藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

「適切な治療」とは何なのか。3


人間は生きていれば怪我や病気をする時があります。
怪我や病気に遭う差は個々人に依存される事になれど、
能動的に動いている人ほど怪我のリスクは増し、
腸より脳が好む食べ物を好んで食べている人ほど、病気のリスクは増します。
他、化学物質の浮遊が多い地域、公害が多い地域、
食品汚染の濃度等々、例を挙げればキリがありませんが、
便利に生きれる代償として健康被害はますます増していき、
「無農薬野菜」、「無添加」、「保存料無し」等の、
当たり前だった事が逆に有難がられる時代である以上、
自身の健康は世間と同調する事で害していくものだと常々思います。
 
そのような中、我々は取捨選択をしながら、自身の趣味、生活、家族を保障し続けなければなりません。
過去からの薬害問題その他の状況を眺める限り、情報を鵜呑みし、依存性の高い人間は、
ますます罠に掛かっていくのは自明であり、健康を奪い、自身の利益にしている数多くの業界が
蔓延っているのは、その証拠でもあるのかもしれません。
 
例えばスポーツを日常的に行っている人、若しくは、
セミプロやプロに成る程、怪我のリスクとは常に背中合わせになり、
全力で行えば行う程に、上を目指せば目指すほどに怪我のリスクは高まり、
一定のラインを超えた場合、大きな怪我をしたり、後遺症を残す程の重傷を負う時もあるでしょう。
それでも尚、痛めた身体に鞭を打ってスポーツを行い続けるのは、スポーツが好きだからでも
あるでしょうし、プロとして活動している人にとっては、それが生活を送る上での生活基盤となります。
仮に第三者との接触等々にて怪我をしたとしても、自身を許容出来ると思います。
怪我の覚悟が無ければスポーツも楽しめないか、若しくは怪我のリスクが少ないスポーツを選択し、
マッタリとスポーツをするしかありません。
 
大食い選手権に出る為に、大食いの練習を度重ね行い続けていると、内臓への負担は生じるでしょう。
それでも尚、世界一の大食いになる為には、自身の健康以上に何かを得たい為であるからです。
スポーツ等々と同様、それは名誉であるかもしれませんし、賞金かもしれません。
健康を害する覚悟は百も承知の上で挑んでいる以上、
仮に何らかしらの健康被害を被っても誰の責任にも出来ません。
まさか主催者に責任を擦り付けるような出場者はいないと思います。
多分、こういうのって事前に何がしかの書類にサインをする事になるでしょうしね。
「私はこの大食い大会で死んでも構いません」的な。
 
運転手をしていれば、長時間に渡る同一姿勢、及び同一部位の長時間の圧迫により、
いとも簡単に腰痛の原因が形成されます。それでも尚続けるのは、生活の為だからかもしれませんし、
運転をするのが好きで運転手になったのであれば、腰痛すらも許容範囲なのかもしれません。
如何せん、運転手が発生する症状は、画像所見に依存している現代医療に於いて、
様々な補償の対象になる事も少ないでしょう。
 
荷物の積み下ろしをしていれば、腰にも肩にも負担は掛かり続けます。
長時間に渡る動作は、確実に当該関節、当該筋肉に負担を掛け続け、
上肢や下肢への疼痛を呈する事になるかもしれません。
毎日続ければ負担は蓄積され続け、蓄積され続けた負担は何時の日か爆発し、
骨折したり、筋断裂を起こしたり、内臓を痛めたり、大病を患う事になるかもしれません。
人間は生きていれば当たり前に起きる事象を受容出来ぬ限り、
医療に依存し、無駄な投薬や治療が施され、回復遅延を招いている状況である事は、
私以上に患者自身が気づいているのかもしれません。
それでも尚、医療機関に依存している以上、健康の保障はされないものと
考えるのが自然なのではないでしょうか。
 
医療は偽善で成り立ちますが、健康は偽善では成り立ちません。
分かり易く書けば、医療は偽善で経営が成り立ちますが、健康は綺麗ごとを並べても成り立ちません。
 
その為に、常に厳しく業界を監視している大きな団体もいれば、
ママ友サークルで勉強会を開き、小規模で知識共有している方々もいます。
 
飽和している医療業界に於いては、患者獲得の為に躍起に動いているのも
見過ごす事は出来ず、過去記事の通り、薬漬けにして一生飼い殺すケースも
後を絶ちませんし、投薬治療が中心となる現代医療に於いては、
薬に薬を重ね、最期はダクダクに点滴をされ、陸の上で水死体になるような医療に関して、
声を挙げても聞いてもらえない状況である事は今に始まった事ではありません。
 
