藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

再考をする 1 2021/1/16~2020/12/24

物事は煮詰めて幾度となく再考する必要もあると考え、普段は主にフェイスブックに細切れで書き留めています。例えば症状の軽重を評価するにあたっても、そもそも目に見えないヒトの症状は、後の結果論でしか判断出来ない側面も非常に多いのですが、「軽いほど治りやすい、重いほど治りにくい」とする、もしかしたら当たり前の表現を導く事も、本当に難しいと日々思うところです。以下は

 

 

の再考的なものです。大概答えは「はい」か「いいえ」か「わからない」に絞られるのですが、知れば知るほど全ての答えは「わからない」に近付きます。それでも尚、それは希望の1つと捉えて少しずつでも良い方向に向かうよう、現場感覚を文字に残す事は大切と捉えています。

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https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3840452179379353

 

離脱症状は効果自覚(薬効自覚)の有無問わず、摂取した事実に基づく体内反応を来した神経適応の結果と推測される為、「効かないからやめる」でも「別な薬にするからやめる」でも離脱症状は惹起されますし、服薬量や服薬期間、服薬量問わず、予想以上の薬効自覚に曝露していたとしても、それが離脱症状の有無や軽重、長短に依存しないのが、様々な場で混乱を生む要因になるのかもしれません。

 

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感染後の後遺障害やワクチン接種後の後遺障害は、現症を惹起させる罹患部位が何処であれ、日内日差の多少のVAS変動で寛解増悪感はあれど、その個その個で一定の完成形が存在する印象を持ちます。上手く表現は出来ませんが、基礎的な身体状態は個体差があると思うので、何を以て軽かったか重かったかも後日談とはなりますが、傷んだら傷んだなりの部位がそこに存在し、軽症であれば自力回復が可能、重症であれば自力回復が不可能という共通点は全ての病態で同じかもしれません。

 

これは動画のようにビジュアル的に派手だから重症だとか、地味だから軽症という話ではなく、罹患組織のダメージ次第という意味です。今後日本では副反応の研究班や、その対象を診る基幹病院も出来るかもしれませんが、向精神作用を持つ類を積極的にあの手この手と出したり引っ込めたりした場合、完成形が見られず、どこまで悪くなるかも見通しが立たないケースも生まれるかもしれません。

 

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喧伝材料となる文言の多くは >>「副作用なし」「依存性なし」 ですが、これは何かと比較してのことなのか、それとも安全なき安心だけを植え付けさせる表現かは分かりませんが、副作用がないものは作用も期待できない無の存在ですし、まして神経適応の可能性が見られる物質を依存性なしとするのは流石に乱暴です。

 

知っていて敢えてミスリードを狙っているのか、それとも知らないで謳っているのか真意は分かりませんが、ネットは一方通行の発信になりがちなので、トレードオフを無視した年寄り向けの「副作用も依存性もないよ」「皆飲んでいるから安心して」の断言的な謎理論も多く、現実との乖離感を常に感じます。

 

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未来のアクシデントは未知の為、その前後や中盤に存在する予防や副作用、後遺症そのものの発想も生まれず、発生してからでなければ分からないことも多くあると思います。また、予防により未知なるアクシデントを発生させなかった場合は、実際には何も起きていない為にその評価はされ難く、実際に発生してから何とかしたものが評価されるのが常かと思います。しかしアクシデントは、始まればなかなか抑えられない場合もあると思いますし、抑えられなければどんどん拡がり、何とかしようと思ってもより強い力を要したり、強い行動制限を加えたり、治まるとしても長い時間が必要になります。

 

それはヒトが発する症状も、今の日本が発している症状も流れは同じようなもので、妙な既視感を持ちながらニュースを眺めてしまいます。ヒトはアクシデントの渦中の感情を抱えるヒトひとりを動かす事すら本当に大変な事なので、どこか気持ちは分かります。ただ、ヒトは侵襲性の高い行為や行動制限、長い時間が必要となる物事は息苦しくて嫌う生き物です。その為、頭ごなしに抑え込むと後に暴発する可能性もあると思いますが、残念ながら今の日本の姿勢は後の暴発を生むと思います。

