藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

腰椎下部の鈍痛

イメージ 1 L3~5付近の後正中線上付近に鈍痛があり、伸展と屈曲が困難な患者が来院された場合、患者の指すポイントに刺鍼しても著効が得られにくい場合があります。
 
 ギュッと詰まるような痛み、同じ姿勢が続けられない。歩くのもやっと。寒い時期に多くみかける症状です。
このような場合、脊柱の外側(そとがわ)に目を向けてみるのも大切です。
 
 要は、寒さや疲労が原因で腰椎下部を圧迫させてしまう筋肉となると、腰方形筋が1つの治療ポイントになってきます。
 
 薄っぺらい筋肉で、深い位置にある筋肉ともなる為、触診しても、患者が圧痛を感じにくい部分でもあるかと思いますし、鍼を刺しても手応えを得られにくい筋肉です。
 
 しかしながら、高い効果を実感してもらえるはずです。
内臓刺鍼等のリスクを考えると、腸骨上際より2~3本の3寸鍼を刺入していき、留鍼しておくのが今のところベストな方法かと思います。
 
 
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