藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 25 2023/4/19~2023/5/8

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0iZxZU8VXaiMrYrB2H1wd8L9CnEuze2pdmBFAMQtYSAfkDXg9HLTgZZJH4xp1Wv6sl

 

ステロイド薬と向精神薬離脱症状に対する社会的認知度を改めて考える」

 

先日のステロイドを含有(デキサメタゾン/代表的な商品名はデカドロン)したお茶の話題が挙がった時、併行して多くのメディアでは「一例 >>継続的に飲用されている方が急に飲用をやめると、身体への影響が出る恐れも※1)」的な記載もあり、ステロイドの服薬で惹起される離脱症状に対する社会的認知度の高さも見られました。この点はシェア内でも軽く触れてますが、

 

>>ステロイドの類であれば、社会的認知度も高く比較的管理~把握もし易いかもしれませんが 

 

の通り、物質により離脱症状の有無の認知やそれに付随する懸念の大小も、知られているか、知られていないか、に過ぎない事が分かります。では、つい最近もダイエット系食品で、日本では違法ゼリーと呼ばれたDetoxeret(デトキシレット)ゼリーに関しては、ジャムティーブラックの時のような、離脱症状の懸念云々の話題はあったでしょうか。こちらはシブトラミン含有で、セロトニンノルアドレナリンの再取り込み阻害作用(SNRI)があります。知られている範囲※2)での商品名を挙げると、

 

ラクルスーパースタイルプラチナ、ヴィクトリアスレンダー、GLAM0ROUSLINE(グラマラスライン)、ナチュラルスリムダイエットExtra、SLIMINGBOMB(フェノールフタレインも検出)、減肥珈琲(SlimmingCOFFEE)、野茶果、韓国痩身一号(美体形)(コリアンスリム1)、コリアンスリム1(太腿タイプ)、

 

韓国痩身一号(コリアンスリム)(収腹提臀型)、改良新品コリアンスリム1(全身タイプ)、新品コリアンスリム1(ウエスト)、終極痩身カプセル、韓国緑素抗脂カプセル、妙姿即効、麗達代代花、リラコア(Relacore)、FIT’X SLIM SUPER FAT BURNERS(スーパー脂肪解消カプセル)(フェノールフタレインも検出)、

 

新一代超級脂肪燃焼弾、V26II、V26III、?仕康脂肪燃焼弾(SUPERBURNINGSLIM 脂肪燃焼弾)、唯美OB蛋白痩身素第3代、御秀堂養顔痩身膠嚢第三代、SOLOSLIM、真得痩(Zhendeshou)、終極痩身、美尓痩身1号、中華秀、争イ肖軽体素、GoldMedalUltraSlim60、AmericanBeautySlimDiet、

 

佳麗繊美、プリュフォーレ of コリアンスリム、ピエニュ of コリアンスリム、バントルアッシュ of コリアンスリム、韓国痩身1号「美体型」、ポア of コリアンスリム、EVERHEALTH、VENUS LINE21美姿宝、美的身源、貴宝美健、軽身美人、爽健美人

 

等があります。シブトラミンは日本では未承認薬物の為、日本で使うなら個人輸入となり、メリディアやリデュースが代表的です。日本も以前エーザイが承認申請しましたが、後に取り下げています※3)。確かな話ではないものの、海外でのシブトラミン服薬によるヒト死に過ぎ問題が影響を与えたようです。

 

シブトラミンは飲めば食欲減退が惹起され、結果的に体重減少へと(以下略、後は適当にネットで調べれば分かるので)繋がるようですが、当該作用のネガティブな面は持ち合わせている為、機序に準じた弊害は可能性として存在し、その上で脳血管障害や心不全を起因とする死亡確率が高いようです。

 

もしかしたら、左記の通り副作用が強大で飲み方次第では死ぬ確率が高い薬物だったからこそ、離脱症状の懸念が生まれる暇がなかったのかもしれませんが、向精神作用性物質(今件はSNRI)である以上、離脱症状の存在は忘れてはならないのかもしれません。

 

勿論、離脱症状の惹起リスクは、服薬中に幾らポジティブな実感があっても、或いは服薬中に幾らネガティブな実感しかなくても、或いは服薬して全く効果を実感しなかったとしても、それらとは無関係で惹起する他、例えば三環系や四環系、SSRISNRI、NaSSA、或いはSNRI作用を併せ持つトラムセット等を服薬中に併用するリスク、麻酔時のリスクもあるかもしれません。