健康とは何かと考えれば意見は尽きないかもしれません。
何を食べても元気な人が健康だと言う人もいるでしょう。
それこそ、スーパーサイズミー的な食生活を毎日を送っても
元気な人もいるかもしれませんし、偏食家ほど企業のトップに立っている人も多く、
人間の不思議を垣間見る瞬間でもありますし、
何も食べなくても元気な人が健康だと言う人もいるでしょう。
水だけで生きている人もいる限り、人間の生命力は侮れません。
そこに何がしかの思想が入り込んだ場合、野菜だけしか食べなかったり、
肉しか食べなかったり、毎朝カレーを食べてる人もいるでしょう。
 
只、それはその時が、今が、
健康であるからこそ出来る事であり、
不健康状態に陥った人には適した手段ではないと思います。
健康な人が更に健康になりたければ、引くという手段を取る事により
成し得られる事も、不健康で栄養状態が悪い場合は、
足す手段も講じなければならない時もあるでしょう。
適宜、日々を見直す必要性の高い人間の健康というものは、
医療機関だけへの依存では到底成し遂げる事は出来ず、
自分自身が見直していかなければ追いつけないものです。
 
タバコを吸ってれば肺がんになるリスクも増します。
酒を飲んでれば肝硬変~肝臓癌へのリスクも増します。
嫌いな上司と膝を突き合わせていればストレスも増します。
 
それでも、社会生活を営む上での「生きる」ってのはそういう事で、
そういう事が嫌だから違う人生を歩む人間もいれば、我慢に我慢と我慢を重ねる人間もいるでしょう。
毎日愚痴を言いながらも一日の勤めを遂げた人間が一番立派なのです。
結局は「環境が~」とか、「社会が~」とか、「世間体が~」とか、
そんな下らない事を口にしている人間は何処に行っても同じ事を言い続ける訳なのです。
こっちもそんな事は聞き飽きました。文句だけなら誰だって言えるのです。
そこを動かさなければならない以上、何も変わりません。
前々から取り上げている精神医療問題も、
多くの方々が声を挙げ、ビラを巻き、ネットで配信し、新聞社やテレビ局に情報を提供し、
ようやく変革の時を迎えようとしています。
 
本気で環境や社会や世間体に文句があるのなら、
自分が動かなければ一歩が始まらない事を皆も自覚はしているでしょうけど、
事を進められないのはリスクが恐いからなのではないでしょうか。
一歩でも抜きん出た人間は何かに指を指されるものですね。
その指が恐かったら、文句は言わずに今の世間と同調しているしかありません。
 
皆がタバコを吸ったらタバコを吸えば良いし、
皆がビールを頼んだらビールを頼めば良いし、
皆が正座をしていれば正座していれば良いし、
皆がマックに並んだらマックに並べば良いし、
皆が右の入り口から入ったら右から入れば良いし、
皆がワクチンを打っていたらワクチンを打てば良いし、
皆がヘルニアで手術していれば手術すれば良い。
自身の健康を害したいのであれば、今の世間と同調している事です。
 
冒頭にも書きましたが、生きている以上は何がしかのリスクとは背中合わせです。
その悩みが「健康問題」である以上、スタート地点にも立てていない事を
多くの方々には自覚してもらいたいと思っています。
 
朝から晩まで病気に悩み、痛みに悩み、痺れに悩み、血液検査の数値に悩み、
辛い身体を抱えて仕事に行き、辛い身体を抱えて終業時間まで過ごし、
辛い身体を抱えて休日を過ごす事に対して一体何の価値があるのでしょう。
 
健康問題に悩んでいる状態というのは、スタート地点に立つ前で既にズッコケているのです。
そんな時間を過ごしたくなければ、徹底的に自身の健康に対して一度は向き合ってみる事です。
 
