藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 4 2020/9/3~2020/7/2

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断薬から5年10年を経ても継続している症状群は、薬剤の細胞(脂肪)貯留説を否定出来る材料になります。これは何を意味するかと言えば、5年目10年目の症状に限った話ではなく、5ヶ月目10ヶ月目の状態も、5週間目10週間目の状態も病態の根源は同様と捉える事も出来ます。重症度は曝露量と曝露時間で左右され、重症度で1本の神経を取り上げても多彩な表現をするのは中枢/末梢神経共に同様ですが、その内容は神経障害や代謝障害に変わらない印象があります。

 

また、ヒトは機械と異なり、どのような細胞も常に修正しようと機能し続ける為、時間の経過でレセプタのレギュレーションも変わると思います。「傷んだまま」「増えたまま」「減ったまま」「数を変えたまま」「変性したまま」はないと思います。その為、この病態を安全に乗り切るには、薬物によるレセプタの変化だけではなく、時間経過による自然変化の概念も踏まえる必要があります。

 

定量維持で服薬し続けていれば、レギュレーションはアップもダウンもなくある程度は一定かもしれません。しかし、増悪の代表例に暫く断薬(減薬)した後に再服薬(増量)すると、思った通りの効果を自覚出来ないばかりか、過剰に鎮静したり興奮したりと収拾がつかず、目先も先々もネガティブが続くケースも珍しくありません。先ずは上記のリスクを回避出来ればその先がだいぶ楽なのですが、大概はその状態(定量維持中の状態)では不穏に感じず生活出来るレベルで推移している可能性も高い為、予防線を張る概念自体が生まれないかもしれません。

 

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向精神薬はあくまで総称で、そこからベンゾやSSRI等とその薬物が持つ性格により枝分かれし、エンドユーザーとなる患者が目にする書類は成分名と商品名程度となる為、それがベンゾかSSRI等か、向精神薬等かは能動的に調べないと分からないと思います。また、大概は単剤ではない為、その時点で害反応も未知な領域になり、他、併用注意や併用禁忌は基本的に無視され、例えばNSAIDsやマクロライド系の一部抗生物質など、ベンゾの薬効を無毒化(ベンゾ結合を剥がす)する薬剤の併用も無視されています。

 

念の為に書いておくと、向精神作用を持つ薬剤を継続的に飲んでいる患者が、途中で薬効をひっぺがえすような薬剤を突っ込むと、常用量離脱症状の発症リスクは上昇しますし、デトックスその他を謳うもので、例えばケイ素(シリコン)で胃壁をポリマー化させても上記同様のリスクが上昇します。その他、把握が及ばない程の健康食品はありますが、現場感覚を通した印象では、この手の薬剤を服薬している場合、風邪薬や湿布、抗生物質すらも迂闊に手を出せなくなりますし、健康食品もリスクが伴います。

 

その為、正解は「仮にいま具合いが悪かったとしても、現況を理解出来たら一切のリスクを拾わない為に、何もしないほうが良い」に近くなります。病態は薬剤に頼っていた手前、当該神経伝達物質の自己分泌能の低下や生合成機能の低下、レセプタの変性や興奮性神経伝達物質などによる神経細胞の傷害による中枢神経症状から派生した全身状態の表れと推測される為、例えば現況の解決に、更に鍵や鍵穴を弄る行為は危険で、CBDオイルや麻薬や大麻覚醒剤の類も全て含まれてきます。

 

何らかの成分で鍵となり鍵穴になったとしても、それそのものは既に傷んだ神経細胞の傷害の回復には寄与するものではなく、全くの無効だったり予想外のおかしな効き方だったり、これ飲んじゃったけどこのあとどうすれば良いの?と、余計な悩みが増えるだけです。結局どれもこれも神経適応が生じる為、1つ1つの後片付けに苦労します。そしてここまで至ったとしても、いま向精神薬を服薬している場合は急いで止めては危ないというジレンマが伴います。