 

記載がなければ避けようがない側面もある、先日のステロイド含有のお茶やシブトラミン含有のダイエット食品ではありますが、使用する本人(或いは身近なヒトに勧めたい場合でも)は困っているからこれらの商品に目が入る(両者の共通点として芸能人やインフルエンサーと呼ばれるヒトが数多く宣伝していた点もありますが)とは言え、

 

仮に同じ情報でも、困っている時の情報の見え方と、困っていない時の情報の見え方は全く異なってくると思いますし、それは今件のように未記載で薬物を含有している食品に限らず、これらのリスクは、正規ルートで医薬品として承認を受けている向精神薬や鎮痛薬全般でも同じ事が言える為、具合いの悪い時ほど冷静に見直す大切さが必要になるのかもしれません。

 

※1)https://news.yahoo.co.jp/.../38c2b449681c4568a0a04458e8c3...

 

※2)https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/other/031110-1.html

 

※3)https://www.eisai.co.jp/news/news201057.html

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02SfZxqB6s91L27GNMM9YbdeUyVqxFaHgCUd1Qiw54pKothAdKz3THPU7FDaU6PTRKl

 

容器と保存次第では、24時間後に大幅に効力を失い、125時間後に概ね無効化する次亜塩素酸水ですが、過去のコロナファミリーの経験も踏まえ、どの家にもある安定性の高い界面活性剤で不活化する話題はあったと思うものの、その情報の啓蒙はせず、わざわざ同一空間にヒトを集め、行列のなか不安定性の高い水を配布した背景に、相互間で好む「科学的根拠ガー」は何処かに飛び、不必要な感情が上回った結果と捉えられます。

 

ヒトが不安になった時の感情動態と、その感情の状態で信頼する情報と取り込む行為と内容と経過と結果を追跡の対象とする価値は、結果的に不可逆的な惨事も含め、リスクが大幅に上回る傾向にあるのを知る事ができ、また、異なる視点では、それを取り込まなければ何も起こらない、取り込んだ後の事を考えなくても良い、この2点のベネフィットが得られる事を知ります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0hQ92kGoV4fJHCPY9Kz7QMQqhkrB7uKMb29ZP1vwVP3G8Qto4c4EgzLZjWcM9GA1Ml

 

体重や負荷の掛け方、骨密度等に左右されるものの、術後から5年先、10年先、15年先の写真を見れば分かりますが、硬度的にボルト>骨の為、固定した上下の椎骨に変性が見られ、当該部位を起因に異なる高位を受傷する事例は珍しくないと思います。椎間孔と脊柱管、そこを走行する神経網の構造を知れば分かりますが、

 

仮に椎間板が全く存在しない状態に陥り、且つ垂直に摩耗した場合は、椎間孔から末梢へ走行する神経系へダメージが入る程の狭窄は得られず、スペースは十分に確保された状況が維持されます。また、神経根付近から四肢へ伸びる末梢神経は、三層の膜で保護されている為、俗に言う「神経圧迫=痛み/痺れ」は微妙な理屈で、この議論は100年以上続いています。

 

他、ビタミンB12等の宣伝で見るチラシで、保護層が存在せず実質が剥きだしで悲鳴を上げているイメージ図は、通常考えられない事態です。それを見ようと犬の神経根に電極を巻いて脱分極を繰り返し、犬殺しのレッテルを貼られつつも博士号を取ったヒトがいたようですが、そもそも論として「電気を流す」と「圧迫する」は異なります。

 

ヒトの身体を見る学問は基礎学問と臨床学問の2つに大別され、そこから無数に枝分かれしています。その上で、多くは基礎学問が土台に存在し、臨床学問が存在する、のフローを組むと思いがちですが、案外そうでもない部分も多く、その例が先程のチラシの存在です。

 

他、椎間孔の拡大でも、椎間板ヘルニアの除去でも、固定術でも、それらを行う理由は当該脊椎高位の体性神経(運動/感覚神経)の疎通を目的としての事かと思うのですが、傷んだ神経は傷んだままの可能性も術後は継続する事、或いは画像所見に依存した結果、当該脊椎高位に画像病変が存在したとしても、当該脊椎高位の体性神経に症状惹起理由が存在しない可能性、そしてこれらの結果が明確に検討出来るのは、非疼痛性症状を惹起する運動神経側の障害に曝露した症例になると思います。

