藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 30 2023/9/22~2023/10/4

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0XuUUohM8hDM3U9LLZkcrjc6iAQq4StxjLZtGB22RLs9tjTdFQTqec2KDCnRx4ZuHl

 

>>日本でも十数年前から離脱症状の懸念は挙げられ、世界的には60~70年前から懸念されていましたが、相当な遅れを取った2017年3月のPMDAによるベンゾ離脱の発表や規制強化、診療報酬の改定で風当たりも強くなり

 

先日は、各国に続き日本でも医療目的で大麻解禁の流れとなる話題を挙げましたが、違法薬物が解禁される名目は大きく2つあり、裏で流通し続け蔓延と拡大を止められる気配がなく、ならばと表で流して量の把握と安全性を高める事が1つ、薬物は産業として、経済発展としての効果が高い事が1つ挙げられています。

 

上記の切り取りはベンゾの話題ですが、ベンゾは1940年代後半から1950年代前半に海外で出回り始めました。覚醒剤はこの年代の日本では、1951年の覚醒剤取締法が制定されるまで、薬局で気軽に買えました。1951年以降は取締りが強化されたものの裏では販売され続け、傍目の数値は減少していますが実態は不透明になります。

 

このように裏で回ると分からなくなるので、今件の大麻解禁のように表で回す事で透明性を高める目的があるのですが、一方で医療目的で流通する覚醒剤の現在は、10代、或いは10歳未満から大人まで、発達障害と呼ばれる曖昧且つ主観的診断の傷病名をメインに既に蔓延と拡大が見られ、

 

何なら主観且つ安易に診断される事を逆手に取り、覚醒剤を入手したがる傾向と、それに伴う診断の抑制傾向の背景についても触れました。余談ながら保険外であればダイエット名目等で幾らでも手に入れられますし、ツイッターや路上等でも個人が売っています(本当は駄目です)。

 

私が違法合法の表面的な制度の垣根で物質を分け隔てない理由に、上記の通り国が違えば規制も異なり、同じ国でもスタートもゴールも都合の良いように変えてくる為、関心を持つ事が出来ないのですが、もう一度冒頭に戻ると、日本は60~70年前、覚醒剤は自由に買え、後に娯楽や快楽目的等の使用が規制され、医療目的のみとなるものの、

 

今度はそれを理由に合法且つ保険適応価格で入手しようと躍起になる層の存在と、それ以上にその時の「病状がどうであれ」、覚醒剤を使用している事には変わらず、身体的事情は変わらない点は重視する必要があると思います。

 

この「病状がどうであれ」がポイントで、大麻や麻薬、覚醒剤、或いはベンゾその他の向精神薬は、多くが初めは「副作用はない」と謳われ、万能薬やワンダードラッグと呼ばれた歴史があり、信じ難い話ですが、覚醒剤すらも初めは「副作用はない」と言われていたようです。

 

脳や脊髄の、中枢神経と呼ばれる幅広いレセプタを標的に神経伝達物質をエンハンスする薬物は、その結果が全身に反映された自覚を持ち、何にでも効果が見られた錯覚に陥る為、万能薬と呼ばれるのでしょう。この点はアルコールをイメージしても良いかもしれません。アルコールも百薬の長と呼ばれていますが、その先は万病の元となるリスクです。

 

ここまでの薬物とヒトとの関係性は、目的は何であれその個人が飲む為の話題ですが、それとは別な視点で薬物を見ていた国が1950年代前後にありました。それが北朝鮮です。北朝鮮は1945年以降の赤化統一(朝鮮の南北統一)に向け、タイからケシ(アヘンの原料=麻薬)を栽培出来る人間を3人ほど拉致ってきて、薬物を韓国に流通させ、国の機能を麻痺させようと試みていました。

 

では、ケシの大規模農園が存在する北朝鮮が今はどうなっているかと言えば、国全体に麻薬が蔓延し、機能不全を起こしています。幸い(?)北朝鮮のケシは品質が良く、且つ出処が分かっているとの事で、他国で有難がられ、外貨の獲得に成功しているようですが、

 

いわゆるアヘン=オピオイドは、合成麻薬としてフェンタニルを代表的に、アメリカ等では安価に入手出来る為、天然物のオピオイドの流通は、他国では使用するにも層が限られてくるかもしれません。日本でもグラム3万円前後と言われています。

 

