患部箇所の特定手段の検討
B)症状発症後期の神経症状惹起患部箇所の特定手段の検討
C)腰椎及び仙椎の神経由来症状惹起箇所の栄養供給箇所の検討
D)腰椎及び仙椎の神経由来症状惹起箇所の栄養供給箇所の維持及び確保の検討
E)神経根及び後根神経節周囲の状態を、刺針を通して把握すると共に、症状消滅理由の検討
F)腰下肢痛発症患者に対しての日常生活時に於ける注意事項と禁止事項をC)及びDを踏まえ検討
G)各種腰椎変性疾患に於ける摩擦・張力・牽引力による症状寛解と憎悪理由の検討
H)画像所見が乏しいにも関わらず、腰椎変性疾患と同様の症状を発症する理由を検討
I)A)~H)を包括出来る治療内容と治療展開の検討
J)筋細胞、神経細胞及び脈管を自動及び他動する事による不確定要素の検討
K)累積治療によるVAS変化の検討

針師参加条件
名誉や権威や肩書きを誇示し欲する針師以外

【電話】 0173-74-9045 又は 050-1088-2488
                             (携帯 090-3983-1921 Cメール可)
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  ~針治療から病態定義の見直しを~