藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

「痛み」は「痛み」であり「痛む病気」ではない 2


年齢、性別、労働環境、職場環境、家庭環境、基礎体力、及び既往歴等々により
訴える症状の内容や表現方法に違いはあるでしょう。
 
下記の病状(○○症や○○症候群)の根本的原因は、
医原病若しくは自身の管理不足と言えるものばかりです。
病院に行けばもっともらしい病名を貰ってくるでしょうけれど、
発症内容に応じた薬物を服薬するように指示されるだけであり、
原因を究明する訳でもない、所謂対処療法に陥る結果となり、
薬物投与による副作用~常用離脱、且つ元症状の悪化と、
患者への負担は無限に拡大していきます。
 
対処療法の危険性は、根本的問題を解決せずに、
出た杭を打つだけの抑制作用しか生まない為に、
常に原発は今か今かと牙を剥いている状態である事は、
整形領域の(腰痛ガイドラインを考えるシリーズ)でも述べました。
 
 
下記の○○症や○○症候群や他多数の様々な病状も
 
特定の栄養摂取が過剰となり、特定の栄養が欠乏した結果であり
特定の栄養摂取が過剰となり、特定のホルモン異常の結果であり、
特定の栄養摂取が過剰となり、特定の脳内神経伝達物質が招いた結果であり、
特定の栄養摂取が過剰となっている事を自他共に危険性を知らず、摂取し続けた結果であり、
特定の栄養摂取が過剰となるような社会的背景であり、
特定の薬物摂取が長期間に及んだ結果、特定の栄養が欠乏した結果であり、
特定の薬物摂取が長期間に及んだ結果、特定のホルモン異常の結果であり、
特定の薬物摂取が長期間に及んだ結果、特定の脳内神経伝達物質が招いた結果であり、
特定の薬物に耐性が付いた為、特定の状態が現われた、及び、常用性離脱が疑われる病状です。
 
患者の話を良く聞けば、原因は分かるような内容なのにも関わらず、
患者の発する症状に対して蓋ばかりをするような、
所謂対処療法としての薬物が蔓延してしまった結果、
必要以上に患者は様々な症状に苛まれ、
受療動機ともなる初期症状すら訳が分からなくなる、
記憶が飛んでしまう程の状況になってしまうのです。
 
ここ最近、麻薬や覚醒剤紛いの中枢神経に作用する薬が各科で随分と出されています。
何でこんな状況に陥ってしまったのでしょう。
「取り合えず脳で止めてしまえ」的な対処の仕方は、
結果的に「アナタの痛みは分からないんです」と言っているのと同義なのではないでしょうか。
 
下記に○○症や、○○症候群と言われる病名を幾つかまとめました。
ご覧になって分かる通り、訴える病状が非常に酷似している事が分かると思います。
よくよく読み、内容を理解して頂ければ気付くと思います。
知ってか知らずか各々の医原病に対して更に薬物投与だ何だを繰り返すから、
益々拗れていくのは当たり前なのです。
前も書きましたが、何で「足す」事ばっかりしか考えず「引く・抜く」事を考えないのか。
 
知識と情報収集能力、疑問を持つというキッカケが患者に無かったら、死期を早めているだけです。
「病気」にするから死期が早まるんです。
昨今のどうでも良い診断~薬物投与の流れは、患者の寿命を縮めているだけなのではないでしょうか。
 
医原病を○○症や○○症候群と、もっともらしい病気に仕立て上げたのは。
下記の病状も全て発症する訳ではないので、各々発症した症状に応じて、
様々な科に行って検査を受けたり治療(投薬)されたりするのですが、
残念ながら大半が無効であり、
各科を回れば回るほど薬が増えていくという蟻地獄に陥ります。
 
患者の最も辛い症状に応じてチョイスされる病院は変わるかもしれません。
そして、整形に行けば○○症、内科に行けば△△症、婦人科行けば××症、精神科行けば□□症、
皮膚科に行けば…、耳鼻科に行けば…とコロコロ変わるかもしれません。
 