因みに日本でも合成オピオイドは目立ちます。癌性疼痛に絞られて処方されていると誤解している方も散見しますが、腰痛から関節症、神経痛程度の日常疾患でも手軽に処方され、トラムセット(トアラセット)やノルスパンテープと聞けば馴染みも早いかもしれません。結果、腰痛や関節症、神経痛以上の弊害に曝露しているのが現状です。

 

このように、大麻も麻薬も覚醒剤もその他の向精神薬も、近年では上述の北朝鮮が良い例のように、ミイラ取りがミイラになる確率は非常に高く、また、当初は良い話ばかりですが、近い将来は国もヒトも機能不全を起こすだけの存在でしかない事が見て取れます。

 

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>>離脱症状はあくまで当該レセプタや関連部位の脆弱化で惹起されるものだとしたら、当該神経伝達物質をエンハンスさせるだけの物質に限らず、阻害物質でも脆弱化が惹起される可能性も十分に推測出来る為、仮に現時点で問題なく向精神薬を服薬していたとしても、背景にNSAIDsや一部抗生剤の頻回使用が存在した場合は注視する

 

>>当該レセプタや関連部位に脆弱性を持つ契機が、エンハンスのみならず阻害行為(減断薬含む)の頻回が離脱症状の惹起確率や軽重を左右するのであれば、結合物質よりも阻害物質の類が、年代や性差問わず優先的に摂取している可能性が高いと感じ、その代表格にNSAIDsや一部抗生剤が挙げられ

 

当該病態は中枢神経障害(傷害)と言えど、脳血管イベントや外傷等々の受傷イベントも不明瞭且つ完成がない為、どこがターニングポイントか、何が病状の増悪因子かは考える必要があります。

 

例えば、GABAをエンハンスしたくなる病状にも契機があると思われ、それが成人であれば、ベンゾやバルビツール酸、プレガバリン、アルコール等の物質が挙げられ、幅広い物質が選択肢となり契機の一因と想像出来ますが、未成年から上記物質を積極的に服薬する事例は、成人と比較すれば少ないと考えられます。

 

勿論、先日からも触れていますが、中高生がスポーツ障害後、その鎮痛を求めて結果的にオピオイド中毒になったり、発達障害と診断され、ドパミンをエンハンスする物質の中毒に陥っている事例や、未成年でも酒は飲むよ、ベンゾは飲むよという話はあるかもしれませんが、それらは一旦除外して、

 

諸々上記の摂取歴がなく、且つGABAをエンハンスしたくなる病態(※一旦今件は分かり易いよう不眠や不安程度に絞ります)に何故陥るかと考えれば、NSAIDsと一部抗生剤、或いは一部抗生剤単体の投与が先ず思い浮かびます。

 

これらは比較的セットで処方される機会はあると思うのですが、一部抗生剤は単体でGABAの当該レセプタへの結合阻害、且つNSAIDsと同時に出会う事で更に増強される懸念があり、その副作用(?)は主に痙攣が挙げられていますが、痙攣が惹起されなければ当該反応のネガティブに曝露していると指摘するのもまた間違いと考えられます。

 

但し、この場合は幾らでもその先の術者都合の対応は可能となり、幅広い病状がGABAのReduceで惹起されたとしても、「不眠や不安は現病を不安視してのこと」と言われたら、「まぁそうか」となるのも分かります。

 

実際に末梢神経傷害でも(神経痛とイメージしても可)経時的にGABAレセプタのダウンレギュレーションは見られ、GABAが非日常的に機能し、抑制を掛けた痕跡が示唆されていますし、それ以外にもGABAは炎症や空腹等の緊急反応時も生理的にエンハンスが示唆されています。

 

故にベンゾ離脱等の当該神経伝達物質の機能異常が惹起されているタイミングでは、緊急反応時のイベントに曝露した際、自律的な分泌が促され難く、既存症状の増悪自覚もあるのでしょうし、広範囲のレセプタが標的となっての反転現象は、数え切れない症状を惹起する可能性がある為、既存症状の増悪自覚のみならず、目新しい症状を自覚する場合もあるのかもしれません。

 

それはそうと話は戻し、GABAの機能異常とその病態を考察する上で、多くは当該神経伝達物質のエンハンス物質が契機となるのは勿論、より身近なNSAIDsや当該抗生剤は処方する年齢層も割と低い時期から目立つと思われ、その上でGABAをReduceすれば、次第にエンハンスしたくなる病態ともなればエンハンス物質の服薬で好感触を得る(得てしまう)可能性もあり、後々の機能異常の懸念が生まれる事も十二分に考えられます。

