藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

その進化を賞賛するか否か


イメージ 2

イメージ 1

糖尿病における禁忌薬
 
糖尿病は、インスリン・ホルモンが不足したり働きが悪くなることで、
血糖値が上がってしまう病気です。薬のなかには、血糖値を変動させ、
糖尿病に悪影響をおよぼすものがあります。
 
たとえば、近年処方が増えている非定型抗精神病薬
なかでも、ジプレキサセロクエルは著しい血糖上昇をまねくおそれがあるため、
糖尿病やその既往歴のある人は使用できません。
同様の理由で、ガチフロという抗菌薬も禁忌です。
こちらは、高血糖だけでなく、重い低血糖症を起こす危険性もあります
ガチフロはこの問題により、後日、承認を取り下げ製造・販売中止となりました)。

ジプレキサガチフロ(中止)のような絶対的な禁忌薬は少ないのですが、
注意が必要な薬は ほかにもたくさんあります。
プレドニンに代表される いわゆるステロイド薬は、肝臓での糖新生を促進するとともに、
インスリンに対する感受性を低下させ末梢組織での糖利用を抑制するため、
結果的に高血糖をきたし糖尿病を悪化させるおそれがあります。
 
また、フルイトランなどチアジド系の利尿薬においても、
インスリン分泌を低下させ血糖を上昇させる副作用が知られています。
さらに、喘息に用いる気管支拡張薬(β刺激薬)は、
交感神経刺激作用により糖代謝を促進し高血糖をまねきます。

血糖値を上げるだけではなく、逆に、下げる性質の薬もあります。
先にあげたガチフロのほか、特に注意が必要なのは リスモダンやシベノールなど
ある種の抗不整脈薬による低血糖です。また、降圧薬のACE阻害薬やA-Ⅱ拮抗薬(ARB)は、糖尿病を伴う高血圧症に推奨される一方で、低血糖症の副作用が報告されています。
 
さらに、β遮断薬は、低血糖の初期症状をかくし重症化をまねくおそれがあるので、
コントロール不十分な糖尿病においては慎重に用いなければなりません。
糖尿病の治療は、血糖値を適切に保つとともに、
血圧など循環器系の管理が非常に重要なのですのが、
これらの薬と併用する場合は低血糖の発現にも十分な注意が必要です。

 
非定型抗精神病薬
(MARTA)
ジプレキサオランザピン糖尿病血糖上昇、警告(ジプレキサ警告(セロクエル)警告(エビリファイ)
※SDA(リスパダールルーラン)、エビリファイは慎重投与
セロクエルクエチアピン糖尿病
抗菌薬ガチフロ(中止)ガチフロキサシン糖尿病低血糖高血糖警告
降圧薬・抗不整脈
(β遮断薬)
インデラルプロプラノロール糖尿病性ケトアシドーシス心筋収縮力の抑制

