藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

椎間板ヘルニアに対しての疑問9

椎間板ヘルニアMRI所見は転帰との相関はなし

椎間板ヘルニア坐骨神経痛の関係

椎間板ヘルニア治療1年後の所見では、坐骨神経痛転帰と関係しないということが、オランダLeiden大学医療センターのAbdelilah el Barzouhi氏らによる研究でわかった。詳細は、NEJM誌2013年3月14日号に報告されている。
坐骨神経痛になってしまう主な原因は、椎間板ヘルニアである。多くの患者の下肢の痛みは、
8週間以内に消失すると言われている。しかしそうではなく治療を続行しても症状が持続する患者もいるため、
そのような患者に対しては手術が行われる。しかしヘルニアの手術を受けたとしても、
坐骨神経痛の症状が消失することはない。または再発する患者が15~20%程度である。
MRI検査は坐骨神経痛の症状が、持続する患者にしばしば用いられる。
しかし、MRI所見と臨床転帰の関係については様々な議論があった。

両者に差はあまりないという結果

今回の研究では、登録した患者283人を対象に分析を行った。これらの患者は1年後にMRI検査を受けていた。
1年時のMRI画像上の椎間板ヘルニアを評価したところ、このMRI検査を受けていたのは267人で、
そのうちの131人が外科手術群、そして136人が保存的治療群に割り付けられていた。
また、保存的治療群の内の54人が1年以内に手術を受けていた。
割り付け治療で評価したヘルニア患者について、ヘルニアのない患者と比較した1年後の転帰良好の
オッズ比を求めたところ、0.82(0.40-1.71、P=0.60)となった。両群ともに近い比率で「良くなった」という結果だ。
坐骨神経痛を有して椎間板ヘルニアの治療を受けた患者の1年時のMRI画像では、
転帰良好と不良を識別することができなかった。「坐骨神経痛の症状が持続または再発した患者における、
MRI画像所見の意味合いに関しては、今後も検討が必要である」と著者らは述べている。(福田絵美子)
 
▼外部リンク
NEJM誌 2013年3月14日号
http://www.nejm.org/doi/
 


椎間板ヘルニアと診断された患者自身が、下記に羅列しているような疑問に思う症状を
日本の整形外科医が思考停止させている状態であるのではないでしょうか。
 
ヘルニアが神経を触っているのに(触り続けているのに)…
 
1)何故、時間帯によって痛みの度合いが変動するのか
2)何故、姿勢変化で痛みの度合いが変動するのか
3)何故、時間帯によって痛みの箇所が変動するのか
4)何故、姿勢変化で痛みの箇所が変動するのか
5)何故、画像所見に異常が無くても、全く同じ痛みを持つ患者がいるのか
6)何故、画像所見に異常が有っても、全く痛みを感じないのか
7)何故、椎間板から髄核が飛び出しているにも関わらず、腰は痛くなく、痛みの箇所は臀部から下肢なのか
8)何故、手術でヘルニアをキレイに切り取っても痛み続けるのか
 
痛みや痺れに悩んでいる方々は、目の前に座っている医師に質問してみたら良いと思います。
 
一緒に悩むか逆切れするかですわ。教科書にはそう書いているって。
寧ろ、生理学者にでも聞いたほうが、的確な答えを明示してくれるのではないでしょうか。
 
我々は既に答えを持っている。
上記の質問を口頭で全て答え、治療を以って提示している。
現代の医療に疑問を感じた方々が、意を決して鍼灸治療を選択し、
少数ずつながらも快方に向かい続け、「早く知っておけば良かった」と口にする現状は、
痛み医療を間違え続けた現代医学を患者に対して擦り込ませていたからとしか思えない。
 
本当に患者の事を考えているのか。
患者の痛みを写真で粗探しし、逃げ口を探っているとしか思えない。
 


椎間板ヘルニアに侵されて1ヶ月がたつけど、病状はぜんぜんよくならない…
むしろ、痛みが悪化している…
こんなに、椎間板ヘルニアってツライとは…
思ってもいなかった
もう、激痛にたえられそうにない
楽になりたい…

椎間板ヘルニアを患って本当に本当に激痛で毎日ツライのがよく分かりました。
私自身、椎間板ヘルニアを患うのは初めてのことでして、
こんなに毎日激痛で苦しまないといけないのかと、つくづく感じました。
脊髄の軟骨が神経を圧迫しているので、夜中でも、激痛が襲って来ます。
睡眠不足で体力も持たなくなって来ています。
病院へ行きたいのですが、手持ちのお金を診察料と薬代と検査料に使い切ってしまっていて
病院へも行かれません 

今夜は、両足先が激しくピクピクして激痛で全く眠れませんでした
寝る前に軽くストレッチしたのが悪かったのかなぁ
身体を動かした方がいいのでしょうが、後で激痛に襲われます。
こんな状況が2ヶ月も続いている。

精神的にも限界を迎えています。
睡眠不足と痺れと電気が走るような激しい痛みに心が折れます。
いったい、いつになったら完治するのだろう…
病気治療に疲れきりました

突然襲ってくる激痛は、鎮痛剤もききめなしで、ただただ我慢することしか出来ません。
トイレに用をするにも一苦労です。
カテーテルを差し込まれている方がましなのかもしれませんね。

今日も相変わらず両足先が激しく痺れて痛いね
なんで?こんな病になってしまったのかなぁ?
朝起きたら、突然「椎間板ヘルニア」になってた
腰を壊してしまうと仕事にもいけない
お金もないので病院へも行かれない
誰か病院代カンパしてもらえませんか‥
深刻な状況なので、本当に困り果ててます。


こんなになるまで患者を放ったらかしにしているのが現状だ。
こんなんだから語気も荒くなるわ。
 
この患者に対して病院は何をした?
改善させる事が出来ない以上、何にもしていないのと同じだ。
金ばかり毟り取って、患者の次なる手を塞いでしまった。
 
この患者が特別じゃない。
都会だろうが田舎だろうがこのような患者は溢れている。
 
そして我々もだ。
 
立ち向かわずに傍観している以上、
患者の笑顔を作れぬ以上、
これっぽちの光も当てられぬ以上、
 
飯も食わずに寝ずに修練に励むか、
患者を生かせぬ治療家としての看板は即刻下ろすべきだ。
 
 青森から鍼灸治療の意識改革を~