藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

コーヒーブレイク 6


むっちゃ口が痛い…←数日前の出来事。
 
私には上下左右に4本の親不知が生えていました。
内、1本は10代後半に痛みを伴った為に歯医者さんで抜いてもらいました。
その後、歯医者さんとは無縁の人生を送っていたのですが、
 
数日前にフト、ん、右下の親不知が痛い。
というか、顎が痛い。顎を触ると親不知へ直撃する痛み。
かと言って、冷温物を触れさせても凍みない。
 
歯が痛いというか、中が痛い。
親不知を指でグッと押し込むと痛みが軽減する。
 
痛みで口がストローを加える程度しか開けられない。
憂鬱でご飯もロクに通らない。夜中、痛みで目が覚める。
歯科領域は丸っきりの無知だから症状の考察も出来ない。
けど、歯の痛みって何か恐い。
 
最近は精神薬と砂糖の話ばかりだったので、明治○菓あたりから天罰を喰らった気分。。
カールとリフレックスの事だけは書くなと口止めをされた気分。
 
いざ急激な痛みに苛まれると>>凹むし慌てるし何処行けば良いか分かんないし。
 
で、早速歯医者さんで検査してもらったのですが、幸い虫歯ではなく
「親不知周辺に膿がある」「リンパが腫れている」という事で処置をしてもらい、
抗生物質と抗炎症剤を頂き帰って参りました。(言う事聞いて飲んだかどうかは秘密
 
数日前に疼痛部の表面側(顔面)に大きな吹き出物が出来たのが
今回の痛みの原因だったのかなと思いつつ、現在は沈静中且つ沈没中。
未だ、口を大きく開けるのが恐いですが…ストローは4本位入るまで回復しています。



で、話は変わりますが
整形領域に於ける器質的異常と疼痛の相関関係は無い旨を前々から私はお話しています。
例えばヘルニアだからどーこーとか、狭窄症だからどーこーとか。
レントゲンやMRIで写った状況と患者の発している疼痛との関係はないと。
 
そして、根拠無き診断基準で病人作りに勤しんでいる精神医学を否定しています。
「心の病」から「脳の伝達物質の不均衡論」へと大方は変革していますが、
全ては推定の論理でしか展開されない状態なのにも関わらず、
実際に脳内を抉じ開けて作用する薬物を処方されてる現実に対して。
 
でも、何だかんだで「ヘルニア=痛み痺れ」派はいます。
精神医学擁護派もいます。残念な事にアンチ鍼灸もいます。アンチ徒手療法もいます。
何かあったら鍼灸に来てくれる人もいます。何かあっても絶対に鍼灸を選ばない人もいます。
医者好きな人もいれば、医者嫌いな人もいるでしょう。
世の中には何事に対しても二派に分かれて生存しているものです。
単に口で言うか言わないかだけで。
 
それでも、私は自分に都合の良い話だけを聞き続けている訳ではありません。
どちら側の話にも彼等彼女等の選択する理由はあり、言い分はありますから大切にしています。
そのような方々のお話にも常に耳は傾け続けています。
整形領域、精神科領域で過去に治療を受けた2人の声を抜粋します。
患者の口から直接発せられる話は一番の宝物になります。


Aさん


>>最初はぎっくり腰から始まった。
 
>>ダメな整形外科確定だったが、「トラムセット」を処方してくれるし
 モーラステープを贅沢に処方してくれるのでその整形外科に通院を続けていた。
 
>>2月末ぐらいには帰宅の電車も辛くなりタクシー帰宅していた。
  職場から自宅まで約1万2千円。 交通費が15万円を超えた。

>>3月に入ると、トラムセットの神的効果も薄くなりつつあり更に歩くのが億劫になってきていた。
 休みはほぼ寝たきり。
 
>>接骨院には気合で通い、バキボキをやってもらっていたが一向に良くなる気配なし。 
 ついでに足指薬指と小指の感覚が鈍くなってきた。
 
>>リリカというクスリは、入院したときに主治医に聞くとかなり効果の高いクスリらしい。
 新しい作用機序で神経根に有効なクスリだ。これが効かないところで、さっさと総合病院にいけばよかった。
 
>>杖、歩行器、自力のどれかをえらべ、ということなので杖を選んだ。痛い。2歩でギブアップ。
 
>>「車椅子に乗れる?」 と先生に言われたので、 「無理です。腿の裏から激痛が走ります。」
 なんのことはない。 歩けないのだ。 立つだけ。
 
>>ところで、この感覚障害になりたてのころは、少し楽しんでいた。
 脚をさすると、厚い毛布の上から触っているような不思議な感覚。 足指を触っても触られている感覚がない。
 
>>あ、マイスリー睡眠導入剤)だ。

>>「・・・○○さん、手術前より感覚戻ったとか動くようになったとか変化ある?」
 「いや、特に変わったところはないです。」 「痛くなくなっただけ?」 「ええ。 そうっすね。」
 曇る表情。 それってマズイのか? 「今日の午後、もう一回くるね」 と言って去っていった。
 