 

また、精神状態の動態変化が向精神薬のメインにもなる為、日常生活上でも些かリスクが伴います。以下に抜粋した文章は、その個人に対して言及しているものではありません。こちらの方は既に症状も改善され薬剤も飲んでいません。あくまで向精神薬を服薬している最中の状態を事後報告的にご自身で考察されたものを抜粋し、参考情報として挙げます。当時の精神状態の変化が如実に分かります。

 

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>>この手の薬を飲むと人身事故・落下事故の多さが納得できてしまいます。 例ですが:プラットホームで電車を待っている時、電車の音が聞こえ始めてから体がものすごくソワソワする。

 

>>その時悲壮感は何もなく興味感に近いです。異様に体中に力が入る。短距離走のスタート前の様な感じ。やばい。。と感じ、理性が必死に止めようと体に説得する。

 

>>体は別な生き物に乗っ取られたような感じで飛び込みを求め続けている。必死に体を止めている間、ようやく電車が到着、体中に脂汗をかいてどっぷり疲れる。

 

>>高いビルの窓にいると、何故か体が窓の外に吸い込まれるような感覚に襲われる。窓の外から飛んだらどうなる?悲壮感ではなく、飛んでみたい!!という興味感です。

 

>>横断歩道の信号待ちで、車にタックルしてみたい。これを何回も繰り返し生き延びたのは今でも奇跡と感じています。既遂したところで抗鬱剤を飲んでいたのでうつ病で死んだということなったでしょう。

 

>>何を考えるのも面倒くさくボーとしている。痛みは強いがどうでもいい考え。常にうとうとしてどこでも居眠りできる。どこでもハワイアンという気分で快楽という言葉がぴったり

 

>>まるで二日酔いを起こさない強い酒を一日中飲んでる感覚

 

>>とにかくブチ切れる。ちょっとしたことでブチ切れて所かまわず大音量で怒鳴りまくる。ネットの通販でも気に入らなければ脅しの文句を言いまくる。完全なクレーマーです。

 

>>とにかく思考が一方通行で止まりません。怒り出したら永遠に止まりません。

 

>>首を吊る木を探していました。何故そのような行動を?とにかく消えたい。何故?解らない?とにかく首をくくりたい。それだけです。それから社員が駆けつけ精神科に連れて行かれました。

 

如何に自身の身体のみならず、周辺にも影響を与えてしまうかも把握出来るかと思います。そして恐らく現行医療は

 

>>何を考えるのも面倒くさくボーとしている。痛みは強いがどうでもいい考え。常にうとうとしてどこでも居眠りできる。どこでもハワイアンという気分で快楽という言葉がぴったり

 

この状態を目標にしてくると思います。この状態を以て「あなたの病気は良くなりましたね」と終始するケースが散見されますが、これから生きていかなければならない人間への行為ではないと考えています。

 

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「新型コロナは現代社会への挑戦」と仰ってた方がいましたがその通りと思っています。私が真っ先に感じた事として、「ヒトの本質は誰しもさほど変わらない」です。治療はどこか具合いが悪いから来るとは思うのですが、あくまで具合いが悪いのはそのヒト1人です。具合いの悪さは個々の不安。先日も書いた通り、その個の症状はその個から引き起こされた産物で誰とも共有出来ません。ただ、感染症は誰しも平等に起こる不安です。感染リスクは環境や防護、工夫で高低するかもしれませんが、いつどこで感染するか分からない不安、時に死亡する不安、後遺症を残す不安、誰かにうつす不安など、共有してしまう不安もあります。

 

そのような、いつ具合いが悪くなるか分からない不安を抱えたヒトは、既にどこか具合いが悪いヒトとさほど変わらない印象を持ちます。「ピンチになると人間性が露呈される」とは確かにその通りかもしれませんが、本質的な部分は大体同じなのかもしれません。では、その不安の解消は訪れるのでしょうか。世間ではワクチンや治療薬云々に期待する話はありますが、変異し続けるウイルスに、当たるも八卦当たらぬも八卦のワクチンを毎年打ち、まして初期は様々な認定をすっ飛ばして打つ為、相当なリスクを抱えることになると推測されます。

