藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

【テキストの読み上げ動画】「向精神薬由来症状/離脱症状の安全な取り組み方の検討と治療」

 

 

 

動画や文字を目で追うには環境が限定される為、耳で追える動画を作ろうと考えました。動画のひとつひとつに読み上げる文章も記載していますので、環境が許せば目と耳の2つで追う事も出来ます。

 

この度は2018年4月から2019年4月に渡って書いた、「向精神薬由来症状/離脱症状の安全な取り組み方の検討と治療」と関連する部分をまとめたものです(PDF参照)。全50回で、2月8日まで毎朝7時に1本ずつ投稿されます。

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テキストの目次

 

P1 知ったばかりにの弊害

P4 ステイで亢進したら減らすしかないという話題について、現場からの実際

P4 安全性の担保を制度と回復例に求める危険性

P5 同一患者の同一原因部位と推測される症状群の症状改善速度と治療抵抗性の理由を考える

P10 病名や障害名、症候群の拘りや縛りを捨てることは出来るだろうか

P11 ベンゾを代表とする離脱症状とはそもそも何者なのか

P13 自然発症と非自然発症との病態解釈に壁はあるのか

P15 再服薬から断薬後までの経過から離脱症状の本態を推測する

P17 断薬後に継続する離脱症状から常用量離脱症状の本態を推測する

P18 個の安全は集団と歩調を合わせる事で奪われる

P20 ベンゾ減薬後の再服薬が突貫工事になりがちな理由を改めて考える

P22 アセチルコリン放出不全に伴う筋収縮機能の低迷

P24 向精神薬由来のALS様症状の成り立ちと周辺事情

P28 交感神経の持続的亢進による脂肪及び筋減少の成立と改善

P30 離脱症状は薬物調整で治らないと気付く必要性と重要性

P32 知覚神経症状を、口腔/頭部/顔面症状から治療反応性を踏まえ、周辺事情と共に理解を深める

P34 病勢増悪の抑制と新規症状回避の重要性、離脱症状の成り立ちから症状との接し方

P36 消化管活動抑制に伴う全般的な常用量離脱症状増悪の可能性

P38 孤発性ALSとベンゾ離脱から、グルタミン酸レセプターのサブタイプの差異による罹患状況を考える

P40 向精神薬由来症例の前提の差異を埋める

P41 ベンゾ離脱の急性症状と慢性症状を、シナプス間隙間ギャップと興奮性細胞死に置き換えて考える

P44 ベンゾ単剤症例の病態を単純に考察する

P45 ベンゾ離脱の慢性症状に対する再服薬後のシナプス間隙の事情を考える

P47 ベンゾ離脱を薬物調整で対峙する難しさを考える

P49 治療作用による奏功症状群を改めて考える

P50 向精神薬投与を未然に防ぐ為には初発の病態を知る事が大切

P52 脆弱部位を事前に知る重要性

P54 服薬契機の症状と脆弱部位を、惹起した離脱症状から読む

P59 今の生理と脆弱性を知った上で考えるベンゾ結合部位の状況

P60 ベンゾ離脱を背景に抱える中で考えるグルタミン酸脱炭酸酵素の働きと日常生活の送り方

P60 ベンゾ離脱を背景に抱える中で考えるグルタミン酸脱炭酸酵素の働きと日常生活の送り方2

P61 今の生理と脆弱性を知った上で考える日常生活の送り方

P63 中枢神経症状と高負荷のステロイド薬介入による再燃例

P64 ベンゾ離脱の基礎病態の持続に伴う脆弱性事例(ALS様症状/筋減少)

P70 ベンゾ離脱の進行病変の抑制手段を考える

P71 抹消循環改善の是非

P72 ニューロンアポトーシスを最低限に留める

P72 ベンゾ離脱が脳細胞の栄養を変化させる事を前提とした取り組み

P73 ドパミンの前駆体となる摂取の是非

P73 GAD(グルタミン酸デカルボキシラーゼ)の特性を理解する

P74 GLUT1(グルコーストランスポーター 1)を理解し、先天的な機能欠損疾患と改善手段を交えてベンゾ離脱へ応用する

P75 血液脳関門の未成熟期及び脆弱性のタイミングを知り、ベンゾ離脱へ応用する

P75 常用量離脱症状が起きたら、GABAレセプタを回復させる為に減薬しなければならないとする説の是非

P76 断薬後に残存する症状と症例から、離脱症状と表現される中枢神経症状/脳神経症状と改善後の脆弱性を理解し、慎重性を高めた服薬を今からでも検討する

P77 「薬効自覚なし = 一気断薬は問題ない」「ベンゾ以外は離脱症状がない」「2~4 週間の漸減を経れば離脱症状は出ない」「〇〇病は治ったから薬は要らない」「離脱症状は良きものだ」の誤った理解

