藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

藤原航太鍼灸院研究所3.1


藤原航太鍼灸院研究所1 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/anti_white_supremacy/11729911.html

前項で募らせて頂いたアンケートに関して、何通か頂きました。本当に有難う御座います。
聞かれたら嫌な内容でしょうけど、ご連絡を頂いた方は治ると思います。誰か知りませんが。
と言う訳で、治る為には心持ちというのが非常に大切になってくるという事は過去から沢山書いてきました。
「薬」と「針治療」、「手術」と「針治療」は根本的に全く異なる手段です。
薬や手術と針治療を同一視するのも又違います。
 
では、途中経過ですが幾つか挙げてみましょう。
 
「鎮痛剤を飲んでも良くならないから針に行ったワン
薬と症状がマッチしていないから効かないのであり(薬物代謝酵素や抵抗性云々の話しは置いといて)、
「鎮痛剤+鍼治療」で症状改善を目指す思考状態であるのは、今後も落とし穴に落ちる可能性あり。
医療からの脱却の架け橋となる針治療、それは薬からの脱却も含みます。
 
「腰の手術をしても良くならないから針に行ったピヨ
手術に至る状況下であれば、各種検査は済んでいるでしょうからある程度の重篤疾患は除外済みだと
思いますが、「腰が悪い」という固定概念を根本に携えていても、それもよくありません。
整形領域に至っては、「腰を痛い人」は見ても「腰が悪い人」というのは見た事ありません。
ヘルニアや、狭窄症、分離すべり症、椎間関節症、椎間板症、他にもあるでしょうけど全ては結果故の診断名。
結果が痛みを出している訳ではない事も含め、針治療前に伝える事ではありますが、相互理解が必要な部分。
 
「最後は針じゃ
いつの時代も最後です(笑)

心持ちは人それぞれ、患者個々がどれだけ手術してようが薬を飲んでいようが、
その過去を、その現在を、患者自身がどのように見つめ直すのかも、それは自由。
私は身体機構を鑑みた上での危険性をブログに書き続けているだけで、
それで眉間に皺を寄せようが、共感するかも自由です。
 
1つだけ言える事は、「針しか」していないから見えている身体の世界観があります。
患者自身は自身の症状と病名、若しくは病名と症状に固執する傾向にあるかもしれませんが、
私は症状しか見ていません。有名などっかの人が言いました。医者か生理学者か忘れましたが、
「我々はMRI画像を治すのではない。患者を治すのだ」的な。確かこんな感じの名文句。
高度に発達してきた検査機器は患者に対して大きな恩恵を齎してきたのは事実。
しかし、その事実の裏側では、画像診断に傾倒し過ぎた事実もあり。
 
  
 
手や足が痛くて痺れて病院行って、このような写真を突きつけられたら誰しも納得するでしょう。
左から後縦靭帯骨化症椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症ですね。
何故、画像診断に拘るのでしょうか。画像所見と患者の発する症状は全く無関係であるのに。
 
それも、過去から現在に至るまでの誤った教育による大多数が誘導された結果であり、
覆そうと十数年前から奮起している多くの医療者を潰しに掛かるバックにいる人達の立場とは。
これが覆されたらどうなるか、その人達は知っています。だから覆されまいとする。
それが上記案件に限らず、病名1つとっても、薬1つとっても、術式1つとってもです。
その為、「気付かなければならないのは患者だ」と何度も言っているのです。
 
例えば、上記写真の方々が全く無症候で生活を送っているとしたらどのように思われますか?
「たまたま」「誤診」「嘘つくな」でしょうか。このような無症候の方、若しくは無症候になった方は沢山います。

痛みが出れば、誰しも不安になります。
三者的評価の出来ない痛みは、見た目も分からず孤立するかもしれません。
それでも、それが今の身体だと受容し、コツコツ積み上げてきた身体は、コツコツ治すしかありません。
痛かろうが痺れてようが、確かに世間一般で見たらネガティブな症状かもしれませんが、
症状を自覚するまで負荷を掛け続けてきた現実に目を向けなければなりません。
その為には、診断名と発症との矛盾を患者が納得する事から始めなければならないと思います。

引き続きアンケートは募集しています。宜しくお願い致します

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  ~針治療から病態定義の見直しを~