藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

頚椎が原因による上肢の痺れ

イメージ 1
 下肢にも全て同様な事が言えるのかもしれませんが、「痛みを止める」という手法のみで良ければ、首の治療法も、腰の治療法も何ら変わりません。
 
 散々言っているデルマトームに則した治療を行えば良いだけです。しっかり狙えば、しっかり痛みも止まる。
 
 学生時代に勤めていた会社では、症状を訴えてきた同僚に対して、昼休みに腰や首に一本だけ鍼を刺し、置鍼しながら共にランチ。抜鍼後、勤務に戻り、時間の経過と共に、煩い位に変化を聞く。無料の鍼なんだから、実験的な要素も強い、否、完全に実験台になってもらっていたのですが、やはり、それ相応に効果は高く、休憩所はプチ治療室となっていきました。
 
 「ここに打てばこう繋がっているから、こう効く」と明確に説明が出来る治療法であるが故、理解も得られやすいし、効果も時間経過と共に徐々に良くなっていく感覚が分かります。ボワーッと痛みが分散されて消えていくような感覚と言う感想が一番多いですね。
 
 患者様にとっては、痛みが消えれば良い訳で、そこまでの治療者の思想やプロセスなんてどうでも良い訳です。
良くしてナンボである事を念頭に置かねば、只の東洋医学オタクになってしまいます。
 
 症状の発生した状況、原因を聞き出せれば、誰でも簡単に再現性のある治療が出来るという事ですね。
先ずは痛みを止め、その後、根治的な治療へと進めば良いのです。