藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

各々の症状の成立理由と脆弱性、傷病名依存の弊害

「膝に水が溜まる理由から、様々な症状の成り立ちを改めて考える」

 

何故、膝に水が溜まるかを改めて考える事で、症状全般の成り立ちも漠然とながら見えるかもしれません。原因は多彩ながら、関節包内で炎症が惹起された結果、火消しの役割として水が包みの中で貯留してくれます。これは「生理的な反応」です。また、炎症の原因を残したまま頻繁に水を抜き続けると、上と下の骨が癒着するケースもあります。炎症が継続し続けた事で、骨芽細胞の機能が異常活発となった結果と推測され、これも「生理的な反応」です。

 

この生理的な反応は、良い面もあれば悪い面もある、表と裏が常に根底に存在する事を踏まえれば、様々な見方が可能になります。では、生理的な反応による悪い面はなんでしょうか。「自分の意思でコントロールが出来ない」に尽きます。否が応でも反応する機能が、時にネガティブな症状を自覚させる時もあるでしょう。原因はそれぞれ異なるかもしれませんが、人間の不具合の大概は、生理的な反応が理由となって発症し、そして発症し続けるものです。

 

受傷度合いの高低に依存されますが、例えば1本の神経を傷めたとしても、今日と明日では症状に違いがあるかもしれません。傷めたてであれば、翌日はより痛くなるかもしれませんし、傷めてからある程度の時間が経ったものであれば、翌日は痛みが和らいでいるかもしれません。これには様々な理由が考えられますが、至極大切な事は、傷めた度合いに応じた症状自覚が、諸々の現象を踏まえてピークを迎えるまでには、必ずタイムラグが生じる事です。この事を一般的に「初発から症状の完成まで」と表現するのかもしれません。

 

こちらの内容は、主に知覚神経を受傷した、痛みを中心とする数値化が難しいケースの為に分かり辛いですが、運動神経を受傷した場合であれば筋量の減少が起きる為、周囲径等で数値化が可能になり、イメージし易いかもしれません。改めてとはなりますが、運動神経を受傷すると筋量は減少します。只、受傷当日に筋量がゼロにはなりません。時間が掛かります。筋力は瞬間的にzeroになるか、数か月や数年単位でzeroになるでしょう。これらも受傷度合いに依存する為、傷め方で異なります。

 

※上記のzeroとはmanual muscle test(MMT)での表現です。normal → good → fair → poor → trace → zeroの段階を追う場合もありますし、瞬間的にzeroになる場合もあります。これも傷め方により千差万別です。このように傷んだ細胞が、傷めた程度に応じた症状を自覚させる迄には、ある程度の時間を要するのは得てして自然な事かもしれません。

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向精神薬と思しき諸症状も既存症候群名に置換される社会と身体的弊害」

 

病態の理解や考察の前に、大枠の復習と、海外の状況を見ていきます。向精神薬は、その名称から精神科や心療内科の専売的なイメージが付きますが、上記2科以外が65%の処方率を占めています。また、下記にも僅かに触れているリリカも、ベンゾの作用を有していると示唆され久しいものです。何れも中枢神経に至る薬物の為、副作用や離脱症状も多種多彩ですし、前項のリスパダールの副作用一覧を見ても分かる通り、大概は単剤でも膨大な副作用です。且つ、何れも常用量離脱症状/離脱症状の関連を踏まえれば、後は時系列を追うしか手段はないと考えています。しかし、その時系列の考察をシャットダウンさせてしまうのが病名の存在かもしれません。そして病名の先行は、様々な場面に於いて予想以上に大きな弊害を及ぼすと感じています。以下はその一例です。

age 50 sex f

泌尿器系の症状を患い、泌尿器科トリプタノールセルシンが処方。同薬物を飲み始めて間も無く、対称性に両前腕から遠位、両下腿から遠位に掛けて灼熱痛が生じ、僅かな風の動きでも増悪自覚を得る。同時期より倦怠感、頭痛、全身にザーッと流れ続けるような痺れを感じる。上記2剤は左記症状が惹起された為に1週間程度で服薬を止めるも収束せず。これらの症状を受診先に訴えるも原因不明と告げられ、暫く放置しておくも増悪傾向を示す為、頭部に巻いてスイッチを入れる健康器具を使用したところ、既存の症状が更に増悪する。(藤原注※ 現物を確認していない為、どのような器具かは分かりませんが、健康器具を使用してから宅内に置いていた機械式の腕時計が狂ったと仰っていた事から、恐らく電気磁器治療器の類だと思います)。
   
