藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

病態把握の差異によるアプローチ手段の変異


鍼灸院だから良いとか、整骨院だから良いとか、マッサージだから良いという話ではなく、
病態把握や身体観が同一であれば、手技手法は異なれど、目的は1つになります。
 
前項で一般的な「腰痛」に触れた為に、引き続き腰痛を踏まえて書きますが、
当院に関して言えば、添付している写真のようなアプローチにはなりません。
病態把握が異なれば、「腰痛」だとしても写真の刺鍼箇所を選定した意義が同業でも分からなくなります。
※否定批判している訳ではなく、本当に理由が分からないのです。
 http://blogs.yahoo.co.jp/anti_white_supremacy/10122293.htmlに幾つかまとめた事がありますが、
腰背筋へのアプローチの必要性は極僅かです。更に、腹臥位でのアプローチはリバウンドのリスクが高い。
腰背筋へのアプローチを主眼に置いた場合の腰痛改善の機序を知りたいくらいです。

鍼を刺す刺さない以前の問題として、病態把握が術者によって相当左右されてきます。
鍼なんて刺そうと思えば誰だって刺せる訳で、揉もうなんて思えば誰だった揉める訳で、
単に日本という国では、免許を有していないと法的に許されないよ、というだけの話。
 
世間一般で出回っている病態把握や病態理論に至っては、
善くも悪くも権威付けられた人間等によって創り上げられた話でしかなく、価値を求める必要性は皆無です。
 
例えば「○○炎」と診断されたのに、「風呂に入ればサッパリするんだよ」って現実は既に矛盾しています。
本当に炎症が起きていれば炎症は助長され、症状は強まるはずですが、そんな事は現実としてない。
それであれば、自身がアレコレ試した結果、一番楽になる手段が正解になるのです。
 
※炎症をどうするかという話は術者により異なります。血腫形成を促進させるか否かによっても話は変わる為、今は一般論的な話で進めます。
 
それを「○○炎」と診断されたばかりに、診断名に固執し、湿布を貼っていても治りは悪くなるばかりです。
結果的に診断名に価値と意義を求めたところで、診断権を持つ医師に自身の身体を委ねたところで、
自分の身体は自分が一番理解しているのでしょうから、診断名に振り回される必要性はありません。

このように、
「医師A⇔患者」「医師B⇔患者」「医師C⇔患者」
鍼灸師A⇔患者」「鍼灸師B⇔患者」「鍼灸師C⇔患者」
「隣のおっちゃんA⇔患者」「隣のおっちゃんB⇔患者」「隣のおっちゃんC⇔患者」
で病態把握は異なる訳ですから、話す内容からアプローチ法迄異なってきます。
 
画像所見にて異常が生じていた場合、診断名自体はAもBもCも同一になったとしても
診断名と症状の関連性の考察に関しては異なってきます。
相関関係の有無にて、その後の治療法も異なってきます。
その為に、セカンドやサードオピニオンと言われる存在の意義が生じてきますが、
患者も症状が長期に渡れば渡るほど、切羽詰ってくるので、高額な治療を良しとする傾向に陥りますし、
自分に都合の良い意見を述べてくれる人間に肩を寄せる傾向に陥りますし、
権威に肩寄せする傾向に陥ります。大体がドツボに嵌っていくパターンになるのですけどね。
 
これだけ病院や代替医療機関が蔓延している為に致し方がない事かもしれません。
更に、情報収集が出来れば出来る環境下にある程、メリットもあればデメリットも生じます。

怪しいか怪しくないかの判断は個々人に委ねられますので、
様々な療法や食品を取り上げてアレコレ言うつもりはサラサラありませんが、
無事に帰ってきてくれたら幸いです。それが薬に人生を繋がれてしまったら帰れなくなります。