「○○先生の指示が悪かったのでこうなったので症」とは絶対ならないのが世の常よ
薬物による副作用や栄養指導の誤り諸々含め、患者の発する症状は全て病気になっていきます。


○○症
 
顔面周囲の剥脱性皮膚炎、アトピー性皮膚炎 、カンジダ性皮膚炎(歯周病も含む) 、
脂漏性皮膚炎 易感染性、神経炎などの神経障害、指の爪の強度不足、糖尿病
腎症(IgA腎症、非IgA腎症)、慢性関節リウマチ、尋常性乾癬、狭窄型狭心症
攣縮性狭心症掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症性骨関節炎、気管支喘息、シェーグレン症候群、
全身性エリテマトーデス、クローン病ベーチェット病、多発性骨髄腫、強皮症、代謝障害、
免疫異常、慢性甲状腺炎(慢性甲状腺機能亢進症)、肝硬変、脂漏性湿疹、
落屑性紅皮症、食欲不振、不眠症、痙攣、習慣性流産、
不足した状態で妊娠すると催奇性があるため障害児が産まれる確率があがる、乳児や幼児の発達遅延、
乳幼児の突然死、小児の全身脱毛、自閉症状、倦怠、低血圧、ケト乳酸アシドーシス 、
有機酸尿、四肢の感覚異常、痙攣、運動失調、結膜炎、髪の脱色、疲労感、
筋肉痛、嘔吐、結膜炎、精神症状(うつ病、嗜眠、落ち込み、無気力、幻覚、麻痺 )
緊張低下、髪の損失

○○症
 
関節と全身のこわばり、疲労感、全身のひどいだるさと倦怠感、四肢の脱力、不眠と睡眠障害
頻尿、下痢、月経困難、生理不順、過敏性腸症候群、微熱、頤神経麻痺、筋力と運動能力の低下、
筋肉の激しい疲労、嚥下困難、起立困難、歩行困難、悪夢、焦燥感、不安感、抑うつ
判断力や思考力の著しい低下、記憶を失うほどの痛みにより認知症のように記憶がなくなる、
足、手の先の冷感や灼熱感、ドライアイ、リンパ節の腫れと痛み、四肢こわばりとだるさ、関節痛、
レイノー現象、光線過敏、脱毛、シェーグレン症候群、自覚的な関節の腫れなどの膠原病様症状、
首から肩にかけての痛みやしびれ、上肢の痛みやしびれ、腰背部の疼痛やこわばり感、
臀部から太ももの痛みと張り感、膝から下腿の痛みやしびれ、眼の奥の痛み、口腔の痛み、
頭痛などの様々な疼痛症状、重度の場合はガンの末期患者と同レベルの疼痛、
髪やつめに触っただけで痛みが走る、意識がもうろうとなり寝たきりになる、
通常の日常生活(食事・買い物・入浴・着替え・歩行・寝返り等)が困難、
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感が著しく過敏になる。
化学物質やアルコール不耐性、アレルギー症状は悪化、
灼熱感や冷感、悪寒、穿痛感、乱切痛、アロディニア、思考と理解力の低下、短期と長期記憶力の低下、
集中力の欠如と混乱の注意障害、失語症遂行機能障害などの不安、焦燥、錯乱

○○症候群
 
結膜炎、鼻炎、咽頭炎、皮膚炎、気管支炎、喘息、動悸、不整脈、下痢、便秘、悪心、自律神経障害、
手足の冷え、易疲労性、不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難、価値観や認識の変化、痙攣、
頭痛、発熱、疲労感、末梢神経障害、運動障害、四肢末端の知覚障害

○○症候群
 
めまい、冷や汗、震、緊張するようなところではないのに脈が速くなる、
血圧が激しく上下する、立ち眩み、耳鳴り、吐き気、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感、不眠症、生理不順、
味覚障害、人間不信、情緒不安定、不安感、イライラ、被害妄想、鬱状態

