藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

2011-12-05から1日間の記事一覧

三陰交の意義

三陰交の刺鍼位置に関係している筋肉は、長指屈筋と後脛骨筋。少しずらせば、脛骨神経等も流れています。 婦人科疾患としても有名な経穴でもありますし、腰痛等にも効果的なのは、この解剖図をご覧になって頂ければ 一目瞭然かと思います。 デルマトームで言…

膝下の疲労

歩行や階段の昇降等で、底背屈を繰り返す事により、膝下の疲労が酷い方(自立出来ない程の方も対象)に対しては、東京にいた時代にもブログで書いていた、主動筋と拮抗筋に対しての串刺しが最も効果が高いような気がします。 とは云え、五十肩の治療を行う時…

COPD

COPDに罹患している患者様が、COPDをメインで受診される方はまだいらっしゃいませんが、呼吸に関与する筋肉を弛緩させる事により、呼吸も楽になってきます。 主に、肩や背中の張りを緩める治療で、副産物的に呼吸も楽になるものです。COPDに罹患…

腰痛(ギックリ腰)

腰痛と言っても余りにも漠然とし過ぎている為、 一つ一つ掻い摘んでいきたいと思います。 先ずはギックリ腰からです。 鍼灸師たる者、ギックリ腰こそ一発で治せなければ。 ギックリ腰は、患者様にとっても一発で鍼灸の力を理解して頂けるのではないでしょう…

肩井付近の圧痛

特に、知覚が麻痺しているとか冷覚を感じるという類のモノではない症状。 主に、僧帽筋の上部繊維(ツボで謂うと肩井付近)に圧痛が生まれるものですね。患者様に尋ねると、例えば、右の肩井が痛い場合、 左手を用いて指差しをします。 これは、我々が取穴を…

深層筋への刺鍼

主に大腰筋、多列筋周辺、後脛骨筋etcの深層筋に対しての刺鍼を行っております。 が、が、深層筋へのアプローチが必要であるにも関わらず、敏感な患者様にはどうしたら良いものか。 ①表在筋のみの治療で気持ちだけ良くなってもらう。要はごまかし。 ②痛みに…