※コントロール不十分な糖尿病は慎重投与
糖新生抑制、エピネフリンによる低血糖からの回復抑制、低血糖に対する交感神経症状抑制)
(非選択性薬剤は影響が大きいと考えられる)
カルビスケンピンドロール糖尿病性ケトアシドーシス
テノーミンアテノロール糖尿病性ケトアシドーシス
降圧薬
(抗アルドステロン薬)
セララエプレレノン微量アルブミン尿又は蛋白尿を伴う糖尿病カリウム血症
降圧薬
(レニン阻害薬)
ラジレスアリスキレンアンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤を投与中の糖尿病患者脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧のリスク
女性ホルモン薬経口避妊薬LNG・EE、NET・EE血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)血栓症等のリスク
月経困難症治療薬
(女性ホルモン薬)
ルナベルノルエチステロン・エチニルエストラジオール血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)
ヤーズドロスピレノン・エチニルエストラジオール血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)
切迫流・早産治療薬ウテメリンリトドリン重篤な糖尿病血糖上昇
栄養剤
(たん白アミノ酸製剤)
エレンタールアミノ酸、他重症糖尿病高血糖
エンテルードたん白質、他重症糖尿病高血糖
ツインラインたん白質、他重症糖尿病
ラコールたん白質、他重症糖尿病
ヘパンEDアミノ酸、他重症糖尿病
血栓ワーファリンワルファリン重症糖尿病出血
糖尿病治療薬
(経口剤)
オイグルコン
ダオニール
グリベンクラミド糖尿病性昏睡、1型糖尿病インスリンの適用
グリミクロングリクラジド糖尿病性昏睡、1型糖尿病
スターシス
ファスティック
ナテグリニド糖尿病性昏睡、1型糖尿病
グルファストミチグリニド糖尿病性昏睡、1型糖尿病
グルベスミチグリニド・ボグリボース糖尿病性昏睡、1型糖尿病
シュアポストレパグリニド糖尿病性昏睡、1型糖尿病
アマリールグリメピリド糖尿病性昏睡、1型糖尿病
グリコラン(旧:メルビン
メトグルコ
メトホルミン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
アクトスピオグリタゾン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
メタクトピオグリタゾン・メトホルミン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
リオベルピオグリタゾン・アログリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
ジャヌビア
ラクティブ
シタグリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
エクアビルダグリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
ネシーナアログリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
トラゼンタリナグリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病
テネリアテネリグリプチン糖尿病性昏睡、1型糖尿病

御堂筋暴走、会社員を逮捕 低血糖症危険運転致傷容疑

2014年7月4日16時37
 
大阪市中央区の御堂筋でワゴン車が暴走して通行人らが重軽傷を負った事故で、
大阪府警は4日、車を運転していた大阪市福島区の会社員、宮谷則幸容疑者(65)を
自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕し、発表した。
糖尿病による低血糖症で、意識障害を起こした疑いがあると判断した。5月施行の同法で、
低血糖症の影響による危険運転致傷を問うのは全国で初めてだ。
交通捜査課によると、逮捕容疑は、6月30日午後4時ごろ、
大阪市中央区心斎橋筋2丁目の交差点付近で乗用車やトラックに衝突し、
自転車の女性(32)に重傷を負わせるなど、男女計3人にけがをさせたというもの。
宮谷容疑者も負傷して入院し、府警は回復を待っていた。
 
宮谷容疑者は事故前の状況について、
低血糖症の兆候が出たので午後2時半ごろ、車の中でどら焼きを食べてジュースを飲んだ。
その後、昼食を取るために御堂筋を走っている途中から意識がなくなった」と説明。
現場の手前約2キロから、急停止を繰り返す異常な運転をしていたという。
 
親族によると、宮谷容疑者は若い頃から糖尿病を患ってインスリン治療をしており、
低血糖症と診断されたことがあるという。府警は、食事を取らなかったことで低血糖症になり、
その影響で意識を失って事故を起こしたとみて、過失による事故より重い危険運転致傷を適用した。
 

>>「低血糖症の兆候が出たので午後2時半ごろ、車の中でどら焼きを食べてジュースを飲んだ。
その後、昼食を取るために御堂筋を走っている途中から意識がなくなった」と説明。
 
宮谷容疑者とやらの基礎疾患の情報が無い為に確定的な事は書けませんが、
このような状態で生活をしている方々は、日頃から面倒くさい血糖値のコントロールをしています。
カロリー制限という支配下の下、血糖値の上がる食事を強いられ、血糖値を下げる薬を飲んでコントロール
 
食事と服薬のタイミングがずれては高血糖低血糖で雁字搦めに合うわ、
あれが何グラム食べなきゃ、これが何グラム食べなきゃと忙しないようですが、
血糖値が上がる食べ物を食べないという選択はなかったのでしょうか。
それでも、インスリンのお陰で甘い物も食べられるというメリットもあったり。
(※断定的内容も多分に含まれていますが、本当に大切なのは、この先の身体作りです)
 
