藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

短時抑制と時短推奨のデメリット


出典)後期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導ならびに
居宅療養管理指導の効果に関する調査研究報告書(2008年3月 日本薬剤師会より)

「くれるから貰うけど、貰っても飲まないわ」
「私には(薬が)必要ないと思っているからゴミ箱に捨てているの」
「暫く飲んでみたけど効かないし。断るのも悪いし」
「飲めば具合が悪くなるの」「飲めば眠れなくなるから」「飲めば眠くなるから」
 
…「でも、断るのは悪いしね。」

薬が「本当に」必要か否かは患者の抱える疾患によって異なりますので一概には言えない為、
1つの括りにして書くのも難しいのですが、患者等も上記赤字のような理由もあるようです。
恐らく周囲を見渡してもよく聞く話かもしれないので珍しくもないでしょう。
 
本屋、ネット、各種メディアで薬物の危険性や診断名と症状の矛盾について
随分と取り上げられるようになりました。メリットもあり、デメリットもあるでしょう。
手術を避けた結果、最悪な事態になった人もいます。
投薬を避けた結果、最悪な事態になった人もいます。
その逆もまた然りですが。
まぁそんな折、病院に足を運ぶ大半の患者が抱える疾患と薬は大した事でも無い為に、
 
飲みたくないけど本音を言えないから薬だけは貰って帰り、ゴミ箱にポィ。
効かないのは分かっているのに「効かない」と言えないから結局貰ってトイレにポィ。
 
こんな事も起きているのでしょう。(実話ですが)
捨てるならまだしも転売目的もいるのでマジ危険(苦笑)
一時期ニュースでも話題になりましたが、生保患者を集めまくる病院はもっと危険ですけど。
 
お互い、様々な理由があって上記添付の無駄金が発生しているのは否定は出来ないでしょう。
両手にナイロン袋一杯に詰められた薬。ゴミ箱やトイレに捨てた薬はどのような経路を辿るでしょうか。
回りまわって自分の口に入るかもしれませんよ。
 
人間は薬を飲むのも面倒臭いものです。重篤で無いと判断した(された)場合は尚更。
患者もバカではありません。腰痛肩凝りで死ぬ事はないのは分かっています。

今回はそんな話し以前の問題を考えてみようと思います。
人間って面倒臭がる生き物です。
まして仕事だ家事だ趣味だで忙しなく生きている人間にとって、
健康問題に目を向ける暇なんてありません。
 
なるべくなら楽をしたいのです。
なるべくなら寝て過ごしていたいのです。
でも、寝てばかりもいられないから面倒臭くても仕事をする訳です。
 
面倒臭い仕事はストレスも溜まるでしょう。
そのストレスを解消させる為にスイーツでも食べて酒でも飲むかもしれません。
その身体を抱えて翌日も出社するでしょう。
 
傷んだ脈管を抱えたままストレスフルな仕事をするでしょう。
更にストレスは溜まるでしょう。疲れも取れようにも取れません。
更にスイーツと酒を煽るでしょう。
何れ、スイーツと酒では解消されない日がくるでしょう。
 
頭が痛い、首や肩が痛い、腰も痛い、腹も痛い、生理痛が酷い、眠れない、息苦しい、眩暈がするetc…。
いよいよ病気ではないかと病院に行って検査するも異常はありません。


「気持ちの問題だよ」「年齢のせいだよ」「仕事を休みなさいよ」
事実、気持ちの問題と言われれば思い当たる節もあるかもしれません。
年齢に責任を押し付けられれば否定しようもありません。
休める仕事ならばとっくに休んでいるかもしれません。


『取り止めの無い遣り取りと医師の自慢話しを聞かされても現症状が解消される訳ではありません。
私もアナタみたいにアルマーニのスーツで診察し、休日はゴルフだヨットだしたいけど、
そんなものは夢の夢、目の前で暴れている旦那と子供の世話をしてパートに出なければ…。
「旨い物でも食いすぎて病気になれば良いのに」なんて皮肉を言うのが精一杯だわ…。』