 

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>>遺伝子変異や酵素欠損、トランスポータが原因ではなく、自己免疫疾患でも神経筋接合部疾患でもなく、目立つ栄養障害やそれに伴う血圧や血糖の抑揚も見られず、見られたとしても、各々の症状を契機としたもので、生理反応であるhypothalamic-pituitary-adrenal axisの機能も、前段階の炎症その他、脳委縮も原因ではなく結果

 

傷害の速度や範囲によって、病勢の強さや弱さ、症状の重い軽い、症状数の多い少ないはあるかもしれませんが、初めは1~2個の元症状の改善目的で服薬した契機だとしても、薬物はその性格に応じて当該レセプタ全てを標的とする為、その後の作用/反作用と呼ばれる反応や以後の離脱症状は、当該レセプタ及びその周辺が皮切りとなり、連鎖的且つ膨大なネガティブを自覚することになると思います。

 

「レセプタが傷む」とは非常に曖昧な表現ですが、外的要因で傷む事故的な傷害が当該部位で発生した場合、短期的な現象は副作用と世間では呼ばれることになると思いますが、長期的な要因で緩慢に発生したネガティブも、事故的な傷害であることには変わらないと思います。しかしこの時期には、添付文書に記載されている副作用欄を幾ら眺めても該当しないケースも珍しくないのは、その病態は薬物を由来としておらず、当該レセプタを傷めた事を契機とした、自己の体内環境の異常に依存した離脱症状を指す全身状態の反映と捉えられます。

 

このタイミングで薬剤由来と離脱症状を混在して考えてしまった場合、一気断薬や早期的な減薬や断薬で重篤化していくケースも出てきます。それが幾ら微量でも低力価でも関係はなく、高力価、長期服薬、短時間作用型でもなく、断片的且つ変則的な服薬背景が最もリスクが高い印象があります。この問題は「このような飲み方をしてね」からリスクを抱え込ませているので、具合いも悪く判断能力も鈍麻している状態で、服薬初期から離脱症状を惹起しない服薬方法を考えるヒトはそうそう存在しないと思います。

 

例えば上記の通りあらゆる理由を除外した上で、消去法的に初めて薬剤性や離脱症状の表情や問題が見えてくるものですが、これらも先ずひっくるめて述べられることは、当該レセプタが皮切りとなった異常であることには変わらない為、その大概は中枢神経の異常になります。それが枝を伸ばしあたかも末梢神経性の症状群に見える時もありますが、末梢神経に幾らアプローチを掛けても、又は結果的に末梢神経にしかアプローチの掛からない手段では、糠に釘を刺したかのような反応しか得られない現状を真摯に受け止める必要があるのかなと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3824849540939617

 

俗にいう線維筋痛症は、1950年代に「そのような病態が存在する」流れから始まり今に至ると思います(類似した病態は更に古くから存在したでしょう)。見逃してはいけないポイントは、同年代にベンゾジアゼピン(当時はクロルジアゼポキシド※バランス/コントール、ジアゼパムセルシン/ホリゾン)が開発されて拡がり、また、ベトナム戦争等の各種神経毒性の高い環境に曝露した人々の存在です。当時の情報は希薄なものの、その後の湾岸戦争に参戦した兵士が、ベトナム戦争時の兵士と似た症状を呈している記述は存在する為、こちらを参考にします。

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https://ameblo.jp/fujiwaranohari/entry-12242983233.html