これらの経過を他院に伝えたところ、線維筋痛症と告げられ、リリカが処方。服薬したところ、血中濃度に沿う時間帯は、両前腕や両下腿の灼熱痛は若干落ち着きを見せるも、他症状は引き続き増悪傾向を示す為、頓服程度に服薬を抑えるようになったところ、衝動性や不安等の精神症状も目立つようになる。
 

※参考

向精神薬線維筋痛症ベトナム戦争
https://fujiwarakota.hatenablog.com/entry/14237493

リリカの歴史を辿る
https://fujiwarakota.hatenablog.com/entry/13564346

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「海外ではどのような状況になっているか」

 

海外では多くの訴訟が起きており、先日のニュースでは男性患者に8600億円の賠償が命じられました。リスパダール(リスペリドン)の類は、アカシジアジストニア、ジスキネジア等の不随意運動も目立つ事から、耳に馴染みのある薬です。双方が知ってか知らずか、ベンゾ離脱の脱抑制状態等には比較的出されているのではないでしょうか。下記の転載先のワードをなぞれば、ベンゾ離脱は統合失調症双極性障害自閉症と俗に言われる症状群と極めて被ります。

 

それが患者の年齢によるものか、僅かな症状の差異によるものか、問診時の伝え方次第か、そのように診断されたいが為の少々の偽りによるものか、受け止め側の好き好きによるものか、臨床背景や研究背景によるものか、時代による流行り廃りかetc…、色々あるとは思いますが、少なくとも自分から都合が悪くなる事は中々言い難いのが大人の事情です。


https://medical.nikkeibp.co.jp/…/d…/prd/11/1179038F1023.html から副作用を眺めてみます。このような一覧を眺める度にいつも思う事ですが、このような状態で副作用の管理とかそもそも出来るのか、適切な医療とはそもそもなんなのか、その薬物投与は一体誰が得をする為に行うのかと思います。まして、服薬開始時期は同じではないかもしれませんが、大概はベンゾ系や抗うつ薬、中枢神経刺激薬や中枢神経に至る鎮痛薬も併用するなか、リスパダールのようなメジャーを単剤で飲んでいる人はいないですし、上記全ても副作用と常用量含む離脱症状が存在します。長々となりましたが、副作用一覧後が先日のニュース。以降が2015年と2013年です。

 

重大な副作用

悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、血清CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、循環虚脱、脱水症状、遅発性ジスキネジー、口周部不随意運動、不随意運動、肝機能障害、AST上昇、GOT上昇、ALT上昇、GPT上昇、γ−GTP上昇、不整脈、心房細動、心室性期外収縮、白血球減少、振戦、傾眠、倦怠感、意識障害、急性腎不全、悪心を不顕性化、嘔吐を不顕性化、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、黄疸、脱力感、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、高血糖悪化、糖尿病悪化、口渇、多飲、多尿、頻尿、低血糖、冷汗、低血糖症状、無顆粒球症、肺塞栓症深部静脈血栓症、静脈血栓症血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、持続勃起症、CK上昇、CPK上昇、麻痺性イレウス、腸管麻痺、著しい便秘、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、横紋筋融解症、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、脳血管障害、高血糖

 