とは言え、未だに日本で肯定的に取り扱っている医療機関も少ないようですし、
医療機関によっては強い反発を示す所も多いようです。確認を取ってないので確定的な事は言えませんが、
青森県内では五所川原市の診療所が実践されているのかな。
 

メディコトリム
日本温泉気候物理医学会雑誌77(1)52-53, 2013
No.20『メディコトリムの取り組み』― スーパー糖質制限食実践と温泉療法の併用 ―

津川 信彦  津軽保健生協健生五所川原診療所内科

[目的]
「メデイコトリム」とは、「メデイコ=医療」「トリム=整える」という意味です。
青森県立中央病院小野正人医療管理監の面接指導をうけ、
生活習慣の見直しメデイコトリムに取り組みました。

[方法]
生活変容のための食事療法は朝昼晩と三食ともに
ごはん、バン、麺類などを食べない「スーパー糖質制限食」、運動療法はスポーツも苦手で、
温泉療法医であり約1時間程度の「温泉療法」も週3回程度組み合わせました。

[成績]
「70日間で体重は12kg減量の成功」です。前、2週間後、6週間後、10週間後と生化学データでは
AST/ALT: 63/113 61/81 28/34 20/18と脂肪肝も改善。
FBS: 144 139 136 124と低下。HbAlc (NGSP): 10.1, 9.7, 7.8, 7.3と改善。
T-cho: 350 332 240 238, TG: 354 182 110 125と改善した。

[考察]
薬物療法なしの生活習慣改善で内臓脂肪を減らし、体重減少に成功した。
特筆すべきことは、温泉療法を組み合わせることで6カ月継続して取り組め、
「半年で体重は22kg減量, AST/ALT: 15/13, FBS: 112, HbAlc(NGSP): 6.l, T-cho: 239, TG: 100 と改善しました。糖質制限食を継続するうえでも温泉療法の併用は有効であり報告とした。


またまた念の為に書いておきますが、薬物で血糖値をコントロールしている方、
服薬しながら糖質制限を行った場合、低血糖になる危険性があります。
向精神薬を飲んでいる方も、急激な減薬や断薬は強い禁断症状を発症する可能性があります。
薬で動かされている心身を、薬を飲んでいない心身に戻すのは段階を踏まなければならない為、
相応の時間が掛かります。気になる方は掛かり付け医に相談して下さい。
「糖尿病は薬で治すものだ。」「精神病は薬で治すものだ。」と言われるかもしれませんが。
 
薬を飲み始めれば、とんでもなく面倒くさい人生を送る事になるのは多くの方が実感しているのでは。


移住を繰り返しながら、少量の植物と多量の動物から蛋白質や脂質の類を摂取して生活を
行ってきた人間という生き物は、定住する事で穀物を栽培し、穀物を摂取し始めた歴史があります。
その後も良くも悪くも「便利」「手軽」「美味しい」を名目に、様々な進化を遂げてきました。
動かぬ植物は、動けぬ為に毒性を保持し、自身の身体を守っていました。
その毒性を無毒に変化させたのも、また人間の都合でした。
 
食べ物であれば、「保存料」、「添加物」、「遺伝子組み換え物質」etc…。
そして「保存料なし」、「無添加」、「遺伝子組み換え物質は使っていません」が有難がれ。
1つの進化の逆を行く考え方は、ある意味、「元に戻った」生活を送る事でもありますが、
如何せん、人間は「便利」と「手軽」と「美味しい」を覚えると、元に戻りにくいものです。
 
今の私から車を取ったら何処にも移動出来ませんし、往診なんて基本的に不可能です。
このブログを書いた後、往診の為に250キロ程度の移動をしますが、歩いて行ける距離ではありません。
今の来院患者の大半は車で来ます。車が無かったら来にくい場所です。
しかし、車の無い時代、リヤカーに往診道具を載せ、山へ入っていった人もいるでしょう。
リヤカーや戸板に患者を乗せ、治療院まで運んできたケースもあったでしょう。
 