1)湾岸戦争病は、1990年から1991年の湾岸戦争の帰還兵の間で、明らかに高率で発症する複雑な症候群

2)定着した医学的診断法や標準的な臨床検査では説明できない、複合的で多様な症状

3)典型的な症状には「記憶障害」「集中力低下」「持続的な頭痛」「説明できない疲労」「全身に広がる疼痛」「慢性的な消化不良」「呼吸障害」「発疹」など

4)同様の過剰症は、米国のさまざまな地域に派遣された部隊の湾岸戦争帰還兵や英国をはじめとするその他の連合国の退役軍人の研究結果で等しく認められてきた

5)湾岸戦争病の発症率が、湾岸戦争帰還兵のグループ別ごとに変化することが示されている。湾岸戦争に派遣された陸軍兵士と海兵隊員の間では、海軍と空軍兵士よりも湾岸戦争病の発症率が高く、将校より下士官と兵士の間で高い。研究結果によれば、湾岸戦争病の発症率は兵士が派遣された地域によって異なることも示されており、前線に派遣された兵士の間で発症率がもっとも高い。

6)その他にもいくつもの重要な健康問題がある。研究結果の示すところでは、1990年から1991年の湾岸戦争帰還兵の間には、この地域に派兵されなかった退役軍人と比較して筋萎縮側索硬化症(ALS)の発症率が2倍

7)1990年から1991年の湾岸戦争に従事した兵士は、他の戦時派遣にも共通している多くの肉体的、精神的負担に加えて、多くの危険物質に曝された。

8)湾岸戦争帰還兵の研究は、一貫して、次の2種類の戦時被曝のみを湾岸戦争病の重要な危険因子として指摘している。それは、神経剤に対する防御手段としての臭化ピリドスチグミン(PB)錠剤の服用と兵士の展開中における殺虫剤の使用 心理的ストレス クウェートの油井火災 劣化ウラン(DU) ワクチン 殺虫剤 神経剤 感染症 戦場でのその他の被曝 被曝の組み合わせ 

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以下は2017年に私が動画を文字に起こしたものです。※現在動画は視聴出来ません

「イギリス海外ドキュメンタリー 湾岸戦争症候群 1993」より 1:50~ https://www.youtube.com/watch?v=Vkvb5wTXFbQ

 

病状が酷く働けなくなった者もいれば、自殺を図った者もいます。帰還兵の一連の病状を指す湾岸戦争症候群という言葉も生まれ、議会も原因究明に乗り出しました。「呼吸器に異常があります」「出血すると血が止まりません」「下痢 吐き気 むかつき 歯茎から血が出て歯が抜け 目やに 鼻水が止まらない」「時々、記憶がなくなってしまいます」「はじめは自分だけだと思っていました ところが同じような帰還兵が大勢いる事が分かったんです みんな 倦怠感や関節の痛み 皮膚の異常など様々な症状を訴えていました」

 

「当局はそれらを、全て「心理的な要因」によるものだと片付けていました」「身体の調子がおかしくなったのは湾岸戦争が終わって直ぐ 2週間の内に体重が27キロも減って身体が思うように動かなくなってしまったんです 歩くこともままならず、這って戦車に入り仕事をし、出てきて休むというのを繰り返していました」「私は自分の病気が何か調べてほしいと頼みましたが、軍の病院は「精神病」だと言う主張を変えませんでした」

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分からないものを「精神病」とする悪いクセは時代や国を問わず昔も今も変わりませんが、昔と今では検査機器/検査能力も異なると思うものの、引き続き見えないものは「生体のレセプタの動態」だと思います。

 

「レセプタが標的となる = レセプタを傷める(レセプタを傷めたのを皮切りに諸々の症状群が発症する)」示唆は、非合法の薬物やサリン等の神経毒、ウイルス等の「社会的に悪いモノ」「社会的認知度の高い悪いモノ」が取り上げられますが、同じように同じようなレセプタをターゲットとする治療薬と名の付くものは、そのような観点が感情面からも根こそぎ抜け落ちて話が展開するケースが多い印象があります。これらの観点を踏まえていけば、戦争もなく神経毒に曝露し易い環境でもないこの日本で、冒頭の通り線維筋痛症や併発する慢性疲労症候群と称される類は何によって惹起されるかも見えてきます。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3807740515983853

 

