藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

三陰交の意義

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 三陰交の刺鍼位置に関係している筋肉は、長指屈筋と後脛骨筋。少しずらせば、脛骨神経等も流れています。
 
 婦人科疾患としても有名な経穴でもありますし、腰痛等にも効果的なのは、この解剖図をご覧になって頂ければ
一目瞭然かと思います。
 
デルマトームで言うと、L4辺りとなりますね。
 
神経ブロックを行うペインクリニックでも、腰部のヘルニアに対しては、腰椎直側に刺針する他、膝下の脛骨神経にも併せてアプローチを行う方が効果的だと言われています。
 
効果に関しては、組み合わせはどれでも然程変わらない感じですが、腰部の他、ツボで言ったら委中のやや外側、合陽、承山、そして三陰交等へ併せて置鍼を行うのが良いようです。 A⇒Bが有効であれば、B⇒Aも有効となります。それをAもBも両方に刺鍼する事により、効果は相乗的になるのではないのでしょうか。これはどこの部位でも同じ話が言えます。
結局は多鍼になってしまうので、患者様の体調具合により、調整する必要があるかもしれません。