『反復性うつ性障害』と『不眠症』で薬漬けになって5年が経ちます。
トリラホン散1%・トレミン散1%を1日3回、
就寝前に、レンドルミン錠0.25mg×1錠、デパス錠0.5mg×1錠、
マイスリー錠5mg×1錠、貧血の薬・フェルムカプセル305mg×1錠、
これに加えて、アトピーの飲み薬で、1週間分ですが、
ヒスタミンステロイド薬のヒスタブロック錠を、朝×1錠・晩×1錠服用しています。
その前はアレロック錠を、朝×1錠・晩×1錠服用していました。
そしてサプリメントは朝・マルチビタミンとウコン、
昼・ビタミンB群とウコン、
夜・ビタミンB群を併せて飲んでいます。
何だか薬の管理に追われる生活で、薬でお腹一杯になります(苦笑)
お酒は飲めませんが、タバコは吸います。
精神状態は、薬を飲んでいるから??とりあえず平静が保てる状態です。
一度自己判断で、薬を飲まないでみたら、エライ目にあいました(泣)
アトピーは時にはステロイド注射を打ってもらっております。
外用薬は、ドップリステロイドの塗り薬です。
メンタルクリニックに受診する度に、
いつまで飲み続ければ良いのかと尋ねますが、
調子が安定しているのなら、飲み続ける様にと言われました。

薬漬け医療は正しいのではないか?
と最近思ってる62歳のものです。激しい離脱症状を乗り越え再発を繰り返すよりは、
薬にどっぷりつかってしまったほうが楽というか、クオリティーの高い人生が送れるとは思いませんか。
薬につかっても再発はしますか?
最近まではいずれは断薬を考えていたんですが、今減薬に苦しんでいます。

四歳の娘なのですが、薬漬けです。
9月から蓄膿症で約1ヶ月半抗生物質を飲み、治ったと思えばタミフル
また治ったと思ったら鼻水で抗生物質
耳鼻科にかかってるのですが、血液をとりアレルギー検査もしましたが、陰性。
しかし、風邪ひいてなくても鼻の中が赤いと言うことをでアレルギーかな?と言われています。
金曜日には鼻水が落ち着いたので、点鼻薬(ザジテン)をもらい、
一週間くらいしたらそれもやめていいと言われたのですが、
また日曜日から鼻水(透明でねばっこい)、鼻詰まりが始まりました。
点鼻薬があるし、行けば抗生物質はでるだろうし、病院は様子みています。
なにが言いたいかわからなくなりましたが…
①月に半分以上抗生物質を飲んで大丈夫なのか(今年に入って毎月半分飲んでます)
②みなさんだったら、どの程度の鼻水で病院に行きますか?
アレルギー性鼻炎の場合、ずっと抗生物質や薬は必要なのでしょうか?

鎮痛剤について質問です。イブを服用したところ両目がパンパンに腫れて、
まるで試合後のボクサーのようになってしまいました。あまりひどくはないのですが蕁麻疹の症状もあります。
薬局で相談したらイブプロフェンが原因ではないかとバファリンを薦められて試しましたが全く同じ症状で・・・。
医者に行くつもりですが同じような経験のある方でこれは大丈夫だったというような鎮痛剤を教えて下さい。

頭痛、首、肩の凝り持ちです。整形外科へ行ったら、「あなた、首の筋肉無いね~凝るでしょ?」と言われました。
おまけに頭痛持ちなので、辛いときに、すぐ鎮痛剤(市販薬)に手を出してしまいます。
歯医者に行ったときに、抜歯して、医者からロキソニンをもらいました。「持ってます」と言ったら、
歯医者「そういうのを毎日飲んでいたら、寿命が縮まりますよ」と言われてしまいました。