上記以外の副作用

眩暈、無動、ジスキネジー、食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満、筋肉痛、疼痛、気管支炎、鼻咽頭炎咽頭炎、肺炎、貧血、血小板減少症、高脂血症、多飲症、食欲減退、激越、妄想、うつ病、幻覚、抑うつ症状、躁病、被害妄想、精神症状、睡眠障害、緊張、自殺企図、錯乱状態、リビドー亢進、徘徊、構音障害、ふらつき、頭痛、ジストニー、鎮静、立ちくらみ、運動低下、パーキンソニズム、錐体外路障害、精神運動亢進、注意力障害、構語障害、しびれ感、仮面状顔貌、頭部不快感、嗜眠、錯感覚、意識レベル低下、会話障害、舌のもつれ、味覚異常、記憶障害、てんかん、眼調節障害、眼球回転発作、眼瞼痙攣、視力低下、洞性頻脈、動悸、房室ブロック、右脚ブロック、上室性期外収縮、起立性低血圧、低血圧、高血圧、末梢冷感、潮紅、鼻閉、嚥下障害、口内乾燥、胃不快感、下痢、胃炎、腹痛、消化不良、上腹部痛、唾液欠乏、肝機能異常、多汗症、発疹、皮膚そう痒症、湿疹、皮膚過角化、紅斑、斜頚、筋攣縮、関節硬直、筋力低下、排尿困難、尿閉、尿失禁、月経障害、無月経、乳汁漏出症、不規則月経、射精障害、無力症、疲労、歩行障害、気分不良、胸部不快感、顔面浮腫、末梢性浮腫、不活発、ALT増加、CK増加、CPK増加、AST増加、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖増加、LDH増加、血圧低下、血中プロラクチン増加、血中ナトリウム減少、血中トリグリセリド増加、血中尿素増加、心電図異常、心電図QT延長、好酸球数増加、γ−GTP増加、グリコヘモグロビン増加、血小板数減少、総蛋白減少、体重減少、白血球数減少、白血球数増加、尿中蛋白陽性、Al−P増加、ヘマトクリット減少、転倒、転落、呼吸困難、感染、胃腸炎、膀胱炎、耳感染、インフルエンザ、限局性感染、気道感染、鼻炎、副鼻腔炎、皮下組織膿瘍、尿路感染、ウイルス感染、蜂巣炎、扁桃炎、眼感染、中耳炎、爪真菌症、ダニ皮膚炎、好中球減少症、アナフィラキシー反応、過敏症、高尿酸血症、水中毒、リビドー減退、神経過敏、気力低下、情動鈍麻、無オルガズム症、悪夢、睡眠時遊行症、末梢性ニューロパチー、協調運動異常、過眠症、弓なり緊張、失神、平衡障害、刺激無反応、運動障害、意識消失、眼脂、結膜炎、網膜動脈閉塞、霧視、眼充血、眼瞼縁痂皮、眼乾燥、流涙増加、羞明緑内障、術中虹彩緊張低下症候群、耳痛、回転性眩暈、耳鳴、徐脈、左脚ブロック、洞性徐脈、末梢循環不全、咳嗽、鼻漏、副鼻腔うっ血、睡眠時無呼吸症候群、口腔咽頭痛、鼻出血、肺うっ血、喘鳴、嚥下性肺炎、発声障害、気道うっ血、ラ音、呼吸障害、過換気、腸閉塞、膵炎、歯痛、糞塊充塞、便失禁、口唇炎、舌腫脹、ざ瘡、脱毛症、血管浮腫、皮膚乾燥、頭部粃糠疹、脂漏性皮膚炎、皮膚変色、皮膚病変、蕁麻疹、皮膚水疱、背部痛、四肢痛、関節痛、姿勢異常、筋骨格痛、頚部痛、筋骨格系胸痛、筋痙縮、女性化乳房、性機能不全、乳房不快感、勃起不全、月経遅延、希発月経、膣分泌物異常、乳房腫大、乳房分泌、低体温、インフルエンザ様疾患、悪寒、薬剤離脱症候群、心電図T波逆転、血中尿酸増加、尿中血陽性、肝酵素上昇、尿糖陽性、引っかき傷、処置疼痛

https://www.bloomberg.co.jp/…/art…/2019-10-09/PZ366GDWRGG001

2019年10月9日 14:48 JST

J&Jに8600億円の懲罰的賠償義務と米陪審-米国で今年の最高額

統合失調症薬の副作用による女性化乳房症で男性が提訴

リスパダール」を巡って1万3000件超える訴訟に直面

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のヤンセン部門の統合失調症薬による副作用で乳房が女性化したとするメリーランド州在住の男性が起こしていた訴訟で、ペンシルベニア州裁判所の陪審は、ヤンセンに80億ドル(約8600億円)の懲罰的損害賠償金を支払う義務があると認定した。米国で陪審に認定された賠償金額としては今年最高。フィラデルフィアの州裁判所陪審は8日、ヤンセンが10代の患者向けに「リスパダール」の不正なマーケティングを行ったことが懲罰的賠償に値すると判断した。以下はこちら
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「罹患細胞の修復状況と症状自覚の差異を知る」

 

病勢は発症/再燃時期から推測は可能ですが、大概は急性期を大幅に過ぎた慢性期の既存症状は、身体/精神/環境ストレスやサーカディアンリズムに依存する印象を受けます。病期も異なる為、パっと頭に浮かぶ薬剤で抑えられる病態でもありません。症状の有無や度合いは、各々の個体の閾値が超えた時に自覚する為、罹患部の修復具合と比例しない場合もあり、また、神経系の細胞は瀕死に近付くほど麻痺様状態に近付く為、痛過ぎるから「重症」でも、痛くないから「軽症」でもない側面はあります。罹患神経が1本だとしても、比較的広範囲に症状を惹起させる可能性がある事は、神経走行を既知していれば理解はし易く思いますが、人間は1本の神経系統がダメージを受けただけでも、多くの機能が自律的に働く以上、様々な身体/精神症状が惹起されても不思議ではありません。