 

恐らく既往疾患その他による副反応の惹起リスクは無視されますし、初期ロットは結構不安定で、工場により副反応の出方にバラつきが見られたりするかもしれません。ワクチンに限らず初期型は大体不安定ですが、データも少な過ぎる時期では、何が起きるかもデータが希薄な為、よく分かりません。過去事例での治療は、NSAIDs、ステロイド、tnf-α阻害薬、オピオイド系鎮痛薬、向精神薬、気管支拡張薬、抗認知症薬、抗リウマチ薬、免疫グロブリン療法etc…、今思い浮かんだものを挙げましたが、傷んだ細胞がそれで治るなら苦労しませんが、それしかないから仕方なく使っているのか、それともこれらで本気で治ると思っているのか知りませんが、恐らく今後もよく分からない副反応治療になると思います。

 

また、今回のワクチンは年齢性差問わない為、非常に複雑な害反応も考えられますし、そもそも以て接種後に具合いが悪くなっても、「副作用ですね」と認定されるかどうかも過去事例を踏まえると極めて未知数です。

 

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「ヒトの事情や感情のアレコレやドタバタを見ているだけなのかもしれない」

 

有事や有事対策の併発情報として、「この有事(災害や感染症等)は人工的に作られたもので人口削減(又は弱体化)を企んでいる」。有事対策として「この有事対策(災害対策や感染症対策等)は人口削減(又は弱体化)を企んでいる」があります。私自身は未だ上記の件に懐疑的な側面があります。仮に本当だとしたらより対象は絞るはずです。例えば一定の年齢層や性別、地域等々です。また、感染症は目論んだ本人も自爆する可能性もある訳ですし、この日本では生活保護費や医療費等の負担が増すだけで、回りまわって全体が衰退するのは流石に察しもつくと思います。

 

それとも、これらを目論んでいる方々は基本的に超富裕層らしいので、周りがどのようになっても大丈夫な群なのかもしれません。例に漏れず新型コロナウイルスも、人工的に作られた人口削減兵器で、新型コロナワクチンも人口削減兵器の話はあります。ただ、この話も毎回のことなので多少食傷気味ではあります。これらを前置きとしたうえでワクチンとなるのですが、高齢者は薬物にもワクチンにも高リスク群となります。しかし、せっせと薬を飲み、せっせとワクチンを打つのも高齢者です。下段に新型インフルのワクチンを接種した後に、「これは副作用じゃないか?」と報告が挙がったものの一部を挙げますが、全て「評価不能」「関連なし」とされているものの、それはヒトが判断したもので実際のところは分かりませんし、報告分のみの為、氷山の一角だと思います。

 

少なくとも疾患があり、恐らくその疾患に付随する薬物を接種しているうえでワクチンですから、基礎疾患の増悪や新規症状が惹起されるのは不思議ではありません。さて、そのようなワクチンが今回も高齢者を優先的に接種するような情報も流れていますが、何故この話も毎回なのか、です。病弱者や高齢者を優先するという話は世間的にキレイですが、多くが何らかの疾患持ち群、薬物接種群となる為、高リスク群です。もしかしたらこのような流れを汲む担当者は毎回違うヒトで、以前のデータを見ていないのかしら等々の憶測をしてしまいますが、仮に見ていたとしても、なんてことはなく気が付いたこととして、接種後の死亡例や基礎疾患の増悪例や新規症状の惹起例が、「ワクチンとは関係ない」とされたデータで溢れているからなのかもしれません。

 

ウイルス君にとっては通常運転のつもりでも、それをどのように評価し、どのような社会的な動きかたをしたら良いか悪いかや対策や、その対策で何かあった場合の対応も全てヒトでしかなく、ヒトの事情や感情のアレコレやドタバタしている出来事を私たちは見ているだけなのかもしれません。

