藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

藤原航太鍼灸院研究所3


藤原航太鍼灸院研究所1 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/anti_white_supremacy/11729911.html

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2014年末…
 
 「もしもし、周径○○mmで針体○○mmで針柄○○mmで1本/○○円で針を作ってもらえませんか」
 「○○万本でなら1本/○○円でいけます。道具を作る過程から始まるから時間は掛かりますけど」
 
と言う訳で、約4ヶ月の時を経て出来上がりました。
全患者対象でも全部位対象でもありませんが、安全性確保と効率性向上の為には欲しい針がありました。
 
既成品としてもあるにはあるのですが、既成品を利用するとなると
驚愕のコストが掛かる為(1回の治療費が数万円になってしまう)、1から作ったほうが安いという事で。
これで現行の治療費のままでも何とかなります。
 
東京都中野区の「鍼灸師 加藤資(旧 松菊堂)」にも特注鍼を送っていますので、そちらも宜しくです。


で、今回はそのような話しではなく、http://www.chiryouka-shigoto.com/report/?p=2742
補足的内容ともなるのですが、多くの整形外科領域の患者群に教えてもらいたい事があります。
 
「○○や○○の症状は○○病や○○症候群である」という先行的概念による話しではなく、
「○○や○○の症状に至った原因は何であるのか」
「何故、そのように考えているのか」という事を患者側の思うように教えてもらいたいのです。
 
診断名を付けるのであれば、写真を撮れば小学生でも診断は付けられます。
問題は、その診断名に対しての対処ではなく、発症要因に対して多面的な視点から見た場合、
現行医療に於ける治療手段と、発症要因に対しての治療手段がマッチしていれば、
これだけ多くの方々が術後症状変化無しだとか、他部位へ発症とか、
術後は軽快するも数ヶ月後に再発だとかという話しは無くなるのと同時に、
私も含め、市中の代替医療家がこんな話しをする事もなくなるのです。
 
下記を見てください。○○には全て異なる診断名が入っています。

○○でおしりの足の付け根辺りから足のふくらはぎの裏辺りまで痛みがあり
痺れよりも痛みが強すぎてかなり困ってます。ブロック注射をうちましたが痛みは全く変わらず、
薬も服用していまが変わりなくまた座薬も入れていますが全然効果がないような気がします。
○○みたいです。
母が太ももの裏で お尻の下が泣きたいほど痛いと言います。
前から腰も痛く、そのせいでしょうか。病院には行ってますが良くなりません。

○○でお尻にある筋肉のしこりが痛くて座り仕事がつらいです。
またこれにより○○も起こっているらしく足も痺れて痛くてたまりません。
一応いま注射の治療もしており、
痛みが治まることもありますがなにかきっかけがあるとふいに痛みだします。
これも効いたり効かなかったりです。
他の整形外科にもいきましたが なにかうやむやにされて湿布を出されておわりでした。

今主人が○○と診断されて現在は通院していますが、足までしびれるといいます。
○○で・手術を2年前に行ったが・いまだに腰・下肢が痛くてたまらない。
手術を行った医師は「手術は成功したといわれるがなぜ痛いか」聞くと「姿勢が悪いせいだ。」
と言われている。

○○で、手術して20日目です。足先のしびれがとれません。この痺れとれてくるんでしょうか?不安です。
腰痛から足の痺れがひどくてヘルニアと思い病院にいったのですが「骨はすごくきれいだね」といわれ
湿布と薬をもらって帰りました。次の日整体にいったのですがやはりよくなりません。

○○と診断されました。左足の激痛としびれで夜も眠れません。
毎日リハビリに通い、今日はブロック注射も打ってもらいましたが、全く痛みはひいてくれません。
手術も考えといてほしいと言われました。ブロック注射もあんなに痛いのに全然痛みはひいてませんし、
手術しても再発したり、完全に治らないようなので…。

全て脈管系疾患や内臓器関連痛他、重篤疾患は除外されており、
あくま純粋な整形外科的疾患ではあるのですが、
○○と診断された事による患者に対しての有益性というのは如何様なのかという問題が孕んできます。
一見、上記赤字と青字の方々を見ると、全て同じような症状に見えますが診断名は全て異なります。
更に付け加えれば、病院に行けば最後は手術と言われますが、放っておいても治ります。
もっと簡単に書けば、病院に行くから病人にされるだけなのです。
 
このように書けば「放っておいても良くならないから病院行ったんだよガフ~」
との反論もあるでしょうけど、放っておく時の遣り方が悪いと治らないのです。
湿布貼って鎮痛剤を飲んでコルセットをキツく巻いて腹筋背筋して、
グイグイ揉んで酒飲んで甘いもん食って脳を誤魔化しても
それは逆方向に歩んでいくだけなのです。
 
その結果、日増しに症状が憎悪したから病院に行っただけではないでしょうか。
何故、上記のような対応をしたのでしょうか。
それも潜在的意識下による刷り込まれた既成概念による判断でしょう。
しかし、身体の治癒機構に逆らう行為は、自然治癒の可能性をどんどん削いでいくのです。
 