そのような進化のお陰で今が成立していると考えると、全てを無碍に批判否定するのもどうかと思う所もあり、
是正出来る部分は是正しなければとも思う所もあり。要はこの考え方も「楽」を求めた甘えなのかもしれません。
水も空気もキレイな無人島で仙人になるか、不衛生な都会で暮らすかと問われれば私は後者を選択します。
 
結局は私も何だかんだ言いながらも、
自分に都合の良い遣り方を追い求め、空間を求め、時間を求め、生活を求めているのです。
恐らく、それは皆同じかもしれません。誰だって自分に都合良く生きているほうが気持ち良いものです。
但し、大抵はそれが思い通りに行かないからストレスとなり、過食になり、拒食になり、
依存性の高い食物を好む、依存性の高い薬物に手を出す、そして逃げられなくなるのです。
そのような食べ物や薬は星の数ほど出回っており、スーパーに行けば簡単に手に入れられます。
 
その進化は正しいのか。その便利は正しいのか。
その「美味しい」という感覚は何処の内臓器が喜んでいるのでしょうか。
その判断をするのは、消費者となる個々人に委ねられ、選択した人間に全てが委ねられるのです。
選択する理由として、何を指標としていますか?
 
国が言っているから安心でしょうか。
厚労省が言っているから安心でしょうか。
トクホだから安心?大きいメーカーだから安心?隣のおっちゃんが言っているから安心?
それが今まで正しかった事ってどれ位あったでしょうか。
ワクチン、向精神薬etc…、今まで何度出しては引っ込めてきたでしょうか。 
その裏ではどれ程多くの患者と患者家族が犠牲になってきたでしょうか。
 
何処そこのラーメン屋が上手いだの不味いだののレベルではなく、
健康被害を生じるリスクの高い業界が医療・健康業界です。

1996年、アメリカ国立精神衛生研究所ティーブン・ハイマン所長と
イェール大学エリック・ネスラー博士は「向精神薬の長期投与は、
ほとんど全ての自然刺激の耐久力や回復力の限界を確実に越えるようで、
神経伝達物質の機能に混乱を引き起こしますと述べている。
 
1998年、ミシガン大学エリオット・ヴァレンスタイン博士は
「生きている人間の脳の化学的な状態を評価するための検査法は、
存在しないのが現実だ」と述べている。
精神科医などは、向精神薬は「脳内化学物質の不均衡」を正すと説明するが、
科学的な根拠があるわけではない。
また、専門家の間では、「脳内化学物質の不均衡」説は辻褄が合わないことが古くから知られており、
向精神薬の処方には合理的な理由がないのが実情である。
 
2002年、アメリカ精神医学会企業献金委員会の
ステファン・ゴールドフィンガー(Stephen Goldfinger)委員長は、
製薬会社による精神科医の囲い込みについて、「製薬会社は道徳観念のない一団です。
彼らは慈善団体ではありませんから、操り糸も付けずに大金を寄付するなど到底あり得ません」と述べている。
 
2003年、アメリカ精神医学会ティーブン・シャーフスタイン副会長は、
精神保健システムが細分化される理由について、
「生き残るために、私たち(精神科医)は金のあるところに行かねばなりません」と証言している。
日本では医師法第17条によって診療を行う者が医師に限定されているが、
アメリカ合衆国では医師ではないサイコロジストにも法的に診療が認められている。
精神医学を使う薬物療法中心の精神科医臨床心理学
使う心理療法中心のサイコロジストに分かれており、商売上の競合がある。
また、精神科医心理療法のトレーニングをほとんど受けていない。
精神科医にとって細分化とは、DSM精神障害の種類を増やし、
様々なサービスを生み出し、薬物療法を推進することを意味している。
 