腰痛(左尻)、整形外科に通っていますが、今の治療法・投薬は適切でしょうか?
何年も前から腰の付け根が痛い事はあったのですが、
3か月程前突然、ぎっくり腰のように腰砕けになり、
腰の付け根も痛くなってきたので整形外科を受診しました。
レントゲン検査で「腰椎?5番6番の軟骨がすり減っているようだ ぎっくり腰ではない」と言われ、
お尻に筋肉注射と投薬(ボルタレン錠25mgを1日3錠、ガスター錠10mgを1日2錠)を1週間分処方されました。
筋肉注射を打った当日は少し楽になりましたが次の日から徐々に痛い所が腰から
左のでん部に移動して来ました。(日により右の太もも表側にも痛みが)痛みは殆ど消えず1週間後再受診。
症状を全て伝え ブロック注射(仙骨ブロック)を受け、今までの薬の他にリリカ25mgを2週間分処方。
ちなみにブロック注射は全く効かなかった。その後、腰の付け根の痛みは無くなりましたが、
でん部の痛みは全く消えず。2週間後リリカが75mgに変わったが1か月分の投薬のみ。
1か月後(今日)今までの薬は全部やめて トラムセット配合錠とプリンぺラン(吐き気止め)を1日2回、
1週間分処方するとの事。
薬の説明の後、こちらから「日常生活、仕事に支障が出ているので少しでも痛みを軽く出来ないか?」と
質問するが特に話もないので「ブロック注射をして欲しい」と伝え、仙骨ブロックと筋肉注射をしてもらいました。今現在(受診後12時間)、どちらの注射の効果か少し楽な気がします。
以上、長くなりましたが今までの経緯です。
時には排便の際にふんばる事も出来ない位辛いのですが、治療としてはこんなものなのでしょうか?
初めて受診した際にレントゲンを2枚撮って軽く触診したきりで 今後の治療についての説明もないし、
痛みの変化についても聞いて来ない。今日「少しでも痛みを軽減してほしい」と言ったら
 「そんなに急がれても・・・」との回答。
この3か月間全く改善している様に感じられず、
医者も患者の痛みを理解しようとしている様にも思えないし、個人病院なので医者もこの人1人。
このままこの病院に通い続けても良いものなのか?他の病院でもこんなものなのか?悩んでいます。

椎間板ヘルニアで腰痛が酷く整形外科でセレコックス100mg×1 ノイロトピン錠4単位×2 ムコスタ錠100mg×1
を朝夕の二回処方されましたが合わせてリリカプセル75mgも服用しても問題ありませんか?
坐薬のボルタレン50mgも合わせてたら強すぎたり副作用とかありますか?

七年前腰椎すべり症で手術をして最近また腰が痛くなり整形外科に受診した所
手術で入れたボルトが神経に当たり痛いのだと思うと言われました。
ボルトを取る手術は筋力が落ちるから進めない、
痛みとうまく付き合って行くしかないと言われ、痛み止めと湿布が処方されました。
痛み止めを飲んでも痛む時がありたくさん飲むとふらふらし怪我をしました。
何か痛みを和らぐ方法は無いでしょうか、教えて下さい。
トラムセット朝、昼、夕、眠前とリリカ朝夕がでましたがふらふらするので、
トラムセットを朝夕リリカを夕方のみ飲んでいます。
年末に肋骨を骨折しロキソニンが追加で出たので頓服で飲んでいます。
整体に週に一度位通っています。 針は怖くて行っていません。

慢性腰痛で民間療法~大学病院、精神科までさ迷いまくって、
半年前から新しく、慢性疼痛に理解のある整形外科に通っています。
トラムセット配合錠を飲んでいて4錠飲んだあたりから首や肩が痛くなり、医師は副作用だからと減薬して、
今日、2錠になったんですが、腰の痛みも去ることながら、背中上部の痛みで日常生活が不自由だと
かれこれ数ヶ月訴えてるのに、この薬を飲むことをやめさせてくれません。
理由は「減薬してまだ痛いのは副作用の可能性が低い」「もし副作用であっても痛みは自然消滅する」
「飲むのをやめて他が痛くなったら駄目だから様子見しよう」と言われました。
他とは腰のことでしょうが、この薬を飲んでから腰が楽になったことはありません。
そのことは3錠になった時点で伝えましたが
「最大8錠飲めるから4錠位では効果なくても納得いく」と言われました。
このまま来月まで様子見するべきか、ここに通わないようにしようか迷っています。
でも、慢性痛のメカニズムを理解している医師が少ないので、他を捜すのも考えてしまいます。
今まで10年、色んな医師に嫌な思いもしてるので、嫌な気持ちではなく、
不安というか、なんか一貫性がないような気がしてきて‥。

デパス中毒について。私の場合整形外科で肩こりで処方してもらってはや二年になります。
はじめは寝る間に0.5を1錠飲んでものすごく眠れましただんだん1錠では寝れなくなり
0.5を2錠飲んでます。デパスを飲まない日は一時間ずつ目が覚めてしまい、朝すっきりおきれません。
服用するとすんなり寝れます。いまわ肩こりもなく寝入りがきもちいいので毎日飲んでます。
これって中毒でしょうか?正直やめたいです。
病院の先生に中毒になりませんかと質問したところ、大丈夫安全な薬だからとの事、
いろいろな意見を聞くと怖くてやめたいのにやめれない気持ちがあります。
明日からやめようとおもうけど、結局飲んでしまいます。そんな心のかくとうが疲れます。