自律的機能を担う神経伝達物質に訴える、ベンゾ薬の離脱症状の病態概念は、自律的機能の破綻が大カテゴリに存在し、中カテゴリにベンゾの標的部位となる脳/脊髄の広範囲に渡るレセプタのダウンレギュレーションや、触媒となるグルタミン酸デカルボキシラーゼの機能低下等によるものか、GABAの前駆物質となるグルタミン酸の過剰放出/過剰流入が神経系統にダメージを与え、小カテゴリとして、多種多彩な症状へ繋がると推測されます。1つ1つの症状の罹患部位を辿る事の意味がどれほどあるのかは分かりません。症状を聞けばある程度の罹患神経等は、神経走行を知っていれば然程難しいものではありませんが、罹患神経を単独で修復させる手段は、人間の生理的/解剖的な構造を知れば存在しないと思います。

 

これは度々述べている事ですが、末梢神経症状であれば選択的な加療は可能で、罹患部位の判定も比較的明瞭ですが、脳や脊髄の中枢神経は、人間の構造を知る限り、選択的な加療が不可能で、如何様に工夫しても全体への加療となり、患者側にとってのメリットではあるものの、術者側にとっては、良くなったけど、何処が悪かったんだろうねの濁りが生まれます。また、選択的に体内で反応を及ぼす手段が存在したとしても必ず粗が生じます。

 

その粗は薬の副作用の概念を考えれば納得出来ると思います。薬は選択的に何かを動かす作用を持っていますが、何かを得る為には何かが必ず犠牲になる以上、同一体内で起きるリスクとベネフィットは、慢性的な病態には少々負担が大きいかもしれません。さて、数多くの症状が惹起される中枢神経症状も、各々で罹患細胞のダメージの深さが異なる事は、治療を継続する事で初めて見えてきます。また、その後の再燃時の症状群からも、その意味が分かります。イメージし易いよう、1つ症例をお借りして理解を深めようと思います。

 

また、あらゆるネガティブなイベントに対し、抑制の効かない(または効き難い/抑制まで時間が掛かる)身体/精神は、とにかく不便で危険な状態となる事を、社会/日常生活を送る中で体験してしまう事を伺います。神経適応後は、自己分泌能の低下やレセプタの変性や減少が示唆され、恒常性が効き難くなります。回復にも年月を要する印象を持ち、それまでの期間も不安定なのは、非服薬群の脳神経含む中枢神経症状の治療反応性と比較すれば分かります。それくらい厳しく中枢神経はダメージを受けます。
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https://fujiwarakota.hatenablog.com/entry/15465481

age 25 sex f

入眠障害中途覚醒を訴え近医受診。低力価短時間型のベンゾを処方されるも10日程度で中途覚醒が目立つ。高力価中時間型のベンゾに切り替えられるも、10日程度で中途覚醒が目立ち始める。その後、3倍の量を服薬するように指示されるが、10日程度で中途覚醒が毎日訪れる。受診時に経過を伝えたところ、どのような経緯かは不明だが断薬が提案される。手段や方法が提示されなかった為、ネットで調べ漸減法や隔日法を数日に渡り試みるも、よく分からなくなり結果的に一気断薬となる(※注 仮に手段や方法が提示されても似たような結果になっていたと思います)。

 

その数日後、不眠以外に 両手指の振戦 頸部硬直 頸部後面と胸背部に熱感 両上肢と両下肢に脱力感 両手関節と両足関節より遠位に硬直感と疼痛 頭痛 心窩部痛 動悸 突然心臓が止まった感覚 頻尿 皮膚の乾燥 脱毛 毛髪/爪が伸びない 生理が止まる 体重減少 喪失感 焦燥感 不安感 が惹起され部屋に籠るようになる。患者家族曰くゾンビのような歩き方。これらの症状を抱え再受診するも異常なしと言われる。改めて症状を並べます。訴えた症状は以下の通りです。

 

1)不眠
2)両手指の振戦 
3)頸部硬直
4)項部及び胸背部の熱感
5)両上肢及び両下肢の脱力
6)両手関節と両足関節の遠位に硬直感疼痛
7)頭痛
8)心窩部痛
9)動悸
10)突然心臓が止まる感覚となる
11)頻尿
12)皮膚の乾燥
13)脱毛
14)髪の毛が伸びない
15)爪が伸びない
16)生理が止まる
17)体重減少
18)喪失感
19)焦燥感
20)不安感

 

眺めてみると分かる通り、脳幹や脳神経、大脳や小脳、内分泌由来の症状群である事が分かります。また、こちらの症例は、末梢神経系の体性神経系由来の症状が存在しない為に、イメージし易いと思います。文字で症状を並べただけでは、どの症状が細胞レベルで重症度が高いかは分かりません。生命に関わる症状は10)かもしれませんが、脳神経の1本、迷走神経の機能異常によるものと思われ、取り立てて急ぐものでもありません。

 