 

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数日間に渡り高熱を意図的に惹起させ、その生理学的作用を治療としてブラッシュアップさせた手段にマラリア療法があります。1927年にはノーベル賞を受賞するも、危ないということで今は用いられていません。しかしながら、ヒトの全ての細胞は何により栄養され、何により維持されているか、また、傷病名問わず、どのようにすれば症状の改善を獲得することが出来るかを考えれば、上記療法の根本的な目的は理解出来ますし、様々な症状が生まれる根本的な理由も見えてきます。

 

身近なものでは局所全身問わず、交感神経が麻酔薬でブロックされれば血管拡張は促されます。しかしこの行為は数時間~十数時間が限界です。インフルエンザ等の感染症に罹患して数日間に渡り高熱を惹起するのも現実的ではありません。入浴も運動も限界があります。そして、上記は全身へ影響を及ぼし何らかの変化を期待する手段が多数の為、それが他者にしか出来ない行為かセルフケアの範囲かはさて置き、より効果を上げるには罹患部位に集中させる必要が生まれます。

 

ヒトの体内を流れている血液量は有限です。それが意図的か否かはさて置き、血液を散らかす行為をすれば効果も散らかるでしょう。患部に持っていこうと誘導する行為ではない事も意味します。それではギャンブル性も高く検証も取り難く、再現性も得難くなります。シェア内の通り、症状を動かすには罹患部位へ直接的/間接的問わず、確とアプローチされることが先ず前提の上で、高い力価と高い持続性が求められます。重症度が高いほどその必要性は顕著で、ヒトの解剖生理を元に症状の変動を誘発させる部位とツールは案外限られてくると感じています。

 

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日常生活を起因とした症状の多くは、写真撮影日が占拠性病変の誕生日ではない可能性もありますし、写真撮影をする契機となった発症時に、占拠性病変が引き起こされた可能性もありません。そしてまた、占拠性病変が現在の症状と関連しているかの可能性も明白ではありません。ヒトの身体は「分かろう」とすればするほど「分かっていない」ことに気が付くため、「分かっている」というヒトをむしろ信じられなくなります。そうなると現状では除外的診断どころか除外的な観血的治療をするしかなく、考えられるものは全て観血的に取り除いてからどうかでしか判断し難い側面も多いものの、それを繰り返せばぺんぺん草も生えないくらいに身体のありとあらゆるものも無くなります。

 

その実際は既に多くの患者が経験していますし、そのデータを以てして、今の、そしてこれからの患者に同じ道を進んでみてよとも言い難いものです。例えばシェアの通り、どこか不具合を抱えるとほじくって孔を拡げたり、何かを切り取ったり、しなるものを固めることに必死となりますが、孔を拡げたことで、切り取ったことで、固めたことで引き起こされる数週~数か月~数年後の弊害は無視され易くなります。

 

薬物治療や観血的治療は、すぐ目の前の副作用は伝達されていると思いますが、例えば3年後や5年後、10年後はどうかは、整形領域疾患等はあまり伝達されていない印象も受けると同時に、日常生活に発症因子が存在する(した)以上、寛解増悪因子も日常生活にある為、個体差は大きく経過予測も付き難い側面もありますが、QOLは逆転してくる確率は高い印象を受けます。それなら尚更、曲がりなりにもキレイな状態でなかったとしても、あるものは残した状態で一旦は考えたほうが良いケースも多いものです。

 

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1つの病態にスポットをあてて研究する方々は数多く、それらの書籍や論文を拝読するも各々で解釈は幅広く雑多な為、そのうちにどうでも良いやと思うようになるのですが、中枢神経症状は治療特性上、そしてヒトの解剖生理上、局所的な加療は不可能で全般的な加療になる(なってしまう)弊害があります。この弊害は患者にとっては「どこが悪くても何とかなる」メリットはありますが、術者にとっては仮に良くなっても、「どこが悪かったんだろうね」のデメリットとなり、1つ1つの病態に対する検証が多少難しくなる残念さがあります。

