藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

「痛み」は「痛み」であり「痛む病気」ではない 3


花は咲く/花は咲くプロジェクト(Cover)

出生からの栄養状態、化学物質(ワクチンや抗生物質等々)の投与の有無、投与量、
栄養摂取状態、家庭環境、周辺地域の住民の環境、周辺地域に浮遊している化学物質(排ガス等々)、
労働環境、労働内容、勤続年数、趣味等々、出生から現在までの患者背景を知る事ができ、
過去の問題が現在の症状に関与しているとしたとしても、後戻りは出来ません。
 
その為にも、既往を振り返りつつも、現在の環境から発している患者の症状に対して、
引き上げられるだけ引き上げる事が治療であるべきだと思います。治療は100%を目指します。
但し、人間には不可逆化している箇所があるのも現実問題として孕んでいます。
 
ふ‐かぎゃく 【不可逆】  
再びもとの状態にもどれないこと。「―性」

 
簡単に何点か書けば、 
・一度でもメスの入った身体はメスの入る前の身体には戻らない。
・タバコや粉塵を吸い込んで不可逆化した肺細胞は元には戻らない。
・BBBを通過する薬物(アルコール、ニコチン、カフェイン、抗うつ薬他)を摂取し続けた脳細胞は元に戻らない。
 
滑って転んで膝を擦り剥いたとか、足首を捻挫したとかは誰しも経験がある訳ですが、
怪我をする前の細胞と丸っきり同じ状態には戻りません。仮に痛みが感じない状態になったとしてもです。
それは気にならなくなっただけという状態です。
 
その為に、私は完治という言葉は滅多に使わないのです。
完治のラインなんて存在しないとも思っています。
 
肩を使えば肩が痛みます。
腰を使えば腰が痛みます。
もしかしたらそれに伴い、頭痛や眩暈、痺れ等々が出る事もあるでしょう。
もしかしたら足にも痛みや痺れ、感覚障害が出る事もあるでしょう。
発症するには理由があります。
 
それでも、一晩休めば回復している身体である事が健康なラインであると思います。
これが2日経っても3日経っても症状が引かない時もあります。
10年~20年経っても症状が引かない時もあります。
これにも勿論理由があります。
 
牽引して悪化した。神経根ブロックも硬膜外ブロックも効かない、
NSAIDs飲んでも全く効果がない。もう何やっても効かない。
これにも理由があります。

こんな患者がいたとします。
29歳 女性 
・ストレスより拒食に陥りやすい
・10年前から、空腹時に眩暈と耳鳴、家庭内の揉め事で拒食が悪化
・5年前から欝症状、ADHD様症状(健忘、集中困難、覚醒レベル↓)を発症
・激しい疲労感 ・両手足の冷え ・手指の振るえ ・夜中に動悸で目を覚ます
・時折呼吸困難になる・湿疹

例えば、彼女が何処かの病院に行ったとします。
 
「精神科って重いイメージがあるから心療内科にしよっかな」 
「心のクリニック○○が優しそうなイメージがあるわね」  
「○○メンタルクリニックって精神科でも心療内科でもないって友達が言ってたわ」
 
と、向かったクリニックで上記症状を医師に伝えれば、
きっと欝病やADHDになるでしょう。他にも色々言われるかもしれませんが。
 
「最近は大人のADHDもあるんですよ」とか何とか言っちゃって。
 
そして、診断に沿った薬物が投与されます。
この事により、彼女の将来はどのように変わっていくでしょうか。但し、現実には薬物投与されていません。
その為、薬物投与された彼女がどのように変化していくかは誰も知る事が出来ません。

現実にはこの彼女、「砂糖を抜いただけ」で治っています。
患者が理論と理屈を納得し、患者自身の努力だけで治っています。
実際には添加物や人工甘味料、農薬や放射性物質等々の問題も孕んでいますが…。
 