 

「痛い」等を教える感覚神経障害であれば、術後に幾らでも鎮痛作用を持つ薬物を盛る事で、その弊害はさて置き手術の有無とは関係なく痛みを抑え込める可能性はある為、手術による結果なのか、鎮痛剤による結果なのかは不明瞭ですが、運動神経障害はそれらの薬物が及ばない障害(症状群)の為、手術そのものの価値を検討するには十分な材料になります。

 

固定術の参考例※写真)と椎間孔付近の神経走行※図)をコメント欄に添付します。大雑把に、青色の線、後根と書かれた側が感覚神経(知覚神経)、赤色の線、前根と書かれている側が運動神経と理解して問題ないと思います。

 

解剖的に前根は腹側になるので、後根と比較すれば構造的/確率的に傷めにくい部位ですが、様々な要因(中略)で左記の確率は変動するので、傷める場合もあります。固定術も状況によって色々と固定の仕方はありますが、大方は写真の通り後方固定だと思います。前方固定もあるようですが、術中に腹大動脈を破いて出血死した事例等、難しさはあるようです。

 

※写真)https://nonaka-lc.com/blogs/dissertation-2022-12-03/

 

※図)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E6%A0%B9

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02dC469Ki8ZjwZUZccjsoGMFDGUPBSH1rtievbPyh3KHsk1JdkwqxfPPUfdC5KfM5Zl

 

※近いところから見る

 

※遠いところから見る 補足)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02TbdTdCccCjKyPVbxp22THyvcfpUR3XvQXkPhuyj3h11dvdZeUyJbHjWGys6cXi3Rl

 

※背骨は積み木のように連なりながら各々が可動する関節を持ち、体重や運動、重力その他の負荷があらゆる角度から掛かり続ける為、どうしてもボルトで締めた上と下の負担が過大となり、器質的な変性が生じる事を、隣接椎間障害とも呼びます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0YdL4G3VVnmKji33zsrDSnLvRdsa6Am8B1LdLK6SPPSfEoGDuk2aaBbo2vCWqfNvzl

 

アスピリンを飲んでみる」

 

2023年某日

 

​​​​​わたくし親知らずが4本生えてまして、内1本はどのような理由か忘れましたが記憶もない昔に抜いた為、今は左下の奥に1本と右の上下の奥に1本ずつ、計3本残っています。この親知らずが生え方に多少問題がある為か、1年に1回あるかないかの頻度で何かの拍子で痛み、炎症を起こし、概ね2~3日に渡り、炎症性の疼痛を示します。

 

安静にしていても痛む、脈を打つように痛む、口を開ける等で歯肉を拡げるような負担を掛ければ更に痛む、食べ物も硬さに比例しますが直撃させれば激痛で(今回は煎餅と唐揚げとピンセットでダメージを加えてみました)、以降は数十分から数時間は疼みが増強し、また、身体を動かして熱を帯びても同様に増強する云々と、典型的な痛みを教えてくれます。

 

先程も書いた通り痛くなってもいつも2~3日経てば落ち着くので、いくらその時に痛くて飲食の摂取が大幅に制限されても放置で自然消退を待っていたのですが、アルコールや薬物等の問題を普段から考えているものの、

 

私はアルコールも薬物も摂らないので、この機会に薬物を摂取する方々の気持ちも分かろうと、市販のアスピリンですが服薬しました。色々知りたかったので血中動態の図と時計を用意して、添付文書通りに先ずは2錠飲んでみたところ、30分程度でみるみる痛みが引き始め、嘘のように楽になりました。

 

正しくは患部がぼやぼやした印象は残ったままでしたが、恐らく歯肉が炎症で腫脹している為と思われ、痛みレベルに関しては服薬前と服薬後ではそれこそ嘘のように楽になり、「痛みのない世界ってこんなに楽なのね」と感動レベルでした。その後も「痛いのは嫌だし飲めば楽になる」と、5~6時間置きに2錠飲み続けていました。

 

