藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

「何もしない事」と「引く事」が一番の予防


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「病院でも治らなかったのに鍼で?」という声をたまに聞きますが、
現代医療が原発の解明を怠る、及び、原発の誤認、誤解、理解不足、画像診断に依存した状態であるが故、
問診内容から得られる価値ある情報を蔑ろにした為に結果が出ない状態が続いていただけと思われます。
そんな医師等の言い訳を羅列したいところですが、書いたところで何の得にもならないので触れませんが、
昨今の流れは文字通り「頭から潰す」治療手段が横行している為、
患者ニーズに即した結果は若しかしたら出やすい状況になっているかもしれませんが、
頭から潰された患者等の末路というものは大変悲惨な状況でもあります。
正露丸を飲んでいるのとは訳が違う薬物を日々取り入れている事によって、
安定が保たれているのも束の間、数ヶ月~数年に渡る服薬は確実に患者の心身を蝕みます。
 
そのような世界とは一線を画す鍼灸治療の現場では日常的に行われている事柄も、
世間一般から見た場合、未だマイノリティな鍼灸治療が結果を出しているだけである事から、
「何で鍼で治るのか」「病院でも治せないのに?」と単純に言われる所以でもあるでしょう。
簡単に言えば整形が「治癒」と「治療」のライン引きを間違えていただけであり、
シンプルに巻き起こっている症状を難しく考えた結果、
要らぬ病名が増えただけであり、病名に翻弄され、
拗らせ続けた結果、双方の首を絞めていっただけなのです。
 
純粋な運動器疾患に関しては、上述通り、大変シンプルな理由で巻き起こっています。
そこにはリリカもトラムセットもデパスワイパックスロキソニンも何も要らんと何度も書いていますが、
薬を貰う事、薬を増量される事に生きがいを感じている方々も世の中には多くいるのも事実であり、
患者自身が自覚して飲んで健康被害が出るなら自業自得ですが、
何も知らない患者が言われたまま飲み続けて被害が出るのが一番腹立たしいものです。
仮に異変を感じても「飲み続けろ」「慣れるから」でおかしくなった人を何人見たか。
そんな連中に限って、今回のHPVワクチンの副反応騒動でも同じ事を言っているのでしょう。
明らかに薬が原因にも関わらず、「気のせい」「心因性だ」「演技をするな」では
今に患者からとんでもないしっぺ返しがくる事を覚悟しておいたほうが良いでしょう。
 
このように、いとも簡単に健康被害が生じるような、
頭から潰す薬物治療が横行している以上、
要らぬ症状(副作用等々)で人生を潰す事になる患者も増えてきます。
一日でも早く、鍼灸治療が各種疾患のスタンダード的な治療になるべく、
私としても努めていかなければならないと考えております。
 
薬物治療を含む、各種保存療法の数々が的を得ていない以上、幾ら治療回数を重ねようが、
幾ら薬を増量しようが(悪い意味での鎮痛としての効果は出すかもしれませんが)
結果的には「何も変えられない」状態が続いているのは今に始まった事ではありません。
 
運動器疾患を中心に、患者に対しての1つの希望は、
自然治癒する可能性も大いに秘めている疾患群が犇いているという点です。
整形外科に10~20年も通っても改善を得られぬ方々も大勢いるかもしれませんが、
「痛み」や「痺れ」という症状を生じている以上、
患者自身も生活動作に制限が掛かる為、
休養に時間を割く事で改善を自覚される事も多いものです。
 
鍼灸治療の現場に関しては、
そのような自然治癒する可能性が極々低い、
生活もままならない程の激痛を伴うような疾患であったり、
整形外科で見放された人であったり(要は調べても分からないから「精神科へ行け」と言われた方々も含む)、
手術すれば治ると言われ、手術したにも関わらず、一切症状に変化が見られない人が多いものです。
症状の度合いも個々人に差はありますし、受傷機序や発症時期、既往歴、労働環境、年齢、
過去の治療歴(揉み屋で強揉みされ続け、筋線維が破壊されたような症状も含む)よって
治療回数は前後する場合もありますが、純粋なる運動器疾患であれば、
定型的に症状は沈んでいくので、取り分け心配は必要ないと思うのです。
 
そして、私以上に整形を腐しているのは、整形に散々通い倒した挙句、
何にも変わらない患者方である為に、足並みを揃えて腐す必要性も既にないと最近は感じます。
私以上に患者方のほうが通った医療機関の現場や流れには詳しいでしょうし、実情は知っています。
実際に痛みを抱えているのは患者である以上、患者から得られる様々な情報は非常に貴重なものです。
 
鍼灸治療を受療されるまで、様々な治療を受けられてきた患者方に一番理解して頂きたい点は、
単なる鎮痛を求めた治療手段の危険性を改めて理解して頂きたいと常に思っています。
現行医療の中心は、薬物治療です。認知行動療法とか訳わかんないのは上っ面だけであり、
薬物は極力使いませんとHPで謳っている所ほど、薬漬けにしているのが現実です。
 
鎮痛を求む患者の思考に乗っかり、
薬物にて患者のニーズを成し得たとしても、それは治癒とは異なります。
一般の方々も読んでいるでしょうから分かり易いように例を挙げますが、
 
 
薬には効果の出ている時間が限られている以上、繰り返し飲み続けなければなりません。
且つ、服薬期間によっては血中濃度が0になったとしても、
その後、薬によっては離脱症状(退薬症状・禁断症状)も待っています。
 
