藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

Q,鍼灸師です。更問いの内容に関して 2


産後にギックリ腰をして1年2ヶ月経ちますが腰が良くなりません。
何とか子育てしてますが、どんどん活動的になっていく子供についていくのがやっとで毎日限界ギリギリです。
旦那さんにも両親にも何かと迷惑をかけているのでなんとか早く治したいのですが、どうすればよいですか?
こんなにも長引くものでしょうか?子育てして安静にしていないからでしょうか?
去年MRIを撮りましたがヘルニアではありませんでした。
毎日腰が辛くて辛くて、でも自分の子供を愛情かけて育てたい!
これ以上周りに迷惑かけられない!
という気持ちで自分を奮い立たせてなんとか頑張ってますが、
正直「何故治らないの?子供も可哀相(抱っこは必要最低限だし、
腰が辛い時は横になっていてあまり構ってあげられない時もある)し、
皆に今まで迷惑かけてるし(ギックリ腰なりたて1ヶ月は寝たきりで私の母が子供を育ててました)
早く治って欲しいのに治らない。腰が毎日痛いよ。」と辛すぎて、夜中泣いています。
毎日が辛いです。車に乗ることも料理を作る事もできません。
これらをすると必ずといっていいほど腰が悪化します(涙)

ギックリ腰について。ギックリ腰のような症状になり今日で3日目になりますが、全くよくなりません。
悪くなってるとは思いませんが、子供がいるので寝たきりとはいかず、かなり辛いです。
一般的には3日目からよくなると聞いたのですがよくなりません。。。
湿布もしてますが朝起き上がるのも時間かかるし、歩くのも一苦労です。
一体いつから楽になるでしょうか…。

昨日、主人がギックリ腰になったようです。
まだ整形外科には行っていません。
というのも、寝たきりで立ち上がれず、食事も寝たままです。
初日はトイレにも行けず、ペットボトルに…でしたが、
今日はゆっくりとハイハイができるようになったので、
ちゃんとトイレに行きましたが、結局立てず、子供のオマルに用をたしました。
主人はいつまで立てないのでしょうか?
痛いのもあると思いますが、恐さもあるようです。
立てない事には病院にも行けません…
現在は薬局で買ったコルセットをつけてます。
湿布(温・冷)試してみましたが効果はあまりない様子です

ギックリ腰?先日、仕事中に重たい物を持ち上げたわけでもないですが、
腰のあたりが「チクッ! 」としたと思ったら短時間で痛みが大きくなり、
しゃがんだ状態から立ち上がれなくなりました。歩くのもやっとです。
痛みだしてから今日で3日目になりますが、右の骨盤の辺りが「ズキッ!」と痛みます。
仕事は重たい物を運んだりと一日中立って仕事していますので、
たまにギックリ腰をやるのですが、今回は、痛みも強く回復しないので心配です。
先月末まで忙しく残業つづきでした。ギックリ腰以外の病気でしょうか?

人生初のぎっくり腰です。まだ軽い方なのか、歩けるし寝返りも打てます。
病院行きましたが、椎間板などに問題なく痛み止めと湿布、コルセットを貰いました。
我が家には寝たきりの10歳の障害児がいまして、看護や介護や医療的なケアなど含め、
ほとんど私が育児をしています。
安静に…と言われても安静にしていられるはずもなく(私が安静にして黙ってたら子供が大変な事に…)、
とりあえず子供の事以外は家事など放棄するしかないって感じです。
おむつ替えとかの中腰が一番キツいかも…。
とにかく落ち着いていられる時間帯はどういう姿勢でいたら一番良いのでしょうか?
寝てる?椅子に座る?
揉んだり叩いたりは厳禁ですよね。

初ギックリ腰です。どれくらいで治りますか。 30歳女性です。
4日前シャワーを浴びようとした瞬間腰に鈍痛が走り、そのうち激痛に変わり一歩も歩けなくなりました。
2日後痛みをこらえ病院で受診したところ、ギックリ腰とヘルニアを併発しているとのことで
自宅で安静にと言われました。
そのとき頂いた薬を服用し続けているのですが、
若干痛みは取れてきているもののまだ完全ではありません。
周りの友人たちに話を訊くと、『3日くらいで治るはず』との意見が多かったので
少し焦燥感に駆られています。しばらく横になっていると少し歩くことも出来るのですが、
数分座っているとまた立つのも苦痛になってしまうという状態です。
横になっているときも腰から足にかけてズキズキとした痛みが続いています。

ギックリ腰のように急性的に激痛を引き起こす誘因も、
腰部筋群の脆弱化に伴う成れの果ての結果です。
全ては悪化因子の蓄積により、何らかの拍子で悲鳴を上げます。
 
ギックリ腰に至った経緯を改めて振り返ってみますと、
重い荷物を持ち上げた時のような典型例から、
2~3センチの段差に目を奪われ、足を通常より挙上した時、
靴紐を結ぼうとした時、靴下を履こうとした時、下に落ちた紙を拾おうとした時、
レジに並んでいて斜め前に並んでいたガムに手を伸ばした時、
シートベルトを引っ張ろうと身体を捻った時等など、
 