砂糖抜きの途中、禁断症状的な症状にも苛まれたでしょう。
甘い物を食べれば血糖値は急上昇し、血糖値を下げる為のインスリンが出ます。
この事で急速に血糖値は下がりますが、今度は正常値に血糖値を戻さなければなりません。
その時に血糖値を上げるホルモンが放出され、正常値に戻りますが、
長期間に渡り甘い物を食べ続けていた彼女の血糖値は安定していません。
 
約65-70mg/dLに低下⇒グルカゴン、アドレナリンが大量に放出され始める。
約60-65mg/dLに低下⇒成長ホルモンが放出される。
60mg/dLをきると⇒コルチゾールの分泌が亢進する。  (ホルモンの作用は自分で調べてね)
 
血糖値を上昇させるホルモンが砂糖漬けの頃より極端に少ない放出状態になったもんだから、
周囲には一時的に「元気がなくなった」ようにも見受けられたかもしれません。
時折、「ケーキやドーナツが食べたい!!」と衝動的になった時もあったでしょう。
 
周囲からは
 
「早く病院に行かないからこうなったのよ」
「薬貰ってきなさいよ」
「あんな若造の話は聞く必要はないわよ」
「隣の○○ちゃんは病院で薬貰ったら元気になったって言ってたわよ」
「あそこの○○クリニックは○○大学病院の先生が開業しているから行って来なさいよ」
「甘い物を食べれば元気になるよ」
デパスあげよっか」
等などと、親切心からか根拠の無い発言をした人もいたでしょう。
 
しかし、彼女は薬の事、
食事内容と血糖値の変動や相関関係の事、
栄養摂取内容から派生されるホルモンの作用を勉強し、
知識が付いたお陰で周囲の声には靡く事なく頑張る事が出来ました。
 
生きていれば様々な障壁が実際には幾つも存在します。
その度に彼女は頭をフル回転させ考え続けました。
モチベーションの維持も大変だったでしょう。
周囲の要らぬ情報を回避する能力も時として必要だったでしょう。
周囲の情報を取捨選択出来る知識も得なければなりませんでした。
 
そして、
 
・うつ症状が発症する原因
ADHDと世間で言われる症状が発症する原因
・精神医学のうつ病の捉え方
・精神医学のうつ病治療の理論と理屈
・過去から現在に掛けてのうつ病の歴史
・精神医学のADHDの捉え方
・精神医学のADHD治療の理論と理屈
・過去から現在に掛けてのADHDの歴史
・精神医学の歴史
 
等々の情報を集め、
薬物治療は必要ないと気付く事が出来ました。
何故なら、精神医学の治療法や治療手段は全く理にかなっていなかったからです。
腑に落ちなかったからです。知れば知る程に医療を介入させる必要性は無く、寧ろ害悪な存在に感じました。
 
何もかも、全て科学的根拠の無いチェックシートで振り分けられるでっちあげの医学である事が分かりました。
軽度な欝症状や不眠から長期間薬物使用した患者の多くが統合失調症へ変貌していく理由も分かりました。
光トポで診断出来ると言われても、唾液で診断出来ると言われても、
彼女は全てを1人で拒否し、否定出来る理論を得る事が出来ました。
 
これが「気付き」です。

以前も書きましたが、物が溢れている時代です。
理論や根拠無き治療手段も溢れています。
物が無い時代は「足す」という考えも必要だったのかもしれませんが、
今は「引く・抜く」事を考えるのが先決かもしれません。
 
精製された砂糖は吸収分解が即座に起こる明解な化学式を持っており、
あっという間に脳に運ばれる為に多幸感が得られます。
美味しく感じるのも脳へ急速に働きかけた結果なのです。胃腸が喜んでいるかは別問題。
  
社会問題化する程に事が巨大化しない限り、メディアは大きく取り上げません。国も動きません。
サーバリクスやガーダシルの問題、製薬会社の問題、
某巨大製薬会社が日本に営業を掛け、ワクチンの在庫処分地としてまんまと嵌められた問題等など、
表面化した裏側では、どれだけ多くの人間が副作用で死に、後遺症の犠牲となり今も尚闘っているでしょうか。
 