薬物治療を受けている期間、薬で痛みがごまかされている間、自然治癒し、
整形外科に通う理由が無くなった後、様々な離脱症状に襲われた場合、
患者と医者、双方が離脱症状を理解していない場合、
放って置けば良いものの、新たな薬の投与が始まるケースも後を絶ちません。

薬物治療による破壊行為に関しては、常に危険性を言い続けなければなりません。
 
過去記事でも書いたと思いますが、
アレもコレも駄目だからと取り敢えず脳で痛み痺れを止めてしまおうという、
発展性の無い短絡的な考察による治療手段は、視点を変えれば、とても簡単な事なのです。
薬を飲ませておけば良い訳ですから。
 
但し、耐性が付けば増量せねばならぬ時もあるでしょうし、最大限度量を以ってしても効果が得られず、
患者が幾つもの整形外科を受診し、薬を掻き集めている現実も無視出来なくなります。
痛みや痺れは本当に辛いものです。症状を何とかする為にと、患者は様々な手法を試みます。
 
鍼灸業界のPR不足もあるかもしれませんが、全ての治療手段を薬に委ねる方々は多いもので、
危険性を知りつつも目先の症状緩和に手を伸ばす方々の気持ちは分からないでもありません。
 
際限なく死ぬまで薬を飲み続けるという観念は、いつから生まれたのか。
いつから創り出されたものなのか。こればかりは気になるところでもあり、
ヒポクラテスの格言を思い起こすことばかりです。

「火食は過食に通ず」
「満腹が原因の病気は空腹によって治る」
「月に一度断食をすれば病気にならない」
「病気は神が治し、恩恵は人が受け取る」
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」
「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」
「病気は食事療法と運動によって治療できる」
「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」
「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」
「賢者は健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ」
「病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない」
「健全なる体を心掛ける者は完全なる排泄を心掛けねばならない」
「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか」
「人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる」
「病人に食べさせると、病気を養う事になる。一方、食事を与えなければ、病気は早く治る」
「病気は、人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするものである」


以前も取り上げましたが、例えばベンゾジアゼピン。日本が突出しています。
 
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少しデータは古いですが、例えばタミフル
全世界、4500万人中、推定3500万人が日本。ベンゾと並び、薬好きの日本人ならではの例。
 
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効能又は効果/用法及び用量

アルツハイマー認知症における認知症症状の進行抑制

効能又は効果に関連する使用上の注意

1、アルツハイマー認知症と診断された患者にのみ使用すること。 .
2、本剤がアルツハイマー認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。
3、アルツハイマー認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。
                                        いつも思いますが、この薬は一体何なの?


鍼灸治療は、患者そのものの持っている能力を土台に引き上げていく治療法です。
そもそもの土台が偏っていた場合、治癒までの道程も長きに渡ると同時に、患者自身の努力も必要になります。
 
しかし、そのような悠長な事は言っていられません。
残念ながら、鍼灸治療院に来院される多くの患者は純粋な運動器疾患患者だけではありません。
ひっくるめて言ってしまえば、医原病の数々と対峙している状況下が続く中で気づいた事は、
「何もしない事」と「引く事」が一番の予防に繋がるという事です。
具合の悪くなる前に、取捨選択出来る知識を備えておきましょう。
具合が悪くなってからでは切羽詰ってしまって何にでも手を出したがるものです。
 
そして、情報を集めても嘘ばかりの情報しか集められなかったら寝ていたほうがマシです。
病院に行くと病人にされます。薬を飲むと病人になります。今はそんな時代ではないのでしょうか。
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医者がストライキをするとどうなるか?
「医療による大量虐殺」という言葉がある。
これはクエンティン・ヤング博士が唱えたもので、
医者が組織的に大量の人間破壊を行っているという意味である。

現代医学教がいかに猛威を振るつているかは、
医者の団体がストライキに入ったときにはっきりと現れる。
医者が仕事をやめると世の中が平穏になるのだ。 

1976年、南米コロンビアの首都ボゴタ(現サンタフエデボゴタ)で、
医者が52日間のストに突入し、救急医療以外はいっさいの治療を行わなかった。
現地の新聞は、ストがおよぼした奇妙な「副作用」を報じた。
ストの期間中、死亡率がなんと35%も低下したのである。
国営葬儀協会は「この現象は偶然なのかもしれないが、事実は事実である」とコメントした。 

同じ年、ロサンゼルスでも医者がストライキを決行した。
このときの死亡率の低下は18%だった。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で医療行政を研究するミルトン・レーマ-教授が、
17の主要病院を調査したところ、ストの期間中、手術の件数が60%も減少していたことが
明らかになつた。そして、ストが終わって医療機器が再び稼働を始めると、
死亡率はスト前と同じ水準に戻ったのである。 

1973年にはイスラエルでも似たようなことが起きている。
ストが決行され、診察する患者の数が1日65000人から7000人に減らされた。
ストは1か月間続いたが、エルサレム埋葬協会によると、イスラエルでもストの期間中、
死亡率が半減したという。イスラエルでこれほど死亡率が減少したのは、
二十年前にやはり医者がストをしたとき以来だったという。 
この現象について説明を求められた医者たちはこう答えた。
「救急患者に限って診察したので、労力を重症患者の治療に集中することができたからだ」 
                                         Confessions of a Medical Heretic

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