 

ここで一旦まとめますと、レセプタを非日常的な力価で変性を加える要因は、必ずしもエンハンス物質に限らず、Reduce物質でも惹起される可能性と、勿論、ベンゾ離脱等を抱える時期では、これらReduce物質にも注意する必要があり、左記に関しての増悪事例は有名で、適当に調べても見つかるので、参考にするのも良いかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02oDu2TBDZYmqUbDBdmnjiXHU2F2d9xYUwKGo3sqazC1cFVNBDev8fnHSz7BuistaRl

 

ワクチンは社会防衛として、個の問題以外の観点でも議論される傾向にある為、マスク警察や自粛警察、県外ナンバー狩り、感染者をいじめ、引っ越しや自殺に追い込む等と同様、正義感を振り翳し多角的に詰めるロクでもない人間により、不幸にもその弊害に曝露する人間の存在が居ます。

 

正義感が正義か悪かは分かりませんが、この点は反ワクチンや反マスクの活動家も同じで、ワクチンを打たない事、マスクをしない事を大々的に掲げ、2020年頃と思いますが、「コロナはただの風邪」的なフレーズのチラシを手作りで作成し、

 

そのチラシの下段にあたかも厚労省が作ったかのように、厚労省のマーク(赤と青のヒトがハートマークを形どっているもの)を無断で掲載する等、誤解を生む行為も平気で行うのが反〇〇で、いつの時代も過激な主張で目を引こうとするのが特徴です。ただ、それは前者も同様で、両者が正義感の言動には変わらず、ウイルス以上に迷惑な存在になります。

 

>>明らかに予防接種の害作用とわかる場合でも、なんだかんだと理由をつけて認定してもらえない人もたくさんいるわけ。ということは、例えば「1000人にひとりの副反応」というのが、実際には100人にひとりぐらいの割合なのかもしれない

 

当時から、否、正確にはより古くから体質的な部分は何も変わっていません。確かに、ヒトの身体は様々な要因で状況が暗転する為、何を以てと断定する事は不可能と考えています。ここでひとつ言葉を借りれば、トランスサイエンスと呼ばれるもので、

 

>>科学に問うことはできるが、科学では答えることができない問題

 

がヒトの身体では常に付き纏う現象が起き続けます。結果的に知れば知るほど、考えれば考えるほど、可能性を挙げるほど、答えは「分からない」に近づくのがその一因です。ただ、それは不誠実な姿勢ではないと思います。寧ろ断定的に「分かる」と言う人間ほど不安ですし、実際に怪しいものです。

 

では、ここまでの話で一切登場しない存在が居ると思います。それはウイルス君です。結局は何かが起きた時、常に対立しているのはヒトとヒトであり、ウイルスの存在が見えません。そして騒ぐ人間はネタになるものであれば何でも騒ぐ特徴があります。

 

先日、グラクソのRSウイルスワクチンを国内初で厚労省が承認した話題を挙げましたが、新型コロナウイルスと、そのワクチンと比較すれば、殆ど話が出てこないと思います。「RSウイルスは嘘だ」「RSウイルスはこの世に存在しない」「RSウイルスワクチンは人口削減兵器だ」云々と声が聞こえてくるでしょうか。

 

このように、騒げるネタがあれば何でも良い現象に振り回されるのは損でしかなく、この手の騒ぎはウイルスやワクチンに限らずどの界隈でもあると思うのですが、あくまでヒトというフィルターを通して発信する情報を見て、気分がモヤモヤしたら、それは不必要な感情と時間だと気付く必要と、相手の思う壺にハマる可能性があります。

 

そしてそれ以前に、相手が誰であれ、そしてどのような物言いだとしても、ヒトが言っている事をよく信用出来るよねといつも関心するものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid028Sc6mo4F1XXG6QaNvjUwWoYhYP7TLnxDoDaxu5eVNgwMxCAamNXfEbNZqGe3YmUul

 

「a)幅広い環境変化に自律的即時的に適応しながら、無症候で時間を送り続ける状態」と、

 

「b)狭い環境変化に適応するにも鈍麻傾向を見せ、常々支障を自覚しながら時間を送り続ける状態」では、

 