例を挙げればキリが無い位に、発症時に関しては
本当にふとした拍子に誘発されるケースが圧倒的に多く見受けられます。
 
軟部組織を強く損傷した状況(ビリビリと音を立てる等)とは異なる、
一般的に多く発生するギックリ腰に関しては、
瞬間的な「グキッ」や「カクッ」で始まり、音を立てずに崩れ落ちます。
 
その後は炎症が拡がり、発痛物質が身体に対して危険信号を出します。
上記赤字でも軽く触れられている「3日経てば良くなる」と言われる所以も、
恐らくこの事から話がきているのかと思われます。
 
炎症期~治癒期に至る時間は凡そ72時間以内程度です。
その期間中は炎症物質の拡大を防止する為に、発痛部位に対して
アイシング等を行い、痛みの沈静を待ちます。
 
但し、原因は発痛箇所に無い以上、
原発に対して負荷姿勢を加え続けていると
発痛箇所となった部分に関しての疼痛は軽減されるものの、
他の部位に対して疼痛を自覚する事になってきます。
 
この原発箇所に関して発症初期に加療せぬと
下肢へ痛みが拡大したり、肩背部に至るまで引き攣れを感じる結果となります。
ほんで、そもそも論からとはなるのですが、2枚の写真を見てみましょう。

イメージ 1
 
イメージ 2

この姿勢は一般的に「中腰(ちゅうごし)」と言われる姿勢かもしれませんが、
実際に「腰」は使われていますでしょうか。
前項でも書きましたが腰椎椎間関節の可動域は5度程度です。
これらの姿勢を作る事により、腰腹部、胸部、肩背部、頚部等々の
各器官は抗重力作用を生じますが、腰の可動域が低値である以上、
「腰」そのものに原因があるという事は考え難い。
 
元来、腰椎は広範に渡る自由度は皆無なのです。
自由度が低いという事は、原発と成り得る可能性は低く、
他部位の脆弱化に伴い、腰部筋群の脆弱化へと至る事が示唆されます。
 
これらの症状を持つ患者群に対して
腰椎に原因を求めた治療を行った場合は
如何なる手段となり、如何なる結果が生まれるでしょうか。
 
昔々書いた記憶があるのですが、
何処に行ったか引っ張り出せないので概要程度ですが、
腰に牽引を掛ける、ぶら下り健康器を使用する、治療ベッドにうつ伏せで寝かせ、
腰部に対して垂直に圧を掛ける。
 
この事で、
 
牽引を外して立位を取ってもらう瞬間に腰が抜ける。
ぶら下り健康器から降りた途端に腰が抜ける。
治療ベッドから立位を取ろうとして腰が抜ける。
 
極端な例かもしれませんが、このようなケースはゼロではありません。
 
そして医者が呼ばれ、結局腰部に原因を求めている医者も腰部にブロックを打つも一切効果が無く、
担架で運ばれ、「後は寝とけ。体力消耗も激しいからついでに点滴でもしとく?まけとくよ」的な
患者にとっては何とも無念なシチュエーションに発展します。
 
これが誤処置です。

現行医療の大問題である対処療法の縮図を垣間見れる瞬間です。
発痛箇所と原発は異なる箇所で発生し、悲鳴を上げ続けているのです。
原発は牙をむくタイミングを刻一刻と待ちわびているのです。
 
それを結果となる発痛箇所への処置がどれほど危険である事か、
患者に対しては後遺障害とも言えるような状況を引き起こす可能性を高め、
長期に渡りQOLを急激に低下させる要因となってしまうのです。
 
強い発痛状態に陥っている患者の腰腹部筋群は強い防御反応を示しており、
筋緊張状態に逆らうような治療手段、治療姿勢、
そして原発の取り違えは症状の急激な悪化を招きます。
 
痛みは患者にとって酷な時間かもしれませんが、痛みは過活動を防いでくれているのです。
このような結果的に防御反応を示して守ってくれている部位に対して、
結果だけを取り除く処置を施した場合どうなるかは目に見えますね。

解剖を少し齧れば腰部筋群に原因は無い事は直ぐに知りえる事が出来るにも関わらず、
いつまでも変化無き治療手段では患者が一向に救われる事はありません。
 
自爆での発症なら自己責任で済みますが、相手がいた場合は人生すら壊されます。

昨年9月末に信号待ち中、追突事故にあいました。6ヶ月がたち治療打ち切りと保険会社からの連絡があり、
医者の方からも症状固定にしてみては?と提案され後遺障害の申請をする事にしました。

傷病名 腰椎捻挫

検査所見

・L4/5間右側狭少
・下肢サーモグラフィー 右下肢低温化

・SLR 右40 左60

・右下肢知覚鈍痛筋力低下 腰椎XP生理的湾曲消失

以上の所見が得られました
自覚症状として右腰部から右下肢への電撃痛及び痺れ

総治療日数185日
実通院日数113日

全て整形外科です。

腰痛の為仕事もままならず会社からは出来るだけ負担の掛からない仕事にはして頂いてますが、辛いです。
何より子供を抱っこしてあげれない事が一番辛く本当に事故が憎いです。

どんな理由があるにせよ症状固定するような症例じゃありません。
【予約制】 0173-74-9045 又は 050-1088-2488
                             (繋がらない場合は090-3983-1921)
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 ~鍼治療から病態把握の見直しを~