>>△△なる怪しげなブログを発見した。 こんなことが書かれている。
 ヘルニアは、痛みや痺れの結果なんだそうだ。△△に教えてあげたい。
 リハビリしてるヘルニア持ちをナメるな。
 
>>こんな△△の落書きを見ると腹が立ってしょうがない。
 手術でヘルニアが良くなるのは全身麻酔で筋弛緩するからだ、
 ヘルニアでは痛くならない、なんて異端の理屈だよなぁ。 このサイトだめだよ。

 
>>キリンビバレッジの小岩井純粋ぶどう は山ほど飲んだな。 さてさて、退院できんのかな、僕。
 
>>明日装具が来る。フィットするようなら、速攻退院だ。

Bさん

>>減らして良くなる事もあるが、 薬入れて良くなることも電気かけてすごく良くなる事もある。
 こんな単純な事がわからない奴はどうかしてるし。
 
>>実際精神医療批判をする奴にろくな奴はいないな。 向精神薬や、精神科を否定するのは全く正しいんだが。
 
>>精神科が必要なケースもあります。 きちんと病識をもって、しかるべき治療意欲があれば、
 適正な精神科治療がなされます。へんな誤解をこの期に及んでしているようですが、
 精神科クリニックは合法 ドラッグショップじゃございません!!
 覚せい剤は言うに及ばず、そんな薬処方するわけないでしょ?
 
>>一年飲んで感じたのは 自殺に意欲的になる。
 精神安定剤は健常者でも飲んだら簡単に依存しちゃう。
 抗うつ薬は一旦飲み始めると止めた時に禁断症状が出るから止めるのも大変になる。
 
>>ソラナックスアキネトン、リスペリドン、フルニトラゼパムベゲタミンB、レスリンを飲んでる。
 よく眠れて幸せだよ。
 
>>私を躁鬱病と誤診した○○県立こころの医療センターの○○医師が言った言葉
 「10人の精神科医がいたら10通りの診断名があっても合法。」
 極め付けはこれ「わからないことが多いから」
 
>>精神障害者というよりも只の薬中だよ。

2人の患者の声は数年前から数ヶ月前までを追ったものです。
 
今現在の状況も把握しているのですが、触れないようにしておきます。
患者自身が選んだ道ですから、冷たい言い方かもしれませんが、そこには患者当事者の責任も生じるでしょう。
AさんもBさんも途中、自身の受けている治療内容に一時的に疑問を抱いた時があります。
Aさんは術後に一度、「ヘルニア≠痛み痺れ」と言っている理論に対して目を通していたり、
Bさんは自身が「薬物治療」と言うよりも、単なる中毒状態である事に対してです。
 
しかし、それらは手術してからである事、既に多剤により中毒状態に陥ってからの事です。
それでもこちらの2人は自身が信じた治療を続けました。
 
2人は
「ヘルニア=痛み痺れ」の理論を投げかけた医師と患者の思考がリンクし、双方納得で手術をしたのでしょうし、
精神障害=薬物治療」と捉えている医師と患者の思考がリンクし、納得したから服薬し続けていたのです。
 
先方的に手術や薬物治療を受けていたとしても、
正当化し続けず何処かの段階で「これは違う」と感じていれば、
社会復帰した時の状況も大きく変わっていた事でしょう。
 
とは言え、幾ら外野が危険性を唱え続けていても、
自分で信じた道が悪い方向に転がろうが責める権利は私にはありません。
邪魔な存在に感じるでしょうけど、おせっかいながら何れ気付いてくれる事を信じ、
私は只ひたすら事実を書いていくだけです。
 
術後の状態や薬物依存に陥っていると気付く時期が早ければ
治癒まで引き上げる期間も早く済みますし、
 
術前や薬物治療前の患者であれば、
もう一つの道がある事に気付いてもらいたいのです。
 
そして、知っていれば危険を回避する事も出来ます。両者共に知識さえ有していれば、
もしくは異なる理論に耳を傾けていれば状況は異なったかもしれません。

医療介入の必要性の有無、及び誤った医療を知るためには、
世間一般で執り行なわれている医療を一度は知る必要があります。
 
私がブログで書いている整形領域の思考のまま国家免許を取得する事は出来ません。
「ヘルニアなんて関係ねぇ」と国家試験で書いても、国は許してくれません。
腐るだけデータはあるのに「ヘルニア≠痛み痺れ」理論は国が認めていないだけなのです。
 
その為にも、一度は「ヘルニア=痛み痺れ」の理論を叩き込んだ過去もあるし、
薬を飲めば精神障害が治ると信じていた時期もありました。10年くらい前まではね。
 
でも、その時があるから今が言えます。
知らないのに批判も否定も出来ないでしょう。
多くの患者の声を聞くことが出来たからこそ言える部分もあるでしょうし、
更に多くの患者へと治療を通してフィードバック出来るのでしょう。
 