説明書の記載では最低でも6時間空けて1日2回までと記憶していますが、例えば朝6時に飲んだとしたら次は12時、そうすると、この時点でその日はもう飲めない計算になりますが、18時以降も起きていますし痛い訳です。そうなると1日3回飲みたくなります(飲んだ)。

 

そのような流れで当日3回、翌日3回、翌々日2回の約3日間に渡り飲み続けた時に在庫を切らし、飲むに飲めない状態になった為(この辺りで少しハマり気味になる)飲まずに過ごしたのですが、ここからが普段と異なる経過を示し始める事に気が付きます。

 

もう一度冒頭に戻ると、今まで親知らずが痛くなった時は、概ね2~3日で自然消退していたのですが、今回は在庫を切らして服薬しなくなった時期を境に、再度当初の痛みを自覚し始め、休薬後から更に4~5日に渡り症状が出続け、且つ、普段とは異なり中々すっきりいかない経過を示しながら自然消退しました。

 

今までも度々アスピリン含むNSAIDsの類と治癒遅延の話題には触れていましたが(要約すれば疼痛自覚を惹起する物質の合成は薬物で防げ、痛み自覚は抑制する事が出来たとしても、細胞レベルでの改善は遅延する云々)、もしもこの現象がそれであり、その上でアスピリンを切らさず服薬し続けたら、引き続き疼痛自覚は少なく日常を送り続ける事が出来たかもしれないものの(薬物耐性の問題は一旦除外して)、

 

細胞レベルの改善は服薬を止めるまで持ち越され、且つ休薬後も経過が異なり自然消退にも普段以上に時間が掛かる可能性が示唆され、それが正しいに近い場合、結果的に初めから飲まなければ最も高効率且つ短期的に回復出来ると結論付ける事も可能かもしれません。その点が

 

>>組織の脆弱部位の成立にinflammationが1つの理由になり、当該部位で発生後の組織は血管走行数や受傷レベル等が関連するも、hypoxiaに移行した組織で引き続いた容積変化による罹患部位の疎通の不具合や周辺組織とのクリアランスの悪化で、持続的な症状自覚に繋がる印象が

 

の通り、NSAIDsで半ば強引に患部をhypoxiaに移行させると、以後の患部への栄養供給に問題が起きる(hypoxiaに移行後は生理的に酸素分圧保持の為、当該部位の血管拡張は示唆されていますが、それでも薬物で一旦抑制を掛けた患部は自然な経過とは異なるのかもしれません)のかもしれません。

 

ただ、1つだけこの話に自分自身で反論をすると、NSAIDsの服薬による細胞レベルでの治癒遅延のメカニズムと今件の経過は必ずしも断定的に結び付けられるものではなく、今件の親知らずの傷め方が、元々今までの2~3日で自然消退するレベルではなく、初めから1週間程度掛かるものだったと考える事も出来ます。

 

どうしてもこの手の検証は、同一人物が同一時期に同一受傷レベルで服薬群と非服薬群に分けて経過を追う事は不可能なので、推測でしかありませんが、確かな事は今回実際に市販のアスピリンではあるものの、飲んだら痛みの引き方は感動レベルだった事と、「あーこりゃ皆飲むわ。凄いもん」と思った事でした。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02xYjVwWkCN6pe8fJbeipiyDvARk4V9tDm4AYV1RcR5w44khqrzpsMAHGbGcZF22tkl

 

シナプス間隙での濃度異常が傷害起因となり、各々の神経伝達物質の性格(興奮性or抑制性)は傷害理由に問われない為、シェアに話題を沿わせれば、GABAが一般イメージ通りの抑制性の機能を持っていたとしても、何らかの理由で興奮性に機能したとしても、そこを傷害理由に問う必要性はない側面があります。

 

また関連し、時々散見される抑制性神経伝達物質=良、興奮性神経伝達物質=悪、的な解釈も異なると思います。もしこの解釈が正しいとした場合、ヒトは生命すら維持出来ないか、相当な苦痛を伴い続ける可能性があり、それが普段から考察を入れている離脱症状の病態と捉えています。

 