2004年、カーディフ大学デイヴィッド・ヒーリー(David Healy)博士は
「今日にいたるまで、うつ病でのセロトニン異常が証明されたことは一度もない」と述べている。
また、健康な人にSSRIを投与すると焦燥、不安、自殺傾向などを示すことがある。
この事実は、1980年代に製薬会社の研究によって証明されている。
健康なボランティアに対して行われた「ゾロフト」の試験では、かなり重症化し、
第1週のうちに全員脱落している。SSRIを服用する人の大部分は、
内因性のうつ症状を持つ人よりむしろ、健康なボランティアにずっと近い人々である。
The New England Journal of Medicine』の前編集長であり、
ハーバード大学医学大学院で上級講師を務める内科医のマーシャ・エンジェル
「昔々、製薬会社は病気を治療する薬を売り込んでいました。今日では、しばしば正反対です。
彼らは薬に合わせた病気を売り込みます」と述べている。
一例として、月経前不快気分障害は、
プロザック」の名称を「サラフェム」と変更しただけの薬を月経前症候群用に販売し、生まれた診断名である。
 
2005年、メディアに追求されたアメリカ精神医学会ティーブン・シャーフスタイン会長は、
People』誌で、「脳内化学物質の不均衡」の証明について、「明確な検査法は存在しません」と認めている。
脳スキャン技術による診断の目処も立っていない。
有害な精神科治療を調査したボストン・グローブ紙の連載で、
1998年、ピューリッツァー賞の最終候補に残ったこともある医療ジャーナリストロバート・ウィタカーによれば、研究文献を調べると、抗精神病薬抗うつ薬抗不安薬ADHD治療に使われる「リタリン」のような
精神刺激薬の全てに共通のパターンが見られる。短期間、たとえば、6週間であれば、対象症状について、
偽薬よりわずかに上回る効果を得られる可能性があるが、
長期間になると、全ての対象症状で偽薬を投与された患者より悪化し、慢性化、重症化している。
また、かなり著しい割合で、新たな精神症状やより重い精神症状が薬物自体によって引き起こされている 。
 
2006年、DSM-IVの作成に関与した精神医学の専門家の56%(170人中95人)に、
向精神薬を販売する製薬会社と金銭的なつながりがあったことが判明した。
感情障害精神病性障害(psychotic disorders)の作業グループでは100%であった。
マサチューセッツ大学臨床心理学者であるリサ・コスグローヴ博士は
「精神医学の分野における金銭的なつながりがどれ程ひどいのか、
私は大衆が気づいているとは思いません」と述べている。ニューヨーク州立大学トーマス・サズ博士は
自然科学事業の健全性は、私たちが『科学的』と呼ぶ活動に従事する各人が、
真実を探求して真実を語る、また、誤った説明と虚偽の『事実』を暴いて排除するという科学的共同体の
約束で成り立っています。対照的に、宗教の安定性、精神医学の偽装信仰、いわゆる行動科学は、
議論の余地のない教義としきたりに対する担い手の忠誠、
それに基づいた集団の繁栄に害を及ぼすような真実を語ることへの拒絶から成り立っています」
プロフェッショナルの信頼性を保つために、精神医学の歴史家、精神科医のような者は、
が実在するのと同じ感覚で、心の病は実在すると信じるか、信じているふりをしなければなりません。
その結果、彼らは鼻の先にある現実を見る危険を冒すことができません」と述べている。
 
2009年、偽薬効果を研究するハル大学アービング・カーシュ博士は「支持できる証拠が乏しいどころか、
化学物質不均衡説は間違いでしかないと膨大なデータが語っている」と述べている。
抗うつ薬には不活性プラセボ(副作用のない偽薬)を若干上回る程度の効果しかなく、
両者の差は副作用の有無だと指摘している。副作用が起きると本物だと分かり、
被験者の期待が高まるからである。活性プラセボ(副作用のある偽薬)を用いた臨床試験では、
抗うつ薬との間に有意な差は見られなかった。
 
