藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

より「治療」へ

先日、地方新聞社の方が取材にお見えになられ、受け答えをしていく中で(いつ載るのかしら
自身の鍼灸の運用が今一つも二つも軸がハッキリしていない部分が見えてきましたね。
 
現在はTrP3割、キネティック7割位の比率で治療を組み立てているのですが、
上手く言葉では表現出来ませんが、私の治療は「慰安」でしたね。
「慰安」の是非は置いておいてですね。
 
常に自己批判の元、治療技術の研鑽等々を行いつつ改善を尽くしてきたつもりではありましたが、
多分、今までのは「慰安」というベクトルが向いたままの状態で高みを目指してきたとしか
思えない事に気がつきました。
 
今回のミオラブ導入に伴い、部位別による料金変動性に切り替えたのも一つ。
何をしての料金なのかハッキリしないのが一律料金制度の落とし穴でもありました為、
来院の度に自身に対しての課題が毎回加わる制度にし、茶を濁すような治療は絶対に行わず、
より自分が逃げられない状況も作りました。
 
我々鍼灸師と対峙する相手は誰でしょうか。
マッサージ屋でも整骨院でもありません。
それを考えると、もう生半可な事は出来ない状況です。
 
今後は、「治す」という事だけを考えなければいけないと思います。
 
鍼灸でしか出来ない事は山のようにありますね。
 
本質を常に模索していけば、必ず見えてくる場所は出てきます。
 
「癒し」と濁せば潰れます。
「慰安」と濁しても潰れます。
 
術者が逃げてどうするんですかと。
 
だったら「治療費」という看板を下ろし「癒し費」とでも書き直したほうが良い。
 
そんなのが嫌だったら「治療」をし続けなければなりませんね。
 
 
 
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