 

とは言え、選択的な加療が可能な末梢神経症状とは異なり、選択的な加療が不可能な中枢神経症状に対し、「〇〇病」「〇〇障害」「〇〇症候群」や、例えばシェアした「ジストニア」とスポットをあてて加療する方々の病態解釈や、その手段から派生する患者へ与える影響のプロセスが常に謎です。

 

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傷める理由は何であれ、当該部位が罹患すればそのような症状が出ることには変わらないと推測している為、それが感染症やワクチンによるものでも、薬物の副作用や離脱症状によるものでも、何らかの腫瘍等が邪魔したものでもその他でも、惹起される症状は変わらないと思います。また、絶対的に個体差はある為、似た症状を抱えるヒトを探すこと自体がリスクの始まりです。特に最大リスクとなる薬物が手中にある症例同士なら尚更で、自分の身体で起きている出来事を、他人と足並み揃えようとしても危ないだけです。他、全症状に共通した話ですが、

 

1)各種神経障害は早発性と遅発性が存在する理解

2)神経適応を来す物質を休む際は離脱症状が出る可能性の理解

3)神経障害の細胞ベースでの回復は薬物ではどうしようも出来ない理解

4)中枢神経症状はヒトの構造的にも選択的な加療は不可能で中枢神経全般に至る理解

 

これらを踏まえると、以後のリスク回避の為に傷めた原因を知ることは大切ですが、中枢神経のどこがどのように傷んでいるかの探求や、付随する病名や障害名の探求性は必要なくなり、患者側の脳内にこびりついた病名や障害名が凄く邪魔になることが分かります。

 

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正常性バイアススケープゴートと自爆型患者像」

 

社会生活を円滑に送る為には本音と建前の比重は後者に偏らせる必要がありますが、有事には意識せずともその比重は変化していきます。例えば新型コロナウイルスという未知の産物が拡大した際には、日本の精神状態も不安の母数が増えて表在化した事で、建前で生きるには無理があると言動にも変化が見られます。考え方によっては、腹の探り合いで偽性の平面化を創り上げる状況よりも、トゲトゲしい状況を直視した上で平面化を図ったほうが追々良いのは確かかと思います。そうでなければその先もどこかおかしくなりがちです。これは新型コロナウイルスに限らず、過去から現在進行で大なり小なり何処でも起きていると思います。何らかの理由で具合が悪くなったヒトも、症状が長期化したり未知の症状の際には、同じ心理状態に置かれ易くなります。

 

また、その身体/精神状態からの逃避行動に正常性バイアスの機能と、スケープゴートを創り上げる傾向も見られます。例えば「〇〇のせいでこうなった」です。精神の荒廃は身体へも反映され、例えば追突事故等による加害者が存在する症例は特徴的で、ムチ打ちひとつ取り上げても顕著に改善遅延が見られる事は知られています。これも被害者側の憎悪の念がブーメランをする証拠かもしれません。勿論、被害者が加害者に向ける念は理解出来ます。それを前置きとした上でも尚、その念に苛まれているうちは、症状という部分は停滞/悪化し易くなるのかもしれません。ストレッサーの存在で神経伝達物質や内分泌の動態変化は非日常的な状態になる為、罹患細胞の回復も遅くなるのでしょう。

 

また、加害者と被害者の立ち位置がハッキリ存在する例だけではなく、第三者的にヒアリングする限りはそのような立ち位置がない、明確ではない、もしかしたら被害を訴えているヒト自身が被害を大きくしたんでないの?とする例でも、何としても悪者を創り上げたがる方々も存在し、そのことで何とか自身の感情の平穏化と、自分は悪くないとする方向に持っていく方々も存在します。その対象が自分ではない何かであれば、影響を受ける事は少ないと思います。「テレビが壊れたのは〇〇のせいだ」等であれば、自身の身体は関係のない部分でのやりとりなので問題はないでしょう。しかしそれが自分の身体が具合いが悪くなった事に対し、またはこれから具合いが悪くなる可能性を他者に責任追及しても、治癒遅延へ偏る自爆型となり、健全とは呼べない経過が顕著に見られます。