多くはa)を望むと思います。向精神薬はa)の願望を叶える可能性はありますが、その場合は望む要素と一部異なり、「幅広い環境変化に自律的即時的に適応しながら」ではなく、薬物で強制的にエンハンスされた神経伝達物質によって、「幅広い環境変化に気が付かず」が表現としては近しく、

 

神経適応後の常用量離脱症状離脱症状の曝露時は、「自律的即時的」が機能し難くb)に移行した容態を示し、改善自覚を求めた弊害と病態の根源を教えてくれます。

 

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大麻」や「麻薬」、「覚醒剤」という名称そのものがブランド化し、そのブランド欲しさの側面もあると推測していますが、どうしても違法薬物枠は、混ぜ物による健康被害や即死リスク、※1)のように捕まるリスクもあります。

 

ミニにタコが出来る話ですが、違法薬物の選択が賢くない理由のひとつに、大麻が体内ではどのような動態を示すかは研究段階ではあるものの、以下※2)を参考に見ていきます。

 

>>GABAの取り込み阻害作用によりGABA神経の活性化を起こすとの報告

 

>>CB1受容体は,GABAを介する抑制性電流の長期的抑制に促進的な役割を

 

このようにエンハンスする神経伝達物質はGABAが濃厚と挙げられ、代替物質は数多くあります。只、アルコールやベンゾ、バルビツール酸等ではダメで、大麻と表現される物質選択に何らかの理由と価値があるのかもしれません。

 

勿論、違法薬物は多方面のリスクが大きいからと、合法の覚醒剤や麻薬、同一神経伝達物質をエンハンスする物質を使えば良いという話ではありませんし、合法だから良い、違法だからダメ、という表面的な話ではありませんし、

 

この大人達はアルコールやベンゾ等で大麻と同様の神経伝達物質をエンハンスさせながら、「ダメ。ゼッタイ。」とか言っている矛盾した生き物かもしれませんが、この類のニュースを見る度、もう少し選択はなかったのかしらと思うものです。

 

※1)https://www.fnn.jp/articles/-/591330

 

※2)

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/art.../fpj/130/2/130_2_135/_pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02hZPpQncarZMCjEvxvcqQCEEj6GMV1pprvUUkJCAY8Wuz1G6nWxVpoYXZ2d566eapl

 

こちらから積極的に聞く事はありませんし、聞いたとしても表立って書く事はありませんが、薬物絡みの症例ひとつひとつには、処方元が存在します。そうすると各々で特色は見られますが、医療費無料であるほど、7剤ルール、3剤ルールに沿った印象はあり、妙に多くない?と感じる投与が見られます。

 

これが保険診療その他、制度ビジネスの闇を垣間見る瞬間ですが(要は患者負担がなければ、院側が減算処理されないラインでめいっぱい出す、ただ、監査の目もある為、多少は遠慮する)、これは処方元側の視点で「やれることを精いっぱいやっている」と言われたら、もうブラックボックスに近いものです。

 

もしかしたら患者も数多くの検査と薬物と、何なら電療や手技で熱を生み湿布で冷ますマッチポンプを喰らっていたとしても、「沢山色々とやってもらってありがとう」と感謝の意を表しているかもしれません。

 

この関係性は制度利用で両者が表面上はwinwinと見えますが、タイムリーな話題であればビッグモーターがやっていた事と同じで、保険が絡むと業界関係なく、どこでも似た話はあります。

 

対ヒトは直接的な侵襲が入る検査や薬物、関連する治療で、結果的に現状の薬物を初めとした問題の表面化と、併行して多くの犠牲が生まれていますが、ヒトの身体は見えない部分が多く、何かあってもどうとでも言えます。「歳のせい」「気のせい」「〇〇病だから」「〇〇障害だから」etc…。

 

臨床の世界は時間の流れ、経過を読むのが苦手と聞いた事があります。基本的に第一選択肢が薬物となると、例えば燃えてるものは消し、消したあとの残骸で自覚する症状は脳みそや脊髄で抑え、残骸はそのまま、そして脳みそや脊髄で抑えた薬物の弊害に曝露する、この流れは多いと思います。

 

これは時間の流れを読む事で、どこがターニングポイントか見えてくる部分も多いのですが、とにかく現症を抑える事に徹底してしまうと、時間を読む機会もありませんし、結局は薬漬けとなる可能性が高くなります。

 

長くなりましたがその辺に関しては、加藤茶のパーキンソニズムが、早期段階で胃薬名目で処方された薬物が契機と気付けたのはラッキーと表現しても適切な確率で、そのまま泥沼になる事例が寧ろ多いと思います。

 

https://news.yahoo.co.jp/.../b0110a096c6d997223e82a758b8a...