『何時か皆死んでいくものです。死ぬのにもエネルギーは使います。
死ぬのにも体力がいるのかもしれません。
死ぬ間際までアソコが痛い、ココが痛いと言いながら死んでいくのは嫌です。
年老いて、他人に食事だトイレだの世話になる位なら死んだほうがマシです。
 
死ぬのは恐くないのだが、死ぬ事よりも動かせない身体になって孤立するのが一番恐い。
生きるという事はどういう事か。死ぬという事はどういう事か。
考えても考えても答えは出ずに、また仕事の時間がきてしまいました。』


『また1人、薬の副作用で死んでしまった人がいた。病院は薬の副作用である事を否定しているが、
とある向精神薬を飲んだ翌日に発作を起こして倒れた事に始まったのではないか。
 
回ってきた白衣を着た人間に「早く死ね」と言われた。
 
早くこの病室から出たいけど、何の薬を入れられたのか、注射一本で身体が動かなくなってしまった。
言う事を聞かなければ薬を飲ませるぞと回診に来た医師に言われた。私はもう死んだも同然だと思った。』


なんて言ってみても、全国的にこんな事は起きているでしょう。
また、私達の業界であっても同様な事は起きているかもしれません。
それが薬物を介在させるか否かの問題であるだけで。
 
私達は何かを与える立場でしょうか。
私達は常に与え続けられたから、発展出来たのではないでしょうか。
発展出来た事、考えさせられた事に対して敬意を払わなければならないと思うのです。
 
私は何も知りませんでした。
患者が教えてくれたから分かった事だって沢山ありました。
免許なんて、鼻クソを穿りながらでも取れるのです。
でも、治療に来る患者はイレギュラーだらけで教科書なんてクソの役にも立たないのです。
 
教科書通りの「手術です」「薬です」が成立しているのなら、今の存在はないのです。
だから聞かなければなりません。もしかしたら聞いたところで役に立たないかもしれません。
でも、100聞いた内の1にヒントが転がっていれば、私達は大きく発展出来るかもしれません。
 
痛い身体に鞭を打って、わざわざ身だしなみを整えて、大切なお金を握り締めて足を運んでくれた。
とっても面倒臭かったかもしれない。薬を飲んで寝て治るなら、薬を飲んで寝ているに決まってる。
でも、治らないから何かのヒントを得る為に来たのかもしれません。

人間ってのは面倒臭がる生き物です。
だから薬好きの人間が増えたのかもしれません。
だから薬漬けの人間も増えたのかもしれません。
 
「薬を飲んでいる間は痛みを忘れて気持ち良くなれる。」
「嫌な事も忘れていられる。」
「よく眠れる。」
「頭がフワフワして気持ち良い。」
「その薬の副作用も薬を飲んで「治せば」良いじゃない。」
「あの人は薬の副作用で死んだけど私は大丈夫…」
「いつまで薬を飲めば良いの?と聞いたら「死ぬまで飲み続けてください」と言われた」
「この薬を飲み続けたら変な症状が出てきて、病院に行ったら又薬を出されました」
「「薬に副作用も離脱症状もありません。ネットの見過ぎです」と言われた」
 
こんな世界に未来はありません。どんな未来があるのですか?
薬に踊らされている現実に気付くべきです。
それは自分自身がよく分かっているのではないですか?