患者自身が訴える主となる症状と、罹患細胞レベルと比例するかも分かりません。多くは生活に支障のある症状を最も辛いと訴える傾向があります。こちらの患者は12)~14)の第三者の視覚的に入る症状群です。この辺は年齢や性別、価値感覚で変動するのでしょう。12)~14)の症状群は、ベンゾ離脱の基礎病態を既知してれば察しは付きます。脳や脊髄の興奮に抑制を掛けたがる自律的機能のメインに働く糖質コルチコイドの過剰分泌が示唆された症状群と推測されます。今例は乾燥や脱毛ですが、脂漏症や多毛等、正反対の場合もあります。
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結論から触れると、当該患者の主訴(?)となる12)~14)(※正確には12)~17))は、他症状と比較すれば早期に改善した印象を受けます。ベンゾ離脱による内分泌異常を示唆する症状群は、あくまで2次的な症状群と推測される為、変化も早期的に明確なのかもしれません。その後、並行又は単独的に症状の減少が見られましたが、何らかの要因で全身状態の悪化を認め、症状の再燃が見られた場合は、再度12)~14)の寛解したかと思しき症状群の再燃も見られます。特にそれは今例/今症状に限らず、早期的な悪化ほど再燃率は高く、デリケートです。

 

病勢が強過ぎれば、日内日差の変動自覚もなく時間を送る事になりますが、その逆に病勢が弱まる=改善傾向に入れば、日内日差の変動を自覚し易くなり、悪化理由が減少してきます。そしてこのような経過は、末梢神経系の症状を選択的に加療した場合と類似する、見慣れた経過を示し始めます。このような変化や経過は、神経傷害そのものを示唆するものであり、病態を見抜くポイントになるかもしれませんが、薬物治療一辺倒の視点/データしかない場合は、症状を潰す/抑制を掛ける/鎮静を掛けるが役割的に大半となる為、神経系の回復過程の細かな変化は把握出来ないかもしれません。

 

「病み上がり」という言葉は全ての症状が対象と推測しています。無症候の自覚は、あくまで症状の自覚を得る閾値を超えないレベルで推移している状況下でしかなく、罹患細胞の修復とイコールではない為、ある程度の期間を経なければ安定感は保てず、何らかのトラブルにも脆弱なのでしょう。

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普段は「閾値(いきち)の高低」と一言で表現していますが、例えば受傷から回復までの期間が数週間程度で済む、短期的なギックリ腰であればイメージも掴みやすいかもしれません。受傷度合いと時間の過ごし方にもよりますが、受傷間も無くは炎症も増幅しているタイミングの為、腰を伸ばすにも捻るにも鋭敏な痛みを覚え、その痛みを起こさないようにと、動作の1つ1つは極めて鈍くなると思います。

 

それが3~4日も経てば鋭敏さも減り、身体を起こす、横になる、椅子から立つ、座る、物を持って歩く、物を床に置く、重量物を持っても痛みが来なくなるど、様々な動作に変化が表れ、日常生活を少しずつ取り戻す事が出来ます。これと同じように、全ての症状にも必ず閾値は存在します。また、似たような腰の痛みだとしても、受傷度合いや腰椎を中心とした構造的な問題、既往疾患の有無や内容、薬物使用の有無や薬物の内容、年齢その他、生活環境も各々異なる為、閾値の高低の変化を評価する基準も各々異なります。

これらは個々が抱える脆弱性と表現しても良いかもしれません。各々の様々な環境に耐えられる状態か、耐えられない状態か、で表現しても良いかもしれません。耐えられるか耐えられないかの話をする以上、そのものが良いものではない可能性もありますし、1つの症状を何とかしようと思う為に、全体へのリスクがどうなるかも考える必要がありますが、それを言うとキリがない話にもなり、社会生活や家庭生活を放棄しなければならなくなるので、一概には言えない部分も多いと思います。

 

各々で脆弱が高まる要因は異なる以上、杓子定規な表現は出来ませんが、以下症例のような一旦は改善を示した諸々の中枢神経症状が、ステロイド薬による免疫抑制作用その他により、脆弱性が表面化した例から学ぶ事は多いと思います。人間は機械と異なり、ある程度の症状なら放っておいても勝手に良くなる生き物だと思います。その為、何故良くなるかよりも、何故悪くなるのかを知ることが大切と考えています。
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針治療は、その個体が有する解剖上や生理機能を利用する手段でしかありません。物理的に侵襲が可能となる為、手の届く範囲(針の届く範囲)であれば、如何なる部位への到達も可能な為、ある程度の再現性や確実性は保持出来るものの、その症状が末梢神経由来か中枢神経由来かでは、少々理屈と反応性は異なってきます。中枢神経への治療反応が鈍麻する理由は単純で、末梢神経は選択的アプローチが出来る=直接的なアプローチが可能となる反面、中枢神経は当該部位を担う様々な神経節等を利用する間接的な側面に由来すると推測されます。