 

ヒトが生理的に注目する部位は、動くもの、突出したものと古くから言われています。例に漏れず私もそうかもしれません。そのひとつに骨棘があります。無症候なら基本的に放置ですし、別な用事含め写真を撮って初めて知る例が大半かと思いますが、世界の骨棘の頂きを眺める事が趣味の私としても、なかなか立派に育っている印象があります。

 

それはそうと、鑑別を要し易いのが足底に出来た骨棘で、多くは踵骨に出来た骨棘になりますが、足底の痛みを見る上で、話の節々や併発症状からどんどん様々な疾患を除外していくものの、足底の荷重角度や荷重量、履物の種類、また、断続的に痛みに順応する場合もあり、それに連れて症状自覚も、幾つかの条件が揃うと無症候に近くなり、幾つかの条件が外れると症状自覚へ繋がりと、半端な踵骨棘では症状自覚にも不安定要素が目立ちます。

 

日常的に出来上がる骨棘の多くは、局所的な過剰負荷→当該部位の炎症→当該炎症部位の代謝促進→骨芽細胞の活発化→異形成(骨棘含む)が大半ですが、先日も書いた通り(特に成長過程の若年層であればあるほど)超音波治療器の掛け方が上手くない場合も、同様に異形成を促す要因となります。

 

感覚的な話になりますが、負担を掛けた印象がないにも関わらず骨棘が至る部位に出来る方々もおられ、そのような方々は異所性骨化も目立ち、黄色靱帯や後縦靱帯の骨化症と、当該脊髄高位の症状も見掛ける印象があります。

 

そしてまた、異所性骨化も無症候事例は多いと思いますので、何らかの症状を自覚して、その後に写真を撮って初めて「あーそうだね」としか出来ないものですが、話をまとめると添付した写真のように、前方へ突出した骨棘であれば、逃げ場は沢山あるので、先々の心配はそれほど無いと思います。

 

以前は腰が曲がった方をよく見掛けたものの、日常生活の多くが機械化されたり、生活様式等の変化で減少傾向かと思いますが、その反面、機械化の先で生じた弊害で、ストレートどころか過後彎した首をよく見掛けるようになるのかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02aS33fs98AtYrM4waHAQPa9kVk1KRHjyJTFxBLc3ukTLbDUH9yBCmwa25kbRM9XiGl

 

>>離脱症状はベンゾそのものが惹起しているのではなく、ベンゾで誘発されたシナプス間隙間のギャップや興奮性細胞死による自己誘発による症状群

 

薬物による反応(作用/副作用)と離脱症状は病態の起因が異なり、離脱症状の体内事情は薬物が関与していないと十分に考えられる為、その病状が薬物と直接的な関係性を持つと解釈してしまうと、病態の読み方、経過の追い方、混合した状態での諸々の情報提供は、始まりの見立てから相違が生まれ、相互にリスクが付き纏います。

 

時を戻して1932年から満州国と呼ばれた地域では、既にアヘン(以降オピオイド薬)の問題は知られており、且つオピオイド薬を服薬(吸煙が主流だと思いますが、水に溶かして目や肛門から入れる等、幾つかの手段がありますので一旦は服薬と表現)していた人間は、

 

オピオイド薬の作用が切れると離脱症状に苛まれる為、国の管理下で離脱症状に苦しむ人間を限定的に専売制としたものの、それは建前で、登録すれば誰でもオピオイド薬の服薬は可能で、国の管理下の為、収益は国の財政となり、国の支えとなっていた歴史があります。

 

満州国はアヘンで財政面は栄えたものの、継続的に国を動かすにも結局はヒトである以上、皮肉にも追々アヘンで満州国のヒトの力は奪われ続けた為に、満州国はアヘンで栄え、アヘンで滅んだとも言われています。

 

その時の北朝鮮は、隣近所で自爆している満州国の状況を知っていたと思うので、後の1945年、赤化統一の際は韓国にオピオイド薬を流通させ、他国の麻痺を企む優秀さがありました。ただ、結局は北朝鮮も自国でオピオイド薬の原料となるケシ栽培を始めた事で自爆の道を辿ります。