「治る」って、とても面倒臭い事なのです。


麻疹ワクチン、風疹ワクチン、おたふくかぜワクチン
対照群の設けられた疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM報告した研究が3文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、
因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

水痘ワクチン
対照群の設けられた疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を複数報告した研究が1文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、因果関係を否定若しくは肯定するに
足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

インフルエンザワクチン
対照群の設けられた疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が15文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、中には混合感染を来たした症例や想定される
潜伏期間より短すぎる症例が含まれていた。
結果、因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

A型肝炎ワクチン
疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が2文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、想定される潜伏期間より短すぎる症例、
混合感染を来した症例が報告されていた。
結果、因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

B型肝炎ワクチン
疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が8文献見られたが、
7文献については時間的関連性以上の根拠を付すものでなかった。
一方、ワクチン接種後に繰り返し反応がみられた2症例については、
発生機序からワクチン接種とADEM発生との関連を疑わせるものであったが、
全体として因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン
疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が4文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、
因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

ジフテリアワクチン、百日咳ワクチン、破傷風ワクチン
疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が5文献見られたが、
4文献については、時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、
想定される潜伏期間より短すぎる症例も含まれていた。
一方、ワクチン接種後に繰り返し反応がみられた1症例については、
発生機序からワクチン接種とADEM発生との関連を疑わせるものであったが、
因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分

髄膜炎ワクチン
疫学研究の報告は見られなかった。
また、ワクチン接種後のADEM症例を報告した研究が1文献見られたが、
時間的関連性以上の根拠を付すものでなく、
因果関係を否定若しくは肯定するに足るエビデンスはないと判断された。
結論 不十分


平成25年度第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
(平成25年6月14日)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000034lcq.html
 
2011-2012 シーズンインフルエンザHA ワクチン死亡症例一覧
(平成24 年5月21 日までの報告分)基礎疾患を青文字に変えています。

90 代・女
子宮筋腫、胃カルテノイドのため胃全摘出、イレウス肺塞栓症、左大腿骨頚部骨折、
骨粗鬆症、逆流性食堂炎、便秘症、肺塞栓後反復性肺炎
接種3 日後に重篤肺炎にて死亡
結論 評価不能

70 代・女
肺癌、背部痛、不安障害、変形性脊椎症
接種8 時間後に浴槽にて死亡
結論 因果関係は極めて低い

90 代・女
多発性脳梗塞誤嚥性肺炎
接種翌日、喀痰誤嚥による窒息にて死亡
結論 不明

90 代・女
虚血性心疾患、右第10,11 肋骨骨折、肺挫傷、右血胸、変形性関節症、高血圧
接種3 時間30 分後、突然心肺停止。5 時間後死亡。死因は虚血性心疾患と推定される。

結論 評価不能

80 代・男
C 型肝炎、脳出血、慢性気管支炎
ワクチン接種2 日後、熱発し抗菌薬を投与開始。接種3 日後、肺炎と診断され、
その後酸素吸入を開始するも接種5 日後死亡。
結論 評価不能

80 代・女
胃潰瘍、肺炎、甲状腺機能低下症、骨粗鬆症、不安障害、洞不全症候群
ワクチン接種日より発熱。重症肺炎の診断で加療するも接種7 日後死亡。

結論 関連無し

60 代・女
自己免疫性胆管炎、気管支喘息、左乳がん術後、高血圧、胃潰瘍
ワクチン接種5 日後、感染性心内膜炎を発現。接種15 日後死亡。

結論 評価不能

70 代・男
高血圧、高尿酸血症、胃食道逆流性疾患、鼻炎
ワクチン接種3 日後、発熱、咳嗽発現。接種11 日後に両肺に浸潤影を認める。
接種26 日後に間質性肺炎の憎悪を認め、接種42 日後呼吸状態の悪化により死亡。
結論 評価不能

70 代・男
狭心症、2型糖尿病
ワクチン接種32 日後咳嗽が発現。接種42 日後、間質性肺炎、血小板減少を認める。
接種67 日後呼吸状態の悪化により死亡。
結論 確認中

【電話】 0173-74-9045 又は 050-1088-2488
                             (携帯 090-3983-1921 Cメール可)
【診療時間】 7:00~21:00 時間外対応可
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  ~針治療から病態定義の見直しを~