我々は今一度、危険性を見直さなければならないのです。
今話している内容が社会問題化した時には、どれだけ多くの人間が既に泣いている事になっているでしょう。

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                  3年B組はリリカと赤いきつね緑のたぬき漬けかな。
カップラーメンばかり食べていればリリカの適応症状も発症するでしょう。

過去にも沢山取り上げてきたので食傷気味かもしれませんが、
様々なコマーシャルが世には流れています。
 
CMが気になって気になってモヤモヤしているなら一度は話に乗っかって
サインバルタでもストラテラでもリリカでも飲んでみたら良いかもしれませんが、
脳細胞の不可逆化により後遺症が残っても知らんがなって話ですね。
 
添付文書をUPしておくので、よく読んで納得してからでも遅くはないですよ。
 
 
患者は基本的に病院や薬局で添付文書を見る事はありません。
依頼すれば見せてくれる所もあるでしょうけど、
添付文書を見せない大方の理由は
「添付文書を読む事で、患者が薬を飲まなくなるかもしれない」とのことです。
その為に、薬と共に渡される紙には「気分が落ち着きます」程度しか書かれていないのです。
何でリリカがこの話に混じっているかっては↓

リリカはGABA-ベンゾジアゼピン作用を有する
欧州連合EU)では、プレガバリンは、部分てんかん神経因性疼痛全般性不安障害に、
ガバペンチンは部分てんかん神経因性疼痛に対し、いずれも第二選択薬剤である。
日本のリリカの申請資料概要には、GABA系への影響がないかのように記載されている。
しかし、プレスクリル誌の記事で詳細にレビューされているように、
臨床的に依存・乱用・中毒・離脱症状が出現することは明瞭である。
また、ガバペンチンは、GABA合成増加、遊離促進、ヒト脳中GABA濃度増加、
GABAターンオーバー増加、分解抑制を示し、ガバペンチン離脱性のカタトニアが少量のロラゼパム
完全に消失した。これらの点から、種々の機序でGABA神経系を促進すると考えられている。また、電位依存性カルシウムチャネルの補助サブユニツトα.-δ蛋白と高親和性があり、カルシウムの細胞内流入を阻害する。

痛むには痛む理由、痺れるには痺れる理由、マヒにはマヒの理由、
落ち着きがなくなる理由、落ち込む理由、悲しむ理由、拒食の理由があります。
 
それを「病気」にするのが病院の役目です。
 
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「経験です」
 
どのような質問に対して、「経験です」とクソのような回答したのかは伏せておきます。
但し、こんな適当な世界だという事を我々は知っておくべきです。
 
精神医学は一体何を残しただろう。叶えたかった夢も変わりたかった願いも全てを破壊する医学です。
子供は笑顔を無くし、子供が投げかけた笑顔にも喜べず、
もはや目玉焼きが上手に焼けた事すらも喜べず、焼け焦がした失敗に落ち込む事も出来ず、
全ては真っ暗闇のまま薬に動かされて時間を過ごすだけの存在になってはいけません。
 
私達は感情を持つ生き物です。
悲しみ続けたらいけないのでしょうか。
落ち込み続けたらいけないのでしょうか。
地震で家族が死んでも、津波で家族が死んでも、
笑って過ごせる人がどれだけいるでしょうか。
 
精神薬はそんな感情すらも破壊するのです。
 
精神医学は人を死に追いやっているだけの医学です。
そこには0.1%の賛成論も持つ事が出来ません。
 
「痛み」は「痛み」であり、「痛み」を「病気」としたがるのは医学だけです。

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【診療時間】 7:00~21:00 時間外対応化(追加費用なし)
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イメージ 2 ~鍼治療から病態把握の見直しを~