 

ここで学ぶべき点は、それが他国を機能不全に陥れよう等の、仮にも良からぬ企みとして栽培を始める計画、或いは戦略等の表現は何でも構いませんが、これら人間の思惑も、薬物は全て覆いつくし、「薬物さえ手元にあればどうでもいいわ」となる側面が当時から窺える点です。

 

では一旦、建前や国の財政の側面は除外したとしても、満州国が当時、(実際は違いますが)限定的なオピオイド薬の開放の背景には、「離脱症状に苦しむ事を把握していた」為であり、逆に把握していなかったとしたら、そもそも禁止にしない等、別な形の取り方は幾らでも存在したと思います。

 

ここで「薬物」と「離脱症状」の関係性に絞ります。離脱症状の可能性はオピオイド薬に限らない為、離脱症状を惹起する起因となる神経適応の恐れのある薬物全般(=向精神薬等)に拡げて再解釈しつつ、一時的に栄えても後に自爆確率が高い背景を踏まえると、今日の日本も満州国も変らないと読み解く事が出来ます。

 

それどころか副作用含め離脱症状と呼ばれるものが、〇〇病や〇〇障害、〇〇症候群と、星の数ほど創造された傷病名に置き換えられ、且つ傷病名が当人にもメリットがあると植え付けて操られている現状は、満州国のように直球的な表現と対策よりも、不透明感を出して別な道へ誘導したがるタチの悪さが窺えます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid05MPxYKZ3htSxmmSfDGsBp16BE4tZ55e1sTf6syTqEE4mTDZAbP5SfgsuoteVc8iRl

 

真似して上手く進む事例は、自律的に機能しない性質を持つヒトが関係しない事柄であれば散見しますが、諸々の背景が異なり且つ自律的に変化し続けるヒトを対象とした場合、上手く進む事例を真似しても、上手く進まないどころかマズイ方向に進む場合もあります。

 

薬物で例えるのも食傷気味なので別例で挙げれば、先日、ストレートネックを通り越して過後彎を示す頸椎の画像を挙げましたが、現状として過後彎で仕上がった頸椎は、当該組織を取り巻く軟部組織も時間を掛けて仕上がって(順応と表現しても差し支えないと思います)おり、

 

この状況から良かれと思って生理的な彎曲具合い(頸椎であれば前彎)に矯正して板をあてがいボルト固定等をした場合、事態が悪化するパラドックスを経験する可能性が高く、好発例は腰椎の矯正でも同様です。

 

そのヒト個人個人の環境下で時間を掛けて自然に出来上がったものを、杓子定規的に強制的に変えてしまうと惹起される弊害はこれに限らず数多く、様々な事例が存在すると思いますが、それは薬物を服薬した後の身体事情も同様です。

 

その為、手探りと言う表現はどこか曖昧で指標がなく、後ろ向きで不安を覚えますが、個体差がある以上、対ヒトに関しては、手探りという表現と前提が最も安全な手段と呼べます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02qytojy2CL2kypa3H3WS1ky8KxBpYvrFw6XAkon3TYbzUuR426UH5QU7Sy86sQBLWl

 

https://ir.brainstorm-cell.com/2020-11-17-BrainStorm...

 

脊損や脳血管イベント等の中枢神経の傷害を中心に、慢性期へ移行した病態に対する再生治療の厳しさは未だあり、左記とは異なり発症時期が不明瞭且つ、進行が示唆される神経変性疾患への再生治療も難しさが見られるのも現状で、つい先日、BrainStorm社の自家間葉系幹細胞移植が、米国FDAの第三層試験で否定されたニュースがありました。再生治療の可能性や難しさ、疑問は、※1)でも触れていますが、

 

>>傷んだ細胞の周辺の血管は元々透過性が高い状態が維持され続けているのか、又は、培養した細胞を静脈から入れる際、何らかも添加して傷んだ細胞の周辺の血管の透過性を高めることが出来るのか、いわゆる低酸素性というか虚血性の傷害は、細胞が傷害を負ってるにも関わらず、周辺の栄養血管の透過性が高い状態が維持され続けているのであれば、そもそも症状として長引くことは考え難い

 

急性期/亜急性期と、慢性期では罹患細胞の状態は全く異なると推測され、多くの再生医療が掲げる栄養因子(神経栄養因子)のマーカーが加療で確認出来たとしても、

 

a)慢性期の罹患細胞に入り込める余地がどれくらいあるのか

 