2010年、抗うつ薬の効果について、医師側から二つの反論がある。
一つは、アメリカ食品医薬品局偽薬より効果があると示す2件の臨床試験を要求しており、
効果のない薬を承認するはずがない、という反論である。しかし、2件であり、
他の大多数の臨床試験が効果がないと示していても良い。また、要求は統計的有意差であり、
臨床的有意差(医薬品と偽薬の効果の差)の大きさは考慮されていない。
もう一つは、医師は臨床現場で効果を確認している、という反論である。
しかし、医師は偽薬を使うことがほとんどないため、
偽薬に1錠4ドルする薬と同程度の効果があるとは考えない。
また、専門家は抗うつ薬に効果がないとは言っていない。
何も処方しないより偽薬を処方したほうが効果があり、抗うつ薬には偽薬程度の効果がある。
問題としているのは抗うつ薬の効果が偽薬効果か否かである。
ゾロフト」を製造するファイザー社のスポークスパーソンは、
抗うつ薬が「一般に偽薬と区別できないこと」は
アメリカ食品医薬品局学界、製薬業界でよく知られている事実です」と述べている。
 
2012年、DSM-IVアレン・フランセス編纂委員長は
精神医学における生物学的検査というのは未だにありません」「誤解を招きやすい考えの一つが、
精神科の問題はすべて化学的アンバランスによるもので、服薬で病気が治るという考え方です。
この考えによって、製薬会社は過去30年にわたって薬を売ることができたわけです」と述べている。
精神科の軽度~中程度の症状には、心理療法が少なくとも薬物療法と同じくらい効果がある。
心理療法のほうが持続効果は長く、副作用も少ないが、非常に多くの人が必要のない薬物療法を受けている
 
2013年、国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部の松本俊彦室長は
「精神科では依存性のある薬を使わざるを得ない場面もあるが、
漠然とした投薬や診察なしの投薬は避けるべきだ」と指摘している。
睡眠薬精神安定剤として、多くの診療科で処方されるベンゾジアゼピン薬剤は
依存性の高さが指摘されている。薬物依存症について、
精神科医からは「内科などの不適切な処方が問題」との意見が出ていたが、同センターなどの調査によれば、  依存症の専門外来を受診した患者の84%は精神科治療によって引き起こされている


多くの情報統制、言論統制、疾患喧伝、ドグマ的に行われてきた政府広報と一見誤解を生むような仕向け。
知っていれば知らないフリも出来ますが、知らなければ嵌るとこまで嵌ります。
 
それがモンサントやGSK、メルクであれ、心理学者であれ哲学者であれ、ジャーナリストであれ医者であれ、
風が吹けば飛ぶような小さな藤原航太鍼灸院であれ、それが彼等の生き方であり、遣り方であり、
考え方であり、何かしかの提供を行っている以上、良くも悪くも何かしかの信念があり、
「何か」を求めている為に、大なり小なり活動しているのです。
 
それを患者がどのように解釈し、選択をするのかも自由である以上、
提供側の進化を害悪と取るか、賞賛するかも自由であり、日々同等に時間を送っています。
その進化は誰の為に行われているのでしょう。患者の為でしょうか。それとも利益の為でしょうか。
 
んま、明日の幸せを望むなら糖質制限食よりマクドナルドに行ったほうが良いのはココだけのホントの話(笑)
 
       

【電話】 0173-74-9045 又は 050-1088-2488
                             (携帯 090-3983-1921 Cメール可)
【診療時間】 7:00~21:00 時間外対応可
【休診日】 なし 土・日・祝祭日も診療しています
【PCメール  
fujiwaranohari@tbz.t-com.ne.jp お返事には数日要する場合も御座います

  ~針治療から病態定義の見直しを~