藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

Q、治療の本質って何なのさ。

当院で現在行っている10%位の流れをアップします。
動画にした理由は、ペンの流れが大変重要となってくるからです。
 
とは言え、今の治療に絶対はありません。
常に自己批判の下、改善策を練り続けなければ発展はないと思っていますので、
今日と来週の治療は、仮に同じ類の「腰痛」だとしても変化している可能性は大いにあります。
 
あの人は治ったけど、この人は治らないなんて事がある限り、
治療者として失格である事を肝に銘じて、日々勉学に励んでいかねばならないですわ。
 
それと、動画内から読み取れるかもしれませんが、物事には原因があるから結果があるのです。
 
例えば膝が痛いのが結果であり原因でない場合、原因を治せていないから
水を抜いても水は溜まるし、ヒアルロン酸を注入しても症状は変わらず痛いままなのです。
 
患者も結果を1番の主訴として抱えてくるのだから、
原因は患者本人も分からないケースも多いだろうし、患者本人が原因を把握しているのなら、
そもそも治療院に足を運ぶ事なく、セルフケアで緩和されているはず。
 
生活や仕事の動作を主にして原因を作っているのだから、生活や仕事の姿勢や動作を正すのが一番でしょう。
 
只、現実問題として、困難な人も沢山います。
 
・側湾の原因は右手にハサミを持って髪を切っているからです
・腰痛の原因は、タクシーの運転をしているからです
・ストレスが溜まるのは仕事を頑張り過ぎているからです
 
何て事は何とでも言えますし、患者本人だって分かっているでしょう。
言ってしまえば、加齢が原因だから歳をとらないようにと言うような無理な話は山ほど転がっているんです。
治療者として相応の金額を頂いている以上、
 
・側湾の状態でも素晴らしいパフォーマンスを展開し続けられる体
・24時間タクシーの運転をしても腰痛を引き起こさない体
・仕事を頑張り過ぎても、そして今以上に頑張り過ぎてもストレスの溜まらない体
 
A,治療(鍼灸)の本質とは主訴の改善は大前提として、
  その上で上述の様な内容まで心身の状態を引き上げる事が本質であると考えています。
 
とか言う私も治療をしている最中は、汗だくになるし息が詰まりそうな場面に何度も追いやられます。
まだまだ私も無駄な力が入っている証拠ですわ。脳内がこんな状態でしたもの。
 
「H」⇒「藤原航太の脳内はHARI(鍼)の事で一杯だわ
なんて都合良く取れる人間は、この世の中では僕自身だけですし。 日々精進です。
 
今月末は、僕が東京に居た時に随分とお世話になった方々が5人も同時に訪れてくれます。
そして数ヶ月後には僅かな間ですが、関西に滞在する予定です。全ては鍼灸業界の発展の為です。
 
世間知らずな僕があっちこっちに行く度に、あっちこっちで育ててくれた方々です。
そんな方達に恥を掻かせぬような人間にならねばと思います。
 
なんてね。 
 
 
 
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