また、※1)の通り

 

b)罹患細胞が何らかのシグナルを発していて、都合良く遊走されるのか

 

の2点が、仮に急性期であれば人為的な操作を加えなくても、生理的な反応で惹起されている状態と考えられる為、見方を変えれば諸々の当該治療の有効例は亜急性期までが目立つ理由となり、またもうひとつの見方としては、無加療でも起こる反応と経過の為、当該要素をクリアにするには、慢性期への前向きな反応がどうしても肝になります。

 

その上で冒頭の通り、発症時期が不明瞭且つ進行を示唆する神経変性疾患は、どこが急性期で、どこが慢性期かも不明瞭かもしれませんし、病期が色分けし易い脊損や脳血管イベントの多くで惹起される、受傷から間も無く改善を示唆するメディエータの発現も認められ難い疾患ではどのようになるのか、引き続き気になるところです。

 

※1)https://www.facebook.com/groups/445953252774442/posts/893416151361481

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0AgF5ywDtp4jqoWBHHWVunqMu6k2sN64gi3fzmEUZq44qJcupK7TdLhhten6bAie8l

 

ギクシャクした書き方が確認出来る当時を見れば、吸収した事をピーキーに主張している背景が読み解けます。吸収し続けるとギクシャク感は丸みを帯びて主張も減る代わり、それはそれでどうなるか、観察対象として逆に興味が生まれる等、学ぶ姿勢に変化したのかもしれません。

 

大カテゴリ的に表現すれば、ヒト自身が何処かを傷めて未知な状態に不安を感じた場合、本能的な言動や行為を取り始める事に着目しました。自身が予期せぬ事で身体を傷めた時の感情と、100均で購入したスマホのガラスフィルムを地面に落として割れた時の感情では、全く違うと思います。

 

現段階での結論は、10年前も今も、ヒトが何らかの理由で傷めて不安を自覚した時の言動と行為は、ヒト自体は変わっていたとしても、何も変わらない印象があります。また、本能的な言動で動き回る生き物を、他者が言葉や文字で変えられるかと言えば、難しいでしょう。その為、ヒトそのものとなる中枢神経を標的とした向精神薬が蔓延している側面もあります。

 

大雑把に書けば、「こうすれば危ない」「これをすれば危ない」から手を出していくのが、何処か傷めたヒトの特徴です。もしかしたらSNSを中心にヒトが集団化した際には、エコーチェンバー的に肉付けと強化がされ易く、先日の通りリスキーシフトも起こり易い為、集団で増悪する事例も散見されます。

 

本能的な言動や行為は、傍から見ていると実際は内容が相当限定されていて、確率論で推移する対ヒトの場合でも、増悪行為の濃淡は非常に見分け易くなります。

 

このような行為と結果は、10年前から、或いはもっと前から変わっていないのであれば、現時点で困っているヒトが今後どう動くか、動いた先でもどう動くか、良かれと思った行為で状況を悪化させるか否かの予測も可能になる為、先回りして今以上に増悪しないよう、一言二言位は濃縮して伝えられる事もありますが、先述の通り

 

>>本能的な言動で動き回る生き物を、他者が言葉や文字で変えられるかと言えば、難しい

 

このスパイラルは続きます。しかし、よくある「痛い目に遭わないと分からないんだよ」的な表現を、対ヒトに言えない理由に、薬物の服薬や断薬の仕方ひとつ取り上げても、内容次第では戻って来れなくなる可能性もある為、今が常に最悪な状態と捉えながら、今以上に悪くしない方向で考える必要がありますし、それが前提に無ければ良くなりようがないものです。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02cR9NtRBz2ojL1uKGP5JV2JDVVaGPGG6FCBPUKxVwCVQAgFv9KCsDC2wfQy2euvhbl

 

https://news.yahoo.co.jp/.../bca17913c6146340c4613d4d04bd...