どちらも瞬間瞬間の内外は問わない全ての環境に自律的に機能し続けているからこそ、ぼちぼち生きていられる訳ですが、そこを崩すのが向精神作用性物質の類で、時に惹起される服薬を契機としたネガティブです。例えば、仮に先程のような抑制性神経伝達物質=良、興奮性神経伝達物質=悪とした場合、それこそベンゾやバルビツール酸を山盛り飲んでおけば良いという話になりますが、実際はそうでもないと思います。

 

薬物で当該神経伝達物質のネガティブフィードバックが惹起された病態、ネガティブフィードバックで抑制出来ない神経伝達物質が必要以上量で持続している病態、その事で傷害に曝露した病態等がオーバーラップするのが離脱症状と推測されます。

 

>>幼少期は血液脳関門も未成熟で、何らかの物質に暴露した際は、予期せぬアクシデントも起こり易い

 

物質選択性を機能に持つ血液脳関門の脆弱期は、年齢的な未成熟他、全身性の炎症期、衰弱期(=免疫抑制期)も示唆されています。その上で衰弱とは一般イメージ(=前瀕死状態と考え、自発運動の低下が認められ、外的刺激に対する反応は鈍くなり、皮膚色は概ね褪色し、呼吸数、心拍数なども変化している状態を指し、通常、痩せていることが多い。※1))を指すだけでなく、元気で、活発で、行動的で、と外観から見受けられるヒトの多くも該当するケースもあり、

 

分かり易くは「プロスポーツに従事しているヒトは元気か?」と問われれば、恐らく誰しも即答し難いと思います。少なくとも私は「元気じゃない」と答えます。選択性の脆弱期はあらゆる物質が該当する為、突発的及び急性的に増悪した死亡事例を代表に、「あんなに元気だったのに」がその個の背景に存在する場合、日常生活上での代表リスクは薬物やワクチンになる為、時系列的に存在するかを考える必要があります。

 

※1)https://www.weblio.jp/content/%E8%A1%B0%E5%BC%B1

 

個体差はあると思いますが、各々の部位が成熟期を迎えるまでは一定の時間を要し、大脳皮質は20歳を過ぎてからとも言われています。また、激しめなinflammationが惹起されている最中や衰弱時も、血液脳関門の脆弱度が高まり、透過物質の選択性が保てず、本来ははじかれる物質も侵入する懸念もあり、それが原因で中枢神経に傷害を与える可能性も考えられます。上記を一旦まとめると、その時の脆弱度の高低が受傷理由(再受傷理由)と重症度に応じた以後の不安定性の高さへと繋がると推測されます。

 

GABAの前駆物質がGADを介したグルタミン酸であり、当該神経伝達物質が、例えば早発性/遅発性含む興奮性細胞死の惹起や、関連した低酸素性神経細胞壊死が、選択的な脆弱部位はあるものの、GABAが関連する離脱症状とされる中枢神経障害は標的レセプタが広域に存在する為、結果論となる症状群も多岐に渡ると思います。

 

この病態はinflammationが当初期の受傷理由にはならず、hypoxiaから始まると思われます。その為、上記病態があたかも自己免疫疾患に類似した症状群であったとして、そしてまた、検査結果が乏しくとも当該病態に応じた薬物治療でも大概が無効例になる理由でもありますし、四肢抹消に諸々と異常が出れば脊髄症(主に頚椎症性脊髄症)を疑うものの、それらも異常なしと除外される理由になります。

 

実際は写真を撮ったタイミングでは、年齢的に多少の脊椎の変形や脊髄周辺の靭帯の硬化、椎間板のヘルニアや骨棘等々もザラなので、椎間孔を拡大したり摘出したり、ボルトで固定する例もありますが、それらも無効ですし、例えば視野狭窄があるとMRIに入ったら、下垂体に腫瘍があると摘出しても無効だったりと、見えたもの=悪、とする例は枚挙に暇はないものです。抜歯とかブラッドパッチも多いと思います。

 

このように良いか悪いかはさて置き、観血的、非観血的問わず消去法的に追い詰めた最後が「精神病ですね」となる現実は流石に辛いものがありますが、一切考察されていないのが、身体に入れてきた物質による弊害です。

 

離脱症状とされる中枢神経傷害は、神経障害である以上、早発性と遅発性の2種が存在し、遅発性神経障害の収束を見届けるまでは、その個に悪影響を及ぼす物質をスイッチし続ける行為が更にリスクを呼ぶと思うものの、離脱症状の病態概念を持ち合わせていなければ、悪い方向に転がり続け、一層の脆弱度が高まり続けると思います。手を変え品を変えと手出しする為、時間の経過で脆弱度/重症度が高まり続け、規模感が大きくなっていく現象は離脱症状の界隈でも同じです。