向精神薬はあくまで総称で、抗うつ薬抗精神病薬等、各々の性格で作用/副作用から離脱症状まで多少の差異はあるかもしれませんが、ベンゾジアゼピンを筆頭にGABAの動態変化を求める薬物が厄介な理由に、幾つも存在する興奮性の神経伝達物質に抑制を掛ける結果、以後の離脱症状も幅広く奥深い様相を呈する為と捉えています。

 

GABAレセプタは主に大脳や小脳、脊髄に広範囲高密度に存在すると示唆されており、そこが標的となる為、以後もそれに沿った症状群が反映される印象はありますが、服薬契機となった基礎病態やヒトそのものの生理的な代謝要求が高度な部位も、先行的/優先的に彫が深く表現されていきます。それにプラスとして、SSRISNRI、三環系や四環系、抗精神病薬が追加されているケースではどのような様相を呈するかも併せて考慮する必要もあります。

 

純粋に初めから「ベンゾ単剤だけ」「ベンゾ単独だけ」、というケースは相当少ないと思います。2017年3月PMDAの発表以降※1)、各向精神薬の添付文書に離脱症状の文言が追記されていますが、前項の通り教科書的な離脱症状の概念は単剤が基礎の為、現場では耐えられない理屈ばかりです。その耐えられない理屈で患者にぶつかるとどうなるでしょうか。余計危ない目に遭う可能性が生まれます。

 

現実はベンゾをベースに抗うつ薬抗精神病薬、その他鎮痛剤の類がカクテルされているケースが多いと思います。これらの処方例を見る度に、アクセルを踏ませたいのかブレーキを踏ませたいのか何をしたいのか理解に苦しみますが、両方同時に踏み続けているとアクセルもブレーキも本体も全て壊れると思います。しかしながらこれが現実なので、一旦はその壊れ方を考えることで、以後のリスクを拾わずに安定を取り戻すことも出来ると思います。

 

※1)https://www.pmda.go.jp/files/000217046.pdf

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3802486319842606

 

離脱症状は早発性と遅発性の2つの問題を抱える神経障害と捉えています。その為、経過観察は長期的に評価し続ける事が安全と考えます。先日より離脱症状の軽重や長短を決定づけるのは高用量/長期服薬/短時間作用型ではなく、断片的な服薬/結果として時間軸によるレセプタの自己修復機能が仇となる傾向について挙げました。恒常性を持つヒトの特徴は、どこかを傷めても急性期、亜急性期、慢性期(陳旧期)と大まかに3つの時期が訪れます。このようにヒトは時間経過で機能/器質的変化が必ず発生し続けていると踏まえることで、安定的な経過を掴むことが出来ると思います。

 

イメージし易く表現を変えれば、忍容不可の離脱症状が惹起された際、同一量の再服薬で当該症状を落ち着かせることが出来る期間は概ね~10day前後迄で、その時期を過ぎてからの再服薬では、無効例やキンドリングの惹起、過鎮静(酩酊状態含む)など、期待した結果が出ないことと、以後の服薬量を定め難くなる(どれをどう飲めば落ち着くのか分からなくなる)例は珍しくないと思います。これらも時間軸によるレセプタの自己修復機能が仇となっていると捉えることも出来ます。反面、ハイリスクとされる高用量/長期服薬/短時間作用型でも、レセプタに自己修復機能の時間を与えない服薬方法であれば、推奨出来るものではありませんが、仮に一気断薬でも離脱症状は軽く短期間で済む印象があります。

 

恐らく医療機関で伝達される教科書的な離脱症状の概念は「レセプタに自己修復機能の時間を与えない服薬方法であれば」を前提とした、時間軸の概念や断片的/変則的な服薬背景が存在しない基礎研究的なデータからの伝達になるのかと考えます。「離脱症状離脱症状は2週間程度で終わるよ。それ過ぎても苦しいのは病気による症状だよ」「それは新しい病気や障害だよ」「元々の病気が悪化したんだね」等の患者へ向けた伝達もその結果かもしれません。いずれにしても薬物絡みの例は慎重になって損はないと思いますし、誰しも具合いが悪ければポジティブな情報に飛びつきたがるものですが、服薬歴の背景が見えない例は真似しないことが大切です。以下はその参考例です。