 

脳神経は学問的には末梢神経の類ですが、脊髄の上方に在る脳幹から分枝する手の届かない部位の為、選択的に施せない部分は全て間接的にならざるを得ないのが現状です。薬物の副作用や離脱症状その他で生じた神経傷害のメカニズムの推測は前項で述べた為に割愛しますが、当たり前の事ながら治療反応性が生まれる様々な身体/精神症状は、気のせい/心因性その他の曖昧なものではなく、必ず何らかの現象が体内で惹起されています。得てしてそれらの現象が自然発症の症状群とは異なり、傷が深く広範囲の為、自然治癒が困難→後遺症と叫ばれている可能性もある他、既知未知問わず、神経傷害を発症した症状群を抑え付ける第一選択肢が薬物となるのが現状であり、最大のネックとなる流れかと思います。

これらのケースはもっとシンプルに表現すると、動いて傷めた腰を動いて治そうとする風潮が古くからありますが、動いて治るのなら、そもそも傷める理由が存在しない矛盾に気が付く必要があります。全ての慢性症状に同様な事が言えますが、大概の症状は長期化するほど(いきなり出される場合も今は珍しくありませんが)、医科関係なく、病名や障害名、症候群名も関係なく、中枢神経に至る鎮痛剤や向精神薬に帰着します。傷めた要因がこれらの薬物にも関わらず、再度、これらの薬物で罹患細胞の回復が得られるとは思い難いものですし、リスクを抱え続ける、又はリスクを増幅させる要因になるのは明確です。
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「中枢神経症状と高負荷のステロイド薬介入による再燃例」

 

ベンゾ離脱の中枢神経症状は、あらゆる症状の延長線上に存在するリスクの為、代表的に述べているものの、様々な事情で中枢神経症状は惹起されます。外傷、感染、脳血管障害、代謝性疾患、遺伝性疾患、低酸素出生その他でも生じる為、症状のみで言えば珍しいものではありません。受傷度合いで不可逆的なイメージが生まれるのは脳血管障害等の器質的損傷が明瞭な中枢神経症状かもしれませんが、1つの希望とし、向精神薬由来や参考として取り上げるHPVV症例のような、良い意味で画像所見に乏しい症例は伸びしろが高い事が挙げられます。

 

只、ひとたび抱えた中枢神経症状が無症候へ進めたとしても、暫くの期間は脆弱性を抱えている事も知る必要があるかもしれません。その1つに、下記症例の「7診と8診の間に起きたエピソード」です。今件は治療経過中にステロイド薬の使用による再燃例で、分かり易い為に参考として挙げましたが、向精神薬の離脱を当初抱え、断薬及び無症候となり1~2年経過した後に、薬剤使用がなくても、僅かな拍子で中枢神経症状が惹起される例も散見される事から、無症候となった上でも不安定な要素は抱える事になるのでしょう。

 

同一個人を何年も診ていれば何となく分かりますが、無症候となってから更に安定するまで、数年程度は要する印象を持ちます。この時点になれば解決は早いものの、同一個人の再燃症状群に統一性や規則性がない印象を持つのも、中枢神経に脆弱性を抱えた場合の奥深さなのかもしれません。また、今症例はベンゾは絡んでいないものの、前項で述べたGABA生成過程云々を絡めながら病態を読むと、興味深い関連性が浮かび上がります。

 

Sex f  age14 

全身の痛み 体全体がガクガクする 右上肢・右下腿のチクチク感 左鎖骨部痛 殴られるような頭痛 左腰部痛 視力低下 皮膚感覚鈍麻(右半身のみ) 就寝中の不随意運動 脱毛 便秘 お腹の張り お腹がビクビクする 足の冷感 右膝が崩れ落ちる感覚 右手で箸が持てない(当初は自立歩行が難しく、移動は車いす、以後、クラッチ歩行から自立歩行) 服薬内容 リズミック メインテート ロキソニン(頓服) ※抗てんかん薬も当初は処方されたようだが、飲むと具合が悪くなるとの事で、1ヶ月程度の服薬で終了している

 

初診時のヒアリング

右上肢・右下腿の疼痛増悪感や不随意運動が頻発するタイミングは、疲労時に強く起きるとの事。現在(2014/2)、毎日登校は出来ないが、所属している部活動(運動部)に見学で顔を出す時は階段昇降が多く、運動量が多い日に諸症状が強くなる。右半身の感覚は全体的に「遠い」と表現される事から、脳幹へのダメージも示唆。痛覚に異常が起きているか。温冷覚は正常。皮膚は全体的に硬く厚い。HPVV接種後に視力低下が著しく、当院の受診迄の期間に眼鏡を2回変えている。

 