 

このような組織下では、身分を曝さず匿名で対応する理由はよく分かります。その為、結果がどうであれ、受電した方が身分を曝す行為を今後も許してしまうと、相互が危険に曝され続けるリスクが生まれると思います。それを前提とした上ですが、

 

精神衛生の荒廃は、借金や死別、パワハラやいじめの人間関係等、環境変化から惹起される事例が大半で、その結果論で不眠や不安、焦燥や衝動、うつや自殺念慮等と、様々な症状が惹起される印象を持ちますが、そこから心療内科や精神科に繋がれたところで、心療内科や精神科が借金を返済してくれたり、死んだ人を生き返らせてくれる事はないと思います。

 

また、環境変化による精神衛生の動態変化、ヒトとしての自然な生理反応と思われるものに対しても、積極的に触手を伸ばして隅々まで入り込んでくる傾向があります。

 

例えば「〇〇うつ」で挙げれば、受験うつ、コロナうつ、産前うつ、産後うつetc…、何でもありです。もう一度述べると、環境変化による精神衛生の動態変化は、全ての人間が「楽しみ」「楽しい」とはならず、一定の「不安」と呼ばれる感情が惹起されるのもヒトとして自然だと思いますが、それを「不自然」「病」「障害」としてくるのが医療であり医療化と呼ばれるものです。

 

その弊害は常々述べていますが、では仮に、当該症状に見合う向精神薬を処方され、服薬したとしても借金が解決する事もなければ、死んだ人が生き返る事もありません。また、服薬で自律性を担う神経伝達物質の動態を薬物に委ねる為、その弊害に曝露する可能性は、休薬後もその懸念が纏わりつきます。

 

問題は、ネガティブな精神衛生の際に薬物(恐らくベンゾや抗うつ薬からだと思いますが)を投与すると、間もなく自殺念慮に加速が付き、自殺する事例が多い事で、これは薬を切り替えた際や、減らした際にも同様に見られます。

 

これは自殺(自害)に限らず高い攻撃性を持った他害の恐れもあり、フト思い出しましたが、山中で殺人事件があり、犯人は向精神薬を一気断薬したであろうエピソードと、それを裏付けそうな書籍が家から見つかった事があり、話題になった時もありました。

 

また、薬物は物事が何も解決しないまま、或いは解決が難しい物事でも、自力で気持ちを整理をする暇も作らず、全身麻酔の水割りを飲まされて眠るだけ、時間を送るだけとなり、現実に起きている借金の解決や対策能力も身に付かない為、自殺念慮の契機となる借金をどうしようかにも至り難くなります。

 

このあたりの問答は、人間は歳を取るほど何かを気にしてロクでもなくなるので、素直に教えてくれる年代に聞くのが良いかもしれません。

 

例えば机に長く座っていられないからと、コンサータ的な薬物(ドパミン及びノルアドレナリン再取り込み阻害作用薬)を飲まされ、ぱっと見は机に座り続け、板書も取り続けるようになり、第三者的な視覚的評価は上がったものの、かと言って成績が上がらない経過を聞けば、

 

「この薬を飲めば座っていられるし板書も出来るけど、頭に入っている訳ではない(要約)」

 

と、薬物が効いている時間帯は、「やれ」と言われた行為は「やり続ける」事は出来たとしても、それ以上でもそれ以下でもなく、正解も不正解も存在しない机に座り続ける、板書を取り続ける行為はいずれ応用も利かなくなる為、成績が上がる事はない状態が続いているとのことです。

 

薬物とは誰の為に存在するのかと言えば、自分の為ではなく、誰かの都合の為に飲まされている事例は多いと思います。また、この手の薬物で見ていきたい部分は、副作用や離脱症状の問題も勿論ありますが、例えば先ほどのコンサータの添付文書※1)を見ると分かる通り、

 

>>本剤を長期投与した場合に体重増加の抑制、成長遅延が報告されている

 

この状況が不安視され、後々まで引き摺ります。発達そのものに問題が起きる可能性が生まれます。飲んだ人間が一番の損をしていくのがこの手の薬物です。

 

ここ最近は芸能人や有名人の自殺がニュースになる度、併せていのちの電話的なところも紹介されているのを目にすると思いますが、間接的にも薬物介入の入口になっている側面もあります。

 

そうなると、除名を食らったかもしれませんが、この方の対応が最も実用性が高く、死にたい願望も早期的な解消に導いてくれる事が分かりますし、これに限らず、先述の通りヒトは環境変化で精神衛生に動態変化が惹起されるのは自然な事で、

 

それを「不自然だ」「病だ」「障害だ」とする情報を見聞したら、医療化された植民地でしかない為、仮にどこかに相談するとしても、薬物投与で自爆しないよう窓口は気を付ける必要があるものです。

 

※1)https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179009G1022_1_18/

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