 

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アセチルコリン(以下 ACh)という単語で思い出したのですが、何年か前にたまたま見掛けた個人ブログで、自身が肩背か肩頸辺りのジストニアを有し、ドライニードル(薬剤を入れない空の注射針)や鍼灸治療を通じ、数時間から2~3日はある程度の改善自覚を得る理屈を、刺針部位にAChが分泌・凝集される結果と解釈され、治療者と共に発症部位にどのように刺したら良いか、当該筋に何本刺したら効果的か、刺針後にどのような手技を施せば効果的か(私は行いませんが、針治療は刺すだけでなく刺した後にグリグリしたり上下させたりする手技など色々あります)、細い針から太い針まで様々試した経過を載せていたものがあり、それはそれは極めて客観的で、単語の用い方からもどこかの生理学者さんかしらと思うほど具体的に検証され続けた資料が存在しました。

 

その後、併用か移行かは定かでないものの、バクロフェン髄注療法(以下 ITB)や脳深部刺激療法等(以下 DBS)の埋め込み系の治療も開始され、薬剤量か刺激量の丁度良い量を探す経過も記載されておりました。それはそうと、私はこちらの学者さん(仮称)と治療者さんの間で行われるやり取りで大きな誤りに気が付きました。確かに上記は局所的な反応を体系付けた理論かもしれません。実際にはAChだけでなく、刺針部位には一時的に多少の炎症反応は惹起されますので、動脈血の強制流入やGABAの分泌も促される可能性もあり、弛緩要因はAChだけではないかもしれませんが、それもさて置き誤りの理由は、仮に現症がジストニアと示唆される中枢神経に原因を持つ症状だとした場合、

 

>>発症部位にどのように刺したら良いか、当該筋に何本刺したら効果的か、刺針後にどのような手技を施せば効果的か、細い針から太い針まで様々試した

 

この行為そのものが無効治療の可能性が極めて高い、ということです。「弛緩する」⇒「だから良い」「この治療イイね」ではなく、仮に学者さんがジストニアではなく肩こりや腰痛だとしても、同様の経過と結果、感想しか生まれなかったと思います。何故ならドライニードルや針治療で筋細胞まで到達させると、数時間から2~3日はそのような反応は必然的に生まれるからです。その為、痛い部位に刺す、凝った部位に刺す、それでも何となく鎮痛や弛緩的な結果は出るものの、それを良しとして月日や年月の経過を追っても、スケールは下降線を辿らない(辿れない)ケースがザラにあります。

 

その後、ITBかDBSも併行していたと思うのですが、私自身の記憶が定かでない為、間違えているかもしれませんが、仮にどちらかの療法を受療されていた場合でも、量を上げ下げして丁度良い場所を探し続けていたことも、ネガティブな側面があったと考えられます。先に結論を書くと、上げ下げすることが逆に見つからなくなる、が正解に近いと考えてます。

 

ITBは脊髄のGABAを集中的に増幅させる手段ですが、簡単に説明するとベンゾを脊髄に24時間飲ませるような療法です。経口薬でバクロフェンを用いる場合もありますが、量も相応必要で脳にも反応を及ぼしリスクもあるからと、このような療法が開発されたそうですが、神経適応はするので常用量離脱症状離脱症状のリスクも存在します(触れ込み的には「脊髄のみ」ですが、離脱症状の実際やデータを見ても、脳にもある程度はいってますね)。結果的に量を上げ下げすると、時に下げた時、GABAの自己分泌能が低迷している為に強い硬直感を呈したり、その後に上げたとしても、レセプタのレギュレーションも時間経過で変化し、おかしな反応が惹起される可能性もありますし、DBSだとしても耐性が付くため、いずれは…みたいな話になるのが実際かもしれません。