2014/2 初診

治療中、右上肢・右下腿の疼痛は消失。その他の症状は治療直後変化なし。歩行状態は、針治療の痛みが残存する事から後日観察。左腰部痛は比較的外側の限局した疼痛の為、腎結石も疑う。発熱は持続している(朝低く、夜高い)。※左腰部痛に関しては、現段階では加療せず右半身のみの治療

 

2014/2 2診

初診後の経過を伺うところ、治療後から3~4日間は上肢・下腿の疼痛は皆無に感じられた模様。3~4日目以降に再燃傾向となるが、以前のに比べれば発症頻度は減少傾向。皮膚感覚の鈍麻は、右下腿は若干改善されているものの、他部位は改善自覚なし。頭痛、左鎖骨部の痛みなし。片足立ちが出来る。歩行は徐々に安定し、やや早歩きも可能となる。膝崩れの不安が無くなる。2診目の治療直後の歩行状態は、初診時と同様、針治療の痛みが残存する事から後日観察。※左腰部痛に関しては、現段階では加療せず右半身のみの治療

 

2014/2 3診

2診目以降、上肢・下腿の疼痛はなし。2~3診迄の期間、杖を外して歩行を試みるも、平地で4回転倒。2~3診迄の期間、左鎖骨部の痛みが1回出る。頭痛は時折出るが弱い。不随意運動は現在見られない(注 当該患者の不随意運動に関しては、就寝中のみに起きていた為、あくまでご家族の方がご覧になった限り)。皮膚の感覚鈍麻は改善。左腰部の限局した痛みはいつの間にか消えていた(当院ではこの時、左腰部の痛みには加療せず右半身しか治療していない)

 

2014/3 4診

3診目以降、小走り以上の事は出来ないが、日増しに歩行の自信が付く。この頃には杖を外して日常生活を送る事が出来るようになり、~3診目迄は杖歩行での来院が、4診目には杖を外して来院する。3診目から4診目迄の期間に平地で2回転倒。一時的に右手首にズキンズキンとする痛みが走るが、この手首の痛みが転倒によるものかは不明。便秘、お腹の張り、足の冷えは改善傾向。頭痛は時折出る。視力低下は依然変わらず。    
         
2014/6 5診

4~5診目迄の期間、就寝中に右上肢と右下肢がピンと硬直する。昼夜問わず、右上肢と右下肢(以前の下腿ではなく)の疼痛が出る。全体的に少々状態としては悪い。

 

2014/6 6診

発熱が改善されている。リズミックの服薬で左胸が痛くなる事に気付く。

 

2014/7 7診

部活動(運動部)を再開。部活動では問題なく動けている模様。右上肢・右下腿の痛みはなし。両下腿裏に筋肉痛様症状があるが、恐らく、部活動を再開した事によるものと思われる。確かこの日の針治療は、部活動の終了後だったと記憶している。視力低下は依然変わらず。

 

2014/12 8診

7診目の治療から約2週間経過した同年7月中旬、原因不明で片耳が全く聴こえなくなる。高度な突発性難聴と診断を受ける。ステロイドパルス×5、高圧酸素治療、鼓室内へのステロイド注入×3を行うも、これらの治療で難聴は改善せず。又、この頃よりHPVV接種後と同様の疼痛や不随意運動等が再燃。この時から併行して、難聴の改善を目的とする。針治療直後の難聴の改善自覚なし。

 

2014/12 9診

右上肢及び右下腿に全般的な痺れが出ている。針治療直後の難聴の改善自覚なし。

 

2015/1 10診

前回の針治療後より、ザワザワと音が聞こえ始める(正確には雑音が鳴り始める感覚)。※難聴の回復過程に関しては、過去症例の回復過程と照合し、回復時に雑音が鳴り始める事は事前に伝えていた

 

2015/2 11診

前回の針治療後より、難聴は6~7割程度の回復。左側の頭痛。右腰部痛。
     
2015/7 12診

同年、高校へ進学。難聴は前回の針治療後、10割の改善となるも、同年5月より、今度は反対側の耳が3~4割程度聴こえなくなる。頭痛あり。上肢及び下腿の疼痛や不随意運動はなし。右下腿の皮膚感覚が若干「遠い」模様。視力低下は依然変わらず。

 

以降省略

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「リバウンドから推測する罹患部位の脆弱性

 

当初は多種多彩に表現される夥しい数の中枢神経症状も、年月を経て症状数が絞られる/発症範囲が狭小化する/度合いが弱くなる中でも残存する症状が、結果論として当該個人のメインとなる罹患部位と認識出来ます。傷には必ず深いものと浅いものが存在し、浅いものであれば早めに埋まりますが、深いものは時間が掛かります。また、その時々で織り成す症状自覚の変化も多彩で、傷が埋まった後も安定性が保たれる迄には相応の時間が掛かります。この度は罹患エピソードや過去に消失した症状群等の記載は割愛し、直近の経過で見られた状況から、症状自覚の在る限り起こり得る出来事と、罹患部位の脆弱性を推測します。