 

いずれにしても、症状は感情を持たない産物で忖度は利かないですから、この手の社会的(医療的?)背景をエピソードに持つ病態を抱えたヒトが、忖度まみれの社会生活に慣れていたのであれば、全く言う事を聞いてくれない自分自身の身体に腹が立って、直ぐに死を選びたがるのも傾向に挙げられます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid05o5uJ2X4XMEwo5k852LBGQcYgP1Ln9GnFphFq6CL3wHALGjY42EfZ71Qa3QDQJdHl

 

興味がない分野は目の前で起きていても何も考えない性格なので、「暑い」「寒い」「晴れ」「雨」「風強い」も、他の多くがいちいちひとつひとつに騒ぐニュースを見る度、逆にそこにリソースを割けて凄いですねと思うのですが、何だかんだでネットを開けば様々なニュースが目に入る為、興味がない分野でも、どこか関連しそうな事例を引っ張っては文字に残そうとするも、

 

やはり興味がない為に適当に調べて適当に途中で止める感覚は、雇われの人間が適当に嫌々仕事をして命懸けで責任を放棄し、良い事は自分の手柄にし、悪い事は他人に押し付け、足を引っ張る感覚と似ているのか似ていないのかどうなのかは知らないものの、

----------

4/5の書きかけ

 

>>Such decisions must not be delegated to unelected tech leaders.※1)(このような決定を、選挙で選ばれていない技術リーダーに委ねてはならない。)

 

を以て「イーロンビビってる」と思うヒトも居いれば、「そうそう」と賛同するヒトも居ると思います。このように賛否が分かれるのは健全な証拠ですが、当該部分を抜粋したのが、

 

>>選挙で選ばれていない

 

と記載がある点です。ヒトは不安に陥ると盾を探す、スケープゴートを探す、或いはカスケード化する傾向になります。「国が〇〇と言っているから」「厚労省が〇〇と言っているから」「〇〇は合法(違法)だから」「若者が〇〇だから」「高齢者が〇〇だから」etc…。

 

よく聞く表現だと思います。このように書くと分かりますが、話し合いで相反する意見や意思が変化する事は困難な事が分かります。最終的にはどちらかが折れるか(折れているか)、暴力(戦争)で解決なのは悲しいながらも現実です。

 

※1)https://nordot.app/1013897384587804672

 

※5月初旬追記 その後、イーロンマスクが大量のGPUを買い込んでいたり、AIをやるぞ的なニュースが流れたので、多くの方が既に予想はしてはいましたが、自分が追い抜かれる事を嫌い、他のAI開発の停止を求めていたのかもしれません。

 

また、日常生活に置換して考えれば、類似する言動を発してきた際は、ナーバスになっている可能性があり、どこに地雷があるか分からなくなるので、対応は普段以上に留意する必要を感じます。そして、地雷も潰しまくれば無くなるだろうと逆手に取った対応を取るのは間違いで、ヒトの地雷は無限に生まれます。

----------

4/5の書きかけ

 

「本能に影響を与える不安やドーピングは、約75%の人間を動かす」

 

ワクチンの接種率は都道府県単位で異なり、西低東高が見られますが、全国的な初回接種率は77.96%、2回目接種率は77.52%と発表されています※1)。マイナンバーカードの普及率は、こちらもワクチン同様に都道府県単位で異なりますが、4月30日時点で76.7%(※注 数日置きに更新されている可能性がある為、4/5に見た時と数字が異なりますが、似た数値です)※2)。覚醒剤再犯率は40代で72.2%、50代で83.1%、平均で77.65%です(※注 少々古いデータです。年々上昇しているようです)※3)。

 

ワクチン初回接種率 77.96%

 

マイナンバーカード普及率 76.7%

 

覚醒剤再犯率(40代/50代の平均) 77.65%

 

他にも探せば色々な事例は見つけられるかもしれませんが、標題通り、ヒトは本能的に不安を自覚する、或いは不安を訴求されると、この程度の割合で動くのかもしれません。

 