 

結論としては中枢神経疾患が濃厚な病態にも関わらず、ドライニードルや針治療が中枢神経へは加療されず、枝葉の発症部位(今件の場合は筋肉)にアプローチした結果を良きものとした事が良くなかったのかもしれません。仮に結果が出ても、その結果は将来性のある経過を辿り、結果を示してくれるか等、常に見直しは必要だなと考えさせられたブログでした。

 

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この手の薬物が合法である以上、続く問題は多いかもしれません。症状の軽重はその個が評価する為、誰が重いとか誰が軽いとする話は第三者が出来るものではありませんが、職業によっては蚊に刺されただけでも支障を来す場合もあります。このように軽い重いの話は難しいものですが、思い出深い症例は少なくありません。その1つが発達障害と診断された事例かと思います。発達障害者支援法は平成17年4月1日に施行され、平成28年8月1日に改正されました。平成17年というと14年前です。改正されたのは3年前です。どのような物事も、時代の節目で関係者による掘り起しが発生し、制度ビジネスに乗る関係者は熱を帯び強大化していきます。2~3歳頃には既に診断され、薬物投与をされている方も少なくありません。

 

結果、発達障害と診断された人間が随分と増えた印象を持ちますし、発達障害をウリにする著名人も増えましたし、診断する医療機関には3か月待ちの行列が出来たと報道されたのは記憶に新しいところです。発達障害ではないかと診断される為に行列が出来る風景は異様かもしれません。知ればデメリットしか発生しないと分かるのですが、知らないとはそういう事ですから仕方ありません。特に心療内科や精神科が付けたがる診断名や、それに伴う薬物投与は自身の身体/精神への影響のみならず、将来の社会的制約に繋がり兼ねないものです。

 

>>精神科から退院後に会う機会がありましたが、恐らくメジャー系を飲まされていたのでしょう(薬名不明)。以前には見られなかった幻聴や幻想、叫ぶ等々の症状が出ています。

 

>>この患者は職場内で「発達障害」と苛められ、その後の結果です。職場全体で性格や特徴、コミュニケーション能力に対して病人扱いされれば、時としてこのような事態を招くと言う事は皆にも知ってもらいたいところです。

 

上記は4年前に書いた一部を抜粋したものですが、こちらの方は職場の掲示板に発達障害とは的なチラシを貼られ、その個を発達障害と周りが刷り込み、精神科受診に追い込まれたエピソードを持っています。学生時代からお給料を貰い、卒業後は陸や海、空でお仕事をしていました。結局は退職に追い込まれ、離れた地で再出発を目指したものの、飛び降りで自殺を図るも未遂に終わり、警察に確保された後に精神科に入院し、退院後は入院前には全く見られなかった幻聴や幻覚、叫んだり物を壊したり何かに驚異的に執着したり(例えば、トイレットペーパーを何本も巻き取るとか、新品の石鹸が無くなるまで身体を洗い続けるとか等など)が目立った状態で再度お会いし、治療も再スタートとなりました。

 

もう一度書きますが、精神科に入院する前にお会いした時は、私にはどこが悪いのか分かりませんでした。紹介だった為に会ったのですが、症状が無ければ会ったところで何もしようがありません。首がカユイみたいな話をしていたので何かはしたと思いますが、それよりも「発達障害とか言ってくる人間は、自分の物差しや器で相手が推し量れなくなると、自分は正常で相手がオカシイと心理的に正当化したくなる生き物で、発達障害とかキチガイとか精神病だとか狂ってるとか言ってくるもんだよ」と何度も伝えた記憶はあります。

 