○○症候群
 
不安、恐怖、パニック発作、興奮と不安、心気症、拡張型心筋症、集中力障害、悪夢、不眠、筋肉の痙攣、
電気ショック感覚、目のかすみ、めまい、ドライマウス、刺す痛み、聴覚障害、味覚・嗅覚障害、胸の痛み
インフルエンザ様症状、記憶と思考の障害、触覚過敏、聴覚過敏、頻尿増加、熱感覚・冷感、
頭痛、リバウンドレム睡眠、筋肉の緊張、疲労と脱力、嗅覚過敏、むずむず脚症候群、金属の味、羞明
パラノイア、幻覚、吐き気や嘔吐、血圧上昇、頻脈、高血圧、姿勢低血圧、うつ 、振戦、発汗、食欲不振、
体重低下、不快、離人強迫性障害、耳鳴り、知覚異常、視覚異常、優柔不断、過敏性腸症候群、痙攣、
緊張病、昏睡、自殺、自殺未遂、自殺念慮自傷行為熱中症、妄想、殺人願望、叫ぶ、投げる、壊す、
暴力、PTSD、器質性脳症候群、精神病、混乱、躁病、悪性症候群様症状、振動せん妄


身近な整形領域の患者に於いては、
下記のような患者が手術漬けや薬漬けになり、
場合によっては様々な後遺症に苛まれる可能性があります。
 
椎間板ヘルニア=痛み」と思い込んでしまっている状態です。そんな理論、誰が言い始めたのでしょう。
100年前に推測で発した何処かのゴールド何とかという学者の発言が現在に引き継がれ、
引くに引けないだけなのでは?それとも、根拠ある理屈があるのですか?
 
仮に金銭的援助があった場合、彼女は手術を第一選択とするでしょう。
それが悪い方向に転がる可能性があるとも知らずに。
でも、このような状態の彼女に対しては、何言っても駄目なんだろうなと思います。
一度は手術してみてからでなければ「気付く」事は出来ないのでしょう。
その時は残念ながら、我々が引き上げるのは術後の彼女となるでしょう。
 
例えば術後、症状の改善が無く、そこで気付いてからのほうが話は早いケースもありますが、
場合によっては取り返しの付かない状態に陥ってから気付く場合もあります。
その時は、幾ら悔やんでも悔やみきれないでしょう。
 
眼に見える葉ばかり刈っても、根こそぎいかなければ来年には叉葉っぱは生えるがな。
 
 
>>椎間板ヘルニアに侵されて1ヶ月がたつけど、病状はぜんぜんよくならない…
  むしろ、痛みが悪化している…
  こんなに、椎間板ヘルニアってツライとは…
  思ってもいなかった
  もう、激痛にたえられそうにない
  楽になりたい…

  椎間板ヘルニアを患って本当に本当に激痛で毎日ツライのがよく分かりました。
  私自身、椎間板ヘルニアを患うのは初めてのことでして、
  こんなに毎日激痛で苦しまないといけないのかと、つくづく感じました。
  脊髄の軟骨が神経を圧迫しているので、夜中でも、激痛が襲って来ます。
  睡眠不足で体力も持たなくなって来ています。
  病院へ行きたいのですが、手持ちのお金を診察料と薬代と検査料に使い切ってしまっていて
  病院へも行かれません 

  今夜は、両足先が激しくピクピクして激痛で全く眠れませんでした
  寝る前に軽くストレッチしたのが悪かったのかなぁ
  身体を動かした方がいいのでしょうが、後で激痛に襲われます。
  こんな状況が2ヶ月も続いている。

  精神的にも限界を迎えています。
  睡眠不足と痺れと電気が走るような激しい痛みに心が折れます。
  いったい、いつになったら完治するのだろう…
  病気治療に疲れきりました

  突然襲ってくる激痛は、鎮痛剤もききめなしで、ただただ我慢することしか出来ません。
  トイレに用をするにも一苦労です。
  カテーテルを差し込まれている方がましなのかもしれませんね。
  今日も相変わらず両足先が激しく痺れて痛いね
  なんで?こんな病になってしまったのかなぁ?
  朝起きたら、突然「椎間板ヘルニア」になってた
  腰を壊してしまうと仕事にもいけない
  お金もないので病院へも行かれない
  誰か病院代カンパしてもらえませんか‥
  深刻な状況なので、本当に困り果ててます。