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age 30 sex f ベンゾ服薬歴15年 短時間作用型 服薬契機 不眠 既往なし アルコール含むその他の薬物摂取なし

 

成人以降は増加傾向となり、服薬によって手指振戦、羞明、幻視、幻聴、呂律が回らない、下肢脱力、認知機能障害等が惹起し、当該症状を3か月程度経験した後、社会/日常生活に支障を来した為、一気断薬。断薬から2週間程度は「こんな時に薬を飲んだら楽になるんだろうな」と多少の精神依存的症状は惹起されるも、忍容可能なレベルで推移し収束する。断薬から90日後、180日後と経過を追うも、今でも時折ストレスが掛かった際に服薬したい観念は生まれるものの、社会/日常的に支障を来した当時を振り返ると飲みたいとは思わないという

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age 30 sex f ベンゾ服薬歴2年 短時間作用型 服薬契機 末梢性眩暈 既往なし アルコール含むその他の薬物摂取なし

 

服薬契機は末梢性の脳神経異常(状況を伺う限り前庭神経由来と推測される)。末梢性眩暈が落ち着く度に休薬(一気断薬)するも、月日の経過で再燃する為、都度服薬と休薬を4~5度繰り返した後、中枢性眩暈、羞明、複視、項部/側頸部/胸部/腹部の硬直と弛緩を繰り返す(風船のように膨張と収縮を繰り返す)、下肢の動きが硬く歩き難い(小脳失調性的)、頻尿、麻痺性イレウス様状態、アカシジア、不眠、酷い寝汗、断薬から4ヶ月経つが増悪し続けている

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https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3800216366736268

 

GABAの前駆物質となるグルタミン酸の仲介役となる酵素(※Glutamic acid decarboxylase)で異常を来したケースでも筋硬直は見られます。

写真はStiff person syndromeを参考で挙げますが、腹側と背側の筋群の硬直により(屈筋群と伸筋群の両者が硬直しているとイメージ)、腰椎が過前弯化されているのが分かります。

 

病態そのものは全身へ反映される為、腰椎周辺の筋群に限らず、動作時は主動筋と拮抗筋が共に硬直を呈する為、歩容も動画※1)※2)のように堅苦しくなります。印象としては生理的に前弯を呈す部位がより前弯化する為、頸椎や腰椎では椎間孔と神経とのImpingementや、神経のTractionが高まった為か、突発的な頸部痛や腰部痛、当該脊椎高位に沿った各種神経障害へ発展する例も見られます。

 

写真)https://neupsykey.com/stiffness-syndromes/

※1)https://www.thegaitguys.com/.../stiff-person-syndrome-a...

※2)https://www.youtube.com/watch?v=2c0Ves5O0Bg...

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3797238570367381

 

>>我が家の娘は統合失調症の診断をうけ、抗精神病薬の服薬が始まりました。

 

>>不登校から始まった強めの反抗期のような状態はなくなったものの、その顔からは表情が消え、小刻み歩行に緩慢な動作、娘は半開きの口からぼんやりとつぶやく

 

>>「好奇心がなくなった。人の話がわからなくなった・・・」何が起こっているか、まるで理解できない私。そんな娘の変化に主治医は満足そうに微笑む「やっと、薬が効いてきたようですね。そう思いませんか?お母さん」

 

>>・・・鳥肌が立った。これが治療の成果なのだろうか。

 

このようにパーキンソニズムが惹起された状態だとしても、こちらのお母さんとは正反対の感想を持つお母さんもいると思います。「子どもが暴れなくなり、学校にも毎日通い、大人しく机に座っています。私の言う事もよく聞くようになりました」等など。この時点から解釈の違いは見られますし、そこから先のアレコレはより枝分かれした解釈になりますが、看板に「治療」とあると、ヒトはおかしなバイアスが掛かってしまうのかもしれません。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3795328847225020