年齢はまだ20歳前後です。20歳前後の人間が職場でイジメられ、離れた地で再出発を誓い頑張るも、全部クスリで台無しにされてしまいました。長々書きましたが結局何が言いたいかと言うと、バカと言った人間がバカなんです。人間は嫌でも共存している以上、誰かに何かを言われたり思われたりする時もあります。でも、それで気を揉んでたら体力も精神力も無駄に消費しますし、時間の無駄です。ましてクスリを盛られたら更に台無しです。何度も書きますが、いじめられた側がその事で体調を崩し、向精神薬を飲み、追々身動きの取れない状態に追い込まれる今の流れは絶対におかしいです。薬の使い方がいつも逆です。いじめた側が身動きの取れなくなるまでクスリ漬けになれば良いと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3345177252240184

 

「死にたい」と「治りたい」は、正反対のようで隣近所に位置する思考なのか、わずかな風が吹いてもクルクル切り替わるのかもしれません。そのようなケースを散々見てはいますが、自分で死ねないヒトは薬を打ってもらい死ぬようで、ヒトは普段から健康問題に関心を示さないのに、健康問題が自殺理由の1位みたいです。普段は冷静に物事を判断するヒトも、いざ自分の身体となると誰とも共有できない産物で、誰かへ譲り渡すこともできず、交換もできずいつまでも付き纏うことに気付き、かと言って「治るか?」の問いには「分からない」の世界ですから、落ち着きがなくなるのかもしれません。今まで誰かが決めた物事が存在したうえで、「はい」か「いいえ」で右や左に振り分けるだけの決まりきった世界で過ごしてきたヒトほどショッキングかもしれません。それほどまでにヒトの身体は不安定なものです。

 

なぜ健康問題が自殺理由の1位になるかと言えば、健康問題を抱えることで、その個には幾つもの死が訪れるからです。先ずは社会的な死が訪れ、次に経済的な死が訪れます。その時点で人生くじけたと思い、生きているのに死んでいる、人生どうなってもよい状態です。余談ながらヒトとして大成功するか無敵のヒトになって大迷惑を掛けるか、どっちかのタイミングかもしれません。セーフティネット的なものは存在するかもしれませんが、社会的にも経済的にも高い位置に居れば居るほど、振り子の現象的にダメになりやすいものです。反面、初めから潰れている野良ほど「生きたい」には積極的です。そしてヒトはどんな位置にいようと、どんな位置からでも諦めることができます。それを前以て知っていれば、諦めるという選択はそもそもなくなるんじゃないかと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3308134032611173

 

ヒトの発生や発達を追えば、筋膜や筋肉は後発です。個々で同一筋でも走行が異なっていたり、存在しない場合もあります。何らかの要因で存在しなくなる場合もありますし、動作1つでアチコチが収縮や伸張、肥大や萎縮、重力の力価で抵抗力が変化したりと忙しない細胞です。また、日常発生的な症状の大半は、筋膜や筋細胞に原因はないと捉えています。その為、筋膜や筋細胞を標榜したアプローチ、または結果的に筋膜や筋細胞までしかリーチ出来ないアプローチで何とかしようとしても、何ともならないケースも存在します。

 

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脊椎変性疾患の術後無効例や短期再燃例は、概ね画像所見依存による高位間違いや不安定の惹起に起因したものと思います。それは様々なエピソードから気付く事が出来ます。画像で当該高位に器質的異常が確認されたからと、其処が悪いとする保証はなく、案外近隣の高位が実は罹患し、結果論としての症状群を発症している可能性もありますし、ダブル/トリプルでクラッシュしている事例もあるでしょう。

 

各々の高位からは、脊髄の前角と後角から出た運動神経と知覚神経が一旦は一本となるものの、そこから間も無く分枝し、交じり合い、末梢に枝を這わせていきます。その時点で単根がダメージを負ったとする解釈に紐づけてしまうのは、画像を見てしまうからなのかもしれません。ヒトの先入観とは案外恐いもので、それだと決めたらそこしか見れなくなります。そのような見方しか出来なくなります。そして上手くいかなかったら、「このヒトは精神病だからね」で終わらせられる今の流れはもっと怖いものです。

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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