※1)https://info.vrs.digital.go.jp/dashboard/

 

※2)https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kofujokyo.html

 

※3)https://www.sponichi.co.jp/.../kiji/K20160601012697460.html

----------

4/29の書きかけ

 

先日「D1D plus」と呼ばれる、尿を採取すれば数分で睡眠薬の有無、種別を判別できる検査キットが容易に使用出来る話題が挙がりましたが、当該キットの写真を見る限り、どのような薬物が判定出来るのか分からないので、類似した検査キットを参考にしたところ※添付写真)、日本で安易に入手出来る薬物で、短時間で飲料に混入させる事ができ、即効性を求めるとした場合、ベンゾになると思いますし、少々古い時代になりますが※1)、

 

>>特に、アルコールとベンゾジアゼピン系薬物の併用では健忘が高頻度に生じることが知られている。日本での乱用は、この組み合わせが主流である

 

の通り、今も昔も組み合わせは変わらないと思います。勿論アルコールとベンゾの組み合わせだけではなく、ジュースとベンゾ、水とベンゾでも必要十分な効力は発揮されますし、他人が悪事目的で混入する為、力価も量も分からず、場合によっては呼吸抑制等々で死ぬ可能性もあります。

 

多少話は変わりますが、このようなアクシデントは家庭内、信頼関係を置いていると思しき関係性でも聞く話で、奥さんがいつも食後に風呂を勧めるも、食後はやけに眠くて風呂に入らず寝ている日々のなかで、どうもこの眠気の様子がおかしいと調べたら、

 

体内に相当量の薬物が入っていて、どうやら奥さんは食事に薬物を混ぜ、風呂場で旦那さんが溺死するのを待っていたようで、且つ多額の生命保険がいつの間にか掛けられている等、なかなか怖い話もありますので、どこでどうやられるか分からないと考えておくのも大切かもしれません。

 

参考までにこちら※動画)を見ます。当該動画のようにオピオイド以外にも、ベンゾやアルコールにもそれぞれ拮抗剤は在るものの、普通は持ち歩いていませんし、仮に持ち歩いていても、自分自身が意識障害に陥る為、服薬する事も困難だと思います。

 

では、どのようにこのようなアクシデントを回避すれば良いのかの手段は、調べれば色々書いてはいますが、「俺の酒が飲めねーってのかぁ」的に信頼構築を求めるヒトが居る限り、難しいのが現段階の結論ですが、日本では合法も違法も作用機序は類似性が高い薬物が蔓延しているにも関わらず、「ダメ。ゼッタイ。※参考写真)」のように、違法薬物に対する啓発活動は見聞きするものの、合法薬物に対する啓発活動は、違法薬物ほど見聞きしません。

 

薬物を違法か合法かの観点で使用の有無を線引きして選択する姿勢は大変危険なのですが、先ずはこのような薬物が日本では合法的に存在し、このような薬物は違法薬物と同等の作用機序を持つ上に、手に入れようと思えば簡単に手に入れられ、悪事に用いられる事を早期的に教える必要はあると考えています。

 

また、簡単に手に入る→公的医療保険制度内の費用で誰でも安価に入手出来る為、何らかのアクシデントに遭遇し、その薬物がベンゾ等だと分かれば、飲料物等に混入した薬物の入手経路を調べるにあたり、居合わせた人物が保持する保険証から追う事は出来る→混入した人物を特定出来るかもしれません。

 

※1)  chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.asahikawa-med.ac.jp/.../public/06lib/forum07.pdf

 

※動画)https://www.youtube.com/watch?v=Ngp78HLkieM&t=33s

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid0AjDZyxUzDAb2fXK5oE6nFJ2ipULamk9QsXBgiB1FyNNKyN6TAUoyd9vuf4A45Aosl

 

先日※1)、

 

a)腰部脊柱管は馬尾性に展開する脊髄神経により元々広大な空間を保持している事と、仮に椎間板が摩耗し存在しない場合も、末梢へ分枝する体性神経の通過点となる椎間孔のスペースは余裕があり、且つ体性神経は3層の保護膜により、脊椎病変による神経圧迫と症状惹起の関係性は常に議論の的である事、