 

ヒトとは素直に生きる存在を嫌う生き物なのかもしれません。ヒトはヒトに気を遣うよう教えられてきたことで、気を遣わず素直に生きるヒトやウイルスを嫌うようになったのかもしれません。例えばそれがヒト対ヒトであれば、気を遣わず素直に生きるヒトに対し、適当に病名や障害名を付け、薬を飲ませて動けなくさせ、どこかの箱に押し込むことも出来るかもしれません。ただし相手がウイルスとなるとそうはいきません。特に気を遣い遣われて生きてきたことに慣れたヒトほど、対ヒトとの勝手の違いに困惑するかもしれません。ウイルスがそのような社会やヒトや教育を変えてくれるのなら、悪いことではないと思います。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3791627060928532

 

顎関節や肩甲上腕関節のような比較的自由度の高い関節の類は、中枢神経を理由とした筋硬直で亜脱臼や脱臼が発生し易く、整復操作を必要とする時もあります。ただ、脱臼の惹起理由もスポーツや転倒等の事故的なものではなく、筋硬直によるケースでは、整復そのものが原因の解決とは異なる為、元の木阿弥になり易いものです。

 

参考はメジャーによるものですが、抗うつ薬やベンゾ離脱等でも見られ、そこまでの過程を示唆する顎関節症様状態や、肩関節周囲炎様状態や頸椎症様状態もあり、同様に顎関節や肩関節、頸椎(頸腕神経)に原因はない病態です。いずれも筋硬直の軽重で症状の変化もあり、重度は脱臼や筋腱断裂、軽度は肩こりと幅広く、神経走行の分枝先で発症部位や自覚症状も異なる可能性はありますが、中枢神経を罹患背景に持つケースは潜在的に相当数存在すると示唆されます。参考 https://ci.nii.ac.jp/naid/110004709928

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3790790031012235

 

写真で分かる椎間板ヘルニアを1つ取り上げても100年に渡り未だやりあっているのに、ぱっと見は分からないウイルス君とは未来永劫やりあっていることになると思います。また、ヒトはどうしようもないなと感じたら、原因の媒体は置いてけぼりで、ヒトがヒトに影響を与える制度を変える悪いクセを持っています。

 

そして結局はヒトとヒトでケンカしています。この構図はこの度のウイルス君に限らずいつも変わりません。その為、その部分に関与するのは意味のないことと捉えています。ほか、未知への不安に対する母集団が増えたことで鮮明に見えたことは、安全から安心を掴むヒトと、安心にいきなり飛びつくヒトの2種類の存在で、後者は安心を求めて不安から抜け出せない状況が続いています。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3789101817847723

 

>>ベンゾ離脱による睡眠呼吸障害や夜間低換気の悪化、NSAIDs等の嫌気代謝神経変性疾患には脅威

 

GABAと拮抗する多くの神経伝達物質の抑制が効き難い体内環境の構築はベンゾに限らず幾つか存在し、且つ疾患毎に増悪因子や進行を加速させる因子や行為は異なるものの、各々の病態に反映され易いかされ難いか、強く自覚するか弱く自覚するか閾値を越えずに自覚しないかの違いで、如何なる理由の服薬契機も離脱症状そのものの根底的な病態は変わらないと思います。

 

ただ、何らかの症状が前提での服薬になると思うのですが、離脱時は服薬契機の症状が服薬前より傷口を拡げられたように重篤化するエピソードを持つ例は比較的共通する印象も受けます。自律的な機能の部位を薬物により変化を求める為、特に自発的な制御が困難な自律的な症状群を服薬契機に持つ場合、離脱時は尚のこと厳しく感じる可能性もあり、常に慎重性は求められますが、以後のリスクを事前に既知としていれば、何かあっても最小限に抑えられるアベレージは相当高くなりますし、日々の安定感も保たれれば、今現在どのような理由で服薬中だとしても、様々な情報に扇動されることも減り、薬物に囚われた窮屈な生活を送らずに済んでいる印象もあります。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3786415598116345

