世の中には顔を洗えない人がいます。
歯を磨けない人がいます。
卵を割れない人がいます。
アイロンを掛けられない人がいます。
そのような人だって、前は出来たのかもしれません。
元々出来なかったのかもしれません。
もしかしたら教えられなかったから出来ないのかもしれません。
そもそも、知らなかったのかもしれません。
忘れたのかもしれません。
もしかしたら、怪我や病気で一時的に出来なくなっただけかもしれません。
もしかしたら、怪我や病気である事を本人が自覚し、
いずれ出来るようになるという未来が確約されていれば、
それほど落ち込む事はないかもしれません。
それでも、そんな未来が立ち消えていく人もいるかもしれません。
そんな未来を立ち消した人がいるかもしれません。
そんな未来を金に変えた人間がいるかもしれません。
顔を自分で洗えるようになる事を、
歯を磨けるようになる事を、
目玉焼きが自分で焼けるようになる事を、
アイロンを掛けれるようになる事を、
邪魔する事で得をする人間がいるという事を、
私達は気づかなければなりません。
自立出来なくする事で、得をする人間がいるという事を知らなければなりません。
能力を奪う事で都合の良くなる人間がいるという事を知らなければなりません。
それは、病気や怪我というカテゴリー外でも起きているという事にも気づかなければなりません。
もしかしたら、その人間は家族や会社にもいるかもしれません。
もう製薬会社や医者に責任を押し付ける段階でもないと思ってきました。
どうでも良い話ではないかもしれませんが、どうでも良くなってきました。
「要らない薬を沢山」とか「不必要な検査を沢山」とか、そんな話は沢山あります。
「何かあったら薬」、「何かあったら検査」という患者側の思考もあるでしょう。
それは、様々な場面に入り込んだ医療化の弊害によるものかもしれませんし、
薬を売りたい人間は薬を売らなければなりませんし、
要らないと思いつつも検査をする事で得る収入もあるでしょうし、
患者側の願望もあるでしょうから一緒くたに全否定出来るものでもないでしょう。
正しいと思い込んで薬漬けにしている人もいます。
正しいと思い込んで沢山の薬を飲んでいる患者もいます。
薬を飲み続ける事を闘病と思っている人もいるでしょう。
だから、そんな話は置いときます。
そもそも、何で「医学」なんだと思います。
私も含め、何かしかの症状を抱える時はあります。
それは全て「医学」でなければ解決出来ない問題なのでしょうか。
全ての解決を「医学」に頼った結果、
今の惨状が起きているという事も知らなければならないのではないでしょうか。
私が今、一番懸念している事は、同じ症状を抱えている人間同士のイザコザです。
世の中を見渡せば、見ず知らずの人間でも、同じような症状に苦しんでいる人はいると思います。
もしかしたら、同じような症状を抱えている人間同士でコミュニティが形成されているかもしれません。
もしかしたら、皆で治る為に様々な情報交換と情報収集をしているかもしれません。
もしかしたら、皆で傷を舐め合っているだけかもしれません。
治り方は千差万別かもしれません。
症状は同じだとしても、早く治る人もいれば早く治れない人もいるかもしれません。
何処で道を踏み違えたのか、後遺障害を残した人もいるかもしれません。
片足を踏み込んでしまった人もいるかもしれません。
その道が危険であるにも関わらず、誰かがフィルターを掛けてしまったかもしれません。
その道が危険であるにも関わらず、誰かが背中を押してしまったかもしれません。
「顔が上手に洗えたよ」
「歯がキレイに磨けたよ」
「目玉焼きが上手に焼けた」
「上手にアイロンが掛けれたよ」
そんな喜びを妬む人がいます。
患者の喜びを素直に喜べない人も一定数存在するという事も知らなければならないでしょう。
誰かが治れば誰かが妬み、誰かが妬めば誰かが苦しみ、誰かが苦しめば誰かが泣いています。
誰かが泣いてれば誰かが喜び、誰かが苦しんでいれば誰かが喜んでいます。
車椅子を手放す事が出来た。自分の足で歩けるようになった。
手術しなければならないと言われたのに、手術しなくても良くなった。
定期的に病院に行く必要が無くなった。薬を飲む必要が無くなった。
コルセットをしなくても良くなった。湿布を貼らなくても良くなった。学校に行けた。部活が出来た。
仕事を出来るようになった。台所に立てるようになった。子供を抱っこ出来るようになった。
そんな喜んでいる方々を妬む理由が何処にあるのだろうか。
良くなった事で妬まれてしまった人。
もっと妬まれるようになって下さい。
思い切り妬まれる位に格好良い生活を送って下さい。
妬んでいる人。妬んでいる場合ではありません。
良くなった人は、良くなる為に血の滲む想いで全力で駆け抜けた時間が存在したのです。
だから、今を笑顔で生きている事を忘れてはなりません。
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