何で、こんな症状が出ているのか。
何でこんなに数値がおかしくなっているのか。
 
我々にとってのゴールは患者の完治ですが、患者のゴールは完治ではありません。
患者の完治はスタートに立っただけです。スタートに立てたら何をしたいかよう目標を立てて置くべきです。
「仕事を頑張ろう」とか「沢山遊ぼう」とか、何だって良いと思うのです。
好きな事を沢山しても良いでしょうし、過去の反省を材料に自重する所は自重するのも良いかもしれません。
症状が重ければ重いほど、治療には時間が掛かります。
治療に要した苦労の先に、将来の展望を見据えたプランが無ければ、
仮に健康になったとしても、それは本当の健康とならないかもしれません。
 
病院に行くことが仕事になっているようでは、何時まで立ってもスタートに立つ事は出来ません。
且つ、病院に行くことが仕事になっているようでは、何時までも良い生き方は出来ません。
さっさと風邪でも引いて、家で休養と栄養を摂って病院に行くのを休んだほうがよっぽど健康的です。

ジフテリア予防接種禍事件(1948年頃)
ペニシリンによるショック死(1956年頃)
サリドマイドによる四肢欠損等の障害(サリドマイド事件)(1962年頃)
• アンプル入り風邪薬によるショック死(1965年頃)
ストレプトマイシン、カナマイシン等の抗生物質による聴力障害(1967年頃)
• クロラムフェニコールによる再生不良性貧血(1968年頃)
• クロロキンによる網膜症(1969年頃)
• キノホルムによる亜急性脊髄視神経症(スモン事件)(1970年頃)
• 予防接種事故(種痘)(1970年頃)
• 筋肉注射液による大腿四頭筋拘縮症(1973年頃)
• 予防接種事故(三種混合(DPT)ワクチン)(1975年頃)
• 保育器に収容時の酸素供給による未熟児網膜症(1975年頃)
 
• ダイアライザーによる眼障害(1982年頃)
血液製剤(血液凝固因子製剤)によるHIV感染(エイズ事件)(1983年頃)
血液製剤(フィブリノゲン製剤)によるHCV感染(C型肝炎事件)(1987年頃)
• 陣痛促進剤による子宮破裂・胎児仮死(1988年頃)
MMRワクチンによる無菌性髄膜炎(MMR事件)(1992年頃)
• ソリブジンとフルオロウラシル系抗がん剤併用による骨髄抑制(ソリブジン事件)(1993年頃)
• イリノテカン塩酸塩による骨髄抑制・下痢(1994年頃)
• ヒト乾燥硬膜によるプリオン感染(CJD事件)(1997年頃)
• ウシ心嚢膜による抗酸菌様感染(2000年頃)
• トログリタゾンによる肝障害(2000年頃)
• ゲフィチニブによる間質性肺炎イレッサ事件)(2002年頃)

このような有名な薬害問題の数々も、多くの方々が声を上げたから表面化しただけであり、
既に多くの患者が泣かされてきた証拠でもあります。勿論、上記以外にも大なり小なりあります。
タミフル、ビオックス、HPVワクチン…、今後も恐らく様々な問題は出てくるでしょう。
副作用発現率の大小の問題ではありません。
仮に10人に1人、100人に1人、100万人に1人だとしても、
重篤な後遺症を残す事になった患者、患者家族、患者の身内の方々の想いになってみましょう。
許されますか?許されないですね。そもそも、打つ必要があるかどうかも分からないワクチンを
薦められて打ち、後遺症を残した家族に届いた厚生大臣の手紙の内容を知ってますか?
 
「社会防衛のための貴い犠牲であり誠にお気の毒にたえません」です。
社会防衛も何も、リスクばかりで効果も乏しい毒が社会防衛となるのならば穿った見方もしたくなります。
 
病気になるから医療が介入します。
それなら病気にならない生活を送らなければなりません。
怪我をするから医療が介入します。
それなら怪我をしない生活を送らなければなりません。
それでも病気や怪我のリスクが生じる生活を好み、望むなら、
医療を介入させない知識を身に付けなければなりません。
 
医療が介入するから病気になります。
医療が介入するから不健康になります。
医療が介入した為に社会生活を送れなくなります。 
 
医療を介入させない知識が身に付いた頃には、
要らぬ毒に引っかかる事もないでしょう。
 
そして、自分にとっての一番の先生は、自分自身である事を強く自覚する事が大切です。
 
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いつまでもこんな事はしていたくないでしょう。
「癌は治ったけど患者は死んだ」ってジョークは癌だけに限らないのです。
そんなジョークに乗りたくなければ、今からでも自身の身体を見直すべきです。

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 ~鍼治療から病態把握の見直しを~