 

感染後の神経障害とワクチン接種後の神経障害の症例数を比較すれば、私の場合は後者が多い印象を持ちますが、いずれも症状を惹起する起因はInflammationによるcellの傷害と推測します。それが中枢神経か末梢神経かOverlapかは実際に発生しない事には分かりませんが、多少なりともその個がそもそも持つ脆弱部位や生理的に代謝要求が高い部位(結果的に脆弱部位)がダメージを受けたと思しき症状が目立つ印象もあるものの、どこまで選択的にダメージを与えるかは未知数な印象も持ちます。

 

起因がInflammationとなると、その最中の組織は極めて脆弱性が高く、隣近所に飛び火する可能性もありますが、亜急性以降のある程度の完成形から初めて治療が始まるケースばかりの為、左記の部分は推測の域は超えませんが、発症間もないデータを見る限り、随分と燃え広がった傷痕を残している例も少なくありません。燃えカスの処理もヒトは生理的に行ってくれますが、処理しきれないものかダメージが大き過ぎたものは残り、慢性期や後遺症と称されるケースへ発展し、各々の罹患部位に沿った身体/精神異常が惹起されると推測しますが、このような例はある程度の管理下に置かれる為、比較的安全(?)な側面もあります。

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どちらかと言えばカジュアルな症例ほど、薬剤使用もカジュアルに病態を無視しています。何か月も何年も湿布を貼り続け、抗炎症剤を服薬している事例は珍しくありません。ただ、何故カジュアルな症例ほどカジュアルに病態無視をするのか、そして如何なる理由で惹起されたInflammationだとしても、何か月も何年も継続する例は殆ど無いと推測されるものの、何か月も何年も火消しアイテムを使用し続けるかも考慮する必要があります。

 

https://www.facebook.com/groups/445953252774442/permalink/467259700643797/ のコメント欄でも多少触れた  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31851037/  の通り、組織の回復遅延が示唆された話もあります。これはメカニズムを鑑みれば今更感はありますし、https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3684558631635376 の通り燃えてないのに水を掛け続けてもね的な側面もあります。

 

薬剤には局所全身問わず、燃えカスを処理して組織の再構築を目指すアイテムがない、又は現症は燃え続けているからと考えられている、又はInflammationは常に悪の存在でしかない、のかもしれません。この点は感染症やワクチン接種による神経障害から肩こり腰痛まで全て共通した話で、発症起因は何であれ、以後の体内の生理的な反応と体内状況の結果論で表現される症状群への解釈と対応の時点で、数十年も問題が起き続けていると捉えています。

 

https://www.facebook.com/kouta.fujiwara1/posts/3783977811693457

 

GABAの分泌は外因内因問わずネガティブなイベントに曝露したタイミングが前提になります。GABAの自己分泌能の低下やレセプタの変性等が発生している状態では、GABAの性格と拮抗する神経伝達物質や内分泌等が全面に表れた身体/精神異常に至ると考えられます。契機の大半は身体/精神/環境ストレスが初発になると思いますが、症状の改善目的に取り入れたアルコールやベンゾジアゼピンバルビツール酸やバクロフェン、ステロイド薬やプレガバリン等々の外因物質が追随します。

 

そして多くは何らかの契機で上記物質で惹起された既知未知問わずの離脱症状の改善目的に、アルコールやベンゾジアゼピンバルビツール酸やバクロフェン、ステロイド薬やプレガバリン等々を用います。どうにもならないと感じたら、CBDオイルや大麻覚醒剤に手を伸ばすヒトもいるでしょう。ただ、この手の病態を惹起させる契機の初発の傷めどころがレセプタとなると、傷んだレセプタに何かを突っ込んでもどうにもならないどころか、余計具合いが悪くなるケースが目立つのも現実です。

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f:id:fujiwarakota:20200710112556p:plain イメージ 1 ~針治療から病態定義の見直しを~

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