P78 ベンゾ離脱症例の治療応答から見える基礎病態と将来性

P80 ベンゾ離脱の持続性と不安定性の理由、リスク回避の手段を考える

P82 神経適応の負の側面

P82 断薬後も残存する症状から基礎病態を考える

P83 神経細胞の受傷要因と初発損傷部位を考える

P83 神経細胞の破壊要因を知る

P84 既に破壊された神経細胞の今後を考える

P84 経口による栄養の消化と吸収、代謝の問題

P85 ベンゾ結合部位の回復を考える

P86 治療反応性を辿る事で見えるベンゾ離脱の基礎病態

P87 断薬後も残存する症状群から病態を読む事で回避出来る服薬中のリスク

P88 ベンゾを飲んでいるから発症するのではなく、ベンゾで傷めたニューロンシナプスが原因となり症状自覚に繋がる生理的現象 = 症状である事を理解する

P95 ベンゾ離脱の深刻さは反応部位に比例する

P98 様々な事情で混迷を極めるベンゾ離脱の今

P99 薬物の害反応を無視した上で既存傷病名に信頼を寄せる弊害

P101 中枢神経性疼痛や多彩な自律神経症状が有名になる歴史の傍には必ずベンゾがいる

P102 認める認めないの論争と回復は別な話

P103 症状の成り立ちと重症度を決める原因、病態を考える

P104 服薬契機に至る症状=その個の脆弱部位

P104 GABAが強化されるイベントはベンゾの服薬に限らない

P105 レセプタや結合部位に脆弱性を抱えたデメリットと、十数年の服薬から一気断薬しても問題のない例から前者の安全を考える

P106 現場感覚から見えるその個の離脱症状の軽重

P106 急性と遅発性の両者を持つ病態は神経細胞壊死がイメージに近い

P108 ベンゾ離脱(又は自然発症の脆弱性モデルの成立)と気が付くか、既存傷病名を受容するかによる将来性の差異と現実問題

P109 中枢神経の栄養濃度は血管径に依存しない可能性と既存概念

P110 GABAは増やし過ぎても全身性疼痛が惹起される可能性

P111 堅牢性を持たない人間と症状との向き合いかた

P112 ストレス脆弱性モデルの成り立ちを、自然発症例とベンゾ離脱由来例で考える

P113 グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD65/67)の欠損マウスから見える GABA の機能的な役割を、ベンゾ離脱を交えて考える

P114 HPA軸が機能している段階でのコルチゾル増加 = 炎症メディエータの発動 = 身体/精神/環境ストレスの暴露中である可能性を知る

P114 急性期以降に残存する症状群と既存治療手段の反応性から基礎病態を考える

P117 既存傷病名ありきのネックを考える

P118 飢餓反応と網様体のGABA作動性ニューロンの動態からベンゾ離脱とsplit hand syndromeを交えて考える

P121 ベンゾ離脱の基礎病態を知り、一旦はベンゾを味方にする事は出来るだろうか

P123 GABAと体性神経の関係と症状群から、GABAレセプタ由来の症状群を考える

P124 GABAの自己分泌能の低迷期の身体/精神状態から、既存病態定義の誤りを考える

P126 GABAと炎症反応の関係から、GABAの自己分泌能の低迷期の身体/精神状態を考える

P127 GABAと炎症反応の関係から、GABAの自己分泌能の低迷期の身体/精神状態を考える2

P129 耳が鳴るように頭も鳴る

P130 高齢とGABA濃度の関係から、ベンゾ離脱の筋硬直系の理解を深める

P131 「統合失調症の治療はALS発症の機会を減少させるか」について

P132 寛解増悪自覚のタイミングから、離脱症状の病態を考える

P134 膝に水が溜まる理由から、様々な症状の成り立ちを改めて考える

P135 向精神薬と思しき諸症状も既存症候群名に置換される社会と身体的弊害

P135 海外ではどのような状況になっているか

P137 罹患細胞の修復状況と症状自覚の差異を知る

P141 中枢神経症状と高負荷のステロイド薬介入による再燃例

P144 リバウンドから推測する罹患部位の脆弱性

P146 コハク酸を生成する酵素欠損から、ベンゾ離脱の病態概念を考える

P146 GABAの代謝産物、コハク酸の消費/低下を考える

P147 ベンゾ離脱にTCAサイクル異常が在る場合のリスクを考える

P148 嫌気代謝の継続と捉えたベンゾ離脱の全体像

P148 ヒドロキシインドール酢酸までの代謝/生成過程の酵素欠損から、セロトニン絡みの離脱症状の病態概念を考える

P150 離脱症状や自然発症は、前駆物質の過剰/欠乏や、酵素/補酵素に原因はない理由を考える

P152 ベンゾ離脱は興奮性神経伝達物質の亢進に選択性のない理由と、セロトニン/ノルアドレナリン関与の併用薬剤との離脱の両者を兼ね備えた身体状態を考える

P155 時間経過による自律的な機能の弊害を、アップレギュレーションを示唆するタイミングで考える

P156 離脱症状と呼ばれる中枢神経障害が遷延化する理由に、濃度異常による神経細胞死の背景と、検査所見なしの理由を考える

P157 着地点はどのような状態で、どのような表現をすれば良いかを考える

P158 ベンゾ離脱によるTCAサイクル異常の可能性を、モノフルオロ酢酸の暴露例を交え、改めて考える

P160 中毒と離脱の違いを毒キノコで理解する

P161 頸椎アプローチとβ細胞の機能改善の関連性を考える

P162 アップレギュレート/過感受性の成立機序、それに絡む奇異反応の可能性を考える

P164 着地点はどのような状態で、どのような表現をすれば良いかを考える2

P165 着地点はどのような状態で、どのような表現をすれば良いかを考える3

P166 着地点はどのような状態で、どのような表現をすれば良いかを考える4

P168 GABAの自己分泌能低下と、代謝産物となるコハク酸の低下によるTCAサイクルの状況から、ベンゾ離脱等の病態や傷害理由とその先を考える

P171 向精神薬由来症状を過去に抱えた上での社会復帰問題

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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