 

b)その上で、椎間孔拡大術、固定術、椎間板摘出術等々(以下 除圧術)の意義は、術後は鎮痛剤等も投与される可能性が大いにある為、術後結果が鎮痛剤によるものか、除圧術によるものかが不明瞭な為、体性神経(知覚神経/運動神経)障害の内、非疼痛性症状を主とする運動神経障害を抱える症例で、除圧術の意義が見えてくる事、

 

c)また、それぞれの除圧術は時代の流れと共に低侵襲化しているものの、術式による再発率(何を以て再発と呼ぶのか不明ですが)が異なるのは何故かという点、時に古典的なLOVE法が何故優れているのかという点、

 

d)ステロイドやNSAIDsによる解熱鎮痛剤と、細胞レベルの治癒遅延の問題、2010年頃を境に製薬メーカーが「NSAIDsでは効かない痛みに」を売り文句に、プレガバリンやトラマドールを代表とする、向精神作用性物質が整形外科領域でも蔓延し始めた問題等々(勿論それ以前からもエチゾラム等はありますが)、そのものが傷害に曝露した細胞の回復に寄与出来るかと言えば別問題の点と、服薬を契機とした副作用や離脱症状等々の問題等、

 

再度a)に戻れば、当該段階で決着出来る可能性はありますが、病態解釈(解剖生理で解釈すれば当たり前の話を書いているつもりが、臨床ではその話が抜け落ち、「圧迫=痛い」「実質が剥きだしで悲鳴」の突飛した話になる)が異なれば次の段階に進むのかもしれません。

 

只、先日の私の親知らずとアスピリン※2)でも挙げましたが、血中に薬物が存在している時間帯は楽に感じられるものの、何故か今回に限り普段通りの日数で自然軽快せず、ダラダラ不自然な痛みが継続した事(これがもしや慢性化と呼ばれる足掛かりかと感じたほど)、それでも痛いのは嫌だから飲んじゃおうの感覚、また、

 

>>偽薬を用いたダブルブラインドか、実際に飲ませる飲ませないの原始的な手段だったかは失念しましたが(多分探せばすぐ見つかる)、古くからのデータで、うつ症状を抱えた患者群を2つに分け、薬物投与群と薬物非投与群で経過を追跡したところ、後者が早期に社会復帰したデータからも

 

等も含め、「何もしない」が早期的な回復を示唆するデータは、整形領域疾患に限らず多く存在します。或いは、仮に何らかのイベントで何処かが傷み痛んでも、それを不自然と思わず自然な現象と捉えられ、恒常性機能を信じる時間的/心理的余裕の有無でも左右されるかもしれませんが、

 

ヒトは様々な事情が絡み合う為、家の事をしなきゃとか、仕事をしなきゃとか、そういった事情を優先させるには、薬物は大いに力になってくれるかもしれませんが、それに伴う細胞レベルでの治癒遅延や副作用、離脱症状のリスクを追々抱える為、2つを同時に獲得する難しさを考える契機となります。

 

そうなると社会的な問題点も見えてきますが、自殺理由の常にトップは健康問題であり、その内訳に、理解が及び難い薬物の副作用や離脱症状が大きく関与しているとすれば、先ずは自然発症性の健康問題を抱えた時に、身近な薬物の問題は考える必要がありますし、更にこの自殺問題に対してヒトが介入(=薬物が介入)するほど、悪化しているように見えるのは私だけではないと思います。

 

※1)https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02m5RjdoTa6W1xTqwR3zWVTF3Rmdh8icGBMxFUeS2X6fHKNNtN7UotomFgHi2T3W9ul

 

※2)

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/pfbid02cJcm9a9aph16zRgV3HvNjWqZNBey1UXzrDugrjX9SdpbsXp9sqjoUqrHWX7XvFAzl

----------

クリックまたはタップでご覧頂けます ⇒【治療費/所在地/自己紹介】 ⇒【フェイスブック】

【電話】 0173-74-9045  (携帯電話 090-3983-1921)

【診療時間】 7:00 ~ 21:00 ※時間外対応可 

【休診日】 なし 土曜/日曜/祝祭日も診療しています

【メール】 fujiwaranohari@tbz.t-com.ne.jp

ご予約/適応症状/非適応症状/病態解釈/経過予測/リスク/費用/治療内容などのご相談やご案内はメールでも承っています。お気軽にご連絡下さい。

f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

----------