何故、間違い続けている理論を国が押し通す事が出来るのか。
国は騙されているのか、それとも国に整形外科医や精神科医がいるからか。
医師や製薬会社の大半は、何故誤った理論を言い続けるのか。答えは単純ですね。
 
医療サイドの視点で現場を見ていれば、過ち、誤りだと気付く様々な事象も、
患者サイドの視点(特に強い症状を抱えて悩んでいる時に)で見れば、
治療理論に整合性を感じなかった場合でも、取り敢えず何とかしてくれという思考にもなります。
 
医療サイドを信じる気持ちは治療継続のモチベーションともなるでしょう。
但し、一向に良くならないというのは「理論が間違えているから」と疑問に思う時も必要だと思います。
 
アナタの大切な身体です。
 
医療は命や人生に関わります。
患者側も取捨選択出来る知識が今ほど必要な時は無いと思っています。

>>凹むし慌てるし何処行けば良いか分かんないし。
 
そう、この感覚ってどんな痛みに関してでも言えますね。
そして、久し振りに自身の激痛で気付けました。
患者に知識を有していない場合、何処に行けば良いか分からないものです。
私は幸い良き歯科医と巡り合う事が出来ましたが。
 
何だかんだで整形領域患者が真っ先に整形外科に行く気持ちも分からんでもないです。
過去に鍼で恩恵を受けた患者は真っ先に鍼かもしれませんが、鍼を知らない人はいきなり鍼には来ません。
病院に行っても治らないと諦める患者もいるでしょう。でも、いつかは気付いてくれれば良いのです。

過去に何度も書いている事ですが、
腰下肢痛を伴う「椎間板ヘルニア」や「狭窄症」と診断された患者は、
腰下肢痛となる、痛みや痺れ、感覚障害、脱力等々の症状を取ってくれと言っているのであり、
ヘルニアを取ってくれとか、狭窄箇所をボルトで固定してくれと言っている訳ではないのです。
 
患者は医師から「ヘルニア=痛み痺れ」の理論を説明されるから手術を受けているのであり、
ヘルニアを取る事が最終目的でも固定する事が最終目的でもないのです。
ヘルニアが無事に取れれば腰下肢症状が残っていても手術成功。
狭窄箇所を無事に固定出来ていれば腰下肢症状が残っていても手術成功。
 
そんなもんは成功でも何でもありません。
 
「保存療法」という単語や治療内容に対しても疑問視しなければなりません。 
その単語が纏わり付いているから、何時まで経ってもヘルニアや狭窄、
分離やすべり症も含め、執着してしまう原因となるのです。
 
その為にも「ヘルニア=痛み痺れ」の解釈を根底から突き崩さない限り、
無駄な手術で終わる患者と重い後遺症を残す患者が後を絶たなくなります。

誰の手にも引っ張られず、
誰々を治療しているからとか、
誰々を治療したとか色眼鏡で見る事無く、
純粋に今現在の治療理論に疑問を持ち、
本当に痛みで悩んだ時にこそ
自らの手で鍼灸治療院の門を叩いてくれれば
腑に落ちる答えと結果を差し上げる事が出来ると思います。

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余談…
 
今現在、「ヘルニア≠痛み痺れ」理論に関しても、
精神薬の害に関してもメディアで取り上げられ、
過去の誤った医療に気付き始めている方も増えてきています。
 
しかし、「手術も必要ない」「薬も必要ない」という理論は
医師や製薬会社にとっては全く利益にならず、
公式に根底から否定された場合、
多大な影響が及ぶ事でしょう。
 
それでも尚、大手スポンサーとして医師会や製薬会社、製菓会社がいる以上、
メディアへの露出は今後も少ないままだと思います。
 
但し、どっちの理論が正しいかは、何れ患者が答えを持ってきてくれると確信しています。
そして、1人でも多くの実害に遭った患者が声を挙げる事に期待しています。
1人でも多くの痛みに悩む患者が知識を得る事に期待しています。
その事で、日本は大きく変わる事が過去の実績としても残っています。
 
平成25年11月30日、武田薬品工業は英グラクソスミスクライン(GSK)で
ワクチン事業を統括してきたクリストフ・ウェバー氏(47)を
来年6月に社長兼最高執行責任者(COO)に迎える人事を発表しました。
今後は精神薬からワクチンへと大きくシフト変換していく事でしょう。
 
海外では精神薬に関して日本以上に警戒され、
精神薬の研究開発自体をストップしている企業も出てきました。
GSKも例外ではありません。
 
日本は未だに精神薬の多剤大量処方が一般的であり、
製薬会社にとって大きなマーケットになっています。
 
PTSDパキシル(GSK)が承認されました。
今後、被災地を中心にパキシルが拡散されます。
 
私達に出来る事は残念ながらパキシルの危険性を伝える事だけです。
被災地に住む一人一人の知識と、知識の共有が非常に大切になります。
要らぬ薬害に苦しむ事なく人生を過ごせるよう切に願っています。     
 

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イメージ 2 ~鍼治療から病態把握の見直しを~