椎間板ヘルニアと診断された患者自身が、下記に羅列しているような疑問に思う症状を
日本の整形外科医が思考停止させている状態であるのではないでしょうか。
 
ヘルニアが神経を触っているのに(触り続けているのに)…
 
1)何故、時間帯によって痛みの度合いが変動するのか
2)何故、姿勢変化で痛みの度合いが変動するのか
3)何故、時間帯によって痛みの箇所が変動するのか
4)何故、姿勢変化で痛みの箇所が変動するのか
5)何故、画像所見に異常が無くても、全く同じ痛みを持つ患者がいるのか
6)何故、画像所見に異常が有っても、全く痛みを感じないのか
7)何故、椎間板から髄核が飛び出しているにも関わらず、腰は痛くなく、痛みの箇所は臀部から下肢なのか
8)何故、手術でヘルニアをキレイに切り取っても痛み続けるのか
 
痛みや痺れに悩んでいる方々は、目の前に座っている医師に質問してみたら良いと思います。
 
一緒に悩むか逆切れするかですわ。教科書にはそう書いているって。
寧ろ、生理学者にでも聞いたほうが、的確な答えを明示してくれるのではないでしょうか。
鵜呑みにせず疑問を持つ事、疑問を投げかける勇気が突破出来るキッカケとなります。

余談…
 
ちょいとしたキッカケで辿り付いた某クリニックのHPより一部抜粋。凄い軽いノリで驚き。
 
>>心療内科的な診察を受けて、心理コンディションを改善する薬が処方されます。
 それは抗うつ薬と呼ばれる薬だったり、抗不安薬と呼ばれる薬かもしれません。
 多くの人が、「薬を処方されたということは、私は心の病気なのかしら」と考えてしまいます。
 実際には、多くの人が「病気」というほどではないが、薬を利用して元気になってゆきます。
 「病気」と「正常」の境目はどこにあるのでしょう?

 なんと実は、はっきりとした境界線はないのです!
 医師が「一連の症状によって日常が著しく障害されている」 と判断すれば、病気です。
 病気じゃない人に薬なんかのませて、薬の乱用ではないのか?一理あります。その論の前提として

 病気なら治療が必要
 病気でないなら治療は不要

 という考え方があります。
 私達は前述のとおり、病気なのか病気でないのか、をあまり問題としていません。
 私達はあなたに輝いてほしい。
 病気ではないけど・・具合が悪い、という人が来院します。
 病気でないなら、薬はださない、と考える医師もいるでしょう。
 でも私達は、病気でない、というだけでは満足しない。
 だって、つらいから、具合が悪いから来院してくださったのですよね?
 病気でなくたって、調子が悪いのは、事実。
 それなら、絶好調になってほしい。
 そう、もう一段、レベルが高い目標を掲げているのです。
 あなたは、もっと輝いていいのです。
 輝いている!ってそんなの実際にはどうなの?
 はい、輝いているかどうかは、血液検査ではわかりません。

 薬はなるべくのみたくない!という考えは健全な考えです。「もっと薬を!」という考えのほうが明らかに困った  考えですよね。でも薬を警戒するあまり、いつのまにか意識の焦点が「薬をいつやめるのか」「薬をのんでる」  「薬・・薬・・」とクスリのことばかり考えてしまう。薬は道具であり、薬の服用は手段のひとつにすぎません。

 目標は何でしたっけ?
そう、輝くこと!
 焦点を当てるのは薬ではなく、あなたの状態・コンディションであるべきです。
 状態が悪いなら、よくなるための手だてを講じましょう!よくなることを目指して様々な行動をとり続けましょう。 そしてよくなれば、薬の服用も要らなくなる日がくる(長期的に服薬した方がよい場合もあります)のです。

          ここ行きゃ確実に薬漬けだね
 
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イメージ 2~鍼治療から病態把握の見直しを~