薬は中長期的な展望を視野に入れて服薬してもプラスにはならないですね。薬物中毒と何ら変わりません。
絶対飲まなきゃならんという重篤疾患を除き、薬に繋がれた人生ってのは如何なものでしょう。
止め時も分からなくなり、止められなくなり、減薬すれば具合が悪くなり飲み戻し、耐性が付き増量し…。
そして悩みのベクトルが既に違う方向性を向いている事を認識してもらいたいものです。
昨日はチョコレートケーキを食べて胸焼けしたから、今日はショートケーキにしようかなと悩んでいるのと同じ。
 
それもこれも病態把握が異なる結果かと言えばそうかもしれないですし、
患者が選択した道だと言えばそれまでかもしれないですし、
身を挺して止めても止められないし、
最早、薬を飲んでいる人間にはムッとされる内容ですし
 
一体、誰に言われれば患者は納得するのでしょうか。
日本薬剤師会会長に言われたら納得してくれますか?

週刊現代 2014/04/05号患者よ、クスリを捨てなさい 

現代の西洋医学におけるクスリというのは、人工的に作られた化学化合物質ですから、
身体の中にもともと存在しないものであり、「毒」と言ってもいい。できれば飲まないほうが良いものです。

人間は高等生物ですから、異物が体内に入ってくれば、
それを排除して体調を整えようとして、さまざまな反応を起こします。

これと同じように、クスリも人体にとっては異物であるため、体内に入るとさまざまな防御反応が現れます。

「病気を治せないクスリ」もあるということです。風邪薬や、高血圧、糖尿病といった
生活習慣病のクスリなどが代表的ですが、これらは症状を抑えるものであって、
病気を治すクスリではありません。

発熱しているということは、まさにいま体の中で異物を排除するために防御反応が起こっているということ。
その反応を無理に抑えてしまうと、逆に治りが遅くなってしまう可能性もあります。

また、解熱剤と同様にロキソニンなどの鎮痛剤も、痛みは抑えられても、
痛みの原因を取り除けるわけではないですし、長く飲み続ける性格のものではありません。
日本では抗生物質の消費量も他国に比べて多いようですが、投与を続けることで、耐性ができ、
肝心なときに効かなくなってしまうこともあるのです。

日本呼吸器学会が言えば納得してくれますか?http://www.jrs.or.jp/
 
1.自然に治るもので、風邪薬で治るものではない。
2.普通は3〜7日で治るが、14日程度かかる場合もある。
3.ほとんどがウィルス感染でる。ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウィルス薬は存在しない。
4.抗菌薬(抗生物質)は風邪に直接効くものではない。
5.抗菌薬を乱用すると、下痢やアレルギーの副作用や薬が効かない耐性菌を生み出す危険がある。
6.風邪薬は、症状の緩和が目的の対症療法にすぎない。
7.多くの風邪薬、特に総合感冒薬は、連用すると発疹や発熱、胃腸障害など副作用の危険がある。
8.発熱は体がウィルスと戦っている免疫反応で、ウィルスが増殖しにくい環境を作っている。
9.解熱・鎮痛剤は、症状が激しい場合のみ頓服として使う。
  アセトアミノフェンなど作用が穏やかな薬が推奨される。
10.十分な食事が摂れない時や消化性潰瘍がある人、アスピリン喘息、腎不全の人はアスピリン
  イブプロフェン、ナプロキセンなどの解熱・鎮痛剤は飲んではいけない。
11.症状の持続(4日以上)や悪化が見られる時は医師の診断が必要。
12.予防にはうがい、手洗いが有効。うがいには殺菌効果がありポピドンヨード(イソジン)が望ましい。
13.発症時、とくに発熱時に最もウィルスをうつしやすい。

隣のおっちゃんの「風邪なんて飯食って寝てろ」が一番正しいのかもしれませんね。

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  ~針治療から病態定義の見直しを~