現在の残存症状(※若干改変しています)

 

・中枢性眩暈(脳幹分枝の前庭神経等の末梢性ではない/大脳皮質や視床、脳幹及び前庭神経核の可能性)

・両手指から両手関節までの痺れ(左右のVAS値に差なし/大脳皮質の可能性)

 

原因不明で、数日前から既存の上記症状が増悪。痺れの範囲は両手指から両肘関節付近まで広範化。同時期に中枢性眩暈の質も変化し、以前より嫌な状態と訴え。

リバウンド概念のおさらい

 

リバウンドは主に既存症状の一時的な増悪が目立ちます。病勢が強い時期は高確率で惹起され、数日から1週間、10日程度に渡り持続する場合もあり、発症時期も治療直後、2~3日後、4~5日後等、規則性が見られません。只、同一個人を長らく観察させて頂いていると、全体として見た場合の規則性は見つけられませんが、個々人の規則性は把握し易くなります。※例)Aさんは毎回治療直後から3日続く、Bさんは毎回4~5日後から1~2日だけ続く等

 

また、病勢が弱まるに従いリバウンドも弱まり、治療反応性も早期からポジティブな自覚を得られ易くなります。その反面、病勢が強過ぎる時期は、リバウンド含めポジティブな変化自覚は乏しいかもしれません。これらは中枢神経症状、末梢神経症状問わず同様です。上記症例は、記載していませんが罹患エピソードや過去に抱えていた他の症状群からも、中枢神経由来です。今回は治療中から痺れの改善自覚が得られ、2日後までは無症候と伺いました。その後、両手指から両手関節までの直近の残存症状や、治療タイミングでは広範化していた両手指から両肘関節までの痺れが両下腿まで拡がり、同時期に頭痛や睡眠不足が2日後から10日後まで持続した後、痺れの消失と共に体調全般の良好を自覚したとご報告を頂きました。

脳神経含む中枢神経症状は、人間の解剖生理的にも罹患部位の選択的な加療が不可能なデメリットを前向きに捉えれば、都度の治療は罹患部位問わず全体へ波及させられる神経節や、神経根近傍を経由する脊髄の栄養血管へのアプローチを見つけられるメリットが生まれます。各々の罹患細胞へ均一に栄養供給が施されるとした場合、浅い傷は早期に治り、深い傷は時間が掛かるとイメージ出来ます。写真はイメージを図にしたものです。同一個人がa)~z)までの26の症状を抱えても、各々の傷の深さは異なります。都度の治療でa)~z)まで均一に栄養が行き渡っているとした場合、傷の浅い、d)、o)、s)辺りは早期に回復します。反面、傷の深いc)、g)、i)、j)、r)、t)、x)辺りは時間が掛かります。

 

また、深い傷の修復に焦点をあてて治療を継続した場合、併行的に、当初は脆弱性を有する病み上がりの浅い傷に関しては、様々な環境にも耐えられる強固な状態へ遂げ、何らかの増悪理由に暴露しても、表面化しない印象を受けます。これらを繰り返し、傷の修復と、修復直後の耐久性に乏しい状態から抜け出せるのでしょう。※あくまで分かり易く例えたつもりの例です。実際には罹患細胞レベルの修復状況と、個々人が持つ耐痛閾値や生活環境により症状自覚は異なると思いますし、症状の成り立ち方も異なります。また、同一の脳及び脊髄神経細胞異常、同一の神経伝達物質異常、同一の内分泌異常等は、複数の症状を惹起します。

リバウンドは既存症状の一時的な増悪がメインとなり、今件では、治療の2日後から1週間程度に渡って痺れが広範化しました。この事からも、痺れを自覚させる中枢神経の罹患部位は、上肢や下肢含め、同一部位である可能性が高い事、何らかの増悪理由を加える事で、広範化する可能性がある事も示唆されます。治療には作用時期と作用衰退時期は存在しますが、多めに見積もっても作用時期は2~3日程度と推測され、以後はアプローチされた部位が賦活化した慌ただしい時期と表現するのが適している印象を受けます。

 

治療由来であれば作用期間が存在する為、忌々しいリバウンドも一定期間で収束しますが、別要因で何らかの増悪理由に日々暴露し続けた場合、指で数えられる程度まで症状の数は減少しても、罹患部位は未だ脆弱な為、再度の傷害にも遭い易く、持続且つ強大化が惹起される可能性も推測されます。

 

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 イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~