もしかしたら椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と言われた人もいれば、
腰椎分離・すべり症と言われた人もいるかもしれません。
○○症候群、変形性○○症、○○形成不全とか、○○神経麻痺とか言われた人もいるかもしれません。
腰椎周辺の術後、症状が改善せず足根管症候群と言われた人もいるかもしれませんし、
足底腱膜炎と言われた人もいるかもしれません。これは頸部でも同様です。
一生治りもしなさそうな複雑怪奇な診断名を付けられた人もいるかもしれません。
 
では、この診断に対して行われた手術によって軽快した方もいます。
しかし、術式によって術後の状況が異なってくる場合も多くあります。
この診断に対して行われた薬物治療によって軽快した方もいます。
しかし、発症期間によっては薬物治療も全くの無効の方もいます。
 
そのような事象は何故起こるのでしょうか。
そして何故、これらの診断名に付随する治療手段は薬物や手術で治ると思っているのでしょうか。
私はその事を患者サイドから教えてもらいたいと思っています。

少し話しは反れますが、
「診断名による関連的症状」「関連的症状による診断名」「画像所見による診断名」ではなく、
「症状と関連的誘引」の相互理解が無ければ、針治療の期間中に於ける症状発症の変化を始め、
身体変化に思考が付いていけなくなります。
 
針治療は非常に作用が強く、急激に身体状態が変化していきます。
その過程で起こりうる状態というのも、私は事前に伝えてはおりますが、
「身体がこう変わるから、こうなる」という経緯に納得してもらう必要性が高いのです。と言う事は、
 
A)1回1回の治療効果を敢えて落としてみるという方法も出てきますし、
B)1回の治療を2回に分けるという方法もあります。
C)若しくは事前に納得した上で、対処方法を患者側が施行する事を約束してもらえるか
 
等の必要性も高くなってきます。既に既存患者群には治療期間中に変異する状態によって、
ある程度の治療内容は確認の上で匙加減をしておりますが、
今後は新規の方には事前に確認して初診時から治療内容(要は匙加減)を変えるのも良い気がしました。
早く治りたいというニーズに合わせて、治療効果を上げ続ける為に日夜努めてきた訳ですが、
効果を上げれば上げる程、一時的ながらも症状変異によるネガティブな症状も引き起こされ易いものです。
 
簡単に書けば、原発部位への症状収束期間が早過ぎる事で発生する、
補正時の各関連当該筋群の伸長痛~短縮痛の自覚という風に書けば分かり易いかもしれません。
鍼治療というのは、痛いとか痺れるとかという「症状」の話しは一旦置いておいて、
そのような身体状態に至るまでの過程を急激に遡る事になります。
場合によっては軟着陸の繰り返しで改善を追い求めたほうが良い人もいるかもしれませんし、
覚悟を決めて早期決着したい人もいるでしょう。まぁそこはお任せしていますが。
 
※あくまで症状発症箇所等々により対象者も絞られます。全ての患者がこのようにはなりません。
では話しを戻しますが、実は本当に教えてもらいたいのです。
 
私は鍼灸師としての視点で現場に立っておりますし、整形外科領域に於ける世間一般での説明には
一部大きな矛盾が生じているにも関わらず、容認している(鵜呑みにしている)現況に不思議で仕方ないのです。
100年以上前の仮説が今に至るまで引き継がれてきた為に発生している惨状です。
 
私達はその仮説で学んできましたし、その仮説が国家試験では正解となります。
しかし、その仮説のままで臨床の場を通すと不正解となるのを多くの医療者は知っています。
そして、その仮説に基づいた各種治療手段は患者を逆方向に歩ませる事も多くの医療者は知っています。
全てはスタートの仮説が間違えている為に、ゴールが見えないまま100年以上も経過しているのです。
 
今回は来院患者のメインとなってくる整形領域の頸部及び腰部の各種疾患に関してです。
態々来院して教えてもらう必要もないですし、電話を頂く必要もありません。
 
 
までメールを頂ければ助かります。ある程度の数が揃ったら、ブログ上で公開しようと思います。
勿論匿名で結構ですし、各種治療手段で治ったなら治ったという話で構いません。
その場合、加療期間と現在の服薬状況(飲んでいるor飲んでいない)も教えて下さい。
 
整形領域に関しては様々な観血的治療や保存治療があります。
書いて頂ける方の為に分かり易いよう幾つか例を挙げると、
 
A)何故、手術(固定・摘出・除圧等々)で治ると思ったのでしょうか。
B)何故、保存治療(牽引・低周波・各種注射等々)で治ると思ったのでしょうか。
C)何故、薬物治療(オピオイド・非オピオイド向精神薬等々)で治ると思ったのでしょうか。等。
 
頂いたメールに関しては、詳細に状況を教えて頂いた方には逆に私から質問する場合もありますが、
基本的には私からお礼のメール程度で、何かに私の意見を言う事はないので安心してください(笑)

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  ~針治療から病態定義の見直しを~